JPH08308911A - 粉状経口品の殺菌方法および殺菌装置 - Google Patents

粉状経口品の殺菌方法および殺菌装置

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JPH08308911A
JPH08308911A JP7124052A JP12405295A JPH08308911A JP H08308911 A JPH08308911 A JP H08308911A JP 7124052 A JP7124052 A JP 7124052A JP 12405295 A JP12405295 A JP 12405295A JP H08308911 A JPH08308911 A JP H08308911A
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JP
Japan
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powdery
sterilization
oral product
sterilizer
container
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Application number
JP7124052A
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English (en)
Inventor
Koji Yamamoto
康二 山本
Yasuo Hashimoto
康夫 橋本
Susumu Nakai
進 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTO BINITAA KK
YAMAMOTO VINYTER
Original Assignee
YAMAMOTO BINITAA KK
YAMAMOTO VINYTER
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Filing date
Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間に確実に殺菌することが可能な粉状経
口品の殺菌方法および殺菌装置を提供する。 【構成】 粉状経口品Mを封入する密閉可能な殺菌容器
2と、この殺菌容器2内に粉状経口品M加熱用のマイク
ロ波を供給するマイクロ波発生装置3と、上記殺菌容器
2内に加圧蒸気を供給するボイラ4とを具備している。
上記殺菌容器2内に照射されたマイクロ波を拡散させる
スターラと、殺菌容器2内の粉状経口品Mを撹拌する撹
拌羽根26dを回転させる電動モータ26aが設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、唐辛子、胡椒等の香辛
料、各種の穀物粉、粉状の漢方薬などの粉状経口品の殺
菌方法および殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】唐辛子、胡椒等の香辛料、各種の穀物
粉、粉状の漢方薬などの粉状経口品は、原料の収穫時に
存在した微生物やその後付着した微生物が、そのままの
状態で加工工程に移され、加工環境で増殖することがあ
る。このような不都合を解消するため、通常、加工工程
の最終段階で殺菌処理が施されている。従来、粉状経口
品の殺菌処理は加熱殺菌が一般的であり、小規模にはパ
ン上で粉状経口品を炒ることが行われるが、工業的規模
では粉状経口品を熱風に同伴させて殺菌室内に噴射供給
する熱風殺菌方式や、回転しているロータリーキルンの
中に順次粉状経口品を供給し、同時に高温蒸気を供給す
るスチーム殺菌方式が知られている。
【0003】上記熱風殺菌方式においては、熱風の入り
口温度が約130℃に設定され、殺菌室内に噴霧供給さ
れた粉状経口品は、上記温度の熱風との接触によって乾
燥されつつ加熱殺菌され、自然落下で殺菌室内の底部に
一時貯留される。一方、熱風は粉状経口品との熱交換で
略90℃にまで温度降下して殺菌室から排出される。そ
して、殺菌室の底部から殺菌済みの粉状経口品が適宜抜
き出されるようになっている。
【0004】また、スチーム殺菌方式においては、所定
量の粉状経口品が殺菌室内に供給されたのち密閉され、
この密閉状態の殺菌室内に100℃以上に加熱された高
温蒸気が吹き込まれ、これによって粒状経口品は加熱殺
菌される。そして、所定時間経過後、殺菌された粉状経
口品は殺菌室から外部に取り出されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記熱風殺
菌方式においては、粉状経口品は、殺菌室内への噴霧か
ら底部に到達するまでの間に20秒程度しか熱風中に滞
留せず、しかも槽内底部では略90℃に温度降下してい
るとともに、基本的に乾いた熱風による乾熱殺菌である
ため、殺菌処理後にも多くの微生物が残留するという問
題点を有している。
【0006】これに対して、上記スチーム殺菌方式は、
高温の蒸気による湿熱殺菌であるため、殺菌効果は熱風
殺菌方式よりも優れているが、殺菌室内に蒸気を供給し
て室内を高温の殺菌環境にするまでに時間がかかるとと
