JPH08311102A - 多糖類の精製方法 - Google Patents

多糖類の精製方法

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JPH08311102A
JPH08311102A JP8022928A JP2292896A JPH08311102A JP H08311102 A JPH08311102 A JP H08311102A JP 8022928 A JP8022928 A JP 8022928A JP 2292896 A JP2292896 A JP 2292896A JP H08311102 A JPH08311102 A JP H08311102A
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JP
Japan
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polysaccharide
aqueous solution
pump
solvent
rotary
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Application number
JP8022928A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Nagura
茂広 名倉
Kazumasa Maruyama
和政 丸山
Kazuyuki Yamamoto
一幸 山本
Taira Homma
平 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shin Etsu Bio Inc
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shin Etsu Bio Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0003General processes for their isolation or fractionation, e.g. purification or extraction from biomass

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  • Sustainable Development (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、多糖類水溶液から沈殿多糖
類を連続的に製造するための改良された方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 本発明に従えば、水溶液中に溶解された
多糖類を連続的に沈殿させる方法において多糖類に対す
る非溶媒は水溶液に混合され、多糖類を溶液から沈殿さ
せる。本発明に従って、該方法は、溶解された多糖類を
含む水溶液及び非溶媒を、それぞれ一定流速ポンプを通
して同時に供給して、それぞれのポンプに供給される水
溶液又は非溶媒の圧力変化により影響を受けない非−脈
動の計量された第1及び第2の流れを作る工程を含む。
該計量された流れは、それぞれのポンプから回転式ター
ビンに同時に導入され、上記溶液及び非溶媒が混合さ
れ、及び多糖類の沈殿が形成される。沈殿した多糖類
は、固定切断要素及び回転式切断要素を有する連動切断
機により切断され、細かく切断された多糖類粒子の懸濁
物が連続的に引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液の形態で存
在する多糖類の精製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶液中の溶質として存在するポリマーの
既知の精製方法は、該ポリマー溶液の溶媒成分とは混和
性であるが、それにはポリマーが不溶性である補助溶媒
の添加によってポリマーを沈殿させる工程を含む。この
方法は、微生物の発酵により得られる多糖類であるキサ
ンタンガムの精製に使用されてきた。例えば米国特許第
5,340,743号参照。この方法に従えば、キサン
タンガムを含む培養培地を親水性溶媒としてのイソプロ
パノールと混合することにより、キサンタンガムが沈殿
され、分離される。しかしながら、この方法は、大量の
イソプロパノールを必要とし、しかもキサンタンガムの
沈殿及び分離後のイソプロパノールの回収を困難なもの
とする。加うるに、該方法を実施するための装置及び設
備は高価である。更に、キサンタンガムが、ひも状の形
態で沈殿し、攪拌装置を使用する場合にはキサンタンガ
ムが攪拌装置の周りに巻き付くため、精製操作を行うこ
とが困難である。
【0003】上述の難点を除去する方法が、米国特許第
5,315,003号の明細書に記述され、かつ特許請
求の範囲に記載されており、その内容をここに明細書の
記載の一部として取り入れる。多糖類の水溶液、及び該
多糖類を溶解しない親水性有機溶媒が、回転式タービン
内で連続的かつ同時に混合され、多糖類が沈殿する。沈
殿した多糖類は、固定切断要素及び回転式切断要素を有
してなる連動式切断機にて連続的に切断される。細かく
