JPH0831187B2 - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子式キャッシュレジスタや複数台のレジ
スタをターミナルとしてコントローラで集中管理するよ
うにしたPOS（販売時点情報管理）システムなどの商品
販売データ処理装置に係わり、特に小切手による売上デ
ータの集計処理の改良に関する。

［従来の技術］ 従来の電子式キャッシュレジスタやPOSシステムなど
の商品販売データ処理装置において、小切手による売上
データをキャッシャ（レジスタの操作責任者）別に集計
処理するようにしたものは知られている。この種の装置
は、サインオン操作によってキャッシャ毎に付された責
任者番号が入力されると登録業務を可能とし、商品登録
操作によって販売登録された商品の販売金額を合計器で
一取引分合計する。この状態で、キーボードに配設され
た小切手しめキーが入力操作されると、上記合計器内の
合計金額を小切手売上データとして予め入力されている
責任者番号別にメモリにて集計する。しかして点検ある
いは精算時において、この責任者別の小切手売上集計デ
ータが小切手売上レポートとして印字出力されるように
なっている。

ところで、通常、小切手にはその小切手使用者の居住
先を示す地域コードが印字されている。したがって、小
切手を使用する客が多い店では、この地域コードをもと
に小切手による売上げを地域別に集計することによって
地域別の来客状況を把握できるようになり、店にとって
今後の販売戦略に大いに役立つデータが得られるように
なる。そこで従来のこのような店においては、例えば店
長などの店の管理責任者が客から受け取った小切手を収
集して、各小切手の地域コード別に小切手売上げデータ
を手計算で集計することによって、地域別の小切手売上
げ集計データを管理していた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述したように、従来のこの種の商品販売データ処理
装置においては、小切手による売上げデータをキャッシ
ャ別に集計して管理することは可能であったが、地域コ
ード別に集計して管理することはできなかった。このた
め、例えば店長などの店の管理責任者が客から受け取っ
た小切手を収集し各小切手の地域コード別に小切手売上
げデータを手計算で集計することによって、店全体の地
域別の来客状況を把握しなければならず、煩雑で能率の
悪い作業を強いられていた。

そこで本発明は、小切手による売上げをその小切手使
用者の居住先を示す地域コード別に自動集計して管理す
ることができ、店の管理責任者の作業能率を低下させる
ことなく店全体の地域別の来客状況を容易に把握できる
商品販売データ処理装置を提供しようとするものであ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、商品登録操作により販売登録された商品の
一取引分の合計金額を算出し、小切手しめキーの入力に
より上記合計金額を小切手売上データとして集計する商
品販売データ処理装置において、小切手の地域コードを
入力する地域コード入力手段と、この入力手段により入
力された地域コード別に小切手売上データを集計する小
切手地域別データ集計手段と、この集計手段により地域
コード別に集計された小切手売上データを出力する小切
手地域別データ出力手段とを備えたものである。

［作用］ このような手段を講じた商品販売データ処理装置であ
れば、商品登録操作により販売登録された商品の一取引
分の合計金額が算出された状態で、小切手しめキーが入
力されると、上記合計金額が小切手売上データとして地
域コード入力手段により入力された地域コード別に自動
的に集計される。そして、この地域コード別の小切手売
上データ集計結果は例えばレポートとして印字出力され
る。

［実施例］ 以下、本発明をPOSシステムに適用した一実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。

第１図はPOSシステムの概略構成を示す模式図であっ
て、このPOSシステムは、例えば電子式キャッシュレジ
スタからなる複数台のPOSターミナル１と、各POSターミ
ナル１での売上データの集計などを行う１台のファイル
コントローラ２とを、伝送回路３を介して閉ループ状に
インライン接続した構成となっている。なお、各POSタ
ーミナルのうち１台がマスター機、残りがサテライト機
として設定されている。ここで、マスター機は商品登録
を行うサテライト機としての機能のほかに、ファイルコ
ントローラ２を動作させてレポートの出力などを行うも
のである。

