JPH08308090A - 発電機の保護装置 - Google Patents

発電機の保護装置

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JPH08308090A
JPH08308090A JP7127557A JP12755795A JPH08308090A JP H08308090 A JPH08308090 A JP H08308090A JP 7127557 A JP7127557 A JP 7127557A JP 12755795 A JP12755795 A JP 12755795A JP H08308090 A JPH08308090 A JP H08308090A
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JP
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signal
generator
overcurrent
armature
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JP7127557A
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Katsuhide Tsuji
勝英 辻
Kaiichiro Hirayama
開一郎 平山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 電機子過電流保護設定手段11STは、発電
機1の電機子過電流耐量以下に予め設定し電機子過電流
保護設定信号を出力し、電機子過電流ランバック検出手
段11−1は、発電機電流検出手段10により検出され
た電機子電流信号が電機子過電流保護設定信号から所定
値を減算した過電流ランバック設定信号以上となると過
電流ランバック検出信号を警報信号として警報手段12
Aへ出力すると共に、発電機電圧設定器9の設定電圧を
低下させて電機子電流信号を減少させるように、発電機
電圧設定器9へ過電流ランバック検出信号を出力する。
電機子過電流検出手段11は、電機子電流信号が電機子
過電流保護設定信号以上になると発電機1を停止させる
ように停止信号を発電機非常停止手段12へ出力する。 【効果】 発電機の即時停止という事態が回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機の電機子巻線お
よび界磁巻線を保護する発電機の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図20に従来の発電機の保護装置の一例
を示す。
【0003】図において、発電機1の出力側には計器用
変流器2を介して発電機1の電機子巻線1aの過電流保
護を目的とした電機子過電流保護継電器である保護装置
14Nが接続されている。発電機1の界磁巻線4には発
電機1の出力側に接続される励磁用変圧器5とサイリス
タ整流器6とを介して界磁電流が供給されている。
【0004】発電機1の出力側には計器用変圧器7を介
して自動電圧制御装置8が接続され、発電機電圧設定器
9の設定電圧に従ってサイリスタ整流器6の出力制御、
すなわち、発電機1の励磁制御を行う。
【0005】上記保護装置14Nは、計器用変流器2の
電機子電流を入力し、電機子電流信号Iを出力する発電
機電流検出手段10と発電機1の電機子過電流耐量を越
えない値に設定している電機子過電流保護設定手段11
STと発電機電流検出手段10により得られた電機子電
流信号Iが電機子過電流保護設定手段11STの設定値
Istの値を越えたことを検出する電機子過電流検出手
段11とから構成され、電機子過電流検出手段11から
の過電流検出信号が発電機非常停止手段12へ入力する
ようになっている。
【0006】図21は、発電機1の電機子過電流耐量曲
線と電機子過電流保護設定信号Istの関係を示すグラ
フである。
【0007】図において、横軸は時間tを示し、縦軸は
電機子電流信号Iを示している。電機子過電流耐量曲線
は図21に示すように時間tの関数であることから、電
機子過電流保護設定信号Istも時間の関数となり、I
st=f(t)で表され、電機子過電流耐量曲線の値よ
りも小さい値に設定されている。
【0008】ここで、発電機1の発電機電流、すなわ
ち、電機子電流信号Iが増加して電機子過電流保護設定
信号Istの値を越えると、発電機1の保護のために電
機子過電流検出手段11により発電機非常停止手段12
へ発電機非常停止信号が出力されて発電機1は停止に至
る。
【0009】一方、発電機1の電機子巻線1aでは、水
素ガス冷却または発電機容量が大きくなると水冷却によ
る冷却方式が採用されている。
【0010】水冷却方式では、冷却水ポンプの吐出圧力
の低下または冷却水温度上昇など冷却機能の異常が発生
すると、発電機1の電機子巻線1aを加熱から保護する
ために電機子巻線1aの冷却水が無通水状態時に発電機
1が出力可能な出力以下に発電機1の出力を減少させて
いた。すなわち、このような冷却機能の低下が発生した
場合無条件に発電機1の出力を定格出力の約25%程度
以下の非常に低い値にまで減少させている(以後「ラン
バック」という)。
【0011】図22も図20と同様に、従来の発電機の
