JPH0831102A - データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法

Info

Publication number
JPH0831102A
JPH0831102A JP16406994A JP16406994A JPH0831102A JP H0831102 A JPH0831102 A JP H0831102A JP 16406994 A JP16406994 A JP 16406994A JP 16406994 A JP16406994 A JP 16406994A JP H0831102 A JPH0831102 A JP H0831102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector pulse
servo sector
servo
pulse
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16406994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Nakano
保政 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16406994A priority Critical patent/JPH0831102A/ja
Publication of JPH0831102A publication Critical patent/JPH0831102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ノイズ等の影響によってサーボセクタパルス生
成用の特定パターンの検出に失敗した場合でもサーボセ
クタパルスが生成できるようにする。 【構成】特定パターン検出器34がサーボセクタパルス
生成用特定パターンを検出した場合に生成されるサーボ
セクタパルス34aを時間td だけ遅延して真のサーボ
セクタパルス37aとして出力する遅延回路37と、サ
ーボセクタパルス34aにより再トリガされ、サーボセ
クタパルスの1周期の時間tc にtd を加えた時間ts
を経過しても次のサーボセクタパルス34aが入力され
なかった場合に、そのts 経過時に疑似サーボセクタパ
ルス38aを出力する再トリガ付きタイマ38と、OR
回路39とを設け、このOR回路39により、真のサー
ボセクタパルス37aまたは疑似サーボセクタパルス3
8aをデータセクタパルス生成の基準となるサーボセク
タパルス39aとして出力する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク上に複数のサ
ーボエリアが設定されている埋め込みサーボ方式のハー
ドディスク装置等のデータ記録再生装置に係り、特に、
各サーボエリアの所定位置に記録されているサーボセク
タパルス生成用特定パターンを検出することによりサー
ボセクタパルスを生成し、そのサーボセクタパルスを基
準に後続するデータエリア内のデータセクタの先頭位置
を示すデータセクタパルスを生成して、指定されたデー
タセクタを対象とするデータの記録再生を行うデータ記
録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス
生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】埋め込みサーボ方式のハードディスク装
置(HDD)等のデータ記録再生装置に適用されるディ
スク上の記録エリアは、図6に示す構造をとるのが一般
的である。即ちディスク上には、半径方向に同心円状の
多数のトラック1が形成されており、各トラック1に
は、サーボセクタ2が各トラックに渡って放射状に等間
隔に配置されている。。
【0003】図7は、サーボセクタ2のフォーマット構
成を示す。サーボセクタ2は、サーボエリア3とデータ
エリア4からなる。サーボエリア3には、サーボセクタ
パルス生成用特定パターン5と、ヘッドの位置決め情報
6と(を含むサーボデータ)が記録されている。サーボ
セクタパルス生成用特定パターン5は、サーボエリア
(を含むサーボセクタ2の先頭)であることを検出する
ためのタイミングを表すサーボセクタパルスを生成する
のに用いられる。
【0004】一方、サーボエリア3に後続するデータエ
リア4は、ホストコンピュータ等からの記録情報を記録
するのに用いられる。ここで、ホストコンピュータ等か
らの記録情報は、データエリアに、ある一定量に分割し
て記録される。このある一定量に分割したものを、デー
タセクタと呼ぶ。
【0005】ホストコンピュータ等からの記録情報をデ
ータセクタに記録するためには、データセクタの先頭位
置を示すデータセクタパルスが必要である。埋め込みサ
ーボ方式のデータ記録再生装置において、このデータセ
クタパルスを上記サーボセクタパルスを基準にタイマ等
により生成する方式は、一般にハードセクタ方式と呼ば
れる。
【0006】図8は、サーボエリア3内のサーボセクタ
パルス生成用特定パターン5を検出することにより生成
されたサーボセクタパルスSSPを基準にタイマ等を起
動して、時間t1 ,t2 ,t3 後に(t1 <t2 <t3
)データセクタパルスDSPを生成する例を示す。
【0007】図9は、従来のハードセクタ方式のデータ
記録再生装置のブロック構成を示す。図9において、2
0は図6に示したようなディスクに対するライト/リー
ドを行うヘッドである。このヘッド20からのリード信
号は、リード信号増幅用のアンプ21により増幅されて
2値化回路22に送られる。2値化回路22は、アンプ
21により増幅された信号(アナログ信号)を2値化す
る。この2値化信号はデータデコーダ23及びサーボセ
クタパルス生成用特定パターンを検出するための特定パ
ターン検出器24に送られる。データデコーダ23は、
2値化回路22により2値化された信号から図8に示し
たようなデータエリア(4)に記録されている記録情報
を検出してデコードする。一方、特定パターン検出器2
4は、2値化回路22からの2値化信号より、図7に示
したようなサーボセクタパルス生成用特定パターン
(5)を検出してサーボセクタパルス34aを生成出力
する。
【0008】特定パターン検出器24の出力であるサー
ボセクタパルス34aは、タイマ群25に送られる。タ
イマ群25は、図10のタイミングチャートに示すよう
に、特定パターン検出器24からのサーボセクタパルス
34aを基準に、それぞれ異なる時間t1 ,t2 ,t3
(t1 <t2 <t3 )経過後のタイミングで(3つの連
続するデータセクタの先頭位置を示す)データセクタパ
ルスを生成する。タイマ群25により生成されたデータ
セクタパルスの群は、OR回路26によりオアされてデ
ータセクタパルス26aとして出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9に示したような、
従来のハードセクタ方式のデータ記録再生装置において
は、サーボセクタパルス生成用特定パターン(5)の検
出時に、当該特定パターンに電気的ノイズ等が印加し
て、当該特定パターンの検出に失敗した場合、即ち特定
パターン検出によるサーボセクタパルスの生成に失敗し
た場合、そのサーボエリア(を先頭とするサーボセク
タ)の基準となるサーボセクタパルスが存在しないため
に、データセクタパルスの生成が不可能となる。
【0010】図10は、このような場合の、サーボセク
タパルスとデータセクタパルスのタイミング例を示した