もに、伝熱による加熱であるためすべての粉状経口品の
内部にまで均一に熱を供給するためには長時間を要し、
作業効率が劣るという問題点を有している。
【0007】また、粉状経口品が殺菌室内で長時間に亘
って蒸気に暴露されるため、粉状経口品が例えば胡椒等
の香辛料である場合には、その香味が損なわれ、商品価
値が低下するという問題点を有している。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、短時間に確実に殺菌するこ
とが可能な粉状経口品の殺菌方法および殺菌装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
粉状経口品の殺菌方法は、粉状経口品を加圧状態で電磁
波加熱することを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項2記載の粉状経口品の殺菌
方法は、請求項1記載の粉状経口品の殺菌方法におい
て、上記粉状経口品は、さらに湿潤環境中にあることを
特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項3記載の粉状経口品の殺菌
装置は、粉状経口品を封入する圧力容器と、この圧力容
器内に電磁波を供給する電磁波供給手段とを具備してい
ることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項4記載の粉状経口品の殺菌
装置は、上記圧力容器内を加圧する加圧手段が設けられ
ていることを特徴とする請求項3記載の粉状経口品の殺
菌装置。
【0013】本発明の請求項5記載の粉状経口品の殺菌
装置は、請求項4記載の粉状経口品の殺菌装置におい
て、上記圧力容器内に蒸気を供給する蒸気供給手段を具
備していることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項6記載の粉状経口品の殺菌
装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の粉状経口品
の殺菌装置において、上記電磁波供給手段は、マイクロ
波を照射するものであることを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項7記載の粉状経口品の殺菌
装置は、請求項6記載の粉状経口品の殺菌装置におい
て、上記圧力容器内に、マイクロ波を拡散させるスター
ラと、圧力容器内の粉状経口品を撹拌する撹拌手段とが
設けられていることを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項8記載の粉状経口品の殺菌
装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の粉状経口品
の殺菌装置において、上記電磁波供給手段は、一対の対
極電極を用いて高周波を印加するものであることを特徴
とするものである。
【0017】本発明の請求項9記載の粉状経口品の殺菌
装置は、請求項8記載の粉状経口品の殺菌装置におい
て、上記圧力容器は外筒と、この外筒に内嵌され外筒と
の間に粉状経口品を充填する空間を形成する内筒と、こ
の内筒を中心線回りに回転駆動する駆動手段とを備え、
上記電磁波供給手段は、上記外筒および内筒間に高周波
電力を印加するようになされていることを特徴とするも
のである。
【0018】
【作用】上記請求項1記載の粉状経口品の殺菌方法によ
れば、粉状経口品は加圧状態で電磁波加熱されることに
よって、粉状経口品に含まれている水分の沸点が100
℃以上になるため速やかに100℃以上に昇温され、微
生物は生存し得ない100℃以上の温度に曝されること
により迅速に殺菌される。
【0019】なお、上記加圧状態は、粉状経口品の加熱
によりそれに含まれている水分の蒸発によって、あるい
は積極的に外部から蒸気や圧縮空気を導入することによ
って得ることができる。
【0020】上記請求項2記載の粉状経口品の殺菌方法
によれば、水分含有率の低い粉状経口品に対しては湿潤
環境とするようにし、しかも加圧状態で電磁波加熱され
るため、微生物の周りには水分が存在する状態になる。
この水分の存在によって微生物に対する伝熱効率が向上
する湿熱殺菌環境になり、その結果微生物は迅速に殺菌
される。
【0021】上記請求項3記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、圧力容器は、封入された粉状経口品の電磁波
加熱による粉状経口品からの水分の蒸発に起因した圧力
の上昇に耐え、それによって圧力容器内は所定の加圧状
態になる。そして、粉状経口品は加圧状態で電磁波加熱
されることによって、粉状経口品中の水分の沸点が10
0℃以上になるため速やかに100℃以上に昇温され、
微生物は生存し得ない100℃以上の温度に曝されるこ
とにより迅速に殺菌される。
【0022】上記請求項4記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、圧力容器内を加圧する加圧手段が設けられて
いるため、圧力容器内は、粉状経口品に含まれるの水分
に依存することなく加圧手段によって加圧状態になる。