第２図はファイルコントローラ２のブロック構成図で
あって、ファイルコントローラ２は、制御部本体として
のCPU11、CPU11が各部を制御するためのプログラムデー
タなどが格納されたROM12、各POSターミナル１にて販売
登録された商品の売上データの集計などに使用される各
種メモリが形成されたRAM13、時刻を計時する時計回路1
4、各商品に付されたPLU（プライス・ルック・アップ）
コードに対応して当該商品の品名，単価などが設定され
たPLUファイル15、各ターミナル１との間で伝送回線３
を介して行われるデータ送受信を制御する伝送制御回路
16により構成されている。

上記RAM13には、小切手売上データの集計用メモリと
して、第３図に示す如く、小切手売上データを発生順に
蓄積格納する小切手データテーブル21、各キャッシャの
責任者番号に対応してそのキャッシャが精算後最初に処
理した小切手データが格納された上記小切手データテー
ブル21のポインタを記憶する索引テーブル22、小切手売
上金額および発生件数の地域コード別の合計および総合
計を算出するための小切手ワークメモリ23、上記小切手
データテーブル21に対する書込みポインタ領域24および
同テーブル21に対する読出しポインタ領域25が形成され
ている。

上記小切手データテーブル21には、一連のテーブルポ
インタに対応して、小切手売上データとしてのターミナ
ル番号，レシート番号，地域コードおよび小切手売上金
額と、当該キャッシャが次に処理した小切手データが格
納されたポインタの各格納エリアが複数データ分設けら
れている。

第４図は前記POSターミナル１のブロック構成図であ
って、制御部本体としてのCPU31は演算回路，メモリ制
御回路などを内蔵し、入力データに基づいて各種の演算
処理を行うとともに、「登録」「精算」「点検」「設
定」などの各種業務モードを実行するためのプログラム
データなどが格納されたROM32と、商品登録操作により
販売登録された商品販売データの登録用メモリなどが形
成されたRAM33とを動作させる。また上記CPU31は、時刻
を計時する時計回路34、ファイルコントローラ２との間
で伝送回線３を介して行われるデータ送受信を制御する
伝送制御回路35、前記各種業務モードを選択しその実行
をCPU31へ知らせるためのモードスイッチ36からの選択
信号を入力するI/Oポート37、キーボード38からのキー
信号を入力処理するキーボード回路39、表示器40を駆動
制御してこの表示器40に表示データに対応する文字，数
字などを表示させる表示制御回路41、レシートおよび内
部記録紙としてのジャーナルに印字を行うためのプリン
タ42のプリンタ駆動回路43とドロワ44を開放させるドロ
ワ開放装置45とに駆動信号を出力するI/Oポート46、な
どを制御する。

上記キーボード38には、第５図に示す如く、販売商品
のPLUコード，販売金額などの数値データを入力するた
めの「00」「０」〜「９」からなる置数キー51のほか
に、各商品に付されたPLUコードを入力するためのPLUキ
ー52、各商品を分類する部門コードがプリセットされた
複数の部門キー53、販売登録商品の一取引分の合計金額
を算出する小計キー54、現金取引による締めを指令する
ための預／現計キー55、小切手取引による締めを指令す
るための小切手しめキー56、サインオン，サインオフ操
作において各キャッシャに付された責任者番号を入力す
るための責任者キー57、クリアキー58、小切手使用者の
居住先を示す地域コードを入力するための地域キー59な
どの各種ファンクションキーが配設されている。

上記RAM33には、前記登録用メモリのほかに、第６図
に示す如く、当該POSターミナルがマスター機（１）で
あるかサテライト機（０）であるかを示すM/Sフラグの
設定領域61、各POSターミナルにそれぞれ設定された固
有のターミナル番号の設定領域62、サインオン操作によ
って入力された責任者番号の格納領域63、登録の締めが
行われるごとにカウントアップするレシート番号のカウ
ンタ領域64、置数キー51により入力された数値データを
一時格納する置数レジスタ65、商品登録操作により販売
登録された商品の販売金額を一取引分合計する合計器6
6、地域キー59によって入力された地域コードの格納領
域67、地域コードが入力されたときセット（１）される
地域コード入力フラグの領域68、などが形成されてい
る。

しかして、各POSターミナル１のCPU31は、モードスイ
ッチ36により「登録」モードが選択されかつ領域63に責
任者番号が格納されていない状態で、キーボード38の置
数キー51と責任者キー57とによりキャッシャの責任者番
号が入力操作されると、サインオン操作が行われたもの
と認識して入力された責任者番号を領域63に格納する。

