JPH08309766A - 樹脂成形組立品の製造金型および製造方法 - Google Patents

樹脂成形組立品の製造金型および製造方法

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JPH08309766A
JPH08309766A JP7319331A JP31933195A JPH08309766A JP H08309766 A JPH08309766 A JP H08309766A JP 7319331 A JP7319331 A JP 7319331A JP 31933195 A JP31933195 A JP 31933195A JP H08309766 A JPH08309766 A JP H08309766A
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resin molded
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Shinsuke Tsutsui
伸介 筒井
Hikari Ito
光 伊藤
Yasunori Wada
恭典 和田
Osamu Yanai
修 谷内
Seiichi Kurosawa
聖一 黒澤
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形組立品を安価かつ正確に製造できな
かった。 【構成】 スライド可能なハウジング成形型110,1
10とリテーナ成形型120,120とからなる可動型
100と、これと対となる固定型とによってハウジング
20とリテーナ30a,30bとを同時に樹脂成形し、
固定型200と可動型100との型開き時にハウジング
成形型110,110を開いて互いに組み付けられるハ
ウジング20とリテーナ30a,30bとの間に空間を
形成するとともに、左右両側からリテーナ成形型12
0,120にてそれぞれのリテーナ30a,30bを保
持しながらハウジング20に向けて押しつけていくこと
により、ハウジング20とリテーナ30a,30bとが
組み立てられる。このとき、撓み片となる翼部31から
ずれた位置でリテーナ成形型120,120がリテーナ
30a,30bを押しつけることにより、当該リテーナ
成形型120,120からはずれた部分も撓んで翼部3
1,31がハの字形に開き、係合しやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の樹脂成形品を互
いに係合せしめて組立される樹脂成形組立品の製造金型
および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の樹脂成形品が互いに係合
して組み立てられる樹脂成形組立品を製造しようとする
場合、各樹脂成形品を個別の樹脂成形機にて成形し、成
形された各樹脂成形品を一箇所に集めて組立を行なう。
かかる組立は、パーツフィーダを備えた自動機か、人手
によって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
方法で樹脂成形組立品の製造する場合、次のような課題
があった。
【0004】樹脂成形と組立とを別に行うため、自動機
を使用する場合でも人手による場合でも組付場所へ搬送
する搬送工程と、その場所での組立工程が必要になり、
人手による場合には別の検査工程が必要になり、これら
の工程は製品コストに反映されてしまう。また、各樹脂
成形品ごとに金型の管理などが必要となり、面倒であ
る。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、
樹脂成形組立品を安価かつ正確に製造することが可能な
製造金型および製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の互いに係合組立可
能な樹脂成形品を形成可能な金型であるとともに、互い
に係合組立される成型品同士の間の金型を移動させて空
間を形成する第一の型移動構造と、一の樹脂成形品を保
持しつつ金型を移動して他の樹脂成形品を上記一の樹脂
成形品に押しつけて係合組立を行う第二の型移動構造と
を備える樹脂成形組立品の製造金型であって、上記第二
の型移動構造にて移動される金型は樹脂成形品における
係合組立する際の撓み片に対してずれた位置で押しつけ
る構成としてある。また、請求項2にかかる発明は、複
数の樹脂成形品を互いに係合せしめて組立される樹脂成
形組立品の製造方法であって、金型内にて複数の樹脂成