【0023】上記請求項5記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、蒸気供給手段によって圧力容器内に蒸気を供
給することにより、圧力容器内は、同時に湿潤環境およ
び加圧環境になる。
【0024】上記請求項6記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、粉状経口品は圧力容器内に供給されたマイク
ロ波によって加圧下でかつ必要に応じて湿熱状態にて加
熱殺菌される。
【0025】上記請求項7記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、照射されたマイクロ波はスターラによって容
器内に均一に拡散され、圧力容器内での撹拌手段による
粉状経口品の撹拌とも相俟って粉状経口品の均一加熱が
実現する。
【0026】上記請求項8記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、粉状経口品は圧力容器内に供給された高周波
によって加圧下でかつ必要に応じて湿熱状態にて迅速に
加熱殺菌される。
【0027】上記請求項9記載の粉状経口品の殺菌装置
によれば、外筒の内周面と内筒の外周面との間の空間に
粉状経口品を充填した状態で、駆動手段を駆動させると
同時に、外筒および内筒間に高周波電力を給電印加する
ことにより、上記空間内に充填された粉状経口品は撹拌
状態で高周波加熱され、これによって粉状経口品は加圧
下でかつ必要に応じて湿熱状態にて迅速に加熱殺菌され
る。
【0028】
【実施例】図1は、本発明に係る殺菌装置の第1実施例
を示す斜視図である。この図に示すように、殺菌装置1
は、内部に粉状経口品Mを殺菌する殺菌室2aを備えた
殺菌容器2と、この殺菌容器2内に充填された粉状経口
品Mにマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置3と、
殺菌容器2に加圧蒸気Sを供給するボイラ4とからなる
基本構成を有している。そして、マイクロ波発生装置3
からのマイクロ波およびボイラ4からの加圧蒸気Sを同
時に殺菌室2a内に導入し、殺菌室2a内に装填された
粉状経口品Mを湿潤かつ加圧状態で加熱する、いわゆる
湿熱加圧加熱によって殺菌するようにしている。
【0029】上記殺菌容器2は、所定の圧力に耐え得る
圧力容器によって形成されている。殺菌容器2として圧
力容器を採用したのは、同容器2内に加圧蒸気Sを供給
することによって加圧状態で殺菌処理を施すようにして
いるため、殺菌容器2を上記加圧状態に耐え得るものに
するためである。なお、加圧蒸気Sを殺菌容器2内に供
給しない場合でも、マイクロ波加熱による粉状経口品に
含まれる水分の蒸発によって密閉状態の殺菌容器2内は
加圧状態になるため、それに対応するためにも殺菌容器
2として圧力容器を採用することが好ましい。
【0030】また、本発明において湿熱殺菌が採用され
る理由は、微生物を高温の乾燥空気からなる殺菌環境に
暴露する、いわゆる乾熱殺菌よりも、微生物を高温でか
つ湿った殺菌環境に暴露する湿熱殺菌の方が、同一の温
度条件での殺菌時間が短くて済むからである。表1は、
例として挙げた微生物の湿熱および乾熱に対する耐熱性
を比較した表である。この表には、環境温度を120℃
に設定した場合の、各微生物が完全に死滅するまでの時
間(分)を示している。
【0031】
【表1】
【0032】この表に示したように、微生物が死滅する
までの時間は、湿熱殺菌の方が乾熱殺菌よりも格段に短
い。
【0033】上記粉状経口品Mとしては、唐辛子や胡椒
等の香辛料、穀物粉、漢方薬等の粉状物が好適な処理対
象品として挙げられるが、粉状経口品Mは必ずしも微細
に粉砕されたもののみに限定されるものではなく、乾燥
椎茸等の農産物、乾燥海老や乾燥クラゲ等の海産物な
ど、粒状のものも適用可能である。
【0034】上記殺菌容器2は、椀状の容器本体21
と、この容器本体21の上部開口を閉止する蓋体22と
から構成されている。この容器本体21には、その外周
面を覆うジャケット23が設けられ、このジャケット2
3内に上記ボイラ4からの加圧蒸気Sを導入することに
よって殺菌室2a内を外部から補助または予備加熱し得
るようにしている。また、上記蓋体22は環状の締結帯
21aによって容器本体21に締結され、殺菌容器2の
補修・点検時以外は締結帯21aによる締結状態が維持
されるようになっている。
【0035】上記殺菌容器2は作業台5に固定されてい
る。この作業台5は、フロアF上に立設された複数本の
支柱51と、これらの支柱51に支持された作業フロア
52と、フロアFおよび作業フロア52間を連絡した階
段53とを具備しており、作業者が上記作業フロア52
上で粉状経口品Mの殺菌容器2への装填作業や殺菌容器
2の保守点検作業を行い容易に得るようにしている。な
お、54は上記作業フロア52および階段53の縁部に
設けられた手摺りである。
【0036】上記作業フロア52の略中央部には、容器
本体21を貫装する貫装孔52aが穿設され、容器本体
21は、その上部が上記貫装孔52aから上方に若干突
出した状態で図略の固定部材を介して作業台5に固定さ