ものである。この図10には、ディスク上のサーボセク
タ27,28,29のうちのサーボセクタ29のみ、そ
のサーボセクタパルス生成用特定パターン5に電気的ノ
イズN等が印加したために、当該サーボセクタ29のサ
ーボセクタパルス24aが生成されず、その結果データ
セクタパルス26aも生成されない様子が示されてい
る。
【0011】このようにデータセクタパルスが無いと、
ホストコンピュータ等からの記録情報のライト/リード
動作ができなくなり、再び同じ場所(データセクタ)に
対してライト/リード動作を行うためには、ディスクが
1回転するのを待たなければならない。
【0012】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ノイズ等の影響によってサーボセクタパ
ルス生成用の特定パターンの検出に失敗した場合でもサ
ーボセクタパルスが生成でき、もって当該サーボセクタ
パルスに基づくデータセクタパルスの生成を可能とする
データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセク
タパルスの生成方法を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、サーボセクタパルス
生成用の特定パターンの検出に連続して失敗した場合で
もサーボセクタパルスが生成できるデータ記録再生装置
及び同装置に適用されるサーボセクタパルスの生成方法
を提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、サーボセクタパ
ルス生成用の特定パターンの検出に成功した場合にデー
タセクタパルス生成に用いられるサーボセクタパルス
と、失敗した場合にデータセクタパルス生成に用いられ
るサーボセクタパルスのタイミングを合わせることによ
り、サーボセクタパルスを基準とする正しいデータセク
タパルスの生成が保証できるデータ記録再生装置及び同
装置に適用されるサーボセクタパルスの生成方法を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
構成は、データセクタパルスの生成にハードセクタ方式
を用いたデータ記録再生装置において、ディスク上に設
定された各サーボエリアの所定位置に記録されているサ
ーボセクタパルス生成用特定パターンを検出して真のサ
ーボセクタパルスである第1のサーボセクタパルスを生
成する特定パターン検出手段と、この特定パターン検出
手段により第1のサーボセクタパルスが生成される毎に
動作して、当該検出手段にて次の第1のサーボセクタパ
ルスの生成に失敗した場合に、予め定められたタイミン
グで疑似のサーボセクタパルスである第2のサーボセク
タパルスを生成する疑似サーボセクタパルス生成手段と
を備え、上記疑似サーボセクタパルス生成手段により第
2のサーボセクタパルスが生成された場合に、当該第2
のサーボセクタパルスをデータセクタパルス生成用に出
力するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】上記第1の構成においては、特定パターン
検出手段によるサーボセクタパルス生成用特定パターン
の検出に失敗し、したがって真のサーボセクタパルス
(第1のサーボセクタパルス)の生成に失敗すると、前
回の特定パターン検出により生成されたサーボセクタパ
ルス(第1のサーボセクタパルス)を受けて動作(タイ
マ動作)していた疑似サーボセクタパルス生成手段によ
り、予め定められたタイミングで疑似サーボセクタパル
ス(第2のサーボセクタパルス)が生成されて、データ
セクタパルス生成のための基準となるパルス(サーボセ
クタパルス)として用いられる。
【0017】このように、ノイズ等の影響でサーボセク
タパルス生成用特定パターンからのサーボセクタパルス
の生成に失敗しても、前回生成されたサーボセクタパル
スを受けて動作する疑似サーボセクタパルス生成手段に
より疑似のサーボセクタパルス(第2のサーボセクタパ
ルス)が生成されるため、データセクタパルスの生成が
可能となる。
【0018】本発明の第2の構成は、上記第2のサーボ
セクタパルス(疑似サーボセクタパルス)の生成後も次
の第1のサーボセクタパルス(真のサーボセクタパル
ス)の生成に失敗した場合には、上記疑似サーボセクタ
パルス生成手段により、予め定められたタイミングで再
び第2のサーボセクタパルスが生成される構成としたこ
とを特徴とする。
【0019】上記第2の構成においては、第1のサーボ
セクタパルスの生成に連続して失敗した場合でも、その
直前の第1のサーボセクタパルス生成成功時に(生成さ
れた第1のサーボセクタパルスを受けて)動作を開始し
ていた疑似サーボセクタパルス生成手段により、予め定
められたタイミングで連続して第2のサーボセクタパル
ス(疑似サーボセクタパルス)が生成される。
【0020】本発明の第3の構成は、上記特定パターン
検出手段により生成された第1のサーボセクタパルスを
第1の規定時間だけ遅延する遅延手段を更に備える他、
上記疑似サーボセクタパルス生成手段による第1のサー
ボセクタパルス(疑似サーボセクタパルス)の生成タイ
ミングを、特定パターン検出手段により生成された第1
のサーボセクタパルスを受けて動作した時点から本来次
の第1のサーボセクタパルスを受けるべき時点までの所
定時間に上記第1の規定時間(遅延時間)を加えた第2
の規定時間後とし、上記特定パターン検出手段により第
1のサーボセクタパルスが生成された場合には上記遅延
手段により遅延された後の当該第1のサーボセクタパル
スを、上記疑似サーボセクタパルス生成手段により第2
のサーボセクタパルスが生成された場合には当該第2の
サーボセクタパルスを、データセクタパルス生成の基準
となるパルス(サーボセクタパルス)として出力する構
成としたことを特徴とする。
【0021】上記第3の構成においては、データセクタ
パルスの生成の基準となるパルス(サーボセクタパル
ス)は、特定パターン検出手段によるサーボセクタパル
ス生成用特定パターンの検出に成功した場合には、当該
検出手段により生成される第1のサーボセクタパルスを
第1の規定時間遅延させたものとなり、当該検出手段に
よるサーボセクタパルス生成用特定パターンの検出に失
敗した場合には、もし特定パターン検出に成功したなら
ば本来生成されるべきサーボセクタパルスのタイミング
より上記第1の規定時間遅れて疑似サーボセクタパルス
生成手段により生成されるもの(第2のサーボセクタパ
ルス)となる。このように、サーボセクタパルス生成用
特定パターンの検出に成功した場合も失敗した場合も、
データセクタパルスの生成に用いられるサーボセクタパ
ルスは同一タイミングとなるため、正しいデータセクタ
パルスの生成が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示すハ
ードセクタ方式のデータ記録再生装置のブロック構成図
である。
【0023】図1のデータ記録再生装置は、ハードディ
スク装置(HDD)の場合を示しており、図6に示した
ようなディスクに対するライト/リードを行うヘッド3
0、ヘッド30からのリード信号を増幅するアンプ3
1、アンプ31により増幅された信号(アナログ信号)
を2値化する2値化回路32、及び2値化回路32によ
り2値化された信号から図8に示したようなデータエリ
ア(4)に記録されている記録データを検出してデコー
ドするデータデコーダ33を有している。
【0024】図1のデータ記録再生装置はまた、2値化
回路32により2値化された信号から図7に示したよう