切断された多糖類粒子の懸濁物が該工程の結果、連続的
に製造される。
【0004】この連続的な多糖類の沈殿及び切断工程を
遂行するための装置においては、回転式切断要素が沈殿
タービンと同じ軸によって駆動される。多糖類水溶液及
び親水性有機溶媒の流れは、回転式ポンプ又はダイアフ
ラムポンプ等のポンプにて上記タービンに給送される。
この装置では、品質管理において問題が生じる。多糖類
粒子の大きさが、タービンに供給される多糖類水溶液及
び親水性有機溶媒の相対的流速に依存して大きく変化し
てしまうからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、多糖
類水溶液から沈殿多糖類を連続的に製造するための改良
された方法を提供することである。本発明の別の目的
は、上述のタービン切断機を使用し、多糖類粒子の大き
さがより小範囲となる方法を提供することである。本発
明の更に具体的な目的は、多糖類粒子の大きさが多糖類
水溶液及び親水性有機溶媒の圧力変化に対して依存性が
小さい方法を提供することである。本発明のこれら及び
他の目的は、添付した図面及び以下の記述から明かとな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶液中に溶
解された多糖類を連続的に沈殿させる上述の方法の改良
に向けられるもので、ここにおいて多糖類に対する非溶
媒が水溶液に混合され、多糖類を溶液から沈殿させる。
本発明にかかる方法は、溶解された多糖類を含む水溶液
及び非溶媒を、それぞれ一定流速のポンプを通して同時
に供給して、それぞれのポンプに供給される水溶液又は
非溶媒の圧力変化により影響を受けない非脈動の計量さ
れた第1及び第2の流れを作る工程を含むものである。
該計量された流れは、それぞれのポンプから回転式ター
ビンに同時に導入され、上記溶液及び非溶媒が混合さ
れ、そして多糖類の沈殿が形成される。沈殿した多糖類
は、固定切断要素(通常は刃である。)及び回転式切断
要素(通常は刃である。)を有する連動切断機により切
断され、細かく切断された多糖類粒子の懸濁物が連続的
に排出される。
【0007】本発明の精製方法は、水に可溶性である任
意の多糖類に対しても適用されうる。適用されうる多糖
類は、植物、海草及び動物から誘導されるもの、又は微
生物の培養により得られるものを含む。さらに具体的に
は、本発明により回収可能な多糖類は、グアーガム(gua
r gum)、イナゴマメガム(locust bean gum)、タマリン
ドガム(tamarind gum)、タラガム(tara gum)、アラビア
ゴム(gum arabic)、トラガカントガム(tragacanth gu
m)、ペクチン(pectin)、カラギーナン(carrageenan)、
アルギン酸塩(alginate)、キトサン(chitosan)、デキス
トラン(dextran)、キサンタンガム(xanthan gum)、ゲ
ランガム(gellan gum)、ウェランガム(welan gum)、ラ
ムザンガム(rhamsan gum)、プルラン(pullulan)、カー
ドラン(curdlan)、シゾフィラン(schizophyllan)、ス
クレログルカン(scleroglucan)、レバン(levan)、アセ
タン(acetan)、エルシナン(elsinan)、ミュタン(muta
n)、スクシノグリカン(succinoglycan)、ニゲラン(ni
geran)、及びヒアルロン酸(hyaluronic acid)を含む。
【0008】非溶媒は、アルコール類、エーテル類、ジ
オキサン、アセトン、及びテトラヒドロフランからなる
群の一つである。好ましい親水性溶媒は、イソプロピル
アルコールである。しかしながら、メチルアルコール又
はエチルアルコールが使用されてもよい。
【0009】多糖類水溶液の濃度は、約0.5重量%か
ら約20重量%までの範囲である。該濃度が20重量%
を越える場合には、沈殿する多糖類は細かい粒子に切断
されない。濃度が0.5%未満であると、多糖類の回収
における損失が相当なものとなる。上記多糖類の水溶液
は、キサンタンガムを含有する培養培地とすることもで
きる。
【0010】多糖類を溶解しない親水性有機溶媒に対す
る多糖類水溶液の混合比は、好ましくは約1:0.8か
ら約1:5(体積/体積)までの範囲である。混合比
が、約1:0.8未満であると、多糖類は細かく沈殿せ
ず、回収できない。混合比が約1:5を越えると、水溶
液の量が過分となる。好ましくは、非溶媒は水との混合
物の形態で供給される。本発明によれば、各定流速ポン
プは、モーノ(Mohno)型ポンプである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、水溶液中に溶解された多
糖類を連続的に沈殿させるための連続流システムを例示
するものである。このシステムにおいて多糖類に対する
流動性非溶媒が水溶液と混合されて、多糖類を溶液から
沈殿させる。溶解された多糖類を含有する水溶液は、第
一の定流速ポンプ20に供給され、その一方で流動性非
溶媒は、第二の定流速ポンプ22に同時に供給されて、
それぞれのポンプに給送される水溶液又は非溶媒の圧力
