JPH08309233A - 主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離するための装置およびその方法 - Google Patents

主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離するための装置およびその方法

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JPH08309233A
JPH08309233A JP8010014A JP1001496A JPH08309233A JP H08309233 A JPH08309233 A JP H08309233A JP 8010014 A JP8010014 A JP 8010014A JP 1001496 A JP1001496 A JP 1001496A JP H08309233 A JPH08309233 A JP H08309233A
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Ernst-August Bielefeldt
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    • B01D45/12Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by centrifugal forces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C3/00Apparatus in which the axial direction of the vortex flow following a screw-thread type line remains unchanged ; Devices in which one of the two discharge ducts returns centrally through the vortex chamber, a reverse-flow vortex being prevented by bulkheads in the central discharge duct
    • B04C3/06Construction of inlets or outlets to the vortex chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C5/00Apparatus in which the axial direction of the vortex is reversed
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    • B04C5/04Tangential inlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非凝集傾向などの悪い材料特性と関係なく、
ガス流れから最も細かい粒子でさえ効果的に分離できる
渦分離機を提供する。 【解決手段】 クリーンにされるべき主要な流れは、二
次的な渦流に適合されるように、軸方向のチャンバ長さ
より短い軸方向の長さと径方向のインレット深さとを有
する少なくとも1つのフローインレットチャネル10を
通ってチャンバ端部間の中央に渦分離機チャンバ1内に
導入され、扇形に広がり、チャンバ壁の内面の近くで二
次的渦流と滑らかに合流し、乱流を避け、主要な流れエ
ネルギの損失が少なくなる。クリーンにされたガスは、
両端からチャンバ内に中心に延びる浸漬パイプ3,3A
を通って吸い出される。より重い粒子は、遠心力によっ
て取出され、チャンバの端部壁の空隙を通って吐出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、遠心力による材料分離方
法、およびこの方法を行なうための渦分離機に関する。
【0002】
【発明の背景】サイクロンセパレータを含めて渦分離機
は、中心の縦軸、軸方向の壁、および2つの端部壁を備
えたハウジング内に、ここでは単に「チャンバ」または
「分離機チャンバ」と呼ばれる渦チャンバを有する。2
つの浸漬パイプのうちの1つは、各端部壁を貫通してチ
ャンバ内へ同軸方向に延びる。浸漬パイプは互いに軸方
向に整列される。パイプ端部は、チャンバを通る中央の
径方向の面に対して互いに反対側に鏡のように対称的に
間隔をあけられる。生ガスインレットは、より軽い相か
らより重い相を分離するためのチャンバの軸方向の長さ
全体にわたって、軸方向に延びるチャンバ壁内へ接線方
向に延びる。より軽い相からより重い相を分離するため
のチャンバ内へ接線方向に導入される主要な生ガス流れ
は、チャンバ内に二次的な渦流を生じる。そのようなチ
ャンバは、たとえば生ガスからダスト粒子を分離するた
めに用いられる。しかしながら、原理的には、相間に十
分に大きい密度差がある場合に、多くの異なる材料相が
そのようなチャンバ内で互いに分離され得る。これらの
分離機の使用分野の拡大に関して、改善の余地がある。
【0003】異なるタイプの分離機は、分離された材料
相の吐出の態様において互いに異なる。1つのタイプの
分離機では、分離された粒子が、分離された粒子を運ぶ
残りの生ガス流れでチャンバの外に運ばれる。別のタイ
プでは、分離された粒子が、吐出流れなしでハウジング
壁の吐出開口を通って直接に吐出される。この発明は両
方のタイプの分離機に適用できる。
【0004】1980年6月3日に付与された米国特許
4,205,965号(ビールフェルト(Bielefeld
t))は、生ガスインレットがチャンバと同じ長さであ
る分離機を開示する。より重い粒子を運び出す残りの生
ガス流れは、やはりチャンバの全長に沿って延びる吐出
チャネルを通る。チャンバは、開いたパイプ端部の間に
空隙を備えて中央の径方向の面の方に鏡のように対称的
に延びる2つの浸漬パイプを囲む。生ガスインレット
は、軸方向のチャンバ長さ全体にわたって延びる平坦な
長方形の断面を有し、二次的な渦流を駆動する。より低
い密度を有するガス相は、通常、クリーンガスとして、
浸漬パイプに接続された吸込ファンによって吸出され
る。チャンバ内へ同軸方向に延びる2対の同軸の浸漬パ
イプが用いられてもよく、クリーンガスが2つの中央の
チューブを通って吸出され、一方、最も軽い粒子が各対
の2つの同軸のチューブの間の環状空間を通って吸出さ
れる。
【0005】1981年5月5日に付与された米国特許
第4,265,640号(ビーレフェルト)は、軸方向
に延びる鏡のように対称的に配置された浸漬パイプをや
はり備えたチャンバを備えた分離機を開示する。より高
い密度の粒子の吐出は、チャンバ端部壁の吐出環状空隙
を通って直接に行なわれる。生ガスインレットチャネル
はまた、軸方向のチャンバ長さ全体にわたって延びる平
坦な長方形のインレット断面を有する。生ガスの吐出チ
ャネルは設けられない。チャンバ端部壁の環状空隙は、
軸方向の流れが径方向の流れに変わるコーナに位置決め
される。2つの重なった求心的な加速の影響下で、粒子
が環状空隙を通って軸方向に吐出される。一方の求心的
な加速は、入来する生ガス主要流れによって駆動される
二次的な渦流によって発生される。他方の求心的な加速
は、2回曲がった二次的な流れによってチャンバの端部
壁の近くで発生される。米国特許第4,265,640
号はまた、分離された粒子がチャンバから接線方向に移
動する、チャンバ壁のいわゆるピーリングスロットを開
示する。
【0006】従来の分離機の両方に共通であるのは、軸
方向のチャンバ長さ全体にわたって延びる平坦な長方形
の断面を有するインレットチャネルである。生ガス主要
流れのためのそのような平坦なインレットチャネルは、
効果的な二次的な渦流を生じるのに必須であると考えら
れている。しかしながら、さらなるリサーチでは、主要
な流れが二次的な渦流を駆動する効率と、そのような分
離機の使用分野の拡大とに関して、改善の余地があるこ
とを示している。特に、従来の分離機では、主要な流れ
とインレットチャネル壁との間の壁摩擦が、接触する表
面領域が大きいために大きく、改善の余地がある。同様
に、主要な流れにおいて、および主要なインレットの流
れと主要な流れによって駆動される二次的な渦流との間
の境界において、乱流によって引起こされる主要な流れ
のエネルギ損失に関して、改善が望ましい。その結果と
して、従来、二次的な渦流を駆動するために、主要な流
れの潜在的なエネルギを完全に利用することができなか
った。さらに、その断面全体にわたる主要な流れの速度
の大きい勾配は望ましくない。なぜなら、これらの速度
勾配は、入来する粒子を非凝集する大きい引離し力を引
起こし、それにより、より小さい粒子を生じ、分離をさ
らにより困難にする。その結果、主要な流れの引離し力
によって非凝集されていない最も小さい粒子だけしか効
率的に分離できない。粒子が小さいほど、それらの分離
が困難になる。
【0007】上述したことに鑑みて、この発明の目標
は、以下の目的を別々にまたは組合せて達成することで
ある。その目的とは、非凝集および望ましくない乱流な
どの上述の問題を避け、それにより、分離効率に悪影響
を及ぼす要因を少なくするかまたはなくすこと、渦分離
機を非凝集傾向などの悪い材料特性と無関係にし、その
結果、最も細かい粒子でさえガス流れから効果的に分離
され得るようにすること、従来の流れ速度を維持しなが
ら渦分離機の効率を増し、それにより、そのような分離
機の使用分野を増すこと、渦分離機の構造をより簡単に
し、その結果、渦分離機を製造するための連続的なまた
は大量の製造方法を用いて製造利点が達成され、モジュ
ール構造が、多チャンバ材料分離システムに容易に一体
化される渦チャンバを設けること、生ガスインレットチ
ャネルのそれぞれの形状によって生ガス主要流れの特性
に積極的に影響を及ぼすこと、チャンバの内側の壁表面
の近くで主要な流れの流れパターンを二次的な渦流の流
れパターンに適合させること、主要なおよび二次的な流
れにおいて、ならびに主要な流れと二次的な流れとの間
の境界において、乱流を最小にするかまたはさらに避け
ることである。
【0008】
【発明の概要】この発明に従って、中心の縦軸(A)お
よび軸方向のチャンバ長さ(ACL)を有する分離機チ
ャンバ(1、C、116、121)を囲む軸方向に延び
る(アキシャル)壁(2)および径方向に延びる(ラジ
アル)端部壁(4、4A)を有する分離機ハウジング
(H)と、浸漬パイプの内側の端部間に中央の間隙
(5)を備えて両側のチャンバ端部からその分離機チャ
ンバ内へ中心に延び、その分離機チャンバ(1、C)か
らその浸漬パイプを介してより軽い相を吐出すかまたは
引出す、浸漬パイプ(3、3A)と、より重い相を除去
するためのその分離機チャンバからの吐出口(6、6
A、107、113)とを含む、主要な流れの中の混合
された異なる材料相を互いに分離するための装置を提供
し、その分離機ハウジングは、そのアキシャルチャンバ
壁(2)を貫通し、その主要な流れをその分離機チャン
バ内へ吹込むフローインレット(7)をさらに含み、そ
のフローインレット(7)は、その軸方向のチャンバ長
さ(ACL)より小さい軸方向のインレット長さ(AI
L)と、その軸方向のインレット長さ(AIL)に等し
いかまたはこれより小さい径方向のインレット深さ(R
ID)とを含み、その分離機チャンバ内で主要な駆動流