なサーボセクタパルス生成用特定パターン(5)を検出
してサーボセクタパルス(サーボセクタ検出信号)34
aを生成出力する特定パターン検出器34、特定パター
ン検出器34からのサーボセクタパルス(サーボセクタ
検出信号)34aを時間td (第1の規定時間)だけ遅
延して真のサーボセクタパルス37aとして出力する遅
延回路37、及び特定パターン検出器34でサーボセク
タパルス生成用特定パターン検出に失敗(サーボセクタ
パルス生成に失敗)した場合に疑似サーボセクタパルス
38aを生成するための再トリガ付きタイマ38を有し
ている。
【0025】再トリガ付きタイマ38は、特定パターン
検出器34からの(有効な)サーボセクタパルス34a
を受けてタイマ動作し、その動作時点から一定時間(第
2の規定時間)ts を経過するまでに特定パターン検出
器34から次の(有効な)サーボセクタパルス34aを
受けたならば、再トリガされ、次のサーボセクタパルス
34aを受けなかったならば、ts 経過時に1パルスを
疑似サーボセクタパルス38aとして生成出力するよう
に構成されている。ここで時間ts は、サーボセクタの
1周期の時間、即ち通常状態において特定パターン検出
器34によりサーボセクタパルス34aが連続して生成
出力される際の出力周期tc と、遅延回路37による遅
延時間td との和に等しい。
【0026】図1のデータ記録再生装置は更に、遅延回
路37の出力(真のサーボセクタパルス37a)及び再
トリガ付きタイマ38の出力(疑似サーボセクタパルス
38a)をオアしてデータセクタパルス生成の基準とな
るサーボセクタパルス39aを出力するOR回路39、
このOR回路39からのサーボセクタパルス39aを受
けてそれぞれ異なる時間t1 ′,t2 ′,t3 ′(t1
′<t2 ′<t3 ′)経過後のタイミングでデータセ
クタパルスを生成する(例えば3つのタイマからなる)
タイマ群35、及びタイマ群35により異なるタイミン
グで生成されるデータセクタパルス群をオアして図8に
示したようなデータエリア(4)内のデータセクタ(こ
こでは3つのデータセクタを想定)の先頭位置を示すデ
ータセクタパルス36aを出力するOR回路36を有し
ている。
【0027】上記時間tn ′(n=1〜3)は、図10
中のtn (n=1〜3)に対して、tn ′=tn −td
を満足するように設定される。即ち、本実施例における
タイマ群35は、入力されるサーボセクタパルス39a
を基準として、図9に示した従来のデータ記録再生装置
におけるタイマ群25と比べ、(遅延回路37による遅
延)時間td だけ早いタイミングでデータセクタパルス
を生成するようになっている。
【0028】図2は、図1中の再トリガ付きタイマ38
の内部構成を示す。再トリガ付きタイマ38は、カウン
タ(CTR)381及び比較器(CMP)382から構
成される。
【0029】カウンタ381は、クロック信号CLKの
タイミングでカウント動作(ここではカウントアップ動
作)を行うもので、図1中の特定パターン検出器34か
ら有効なサーボセクタパルス34aが生成出力される毎
にクリヤ(リセット)されるようになっている。
【0030】比較器382は、カウンタ381のカウン
ト値381aと前記時間ts に相当する規定値Ts (T
s =ts /クロック信号CLKの1周期の時間)とを比
較して、一致を検出している期間だけ有効な疑似サーボ
セクタパルス38aを出力するものである。
【0031】次に、図1及び図2の構成の動作を、図3
のタイミングチャートを参照して説明する。まず、図3
には、連続する3つサーボセクタ50,51,52が示
されている。
【0032】今、ヘッド30によるリード動作により、
サーボセクタ50のサーボエリア内に記録されているサ
ーボセクタパルス生成用特定パターン5が読み取られた
ものとする。このヘッド30によるリード信号はアンプ
31により増幅されて2値化回路32に出力される。2
値化回路32は、この増幅されたリード信号(アナログ
信号)を2値化する。
【0033】特定パターン検出器34は、2値化回路3
2により2値化された信号からサーボセクタ50内に記
録されているサーボセクタパルス生成用特定パターン5
を検出し、サーボセクタパルス(サーボセクタパルス検
出信号)34aを生成する。
【0034】このサーボセクタパルス(サーボセクタパ
ルス検出信号)34aは遅延回路37により時間td だ
け遅延されて、真のサーボセクタパルス37aとして出
力される。
【0035】また、特定パターン検出器34からのサー
ボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信号)34a
は再トリガ付きタイマ38に入力される。再トリガ付き
タイマ38内のカウンタ381は、このサーボセクタパ
ルス34aによりクリヤされ、再度カウント値「0」か
らクロック信号CLKによるカウントを開始する。即
ち、再トリガ付きタイマ38は、特定パターン検出器3
4からのサーボセクタパルス34aにより再トリガさ
れ、タイマ値「0」から再起動される。
【0036】さて、サーボセクタ50のサーボエリア内
に記録されたサーボセクタパルス生成用特定パターン5
が特定パターン検出器34により検出された結果、遅延
回路37から時間td だけ遅延されて出力された真のサ
ーボセクタパルス37aは、OR回路39を介してサー
ボセクタパルス39aとして出力される。
【0037】タイマ群35は、このOR回路39からの
サーボセクタパルス39aを受けて、それぞれ異なる時
間t1 ′,t2 ′,t3 ′(t1 ′<t2 ′<t3 ′)
経過後のタイミングでデータセクタパルスを生成する。
これら3つのデータセクタパルスは、OR回路36によ
りオアされ、サーボセクタ50のデータエリア内の各デ
ータセクタの先頭位置のタイミングを与えるデータセク
タパルス36aとして図3に示すように出力される。
【0038】ここで、tn ′(n=1〜3)は、tn ′
=tn −td であることから、タイマ群35からは、入
力されるサーボセクタパルス39aを基準として、図9
に示した従来のデータ記録再生装置におけるタイマ群2
5に比べて、(遅延回路37による遅延)時間td だけ
早いタイミングでデータセクタパルスが生成出力され
る。また、タイマ群35に入力されるサーボセクタパル
ス39aは、サーボセクタパルス生成用特定パターン5
に対応したサーボセクタパルス34aのタイミングより
時間td だけ遅れている。
【0039】したがって、タイマ群35により生成され
る3つのデータセクタパルスのタイミングは、サーボセ
クタパルス生成用特定パターン5に対応したサーボセク
タパルス34aを基準にすると、その基準点から時間t
1 ,t2 ,t3 経過後のタイミングとなる。このタイミ
ングは、図10に示した従来の場合のタイミングと同じ
である。以上のことから、(図9中の特定パターン検出
器24に相当する)特定パターン検出器34で生成され
たサーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信号)
34aを遅延回路37により時間td だけ遅延してサー
ボセクタパルス37aとし、これをOR回路39を介し
てタイマ群35によるデータセクタパルスの生成に用い
ても、正しいタイミングのデータセクタパルスが得られ
ることは明らかである。
【0040】サーボセクタ50に後続するサーボセクタ
51においても、前記したサーボセクタ50と同様の動
作により、当該サーボセクタ51のサーボエリア内に記
録されたサーボセクタパルス生成用特定パターン5が特
