JPH08308204A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH08308204A
JPH08308204A JP12946495A JP12946495A JPH08308204A JP H08308204 A JPH08308204 A JP H08308204A JP 12946495 A JP12946495 A JP 12946495A JP 12946495 A JP12946495 A JP 12946495A JP H08308204 A JPH08308204 A JP H08308204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
pole teeth
yoke
phase
stepping motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12946495A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP12946495A priority Critical patent/JPH08308204A/ja
Publication of JPH08308204A publication Critical patent/JPH08308204A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分解能を維持しながらヨークの極歯を増や
すことなく加工を容易にするとともに、強度的に安定な
ステッピングモータを提供する。 【構成】 円筒状に形成された永久磁石に軸方向に沿う
複数の磁極が周方向に沿って交互に異極に着磁されてな
るロータ2と、このロータ2の周囲に間隔を空けて対向
される極歯4をロータ2の周方向に配してなる二相のヨ
ーク3と、隣接する極歯4を交互に異極に励磁するコイ
ルと具備する。ロータ2の磁極数Nを6の整数倍に設定
すると共に、ヨーク2の極歯数Zをロータ2の磁極数N
の2/3に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータの軸方向に二相
のヨークを有する二相式のステッピングモータに関し、
その分解能を向上させる手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、OA機器,家電製品,自動車部品
等の広い分野におけるアクチュエータ部品として、入力
パルス信号に応じて一定角度の回転を行うステッピング
モータが使用されている。このステッピングモータは、
パルス信号ごとに巻線の励磁電流を切り換えることによ
り、磁気引力または磁気反発力によって、一定の回転角
だけの回転移動を行うものであり、パルスからトルクへ
のパワー変換をオープンループのデジタル制御で行うこ
とができるので、低価格かつ累積誤差の小さいことが特
長である。
【0003】このステッピングモータの一種に、ロータ
の軸方向にA相およびB相の二相のヨークを設けてなる
二相式のものがある。この二相式のステッピングモータ
は、図1ないし図4に示すように、円筒状の永久磁石に
軸方向に沿う短冊状の磁極1を周方向に複数着磁してな
るロータ2と、このロータ2の軸方向に積層した二相の
ヨーク3を具備している。このヨーク3は、それぞれA
相のヨーク3AとB相のヨーク3Bとから構成され、前
記ロータ2の周囲に間隔を空けて対向された台形状の極
歯4を前記ロータ2の磁極1数と同数ずつそれぞれ有す
ると共に、この極歯5のピッチの1/4(ロータ2の磁
極1のピッチの1/2)だけ位相をずらした状態で相互
に固定されている。これらヨーク3A,3Bはそれぞれ
コイル5が備えられ、このコイル5への入力パルス信号
の方向によって、各極歯4の極を切り換えることができ
るようになっている。よって、各コイル5に一定周期で
入力パルス信号の方向を切り換えて通電することにより
ロータ2が回転する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、このようなPM
型ステッピングモータにおいて、高分解能が要求されて
いるが、その分解能は前述したロータ2の磁極1のピッ
チつまり磁極数により決定されるものであるため、分解
能をよくするためにはロータ2の磁極ピッチを小さくし
て磁極数を増やせば良く、それにともない前記ヨークの
極歯4の数も増加するため極歯4の間隔を狭くして、か
つ極歯4自体の歯幅を狭くする必要がある。
【0005】しかしながら、このPM型ステッピングモ
ータはその構造からヨーク3を金属板材料をプレス加工
により打ち抜き、折曲げするものであるため、その極歯
4の加工上非常に困難になるという欠点を有している。
また、できあがった製品においても極歯4が非常に小さ
くなることから、組み付け時や使用時において強度的に
問題があった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑み、高分解能を維
持しながらヨークの極歯を増やすことなく加工を容易に
するとともに、強度的に安定なステッピングモータを提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円筒状に形成された永久磁石に軸方向に
沿う複数の磁極が周方向に沿って交互に異極に着磁され
てなるロータと、このロータの周囲に間隔を空けて対向
される極歯をロータの周方向に配してなる二相のヨーク
と、隣接する前記極歯を交互に異極に励磁するコイルと