れパターンを二次的な渦流(11)に適合させ、実質的
に乱流を伴わずにその二次的な渦流を駆動する。好まし
くは、主要な駆動流れパターンは、二次的な渦流の形状
に適合され、実質的に乱流を伴わずに二次的な渦流を効
率的に駆動する扇形パターン(7B)である。
【0009】好ましくは、軸方向のインレット長さ(A
IL)およびその径方向のインレット深さ(RID)
は、1≧RID/AIL≧0.01の条件を満たし、一
方、軸方向のチャンバ長さ(ACL)は常に軸方向のイ
ンレット長さより大きい(ACL>AIL)。好ましい
実施例では、AILのRIDに対する比は約1である
か、または、たとえばインレットが正方形もしくは円形
のパイプ断面である場合は1である。
【0010】この発明に従って、上で述べたような装置
内で主要な流れ(7A)の中の混合された異なる材料相
を互いに分離する方法をさらに提供する。この発明の方
法は、(a) 主要な流れを、フローインレットを介し
て分離機チャンバ内へチャンバ端部壁間の中間に供給
し、その分離機チャンバ内で二次的な渦流を発生しかつ
維持するステップと、(b) そのフローインレット内
のその主要な流れの軸方向の寸法(AIL)および径方
向の寸法(RID)を制限し、その分離機チャンバを通
る中央の径方向の面(CRP)に対して対称的に主要な
駆動流れパターンを形成するステップと、(c) 主要
な流れの推進力の損失が減少するように、アキシャルハ
ウジング壁の内側の表面の近くで径方向に外側で、その
主要な駆動流れパターンをその二次的な渦流に適合させ
るステップと、(d) その主要な流れ内の流れ速度勾
配が、流れ速度勾配の予め定められた範囲内に小さく保
たれるように、その主要な流れの流れ断面領域を構成
し、それにより、主要な流れの推進力の損失がさらに減
少し、乱流を防ぐことによって、すべての主要な流れの
推進力の損失が最小になるステップとを含む。
【0011】好ましくは、主要な流れの流れ断面領域内
で、およびアキシャルハウジング壁の内側の壁表面に近
い、主要な流れパターンと二次的な渦流との間の境界に
おいて、速度勾配が小さくたもたれ、乱流を少なくする
かまたはなくし、それにより、推進力の損失を最小に保
つ。これらの速度勾配が引離し力を生じないほど小さく
保たれれば最良であることがわかっている。小さく保た
れなければ、たとえば小さい材料強さを有するフライア
ッシュ粒子などの粒子を分離するように細かくするかま
たは引離すかもしれない。
【0012】この発明がはっきりと理解されるために、
ここで、例として、添付の図面を参照して説明する。
【0013】
【好ましい実施例の詳細な説明】図1は、チャンバ1内
へのダストを運ぶ主要な流れ7Aのための中央に位置決
めされたインレット7が設けられた円筒形のハウジング
Hによって形成される円形の円筒形の形状を有する渦チ
ャンバ1の斜視図である。この発明に従うと、インレッ
ト7は、円筒形のアキシャルハウジング壁2にハウジン
グHの端部壁4と端部壁4Aとの中間に位置決めされ
る。インレット7は、軸方向にかつハウジングHの円周
の方向に扇形に広がるインレットフローチャネル10を
形成するインレット流れ断面領域8を有する。2つの浸
漬パイプ3および3Aは、互いに軸方向に整列して、チ
ャンバ1の中心の縦軸Aに対して同軸方向にハウジング
H内へ延び、チャンバ1内の中央にかつハウジング端部
壁4とハウジング端部壁4Aとの中間に間隙5を形成す
る。浸漬パイプ3、3Aの内側の端部3′、3A′は、
間隙5に面する吸込ポートを形成する。中央の径方向の
面CRPは、間隙5の中間に延びる。クリーンガスCG
は、図示されないファンによって浸漬パイプ3、3Aに
吸込まれ、吸込ファンに接続された浸漬パイプ3、3A
の出口端部9、9Aを通って吐出される。これらのパイ
プ3、3Aは、端部壁4、4Aを貫通して同軸方向に延
びる。ハウジング端部壁4、4Aは、円筒形のハウジン
グ2より小さい直径を有し、粒子吐出空隙6、6Aを形
成する。
【0014】ここでは単に主要な流れと呼ばれるダスト
を運ぶ主要な流れ7Aは、長方形の断面のインレット流
れ領域8を通ってインレット7に入る。実質的にインレ
ット流れと同じ量のクリーンガスCGの流出は、等しい
量比で出口端部9、9Aを通って出る。遠心作用によっ
てチャンバ1内で渦流から分離されたダストは、両方の
空隙6、6Aを通って現れる。この目的のために、中心
のチャンバ軸Aが、複数個の分離機ハウジングHを含む
システム内で水平に延びるように、ハウジングHを装着
することが好ましい。空隙6、6Aからダストを集める
ダスト搬送装置は、従来のものであるので図示されな
い。
【0015】図2に示されるように、インレット7は、
ハウジングHの壁2を貫通してチャンバ1内へ通じるフ
ローチャネル10への入口として長方形の流れ断面8を
形成する軸方向のインレット長さAILおよび径方向の
インレット深さRIDを有する簡単な構造的な形状を有
する。図1および図2の実施例では、インレット7は、
このためにインレット開口を有する円形のかつ円筒形の
アキシャルハウジング壁2の外側に取付けられる。その
フローチャネル10を備えたこの発明に従うインレット
7の形状は、チャンバ1内で壁2の内側の表面の近くで
主要な流れを二次的な渦流の形に適合させることによっ
て、主要な流れ7Aの駆動能力を向上させる。好ましく
は、この適合は、図2に矢印7Bで示されるような主要
な流れの扇形の広がりを引起こす。この目的のために、
軸Aの方向のインレット7の長さ、したがってフローチ
ャネル10の軸方向のインレット長さAILは、軸方向
にかつ円周の流れ方向に増加する。同時に、径方向のイ
ンレット深さRIDが円周の流れ方向に減少する。軸方
向のかつ流れ方向の広がりまたは扇形の広がりは、この
発明に従って、チャンバ1内でハウジングHの壁2の内
側の表面の隣で主な流れ7Aを自然の二次的な渦流の局
部的な曲率に適合させ、乱流を避けることによってイン
レット流れ7Aの駆動効率が向上する。
【0016】今説明したチャンバ1内への接線方向の主
要な流れ7Aは、チャンバ1内に二次的な渦流11を発
生する。二次的な渦流11は、壁2の内側の表面に沿っ
て軸方向に広がり、次に、端部壁4、4Aに沿って径方
向に内側に曲がる。円周の空隙6、6Aは、二次的な流
れ11が径方向に内側に最初に90°曲がるところに位
置決めされ、空隙6、6Aを介してより重い粒子を吐出
す。径方向の二次的な流れ11Aは、浸漬パイプ3、3
Aに遭遇するところでさらに90°軸方向に内側に曲が
り、パイプ3、3Aの周りの螺旋流12で内側に流れ、
次に空隙5に流れる。インレット断面8でインレット7
の軸方向の長さAILが比較的短いために、および軸方
向のかつ円周の流れ方向の扇形の広がりのために、駆動
する主要な流れから駆動される二次的な流れへの滑らか
な遷移がこの発明に従って達成される。なぜなら、主要
な流れが二次的な流れと同じ方向に移動し、両方の流れ
がわずかな乱流を伴うかまたは乱流を伴わないで合流す
るからである。これはこの発明の重要な利点である。な
ぜなら、駆動する主要な流れと駆動される二次的な流れ
との間で乱流を避けるかまたは少なくとも減少すること
によって、推進力の損失が最小になるからである。
【0017】インレット断面領域8の径方向のインレッ
ト深さRIDは、先行技術と比較して実質的に増加す
る。この特徴は、この発明の別の利点をもたらす。なぜ
なら、主要な流れの断面内の流れ速度勾配が減少するか
またはそれどころか避けられ、非凝集を防ぐからであ
る。さらに、主要な流れと二次的な流れとの間の境界に
おける流れ速度勾配または差も最小にされ、乱流を少な
くし、それにより、駆動効率を高める。
【0018】今説明した、主要な流れによる二次的な流
れの駆動は、2つの異なる分離をもたらす。第1に、粗
い粒子が空隙6、6Aを通って吐出される。第2に、細
かい粒子が、パイプ3、3Aの周りの鏡のように対称的
な螺旋流12で、間隙5に面する内側の端部3′、3
A′での吸込開口の領域内の方へ分離される。
【0019】図2は、チャンバ1の軸方向の断面であ
り、上述の第1および第2の粒子の分離を示す。この発
明に従うと、主要な流れ7Aは、矢印7Bで示されるよ
うに扇形に広がり、それにより、軸方向に延びる矢印1
1で示される二次的な渦流を駆動する。二次的な流れ1
1は、ハウジング壁2の内側の表面に沿って環状層渦流
を形成する。二次的な流れ11の一方の半分の部分は、
軸流成分とともに軸方向に外側に右側にかつインレット
7から対称的に離れて移動する。他方の二次的な流れの
半分の部分は、同じ態様で左側に移動する。両方の流れ
部分11は、11Aで示されるようにチャンバ1のそれ
ぞれの端部壁4、4Aで径方向に内側に曲がる。粗い、
重い、または大きい粒子LPの分離は、流れ11が径方
向に内側に曲がるところで起こり、それにより、空隙
6、6Aを介して粒子LPを吐出し、重い粒子LPが浸
漬パイプ3、3Aの外側の表面の周りの領域に入るのを
回避する。二次的な流れ11はまた、円周方向の流れ成
分を有し、それにより、螺旋形の二次的な渦流11Bが
壁2の内側の壁表面の近くで形成される。さらなる渦流
が、矢印12、12Aで記号的に示されるように浸漬パ
イプ3、3Aの外側の表面の周りに形成される。矢印1
2Aはまた渦流を表わすように意図される。端部壁4、
4Aの近くで径方向において、二次的な流れ11Aは渦
巻流である。細かいまたは軽いまたは小さい粒子FP
は、浸漬パイプ3、3Aの周りの領域で分離される。扇
形に広がった主要な駆動流れ7Bの、接線方向の、軸方
向に対称的な導入が、二次的な流れ11に重ねられ、そ
れにより、主要な流れと二次的な流れとの間の摩擦の影
響下で渦流を発生する。しかしながら、扇形に広がるこ
とによって、主要な流れが二次的な流れと滑らかに整列
され、特に2つの流れの間の境界で乱流を避け、駆動効
率が向上する。
【0020】浸漬パイプ3Aの周りの流れは螺旋流12
として示されている。浸漬パイプ3の周りのかつこれに
沿った流れは、単に軸方向の矢印12Aで示されてい
る。しかしながら、両方の浸漬パイプ3、3Aに沿って
流れから粒子を分離するように粒子に作用する螺旋流に
は、2つの力成分、すなわち、渦流である螺旋流の、軸
方向の引込まれる流れ成分の軸方向の力成分FSと、回
転流れ成分の径方向の遠心力成分FZとがある。ここ
で、生ガスインレット流れ7Aからクリーンガス流れC
Gへの変換を、浸漬パイプ3、3Aの周りの細粒子分離
ゾーンにおける細かい粒子FPの分離に関して説明す
る。遠心的な径方向の成分FZは、細かい粒子でさえ
も、遠心的に、したがって、浸漬パイプ3、3Aから離
れて実質的に径方向に外側に、移動させがちである。し
かしながら、細粒子分離ゾーンでは、細かい粒子はまた
軸方向に向けられる引込まれる流れ成分FSを受けやす
い。軸方向の引込まれる流れ成分FSは、両方の浸漬パ
イプ3、3Aの外側の表面の隣で最も大きいが、浸漬パ
イプから径方向に離れて徐々に小さくなる。なぜなら、
浸漬パイプの周りの境界層における引込まれる流れの速
度は、浸漬パイプの近くで軸方向において最も大きい
が、半径が径方向に外側に増すにつれて、引込まれる流
れ成分FSが漸近的にゼロに近づくまで、迅速に減少す
る。同時に、細かい粒子に対して効果的な遠心力FZ
も、中心軸Aからの径方向の距離が増すにつれて減少す
る。なぜなら、径方向の間隔が増すにつれて、求心的な
加速が少なくなるからである。しかしながら、遠心力F
Zが勝り、その結果、細かい粒子FPも、細かい粒子F
