JPH08310598A

JPH08310598A - 飲料注出装置

Info

Publication number: JPH08310598A
Application number: JP12027095A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiko Matsumoto; 克彦松本; Toyoaki Gomi; 豊明五味
Original assignee: Kirin Brewery Co Ltd; Nittoku Co Ltd
Current assignee: Kirin Brewery Co Ltd; Nittoku Co Ltd
Priority date: 1995-05-18
Filing date: 1995-05-18
Publication date: 1996-11-26

Abstract

(57)【要約】【目的】小容量容器への飲料への注出とともに、大容
量の容器への注出も短時間で行うことの出来る飲料注出
装置、および、注出の際に、一台で二種以上の飲料を一
定の比率で混合することの出来る飲料注出装置を提供す
る。【構成】注出タップ１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃが飲料注
出装置本体の同一高さ位置に取り付けられ、これらの注
出タップ１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃが注出タップ１２Ｃと
この一個の注出タップに隣接する二個の注出タップ１２
Ａ，１２Ｂに分けられ、この注出タップ１２Ａ，１２Ｂ
の開閉レバー１２ａ，１２ｂが一個のハンドル１３Ａに
よって一体的に動作するように連結され、このハンドル
１３Ａがハンドル１３Ｂに隣接して配置され、注出タッ
プ１２Ａ，１２Ｃの各注ぎ口１２Ａ’，１２Ｃ’の中央
向きに屈曲され，その下向きに延びる軸線が注出タップ
１２Ｂの各注ぎ口１２Ｂ’の軸線と同一点ｘで交差する

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、飲料用容器から供給
される生ビール等の飲料を容器に注出するための飲料注
出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】飲料注出装置としては、例えば生ビール
の注出に使用されるディスペンサが知られている。

【０００３】図４に示されるディスペンサ１は、瞬間冷
却式のディスペンサであり、生ビール樽から供給される
生ビールを、このディスペンサ１内の冷却コイルを通過
させることによって冷却した後、ディスペンサ本体の前
面に取り付けられた注出タップ２からジョッキ等の容器
に注出して、客等に提供するようになっているものであ
る。

【０００４】ディスペンサには、この瞬間冷却式のもの
の他、生樽を冷蔵庫に入れて生ビールを樽ごと冷却して
おく樽冷蔵式のものがある。何れのディスペンサにおい
ても、生ビールの注出は、ジョッキ等の容器を注出タッ
プ２の下方に位置させて、ビールの泡立ち状態を見なが
ら、注出タップのレバー２Ａを操作することによって行
われる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
ビアホール等においては、生ビールをピッチャに入れて
客のテーブルに運び、客が自分で生ビールをピッチャか
らジョッキに注ぎ分けて楽しむといった飲み方が増えて
来ている。このピッチャの容量は、大きいもので３リッ
トル近くのものがある。

【０００６】生ビール用のジョッキの容量は、通常０，
４〜０．６リットルのものが多く、大きくても１リット
ル以下であり、このようなジョッキに生ビールの注出を
行う従来のディスペンサによって、上記の様な大容量の
ピッチャに生ビールを注出しようとすると、注出時間が
非常に長くなり、客の注文が殺到するピーク時等には、
対応が難しくなるという問題がある。

【０００７】もし従来のディスペンサにおいて、ピッチ
ャに生ビールを注出するために炭酸ガスの圧力を高くす
ると、ジョッキに生ビールを注出する際には泡が過剰に
発生してしまう虞がある。

【０００８】ジョッキとピッチャによる生ビールの注文
に対応するために、ジョッキ用のディスペンサの他に注
出タップの口径の大きいピッチャ専用のディスペンサを
店に用意しておくことも考えられるが、店内の狭い厨房
にそれぞれ専用のディスペンサを備え付けておくこと
は、特にそれほど規模の大きくない店舗等においては、
大きな負担となる。

【０００９】また、客に提供される飲料のなかには、デ
ィスペンサから容器に注出する際に、二種以上の飲料が
一定の比率で混合されるものがある。例えば、ビールで
は、ピルスナ等のタイプの淡色ビールと黒ビール等の濃
色ビールが一定の比率によって混合されて、客に提供さ
れるものがある。

【００１０】この場合に、混合するビール毎にディスペ
ンサを設置するのは、上述したのと同様に、それほど規
模の大きくない店舗等においては大きな負担となり、ま
た、混合するビールを別個のディスペンサによって別々
に注出するのでは、その混合の比率を一定にするのが難
しくなる。