その後、第７図の流れ図に示す処理を実行するように
プログラム制御されている。すなわち、キーボード38の
置数キー51,PLUキー52または部門キー53などの所定キー
操作によって販売商品の登録操作が行われると、その登
録商品の販売データをRAM33内の登録用メモリに累積登
録する。また、販売金額などを表示器40に表示させると
ともにプリンタ42を駆動してレシートおよびジャーナル
に印字出力する。さらに、上記販売金額をRAM33内の合
計器66に加算処理する。次に、小計キー54が入力操作さ
れることなく再度商品登録操作が行われると、上記処理
を繰り返す。

これに対し、次に小計キー54が入力操作されると、合
計器66にて加算処理された金額を当該客が購入した商品
の合計金額として表示器40に表示させるとともにプリン
タ42を駆動してレシートおよびジャーナルに印字出力す
る。

しかる後、キーボード38からのキー入力を待つ。そし
て、置数キー51によって置数が行われ、続いて地域キー
59が入力操作されると、RAM33内の領域68に地域コード
入力フラグをセット（１）し、かつ置数レジスタ65内の
数値データを地域コードとして領域67に格納して、再度
キー入力を持つ。

一方、小切手しめキー56が入力操作されたならば、領
域68に地域コード入力フラグがセットされているか否か
を調べる。そして、セットされていなければ小切手しめ
キー56の入力をエラーとする。地域コード入力フラグが
セットされている場合には、領域64内のレシート番号を
カウントアップした後、プリンタ42を駆動してレシート
及びジャーナルに小切手取引きであるメッセージと上記
領域64内のレシート番号とを印字出力する。また、領域
67内の地域コードをジャーナルのみに印字出力する。

次いで、領域62内のターミナル番号、領域63内の責任
者番号、領域64内のレシート番号、合計器66内の小切手
売上金額（合計金額）および領域67内の地域コードから
小切手データを編集して、伝送制御回路35を介してファ
イルコントローラ２へ送信する。その後、領域68内の地
域コード入力フラグをリセットして、次客の商品登録に
移行する。なお、合計器66は地域コード入力フラグのリ
セット時、あるいは次客の最初の商品登録時に「０」ク
リアされる。

また、各POSターミナル１のCPU38は、モードスイッチ
36により「点検」または「精算」モードが選択された状
態では第８図の流れ図に示す処理を実行するようにプロ
グラム制御されている。すなわち、初めにキーボード38
からのキー入力を待つ。そして、例えば置数キー51によ
りコード「99」が置数され続いて小計キー54が入力操作
されると、小切手地域別レポートの出力要求が行われた
ものと判断し、領域61のM/Sフラグが「１」にセットさ
れていること、つまりはマスター機に設定されているこ
とを確認した後、伝送制御回路35を介してファイルコン
トローラ２に小切手地域別点検または精算レポートの出
力要求コマンドを送信する。その後、ファイルコントロ
ーラ２側から正常応答があり、続いて小切手地域別レポ
ート用のデータを受信すると、プリンタ42を駆動してそ
の受信データをレシートにプリントアウトして、この処
理を終了する。

一方、ファイルコントローラ２のCPU11は、伝送制御
回路16を介して各POSターミナル１からデータを受信す
ると、第９図の流れ図に示す処理を実行するようにプロ
グラム制御されている。すなわち、受信データが小切手
データの場合には、その小切手データ中の責任者番号を
調べ、すでに同一責任者番号が索引テーブル22にセット
されているか否かを判断する。そして、同一責任者番号
がセットされていない場合には、同テーブル22に当該責
任者番号を格納するとともに領域24内の書込みポインタ
を先頭ポインタとしてセットする。そして、上記書込み
ポインタによって指定された小切手データテーブル21の
エリアに小切手データ中のターミナル番号，レシート番
号，地域コードおよび小切手売上金額を格納し、領域24
の書込みポインタを「＋１」だけ更新して、この小切手
データ受信処理を終了する。