定パターン検出器34にて検出される。この検出の結
果、特定パターン検出器34によりサーボセクタパルス
(サーボセクタパルス検出信号)34aが生成される。
このサーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信
号)34aは、遅延回路37にて時間td だけ遅延さ
れ、真のサーボセクタパルス37aとしてOR回路39
に入力される。このOR回路39に入力された真のサー
ボセクタパルス37aは、サーボセクタパルス39aと
して当該OR回路39からタイマ群35に出力され、デ
ータセクタパルスの生成に用いられる。
【0041】一方、再トリガ付きタイマ38は、サーボ
セクタ51のサーボエリア内に記録されたサーボセクタ
パルス生成用特定パターン5が検出されることで特定パ
ターン検出器34から出力されるサーボセクタパルス
(サーボセクタパルス検出信号)34aのタイミング
で、再トリガされ、タイマ値「0」から再起動される。
【0042】次のサーボセクタ52においては、図3に
示すように、当該サーボセクタ52のサーボエリア内に
記録されたサーボセクタパルス生成用特定パターン5に
電気的ノイズN等が印加された結果、特定パターン検出
器34によるサーボセクタパルス生成用特定パターン5
の検出に失敗し、サーボセクタパルス(サーボセクタパ
ルス検出信号)34aが生成されなかったものとする。
この場合、遅延回路37の出力には真のサーボセクタパ
ルス37aは出現しない。
【0043】さて、上記したように、サーボセクタ52
のサーボエリア内に記録されたサーボセクタパルス生成
用特定パターン5の検出に失敗した場合(即ちサーボセ
クタ52に対応するサーボセクタパルス34aの生成に
失敗した場合)、再トリガ付きタイマ38は再トリガさ
れず、前回生成された(サーボセクタ51に対応する)
サーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信号)3
4aによる再トリガ時点から本来次のサーボセクタパル
ス(サーボセクタパルス検出信号)34aを受けとるべ
き時間tc を経過してもタイマ動作を継続する。換言す
れば、再トリガ付きタイマ38内のカウンタ381は、
前回の再トリガにより開始したカウント動作を継続す
る。
【0044】やがてカウンタ381のカウント値381
aが時間ts (=tc +td )に相当する規定値Ts に
一致するようになると、比較器382はカウント値38
1aがTs に一致している期間だけ、疑似サーボセクタ
パルス38aを出力する。即ち、再トリガ付きタイマ3
8から、前回のサーボセクタパルス(サーボセクタパル
ス検出信号)34aによる再トリガ時点を基準として時
間ts (=tc +td)が経過したタイミングで、疑似
サーボセクタパルス38aが生成出力される。
【0045】この疑似サーボセクタパルス38aの出力
タイミングは、サーボセクタ52のサーボエリア内に記
録されたサーボセクタパルス生成用特定パターン5を検
出することにより特定パターン検出器34により生成さ
れるべきサーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出
信号)34aのタイミングより時間td だけ遅れたもの
で、本来遅延回路37から出力されるべき真のサーボセ
クタパルス37aと同じタイミングとなる。
【0046】再トリガ付きタイマ38からの疑似サーボ
セクタパルス38aはOR回路39に入力される。この
OR回路39に入力された疑似サーボセクタパルス38
aは、サーボセクタパルス39aとして当該OR回路3
9からタイマ群35に出力され、データセクタパルスの
生成に用いられる。
【0047】このように本実施例によれば、電気的ノイ
ズN等の要因で、特定パターン検出器34にてサーボセ
クタパルス生成用特定パターン5の検出に失敗して、サ
ーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信号)34
aが生成されなかった場合でも、本来生成されるべき真
のサーボセクタパルス37aと同じタイミングで疑似サ
ーボセクタパルスが生成されるために、データセクタパ
ルスが確実に生成できる。このため、真のサーボセクタ
パルス37aが生成された場合と同様に、ホストコンピ
ュータ等からの記録情報のライト/リード動作を行うこ
とができるようになり、サーボセクタパルス生成用特定
パターンの検出失敗に伴うデータ記録再生装置のパフォ
ーマンスの低下を防止できる。
【0048】ここで、本実施例において遅延回路37を
用いる理由について説明する。まず、本実施例において
は、特定パターン検出器34にてサーボセクタパルス生
成用特定パターン5の検出に失敗し、サーボセクタパル
ス34aが生成されなかった場合には、再トリガ付きタ
イマ38にてその旨を検出することにより、疑似サーボ
セクタパルス38aが生成されるようになっている。
【0049】このため、疑似サーボセクタパルス38a
が出力されるタイミングは、特定パターン検出器34か
ら本来サーボセクタパルス34aが出力されるタイミン
グより遅れることになる。したがって、特定パターン検
出器34によりサーボセクタパルス34aが生成された
場合に、遅延回路37を通さずに、当該サーボセクタパ
ルス34aを従来と同様にそのままデータセクタパルス
生成の基準に用いるのは好ましいことではない。
【0050】そこで本実施例では、特定パターン検出器
34にてサーボセクタパルス生成用特定パターン5の検
出に失敗したことを再トリガ付きタイマ38で確認する
のに必要な時間td だけ、特定パターン検出器34で生
成されるサーボセクタパルス34aを遅延して真のサー
ボセクタパルス37aとすることにより、当該真のサー
ボセクタパルス37a(特定パターン検出器34でサー
ボセクタパルス生成用特定パターン5の検出に成功した
場合)と再トリガ付きタイマ38からの疑似サーボセク
タパルス38a(特定パターン検出器34でサーボセク
タパルス生成用特定パターン5の検出に失敗した場合)
とのタイミングを一致させることができるようにしてい
る。 [第2の実施例]さて、前記第1の実施例では、特定パ
ターン検出器34にてサーボセクタパルス生成用特定パ
ターン5の検出に2回以上続けて失敗した場合、2回目
以降の失敗に対しては、再トリガ付きタイマ38による
疑似サーボセクタパルス38aの生成は期待できない。
【0051】そこで、この2回目以降の失敗に対して
も、疑似サーボセクタパルスの生成が行えるようにした
第2の実施例につき図4及び図5を参照して説明する。
図4は本発明の第2の実施例を示すハードセクタ方式の
データ記録再生装置のブロック構成図である。なお、図
1と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0052】図4の構成が、前記第1の実施例における
図1の構成と異なる点は、再トリガ付きタイマ38に代
えて再トリガ付きタイマ38′が用いられ、(2入力
の)OR回路39に代えて(4入力の)OR回路39′
が用いられている点である。
【0053】再トリガ付きタイマ38′は、特定パター
ン検出器34で連続してサーボセクタパルス生成用特定
パターン(5)の検出に失敗した場合に、1回目の失敗
に対しては疑似サーボセクタパルス38aを、2回目の
失敗に対しては疑似サーボセクタパルス38a′を、そ
して3回目の失敗に対しては疑似サーボセクタパルス3
8a″を、それぞれ生成するものである。
【0054】即ち再トリガ付きタイマ38′は、特定パ