変化に影響を受けない、非脈動の計量された第一及び第
二の流れ24及び26を作る。計量された流れ24及び
26は、ポンプ20及び22から回転式タービン28中
に同時に導入され、水溶液及び非溶媒が混合されて多糖
類が沈殿する。回転式タービン28内では、沈殿した多
糖類が、固定切断要素(本実施の形態では刃)111及
び回転式切断要素(本実施の形態では刃)109を有し
てなる連動切断機30(図3参照)にて咀嚼される。細
かく切断された多糖類粒子は、回転式タービン28から
連続的に送出される。
【0012】図2に例示されるように、各ポンプ20及
び22は、ロータ47を駆動し、かつギアボックス38
及びVベルト40を順次介してモータ36により駆動さ
れる軸44を有してなるモーノ型ポンプの形態を取るこ
とができる。ロータ47は、軸ケーシング46に連結さ
れるケーシング45を有するステータ48内部に配設さ
れる。機械的封止部材43は、液体を軸ケーシング46
内部に封止する。ロータ47は、一対の自在継手41及
び42を介して軸44に連結されるため、このロータ
は、ステータケーシング45内にて楕円状に回転するこ
とができ、入ってくる液体を矢印50にて示されるよう
に前方に移送することができる。図2の構造は、ポンプ
の吸入部52における液体の圧力変化により実質的に影
響を受けない非脈動の計量された流れを与える。ポンプ
20及び22が、それぞれモーノ型の定流速ポンプによ
り実施される場合には、ポンプの作動は、多糖類を含む
水溶液及び流動性非溶媒組成物のそれぞれの計量された
流れ24及び26を作る。流れ24及び26は、多糖類
水溶液及び流動性非溶媒組成物の圧力変化に基本的に依
存しないそれぞれの流速を有している。このことは、回
転式タービン28の送出部(示していない)において細
かく切断された沈殿多糖類の実質的により均質な生成を
可能とする。
【0013】図1のシステムに使用され得るモーノ型ポ
ンプは、日本のヘイシン エンジニアリング アンド
エクィップメント社(Heishin Engineering and equipm
entCo., Ltd.)により、ヘイシンモーノポンプ(Heishin
Mohno Pump)2NE40PAの形式名のもとに製造さ
れている。図2のモーノポンプを図1のシステムのポン
プ20及び22として使用し、キサンタンガムを、85
%イソプロパノールと混合することにより、3%のキサ
ンタンガムを含む水溶液から回収した。キサンタンガム
水溶液及びイソプロパノールを、回転式タービン沈殿装
置28にそれぞれ1000L/時及び1500L/時の
流速にて同時に供給した。回転式タービン28によりキ
サンタンガムの沈殿後、長さが全て10cm未満のキサ
ンタンガム繊維を含み、非沈殿ブロス又は溶液を含まな
いスラリーが得られた。沈殿工程は、連続的に成功裏に
実施され、かつキサンタンガム水溶液又はブロスに対す
るイソプロパノールの比は変更がなかった。
【0014】図3は、本発明による多糖類の精製方法を
実施するために使用される回転式タービン又はポンプミ
ル28の実施態様の横断面図である。回転式タービン
は、駆動部、混合部及び切断部を有してなる。駆動部
(示されていない)は、円筒状ケーシング117の外部
に配置されたタービン軸113に連結され、かつ機械的
封止部材115にて円筒状ケーシング117内部から分
離されたモータを有してなる。混合部及び切断部は、円
筒状ケーシング117内部に配置される。円筒状ケーシ
ング117は、取入れ孔101及び排出口103を備
え、又該ケーシングにはその中心部にタービン軸113
が備え付けられる。混合部は、取入れ孔101近傍にお
いてタービン軸113にはめ合わされる回転式タービン
105、及び回転式タービン105に対応する部分に配
置されるステータ107を有してなる。切断部は、ター
ビン軸113に混合部と排出口103との間において取
り付けられる回転式切断要素109、及び回転式切断要
素109に隣接してこれを取り巻くように配置される固
定切断要素111からなる連動切断機を有してなる。回
転式タービン105及び回転式切断要素109は、ター
ビン軸113の回転に従って輸送能力を有するように、
タービン軸113の軸線に対して傾斜した螺旋形状を有
する。
【0015】空間1a及び1bが、タービン105とス
テータ107の間、及び回転式切断要素109と固定切
断要素111との間にそれぞれ存在する。これらの空間
の大きさは、一般に0.1〜5mmの範囲、好ましくは
約1mmの程度である。空間が5mmより大きいと、こ
れら2種の液体の充分な混合が確実になされず、不充分
な量の多糖類が沈殿することとなる。更に、沈殿する多
糖類が、切断部分にて細かく切断されない。流路は、各
部の間隙もしくは回転式タービン28、又は各部の間隙
及び回転式タービン28内の部分間に形成され、液体
が、取入れ孔101から排出口103まで矢印にて示さ
れる線に沿った流路を通る。
【0016】回転式タービン28の機能に関しては、タ
ービン軸113は、駆動部のモータが回転式タービン1
05及び回転式切断要素109を順次回転する際に、矢
印に示される向きに回転する。回転数は、1000rp
mの水準又はそれ以上に設定すれば十分である。多糖類
の溶液及び該多糖類を溶解しない親水性有機溶媒が、取