Pを径方向に外側に運ぶ、結果として生じる力を示す矢
印FRで示されるように、径方向に外側に移動し、壁2
の内側に面する表面の近くで境界層渦流11に戻る。し
たがって、最も細かい粒子FPでさえもスロット6、6
Aを通って吐出される可能性が高くなる。11Aで示さ
れるように径方向に内側に移動し続ける、いかなる小さ
いかまたは細かい粒子FPも、今説明した力を繰返し受
けやすく、したがって大きい粒子LPとともに空隙6、
6Aを通って吐出される。クリーンガスCGは、間隙5
に面する浸漬パイプ3、3Aのインレットポート3′、
3A′に吸込まれる。
【0021】図3は、互いに平行に配置された3つのイ
ンレットパイプ13A、13Bおよび13Cを有するフ
ローインレット13の簡単な構造の斜視図である。イン
レットパイプ13A、13Bおよび13Cの各々は、標
準的な円形のパイプストックから切断された構造的に簡
単な構成要素である。小さいチャンバには1つのインレ
ットパイプで十分であろう。3つのパイプはまた、上で
説明されたように、二次的な流れパターン14Aに適合
されかつこれと対称的に整列される、扇形に広がる駆動
流れパターン14を発生する。そのような群のインレッ
トパイプ13A、13B、13Cでは、主要な流れの駆
動推進力のいかなる損失もさらに減少し、それにより、
特に浸漬パイプ3、3Aの周りの細粒子分離ゾーンにお
いて、さらに高い渦流速度を実現する。
【0022】図4は、平行してかつチャンバ1内へ円周
方向に延びる主要な流れ15A、15Bおよび15Cを
発生する3つのインレットパイプ15の一群を示す。最
初は平行な主要な流れ成分はまた、いくぶん扇形に広が
りがちであり、二次的な渦流に滑らかに合流し、乱流を
少なくする。3つのインレット15は、チャンバの端部
間の中間に集中している。
【0023】図5は、図4のものと同様であるが、主要
な流れ16A、16Bおよび16Cを発生する3つのイ
ンレット16を示す図である。インレット16の角度の
ある位置決めのために、流れ16Aおよび16Cは、中
央の流れ16Bに対して軸方向にかつ円周方向により大
きい扇形の広がりをもたらす。流れ矢印16Bで示され
るような水平方向と流れ16Aおよび16Cのそれぞれ
の角度との間の角度を調整すると、駆動する主要な流れ
を制御し、したがって、壁2の内側の表面の近くで駆動
する主要な流れを二次的な流れ11の流れパターンに適
合させることができる。
【0024】図6は、縦の中心軸Aの周りに等しい角度
で均一に分配された少なくとも4つのフローインレット
13D、13E、13Fおよび13Gを有する、この発
明に従うチャンバを概略的に示す。4つの位置の各々で
は、いくつかのインレットが、図3に示されるような一
群として、軸方向Aに、図の平面に対して垂直に配置さ
れてもよい。これらのパイプインレットには、実質的
な、流れを向上させる利点がある。なぜなら、インレッ
トパイプの直径が主要な流れの径方向のインレット深さ
RIDを決定するからである。径方向の流れ深さは、主
要な流れによる二次的な流れの駆動の効率に寄与する。
さらに、パイプインレットには製造利点がある。なぜな
ら、それらは単に、中仕上された標準的なパイプストッ
クから切断され得るからである。そのようなパイプスト
ックは円形の断面でなくてもよい。他の断面形状もこの
目的に適している。
【0025】図7は、丸い側面18によって横方向に接
続された平坦な表面19Aおよび19Bを有し、断面領
域19を有しかつ壁19Aと壁19Bとの間の一定の径
方向の深さ21Aを有するインレットフローチャネルを
形成する、パイプストックからインレット17として形
成されたパイプセクションの斜視図を示す。平坦なパイ
プセクションの図示されない部分は、切取られており、
切断されたパイプセクションは、軸方向にかつ円周の流
れ方向に扇形に広がり、端縁20Aで軸方向の最も大き
いファン幅20を有する、曲がったフローチャネルを形
成するように、曲げられている。曲がったフローチャネ
ルは、円周方向により小さくなりかつ端縁20Aの方向
により小さくなる径方向の深さ21を有する。インレッ
ト17は、その切取られた部分が図8に示される分離機
ハウジング壁22の、それぞれの開口23Aに接線方向
に接続する曲がった台形の開口23を有する。
【0026】図8は、円筒形のハウジング壁22に取付
けられたインレット17を示し、ハウジング壁22の円
周方向に延びる開口23Aは、切断によって形成された
曲がった台形の開口23と同じ曲率を有し、チャンバ内
へのフローチャネルを形成する。インレット17は、溶
接、リベット締め、結合などのいかなる従来の手段によ
っても、チャンバ壁22に接続される。
【0027】図9および図10は、空気力学的な利点の
ある簡単な構造のパイプインレット24を示す。最初は
丸いパイプセクションは、一方の端部で平坦にされ、図
9に示された三角形の断面の形27を形成する。ハッチ
ングを施した部分26は、平坦にされたパイプセクショ
ンおよび円筒形のハウジング壁25から切取られ、部分
26が切取られるときに形成される、円筒形のハウジン
グ壁25の切抜かれた開口にインレット24を取付け
る。平坦にされた部分27は、インレットチャネルの外
壁を形成する真っ直ぐな平坦な表面27Aを有する。平
坦にされたパイプセクションは、27Bで閉じられる
が、ハッチングを施した部分26が切取られると、再び
開けられる。平坦にすると、製造手順が簡単になる。な
ぜならインレットの側壁を丸く維持するために注意を払
う必要がないからである。さらに、インレットは、図1
0に示されるようなノズルインレット24Aを形成する
カラー28と組合されてもよい。パイプセクションを平
坦にすると、幅の広い平坦なインレット案内チャネル2
7Cが、簡単な製造ステップによって形成され、流れ案
内チャネルの、必要とされる軸方向に対称的な扇形の広
がりを与え、主要な流れ7Aを二次的な流れ11に有利
に適合させるという利点がある。このように軸方向に平
坦にすると、切取られた円筒形のパイプセクションによ
って形成される扇形の広がりよりも大きい扇形の広がり
を形成する。平坦にされた案内チャネル27Cは、流れ
断面領域27Dを有する。
【0028】以下の明細書では、いくつかのいわゆる型
押しされたインレットまたは絞り加工されたインレット
を説明する。深絞りまたは型押しによる、渦チャンバ1
の軸方向のハウジング壁へのインレットの完全な形成
は、実質的な構造を有し、したがって、製造単純化およ
びそれぞれの利点がある。これらの利点は、多チャンバ
分離機システムにおけるそのようなチャンバの装着およ
びそれらのメンテナンスにも当てはまる。絞り加工また
は型押しは、インレットを円筒形のアキシャルハウジン
グ壁の凹みとして形成するのを可能にし、そのため、イ
ンレットがハウジングの径方向に外側に突出しない。こ
の特徴には、より小さい総チャンバ体積を必要とするク
リーニングまたは分離機システムを形成するために特
に、個々のチャンバを、一群のチャンバの各端部で単数
または複数の支持壁の円形の穴に装着できるという利点
がある。2つの平行した支持壁の間に装着された個々の
円筒形のチャンバは、少なくとも1つの壁を迅速に取外
してたとえばメンテナンス作業しやすいようにするため
に、普通の単純かつ素早いコネクタによって相互接続さ
れる。
【0029】図11の斜視図は、円筒形のチャンバ壁3
2の深絞りされたインレット29を示す。インレット流
れ断面領域33は、ここで、チャンバ壁32の端縁およ
びインレット29の後縁29Aによって取囲まれるかま
たは囲まれる。シアーラインまたは曲線30、31は、
第1の曲線30が壁32によって形成されたチャンバへ
の流れ方向36で、かつ第2の曲線31が流れ方向36
に対して横方向で、インレットフローチャネル底部37
を示す。そのような曲線30、31は、主要な流れ7A
のための最適な案内を与える。インレット流れ断面領域
33は、円筒壁32の端縁とインレット後縁29Aとに
よって境界をつけられる。円筒壁32は、インレット2
9の頂部でインレット流れ領域33の真っ直ぐな端縁を
与え、やはりシアーラインである後縁29Aは、曲がっ
た流れ領域境界を与える。この深絞りされたインレット
29は、径方向にチャンバ内へ達し、したがって、チャ
ンバ内の二次的な流れ11を部分的に径方向に内側に曲
げる。したがって、インレット断面領域33での径方向
に内側の寸法33Aは、二次的な流れ11の回転対称が
受入れ可能な制限内に保持されるように、制限されなけ
ればならない。この目的のために、インレットフローチ
ャネル底部37は、入口断面流れ領域33を曲がった端
縁34を除いて実質的に長方形に維持しながら、径方向
に外側でいくぶん平坦にされる。従来の分離機よりも高
い分離キャパシティを確実にするために、インレット断
面領域33の軸方向の長さと径方向の深さとの比は、二
次的な流れのより効果的な駆動をもたらすように、径方
向により深い主要な流れの必要を考慮する。実質的に長
方形の断面流れ領域33は、横のシアーライン31で示
されるように底部37へ延びる、いくぶんS字形の形状
の曲がった端縁34を有する側壁を有する。S字形の形
状は、インレット29の前縁35まで平坦にする。縦の
シアーラインまたは曲線30もいくぶんS字形に曲がっ
ており、空気力学的に最適な主要な流れのためのインレ
ットチャネル底部37を形成する。シアーラインのわず
かにS字形の曲線も、損失を少なくすることによって、
底部37の内側の曲がった表面に沿った二次的な流れに
有利な影響を与える。
【0030】図12は、前縁40と後縁42Aと、チャ
ンバ1の壁39の曲がった端縁38を有するインレット
開口41とを有する、変形された、絞り加工されるかま
たは型押しされたインレットチャネル43を示す。イン
レットチャネル43には、インレットチャネル43の曲
がった側面42の方へ主要な流れの扇形の広がりを大き
くするための分流部44が設けられる。分流部44は、
平坦な平面の三角形の表面を有し、絞り加工または型押
しによって壁39から直接に形づくることができる。
【0031】図13、図14および図15は、絞り加工
されるかまたは型押しされたインレットチャネルの簡単
なものを示す。これらの実施例は、インレットチャネル
の簡単な構造とそれぞれのチャンバ内への主要な流れの
流れの質との間の妥協を表わす。図13は、半円形のス
トック45から切断され、切込55によって前縁46A
および後縁48を形成するインレットチャネル46を示
す。チャンバ1のハウジング壁51Aに形成された真っ
直ぐな端縁50は、インレットチャネル46のさらなる
後縁を形成する。チャネル46は、後縁48に達する曲
がった側壁48Aを有する。
【0032】半円形のストックの使用は必然的ではな
い。他の断面のストックを用いてもよい。たとえば、図
14および図15は、比較的平坦なU字形の断面のスト
ック47から切断され、チャンバ1の円筒形のハウジン
グ壁51Aに挿入されるインレットチャネル54を形成
するインレット51を示す。切込55は、ハウジング壁
51Aの後縁50を通る図15に示された接線56が、
インレットチャネル54の底部に平行に延びるように位
置決めされ、それにより、インレットチャネル54の前
縁53が円筒形のハウジング51Aの壁の表面に合体す
る。図14の切込55と、図13の端縁48を形成する
同様の切込55とは、流れを向上させる利点を有する。
一方、それぞれのチャネル46および54の流れ方向の
長さは、有利に短くされ、主要な流れ7Aとインレット