ターン検出器34からのサーボセクタパルス34aを受
けてタイマ動作し、その動作時点から時間ts =tc +
tdを経過するまでに、特定パターン検出器34から次
の(有効な)サーボセクタパルス34aを受けたなら
ば、再トリガされ、次のサーボセクタパルス34aを受
けなかったならば、ts 経過時に1パルスを疑似サーボ
セクタパルス38aとして生成出力するように構成され
ている。
【0055】また再トリガ付きタイマ38′は、1回目
の疑似サーボセクタパルス38aを出力してから時間t
c を経過するまでに(即ち上記動作時点から時間ts +
tc=2tc +td が経過するまでに)次のサーボセク
タパルス34aを受けたならば、再トリガされ、次のサ
ーボセクタパルス34aを受けなかったならば、1回目
の疑似サーボセクタパルス38aを出力してから時間t
c 経過時(上記動作時点から時間ts +tc =2tc +
td の経過時)に2回目の疑似サーボセクタパルス38
a′を生成するようにも構成されている。
【0056】更に再トリガ付きタイマ38′は、2回目
の疑似サーボセクタパルス38′を出力してから時間t
c を経過するまでに(上記動作時点から時間ts +2t
c =3tc +td が経過するまでに)次のサーボセクタ
パルス34aを受けたならば、再トリガされ、次のサー
ボセクタパルス34aを受けなかったならば、2回目の
疑似サーボセクタパルス38′を出力してから時間tc
経過時(上記動作時点から時間ts +2tc =3tc +
td の経過時)に3回目の疑似サーボセクタパルス38
a″を生成するようにも構成されている。
【0057】OR回路39′は、遅延回路37の出力
(真のサーボセクタパルス37a)及び再トリガ付きタ
イマ38′の3つの出力(疑似サーボセクタパルス38
a,38a′,38″)をオアしてデータセクタパルス
生成の基準となるサーボセクタパルス39aを出力する
ものである。
【0058】図5は、図2中の再トリガ付きタイマ3
8′の内部構成を示す。再トリガ付きタイマ38′は、
前記第1の実施例における再トリガ付きタイマ38と同
一構成のカウンタ(CTR)381及び比較器(CM
P)382に加えて、比較器(CMP)383,384
を有している。
【0059】比較器383は、カウンタ381のカウン
ト値381aと時間ts +tc に相当する規定値Ts +
Tc (Ts =ts /クロック信号CLKの1周期の時
間,Tc =tc /クロック信号CLKの1周期の時間)
とを比較して、一致を検出している期間だけ有効な疑似
サーボセクタパルス38a′を出力するものである。
【0060】比較器384は、カウンタ381のカウン
ト値381aと時間ts +2tc に相当する規定値Ts
+2Tc とを比較して、一致を検出している期間だけ有
効な疑似サーボセクタパルス38a″を出力するもので
ある。
【0061】比較器383,384は、イネーブル信号
EN1,EN2が“1”に設定されている場合だけ、イ
ネーブル状態となって比較動作を行うように構成されて
いる。ここでは、イネーブル信号EN1,EN2は
“1”に設定されているものとする。なお、比較器38
2は常に比較動作を行うように構成されているものとす
る。
【0062】さて、図5の構成の再トリガ付きタイマ3
8′を用いた図4のデータ記録再生装置において、前記
第1の実施例と同様に、特定パターン検出器34により
サーボセクタ51のサーボセクタパルス生成用特定パタ
ーン5が検出されて、サーボセクタパルス(サーボセク
タパルス検出信号)34aが生成されたものとする。こ
の場合、再トリガ付きタイマ38′内のカウンタ381
はクリヤされ、再度カウント値「0」からカウントを開
始する。即ち再トリガ付きタイマ38′は再トリガさ
れ、タイマ値「0」から再起動される。
【0063】サーボセクタ51に続くサーボセクタ52
では、電気的ノイズN等の影響でサーボセクタパルス生
成用特定パターン5の検出に失敗し、サーボセクタパル
ス(サーボセクタパルス検出信号)34aが生成されな
い。この場合、再トリガ付きタイマ38内のカウンタ3
81は、前回の再トリガにより開始したカウント動作を
継続する。そしてカウンタ381のカウント値381a
が時間ts (=tc +td )に相当する規定値Ts に一
致するようになると、比較器382はカウント値381
aがTs に一致している期間だけ、疑似サーボセクタパ
ルス38aを出力する。即ち、再トリガ付きタイマ38
1′から、前回の(サーボセクタ51に対応する)サー
ボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信号)34a
による再トリガ時点を基準として、時間ts (=tc +
td )が経過したタイミングで疑似サーボセクタパルス
38aが生成出力される。このときカウンタ381はカ
ウント動作を継続する。
【0064】ここで、サーボセクタ52の次のサーボセ
クタ(便宜上、サーボセクタsnと呼ぶ)においても、
サーボセクタパルス生成用特定パターン5の検出に失敗
し、サーボセクタパルス(サーボセクタパルス検出信
号)34aが生成されなかったものとする。即ち、サー
ボセクタパルス生成用特定パターン5の検出に2回続け
て失敗したものとする。
【0065】この場合、カウンタ381はカウント動作
を継続することから、やがてカウンタ381のカウント
値381aが時間ts +tc (=2tc +td )に相当
する規定値Ts +Tc (=2Tc +Td )に一致するよ
うになると、比較器383は有効な疑似サーボセクタパ
ルス38a′を出力する。ここで、疑似サーボセクタパ
ルス38a′の出力タイミングは、比較器382からの
先行する疑似サーボセクタパルス38aより、時間
{(ts +tc )−ts }、即ち時間tc 後のタイミン
グとなり、本来出力されるべき真のサーボセクタパルス
37aと同じタイミングとなる。このときカウンタ38
1は更にカウント動作を継続する。
【0066】比較器383から出力された疑似サーボセ
クタパルス38a′、即ち再トリガ付きタイマ38′か
らの疑似サーボセクタパルス38′は、OR回路39′
によりサーボセクタパルス39aとしてタイマ群35に
出力され、データセクタパルスの生成に用いられる。
【0067】次に、サーボセクタsnの更に次のサーボ
セクタ(便宜上、サーボセクタsn+1と呼ぶ)におい
ても、サーボセクタパルス生成用特定パターン5の検出
に失敗し、サーボセクタパルス(サーボセクタパルス検
出信号)34aが生成されなかったものとする。即ち、
サーボセクタパルス生成用特定パターン5の検出に3回
続けて失敗したものとする。
【0068】この場合、カウンタ381はカウント動作
を継続することから、やがてカウンタ381のカウント
値381aが時間ts +2tc (=3tc +td )に相
当する規定値Ts +2Tc (=3Tc +Td )に一致す
るようになると、比較器384は有効な疑似サーボセク
タパルス38a″を出力する。ここで、疑似サーボセク
タパルス38a″の出力タイミングは、比較器383か
らの先行する疑似サーボセクタパルス38a′より、時
間{(ts +2tc )−(ts +tc )}、即ち時間t
c 後のタイミングとなり、本来出力されるべき真のサー
ボセクタパルス37aと同じタイミングとなる。
【0069】比較器384から出力された疑似サーボセ
クタパルス38a″、即ち再トリガ付きタイマ38′か
らの疑似サーボセクタパルス38″は、OR回路39′
によりサーボセクタパルス39aとしてタイマ群35に
出力され、データセクタパルスの生成に用いられる。