これに対し、索引テーブル22に同一責任者番号がセッ
トされている場合には、その責任者番号に対応する先頭
ポインタによって指定された小切手データテーブル21の
次ポインタエリアを調べる。そして、この次ポインタエ
リアにデータが格納されていない場合には、領域24内の
書込みポインタを次ポインタとしてセットする。当該次
ポインタエリアにデータが格納されている場合にはその
次ポインタによって指定された小切手データテーブル21
の次ポインタエリアを調べる。こうして該当するデータ
未格納の次ポインタエリアに領域24内の書込みポインタ
を次ポインタとしてセットしたならば、その書込みポイ
ンタによって指定された小切手データテーブル21のエリ
アに小切手データ中のターミナル番号，レシート番号，
地域コードおよび小切手売上金額を格納し、領域24の書
込みポインタを「＋１」だけ更新して、この小切手デー
タ受信処理を終了する。

一方、受信データがマスター機に設定されたPOSター
ミナルからの小切手地域別レポート点検または精算レポ
ートの出力要求コマンドであった場合には、領域25の読
出しポインタを［１］に初期化後、その読出しポインタ
によって指定された小切手データテーブル21のエリアを
調べる。そして、当該エリアに小切手データが格納され
ている場合にはそのデータを読出し、当該小切手データ
中の地域コードがすでに小切手ワークメモリ23の地域コ
ードエリアに格納されているか否かを判断する。そし
て、格納されていなければその小切手ワークメモリ23の
空きエリアに同小切手データ中の地域コード，小切手売
上金額を格納するとともに、発生件数を「１」とする。
また、同ワークメモリ23の総合計エリアに上記小切手売
上金額および発生件数「１」を加算する。これに対し、
当該小切手データ中の地域コードがすでに小切手ワーク
メモリ23の地域コードエリアに格納されている場合に
は、その同一地域コードに対応する金額エリアおよび件
数エリアに、当該小切手データ中の小切手売上金額およ
び発生件数「１」を加算するとともに、同ワークメモリ
23の総合計エリアにも上記小切手売上金額および発生件
数「１」を加算する。

その後、領域25の読出しポインタを「＋１」だけ更新
して、再度この読出しポインタによって指定された小切
手データテーブル21のエリアを調べる。

読出しポインタによって指定された小切手データテー
ブル21のエリアにデータが存在しない場合には、読出し
完了として伝送制御回路16を介して小切手ワークメモリ
23内の全データをマスター機に設定されたPOSターミナ
ルへ送信する。次いで、出力要求コマンドが精算コマン
ドか点検コマンドかを判断する。そして、精算コマンド
であった場合には小切手データテーブル21および索引テ
ーブル22をクリアするとともに領域24の書込みポインタ
を［１］に初期化する。点検コマンドであった場合には
上記処理は行わない。その後、小切手ワークメモリ23を
クリアしたならば、この小切手地域別レポート出力処理
を終了する。

なお、マスター機に設定されたPOSターミナルから小
切手責任者別レポートの出力要求コマンドを受信した場
合には、従来と同様に、索引テーブル22内の先頭ポイン
タに従って、小切手データテーブル21上の小切手データ
を読出し、続いて当該小切手データの次ポインタに従っ
て小切手データテーブル21上の小切手データを読出すこ
とによって、小切手データを責任者別に抽出して加算集
計し、マスター機へ返信するようになっている。

このように構成された本実施例において、各POSター
ミナル１は「登録」モード時にキャッシャがサインオン
操作することによって登録業務が可能となる。この状態
で、一人の客が購入した全商品の販売登録を順次行うと
その客が購入した全商品の合計金額が合計器66にて算出
され、登録後に小計キー54を入力操作すると、その合計
金額が表示器40に表示されるとともにレシートおよびジ
ャーナルに印字出力される。

ここで、当該客が小切手による支払いを要望すると、
キャッシャは客から受け取った小切手に印字されている
地域コードを置数キー51で置数してから地域キー59を入
力操作し、続いて小切手締めキー56を入力操作して小切
手取引による締めを指令する。そうすると、レシートお
よびジャーナルに小切手取引であることを示すメッセー
ジおよび該当するレシート番号が印字されるとともに、
ジャーナルのみにキー入力された地域コードが印字され
る。このときのジャーナル印字例を第10図に示す。同図
において、71が小切手取引を示すメッセージ、72がレシ
ート番号、73が地域コードである。