【００１１】この発明は、上記従来の飲料注出装置が有
する問題点を解決するためになされたものである。すな
わち、この発明は、小容量容器への飲料への注出ととも
に、大容量の容器への注出も短時間で行うことの出来る
飲料注出装置を提供することを目的とする。

【００１２】また、この発明は、注出の際に、一台で二
種以上の飲料を一定の比率で混合することの出来る飲料
注出装置を提供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第１の発明は、開閉レバーを操作することにより注出
タップを開閉して飲料容器から供給される飲料の注出を
行う飲料注出装置において、注出タップが飲料注出装置
本体の同一高さ位置に少なくとも３個取り付けられ、こ
れらの注出タップが１個の注出タップとこの一個の注出
タップに隣接する複数個の注出タップに分けられ、この
複数個の注出タップの開閉レバーが一個のハンドルによ
って一体的に動作するように連結され、この複数個の注
出タップのハンドルが前記一個の注出タップの開閉レバ
ーに設けられたハンドルに隣接して配置されていること
を特徴としている。

【００１４】上記目的を達成するための第２の発明は、
三個の注出タップを備え、この三個の注出タップのうち
二個の注出タップの開閉レバーが一個のハンドルによっ
て一体的に動作するように連結されていることを特徴と
している。

【００１５】上記目的を達成するための第３の発明は、
第１の発明の構成に加え、飲料注出装置本体の同一高さ
位置に取り付けられた複数個の注出タップのうち少なく
とも外側に位置する注出タップの注ぎ口が、その軸線が
中央側に傾斜しながら下向きに延びるように形成されて
いることを特徴としている。

【００１６】上記目的を達成するための第４の発明は、
第３の発明の構成に加え、注出タップの下向きに延びる
軸線が、全て同一点で交差することを特徴としている。
上記目的を達成するための第５の発明は、第１の発明の
構成に加え、複数個の注出タップの開閉レバーを連結す
るハンドルと一個の注出タップの開閉レバーに設けられ
たハンドルとのうち一方のハンドルに、この一方のハン
ドルと他方のハンドルとを係脱自在に一体的に連結する
連結部材が取り付けられていることを特徴としている。

【００１７】上記目的を達成するための第６の発明は、
第５の発明における連結部材が、一方のハンドルにスラ
イド自在に取り付けられ、他方のハンドル側にスライド
されることによってその先端部が他方のハンドルに係合
される連結バーであることを特徴としている。

【００１８】

【作用】前記第１の発明による飲料注出装置は、小容量
の容器については、一個の注出タップの開閉レバーに設
けられたハンドルのみが操作されることによって、この
一個の注出タップから飲料が注出される。

【００１９】中容量の容器については、複数個の注出タ
ップの開閉レバーを連結するハンドルのみが操作される
ことによって、複数個の注出タップから飲料が注出され
る。大容量の容器については、一個の注出タップの開閉
レバーに設けられたハンドルと複数個の注出タップの開
閉レバーを連結するハンドルとがともに操作されて、全
ての注出タップから飲料が注出される。

【００２０】また連結された複数個の注出タップから注
出される飲料と一個の注出タップから注出される飲料の
種類を変えることによって、異なる飲料が注出の際に注
出タップの数に対応した一定の比率で混合される。

【００２１】前記第２の発明による飲料注出装置は、小
容量の容器については一個の注出タップから、中容量の
容器については二個の注出タップから、また大容量の注
出タップについては三個の注出タップから飲料が注出さ
れる。また、異なる飲料が注出の際に混合される場合に
は、２対１または１対１の比率で混合される。

【００２２】前記第３の発明による飲料注出装置は、複
数個の注出タップのうち少なくとも外側に位置する注出
タップの注ぎ口が中央側に傾斜していることによって、
注出タップからの飲料の注出方向が注出しようとする容
器内に向わせられる。

【００２３】前記第４の発明による飲料注出装置は、注
出タップの軸線の交差点が飲料を注出しようとする容器
内に位置するように容器を位置させることにより、飲料
が零れることなく容器内に注出される。

【００２４】前記第５の発明による飲料注出装置は、全
ての注出タップから飲料が注出される際に、両ハンドル
が連結部材によって連結されて一体的に動作される。前
記第６の発明による飲料注出装置は、第５の発明におけ
る両ハンドルの連結が、連結バーがスライドされてその
先端部が他方のハンドルに係合されることによって行わ
れる。