【0070】以上のように、本実施例においては、第1
の実施例における再トリガ付きタイマ38に代えて、図
5の構成の再トリガ付きタイマ38′を用いることによ
り、特定パターン検出器34にてサーボセクタパルス生
成用特定パターン5の検出に2回以上続けて失敗した場
合でも、1回目の検出失敗時は勿論、2回目及び3回目
の検出失敗時には、疑似サーボセクタパルスを生成出力
することができる。
【0071】なお、本実施例で適用された再トリガ付き
タイマ38′では、サーボセクタパルス生成用特定パタ
ーン5の検出に連続して失敗した回数が3回を越えない
限りは疑似サーボセクタパルスを生成出力できるように
なっているが、任意のn回を越えない限り疑似サーボセ
クタパルスを生成出力できる構成とすることも可能であ
る。但し、疑似サーボセクタパルスだけを連続して出力
していると、ディスク(を回転駆動するモータ)の回転
変動等の影響で、連続出力回数が増えるにつれて真のタ
イミングからずれてくる可能性がある。そこで、例えば
装置毎にディスクの回転変動率を予め計測しておき、そ
れに応じてnの値を決定することが好ましい。
【0072】本実施例では、基準(閾値)となるディス
クの回転変動率としてk1,k2(k1>k2)の2つ
を予め設定しておき、このk1,k2と計測された回転
変動率Δとの大小関係に応じて、nの値が1,2,3の
中から決定されるようになっている。ここでは、Δ≧k
1のときはn=1が、k2≦Δ<k1のときはn=2
が、そしてΔ<k2のときはn=3が決定(選択)され
るようになっている。n=1とした場合には、イネーブ
ル信号EN1,EN2を“0”に設定して、比較器38
3,384をディセーブル状態にする。また、n=2と
した場合には、イネーブル信号EN1を“1”に、イネ
ーブル信号EN2を“0”にそれぞれ設定して、比較器
383をイネーブル状態に、比較器384をディセーブ
ル状態にする。同様に、n=3とした場合には、イネー
ブル信号EN1,EN2“1”に設定して、比較器38
3,384をイネーブル状態にする。
【0073】なお、図2の構成の再トリガ付きタイマ3
8において、比較器382に与える規定値を切り替え設
定ようにすることにより、再トリガ付きタイマ38′と
同様の機能を実現することもできる。即ち、n=3とす
る場合を例にとると、まず比較器382から1回目の疑
似サーボセクタパルス38aが出力された場合に、上記
規定値をTs からTs +Tc に切り替え設定する。次
に、カウンタ381のカウント値381aがTs +Tc
に一致して2回目の疑似サーボセクタパルス38aが出
力された場合に、上記規定値をTs +Tc からTs +2
Tc に切り替え設定する。そして、カウンタ381のカ
ウント値381aがTs +2Tc に一致して3回目の疑
似サーボセクタパルス38aが出力された場合に、上記
規定値をTs に戻す。もし、n=2とする場合には、2
回目の疑似サーボセクタパルス38aが出力された段階
で、上記規定値をTs に戻せば良い。
【0074】以上は、サーボセクタパルスを基準として
生成されるデータセクタパルスのタイミングが、サーボ
セクタの位置に無関係に常に一定であるようなデータ記
録再生装置に実施した場合について説明したが、これに
限るものではなく、本発明は、サーボセクタパルスを基
準として生成されるデータセクタパルスのタイミングが
サーボセクタの位置により異なる、例えばCDR(Cons
tant Density Recording)方式のデータ記録再生装置
(ハードディスク装置)にも同様に適用できる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、サ
ーボセクタパルス生成用の特定パターンの検出時に、電
気的ノイズ等が印加して、サーボセクタパルスの生成に
失敗した場合でも、前回生成されたサーボセクタパルス
を受けて動作を開始している疑似サーボセクタパルス生
成手段(再トリガ付きタイマ)によりサーボセクタパル
ス(疑似サーボセクタパルス)が生成できる。これによ
り、この疑似サーボセクタパルスを基準にデータセクタ
パルスを生成することができるため、サーボセクタパル
ス生成用の特定パターンの検出に成功して真のサーボセ
クタパルスが生成された場合と同様に、ホストコンピュ
ータ等からの記録情報のライト/リード動作を行うこと
が可能となり、サーボセクタパルス生成用特定パターン
の検出失敗に伴うデータ記録再生装置のパフォーマンス
の低下を防止できる。
【0076】また、本発明によれば、サーボセクタパル
ス生成用特定パターンの検出に連続して失敗した場合で
も疑似サーボセクタパルスが生成できる。また、本発明
によれば、(サーボセクタパルス生成用特定パターンの
検出に失敗したために)サーボセクタパルスが生成され
なかったことを確認してから疑似サーボセクタパルスを
生成出力するのに要する時間を考慮して、上記特定パタ
ーンの検出により生成されるサーボセクタパルスを一定
時間遅延させ、これを真のサーボセクタパルスとするこ
とにより、疑似のサーボセクタパルスと真のサーボセク
タパルスのタイミングを合わせることができるため、サ
ーボセクタパルスを基準とする正しいデータセクタパル
スの生成が保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すハードセクタ方式
のデータ記録再生装置のブロック構成図。
【図2】図1中の再トリガ付きタイマ38の内部構成を
示すブロック図。
【図3】同第1の実施例の動作を説明するためのタイミ
ングチャート。
【図4】本発明の第2の実施例を示すハードセクタ方式
のデータ記録再生装置のブロック構成図。
【図5】図4中の再トリガ付きタイマ38′の内部構成
を示すブロック図。
【図6】一般的なディスクフォーマットを説明するため
の概念図。
【図7】サーボセクタのフォーマットを説明するための
概念図。
【図8】サーボエリア内のサーボセクタパルス生成用特
定パターンを検出することにより生成されるサーボセク
タパルスと、当該サーボセクタパルスを基準に生成され
るデータセクタパルス群との関係を示す図。
【図9】従来のハードセクタ方式のデータ記録再生装置
のブロック構成図。
【図10】従来のサーボセクタパルス生成及び当該サー
ボセクタパルスに基づくデータセクタパルス生成を説明
するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
2,50〜52…サーボセクタ、3…サーボエリア、4
…データエリア、5…サーボセクタパルス生成用特定パ
ターン、30…ヘッド、32…2値化回路、34…特定
パターン検出器、34a…サーボセクタパルス(サーボ
セクタパルス検出信号、第1のサーボセクタパルス)、
36…OR回路、37…遅延回路、38,38′…再ト
リガ付きタイマ(疑似サーボセクタパルス生成手段)、
38a,38a′,38a″…疑似サーボセクタパルス
(第2のサーボセクタパルス)、39,39′…OR回
路(出力手段)、39a…サーボセクタパルス、381
…カウンタ(CTR)、382〜384…比較器(CM
P)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク上に設定された各サーボエリア
    の所定位置に記録されているサーボセクタパルス生成用
    特定パターンを検出することによりサーボセクタパルス
    を生成し、そのサーボセクタパルスを基準に後続するデ
    ータエリア内の1つ以上のデータセクタの先頭位置を示
    すデータセクタパルスを生成して、指定されたデータセ