れている。また、上記貫装孔52aの縁部近傍の作業フ
ロア52上には、互いに対向した一対の蓋体着脱用シリ
ンダ55が立設され、この蓋体着脱用シリンダ55を駆
動させることにより、シリンダロッド55aおよびこの
シリンダロッド55aに延設された水平アーム55bを
介して蓋体22の着脱を行い得るようにしている。
【0037】また、殺菌容器2の下部のフロアF上には
コンベヤベルト56が設けられ、このコンベヤベルト5
6を駆動させることによって、容器本体21の底部から
抜き出された殺菌済みの粉状経口品を系外に導出するよ
うにしている。
【0038】そして、本実施例においては、2台のマイ
クロ波発生装置3がフロアF上の作業台5近傍に据え付
けられ、これらのマイクロ波発生装置3の各々から殺菌
容器2の蓋体22に到る導波管31が延設され、これら
の導波管31を通って各マイクロ波発生装置3で発生し
たマイクロ波が殺菌容器2内に導波されるようになって
いる。
【0039】上記導波管31は、マイクロ波発生装置3
の側部から鉛直上方に立設された固定導波管31aと、
順次接続されるジョイント導波管31bとからなり、先
端開口が接続部材22aを介して殺菌室2aに臨むよう
にしてある。
【0040】図2〜図4は殺菌容器の構造を示すもの
で、図2は図1の殺菌容器を示す平面図、図3はそのA
矢視図、図4は図3のB−B線断面図である。これらの
図に示すように、上記蓋体22の表面には、その中心部
を挟んで対向した貫通孔221が形成されている。接続
部材22aは、ジョイント導波管31bの先端部に形成
されたフランジ部31cを蓋体22の表面に当接させ、
かつジョイント導波管31bの先端開口を貫通孔221
から殺菌室2a内に突出させた状態で蓋体22にボルト
止めされており、これによって殺菌室2a内とジョイン
ト導波管31bが蓋体22に強固に固定された状態にな
っている。
【0041】また、上記ジョイント導波管31bの先端
開口部は、耐圧性を有し、かつ、誘電体損失係数の値が
極めて小さい石英ガラス等からなる封止材31dによっ
て封止され、これによって導波管31内と殺菌室2a内
との間の気体の流通が遮断され、殺菌室内の高圧気体が
導波管31内に流入するのが阻止されるとともに、導波
管31からのマイクロ波は封止材31dを通って殺菌室
内2a内に良好に導入され得るようにしている。
【0042】そして、左右のジョイント導波管31b
(図2および図4)は、それぞれの先端開口が互いに直
交する向きに配置されており、これによって各々のH面
とE面とが直交して殺菌室2a内により偏波(偏向)の
ないマイクロ波が照射されるようにしている。
【0043】また、上記蓋体22の表面には、先細りの
案内漏斗24aと、この案内漏斗24aに連設され、か
つ殺菌室2a内に連通した導入管24bと、この導入管
24bを閉止する捩じ込み式の密閉蓋24cとからなる
経口品原料導入部24が設けられている。
【0044】一方、上記容器本体21の底部には、殺菌
室2a内の粉状経口品Mを回収するための取出口22b
が穿設されているとともに、この取出口22bを取り囲
むようにホッパ状の経口品取出部25が設けられてい
る。この経口品取出部25は、円筒状先細りの取出シュ
ート25aと、上記取出口22bを閉止するダンパ25
bと、このダンパ25bを開閉するダンパ開閉シリンダ
25cとから構成され、ダンパ開閉シリンダ25cを正
逆駆動させることによってダンパ25bが開閉するよう
にしている。
【0045】上記蓋体22の上部中央には、筒状のモー
タ支持部材26が立設されている。このモータ支持部材
26は、その上部が上記一対の水平アーム55b(図
1)に固定され、これによってモータ支持部材26の立
設状態が安定するとともに、蓋体着脱用シリンダ55の
駆動による水平アーム55bの昇降によって、締結帯2
1aによる締結が解除された状態の蓋体22が開閉され
るようになっている。
【0046】上記モータ支持部材26の頂部には、電動
モータ26a(図1)が縦置きで固定され、その駆動軸
26bは殺菌室2aの下部にまで延設されている。そし
て、上記駆動軸26bの上部であって、導波管31の先
端開口よりも若干下方に駆動軸26bに共回りするプロ
ペラ状のスターラ26cが設けられている。このスター
ラ26cを回転することによってジョイント導波管31
bの先端開口から放射されたマイクロ波は拡散され、殺
菌室2a内でのマイクロ波の偏在が抑制されるようにな
っている。
【0047】また、上記駆動軸26bの下部には撹拌翼
26dが駆動軸26bと共回りするように取り付けら
れ、この撹拌翼26dの回転によって殺菌室2a内に装
填された粉状経口品Mが撹拌され、これによってマイク
ロ波が粉状経口品Mに均一に照射されるようにしてい
る。
【0048】また、上記容器本体21の上部周壁には、
上記ボイラ4からの加圧蒸気Sを殺菌室2a内に導入す
る第1蒸気配管27が接続され、この第1蒸気配管27
の先端部には容器本体21の周壁を貫通して殺菌室2a
内に突出された噴射ノズル27aが設けられている。そ
して、第1蒸気配管27にはバルブ27bが設けられ、
このバルブ27bを開くことによって加圧蒸気Sが殺菌
室2a内に導入され、これによって殺菌室2a内を湿潤