チャネル46、54それぞれの表面との間の摩擦を少な
くする。短いインレットチャネルには、たとえば、図1
4のU字形の輪郭47によって引起こされ得るコーナの
流れ損失が、減少するというさらなる利点がある。イン
レットチャネルの寸法は有利に、インレットの入口での
主要な流れの流れ集中とインレットの下流での主要な流
れ7Aの適切な流れ案内または扇形の広がり7Bとの流
れ条件を満たすのに十分なだけできるだけ小さくされ
る。図13および図14の切込55には、ハウジング壁
51Aに沿った後縁50に対する主要な流れの衝撃を避
けるというさらなる利点がある。主要な流れ7Aは、図
15で最もよくわかるように後縁50と接線方向に接触
し、それにより、衝撃損失が避けられる。切込55がな
ければ、端縁50でのおよび端縁50の下流での分離バ
ブルが、乱流の発生のために衝撃損失を引起こすかもし
れない。これは避けられなければならない。なぜなら、
乱流が主要な流れとともに、主要な流れを有するチャン
バ内の二次的な流れ11の中に入るかもしれず、それに
より、分離ゾーン内の乱流拡散によって分離キャパシテ
ィが減少するからである。端縁50は、主要な流れが端
縁50に衝撃を与えない限りは簡単な鋭い端縁でもよ
い。
【0033】図15を参照すると、主要な流れ7Aは、
インレットフローチャネル54の底部にほぼ平行に移動
するように引起こされる。好ましくは、インレットチャ
ネル54の底部は、図15に見られるように接線56に
平行に延びるべきである。その場合、主要な流れは実質
的には後縁50に衝撃を与えない。
【0034】図16、図17、および図18は、好まし
くは、円筒形のハウジング壁63から直接に型押しされ
る舌部57によって形成される絞り加工されるかまたは
型押しされたインレットチャネルを備えた変形された実
施例を示す。舌部57は後縁61を有し、ハウジング壁
63は後縁62を有する。シアーラインまたは曲線59
A、59Bで示されるように、舌部57が2つの曲率で
2つの方向に曲げられるので、インレット空隙58A
は、舌部57と壁63との間に形成された空隙58Aの
コーナ62A、62Bを除いて、実質的に一定の幅58
を有する。好ましくは、舌部57の後縁61は、60で
示されるように切込まれ、そのため、端縁61および6
2が縦軸Aに対して径方向に互いに整列しない。2つの
曲率は、一定の幅58の鎌形で舌部57を設ける。述べ
られた切込60も、実質的に一定のインレット空隙幅5
8に寄与する。
【0035】図17の斜視図は、図16により詳細に示
されたインレットフローチャネル59を形成する舌部5
7を示す。そのようなインレットは、壁63に絞り加工
されるかまたは型押しされるので、円筒形のハウジング
壁63の外側にいかなる突出も形成しない。
【0036】図18は、舌部57Aが、その下方端部で
舌部57Aに接続されかつその上方端部でハウジング壁
63に接続される支柱64によって強化される、変形例
を示す。そのような支柱64は厳密な空隙幅の決定を可
能にする。いくつかのそのような支柱を空隙に沿って間
隔をあけて用いてもよい。
【0037】図19、図20、および図21は、この発
明に従う絞り加工されるかまたはパンチング加工された
インレットのさらなる簡単な実施例を示す。図19は、
スロット65によって分けられた2つの舌部セクション
67、67Aを有する舌部によって形成されたインレッ
トチャネル65Aの展開平面図である。舌部セクション
67、67Aは、インレットまたは前縁66および66
Aに沿ってハウジング壁63の外に曲げられ、真っ直ぐ
でありかつ円筒形のハウジング壁63の母線に平行に延
びる後縁68を有する。したがって、舌部セクションの
後縁68と壁63のインレット65Aの曲がった後縁7
1との間に切込68Bが形成される。切込68Bは、内
側の端縁または後縁68を斜めに切断し、斜めにされた
後縁68Aを形成することによって、増大できる。スロ
ット65は、チャンバの端部間の中間に中央に位置決め
され、そのため、スロットは図2に示された中央の径方
向の面CRPにある。後縁68または68Aの位置は、
主要な流れがチャンバ内へ有利に損失がなく入ることを
十分に考慮して選択される。
【0038】主要な流れの扇形の広がりは、舌部セクシ
ョン67、67Aの曲がりと、舌部後縁68または68
Aの形とによって、影響を与えられ得る。図20は、舌
部セクション67、67Aの後縁68Cが曲げられ、そ
れにより、主要な流れの扇形の広がりを二次的な流れ1
1に適合させる簡単な方法を与える。好ましくは、舌部
セクション67、67Aは、チャンバ内へ曲げられ、そ
のため、前縁66および66Aに沿って、滑らかに曲が
った流れ遷移が始まる。チャンバの中央により近い舌部
部分は好ましくは、端縁68Cの近くで平坦なままであ
る。楔形の空隙69が舌部セクション67と舌部セクシ
ョン67Aとの間に位置決めされる図20を参照のこ
と。空隙69によって引起こされるかもしれないいかな
る流れ損失も小さいので、空隙69は単に開いたままで
もよい。
【0039】図21は、空隙69を閉じる下方端部70
Aと、円筒形のハウジング壁63のインレット流れ断面
の後縁71に接続される上方端部70Bとを有する、好
ましくは薄板金を折り重ねた支持体70を備えた、図2
0の実施例の変形例を示し、舌部セクション67、67
Aは所定位置に堅く保持される。図20および図21の
実施例では、乱流を少なくするために、後縁68Cと後
縁71との間の切込も、上で説明されたように形成され
る。
【0040】インレットチャネルの端縁に沿って回転す
る段渦の形成を、ここで図22ないし図26を参照して
説明する。これらの渦は、インレットチャネルの端縁に
沿って互いに反対の方向へ回転する対称的な対として形
成される。そのような反対方向に回転する渦は、いくつ
かの点で主要な流れに有利に影響を与える。第1に、主
要な流れの速度分布が、主要な流れのインレット流れ断
面領域にわたって主要な流れにおいて実質的に一定であ
り、それにより、非凝集を少なくするかまたはこれを防
ぐ。さらに、主要な流れの一定の速度は、チャンバ内の
二次的な渦流の形成に有利に影響を与え、相対的な小さ
い構造上の大きさの絞り加工されるかまたは型押しされ
たインレットを通る主要な流れのより大きい量をもたら
す。第2に、反対方向に回転する渦流は、まだインレッ
トチャネル内にある主要な流れの最初の扇形の広がりに
有利に影響を与え、これは、チャンバ内の主要な流れの
次の軸方向の扇形の広がりを大きくし、それにより、チ
ャンバ内で駆動する主要な流れを駆動される二次的な流
れ11に滑らかに適合させる。ついでながら、横方向の
または横の渦流は好ましくは、楔形またはファンネル形
のインレットチャネル内で発生される。
【0041】図22は、インレットの口Mから出口Oへ
増大する長方形の流れ断面CS1、CS2を有する簡単
な構造の、引っ込んだ段付きインレットチャネルを示
す。2つの段渦流74、74Aは、インレットチャネル
内の段72、72Aを超えて移動する主要な流れ73に
よって形成される。インレットチャネルの底部83は、
シアーラインSLで示されるような曲がった形状を有す
る。
【0042】図23は、段72によって形成されるコー
ナと、主要な流れ73によってコーナに形成される渦流
74との断面図を示す。結果として生じる渦流74は、
その扇形の広がりに関して、および主要な流れの断面流
れ領域全体にわたるその一定の流れ速度分布に関して、
主要な流れ73に有利に影響を与え、また、インレット
チャネルを通る主要な流れ73の案内に有利な影響を与
える。
【0043】図24は、インレットチャネル内に長方形
の段として形成された、変形例の段75を示す。段75
には、主要な流れ73の流れ方向に対して鋭い後縁77
を有する流れ遮断端縁76が設けられる。流れ遮断端縁
76は渦流74を局部的に安定化させる。鋭い後縁77
には、乱流逸れを避けるという利点がある。これは、主
要な流れによってチャンバ内へ導入されるいかなる乱流
も、分離キャパシティを少なくするので、重要である。
【0044】図25は、好ましくは少なくとも半円形の
曲がった断面と、後縁78と、主要な流れの流れ方向に
対して曲がった前縁81を有する案内部材80とを備え
た段79を示し、渦流74は、乱流が避けられるので、
コーナの流れ損失を避ける。主要な流れ73は、端縁7
8を超えて滑り、次に、前縁81によって曲がった表面
82上に案内され、引込チャネルの平坦なチャネル底部
83上に滑らかに導かれる。鋭い後縁以外は丸いコーナ
を備えたこの構造は、段渦の案内において流れ損失が最
も少なく、インレットチャネルを通る主要な流れの最も
効果的な案内をもたらす。
【0045】図22をさらに参照すると、シアーライン
SLは、インレットチャネルの底部83が、壁63によ
って形成されたチャンバ内へ実質的に円周方向に流れ方
向にわずかに曲げられることを示す。図23および図2
4のチャネル底部83も、今説明したように流れ方向に
内側に曲げられる。図25では、チャネル底部83は、
チャネル端縁に沿ったわずかな湾曲82を除いて平坦で
ある。
【0046】図26は、図22のシアーラインSLで示
されるように主要な流れの方向に曲げられ、かつ図26
に示されるように軸方向の断面において径方向に内側に
さらに曲げられるインレットチャネル底部84を示す。
図26に底部84として示されるような2つの曲率は、
主要な流れの拡大した断面流れ領域を有利に与え、それ
により、より厚い主要な流れの噴出が形成される。
【0047】以下で、チャンバを囲むハウジングの周り
に円周方向に延びるいくつかのインレットを説明する。
これらのインレットには、主要な流れによってチャンバ
内の二次的な流れを、一様にかつチャンバ円周全体に沿
って中央の径方向の面CRPに対して軸方向に対称で、
駆動するのを容易にするという、特別な流体力学的利点
がある。インレット構造は、二次的な渦流への、主要な
流れの扇形の広がりの、有利な一体的な適合を達成す
る。これらのインレットは、チャンバ内の駆動される二
次的な渦流の回転対称の維持に有利な影響を与える、連
続的に循環する駆動する主要な流れを与える。
【0048】図27は、実質的に軸方向の側面図である
図2のものと同様の図を示し、図28は、図27にも示
された縦軸Aの方向に中央の径方向の面CRPを通りか
つインレット86の中央を通る概略断面図である。
【0049】2つのハウジングセクション88および8
8Aは、互いに軸方向に整列してかつセクション88と
セクション88Aとの間の間隙を備えて配置される。渦
巻形のインレットチャネル85は、ハウジングセクショ
ン88とハウジングセクション88Aとの間の間隙に同
軸方向に位置決めされる。第1の曲がった遷移カラー8
9は、インレットチャネル85の一方の側をハウジング
セクション88に結合する。第2のインレットカラー8
9Aは、インレットチャネル85の反対側をハウジング
セクション88Aに結合する。カラー89および89A
はそれぞれの湾曲90および90Aを有する。インレッ
トチャネル85は、その入口でインレット断面流れ領域
86を有する。主要な流れ7Aは入口領域86を通って
入る。インレットチャネル85は、丸いコーナ85を備
えた長方形の流れ断面領域87を備えた渦巻形のハウジ
ングを形成する。領域87は入口領域86から離れてチ
ャンバの円周の周りを減少する。流れ断面領域87は径
方向に内側に開いており、そのため、主要な流れが接続
カラー89、89Aの湾曲90および90Aの周りを軸