入れ孔101を通して回転式タービン28に同時に供給
された場合に、これら2種の液体は、回転式タービン1
05の作用により混合される。該混合液体は、それが空
間を通過する際に圧縮されるために更に混合され、結果
として多糖類が沈殿する。この段階で沈殿する多糖類
は、ひも状の形態であるが、それは液体と共に空間1a
を通り切断部の空間1bに送られ、切断部内で回転式切
断要素109及び固定切断要素111を有する連動切断
機により細粒へと切断される。空間1bにて形成される
微粒子の多糖類は、液体との混合物の形態であり、した
がって、それらは排出口103から懸濁物の形態で排出
される。回転式タービン28は、混合液体及びこれらの
微粒子の多糖類を吸入し、また排出する能力を有し、従
ってそれらは滞留を生じることなく取入れ孔101から
排出口103に連続的に輸送される。
【0017】図4に示されるように、比較データを与え
るための図1のシステムにて使用される回転式ポンプ
は、それぞれのタービン軸202及び203に連結され
る一対の回転子204及び205を有してなる。回転子
204及び205の回転の間に液体は吸入開口部206
から排出開口部207に、回転子とポンプケーシング2
01との間の間隙2a及び2bを通して移送される。
【0018】図4に例示される回転式ポンプが、図1の
システムにおいてポンプ20及び22として使用された
場合に、キサンタンガムは85%イソプロパノールを混
合することにより3%のキサンタンガムを含む水溶液か
ら回収された。キサンタンガム水溶液及びイソプロパノ
ールは、回転式タービン沈殿装置28にそれぞれ100
0L/時及び1500L/時の流速にて同時に供給され
た。キサンタンガムを含む高粘度のブロス及び低粘度の
イソプロパノールの流速が、システムの作動中に変化す
ることが見い出され、またキサンタンガムブロスとイソ
プロパノールとの流速の比を安定に保つことは困難であ
った。従って、沈殿の結果は変化した。キサンタンガム
ブロスの流速が大きすぎると非−沈殿ゲルを生じ、その
一方でイソプロパノールの流速が大きすぎるとより大き
いキサンタン繊維を生じた。
【0019】図5に示されるように、比較データを与え
るための図1のシステムにて使用されるダイアフラム型
ポンプは、油圧ピストン301に連結されるダイアフラ
ム302を有してなる。一群の導入バルブ303及び一
群の導出バルブ304がダイアフラム302の上流及び
下流にそれぞれ設けられている。バルブ303及び30
4には、それぞれバルブシート305及び306、なら
びにガスケット307及び308が設けられている。ダ
イアフラム302のポンプ作用周期の間に、液体は導入
バルブ303を通って吸入開口309から導出バルブ3
04を通って排出開口310に移送される。
【0020】図5に例示されるダイアフラムポンプが、
図1のシステムにおいてポンプ20及び22として使用
された場合に、キサンタンガムは85%イソプロパノー
ルを混合することにより3%のキサンタンガムを含む水
溶液から回収された。キサンタンガム水溶液及びイソプ
ロパノールは、回転式タービン沈殿装置28にそれぞれ
1000L/時及び1500L/時の流速にて同時に供
給された。キサンタンガムを含む高粘度のブロス及び低
粘度のイソプロパノールの流速の比が変化することが見
い出され、このことは沈殿結果の変化を導いた。細かい
繊維状材料の沈殿を連続的に回収することはできなかっ
た。
【0021】上述した例において、キサンタンガムブロ
スの粘度は、10,000−15,000cP(ブルッ
ク−フィールド粘度計で30rpmにて)であり、一方
イソプロパノールの粘度は、1−2Cst(ウベローデ
粘度計、計数0.003cSt/秒)であった。図1の
システムにおいて図2のポンプを使用した場合には、キ
サンタンガムブロスの流速は950と1,050L/時
の間を変化し、一方でイソプロパノールの流速は、1,
450と1,600L/時の間を変化した。対照的に、
図1のシステムにおいて図4の回転式ポンプを使用した
場合には、該ブロスの流速は700と1,300L/時
の間を変化し、一方でイソプロパノールの流速は、1,
200と1,900L/時の間を変化した。図5のダイ
アフラムポンプを使用した場合にも流速は広範囲で変化
した。キサンタンガムブロスについて500と1,20
0L/時の間、及びイソプロパノールについて1,00
0と2,000L/時の間であった。
【0022】本発明は具体的な実施形態及び応用形態に
よって記述されたが、当業者はこの記載に基づいて、請
求項に記載された発明の技術的思想の範囲内において、
かつその範囲を越えることなく更なる実施形態及び実施
例を実施しうる。したがって、添付した図面及び明細書
の記述は、発明の理解を助けるための具体例として提供
されるものであり、本発明の範囲を限定するものと解さ
れるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による方法を実施するために使
用され得る連続沈殿システムのブロックダイヤグラムに
よる概念図である。
【図2】図2は、図1のシステムにおいて使用され得る
モーノ型ポンプの断面図である。
【図3】図3は、図1に示される回転式タービン沈殿装