かつ加圧状態にすることができるようになっている。
【0049】また、上記容器本体21の外周に設けられ
たジャケット23には、上記ボイラ4からの加圧蒸気S
をジャケット23内に導入する第2蒸気配管281、お
よび殺菌装置1の近傍に設けられたポンプ41からの冷
却媒体Xをジャケット23内に導入する冷却媒体配管2
82が接続されているとともに、ジャケット23内に導
入された加圧蒸気Sおよび冷却媒体Xを導出する導出配
管283が接続されている。
【0050】そして、第2蒸気配管281にはバルブ2
81aが設けられているとともに、冷却媒体配管282
にもバルブ282aが設けられ、これらのバルブ281
a,282aを開閉操作することによってジャケット2
3内に加圧蒸気Sを導入したり、冷却媒体Xを導入した
りすることができるようになっている。なお、本実施例
においては、冷却媒体Xとして冷却水が用いられている
が、冷却水の代わりに空気を用いるようにしてもよい。
【0051】第1実施例の構成によれば、マイクロ波発
生装置3の駆動を停止させた状態で、図2および図3に
示す密閉蓋24cを開放し、案内漏斗24aを介して経
口品原料導入部24から所定量の粉状経口品Mを殺菌室
2a内に導入し、密閉蓋24cを閉止することによっ
て、図4に示すように、粉状経口品Mが殺菌室2a内に
装填された状態になる。
【0052】その後、マイクロ波発生装置3を駆動させ
るとともに、電動モータ26aを駆動させることによっ
て、マイクロ波発生装置3からのマイクロ波が導波管3
1を通って殺菌室2a内に供給され、駆動軸26bの回
転による撹拌状態の粉状経口品Mに照射され、これによ
って粉状経口品Mはマイクロ波加熱される。同時にバル
ブ281aが開弁され、ボイラ4からの蒸気Sがジャケ
ット23内に供給される。これによって殺菌室2a内の
粉状経口品Mは容器本体21の外周面から伝熱される熱
によって補助加熱され、粉状経口品Mの昇温速度が速く
なる。
【0053】同時にバルブ27bを開弁することによっ
てボイラ4からの加圧蒸気Sが殺菌室2a内に導入され
るため、この加圧蒸気Sによって殺菌室2a内は湿潤状
態になるとともに1気圧以上に加圧され、これによって
殺菌室2a内は100℃以上でも水分が沸騰しない良好
な湿熱加圧殺菌環境になる。上記バルブ27bは殺菌室
2a内が所定の圧力に到達した時点で閉止され、これに
よって殺菌室2a内を加圧している。なお、本実施例に
おいては、殺菌室2a内は2〜3気圧で温度が120℃
程度にされている。
【0054】なお、粉状経口品M自体が比較的多めの、
例えば10%以上の水分を含有しているものである場合
には、粉状経口品M内の水分が蒸発して殺菌室2a内は
湿潤状態になるため、特に殺菌室2a内に蒸気を導入し
なくてもよい。
【0055】上記マイクロ波照射が開始されてから所定
時間が経過すると、マイクロ波発生装置3の駆動が停止
されるとともに、バルブ281aが閉弁され、これによ
ってジャケット23内への加圧蒸気Sの供給も停止され
る。その後、直ちにバルブ282aが開弁され、ジャケ
ット23内に冷却媒体Xが導入される。この冷却媒体X
の導入によって殺菌室2a内が冷却されるとともに圧力
も低下する。
【0056】そして、殺菌室2a内の温度が所定の温度
にまで冷却されてからダンパ開閉シリンダ25cが駆動
され、ダンパ25b(図4)が開放される。このダンパ
25bの開放によって殺菌処理の完了した粉状経口品M
は取出シュート25aを介して外部に導出され、コンベ
ヤベルト56によって系外に搬送される。なお、マイク
ロ波発生装置3をOFFにしてから所定の余熱時間を設
けるようにしてもよい。
【0057】図5は、殺菌装置の第2実施例を示す側面
図であり、図6はその正面図である。第2実施例におい
ては電磁波として高周波が用いられている。以下、これ
らの図を基に、第2実施例の殺菌装置について詳細に説
明する。
【0058】図5に示すように、フロアF上には複数の
支柱501が立設され、これら支柱501に作業台50
が支持されている。この作業台50上には、4本のロー
ラ支持柱503が立設されている。各ローラ支持柱50
3の頂部には同一方向に向いた水平軸504回りに回転
可能にローラ502が取り付けられ、これらのローラ5
02によって、円筒状の殺菌容器20が横置きで支持さ
れている。本実施例においても、殺菌容器20として圧
力容器が採用されている。
【0059】上記殺菌容器20の外周面にはジャケット
200が設けられ、このジャケット200の外周面と、
各ローラ502の外周面とが互いに当接するようになっ
ている。上記作業台50上の適所には、ローラ502を
回転させる図略の駆動手段が設けられており、この駆動
手段を駆動させることによって、図6に矢印で示すよう
に、殺菌容器20が自中心線回りに回転するようになっ
ている。
【0060】上記ジャケット200の長手方向の中央位
置であってローラ502に干渉しない位置には、殺菌容
器20内に粉状経口品Mを投入したり、殺菌容器20内
から殺菌済みの粉状経口品Mを取り出すするための経口
品入出部201が設けられている。この経口品入出部2
01は、ジャケット200の胴部に開口された経口品入
出口202と、この経口品入出口202を閉止する蓋体
