JPH08310651A - 食器搬送コンベヤにおける巻き込み防止装置 - Google Patents

食器搬送コンベヤにおける巻き込み防止装置

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JPH08310651A
JPH08310651A JP11856795A JP11856795A JPH08310651A JP H08310651 A JPH08310651 A JP H08310651A JP 11856795 A JP11856795 A JP 11856795A JP 11856795 A JP11856795 A JP 11856795A JP H08310651 A JPH08310651 A JP H08310651A
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JP
Japan
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tableware
conveyor
switch
flap portion
flap
Prior art date
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Application number
JP11856795A
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English (en)
Inventor
Etsutaka Takeyama
悦孝 武山
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TANIGUCHI KOGYO KK
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TANIGUCHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 巻き込み防止装置は、食器搬送コンベヤによ
って搬送されてくる食器類を受け取るための食器受け取
り部の主受け取り部に対して、食器受け渡し位置とスイ
ッチ作動位置との間に移動しうるようにフラップ部を接
続し、さらに、フラップ部に関連させて食器搬送コンベ
ヤの駆動源をオンオフしうるスイッチを配置している。 【効果】 食器搬送コンベヤによる食器類の巻き込みを
完全に防止できるので、食器類の破損、食器搬送コンベ
ヤの破損、食器搬送システム全体の故障等を未然に防止
できる。その上、作業者の手が巻き込まれてしまうとい
うような重大な負傷事故をも未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機等において
食器類を搬送するための食器搬送システムにおける安全
装置に関するものであり、特に、食器搬送コンベヤにお
ける巻き込み防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、社員食堂、隊員食堂、学校給食、
大型レストラン等の厨房においては、使用後の汚れた食
器類を大量に自動的に洗浄するために各種食器洗浄機が
使用されている。これら食器洗浄機において、汚れた食
器類を次から次へと洗浄室を通して搬送していくための
食器搬送システムとして、洗浄室の入口から出口へと洗
浄室内を通して延びるように配設された食器搬送コンベ
ヤと、洗浄室の出口側にあって食器搬送コンベヤの搬送
終端部の近傍に配設されて食器搬送コンベヤによって搬
送されてくる食器を受け取るための食器受け取り部とを
備えた型のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
搬送システムにおいては、エンドレス状に連続的に移動
させられている食器搬送コンベヤの上に載せられてくる
食器類が、洗浄室の出口において、その食器受け取り部
へと上手く受け渡されない場合があった。これは、食器
搬送コンベヤの上に載せられた食器類の配置具合が正常
でなかったりした場合や、食器搬送コンベヤがなんらか
の原因により異常な振動を受けたりした場合等におい
て、食器類の先端部等が、食器搬送コンベヤの搬送終端
部と食器受け取り部との間の隙間へと入り込んでしまう