    クタを対象とするデータの記録再生を行うデータ記録再
    生装置において、 前記各サーボエリアの所定位置に記録されている前記特
    定パターンを検出して真のサーボセクタパルスである第
    1のサーボセクタパルスを生成する特定パターン検出手
    段と、 この特定パターン検出手段により前記第1のサーボセク
    タパルスが生成される毎に動作して、当該検出手段にて
    次の前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗した場
    合に、予め定められたタイミングで疑似のサーボセクタ
    パルスである第2のサーボセクタパルスを生成する疑似
    サーボセクタパルス生成手段と、 前記疑似サーボセクタパルス生成手段により前記第2の
    サーボセクタパルスが生成された場合に、当該第2のサ
    ーボセクタパルスを前記データセクタパルスの生成用に
    出力する出力手段とを具備することを特徴とするデータ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記疑似サーボセクタパルス生成手段
    は、前記第2のサーボセクタパルスを生成した後も、前
    記特定パターン検出手段にて次の前記第1のサーボセク
    タパルスの生成に失敗した場合には、予め定められたタ
    イミングで再び前記第2のサーボセクタパルスを生成す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 ディスク上に設定された各サーボエリア
    の所定位置に記録されているサーボセクタパルス生成用
    特定パターンを検出することによりサーボセクタパルス
    を生成し、そのサーボセクタパルスを基準に後続するデ
    ータエリア内の1つ以上のデータセクタの先頭位置を示
    すデータセクタパルスを生成して、指定されたデータセ
    クタを対象とするデータの記録再生を行うデータ記録再
    生装置において、 前記各サーボエリアの所定位置に記録されている前記特
    定パターンを検出して真のサーボセクタパルスである第
    1のサーボセクタパルスを生成する特定パターン検出手
    段と、 この特定パターン検出手段により生成された前記第1の
    サーボセクタパルスを第1の規定時間だけ遅延する遅延
    手段と、 前記特定パターン検出手段により前記第1のサーボセク
    タパルスが生成される毎に当該第1のサーボセクタパル
    スを受けて動作して、前記特定パターン検出手段にて次
    の前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗した場合
    に、その動作時点を基準として、その動作時点から本来
    前記次の第1のサーボセクタパルスを受けるべき時点ま
    での所定時間に前記第1の規定時間を加えた第2の規定
    時間後に、疑似のサーボセクタパルスである第2のサー
    ボセクタパルスを生成する疑似サーボセクタパルス生成
    手段と、 前記特定パターン検出手段により前記第1のサーボセク
    タパルスが生成された場合には前記遅延手段により遅延
    された後の当該第1のサーボセクタパルスを、前記疑似
    サーボセクタパルス生成手段により前記第2のサーボセ
    クタパルスが生成された場合には当該第2のサーボセク
    タパルスを、前記データセクタパルス生成の基準となる
    第3のサーボセクタパルスとして出力する出力手段とを
    具備することを特徴とするデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記疑似サーボセクタパルス生成手段
    は、前記第2のサーボセクタパルスを生成した後も、前
    記特定パターン検出手段にて次の前記第1のサーボセク
    タパルスの生成に失敗した場合には、前記第2のサーボ
    セクタパルスの生成時点を基準として、その時点から前
    記所定時間後に、再び前記第2のサーボセクタパルスを
    生成することを特徴とする請求項3記載のデータ記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 ディスク上に設定された各サーボエリア
    の所定位置に記録されているサーボセクタパルス生成用
    特定パターンを検出することによりサーボセクタパルス
    を生成し、そのサーボセクタパルスを基準に後続するデ
    ータエリア内の1つ以上のデータセクタの先頭位置を示
    すデータセクタパルスを生成して、指定されたデータセ
    クタを対象とするデータの記録再生を行うデータ記録再
    生装置に適用されるサーボセクタパルスの生成方法にお
    いて、 前記各サーボエリアの所定位置に記録されている前記特
    定パターンを検出する毎に、真のサーボセクタパルスで
    ある第1のサーボセクタパルスを生成する第1の段階
    と、 前記第1のサーボセクタパルスが生成される毎に動作し
    て、次の前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗し
    た場合に、予め定められたタイミングで疑似のサーボセ
    クタパルスである第2のサーボセクタパルスを生成する
    第2の段階とを具備し、 前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗した場合に
    は、前記第2の段階で生成される前記第2のサーボセク
    タパルスが前記データセクタパルスの生成に用いられる
    ようにしたことを特徴とするサーボセクタパルス生成方
    法。
  6. 【請求項6】 第2のサーボセクタパルスを生成した後
    も、次の前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗し
    た場合には、予め定められたタイミングで再び前記第2
    のサーボセクタパルスを生成することを特徴とする請求
    項5記載のサーボセクタパルス生成方法。
  7. 【請求項7】 ディスク上に設定された各サーボエリア
    の所定位置に記録されているサーボセクタパルス生成用
    特定パターンを検出することによりサーボセクタパルス
    を生成し、そのサーボセクタパルスを基準に後続するデ
    ータエリア内の1つ以上のデータセクタの先頭位置を示
    すデータセクタパルスを生成して、指定されたデータセ
    クタを対象とするデータの記録再生を行うデータ記録再
    生装置に適用されるサーボセクタパルスの生成方法にお
    いて、 前記各サーボエリアの所定位置に記録されている前記特
    定パターンを検出する毎に、真のサーボセクタパルスで
    ある第1のサーボセクタパルスを生成する第1の段階
    と、 前記第1のサーボセクタパルスが生成される毎に当該第
    1のサーボセクタパルスを受けて動作して、次の前記第
    1のサーボセクタパルスの生成に失敗した場合に、その
    動作時点を基準として、その動作時点から本来前記次の
    第1のサーボセクタパルスを受けるべき時点までの所定
    時間に前記第1の規定時間を加えた第2の規定時間後
    に、疑似のサーボセクタパルスである第2のサーボセク
    タパルスを生成する第2の段階とを具備し、 前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗した場合に