形品を成形し、一の樹脂成形品と他の樹脂成形品との間
に空間を形成した後、一の樹脂成形品を保持しつつ金型
を移動して他の樹脂成形品を上記一の樹脂成形品に押し
つけて係合組立を行うにあたり、移動される金型は樹脂
成形品における係合組立する際の撓み片に対してずれた
位置で押しつける構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、一つの金型内で複数の樹脂成形品を成形して
おき、第一の型移動構造にて互いに係合組立される成型
品同士の間の金型を移動させて空間を形成するととも
に、第二の型移動構造にて一の樹脂成形品を保持しつつ
金型を移動して他の樹脂成形品を上記一の樹脂成形品に
押しつけて係合組立を行う。ここにおいて、第二の型移
動構造にて移動される金型は樹脂成形品を裏側から押さ
えつけることになるが、同樹脂成形品における係合組立
する際の撓み片に対してずれた位置で押さえつける。ず
れた分、金型からはずれた部分も撓み片となり、撓む部
分が増えてより撓みやすくなる。また、上記のように構
成した請求項2にかかる発明においては、一つの金型内
で複数の樹脂成形品を成形しておき、一の樹脂成形品を
保持しつつ金型を移動させて空間を形成しつつ他の樹脂
成形品を上記一の樹脂成形品に押しつけ係合組立を行
う。ここにおいて、移動される金型は樹脂成形品を裏側
から押さえつけることになるが、同樹脂成形品における
係合組立する際の撓み片に対してずれた位置で押さえつ
ける。ずれた分、金型からはずれた部分も撓み片とな
り、撓む部分が増えてより撓みやすくなる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型内で
組立を行うようにしたため、樹脂成形と組立の工程を一
つの機械で同時に行うことができ、次のような効果を有
する樹脂成形組立品の製造金型および製造方法を提供す
ることができる。搬送工程が不要となる。自動機を使用
する場合に比べるとパーツフィーダーで部品の供給をす
る必要がなくなり、組立工程の時間を短縮することがで
きる。人手で組み付ける場合に比べると自動化となって
大幅な時間短縮を図るとともに、人手のための別の検査
工程が不要となる。自動機を個別に必要としないので、
作業場所を減らし、自動機導入のためのコストも低減す
ることができる。そして、これらの結果、安価に樹脂成
形組立品を製造することができる。
【0008】また、押しつける位置を撓み片からずらせ
て同撓み片をより撓みやすくすることにより、樹脂成形
品同士を押しつけて係合組立する際に破損してしまうこ
とがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1及び図2は、本発明の一実施
形態にかかる樹脂成形組立品の製造金型および製造方法
にて形成される樹脂成形組立品を斜視図により示してい
る。同図において、この樹脂成形組立品(コネクタ)1
0は、矩形箱状のハウジング20と、このハウジング2
0の上面と下面に対して係合取り付けされる断面コの字
形のリテーナ30a,30bとから構成されている。ハ
ウジング20は前後方向に貫通する筒状の端子金具収容
室21を上段に二列、下段に四列形成されており、上段
のものは左右の両側に形成され、中央には上下方向の可
撓性を有するロックアーム22を備えている。ハウジン
グ20における前後方向の中程あたりから後端側部分は
前端に比べて一回り外形が小さくなっており、各端子金
具収容室21はこの細くなった部分の前端付近にそれぞ
れ上方と下方に対面する開口21aを形成されている。
【0010】この細くなった部分に対して断面コの字形
のリテーナ30a,30bを上面側からと下面側から装
着するため、両側面には上面側のものと下面側のものと
に対応して畝状のガイドレール24を計四個形成してあ
る。このガイドレール24は側面において前端に向かう
につれて上下方向中程に向かうように斜めに形成してあ
る。ガイドレール24の断面は、上面側のものは上方に
対面する斜めの傾斜面を備え、下面側のものは下方に対
面する斜めの傾斜面を有する楔形となっている。また、
ガイドレール24の延長線上前方には小突起25を形成
してあり、これらのガイドレール24と小突起25より
もさらに内側にはこれらの傾斜と平行であって前端部分
と同じ幅まで突出する突堤26を形成してある。互いに
斜めに形成された上面側用の突堤26と下面側用の突堤
26は前方にて接続し、V字形となっている。
【0011】リテーナ30a,30bは、全体としては
概ね対象に形成され、コの字形の開口をそれぞれハウジ