ような状況が出現することがあるからであった。
【0004】従来の食器搬送システムでは、このような
状況が生ずる場合には、洗浄された食器類が食器受け取
り部へと上手く受け渡されないというだけでなく、次の
ような問題を生じてしまうことがあった。すなわち、食
器類の先端部が食器搬送コンベヤの搬送終端部と食器受
け取り部との間の隙間へと入り込んでしまっても、食器
搬送コンベヤは依然として駆動させられているので、隙
間に先端部を挟まれた状態の食器類がさらにその隙間内
へと巻き込まれるような力を受けることにより、その食
器類が破損してしまうことがあった。また、その食器類
が破損しない場合には、食器搬送コンベヤの方が破損し
たり、食器搬送システム全体が故障してしまうこともあ
った。
【0005】その上、作業者が、先端部が隙間に入り込
もうとしている食器類を手で食器搬送コンベヤから取り
上げようとしたような場合には、誤ると、その隙間内へ
とその食器搬送コンベヤによって作業者の手が巻き込ま
れてしまうというような重大な負傷事故が生じてしまう
というような恐れもあった。
【0006】本発明の目的は、前述したような従来の食
器搬送システムにおける問題点を解消できるような、食
器搬送コンベヤにおける巻き込み防止装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、食器搬
送コンベヤと、該食器搬送コンベヤの搬送終端部の近傍
に配設されて該食器搬送コンベヤによって搬送されてく
る食器類を受け取るための食器受け取り部とを備えた型
の食器搬送システムにおいて、前記食器搬送コンベヤの
搬送終端部と前記食器受け取り部との間に食器類または
作業者の手や指等が巻き込まれるのを防止するための巻
き込み防止装置であって、前記食器受け取り部を、主受
け取り部と、前記食器搬送コンベヤの搬送終端部の側に
おいて前記主受け取り部に接続されて前記食器搬送コン
ベヤから前記主受け取り部への食器類の受け渡しを容易
とするためのフラップ部とからなるように構成し、前記
フラップ部に関連させて前記食器搬送コンベヤの駆動源
をオンオフしうるスイッチを配置し、前記フラップ部
は、常時は、前記食器類の受け渡しを容易とする食器受
け渡し位置にあるが、前記食器受け取り部と前記食器搬
送コンベヤの搬送終端部との間に食器類等が巻き込まれ
ようとしたときにはその食器類等によってスイッチ作動
位置へと移動させられるようになっており、前記スイッ
チは、前記フラップ部が前記食器受け渡し位置にあると
きには、前記駆動源をオン状態に維持するが、前記フラ
ップ部が前記スイッチ作動位置へと移動させられるとき
には、前記駆動源をオフ状態にさせるようにすることを
特徴とする巻き込み防止装置が提供される。
【0008】本発明の一つの実施態様によれば、前記フ
ラップ部は、前記主受け取り部に対してスプリング蝶番
を用いて接続されており、前記スイッチは、前記食器受
け取り部と前記食器搬送コンベヤの搬送終端部との間に
おいて前記フラップ部の下に配置されたスプリング付リ
ミットスイッチであり、前記フラップ部は、常時は、前
記スプリング蝶番のスプリング偏移力によって前記食器
受け渡し位置に保持されているが、前記食器受け取り部
と前記食器搬送コンベヤの搬送終端部との間に食器類等
が巻き込まれようとしたときにはその食器類等によって
前記スプリング蝶番のスプリング偏移力に抗して前記ス
イッチ作動位置へと移動させられ、前記スプリング付リ
ミットスイッチは、前記フラップ部が前記食器受け渡し
位置にあるときには、前記駆動源をオン状態に維持する
が、前記フラップ部が前記スイッチ作動位置へと移動さ
せられるときには、前記フラップ部によって作動させら
れて前記駆動源をオフ状態にさせる。
【0009】
【作用】本発明の巻き込み防止装置においては、食器搬
送システムの食器受け取り部と食器搬送コンベヤの搬送
終端部との間に食器類等が巻き込まれようとしたときに
はその食器類等によってフラップ部がスイッチ作動位置
へと移動させられて、スイッチが作動させられ、食器搬
送コンベヤを駆動する駆動源がオフ状態とさせられ、食
器搬送コンベヤによる食器類の搬送が停止させられる。
したがって、その食器類がそれ以上移動させられること
はないので、食器搬送コンベヤによる食器類や作業者の
手等の巻き込みを防止できる。