203とからなり、この蓋体203はボルト止めで経口
品入出口202に設けられたフランジ部に固定されるよ
うになっている。
【0061】また上記作業台50上には、殺菌容器20
を取り囲むように4本の支柱505が立設され、これら
支柱505に作業フロア506が支持されている。この
作業フロア506には、上記経口品入出部201に対応
した経口品導入ホッパ507が設けられ、この経口品導
入ホッパ507から経口品入出口202を介して粉状経
口品Mが回転容器20内に導入されるようになってい
る。
【0062】作業台50の上記経口品入出口202が臨
む位置には粉状経口品Mを取り出す通路としての隙間5
0aが設けられ、この隙間50aに経口品取出ホッパ5
10が設けられ、その下部のフロアF上に殺菌容器20
内から取り出された粉状経口品Mを系外に移送する移送
手段509が設けられている。従って、殺菌容器20を
回転させて経口品入出口202を殺菌容器20の真下に
位置させ、蓋体203を外すことにより、殺菌容器20
内の粉状経口品Mは経口品入出口202から導出され、
経口品取出ホッパ510を介して移送手段509上に供
給されるようになっている。
【0063】上記殺菌容器20の近傍には蒸気を発生す
るボイラ4および冷却媒体Xを送り出すポンプ41が設
けられている。そして、上記ボイラ4で発生した加圧蒸
気Sの一部は、殺菌容器20の中心軸204(図5)に
外嵌されたロータリー接手205、および同接手205
と殺菌容器20との間に連絡された第1配管206(図
7)を通って殺菌容器20内に導入されるとともに、加
圧蒸気Sの残部は上記ロータリー接手205とジャケッ
ト200との間に連絡された第2配管207(図7)を
通ってジャケット200内に導入されるようになってい
る。
【0064】また、上記ポンプ41によって送り出され
た冷却媒体Xは、ロータリー接手205に設けられた図
略の切り換え弁を切り換え操作することによって上記第
2配管207を通ってジャケット200内に切り換え供
給されるようになっている。また、ジャケット200と
ロータリー接手205との間には第3配管208(図
7)が接続されており、ジャケット200内に導入され
た加圧蒸気Sおよび冷却媒体Xはこの第3配管208を
通り、ロータリー接手205を介して外部に導出される
ようになっている。
【0065】上記作業台50の右側部(図5)には、高
周波発生装置30が据え付けられ、この高周波発生装置
30からの高周波電力は、殺菌容器20の近傍に設けら
れた中継器301を介して殺菌容器20の後述する電極
に印加されるようになっている。
【0066】図7は殺菌容器の一例を示す断面図であ
る。殺菌容器20は、円筒状の外筒20aと、この外筒
20aの内部に同心で内設された内筒20bとから構成
されている。上記内筒20bは、中心線と同心で殺菌容
器20の長手方向に延びる電極軸209周りに一体に固
定されている。
【0067】上記電極軸209の両側部には、内筒20
bの両側壁に密着固定されたポリテトラフルオロエチレ
ン製の環状絶縁材210が設けられており、これらの環
状絶縁材210に絶縁処理の施された閉止部材211を
介して外筒20aが固定されている。従って、上記環状
絶縁材210によって外筒20aと内筒20bとは互い
に絶縁状態にされているとともに、上記閉止部材211
によって外筒20a内は外部から密閉され、これによっ
て外筒20aの内周面と内筒20bの外周面との間に環
状の殺菌室20cが形成されている。そして、ローラ5
02の駆動回転により外筒20aと内筒20bとは回転
することになる。
【0068】上記中継器301は、殺菌容器20と高周
波発生装置30との間の作業台50上に立設された支持
台302に固定されている。この中継器301は、二重
筒構造を有する導電性の第1中継筒302と、この第1
中継筒302の筒間に離間状態で嵌め込まれる導電性の
第2中継筒303と、この第2中継筒303に接続され
た導電性の中継円板304とから構成されている。そし
て、高周波発生装置30からの高周波電力は、第1中継
筒302、第2中継筒303のコンデンサ結合部を介し
て中継円板304に導かれるようになっている。
【0069】上記中継円板304は、上記電極軸209
と同心に設定され、かつ、その表面が電極軸209の右
方端面に対向されている。一方電極軸209の右方端と
中継円板304との間は、導電材からなる棒状の端子2
09aで連結され、この端子209aにより殺菌容器2
0と中継器301との電気的接続が図られている。従っ
て、電極軸209の回転によっても第2中継筒303か
らの高周波は確実に内筒20bに供給されることにな
る。なお、外筒20a側は、図略のアース等の接片部材
を介してアースされている。
【0070】従って、上記殺菌室20cにおいて、内筒
20bの外周面は正極電極として作用し、一方、外筒2
0aの内周面は負極電極として作用する。これによって
殺菌室20c内には、外筒20a、内筒20b間に高周
波電界が生じる。なお、高周波の中継構造については、
一般的なスリップリング構造を採用してもよい。
【0071】以下、第2実施例の作用について説明す
る。まず、図5に示すように、ローラ502の回転によ