ング20の側に向けて近接させると両翼部31,31が
ハウジング20の細くなった部分を両側から挟み込むよ
うになっている。翼部31には上記ガイドレール24と
小突起25とが挿入可能な幅としてガイド溝32をこれ
らと同様の傾斜にて形成してある。また、翼部31の下
端は上記V字形の突堤26に沿うように斜めに形成され
ている。ここにおいて、リテーナ30a,30bはハウ
ジング20における細くなった部分よりも短く形成され
ている。従って、リテーナ30a,30bを上面側と下
面側からハウジング20を挟み込むようにして装着した
場合にはガイドレール24がガイド溝32に入り込んで
前後にスライド可能であり、両者は斜めに形成されてい
るので前後に移動しつつリテーナ30a,30bがハウ
ジング20に対して近接したり離れたりする。そして、
移動範囲の前端では小突起25がガイド溝32に入り込
むようになっている。
【0012】また、上面側のリテーナ30aと下面側の
リテーナ30bは、ハウジング20に対面する内面側に
おける上記開口21aに対面する位置にそれぞれ二つと
四つずつ同開口21aに進入可能な突起33を備えてい
る。同突起33は端子金具収容室21内に進入したとき
に内部の図示しない端子金具に係止して抜け止めを図る
べく、前方に向かうほど突出する楔形に形成されてお
り、上述したようにしてリテーナ30a,30bが前後
にスライドし、前端にて最もハウジング20に近づいた
ときに同突起33が開口21aを介して端子金具収容室
21内に進入するようになっている。また、翼部31,
31の付け根部分には切り欠き34,34を形成してあ
り、これによって翼部31,31の根本部分が撓みやす
くなっている。図10及び図11は、かかるリテーナ3
0a,30bによる二重係止の様子を断面図により示し
ている。ハウジング20における各端子金具収容室21
の底面には一体成形された樹脂ランス27を形成してあ
り、雌側端子金具40を挿入すると同樹脂ランス27の
上面に形成した突起27aが同雌側端子金具40の底面
に形成した係止孔41に入り込んで係止する(一次係
止)。このとき、リテーナ30a,30bは移動範囲に
おける後端に位置し、突起33は端子金具収容室21に
入っていない。次に、リテーナ30a,30bを前端に
移動するとハウジング20に近づいて同突起33が開口
21aを介して端子金具収容室21内に進入し、雌側端
子金具40に係止する(二次係止)。なお、リテーナ3
0a,30bが後端位置にあるときを仮係止状態と呼
び、前端位置にあるときを本係止状態と呼ぶ。
【0013】一方、図3はかかる樹脂成形組立品10を
製造する金型のうち可動型を正面から見た状態を示して
いる。同図に示す可動型100と紙面上手前側に位置す
る固定型200とが一組となっており、同可動型100
は図に示すように上下にスライド可能で内面側に上記ハ
ウジング20を成形可能なハウジング成形型(スライド
ピン)110,110と、このハウジング成形型11
0,110の左方と右方とで水平方向にスライドするリ
テーナ成形型(アセンブリスライドピン)120,12
0とから構成されている。このリテーナ成形型120,
120と上記ハウジング成形型110,110の側面と
の間には固定型200の一部が進入されるようになって
おり、固定型200とリテーナ成形型120,120と
の間でリテーナ30a,30bを成形可能となってい
る。
【0014】このリテーナ成形型120,120はリテ
ーナ30a,30bの全幅にわたって形成されているわ
けではなく、リテーナ30a,30bの両端である翼部
31,31はリテーナ成形型120,120からはずれ
ている。すなわち、リテーナ成形型120,120はリ
テーナ30a,30bをハウジング20に係合組立する
ときの撓み片となる翼部31,31からずれた位置で当
該リテーナ30a,30bをハウジング20に向けて押
しつけるようになっている。なお、本実施形態において
は、可動型にスライドピンであるハウジング成形型11
0とリテーナ成形型120とが保持されているが、固定
型200の側に保持されるようになっていても良い。
【0015】図4〜図6は当該可動型100におけるス
ライドピンの移動の様子を概略図により示している。同
図はあくまで概略を示すものであり、細部まで詳細に同
樹脂成形組立品10に対応しているものではない。これ
らのハウジング成形型110,110とリテーナ成形型
120,120は互いに可動型100の中央のコア部分
に対して近接及び離反するようにしてスライドする。ハ
ウジング成形型110,110については、図7及び図
8に示すように、固定型200から可動型100の側に