【0010】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例としての巻き込
み防止装置を適用した食器搬送システムの部分、すなわ
ち、食器洗浄機の洗浄室(図示していない)の出口付近
の部分を概略的に示す斜視図である。図1に示されるよ
うに、この食器搬送システムは、食器洗浄機の洗浄室の
入口から出口へと洗浄室を通して洗浄すべき食器類を搬
送していくための食器搬送コンベヤベルト10と、この
食器搬送コンベヤベルト10を駆動するための駆動部2
0と、食器搬送コンベヤベルト10の搬送終端部の近傍
に配設されて食器搬送コンベヤベルト10によって搬送
されてくる食器類を受け取るための食器受け取り部30
とを備えている。
【0012】食器搬送コンベヤベルト10は、搬送方向
に沿って所定の間隔で配列したリンクロッド11にて、
多数のリンク12を枢着させてエンドレス状に連接して
なるものであってよい。エンドレス状の連接リンク1
2、12は、食器搬送コンベヤベルト10の搬送方向を
横切る巾方向において所定の間隔をおいて複数本がリン
クロッド11に枢着されている。したがって、この食器
搬送コンベヤベルト10は、食器類を載置するするため
の網状の載置面を与えている。これらのリンクロッド1
1およびリンク12は、腐食し難く且つ食器類に対して
傷を付け難く、また、コンベヤベルトを出来るだけ軽量
なものとするために、プラスチック材料で形成されると
よい。
【0013】この食器搬送コンベヤベルト10の巾方向
の両側(図1はその片側しか示していない)には、駆動
部20が係合する駆動係合部が設けられており、この駆
動係合部は、リンク12と同一形状であってよいリンク
13を間にロール14を挟み込むようにして、固定ボル
ト15を用いて各対応するリンクロッド11の各端へと
取り付けてなっている。リンク13およびロール14
は、固定ボルト15に対して回動しうるようにされてい
る。リンク13および固定ボルト15は、腐食し難く且
つ駆動係合部として必要な強度を得るために、金属材
料、例えば、ステンレス材料で形成されると良い。ロー
ル14は、駆動部20との係合、離脱をできるだけ滑ら
かに行わせるために、プラスチック材料で形成されると
良い。
【0014】駆動部20は、前述したようなエンドレス
状の食器搬送コンベヤベルト10の搬送始端部(洗浄室
の入口近傍)と搬送終端部(洗浄室の出口近傍)とに設
けられて、食器搬送コンベヤベルト10の巾方向に沿っ
て延長するようにして設けられる回転シャフト21と、
この回転シャフト21の両端部の近くに取り付けられ
て、食器搬送コンベヤベルト10の巾方向における各側
部における駆動係合部に係合し且つこの回転シャフト2
1の回転と共に回転するスプロケット22とからなって
いる。これら各スプロケット22は、図1に示されてい
るように、食器搬送コンベヤベルト10の前述したよう
な駆動係合部の隣接するロール14の間の間隙内に係合
しうるスプロケット歯22Aを有している。駆動部20
の回転シャフト21の一方は、モータ60によって回転
駆動させられるようにされている。
【0015】食器搬送コンベヤベルト10の搬送終端部
の近傍に配設された食器受け取り部30は、主受け取り
部を構成するスライドプレート31と、食器搬送コンベ
ヤベルト10の搬送終端部の側においてスライドプレー
ト31に接続されて食器搬送コンベヤベルト10からス
ライドプレート31への食器類の受け渡しを容易とする
ためのフラップ部32とからなっている。これらスライ
ドプレート31とフラップ部32とは、腐食し難く且つ
食器類を滑らせ易くするために、ステンレス材料で形成
されるとよい。
【0016】図2は、図1に示した食器搬送システムに
おける食器搬送コンベヤベルト10(図を分かり易くす
るために駆動係合部は省略されている)および食器受け
取り部30と、本発明による巻き込み防止装置との関係
を詳細に示すため、食器搬送コンベヤベルト10と食器
受け取り部30とをそれらの巾方向における中間部を省
略して示す概略平面図である。図3および図4は、本発
明の巻き込み防止装置の構成および動作をより分かり易
くするための、図2に示した装置構成の概略側面図であ
る。これら図2、図3および図4によく示されているよ
うに、フラップ部32は、主受け取り部を構成している