【００２５】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１および２は、この発明の飲料注出装置を生
ビール用のディスペンサに適用した場合の実施例を示し
ている。

【００２６】この実施例のディスペンサは、瞬間冷却式
ディスペンサのうち氷冷式と呼ばれるものである。図１
および２において、ディスペンサ１０のタワー本体１１
の上部前面には、３個の注出タップ１２Ａ，１２Ｂおよ
び１２Ｃが同一の高さに並列に取り付けられている。

【００２７】この注出タップ１２Ａの開閉レバー１２ａ
と注出タップ１２Ｂの開閉レバー１２ｂとがハンドル１
３Ａによって連結されており、注出タップ１２Ｃの開閉
レバー１２ｃにはハンドル１３Ｂが取り付けられてい
る。そして、これらハンドル１３Ａとハンドル１３Ｂ
は、待機状態においてその内側の側部が互いに近接され
ていて、片手で両方のハンドル１３Ａおよび１３Ｂを把
持することが出来るようになっている。

【００２８】注出タップ１２Ａの注ぎ口１２Ａ’および
注出タップ１２Ｃの注ぎ口１２Ｃ’は、図１から分るよ
うに、それぞれディスペンサ１０の正面から見て注出タ
ップ本体から下降しながら中央向きに屈曲しており、そ
れぞれの軸線が、注出タップ１２Ｂの下向きに下降する
注ぎ口１２Ｂ’の軸線と注出タップ１２Ｂの下方の同一
点ｘにおいて交差するようになっている。

【００２９】各注出タップ１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃに
は、それぞれビールホース１４ａ，１４ｂおよび１４ｃ
の一端が接続され、各ビールホース１４ａ，１４ｂおよ
び１４ｃの他端はコールドプレート１５に接続されてい
る。そして、各ビールホース１４ａ，１４ｂおよび１４
ｃは、このコールドプレート１５を介して、一端がそれ
ぞれディスペンスヘッド１７Ａ，１７Ｂおよび１７Ｃに
接続されたビールホース１６ａ，１６ｂおよび１６ｃに
連通されている。

【００３０】各ディスペンスヘッド１７Ａ，１７Ｂおよ
び１７Ｃは、それぞれビール樽１８Ａ，１８Ｂおよび１
８Ｃに連結され、炭酸ガスボンベ１９からの炭酸ガスを
各ビール樽１８Ａ，１８Ｂ，１８Ｃに導入して生ビール
をディスペンサ１０に供給するようになっている。

【００３１】次に上記ディスペンサ１０の操作について
説明する。このディスペンサ１０の注出タップ１２Ａ，
１２Ｂおよび１２Ｃから同じ種類の生ビールの注出を行
う場合には、各ディスペンスヘッド１７Ａ，１７Ｂおよ
び１７Ｃを同じ種類のビールのビール樽１８Ａ，１８Ｂ
および１８Ｃに連結する。

【００３２】そして、生ビールを小容量のジョッキに注
出する場合には、ハンドル１３Ｂのみを手前に倒せば、
注出タップ１２Ｃの注ぎ口１２Ｃ’からコールドプレー
ト１５を通過する際に冷却されたビール樽１８Ｃからの
生ビールが、適当な流出速度によって、ジョッキ内に注
出される。

【００３３】生ビールを大容量のジョッキや比較的容量
の小さいピッチャに注出する場合には、ハンドル１３Ａ
のみを手前に倒せば、注出タップ１２Ａの注ぎ口１２
Ａ’および注出タップ１２Ｂの注ぎ口１２Ｂ’から冷却
されたビール樽１８Ａおよび１８Ｂからの生ビールが、
ジョッキまたはピッチャ内に注出される。

【００３４】このとき、注出タップ１２Ａの注ぎ口１２
Ａ’が内側向きに屈曲しており、その軸線が、注出タッ
プ１２Ｂの注ぎ口１２Ｂ’の軸線と注出タップ１２Ｂの
下方の点ｘにおいて交差しているので、この点ｘがジョ
ッキやピッチャの口の内側に位置するようにジョッキや
ピッチャを位置させて注出を行えば、生ビールを零すこ
となくうまくジョッキやピッチャ内に注ぐことが出来
る。そして、このときの生ビールの注出量は、上述した
注出タップ１２Ｃのみによる場合と比較して２倍にな
り、短時間で生ビールの注出を終えることが出来る。