って経口品入出部201を真上に位置させ、蓋体203
を外して経口品導入ホッパ507から経口品入出口20
2を介して所定量の粉状経口品Mを殺菌容器20の殺菌
室20c内に導入する。粉状経口品Mの殺菌室20c内
への充填が完了すると、蓋体203で経口品入出口20
2を閉止し、図略の駆動手段の駆動によってローラ50
2を回転させるとともに、高周波発生装置30を駆動し
て高周波電力を内筒20bと外筒20aとの間に印加す
る。同時にボイラ4からの加圧蒸気Sを第1配管206
を介して殺菌室20c内に導入するとともに、第2配管
207を介してジャケット200内に導入する。
【0072】そうすると、殺菌室20c内の粉状経口品
Mは、殺菌容器20の回転によって加圧蒸気Sで湿潤加
圧環境にある殺菌室20c内で撹拌されつつ、高周波電
界の照射を受けて加熱される。なお、ジャケット200
内に供給された加圧蒸気Sによって殺菌室20c内は外
筒20aの外部からも伝熱加熱されるため、これによっ
て殺菌室20c内の粉状経口品Mの加熱が促進される。
【0073】そして、所定時間が経過すると、高周波発
生装置30の駆動が停止されるとともに、殺菌室20c
内への加圧蒸気Sの供給も停止される。この状態でジャ
ケット200への加圧蒸気Sの供給が停止され、その後
ポンプ41の駆動によって冷加圧蒸気Sの代りに冷却媒
体Xがジャケット200内に供給される。この冷却媒体
Xの供給によって殺菌室20c内の粉状経口品Mは冷却
される。
【0074】殺菌室20c内へ冷却媒体Xが供給された
後、所定時間経過するとポンプ41の駆動が停止される
とともに、図5に二点鎖線で示すように、経口品入出部
201が殺菌容器20の最下部に位置した状態で殺菌容
器20の回転が停止され、蓋体203が外される。こう
することによって殺菌室20c内の殺菌処理済みの粉状
経口品Mが経口品入出口202を通り、経口品取出ホッ
パ510を介して移送手段509上に排出され、この移
送手段509の駆動によって系外に導出される。
【0075】上記実施例においては、殺菌容器2,20
内の加圧と湿潤化とは加圧蒸気Sの供給によって同時に
行うようにしているが、蒸気の供給とは別に圧縮ポンプ
等で殺菌容器2,20内を昇圧するようにする等、それ
らを別々に行うようにしてもよい。
【0076】そして、本発明においては、殺菌容器2,
20内に導入される加圧蒸気Sによって殺菌環境が湿潤
状態になっており、いわゆる湿熱による殺菌処理が行わ
れるため、ただ単に粉状経口品Mを加熱したいわゆる乾
熱殺菌処理に比べて優れた殺菌効果を得ることができ
る。
【0077】以上の実施例においては、殺菌処理を施す
に際し、殺菌容器2,20内に加圧蒸気Sを導入するよ
うにしているが、本発明は殺菌容器2,20内に加圧蒸
気Sを導入することに限定されるものではなく、例えば
粉状経口品Mが所定量の水分を有している場合には、電
磁波加熱によって上記水分が蒸発し、これによって密閉
された殺菌容器2,20内が加圧状態になるため、特に
加圧蒸気Sを導入しなくてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の粉状経口品の殺菌方法によれば、粉状経口品は加圧
状態で電磁波により内部加熱されることによって殺菌さ
れるため、従来の外熱加熱方式の殺菌方法や装置に比べ
て粉状経口品の昇温速度が速く、短時間に殺菌処理を施
すことが可能になり、作業効率を向上する上で好都合で
ある。
【0079】また、粉状経口品が、例えば唐辛子や胡椒
のような香辛料である場合など、殺菌処理時間が短いこ
とにより、香味の損なわれることを確実に抑制され、粉
状経口品の商品価値の下落を確実に阻止する上で有効で
ある。
【0080】本発明の請求項2記載の粉状経口品の殺菌
方法によれば、粉状経口品は湿潤環境中でしかも加圧状
態で電磁波加熱されるため、微生物の周りには水分が存
在する状態になり、この水分の存在によって微生物に対
する伝熱効率が向上する湿熱殺菌環境になるので微生物
は迅速に殺菌され、その結果、短時間に殺菌処理を施す
ことが可能になり、作業効率を向上する上で好都合であ
る。
【0081】本発明の請求項3記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、同装置は、粉状経口品を封入する圧力容
器と、この圧力容器内に電磁波を供給する電磁波供給手
段とを具備しているため、圧力容器内を、電磁波加熱に
よる粉状経口品に含まれる水分の蒸発によって容易に加
圧状態にすることができ、粉状経口品を迅速かつ確実に
殺菌する上で有効である。
【0082】本発明の請求項4記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、圧力容器内を加圧する加圧手段が設けら
れているため、この加圧手段によって圧力容器内を粉状
経口品に含まれる水分に依存することなく加圧状態にす
ることができ、粉状経口品を迅速かつ確実に殺菌する上
で好都合である。
【0083】本発明の請求項5記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、圧力容器内に蒸気を供給する蒸気供給手
段を具備しているため、この蒸気供給手段によって圧力