方向に通れる。カラー89、89Aは、回転対称の分配
および流れ案内チャンバを形成し、湾曲90、90Aに
より、主要な流れが、回転のかつ軸方向の対称で二次的
な渦流に合流し、一体的な態様で二次的な渦流と実質的
に一致し、乱流を避けるかまたはそれどころか乱流をな
くす。渦巻形のインレットチャネル85とハウジングセ
クション88、88Aへの分配チャンバ89、89Aと
の間の開いた境界はまた、有利に主要な流れと二次的な
流れとの間の大きい駆動境界を与え、それにより、主要
な流れからのトルク衝動を二次的な流れに効率的に伝達
する。図28は、どのようにインレットチャネル85が
要素88、88A、89、89Aによって形成されたチ
ャンバを渦巻形に囲むかを示す。
【0050】図29は、制限された円周長さの渦巻形の
ハウジングセクション91、91A、91B、91Cを
示し、各セクションは渦巻形の態様でチャンバの周りの
制限された角度範囲を覆う。
【0051】図30および図31は、ハウジングHの周
りの回転対称の環状ハウジングの形状のインレット92
を示す。インレット92は、ハウジング壁2によって規
定される円筒に接線方向に延びる入口93を有する。イ
ンレット92のコーナ92Aは、主要な流れの流体力学
を向上させるように丸くされる。内部の中空の円筒94
は、たとえば図示されないスポークによって、インレッ
ト92の環状ハウジングと径方向に整列して装着され、
インレット92は、円筒94とインレット92との間に
円周の空隙を備えて円筒94を囲む。円筒94は、右側
および左側の渦チャンバセクションへの主要な流れの軸
方向に対称的な入口を与える環状ノズル95および96
が形成されるように選択された、軸方向の長さ94Aお
よび直径94Bを有する。したがって、駆動する主要な
流れPFは、中央の径方向の面CRPに対して軸方向に
対称で、ハウジングH内の駆動される二次的な渦流に滑
らかに合流する。入口93を通る接線方向の主要な流れ
7Aは、図30および図31に矢印で示されるように、
環状ノズル95、96を通って出て、チャンバ内の二次
的な流れに所要のトルクモーメントを与える。したがっ
て、主要な流れの軸方向に対称的な円周方向の速度成分
は、乱流を伴わずに二次的な渦流に合流し、最小の損失
で二次的な渦流を駆動する。
【0052】図32は、図30のものと同様であるが、
フローインレット92のハウジングを2つの環状チャン
バ98、98Aに分ける分離環状壁97が加えられた実
施例を示す。分離壁97は、環状ノズル95および96
を設けるようにハウジング内に対称的に円筒94を装着
するのに役立つ。環状壁97は、中央に位置決めされ、
矢印で示されるように、主要な流れを、環状ノズル9
5、96を通る2つの対称的な主要な流れ部分に分け
る。
【0053】図33は、図32のものと同様の実施例を
示す。2つのチャンバ98、98Aは、99Cで共通の
中空円筒99Bに接続された2つの別個のインレットハ
ウジングセクション99、99Aによって形成される。
浸漬パイプ3、3Aは、ハウジングセクション99、9
9Aの各々の端部壁を貫通して、環状ノズル95、96
が形成されるような外径を有する円筒99B内に達す
る。
【0054】図34は、円形の円筒形のチャンバ103
の中心部分を通る軸方向の断面図を示し、図35は完全
なチャンバ103の縦軸に対して垂直な端面図を示し、
渦巻形のインレットハウジング100は円形の断面10
1を有し、直径Dは、図35に見られるようにインレッ
ト入口104から離れてチャンバ103の周りを円周方
向に減少する。インレットハウジング100は、インレ
ットハウジング100とチャンバ103との間の円形の
中間の環状チャネル102へ径方向に内側に開けられ
る。環状チャネル102の軸方向の幅は、最も小さい直
径Dよりも小さい。チャネル102は、主要な流れを渦
巻形のインレットハウジング100からチャンバ103
へ通す流れコンペンセータとして機能する。主要な流れ
7Aは、円周全体の周りの回転対称で、かつ一定の径方
向のおよび円周方向の流れ速度成分で、環状チャネル1
02に入る。渦巻形のインレットハウジング100と流
れコンペンセーティング中間チャネル102との間の遷
移は、乱流を避けるために丸くされる。同様に、チャネ
ル102と円形の円筒形のチャンバ103との間の回転
対称の遷移は、乱流を避けるために丸くされる。接線方
向のインレット入口104は、所要のトルクモーメント
で主要な流れを渦巻形のインレットハウジング100に
案内し、それにより、円周方向の流れ速度成分を生じ
る。その円周方向に減少する直径Dを有するハウジング
100の渦巻形の形状は、必要とされる径方向に延びる
流れ速度成分を与える。チャネル102の案内効果によ
って、径方向の流れ速度成分がコンペンセーティングチ
ャネル102を通ってチャネル102とチャンバ103
との間の遷移まで連続し、それにより、径方向の速度成
分の連続性が有利に影響される。この径方向の連続の影
響は、チャネル102とチャンバ103との間の遷移の
方へゼロまで減少する。この態様で、最初は径方向に向
けられた流れが、図34に矢印で示されるように軸方向
に向けられたメリディアン流れにますます変わり、それ
により、ハウジング100の直径Dが入口104から離
れて円周方向に減少するにつれて、円周方向の流れ速度
成分が増す。チャンバ103は、軸方向に対称で、中央
の径方向の面CRPから鏡のように対称的に離れて延び
る。したがって、径方向の流れ成分から軸方向の流れ成
分への変換は、対称的に起こり、それにより、同じ大き
さの2つの軸方向に対称的な流れ量で2つの軸方向の流
れを形成する。したがって、主要な流れを二次的な渦流
に一致するように回転的にかつ軸方向に対称的に適合さ
せることは、二次的な渦流に一体的な駆動効果を与えて
行なわれる。
【0055】図36は、縦の中心軸Aに平行に延びる真
っ直ぐなピーリングスロット107を備えた渦チャンバ
225を示す。浸漬パイプ110、110Aは、それら
の吐出端部でチャンバ225の端部壁から突出しないよ
うに配置される。しかしながら、浸漬パイプ110、1
10Aの吐出端部は、滑らかな遷移で端部壁109、1
09Aと合体するように111で丸くされる。チャンバ
内を端部壁109、109Aに沿って径方向に内側に浸
漬パイプ110、110Aの方へ流れる二次的な渦流の
改善された流れのために、ハウジングコーナ228も丸
くされる。フローパイプインレット7′は、上で説明さ
れたように渦チャンバの端部間に中央に位置決めされ
る。
【0056】図37は、図38の矢印A37の方向で見
られるチャンバ225の側面図を示す。その端部壁11
2を備えたピーリングスロット107は、重い粒子10
7′を除去するために、図38に見られるように、イン
レット7′とほぼ180°反対に位置決めされる。ピー
リングスロット107は有利に、単に切込であり、チャ
ンバ225の円筒形のジャケットの壁の、絞り加工され
るかまたは型押しされた部分である。図36に見られる
ように、ピーリングスロット107は、ほぼ、チャンバ
の一方の端部での湾曲111からチャンバの他方の端部
での反対の湾曲111まで達し、チャンバ225の一体
的な壁部分である。スロット107を形成する壁部分
は、図38に見られるように、径方向に外側にかつハウ
ジング円周に対して接線方向に曲げられる。
【0057】図39は、V字形のピーリングスロット1
13を備えた、この発明に従う、変形例の渦チャンバ2
25Aの斜視図である。図40の端面図は、ピーリング
スロット113が接線方向のハウジング壁部分114と
円周方向の案内部分232とによって覆われることを示
す。ハウジング壁部分114は、単に径方向に外側に曲
げられる。以下で説明するように、スロット113の端
部は必ずしも閉じられなくてよい。さらに、ピーリング
スロット113のV字形が、曲がった形状によって置き
換えられてもよい。V字形または曲がったスロット形状
は製造問題に依存して選択される。両方の場合、ピーリ
ングスロット113は、チャンバ壁の内側の表面の隣
の、チャンバ内の、二次的な軸方向に対称的な渦流から
離れる重い粒子の効率的な分離に有利に適合できる。
【0058】図37に示された穴をあけられたプレート
112′に装着された複数個のそのようなチャンバ22
5を含むこの発明の実施例では、プレート112′に対
して、外へ曲げられたチャンバ壁部分114の端部を当
接することによって、単数または複数のピーリングスロ
ット107および113の軸方向に面する端部を閉じる
ためのクロージャとして、穴をあけられた装着プレート
112′を用いることが可能であり、それにより、壁部
分114の端部および案内部分232の端部が、図37
に2つのダッシュ線によって示された装着プレート11
2′のための軸方向のおよび径方向の止めを形成する。
チャンバ壁部分114および案内部分の両方とも、チャ
ンバ壁の外に曲げられてもよい。しかしながら、案内部
分232が壁部分114に取付けられた別個の部材であ
ってもよい。壁部分114および232は、ピーリング
スロット113が端部壁112間または端部壁112′
間のその全スロット長さに沿って径方向で一定の幅を有
するように、位置決めされる。
【0059】図41および図42は、渦チャンバを囲む
ハウジング116がバレル形の形状を有する実施例を示
す。インレット116Aは、チャンバ内への主要な流れ
を加速するためのノズルインレット116Bを有するパ
イプセクションから形成される。バレル形のハウジング
116は、中央の径方向の面CRPに対して鏡のように
対称的に配置された2つのハウジングセクション116
Cおよび116Dを有する。これらのハウジングセクシ
ョン116Cおよび116Dはまた、より大きい切頭体
端部が互いに面する切頭体の形でもよい。より小さいバ
レル端部またはより小さい切頭体端部は、吐出空隙6、
6Aを備えたチャンバ端部壁4、4Aを形成する。ハウ
ジング116の今説明した構造は、ハウジング116内
への円周方向の主要な流れの貫通深さをより大きくし、
それにより、チャンバ内の二次的な渦流を駆動するため
に接線方向の推進力の改善された変換が達成される。な
ぜなら、主要な流れの扇形の広がりが、より大きい円周
の範囲にわたって起こるからである。そのようなより大
きい扇形の広がりは、分離機キャパシティをさらに増
し、したがって効率をさらに高める。ハウジング116
の壁にはまた、示された吐出空隙6、6Aの代わりにま
たはこれらに加えて、より重い相のためのピーリングス
ロットが設けられてもよい。
【0060】図43は、図44に示された生ガス供給チ
ャネル120への接続のために装着フランジ117が設
けられたパイプインレット121Aを備えたバレル形の
チャンバ121の端面図を示す。パイプインレット12
1Aは、インレット流れ7Aのための滑らかに曲がった
案内表面118と、流れに面する端縁119とを有す
る。案内表面118は、乱流を避けるためにフランジ1
17と滑らかに合体し、それにより、チャンバ121に
入る主要な流れの流れ損失を少なくする。同様に、比較
的鋭い端縁119は流れ損失を少なくする。滑らかに丸
い案内表面118および比較的鋭い端縁119は、イン
レットパイプ121Aと円周方向に合体し、供給チャネ
ル120を通ってインレットパイプ121Aに来る乱流
を最小にする。チャネル120への複数個のチャンバ1
21の今説明したフランジ装着は、個々のチャンバの分
離キャパシティに悪影響を及ぼさない。このフランジ装
着には構造が簡単であるという利点があり、そのため、