スライドプレート31の一端に、一対のスプリング蝶番
33を用いて接続されている。このフラップ部32は、
常時は、スプリング蝶番33のスプリング偏移力によっ
て、図3に示すような食器受け渡し位置に保持されるよ
うにされている。図2に良く示されているように、フラ
ップ部32の自由端には、食器搬送コンベヤベルト10
の各連接リンク12、12の通過を許すための切欠き部
32Aが形成されている。
【0017】食器受け取り部30と食器搬送コンベヤベ
ルト10の搬送終端部との間においてフラップ部32の
下には、スプリング付リミットスイッチ40が配設され
ており、このスプリング付リミットスイッチ40は、フ
ラップ部32と協動して、本発明の巻き込み防止装置の
一部を構成している。この実施例におけるスプリング付
リミットスイッチ40は、図3によく示されるように、
接点開閉作動ロッド41を有しており、この接点開閉作
動ロッド41は、常時は、スプリングの偏移力によって
スイッチ本体から所定の距離だけ突き出した状態に保持
されている。
【0018】図5は、食器搬送コンベヤベルト10の駆
動部20の回転シャフト21を回転駆動させるための駆
動モータ60を付勢するための電気回路の一例を示して
いる。図5に示す電気回路は、駆動モータ60を付勢す
るための適当な電源50を含み、この電源50は、電源
開閉スイッチ51を介して駆動モータ60を付勢する。
スプリング付リミットスイッチ40の接点は、このよう
な駆動モータ60の付勢回路に直列に入れられている。
図5に示すように、電源開閉スイッチ51が閉じられ且
つスプリング付リミットスイッチ40の接点開閉作動ロ
ッド41が図3に示すような突き出し状態にありその接
点が閉じられているときには、駆動モータ60が付勢さ
せられる構成とされている。一方、電源開閉スイッチ5
1が開かれるか、スプリング付リミットスイッチ40の
接点が開かれるかする場合には、駆動モータ60の付勢
は停止させられる。
【0019】次に、このような構成を有する本発明の巻
き込み防止装置の動作について、特に、図3および図4
を参照して説明する。先ず、図3に示すように、食器受
け取り部30は、常時は、そのフラップ部32がスプリ
ング蝶番33によるスプリング偏移力によって食器受け
渡し位置にある。したがって、スプリング付リミットス
イッチ40の接点開閉作動ロッド41は突き出し状態に
ありその接点は閉じられている。この状態において、電
源開閉スイッチ51を閉じれば、駆動モータ60が付勢
されて、駆動部20の回転シャフト21が駆動モータ6
0により回転させられ、スプロケット22が回転させら
れる。
【0020】スプロケット22の歯22Aが食器搬送コ
ンベヤベルト10の駆動係合部における隣接ローラ14
間の間隙に係合しているので、エンドレス状の食器搬送
コンベヤベルト10が、スプロケット22の回動につれ
て回転させられる。このようにしてエンドレスにて回転
させられている食器搬送コンベヤベルト10の上方パス
の載置面上に、食器洗浄機の洗浄室の入口側にて洗浄す
べき食器類1を載置すれば、それら食器類1は、自動的
に且つ連続的に、食器搬送コンベヤベルト10の回転に
つれて、洗浄室を通してその出口側へと移送させられて
いく。この間に、食器類は、洗浄室内において洗浄作用
を受けて、その汚れを落とされていく。
【0021】こうして洗浄された食器類1が、食器搬送
コンベヤベルト10の搬送終端部まで搬送されてきて、
洗浄室の出口に来たときには、食器受け取り部30の食
器受け渡し位置にあるフラップ部32の作用により、食
器搬送コンベヤベルト10の上からスライドプレート3
1の上へと、スムースに受け渡されていく。図3に良く
示されるように、スライドプレート31およびフラップ
部32は、適当に下方へと傾斜しているので、食器類1
は、次から次へと連続して、食器搬送コンベヤベルト1
0からフラップ部32およびスライドプレート31へと
滑り落ちるようにして受け取られ、したがって、次のス
テーション、例えば、消毒ステーションや保管ステーシ
ョン等への食器類1の移送も支障なく行える。
【0022】ところが、食器搬送コンベヤベルト10に
よって移送されてきた食器類1が、連続的にスムースに
食器受け取り部30へと受け取られていく中で、食器搬
