JPH08308461A - 鳥類飛来防止枠 - Google Patents
鳥類飛来防止枠Info
- Publication number
- JPH08308461A JPH08308461A JP12426095A JP12426095A JPH08308461A JP H08308461 A JPH08308461 A JP H08308461A JP 12426095 A JP12426095 A JP 12426095A JP 12426095 A JP12426095 A JP 12426095A JP H08308461 A JPH08308461 A JP H08308461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- birds
- wires
- appropriate intervals
- wire
- bird
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内部にいる人間に閉鎖感を与えず、又非常時の
脱出時の妨げにならない鳥類飛来防止用の枠を提供す
る。 【構成】一対の支持部材1を鳥類飛来防止空間に備え、
その支持部材間に線材3を適宜間隔へだてて弾性的に張
架している。
脱出時の妨げにならない鳥類飛来防止用の枠を提供す
る。 【構成】一対の支持部材1を鳥類飛来防止空間に備え、
その支持部材間に線材3を適宜間隔へだてて弾性的に張
架している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンションや事務所等
の建築物の窓や階段、換気口等の開口部、あるいは神社
の軒先、又高架下等、鳥類が侵入すると不都合な部位に
設置して、鳥類の侵入を防ぎ、糞害等様々な問題を防止
するためのものである。
の建築物の窓や階段、換気口等の開口部、あるいは神社
の軒先、又高架下等、鳥類が侵入すると不都合な部位に
設置して、鳥類の侵入を防ぎ、糞害等様々な問題を防止
するためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の問題については、開口部
を樹脂製のネットで覆ったり、金属性の柵や金網を設置
していた。又、特定のデザインにより鳥類を視覚的に驚
かす物や、マグネットを利用した物を設置したりしてい
た。
を樹脂製のネットで覆ったり、金属性の柵や金網を設置
していた。又、特定のデザインにより鳥類を視覚的に驚
かす物や、マグネットを利用した物を設置したりしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用していた樹脂
製のネットや金属製の柵や金網では、外観的に大変見苦
しく、建物の景観を著しく悪化させていた。又、建物の
中で生活する人間にとっても閉鎖感を感じることが多
く、精神的に圧迫されるだけでなく非常時の脱出の際
に、脱出を阻害する要素ともなっていた。又、鳥類を視
覚的に驚かす物や、磁気に敏感な鳥類の感覚を狂わすマ
グネットの設置も一定の効果はあったが、完全な防止策
とは言えず、鳥類が慣れてくると効果が薄くなる場合が
あった。
製のネットや金属製の柵や金網では、外観的に大変見苦
しく、建物の景観を著しく悪化させていた。又、建物の
中で生活する人間にとっても閉鎖感を感じることが多
く、精神的に圧迫されるだけでなく非常時の脱出の際
に、脱出を阻害する要素ともなっていた。又、鳥類を視
覚的に驚かす物や、磁気に敏感な鳥類の感覚を狂わすマ
グネットの設置も一定の効果はあったが、完全な防止策
とは言えず、鳥類が慣れてくると効果が薄くなる場合が
あった。
【0004】本発明は、建物の景観を悪化させず、又内
部で生活する人間に対し閉鎖感を与えることの少ない鳥
類飛来防止枠の提供を目的としている。
部で生活する人間に対し閉鎖感を与えることの少ない鳥
類飛来防止枠の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、鳥類飛来空間に1対の支持部材を適宜間隔を隔てて
備え、その支持部材間に線材を適宜間隔を隔てて弾性的
に張架している。線材の間隔は、2cmから20cm程
度が良好である。
に、鳥類飛来空間に1対の支持部材を適宜間隔を隔てて
備え、その支持部材間に線材を適宜間隔を隔てて弾性的
に張架している。線材の間隔は、2cmから20cm程
度が良好である。
【0006】
【実施例】図1に於て、1対の支持部材1が適宜間隔を
隔てて、鳥類飛来空間である窓に設置されている。支持
部材1に対し、線材3が適宜間隔を隔てて多数張架され
ている。なお線材3は、スプリング2の作用によって弾
性的に張架されている。
隔てて、鳥類飛来空間である窓に設置されている。支持
部材1に対し、線材3が適宜間隔を隔てて多数張架され
ている。なお線材3は、スプリング2の作用によって弾
性的に張架されている。
【0007】線材3の長さや間隔は適宜寸法に設定する
ことが可能であるが、特に間隔は重要である。飛来して
くる鳥類を鳩に想定した実際の設置実験によれば、線材
3の間隔は15cm以下、好ましくは10cm以下が効
果的であり、これ以上間隔を広げてしまうと充分な効果
が期待できない。これは、鳩の体長寸法に基づく値であ
るが、鳩が歩行することが困難な場所では、鳩が羽を広
げた体長寸法を基準に考えれば良く、その際には15c
m以上の間隔でも、効果のある場合がある。もちろん、
鳥類の対象が小型のものである場合には、線材を張架す
る間隔をさらに狭くすれば良いのは言うまでもない。
ことが可能であるが、特に間隔は重要である。飛来して
くる鳥類を鳩に想定した実際の設置実験によれば、線材
3の間隔は15cm以下、好ましくは10cm以下が効
果的であり、これ以上間隔を広げてしまうと充分な効果
が期待できない。これは、鳩の体長寸法に基づく値であ
るが、鳩が歩行することが困難な場所では、鳩が羽を広
げた体長寸法を基準に考えれば良く、その際には15c
m以上の間隔でも、効果のある場合がある。もちろん、
鳥類の対象が小型のものである場合には、線材を張架す
る間隔をさらに狭くすれば良いのは言うまでもない。
【0008】一方、内側に居住する人間の側から考える
と、線材3の間隔が狭くなるにつれて、著しい閉鎖感を
訴えるようになる。我々の行った実験によれば、線材の
間隔が2cm以上あれば60%以上の人が閉鎖感を受け
ることは無いとの結果であった。同様に5cm以上あれ
ば、ほぼ90%以上の人に問題は認められないとの結果
であった。以上から線材3の間隔を、2cm以上、好ま