それらのフランジ付きインレットを備えたチャンバを大
量生産オペレーションで効率的に製造できる。さらに、
大量生産チャンバと組合されたフランジ117は、複数
個の同じ型のチャンバを同じチャネル120に装着する
のを可能にする。この構造には、モジュール構造技術を
用いて、図44に示されたようなモジュール内に複数個
のチャンバ121を組立てることができるというさらな
る利点がある。
【0061】図44は、たとえば正方形の断面を有し、
かつチャンバ121のための支持柱として機能する生ガ
ス供給チャネル120にそれらのフランジ117ととも
に接続された複数個のチャンバ121を備えたモジュー
ルを示す。チャンバ121の浸漬パイプ3、3Aには、
パイプ延長部121Bが設けられ、これは装着壁122
を貫通してクリーンガス収集装置121Cに達し、装着
壁122は、支持柱として機能するチャネル120に堅
く接続される。支持壁122は、クリーンガス収集装置
121Cよりも表面領域が大きいので、これらの支持壁
122間にさらなるモジュールユニットを設置すること
ができる。パイプ延長部121Bは、すべてのチャンバ
121の端部壁の空隙6、6Aを介してダストを収集す
るために十分な空間123を設ける。各支持壁122
は、複数個のチャンバ121のそれぞれの端部で浸漬パ
イプ延長部121Bをすべて保持する。チャネル120
への装着壁122の堅い接続は、浸漬パイプ延長部12
1Bを介する支持壁122の相互接続と組合されて、た
とえば薄板金からなるチャネル120によって形成され
た箱形の支持柱によって、凹凸があるが軽量の構造をも
たらす。チャンバ121、浸漬パイプ3、3A、および
パイプ延長部121Bも、薄板金からなり、各モジュー
ルユニットに対して高い剛性をもたらす。端部壁4、4
Aは、図示されないスポークなどを介してハウジング壁
に堅く接続され、それにより、チャネル120を介する
接続に加えて、チャンバ121を介する多くの接続が、
支持壁122間に設けられる。
【0062】図45および46は、図44に従うチャン
バモジュールの側面図および立面図を示し、2つの供給
チャネル120は、3つのレベルでコンパクトハウジン
グH内に保持される6つのチャンバ121を各々が含
む、2つのモジュールユニットを保持する。各供給チャ
ネル120は、生ガスインレット124Aを有する生ガ
ス分配主要チャネル124に接続される。主要チャネル
124は、図46から最もよくわかるように、モジュー
ルクリーンガス収集装置121Cに接続された2つのク
リーンガス収集ダクト126の間の中央に、ハウジング
Hの上に装着される。ハウジングHの上に収集装置ダク
ト126および生ガス供給チャネル124を配置するこ
とにより、図示されないダストコンテナに接続される収
集装置ファンネル125内のダストを収集するために、
ハウジングH内に十分な空間123を与える。図45に
示されるように複数個の収集ファンネル125を設ける
ことにより、クリーニングシステムの全体的な高さを減
少できる。クリーンガス収集装置121Cは、チャンバ
121をすべて互いに平行に接続する。
【0063】図47および48は、図47および図48
ではチャンバ121に曲がったピーリングスロットPS
が設けられることを除き、図41および図42のものと
同様である、構造を示す。ピーリングスロットの使用
は、ハウジングH内の多数の個々のチャンバ121の組
立またはコンパクトな構造をさらに容易にし、個々のチ
ャンバは、図49から最もよくわかるように、ハウジン
グH内の生ガス分配チャンバ127およびダスト収集空
間128を形成する分離機壁セクション130、131
によって装着される。
【0064】図49では、生ガスインレット132、1
33はチャンバ127に通じる。生ガスインレット13
2、133は、図示されない分配ダクトに接続され、生
ガス7Aが吸込ファンによって分配ダクトから分配チャ
ンバ127へ運ばれる。ピーリングスロットPSは、ダ
スト収集空間128へ通じる。この目的のために、隣接
する群のチャンバのピーリングスロットPSは、図49
に示されたように互いに面する。生ガスインレット11
6Bは、チャンバ127内に位置決めされ、ここで生ガ
スが直列のインレット116Bの各々に分配される。分
離機壁セクション130、131は、個々のチャンバを
直列に装着する。そのような配置は、構造高さが比較的
小さいコンパクトな多チャンバクリーニングシステムを
与える。
【0065】図50は、穴をあけられた壁セクション1
29に装着されたチャンバ端部壁4、4Aおよび浸漬パ
イプ3、3Aを示す。浸漬パイプの出口は、壁129の
穴と整列され、それぞれのクリーンガス出口135に通
じる2つのクリーンガス収集ダクト134へクリーンガ
スを吐出す。ダストは、空間128から収集装置ファン
ネル128Aを通って図示されない収集装置容器へ吐出
される。クリーンガス収集装置チャンバ134は沈降チ
ャンバと同時に機能する。
【0066】図51は、ハウジングH内のスタックの各
レベルで4つの個々の分離機チャンバCを含む多レベル
の多チャンバクリーニングシステムを図54の断面51
−51で切取った断面図を示す。生ガスが中央の中空柱
136を通って供給され、中央の中空柱136の周りに
は4つの個々のチャンバCが配置され、上で説明され
た、フランジが装着されたインレットを通る生ガスを受
取る。さらに、液体分配パイプ140、141が柱13
6内に装着される。パイプ140、141を図52を参
照して以下でより詳細に説明する。チャンバCの各々に
は、収集したダストをハウジングH内の空間138へ吐
出す、軸方向に面するダスト吐出空隙6、6Aが設けら
れる。浸漬パイプ3、3Aからのクリーンガスは、ハウ
ジングHのコーナに装着されたチャネル137に収集さ
れる。
【0067】図51および図52を参照すると、個々の
チャンバには、すべてのチャンバCのための支持柱とし
て機能する生ガス供給柱136へのそれらのインレット
Iを備えたフランジ117が装着され、チャンバCはさ
らに、ハウジングHに接続されるクリーンガス収集チャ
ネル137によってそれらの浸漬パイプ3、3Aを介し
て堅く相互接続される。十分な空間138は、ダスト出
口空隙6、6Aとこれらの空間138のダストを収集す
るためのチャネル137との間に設けられる。ダストは
図51に示されない収集装置ファンネルを通って吐出さ
れる。今説明した構造も、非常にコンパクトであるが、
中央の支持柱、およびチャンバ3を介する多数の相互接
続などのために凹凸がある。
【0068】図52は、細かい液滴の形態の水またはミ
ストなどの液体をそれぞれのチャンバCの各インレット
Iへ霧吹きするための吐出ノズル139を備えた1つの
液体分配パイプ140を示す。水の液滴によりチャンバ
C内のダスト粒子の収集が増し、したがってチャンバC
は、同じ大きさであるが湿式渦分離ではなく乾式渦分離
で動作するチャンバと比較して、増大した分離キャパシ
ティを有する湿式分離機チャンバとなる。湿式分離にお
ける分離キャパシティのこの増大は、ダスト粒子が液体
の液滴の助けによって凝集し、より少ない渦流エネルギ
でより容易に分離できるより重い粒子を形成するという
事実に起因する。
【0069】基本的には、クリーンにされるべき生ガス
流れに液体を霧吹きするための注入ノズルを備えた異な
る型のインレットを有するこれらのチャンバのいずれも
装備することができる。液体の液滴の蒸発および導入
は、インレットの上流の異なる位置で行なわれてもよ
く、必ずしもインレット自体で行なわれなくてもよい。
液滴注入は、沈降チャンバ、パイプおよびパイプまたは
ダクトシステムなどの分配ハウジング内のインレットの
上流で行なわれてもよい。実際のインレットの外側での
液体の液滴のこの導入は、個々のチャンバ、チャンバモ
ジュール、および多チャンバシステムに適合する。注入
ノズルは、円錐形の液体の液滴をガス流れ方向にまたは
反対の流れ方向に分配できる。さらに、パイプラインま
たはパイプライン分配システムを通る生ガスを受取るガ
ス流れ断面領域で流れ方向に平行に、1つまたは複数個
の注入ノズルを配置してもよい。
【0070】図53では、そのノズル139を備えたパ
イプ140は、霧吹きされた液滴DRが、主要な流れ7
Aに巻込まれ、実質的にインレット内の主要な流れの断
面領域全体を満たすように、位置決めされる。これは、
示されるようにノズル139を、流れ方向に霧吹きする
ように位置決めすることによって、達成できる。ノズル
139を、主要な流れ7Aの流れ方向と反対の方向に霧
吹きするように位置決めすることによって、同じ効果が
達成できる。それぞれのノズルを備えた1つまたはいく
つかのパイプを、流れ方向にまたはそれと反対に霧吹き
するように配置してもよい。図53では、ノズル139
は、流れ方向に、ノズル139の方へ円錐形の先端を有
しかつ流れ方向に扇形に広がるパターンで、液滴DRを
霧吹きし、それにより、主要な流れ7Aの巻込力が液滴
をインレット断面領域全体にわたって分配する。
【0071】図54は、図51に断面で示された1つの
モジュールを形成する複数個の個々のチャンバCを備え
た湿式分離タワーを示す。3つのレベルのチャンバCは
中空の中央の支持および供給柱136に装着され、これ
は、図51に示されるように、実質的に生ガスのインレ
ット流れと中央の霧吹き液体供給パイプ141のための
空間とを同時に与える。合計20のチャンバCが図54
のタワーハウジングH内に組立てられる。生ガスインレ
ットRGIは柱136の頂部に接続される。好ましく
は、中央のパイプ141は、図51から最もよくわかる
ように、そのノズル139を各々が備えた4つのパイプ
140を各々が保持するセクション141Aを有する。
液体内のダスト粒子の懸濁物は、チャンバCのタワーの
下に配置されたチャンバ142に集められる。好ましく
は、柱136は、その開いた端部144で液体レベル1
43より下に達する下方延長部136Aを有する。した
がって、柱136の下方端部はチャンバ142内の液体
によってシールされる。チャンバ142内の液体に柱の
開いた端部144を浸漬することによって、柱136内
で既にダストを集積しておりかつチャンバCへ吹込まれ
ないほど重くなっている液体の液滴が、柱136内で、
沈降または沈澱チャンバとして機能し得る収集チャンバ
142内へ直接に落ち、ポート145を通ってポンピン
グされ得るという利点が得られる。したがって、その開
いた端部144が柱136の断面全体にわたって延び
る、柱136は、分離機チャンバCと同じ1つの収集チ
ャンバ142と協働する予備分離機として作用する。分
離機チャンバCからのダストは、空隙6を通って吐出さ
れ、チャンバ142内に集められる。
【0072】上で述べたチャンバのいずれも、ダスト粒
子を空間138へ除去するために端部空隙6、6Aおよ
び/または113などのピーリングスロットが備えられ
てもよい。しかしながら、ピーリングスロットは好まし
くは、それぞれの分離チャンバを通る繰返される遷移の
ために主チャネルに戻される得る吐出チャネルまたは残
りの生ガス流れチャネルに通じる。
【0073】この発明の工業応用は、より重い相が流体
流れのより軽い相から分離されなければならないすべて
の場合に関する。鉱抗で、煙突で、クリーニング動作な
どでダストが発生される場合はいつでも、これらの分離
機を、コンパクトな大きさのために、およびいかなる大
きい量または小さい量の生の流体の流れも扱うことがで
きるために、利点を伴って用いることができる。クリー