置の断面図である。
【図4】図4は、比較データを提供するための図1のシ
ステムにおいて使用される回転式ポンプの横断面図であ
る。
【図5】図5は、比較データを提供するための図1のシ
ステムにおいて使用されるダイアフラム式ポンプの横断
面図である。
【符号の説明】 20 第一の定流速ポンプ 22 第二の定流速ポンプ 24 第一の流れ 26 第二の流れ 28 回転式タービン 30 連動切断機 36 モータ 38 ギアボックス 40 Vベルト 41 自在継手 42 自在継手 45 ステータケーシング 46 軸ケーシング 47 ロータ 48 ステータ 101 取入れ孔 103 排出口 105 回転式タービン 107 ステータ 109 回転式切断要素 111 固定切断要素 115 機械的封止部 113 タービン軸 117 円筒状ケーシング 201 ポンプケーシング 202 タービン軸 203 タービン軸 204 回転子 205 回転子 206 吸入開口部 207 排出開口部 301 油圧ピストン 302 ダイアフラム 303 導入バルブ 304 導出バルブ 305 バルブシート 306 バルブシート 307 ガスケット 308 ガスケット 309 吸入開口 310 排出開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名倉 茂広 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 丸山 和政 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 信 越化学工業株式会社内 (72)発明者 山本 一幸 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社直江津工場内 (72)発明者 本間 平 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液中に溶解される多糖類の連続的な
    沈殿方法であって、該多糖類に対する非溶媒を該多糖類
    の水溶液と混合して多糖類を水溶液から沈殿させる多糖
    類の連続的沈殿方法において:溶解した多糖類を含む水
    溶液及び上記非溶媒を、水溶液及び非溶媒の各々につき
    非脈動の計量された第1及び第2の流れを作る、それぞ
    れ別個の定流速ポンプにより同時に供給し、ここにおい
    て上記流れは、それぞれのポンプに供給される水溶液又
    は非溶媒の圧力変化に影響を受けることがなく、 各ポンプからの第1及び第2の流れを回転式タービンに
    同時に導入して上記水溶液及び非溶媒を混合し、そして
    上記多糖類を沈殿させ、さらに沈殿する多糖類を、固定
    切断要素及び回転式切断要素を有してなる連動切断機に
    より切断すると共に、細かく切断された多糖類粒子の懸
    濁物を連続的に送出することにより、 多糖類を連続的に沈殿させることを含む多糖類の精製方
    法。
  2. 【請求項2】 多糖類の調製方法であって、 第1の定流速ポンプに多糖類を溶解した水溶液を供給
    し、 同時に、第2の定流速ポンプに、多糖類を溶液から沈殿
    させる流動性組成物を供給し、 前記第1の定流速ポンプ及び第2の定流速ポンプを、上
    記水溶液及び流動性組成物の計量された第1及び第2の
    流れを作るべく作動させ、前記第1及び第2の流れは、
    それぞれ水溶液及び流動性組成物の圧力変化に実質的に
    非依存的であり、 前記第1及び第2の流れを回転式タービンに同時に導入
    して、上記水溶液及び流動性組成物を混合し、かつ上記
    多糖類を沈殿させ、さらに沈殿する多糖類を、固定切断
    要素及び回転式切断要素を有してなる連動切断機により
    切断すると共に、細かく切断された多糖類粒子の懸濁物
    を連続的に送出することを含む多糖類の精製方法。
JP8022928A 1995-03-14 1996-02-09 多糖類の精製方法 Pending JPH08311102A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/403450 1995-03-14
US08/403,450 US5602241A (en) 1995-03-14 1995-03-14 Method for purifying polysaccharides

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08311102A true JPH08311102A (ja) 1996-11-26

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ID=23595815

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8022928A Pending JPH08311102A (ja) 1995-03-14 1996-02-09 多糖類の精製方法

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