送コンベヤベルト10の上に載せられた食器類1の配置
具合が正常でなかったりした場合や、食器搬送コンベヤ
がなんらかの原因により異常な振動を受けたりした場合
等において、食器類1の先端部等が、食器搬送コンベヤ
ベルト10の搬送終端部と食器受け取り部との間の隙間
へと入り込んでしまうような状況が生ずることがある。
このような場合には、例えば、図4に示すように、食器
類1の先端部がフラップ部32の自由端を押す形とな
り、そのフラップ部32は、スプリング蝶番33のスプ
リング偏移力に抗して下方へと押されて、スイッチ作動
位置へと移動させられることになる。すると、フラップ
部32の下に配置されたスプリング付リミットスイッチ
40の接点開閉作動ロッド41がフラップ部32によっ
て押し下げられる。これにより、リミットスイッチ40
の接点が開かれ、図5に示したような駆動モータ60の
付勢回路が開かれるので、駆動モータ60による食器搬
送コンベヤベルト10のそれ以上の移動が停止させられ
る。
【0023】したがって、フラップ部32の自由端を押
している食器類1もそれ以上押し進められるようなこと
がなくなるので、この食器類1が食器搬送コンベヤベル
ト10と食器受け取り部30との間に巻き込まれていっ
てしまうようなことはない。こうして、食器搬送コンベ
ヤベルト10が自動的に停止された後においては、その
食器類1が軽いものであれば、フラップ部32は、スプ
リング蝶番33のスプリング偏移力により食器類1の先
端部を押し上げつつ自動的に図3に示すような食器受け
渡し位置へと戻る。食器類1は、食器受け渡し位置へと
戻されたフラップ部32による正常時の食器受け渡し作
用を受けて、スライドプレート31を滑り落ちて行くこ
とになる。一方、食器搬送コンベヤベルト10は、フラ
ップ部32が食器受け渡し位置へと戻され、リミットス
イッチ40の接点開閉作動ロッド41が常時の突き出し
位置へと戻ることにより、リミットスイッチ40の接点
が閉じられ、再び、駆動モータ60が付勢されることに
より、食器類の搬送を再開する。
【0024】フラップ部32に先端部を当接させた食器
類1が、スプリング蝶番33のスプリング偏移力に比べ
て重い場合には、食器搬送コンベヤベルト10の移動が
停止されても、フラップ部32がそこに先端部を当接さ
せている食器類1を押し上げることができない。しか
し、この場合には、作業者がその食器類1をフラップ部
32から外してやれば、フラップ部32は、自動的にそ
の常時の食器受け渡し位置へと戻り、食器搬送コンベヤ
ベルト10による常時の搬送移動を再開させることがで
きる。
【0025】作業者がフラップ部32から食器類1を外
そうとして食器搬送コンベヤベルト10の搬送終端部に
手を近づけて作業しているときに、食器搬送コンベヤベ
ルト10の搬送移動がすぐに再開されるのでは、作業者
の手が食器搬送コンベヤベルト10に巻き込まれるなど
の危険があるかもしれない。このような危険をも避けた
いのであれば、図5に示した駆動モータ60の付勢回路
に、作動遅延タイマー等を付加するとよい。この作動遅
延タイマーは、フラップ部32がその食器受け渡し位置
へ戻されて、リミットスイッチ40の接点が再び閉じら
れても、駆動モータ60の付勢がすぐに再開されないよ
うにし、所定の遅延時間後に始めて、駆動モータ60の
付勢が再開されるように動作するものである。
【0026】
【発明の効果】食器搬送コンベヤによる食器類の巻き込
みを完全に防止できるので、食器類の破損、食器搬送コ
ンベヤの破損、食器搬送システム全体の故障等を未然に
防止できる。
【0027】その上、作業者の手が巻き込まれてしまう
というような重大な負傷事故をも未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての巻き込み防止装置を
適用した食器搬送システムの部分を概略的に示す斜視図
である。
【図2】図1に示した食器搬送システムにおける食器搬
送コンベヤベルトおよび食器受け取り部と、本発明によ
る巻き込み防止装置との関係を詳細に示すための概略平
面図である。
【図3】本発明の巻き込み防止装置の構成および動作を
より分かり易くするための、図2に示した装置構成の概
略側面図である。
【図4】本発明の巻き込み防止装置の構成および動作を
より分かり易くするための、図2に示した装置構成の概