ンにされるべきいかなる量の生の流体の流れの適合も、
いかなる大きさのクリーニングシステムも組立てるよう
に、モジュール形態でいかなる数のより小さい渦チャン
バも組合せることによって、容易に達成される。
【0074】この発明を特定の例示の実施例を参照して
説明したが、前掲の特許請求の範囲内のすべての変形例
および均等物を網羅するように意図されることが理解さ
れるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ガス主要流のための制限された軸方向の長さ
および断面形状のフローインレットを有するこの発明の
渦分離機の斜視概略図である。
【図2】図1の分離機の概略的な縦の軸方向の断面図に
おける主要なインレット流れパターンを示す図である。
【図3】3つのパイプインレットを備えた分離機の斜視
図である。
【図4】平行に配置された3つのパイプインレットを備
えた分離機チャンバの展開図である。
【図5】扇形に広がる流れパターンを形成する3つのパ
イプインレットの末広形の配置を示す図である。
【図6】円周方向に分配された少なくとも4つのパイプ
インレットを有する分離機の概略断面図である。
【図7】図8に示された円筒形の分離機ハウジングで用
いるための平坦なパイプフローインレットの斜視図であ
る。
【図8】図7のフローインレットのためのアキシャルハ
ウジング壁の曲がった実質的に台形の開口を示すように
部分的に切取られた円筒形のハウジングの斜視図であ
る。
【図9】真っ直ぐな主要な流れ案内チャネルを設けるパ
イプインレットを示す、部分的に破断された径方向の面
の縦のチャンバ軸(A)の方向の断面図である。
【図10】円筒形の分離機ハウジングに取付けられた図
9のインレットを示す図である。
【図11】アキシャルハウジング壁に与えられた型押し
または絞り加工動作によって形成された2つに曲がった
インレットチャネルのシアーラインまたは曲線(30、
31)を示す図である。
【図12】図11のインレットを変形した分流部を示す
図である。
【図13】半円形の断面ストックから形成されたインレ
ットの斜視図である。
【図14】図13のものと同様であるが、U字型の輪郭
を有する断面ストックから形成されたインレットの図で
ある。
【図15】図13または図14に従うインレットを備え
た、径方向の面のかつ縦のチャンバ軸(A)の方向の断
面図である。
【図16】アキシャルハウジング壁の一部をチャンバ内
へ撓ませる舌部として形成された、変形された、型押し
されるかまたは絞り加工されたインレットを示す図であ
る。
【図17】図16に従うインレットを備えたチャンバの
斜視図である。
【図18】定位置でインレット舌部を保持する強化支柱
が設けられた、図16に従うインレットの斜視図であ
る。
【図19】2つの舌部セクションを備えた型押しされる
かまたは絞り加工されたインレットの展開図である。
【図20】図19に従う舌部セクションの両方を撓ませ
かつ曲げた後のインレットの斜視図である。
【図21】両方の舌部セクションのための支持体を備え
た変形されたインレットを示す、図20のものと同様の
斜視図である。
【図22】インレットチャネルを通る主要な流れの端縁
に沿って横方向の段渦を生じるためのインレットチャネ
ルを形成するファンネル形のインレットの斜視図であ
る。
【図23】横方向の段渦の形成を示すインレットチャネ
ルの段の断面図である。
【図24】主要な流れを案内するための後縁を備えたイ
ンレットチャネルの変形された段を示す図である。
【図25】主要な流れを案内するための前縁および後縁
を備えたインレットチャネルの段を示す図である。
【図26】ボールト形の(vaulted )チャネル底部を備
えた、図22に従うインレットチャネルの変形例の断面
図である。
【図27】分離機ハウジングの周りを中央に延びる主要
な流れのための渦巻形のインレットを備えたチャンバの
概略的な軸方向の断面図である。
【図28】図27の渦巻形のインレットの、径方向の面
のかつ縦軸(A)の方向の断面図である。
【図29】図28のものと同様であるが、分離機ハウジ
ングの周りに円周方向に間隔を空けられた4つの渦巻形
のインレットセクションを示す図である。
【図30】インレット領域内の主要な流れ案内円筒ジャ
ケットの周りの回転対称の円周のインレットハウジング
セクションを備えた分離機ハウジングの断面図である。
【図31】図30の分離機の、径方向の面のかつ縦のチ
ャンバ軸(A)の方向の中央の断面図である。
【図32】図30のものと同様であり、かつ主要な流れ
案内円筒ジャケットを装着するための環状プレートを示
す図である。
【図33】2つの主要な流れのためのそれぞれのインレ
ットを備えた、2つの鏡のように対称的な個々のハウジ
ングセクションを有する、図32の実施例の変形例の図
である。
【図34】その直径が入口断面から離れて減少する円形
の断面を有する渦巻形のインレットハウジングによって
形成された、インレットチャネルを備えた分離機ハウジ
ングの軸方向の断面図である。
【図35】図34の実施例の縦のチャンバ軸の方向にお
ける端面図である。
【図36】軸方向のハウジング壁の前方部分が部分的に
破断されて示された、中央のパイプインレットを備えか
つインレットと反対側の軸方向のハウジング壁に真っ直
ぐなピーリングスロットを備えた分離機ハウジングの図
である。
【図37】真っ直ぐなピーリングスロットを備えた図3
6のハウジングの背面を示す図である。
【図38】縦軸(A)の方向における図36の分離機の
端面図である。
【図39】軸方向のハウジング壁のV字形のピーリング
スロットを備えた分離機ハウジングの斜視図である。
【図40】縦軸(A)の方向における図39の分離機の
端面図である。
【図41】バレル形の分離機ハウジングの概略的な縦方
向の断面図である。
【図42】図41のチャンバの端面図である。
【図43】図42のものと同様であるが、インレットの
周りの分離機ハウジング装着フランジを示す図である。
【図44】いくつかのバレル形の分離機ハウジングを備
えたモジュール分離機の立面図である。
【図45】複数個の分離機ハウジングが柱に配置された
分離機システムの立面側面図である。
【図46】図45のシステムの側面図である。
【図47】曲がったピーリングスロットを有するバレル
分離機ハウジングを備えた分離機を示す図である。
【図48】図47のバレル分離機ハウジングの端面図で
ある。
【図49】図47に従う複数個のバレル分離機ハウジン
グを備えた分離機システムの立面側面図である。
【図50】図49の断面線50−50における横断面図
である。
【図51】軸方向のダスト吐出空隙を備えた4つの円筒
形分離機モジュールを備えた分離機システムの端面図で
ある。
【図52】液体の液滴をインレットに注入するためのノ
ズルを備えた分離機の断面における部分端面図である。
【図53】液滴パターンを示す、図52に従うインジェ
クタノズルの拡大図である。
【図54】ダスト吐出空隙およびインジェクタノズルを
有する複数個の円筒形のチャンバを備えた分離機タワー
の立面図である。
【符号の説明】
1 分離機チャンバ 2 アキシャル壁 3 浸漬パイプ 3A 浸漬パイプ 4 ラジアル端部壁 4A ラジアル端部壁 6 吐出口 7 フローインレット

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要な流れの中の混合された異なる材料
    相を互いに分離するための装置であって、中心の縦軸
    (A)および軸方向のチャンバ長さ(ACL)を有する
    分離機チャンバ(1、C、116、121)を囲むアキ
    シャル壁(2)およびラジアル端部壁(4、4A)を有
    する分離機ハウジング(H)と、両側のチャンバ端部か
    ら前記分離機チャンバ内へ中心に延びる浸漬パイプ
    (3、3A)とを含み、前記浸漬パイプは、前記浸漬パ
    イプの内側の端部間に中央の間隙(5)を備え、前記分
    離機チャンバから前記浸漬パイプを介してより軽い相を
    吐出し、前記装置は、より重い相を除去するための前記
    チャンバからの吐出口(6、6A、107、113)を
    さらに含み、前記分離機ハウジング(H)は、前記アキ
    シャルチャンバ壁(2)を貫通し、前記主要な流れを前
    記分離機チャンバ内に吹込む少なくとも1つのフローイ
    ンレット(7)をさらに含み、前記フローインレット
    (7)は、前記軸方向のチャンバ長さ(ACL)より小
    さい軸方向のインレット長さ(AIL)と、前記軸方向
    のインレット長さ(AIL)と等しいかまたはこれより
    小さい径方向のインレット深さ(RID)とを含み、前
    記分離機チャンバ内で主要な駆動流れパターンを二次的
    な渦流(11)に適合させ、実質的に乱流を伴わずに前
    記二次的な渦流を駆動する、主要な流れの中の混合され
    た異なる材料相を互いに分離するための装置。
  2. 【請求項2】 前記軸方向のインレット長さ(AIL)
    および前記径方向のインレット深さ(RID)は、1≧
    RID/AIL≧0.01の条件を満たす、請求項1に
    記載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互い
    に分離するための装置。
  3. 【請求項3】 前記主要な駆動流れパターンは、扇形パ
    ターン(7B)である、請求項2に記載の主要な流れの
    中の混合された異なる材料相を互いに分離するための装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フローインレット(7)は、前記主
    要な流れの前記扇形パターンを引起こすための少なくと
    も1つの主要な流れ案内チャネルを含む、請求項3に記
    載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに
    分離するための装置。
  5. 【請求項5】 前記主要な流れ案内チャネルは、実質的
    に長方形の流れ断面領域、実質的に正方形の流れ断面領
    域、実質的に楕円形の流れ断面領域、円形の流れ断面領
    域、半円形の流れ断面領域、および少なくとも一部分が
    曲線の境界をつけられた断面領域のグループから選択さ
    れる流れ断面領域(8)を含む、請求項4に記載の主要
    な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離する
    ための装置。
  6. 【請求項6】 前記主要な流れ案内チャネルは、前記主
    要なインレット流れの流れ方向で真っ直ぐである流れ案
    内底部(83)を含む、請求項4に記載の主要な流れの
    中の混合された異なる材料相を互いに分離するための装
    置。
  7. 【請求項7】 前記主要な流れ案内チャネルは、少なく
    とも前記主要な流れの前記流れ方向に対して横方向の径
    方向において径方向に曲げられる流れ案内底部(84)
    を含む、請求項4に記載の主要な流れの中の混合された
    異なる材料相を互いに分離するための装置。
  8. 【請求項8】 前記主要な流れ案内チャネルは、前記主
    要な流れの流れ方向に曲げられる流れ案内底部(84)
    を含む、請求項4に記載の主要な流れの中の混合された
    異なる材料相を互いに分離するための装置。