具備し、前記ロータの磁極数を6の整数倍に設定すると
共に、前記ヨークの極歯数を前記ロータの磁極数の2/
3に設定するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、A相,B相各コイルの励磁に
よって、交互に異極に励磁される二相のヨークにより、
ロータの各磁極が、磁気引力または磁気反発力あるいは
両方の力を受けてロータが回転する。この場合、少ない
極歯でありながら従来と同様の分解能でロータが回転す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基にして説明
するが、従来のステッピングモータと同等箇所には同一
符号を付しその詳細な説明は省略する。本実施例のステ
ッピングモータは、二相式のステッピングモータであっ
て、円筒状の永久磁石に軸方向に沿う短冊状の磁極1を
周方向に複数交互に異極に着磁してなるロータ2と、そ
の周囲に配される二相のヨーク3とから構成されてお
り、各ヨーク3A,3Bは、それぞれロータ2の周囲に
間隔を空けて対向される極歯4をロータ2の周方向に有
し、ロータ2の磁極ピッチの1/2だけ位相をずらした
状態で相互に固定されている点において図1から図4に
示す従来のステッピングモータと共通している。しかし
ながら、本発明のステッピングモータにあっては各ヨー
クに設けられる極歯4の構成において、従来例と相違し
ている。
【0010】図5および図6は、本発明の第一実施例の
ステッピングモータにおけるヨーク3の極歯4及びロー
タ2の磁極1の配置を示すものである。本発明では、ロ
ータ2の磁極数Nを6の整数倍に設定すると共に、ヨー
ク3の極歯数Zをロータ2の磁極数Nの2/3に設定す
ることを特徴としている。
【0011】これは、ステッピングモータを設計するに
あたり、ロータ2の磁極1がN極とS極とで交互円周面
に設けられること、2相式のPM型ステッピングモータ
であること、A相,B相の各ヨーク3A,3Bの極歯4
がそれぞれにおいてロータ2の周方向に等間隔で配置さ
れるようにすることを考慮して極歯数Nを削減しながら
高分解能の回転動作を行うべく導き出されたものであ
る。
【0012】こうすることによって、例えばA相のヨー
ク3Aについて説明すると、ロータ2の磁極1のピッチ
に対し3ピッチおきに外側の極歯4と内側の極歯4とが
ロータ2の周方向に交互に設けられ、隣合う極歯4はそ
れぞれ異極の磁極1に一致するように構成される。つま
り結果的に従来例のロータ2の各磁極1に一対一対応で
設けられていたヨーク3の極歯4に対し、3つおきに極
歯4を採用して間の2つの極歯4を欠落した配置となっ
ている。そして、前記極歯4はヨーク3の内周部に外側
の極歯4と内側の極歯4とを等間隔で配置させることが
できる。
【0013】また、B相のヨーク3BもA相のヨーク3
Aと同様に構成され、それぞれのヨーク3A,3Bは従
来と比較して極歯4の数が1/3に減少されることにな
る。そして、B相のヨーク3Bは、A相のヨーク3Aに
対してロータ2の磁極1のピッチの1/2だけ位相をず
らした状態で相互に固定されており、ロータ2はヨーク
3の各コイル5の励磁によって、交互に異極に励磁され
る二相のヨーク3A,3Bの極歯4により、ロータ2の
各磁極1が、磁気引力または磁気反発力あるいは両方の
力を受けてロータ2がロータ2の磁極1のピッチの1/
2ずつ回転する。
【0014】従来のステッピングモータにあっては、一
般にA相、B相それぞれにロータ2の磁極数Nと同数の
極歯4を有しており、ヨーク3の極歯4は、A相、B相
合わせてロータ2の磁極数Nの2倍の数となっており、
例えば、ロータ2の磁極数Nが18極であった場合、ヨ
ークの極歯数Zは36枚(A相 18枚,B相 18
枚)設けられていたが、本発明のステッピングモータに
あっては、例えば従来と同様18極のロータ2を用いた
場合、極歯数Zは、磁極数Nの2/3となるよう構成さ
れるため、12枚の極歯4(A相 6枚,B相 6枚)
のみで同様の動作を行うことが可能となり、従来と比較
して実質的な極歯数Zは1/3に減少しており、極歯4
間の間隔を大きくとれるため極歯4の歯幅自体も大きく
することが可能となり、ロータ2の磁極1数の多い高分
解能のステッピングモータにあってもプレス加工が容易
になる。
【0015】このように極歯数Zは従来と比較して減少
するが、ロータ2の磁極数Nによってステップ角は決定
されるものであるので、従来と同一の分解能によって動
作させることが可能である。
【0016】図7は、本発明の第二実施例を示すもので
ある。ステッピングモータを例えば車両等の計器として
適用する場合には、ステッピングモータを計器のムーブ
メントとして用い、モータ軸に指針を固定して指針を回
動させるものである。この際、視認者が良好に指針を読
み取るためには円滑な連続的な回転動作が必要とされる
が、本実施例にあっては、先端から基部に向けて幅広と
する略三角形状に形成した極歯4aをロータ3に設けた
ものである。
【0017】つまり、従来の高分解能のステッピングモ
ータは、極歯4間の間隔が大きく取れなかったために、
極歯4の形状を長方形もしくは台形状にしか形成できな
かったが、本発明によって極歯4間の間隔を大きく取れ
るとともに極歯4の歯幅自体も大きく取れるようになっ
たのでこの三角形状の極歯4aが採用可能となるもので
ある。
【0018】また、本構成により、三角形状の極歯4a
の緩やかな傾斜辺に沿って磁気の強さが変化するため、
回転するロータ2の磁極1が徐々に所定の極歯4aに向