【００３５】生ビールを大容量のピッチャに注出する場
合には、ハンドル１３Ａとハンドル１３Ｂを同時に把持
して手前に倒せば、注出タップ１２Ａの注ぎ口１２
Ａ’，注出タップ１２Ｂの注ぎ口１２Ｂ’および注出タ
ップ１２Ｃの注ぎ口１２Ｃ’から冷却された生ビール
が、ピッチャ内に注出される。

【００３６】このとき、注出タップ１２Ａの注ぎ口１２
Ａ’および注出タップ１２Ｃの注ぎ口１２Ｃ’が内側向
きに屈曲しており、それぞれの軸線が、注出タップ１２
Ｂの注ぎ口１２Ｂ’の軸線と注出タップ１２Ｂの下方の
同一点ｘにおいて交差しているので、前記と同様に、こ
の点ｘがピッチャの口の内側に位置するようにピッチャ
を位置させて注出を行えば、生ビールを零すことなくう
まくピッチャ内に注ぐことが出来る。そして、このとき
の生ビールの注出量は、上述した注出タップ１２Ｃのみ
による場合と比較して３倍になり、たとえ大容量のピッ
チャであっても短時間で生ビールの注出を終えることが
出来る。

【００３７】このディスペンサ１０によって２種類のビ
ールを注出して一定の比率（この場合には２対１）で混
合する場合には、ディスペンスヘッド１７Ａおよび１７
Ｂを同じ種類のビールのビール樽１８Ａおよび１８Ｂに
連結し、ディスペンスヘッド１７Ｃを他の種類のビール
のビール樽１８Ｃに連結する。

【００３８】そして、ハンドル１３Ａとハンドル１３Ｂ
を同時に把持して手前に倒せば、注出タップ１２Ａの注
ぎ口１２Ａ’および注出タップ１２Ｂの注ぎ口１２Ｂ’
から注出されるビールと注出タップ１２Ｃの注ぎ口１２
Ｃ’から注出されるビールとが２対１の比率で混合され
る。

【００３９】ここで、ビールを１対１の比率で混合した
い場合には、ディスペンスヘッド１７Ａと１７Ｂのうち
一方のディスペンスヘッドを、混合する一方のビールの
入ったビール樽に連結するようにすれば、上記と同様の
操作によってビールの混合を行うことが出来る。

【００４０】なお、上記実施例においては、ディスペン
サが３個の注出タップを備え、そのうちの２つの注出タ
ップの開閉レバーをハンドルによって一体的に連結した
が、必要に応じてディスペンサに４個以上の注出タップ
を備え、必要に応じてそのうちの任意の数の注出タップ
の開閉レバーをハンドルによって連結するようにしても
よい。

【００４１】図３は、この発明の他の実施例を示すもの
である。図３において、ハンドル１３Ａ’の上面には、
ハンドル１３Ｂ’の側に向って延びる溝１３ａが形成さ
れ、この溝１３ａに連結バー２０がスライド自在に嵌合
されてその先端部をハンドル１３Ｂ’の方向に突出自在
になっている。

【００４２】ハンドル１３Ｂ’の上面には、溝１３ａと
同軸になるように連結溝１３ｂが形成され、連結バー２
０がハンドル１３Ｂ’側にスライドされた際にその先端
部が連結溝１３ｂに嵌合されるようになっている。

【００４３】この実施例においては、ハンドル１３Ａ’
とハンドル１３Ｂ’とを同時に倒して３個の注出タップ
１２Ａ，１２Ｂおよび１２Ｃからビールの注出を行う場
合に、連結バー２０を指でハンドル１３Ｂ’の方向に押
してスライドさせ、この連結バー２０の先端部をハンド
ル１３Ｂ’の連結溝１３ｂに嵌合させる。

【００４４】これによって、ハンドル１３Ａ’とハンド
ル１３Ｂ’とが連結され、ビールの注出の際のハンドル
操作を一体的に行うことが出来る。なお、上記において
は、ビール用のディスペンサについて説明を行ったが、
この発明は、ビールの他、清涼飲料等の他の飲料の注出
装置についても適用することが出来る。