  9. 【請求項9】 前記主要な流れ案内チャネルは、前記分
    離機ハウジングの前記アキシャル壁(2)の一体的部分
    であるチャネル壁を有し、絞り加工またはパンチング加
    工動作によって形成され、さらに前記チャネル壁と前記
    分離機ハウジングの前記アキシャル壁(2)との間にイ
    ンレット空隙(33)を有する、請求項4に記載の主要
    な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離する
    ための装置。
  10. 【請求項10】 前記主要な流れ案内チャネルは、前記
    分離機ハウジングの前記アキシャル壁(2、63)から
    パンチング加工された舌部(57)として形成されたチ
    ャネル底部(59)を含む、請求項9に記載の主要な流
    れの中の混合された異なる材料相を互いに分離するため
    の装置。
  11. 【請求項11】 前記チャネル底部と前記分離機ハウジ
    ングの前記アキシャル壁(2)との間の前記インレット
    空隙(33)に位置決めされる少なくとも1つの支持体
    (64、70)をさらに含み、前記支持体(64、7
    0)は、第1の端部が前記チャネル底部に接続され、第
    2の端部が前記分離機ハウジングの前記アキシャル壁に
    接続される、請求項9に記載の主要な流れの中の混合さ
    れた異なる材料相を互いに分離するための装置。
  12. 【請求項12】 前記支持体(70)は、三角形の形状
    を含み、前記三角形の形状の1つの側は前記チャネル底
    部に接続され、前記三角形の形状の1つのコーナは前記
    アキシャル壁(2)に接続される、請求項11に記載の
    主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離
    するための装置。
  13. 【請求項13】 前記主要な流れ案内チャネルは、開い
    た長手方向の側を有する断面ストックから切断されたチ
    ャネル部材(46、54)を含む、請求項4に記載の主
    要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離す
    るための装置。
  14. 【請求項14】 前記主要な流れ案内チャネルは、V字
    形の断面形状を有するチャネル底部を含む、請求項4に
    記載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互い
    に分離するための装置。
  15. 【請求項15】 前記主要な流れ案内チャネルは、中に
    スロット(65)を有するチャネル底部を含む、請求項
    4に記載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を
    互いに分離するための装置。
  16. 【請求項16】 前記分離機ハウジングの前記アキシャ
    ル壁(2)は、前記縦軸(A)の周りの回転対称の形状
    を有し、前記装置は、前記分離機ハウジングの前記アキ
    シャル壁(2)の中央に位置決めされかつ前記アキシャ
    ル壁(2)を貫通する、複数個の絞り加工されるかまた
    はパンチング加工されたインレットを含み、前記インレ
    ットは、前記端部壁から間隔をあけられ、前記中央の間
    隙(5)の中心を通る前記縦軸(A)に対して垂直に延
    びる中央の径方向の面(CRP)に対して鏡のように対
    称的に配置される、請求項1に記載の主要な流れの中の
    混合された異なる材料相を互いに分離するための装置。
  17. 【請求項17】 前記分離機ハウジング内に位置決めさ
    れた中空円筒(94)をさらに含む、請求項1に記載の
    主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分離
    するための装置。
  18. 【請求項18】 前記分離機ハウジングは、互いに対し
    てかつ前記中空円筒の周りの前記中央の径方向の面(C
    RP)に対して鏡のように対称的に配置された2つの分
    離機ハウジングセクション(99、99A)を含む、請
    求項17に記載の主要な流れの中の混合された異なる材
    料相を互いに分離するための装置。
  19. 【請求項19】 前記分離機ハウジングは渦巻形の断面
    形状を有する、請求項1に記載の主要な流れの中の混合
    された異なる材料相を互いに分離するための装置。
  20. 【請求項20】 前記分離機ハウジングは、より重い相
    を除去するための前記ハウジング壁のピーリングスロッ
    ト(107、113、PS)をさらに含む、請求項1に
    記載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互い
    に分離するための装置。
  21. 【請求項21】 前記分離機ハウジングは、バレル形、
    円筒形、2切頭体形、および2つの切頭体の間に円筒セ
    クションを備えた2切頭体形から選択される形状を有す
    る、請求項1に記載の主要な流れの中の混合された異な
    る材料相を互いに分離するための装置。
  22. 【請求項22】 前記フローインレットは、それを超え
    て前記主要駆動流が通り、前記主要駆動流に沿って少な
    くとも1つの横方向の渦流(74)を形成しなければな
    らない、少なくとも1つの段(72、75)を含む、請
    求項1に記載の主要な流れの中の混合された異なる材料
    相を互いに分離するための装置。
  23. 【請求項23】 前記フローインレットは、前記分離機
    ハウジングの周りを円周方向に延びる渦巻形のインレッ
    トハウジング(85、100)を含む、請求項1に記載
    の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互いに分
    離するための装置。
  24. 【請求項24】 前記渦巻形のフローインレットハウジ
    ング(85、100)は、入口断面流れ領域(86、1
    04)から離れて円周方向に減少する断面流れ領域を有
    する、請求項23に記載の主要な流れの中の混合された
    異なる材料相を互いに分離するための装置。
  25. 【請求項25】 前記渦巻形のインレットハウジング
    (100)と前記分離機ハウジング(103)との間に
    コンペンセーティングチャネル(102)をさらに含
    む、請求項23に記載の主要な流れの中の混合された異
    なる材料相を互いに分離するための装置。
  26. 【請求項26】 前記フローインレット(I)に固定さ
    れかつこれを囲む装着フランジ(117)をさらに含
    む、請求項1に記載の主要な流れの中の混合された異な
    る材料相を互いに分離するための装置。
  27. 【請求項27】 前記フローインレットは、ノズルイン
    レット(116B)を形成し、前記主要な流れを前記分
    離機チャンバ内へ注入する注入ノズルを含む、請求項1
    に記載の主要な流れの中の混合された異なる材料相を互
    いに分離するための装置。
  28. 【請求項28】 前記主要な流れに液体を霧吹きするた
    めの少なくとも1つのノズル(139)をさらに含む、
    請求項1に記載の主要な流れの中の混合された異なる材
    料相を互いに分離するための装置。
  29. 【請求項29】 前記装置は、複数個の分離チャンバ
    と、前記異なる材料相のための少なくとも1つの分配柱
    (136)とを含み、前記分離チャンバの前記フローイ
    ンレットは、前記分配柱(136)に接続され、前記少
    なくとも1つのノズルは、前記分配柱に装着される、請
    求項28に記載の主要な流れの中の混合された異なる材
    料相を互いに分離するための装置。
  30. 【請求項30】 中心の縦軸(A)を有する分離機チャ
    ンバ(1、C、116、121)と、両側のチャンバ端
    部(4、4A)から前記分離機チャンバ内へ中心に延び
    る浸漬パイプ(3、3A)とにおいて、主要な流れの中
    の混合された異なる材料相を互いに分離する方法であっ
    て、前記浸漬パイプは、前記浸漬パイプ(3、3A)の
    内側の端部(3′、3A′)の間に中央の間隙(5)を
    備え、前記分離機チャンバから前記浸漬パイプを介して
    より軽い相を吐出し、前記分離機チャンバは、より重い
    相を除去するための吐出口(6、6A、107、11
    3)と、前記主要な流れ(7A)を前記分離機チャンバ
    内へ供給するための前記分離機チャンバ内への少なくと
    も1つのフローインレット(7)とをさらに含み、前記
    方法は、 (a) 前記主要な流れ(7A)を、前記フローインレ
    ット(7)を介して前記分離機チャンバ内へチャンバ端
    部壁間の中間に供給し、前記分離機チャンバ内で二次的
    な渦流を発生しかつ維持するステップと、 (b) 前記フローインレット(7)内で前記主要な流
    れ(7A)の軸方向の寸法(AIL)および径方向の寸
    法(RID)を制限し、前記分離機チャンバ内で中央の
    径方向の面(CRP)に対して対称的に主要な駆動流れ
    パターンを形成するステップと、 (c) 主要な流れの推進力の損失が少なくなるよう
    に、アキシャルハウジング壁の内側の表面の近くで径方
    向に外側で、前記主要な駆動流れパターンを二次的な渦
    流(11)に適合させるステップと、 (d) 前記主要な流れ内の流れ速度勾配が、速度勾配
    の予め定められた範囲内に小さく保たれるように、かつ
    前記二次的な流れへの前記主要な流れの十分な貫通深さ
    が達成されるように、前記主要な流れの流れ断面領域を
    構成し、それにより、主要な流れの推進力の損失がさら
    に少なくなり、乱流を防ぐことによって、すべての主要
    な流れの推進力の損失が最小になるステップとを含む、
    方法。
  31. 【請求項31】 前記分離機チャンバの上流で前記主要
    な流れに液体を霧吹きするステップをさらに含む、請求
    項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記主要な流れパターンを扇形に広が
    る流れパターン(7B)として形成するステップをさら
    に含む、請求項30に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記速度勾配は、前記主要な流れパタ
    ーンの断面流れ領域内で、および前記分離機チャンバの
    内側の壁表面に近い、主要な流れパターンと二次的な渦
    流との間の境界において、小さく保たれ、乱流を避ける
    かまたは乱流を最小に少なくする、請求項30に記載の
    方法。
  34. 【請求項34】 前記流れ速度勾配の前記予め定められ
    た範囲は、粒子を分離するように細かくするかもしれな
    い引離し力を避けるに足るだけ小さく保たれる、請求項
    30に記載の方法。
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