また、当該POSターミナル１にてターミナル番号，責
任者番号，レシート番号，地域コードおよび小切手売上
金額からなる小切手データが編集され、伝送回線３を介
してファイルコントローラ２へ送信されて、ファイルコ
ントローラ２の小切手データテーブル21に順次蓄積され
る。すなわちファイルコントローラ２においては、小切
手データテーブル21によって各POSターミナル１で発生
した小切手データを発生順に蓄積しており、このときは
従来と同様にキャッシャ別の集計が可能なようにポイン
タ管理している。

なお、各POSターミナル１において領域コードを入力
せずに小切手しめキー56を入力操作してもそのキー入力
はエラーとなる。

その後、例えば店長などの店の管理責任者がマスター
機に設定されたPOSターミナルを操作して、小切手地域
別点検または精算レポートの出力要求を行うと、ファイ
ルコントローラ２において小切手データテーブル21に蓄
積されていた小切手データが地域コード別に集計され、
その地域コード別の小切手売上げ集計データと小切手デ
ータの総合計とがマスター機に設定されたPOSターミナ
ルへ返信される。これにより、マスター機に設定された
POSターミナルのプリンタ42により、レシートにファイ
ルコントローラ２からの受信データが印字出力され、第
11図に示すような小切手地域別レポートとして発行され
る。

このように本実施例によれば、各POSターミナル１に
おいて小切手取引による締め操作前に必ず地域コードを
キー入力することによって、ファイルコントローラ２に
より小切手データの地域コード別のデータ管理を可能と
している。そして、マスター機に設定されたPOSターミ
ナルにより小切手地域別レポートの出力要求を行うこと
によって、小切手データの地域別集計データがレポート
出力される。したがって、店の管理責任者は簡単なキー
操作を行うことによって地域別の小切手売上げ集計デー
タが得られ、これにより、どの地域の客が小切手を多く
利用しているのかを知ることができる。また、小切手を
使用する客が多い店であれば、この地域別の小切手売上
げ集計データによって地域別の来客状況を把握できるよ
うになり、今後の販売戦術に大いに役立つデータが容易
に得られる。よって、従来のように繁雑な手計算によっ
て地域別の小切手売上げを集計する必要がなくなるの
で、作業能率を向上できる。

なお、本発明はPOSシステムに限定されるものではな
く、第３図に示したメモリ構成を内部RAMに形成した単
体の電子式キャッシュレジスタであっても適用できるの
は勿論である。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、小切手による
売上げをその小切手使用者の居住先を示す地域コード別
に自動集計して管理することができ、店の管理責任者の
作業能率を低下させることなく店全体の地域別の来客状
況を容易に把握できる商品販売データ処理装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明をPOSシステムに適用した一実施例を示す図
であって、第１図はPOSシステムの概略構成を示す模式
図、第２図はファイルコントローラのブロック構成図、
第３図はファイルコントローラにおけるRAMの主要なメ
モリ構成を示す図、第４図はPOSターミナルのブロック
構成図、第５図はPOSターミナルにおけるキーボードの
キー配置図、第６図はPOSターミナルにおけるRAMの主要
なメモリ構成を示す図、第７図はPOSターミナルにおけ
るCPUの登録モード処理を示す流れ図、第８図はPOSター
ミナルにおけるCPUの点検・精算モード処理を示す流れ
図、第９図はファイルコントローラにおけるCPUのデー
タ受信処理を示す流れ図、第10図は小切手取引時のジャ
ーナル印字例を示す図、第11図は小切手地域別集計レポ
ートの一印字例を示す図である。 １……POSターミナル、２……ファイルコントローラ、
３……伝送回線、16,35……伝送制御回路、21……小切
手データテーブル、23……小切手ワークメモリ、36……
モードスイッチ、38……キーボード、40……表示器、42
……プリンタ、44……ドロワ、56……小切手しめキー、
59……地域キー、66……合計器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品登録操作により販売登録された商品の
   一取引分の合計金額を算出し、小切手しめキーの入力に
   より上記合計金額を小切手売上データとして集計する商
   品販売データ処理装置において、小切手の地域コードを
   入力する地域コード入力手段と、この入力手段により入
   力された地域コード別に前記小切手売上データを集計す
   る小切手地域別データ集計手段と、この集計手段により
   地域コード別に集計された小切手売上データを出力する
   小切手地域別データ出力手段とを具備したことを特徴と
   する商品販売データ処理装置。