    は、前記第2の段階で生成される前記第2のサーボセク
    タパルスが前記データセクタパルスの生成に用いられる
    ようにしたことを特徴とするサーボセクタパルス生成方
    法。
  8. 【請求項8】 第2のサーボセクタパルスを生成した後
    も、次の前記第1のサーボセクタパルスの生成に失敗し
    た場合には、前記第2のサーボセクタパルスの生成時点
    を基準として、その時点から前記所定時間後に、再び前
    記第2のサーボセクタパルスを生成することを特徴とす
    る請求項7記載のサーボセクタパルス生成方法。
JP16406994A 1994-07-15 1994-07-15 データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法 Pending JPH0831102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16406994A JPH0831102A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16406994A JPH0831102A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831102A true JPH0831102A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15786197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16406994A Pending JPH0831102A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831102A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2312780A (en) * 1996-04-30 1997-11-05 Samsung Electronics Co Ltd Disk writing control circuit
EP0994476A1 (en) * 1998-10-14 2000-04-19 Sony Corporation Magnetic disk apparatus with lower probability of occurrence of read errors due to scratch or the like on magnetic disk surface
US6839194B2 (en) 2001-08-02 2005-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk drive apparatus and method for generating servo sector pulse

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2312780A (en) * 1996-04-30 1997-11-05 Samsung Electronics Co Ltd Disk writing control circuit
GB2312780B (en) * 1996-04-30 1998-07-15 Samsung Electronics Co Ltd Disk writing control circuit
EP0994476A1 (en) * 1998-10-14 2000-04-19 Sony Corporation Magnetic disk apparatus with lower probability of occurrence of read errors due to scratch or the like on magnetic disk surface
US6724552B1 (en) 1998-10-14 2004-04-20 Alps Electric Co., Ltd. Magnetic disk apparatus with lower probability of occurrence of read errors due to scratch or the like on magnetic disk surface
US6839194B2 (en) 2001-08-02 2005-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk drive apparatus and method for generating servo sector pulse

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7133227B2 (en) Head polarity detection algorithm and apparatus
US4530019A (en) Servo pattern
KR100194023B1 (ko) 서보 어드레스 마크 검출 미싱으로 인한 서보패턴 오버라이트 방지회로
KR20000006387A (ko) 광디스크기록장치및광디스크상에데이터를기록하기위한방법
US5233592A (en) Method for detecting starting position of data recording block
JPS63316364A (ja) 領域検出装置
US6956805B2 (en) Signal processing circuit and method for extracting superimposed signal with accuracy
US5661708A (en) Apparatus and method for detecting a sync pattern and an address mark within data provided from a recording medium
JP2003045129A (ja) ディスク記憶装置及び同装置におけるサーボセクタパルス生成方法
JPH0831102A (ja) データ記録再生装置及び同装置に適用されるサーボセクタパルス生成方法
JP2606090B2 (ja) 光学的情報制御装置
JP2774278B2 (ja) 光ディスク装置のセクタマーク検出装置
JP2560597B2 (ja) デ−タ変換ディスク装置
KR100421337B1 (ko) 트랙정보 독출 에러 검증정보를 가지는 그레이코드구간을기록한기록매체및그독출장치
JP2572383B2 (ja) 磁気デイスク装置
US8995072B1 (en) Servo system with signal to noise ratio marginalization
JP2763079B2 (ja) セクタマーク検出方法及び回路
JPH03173975A (ja) 信号抽出方法および信号抽出装置
JPH05159491A (ja) トラックジャンプ制御装置
JPH0696405A (ja) ピーク検出回路
JP3526693B2 (ja) ディスク制御器のオーバーラン防止方法
JPH113574A (ja) 記憶装置及びその記憶媒体
JPH01251476A (ja) 磁気記録再生装置のセクタ検出装置
JPH05120805A (ja) 光デイスクの特殊マーク検出装置
JPH0419875A (ja) 情報記録再生装置