向けて斜めに突き出るように形成されたアンギュラピン
210,210を挿通可能な斜めの貫通孔111,11
1を形成してあり、型締及び型開きの際に固定型200
と可動型100とが相対的に近接及び離反するとハウジ
ング成形型110,110同士も近接及び離反する。一
方、リテーナ成形型120,120については、図9に
示すように、固定型200の側から突出して先端に斜め
の傾斜面を有するリセット用駆動ロッド220と、図示
しない押し出しピンの側から突出して先端に上記リセッ
ト用駆動ロッド220と反対の側に傾斜する傾斜面を有
する係合用駆動ロッド230とがそれぞれリテーナ成形
型120の端部に形成された傾斜面を有するカム部12
1に摺接可能となっており、タイミングを異ならせて両
駆動ロッド220,230が押し出されることにより、
上記リテーナ成形型120は往復駆動されるようになっ
ている。
【0016】次に、上記構成からなる金型を使用して上
記構成からなる樹脂成形組立品10を製造する方法を説
明する。当初、可動型100においては、ハウジング成
形型110,110が互いに近接して密着し、さらに、
両側にリテーナ成形型120,120が接して密着して
おり、固定型200がこの可動型100の前面に密着し
て端子金具収容室21の内部とリテーナ30a,30b
の内側面の部分に突出した状態となっている。なお、こ
の突出部分を図5に二点鎖線にて概略的に示している。
金型内に溶融樹脂を充填すると、同樹脂は固定型200
と可動型100との間にて図4に示すようにして固化す
る。固化後、固定型200と可動型100とを型開きさ
せると、アンギュラピン210がハウジング成形型11
0の貫通孔111から抜け出るのに伴って図5及び図8
に示すようにしてハウジング成形型110,110が相
互に開く。このときハウジング成形型110とリテーナ
成形型120にて型開き方向と直角方向に形成される凹
凸がこれらのスライドピンと係合することになるため、
ハウジング20とリテーナ30a,30bは可動型10
0の側に保持される。この状態を図5に示している。
【0017】固定型200と可動型100との型開き工
程時に、傾斜したアンギュラピン210と貫通孔111
との摺動動作でハウジング成形型110,110が開く
と、ハウジング20は上下左右の四面と前面とが解放さ
れる。一方、固定型200が可動型100から抜かれる
と、リテーナ成形型120,120に残されたリテーナ
30aとリテーナ30bの内側面が完全に露出し、ハウ
ジング20を挟み込むようにして左右両側にリテーナ3
0a,30bが対面して保持されることになる。この
後、押し出しピンを駆動し始めると係合用駆動ロッド2
30の先端の傾斜面がリテーナ成形型120のカム部1
21の傾斜面に摺動し、各リテーナ成形型120,12
0はハウジング20の側に向けて移動される。ここにお
いて、それぞれのリテーナ30a,30bは、図6に示
すように、リテーナ成形型120,120に保持された
ままコの字形状における開口側からハウジング20の上
面と下面とに押し付けられていく。それぞれのリテーナ
30a,30bにおける左右の翼部31,31がハウジ
ング20の細くなった部分を挟み込むようにして近接さ
れていくと、翼部31の端面がガイドレール24に当接
することになる。
【0018】リテーナ成形型120,120はリテーナ
30a,30bにおける中程部分を押して移動させてお
り、端部の翼部31,31の付け根付近は押さえつけて
いない。翼部31の端面がガイドレール24に当接する
と、翼部31は跳ね返される力を受けるが、その付け根
部分からわずかにずれた位置でリテーナ成形型120,
120が押しつけているのでリテーナ30a,30bの
端部も撓むことになる。この撓みによって翼部31,3
1はハの字形となって端部が開くことになり、楔形とし
た断面形状のガイドレール24を乗り越え、同ガイドレ
ール24が翼部31のガイド溝32に挿入されると係合
する。これにより、ハウジング20に対してリテーナ3
0a,30bが係合して組立が完了する。押し出しピン
の駆動に伴って組立が完了し、さらに押し出しピンが駆
動されるとリテーナ30a,30bを組み付けたままハ
ウジング20は可動型100から取り外される。
【0019】このように、スライド可能なハウジング成
形型110,110とリテーナ成形型120,120と
からなる可動型100と、これと対となる固定型とによ
ってハウジング20とリテーナ30a,30bとを同時
に樹脂成形し、固定型200と可動型100との型開き
時にハウジング成形型110,110を開いて互いに組