けて切り換わるようになるのでロータ2の回転を滑らか
にすることが可能である。
【0019】なお、更に高分解能を持たせたい場合に
は、前述した、ロータ2の磁極数Nを6の整数倍に設定
すると共に、ヨーク3の極歯数Zをロータ2の磁極数N
の2/3となるように設ける設定に基づいて例えば、ロ
ータ2の磁極数Nが48極,ヨーク3の極歯数Zが32
枚(A相 16枚,B相 16枚)のものや、ロータ2
の磁極数Nが54極,ヨーク3の極歯数Zが36枚(A
相 18枚,B相 18枚)のステッピングモータを設
計すれば良いものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、円筒状に形成された永久磁石
に軸方向に沿う複数の磁極が周方向に沿って交互に異極
に着磁されてなるロータと、このロータの周囲に間隔を
空けて対向される極歯をロータの周方向に配してなる二
相のヨークと、隣接する前記極歯を交互に異極に励磁す
るコイルと具備し、前記ロータの磁極数を6の整数倍に
設定すると共に、前記ヨークの極歯数を前記ロータの磁
極数の2/3に設定することにより、極歯間の間隔を大
きく取れると共に極歯の歯幅自体も大きく取れるように
なったのでヨークのプレス加工を容易にし製造コストの
削減に貢献するとともに簡単な構成にして高分解能のス
テッピングモータを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のステッピングモータにおけるロータを示
す斜視図である。
【図2】従来のステッピングモータを示す斜視図であ
る。
【図3】従来のステッピングモータにおけるヨークの極
歯及びロータの磁極の配置を示す図である。
【図4】従来のステッピングモータにおけるヨークの極
歯及びロータの磁極の配置を示す展開図である。
【図5】本発明の第一実施例のステッピングモータにお
けるヨークの極歯及びロータの磁極の配置を示す図であ
る。
【図6】本発明の第一実施例のステッピングモータにお
けるヨークの極歯及びロータの磁極の配置を示す展開図
である。
【図7】本発明の第二実施例のステッピングモータにお
けるヨークの極歯及びロータの磁極の配置を示す展開図
である。
【符号の説明】
1 磁極 2 ロータ 3 ヨーク 3A A相のヨーク 3B B相のヨーク 4,4a 極歯 5 コイル N 磁極数 Z 極歯数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成された永久磁石に軸方向に
    沿う複数の磁極が周方向に沿って交互に異極に着磁され
    てなるロータと、このロータの周囲に間隔を空けて対向
    される極歯をロータの周方向に配してなる二相のヨーク
    と、隣接する前記極歯を交互に異極に励磁するコイルと
    具備し、前記ロータの磁極数を6の整数倍に設定すると
    共に、前記ヨークの極歯数を前記ロータの磁極数の2/
    3に設定することを特徴とするステッピングモータ。
JP12946495A 1995-04-28 1995-04-28 ステッピングモータ Pending JPH08308204A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12946495A JPH08308204A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステッピングモータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12946495A JPH08308204A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステッピングモータ

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Publication Number Publication Date
JPH08308204A true JPH08308204A (ja) 1996-11-22

Family

ID=15010146

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12946495A Pending JPH08308204A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステッピングモータ

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JP (1) JPH08308204A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151431B2 (en) 2001-02-16 2006-12-19 Elantech Devices Corporation Resistor element, stress sensor and method for manufacturing them

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151431B2 (en) 2001-02-16 2006-12-19 Elantech Devices Corporation Resistor element, stress sensor and method for manufacturing them
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