しくは5cm以上とすれば、内側で居住する人間に著し
い閉鎖感を与える事無しに、鳥類の飛来を完全に防止す
ることが可能である。
と、線材3の間隔が狭くなるにつれて、著しい閉鎖感を
訴えるようになる。我々の行った実験によれば、線材の
間隔が2cm以上あれば60%以上の人が閉鎖感を受け
ることは無いとの結果であった。同様に5cm以上あれ
ば、ほぼ90%以上の人に問題は認められないとの結果
であった。以上から線材3の間隔を、2cm以上、好ま
しくは5cm以上とすれば、内側で居住する人間に著し
い閉鎖感を与える事無しに、鳥類の飛来を完全に防止す
ることが可能である。
【0009】尚、本発明に於いては線材3を弾性的に張
架しているため、万一の場合には線材の弾性を利用し
て、人が鳥類飛来防止枠から外へ脱出するのも容易であ
る。又、二次的な効果として、線材が弾性的に張架され
ているため、線材のたるみが発生せず外観が美しいのも
特徴である。
架しているため、万一の場合には線材の弾性を利用し
て、人が鳥類飛来防止枠から外へ脱出するのも容易であ
る。又、二次的な効果として、線材が弾性的に張架され
ているため、線材のたるみが発生せず外観が美しいのも
特徴である。
【0010】支持部材1、スプリング2、線材3につい
ては、さまざまな材質の物を使用することができると同
時に、外観についてもさまざまな設定が可能である。一
例をあげれば、スプリング2は、線材3の片側に使用す
るだけでも良いし、図2のように連続した線材3の両端
又は一端に使用することも可能である。もちろんスプリ
ング2は、スプリング以外の他の弾性材料であっても良
い。又、線材3自身に弾性を有する部材を用いれば、ス
プリング2を省略することも可能である。外観的には、
スプリング2を支持部材1の内側に設定すれば、スプリ
ング2の見えない設置方法が可能である。線材の張架方
向につていも、上下方向に限らず、左右方向、斜め方向
等適宜方向での設定が可能である。又、特殊な例とし
て、導電性の素材を用いた線材3を図2の様に設置し
て、微弱電流を流して設置することも可能である。なお
図3に本発明による鳥類飛来防止枠を設置するのに適し
た場所の例を示した。
ては、さまざまな材質の物を使用することができると同
時に、外観についてもさまざまな設定が可能である。一
例をあげれば、スプリング2は、線材3の片側に使用す
るだけでも良いし、図2のように連続した線材3の両端
又は一端に使用することも可能である。もちろんスプリ
ング2は、スプリング以外の他の弾性材料であっても良
い。又、線材3自身に弾性を有する部材を用いれば、ス
プリング2を省略することも可能である。外観的には、
スプリング2を支持部材1の内側に設定すれば、スプリ
ング2の見えない設置方法が可能である。線材の張架方
向につていも、上下方向に限らず、左右方向、斜め方向
等適宜方向での設定が可能である。又、特殊な例とし
て、導電性の素材を用いた線材3を図2の様に設置し
て、微弱電流を流して設置することも可能である。なお
図3に本発明による鳥類飛来防止枠を設置するのに適し
た場所の例を示した。
【0011】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の鳥類飛来防止
枠は、線材を適宜間隔を隔てて張架することにより、内
部にいる人間に閉鎖感を与える事無く鳥類の飛来を防止
することができる。又、線材が弾性的に張架されている
ことにより、内部にいる人間が非常時に脱出する際の妨
げにもならず、又線材のたるみが発生しない美しい外観
を保持することができる。
枠は、線材を適宜間隔を隔てて張架することにより、内
部にいる人間に閉鎖感を与える事無く鳥類の飛来を防止
することができる。又、線材が弾性的に張架されている
ことにより、内部にいる人間が非常時に脱出する際の妨
げにもならず、又線材のたるみが発生しない美しい外観
を保持することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、本発明によ
る鳥類飛来防止枠を住宅の窓に設置した例である。
る鳥類飛来防止枠を住宅の窓に設置した例である。
【図2】支持部材間の間隔より長い線材を用い、支持部
材間を折り返す様に設置した例である。
材間を折り返す様に設置した例である。
【図3】本発明による鳥類飛来防止枠に適した設置場所
の例である。
の例である。
1.支持部材 2.スプリング 3.線材
Claims (2)
- 【請求項1】一対の支持部材を適宜間隔を隔てて鳥類飛
来空間に備え、前記支持部材間に線材を適宜間隔を隔て
て弾性的に張架したことを特徴とする鳥類飛来防止枠。 - 【請求項2】線材を2cmから20cmの間隔で張架し
たことを特徴とする請求項1記載の鳥類飛来防止枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12426095A JPH08308461A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 鳥類飛来防止枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12426095A JPH08308461A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 鳥類飛来防止枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308461A true JPH08308461A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14880933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12426095A Pending JPH08308461A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 鳥類飛来防止枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308461A (ja) |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP12426095A patent/JPH08308461A/ja active Pending
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