み付けられるハウジング20とリテーナ30a,30b
との間に空間を形成するとともに、左右両側からリテー
ナ成形型120,120にてそれぞれのリテーナ30
a,30bを保持しながらハウジング20に向けて押し
つけていくことにより、ハウジング20とリテーナ30
a,30bとが組み立てられる。このとき、撓み片とな
る翼部31からずれた位置でリテーナ成形型120,1
20がリテーナ30a,30bを押しつけることによ
り、当該リテーナ成形型120,120からはずれた部
分も撓んで翼部31,31がハの字形に開き、係合しや
すくなる。
【0020】なお、上述した実施形態においては、ハウ
ジング成形型110とリテーナ成形型120の移動を固
定型200と可動型100との移動と押し出しピンの移
動に伴って機構的に連結した構造で行っているが、油圧
や空気圧による駆動や、モータによる駆動で行うことも
できる。また、各樹脂成形品の間の空間の形成について
は、型開きとスライドピンの直線的な移動だけにとどま
らず、二次元的、三次元的な駆動によって行うこともで
きる。さらに、複数のスライドピンが共同して樹脂成形
品を移動させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる製造金型および製
造方法を適用して製造する樹脂成形組立品の分解状態に
おける斜視図である。
【図2】同樹脂成形組立品の組立状態における斜視図で
ある。
【図3】同樹脂成形組立品を製造する金型のうち、可動
型の正面図である。
【図4】同樹脂成形組立品を製造する際に、金型内で成
形される状態を示す概略図である。
【図5】同樹脂成形組立品を製造する際に、可動型のハ
ウジング成形型を開いた状態を示す概略図である。
【図6】同樹脂成形組立品を製造する際に、可動型のリ
テーナ成形型にてリテーナをハウジングに係合させる状
態を示す概略図である。
【図7】ハウジング成形型が閉じている状態を示す固定
型と可動型の概略断面図である。
【図8】ハウジング成形型が開いている状態を示す固定
型と可動型の概略断面図である。
【図9】リテーナ成形型の駆動方法を示す概略斜視図で
ある。
【図10】リテーナの仮係止状態を示す樹脂成形組立品
の断面図である。
【図11】リテーナの本係止状態を示す樹脂成形組立品
の断面図である。
【符号の説明】
10…樹脂成形組立品 20…ハウジング 21…端子金具収容室 21a…開口 22…ロックアーム 24…ガイドレール 25…小突起 26…突堤 27…樹脂ランス 27a…突起 30a,30b…リテーナ 31…翼部 32…ガイド溝 33…突起 34,34…切り欠き 100…可動型 110…ハウジング成形型 111…貫通孔 120…リテーナ成形型 121…カム部 200…固定型 210…アンギュラピン 220…リセット用駆動ロッド 230…係合用駆動ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷内 修 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 黒澤 聖一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の互いに係合組立可能な樹脂成形品
    を形成可能な金型であるとともに、互いに係合組立され
    る成型品同士の間の金型を移動させて空間を形成する第
    一の型移動構造と、一の樹脂成形品を保持しつつ金型を
    移動して他の樹脂成形品を上記一の樹脂成形品に押しつ
    けて係合組立を行う第二の型移動構造とを備える樹脂成
    形組立品の製造金型であって、上記第二の型移動構造に
    て移動される金型は樹脂成形品における係合組立する際
    の撓み片に対してずれた位置で押しつけることを特徴と
    する樹脂成形組立品の製造金型。
  2. 【請求項2】 複数の樹脂成形品を互いに係合せしめて
    組立される樹脂成形組立品の製造方法であって、 金型内にて複数の樹脂成形品を成形し、一の樹脂成形品
    と他の樹脂成形品との間に空間を形成した後、一の樹脂
    成形品を保持しつつ金型を移動して他の樹脂成形品を上
    記一の樹脂成形品に押しつけて係合組立を行うにあた
    り、移動される金型は樹脂成形品における係合組立する
    際の撓み片に対してずれた位置で押しつけることを特徴
    とする樹脂成形組立品の製造方法。
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