略側面図である。
【図5】食器搬送コンベヤベルトの駆動部の回転シャフ
トを回転駆動させるための駆動モータを付勢するための
電気回路の一例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 食器類 10 食器搬送コンベヤベルト 11 リンクロッド 12 リンク 13 リンク 14 ロール 15 固定ボルト 20 駆動部 21 回転シャフト 22 スプロケット 22A スプロケット歯 30 食器受け取り部 31 スライドプレート 32 フラップ部 32A 切欠き部 33 スプリング蝶番 40 スプリング付リミットスイッチ 41 接点開閉作動ロッド 50 電源 51 電源開閉スイッチ 60 駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器搬送コンベヤと、該食器搬送コンベ
    ヤの搬送終端部の近傍に配設されて該食器搬送コンベヤ
    によって搬送されてくる食器類を受け取るための食器受
    け取り部とを備えた型の食器搬送システムにおいて、前
    記食器搬送コンベヤの搬送終端部と前記食器受け取り部
    との間に食器類または作業者の手や指等が巻き込まれる
    のを防止するための巻き込み防止装置であって、前記食
    器受け取り部を、主受け取り部と、前記食器搬送コンベ
    ヤの搬送終端部の側において前記主受け取り部に接続さ
    れて前記食器搬送コンベヤから前記主受け取り部への食
    器類の受け渡しを容易とするためのフラップ部とからな
    るように構成し、前記フラップ部に関連させて前記食器
    搬送コンベヤの駆動源をオンオフしうるスイッチを配置
    し、前記フラップ部は、常時は、前記食器類の受け渡し
    を容易とする食器受け渡し位置にあるが、前記食器受け
    取り部と前記食器搬送コンベヤの搬送終端部との間に食
    器類等が巻き込まれようとしたときにはその食器類等に
    よってスイッチ作動位置へと移動させられるようになっ
    ており、前記スイッチは、前記フラップ部が前記食器受
    け渡し位置にあるときには、前記駆動源をオン状態に維
    持するが、前記フラップ部が前記スイッチ作動位置へと
    移動させられるときには、前記駆動源をオフ状態にさせ
    るようにすることを特徴とする巻き込み防止装置。
  2. 【請求項2】 前記フラップ部は、前記主受け取り部に
    対してスプリング蝶番を用いて接続されており、前記ス
    イッチは、前記食器受け取り部と前記食器搬送コンベヤ
    の搬送終端部との間において前記フラップ部の下に配置
    されたスプリング付リミットスイッチであり、前記フラ
    ップ部は、常時は、前記スプリング蝶番のスプリング偏
    移力によって前記食器受け渡し位置に保持されている
    が、前記食器受け取り部と前記食器搬送コンベヤの搬送
    終端部との間に食器類等が巻き込まれようとしたときに
    はその食器類等によって前記スプリング蝶番のスプリン
    グ偏移力に抗して前記スイッチ作動位置へと移動させら
    れ、前記スプリング付リミットスイッチは、前記フラッ
    プ部が前記食器受け渡し位置にあるときには、前記駆動
    源をオン状態に維持するが、前記フラップ部が前記スイ
    ッチ作動位置へと移動させられるときには、前記フラッ
    プ部によって作動させられて前記駆動源をオフ状態にさ
    せる請求項1記載の巻き込み防止装置。
JP11856795A 1995-05-17 1995-05-17 食器搬送コンベヤにおける巻き込み防止装置 Pending JPH08310651A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014510684A (ja) * 2011-03-10 2014-05-01 レイトラム,エル.エル.シー. 横送り被駆動ローラーベルト及びコンベア
CN113681458A (zh) * 2021-08-23 2021-11-23 惠州五和实业有限公司 一种便于密胺餐具抛光研磨的输送装置及其制作工艺

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