容器内に蒸気を供給することにより、圧力容器内を容易
に湿潤環境および加圧環境にすることができる。
【0084】本発明の請求項6記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、粉状経口品は容器内に供給されたマイク
ロ波によって加圧下でかつ必要に応じて湿熱状態にて迅
速に加熱殺菌され、従来の外熱方式に比べて迅速かつ確
実な殺菌を行う上で有効である。
【0085】本発明の請求項7記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、照射されたマイクロ波のスターラによる
容器均一拡散、および撹拌手段による粉状経口品の容器
内での均一混合が確実に行われるため、粉状経口品に均
一加熱を施す上で好都合である。
【0086】本発明の請求項8記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、粉状経口品は容器内に供給される高周波
によって加熱殺菌されるため、従来の外熱加熱方式に比
べて加熱時間が短縮され、殺菌作業を効率的に行う上で
有効である。
【0087】本発明の請求項9記載の粉状経口品の殺菌
装置によれば、外筒の内周面と内筒の外周面との間の空
間に粉状経口品を充填した状態で、駆動手段を駆動させ
ると同時に、高周波中継手段を介して外筒および内筒に
高周波を給電印加することにより、上記空間内に充填さ
れた粉状経口品は撹拌状態で高周波加熱されるため、粉
状経口品を湿熱状態で効率的に加熱殺菌する上で好都合
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る殺菌装置の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1に示す殺菌装置の内の殺菌容器の平面図で
ある。
【図3】図2の殺菌容器のA線矢視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明に係る殺菌装置の第2実施例を示す側面
図である。
【図6】図5の殺菌装置の正面図である。
【図7】図5に示す殺菌装置の内の殺菌容器の横断面図
である。
【符号の説明】
1,10 殺菌装置 2,20 殺菌容器 20a 外筒 20b 内筒 21 容器本体 22,203 蓋体 23 ジャケット 25 経口品取出部 26a 電動モータ 27 第1蒸気配管 201 経口品入出部 204 中心軸 205 ロータリー接手 206 第1配管 209 電極軸 210 環状絶縁材 3 マイクロ波発生装置 30 高周波発生装置 31 導波管 31d 封止材 301 中継器 303 第2中継筒 4 ボイラ 41 ポンプ 5,50 作業台 51,501 支柱 52 作業フロア 502 ローラ M 粉状経口品 S 加圧蒸気 X 冷却媒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉状経口品を加圧状態で電磁波加熱する
    ことを特徴とする粉状経口品の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 上記粉状経口品は、さらに湿潤環境中に
    あることを特徴とする請求項1記載の粉状経口品の殺菌
    方法。
  3. 【請求項3】 粉状経口品を封入する圧力容器と、この
    圧力容器内に電磁波を供給する電磁波供給手段とを具備
    していることを特徴とする粉状経口品の殺菌装置。
  4. 【請求項4】 上記圧力容器内を加圧する加圧手段が設
    けられていることを特徴とする請求項3記載の粉状経口
    品の殺菌装置。
  5. 【請求項5】 上記圧力容器内に蒸気を供給する蒸気供
    給手段を具備していることを特徴とする請求項4記載の
    粉状経口品の殺菌装置。
  6. 【請求項6】 上記電磁波供給手段は、マイクロ波を照
    射するものであることを特徴とする請求項3乃至5のい
    ずれかに記載の粉状経口品の殺菌装置。
  7. 【請求項7】 上記圧力容器内に、マイクロ波を拡散さ
    せるスターラと、圧力容器内の粉状経口品を撹拌する撹
    拌手段とが設けられていることを特徴とする請求項6記
    載の粉状経口品の殺菌装置。
  8. 【請求項8】 上記電磁波供給手段は、一対の対極電極
    を用いて高周波を印加するものであることを特徴とする
    請求項3乃至5のいずれかに記載の粉状経口品の殺菌装
    置。
  9. 【請求項9】 上記圧力容器は外筒と、この外筒に内嵌
    され外筒との間に粉状経口品を充填する空間を形成する
    内筒と、この内筒を中心線回りに回転駆動する駆動手段
    とを備え、上記電磁波供給手段は、上記外筒および内筒
    間に高周波電力を印加するようになされていることを特
    徴とする請求項8記載の粉状経口品の殺菌装置。
JP7124052A 1995-05-23 1995-05-23 粉状経口品の殺菌方法および殺菌装置 Pending JPH08308911A (ja)

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