【００４５】

【発明の効果】第１の発明によれば、飲料の注出を行う
際に、飲料を注出する容器の容量に応じて飲料を注出す
る注出タップの数を選択できるので、小容量，中容量お
よび大容量の容器の何れの容器への注出も一台の飲料注
出装置によって最適な流速で行うことが出来、しかも大
容量の容器への注出を行う場合であってもその注出を短
時間で行うことが出来る。さらに、複数の注出タップか
ら異なる種類の飲料が注出されるようにしておくことに
より、注出の際に、一台で二種以上の飲料を一定の比率
で容易に混合することが出来る。そして、複数個の注出
タップのハンドルが一個の注出タップのハンドルに隣接
して配置されていることにより、大容量の容器への注出
の際および二種以上の飲料を混合する際にも、片手で操
作が出来る。

【００４６】第２の発明による飲料注出装置は、小容量
の容器については一個の注出タップによって、中容量の
容器については二個の注出タップによって、また大容量
の注出タップについては三個の注出タップによって飲料
を注出することが出来、それぞれ容器の容量に応じた最
適な流速で行うことが出来るとともに、異なる飲料を混
合する場合に、２対１または１対１の比率で混合するこ
とが出来る。

【００４７】第３の発明による飲料注出装置は、複数個
の注出タップのうち少なくとも外側に位置する注出タッ
プの注ぎ口が中央側に傾斜していることによって、注出
タップから注出される飲料を一箇所に集めることが出
来、これによって、複数の注出タップから同時に飲料の
注出を行う場合であっても、容器を動かすことなく飲料
を容易に容器内に注ぐことが出来る。

【００４８】第４の発明による飲料注出装置は、注出タ
ップの下向きに延びる軸線が全て同一点で交差するの
で、この軸線の交差点が飲料を注出しようとする容器内
に位置するように容器を位置させることにより、飲料を
零すことなく容器内に注ぐことが出来る。

【００４９】第５の発明による飲料注出装置は、両ハン
ドルを連結部材によって一体的に動作するように連結す
ることが出来るので、全ての注出タップから飲料を注出
する際にも操作が容易であり、注出中に一方のハンドル
が操作している人の手から外れたりする虞がない。

【００５０】第６の発明による飲料注出装置は、連結バ
ーをスライドさせることによって両ハンドルが連結され
るので、その操作を片手で容易に行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明による飲料注出装置の一実施例を飲料
樽に接続した状態で示す正面図である。

【図２】同実施例における飲料注出装置の側面図であ
る。

【図３】この発明による飲料注出装置の他の実施例を示
す部分斜視図である。

【図４】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０…ディスペンサ１１…タワー本体１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃ…注出タップ１２Ａ’，１２Ｂ’，１２Ｃ’…注ぎ口１２ａ，１２ｂ，１２ｃ…開閉レバー１３Ａ，１３Ｂ…ハンドル２０…連結バー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】開閉レバーを操作することにより注出タ
ップを開閉して飲料容器から供給される飲料の注出を行
う飲料注出装置において、前記注出タップが飲料注出装置本体の同一高さ位置に少
なくとも３個取り付けられ、これらの注出タップが１個
の注出タップとこの一個の注出タップに隣接する複数個
の注出タップに分けられ、この複数個の注出タップの開
閉レバーが一個のハンドルによって一体的に動作するよ
うに連結され、この複数個の注出タップのハンドルが前
記一個の注出タップの開閉レバーに設けられたハンドル
に隣接して配置されていることを特徴とする飲料注出装
置。
【請求項２】三個の注出タップを備え、この三個の注
出タップのうち二個の注出タップの開閉レバーが一個の
ハンドルによって一体的に動作するように連結されてい
る請求項１に記載の飲料注出装置。
【請求項３】前記飲料注出装置本体の同一高さ位置に
取り付けられた複数個の注出タップのうち少なくとも外
側に位置する注出タップの注ぎ口が、その軸線が中央側
に傾斜しながら下向きに延びるように形成されている請
求項１に記載の飲料注出装置。
【請求項４】前記注出タップの下向きに延びる軸線
が、全て同一点で交差する請求項３に記載の飲料注出装
置。
【請求項５】前記複数個の注出タップの開閉レバーを
連結するハンドルと一個の注出タップの開閉レバーに設
けられたハンドルとのうち一方のハンドルに、この一方
のハンドルと他方のハンドルとを係脱自在に一体的に連
結する連結部材が取り付けられている請求項１に記載の
飲料注出装置。
【請求項６】前記連結部材が、一方のハンドルにスラ
イド自在に取り付けられ、他方のハンドル側にスライド
されることによってその先端部が他方のハンドルに係合
される連結バーである請求項５に記載の飲料注出装置。