保護装置の構成図の一例である。
【0012】図20と相違する点は、励磁用変圧器5と
サイリスタ整流器6との間に計器用変流器13を設け界
磁巻線過電流保護継電器である保護装置14Pを設けた
ことである。
【0013】保護装置14Pは計器用変流器13の2次
電流を入力し、界磁電流信号Ifを検出する界磁電流検
出手段15と、界磁巻線4の過電流耐量を越えない値に
設定している界磁巻線過電流保護設定手段16RTと上
記界磁電流検出手段15により得られた界磁電流信号I
fが界磁巻線過電流保護設定手段16RTの設定値Ir
tの値を越えたことを検出する界磁過電流検出手段16
とから構成される。
【0014】また、界磁過電流検出手段16の出力は発
電機非常停止手段12へ入力している。また、励磁制御
装置3は計器用変流器13から得られる界磁電流信号I
fを入力して過励磁制限を行う機能を有している。
【0015】図23は、発電機1の界磁巻線過電流耐量
曲線と界磁過電流保護設定信号Irtと励磁制御装置3
の過励磁制限設定値の関係を示すグラフである。
【0016】図において、横軸は時間tを示し、縦軸は
界磁電流信号Ifを示している。界磁巻線過電流耐量曲
線は図23に示すように時間tの関数であることから、
界磁過電流保護設定信号Irtも時間の関数となり、I
rt=g(t)で表され、界磁巻線過電流耐量曲線の値
よりも小さい値に設定され、励磁制御装置3の過励磁制
限設定値は界磁巻線過電流耐量曲線の値よりも小さい値
に設定される。
【0017】ここで、発電機1の界磁電流信号Ifが増
加すると励磁制御装置3の過励磁制限設定値に至り励磁
制御装置3の過励磁制限機能により界磁電流信号Ifを
予め決められた設定値まで急激に減少させる。この場
合、界磁電流信号Ifが減少しないで界磁過電流保護設
定信号Irtの値を越えると、界磁過電流検出手段16
により、発電機非常停止手段12へ発電機非常停止信号
が与えられ発電機1が停止に至る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
発電機の保護装置には、次のような問題がある。
【0019】まず、第1には、上述した図20に示され
るように従来の電機子過電流保護継電器を備えた保護装
置14Nでは、発電機1の電機子電流信号Iが定格電流
を越えて増加しても警報を出す手段もなく、また、電機
子電流信号Iを減少させる手段が無いために、電機子過
電流保護設定信号Istの値を越えると、発電機1は即
時停止に至っていた。
【0020】また、図22に示される励磁制御装置3の
過励磁制限機能が故障していたり過励磁制限設定値が適
切でなかった場合に、発電機1の界磁電流信号Ifが増
加し図23に示す界磁過電流保護設定信号Irtの値を
越えると、上記界磁過電流検出手段16により、発電機
非常停止手段12へ発電機非常停止信号が与えられて発
電機1は停止に至る。
【0021】また、従来の保護装置においては、発電機
1の界磁電流信号Ifが増加しても界磁電流信号Ifを
減少させる手段が無く、また、警報を出す手段もなかっ
たことから界磁電流信号Ifが界磁過電流保護設定信号
Irtの値を越えると、発電機1は即時停止に至ってい
た。特に、大容量発電機の非常停止は電力系統に与える
影響が大きいという問題があると共に、電力安定供給の
面から発電機の非常停止を極力避ける保護装置が望まれ
ていた。
【0022】第2に、冷却水方式を採用している発電機
では冷却水の異常によりランバックを行うことにより、
運転継続を行うことは可能であったが、この場合、冷却
水の異常で発電機1の出力を無通水状態での可能出力値
である定格出力の約25%程度以下の予め決められてい
る非常に低い値にまで無条件に減少させて運転を行って
いた。これは冷却水の圧力が少し減少し、例えば、発電
機出力を50%程度に下げれば運転継続可能であったと
しても上記のように非常に低い値にまでランバックを行
うことにより、不必要なランバックが行われ発電機1の
出力が有効に使われないという問題もあった。
【0023】そこで、本発明は電機子過電流および界磁
巻線過電流時に発電機の運転継続を可能とし、発電機の
冷却能力に応じた発電機の許容出力を最大限に利用可能
とした発電機の保護装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発電
機の出力電圧が発電機電圧設定器の設定電圧となるよう
に制御する自動電圧制御装置と、該自動電圧制御装置に
より制御され発電機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励
磁装置とを具備してなる発電設備の発電機を保護する発
電機の保護装置において、発電機の電機子電流を検出し
て電機子電流信号を出力する発電機電流検出手段と、発
電機の電機子過電流耐量以下に予め設定し電機子過電流
保護設定信号を出力する電機子過電流保護設定手段と、
電機子電流信号が電機子過電流保護設定信号から所定値
を減算した過電流ランバック設定信号以上となると過電
流ランバック検出信号を警報信号として警報手段へ出力
すると共に、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させて
電機子電流信号を減少させるように、発電機電圧設定器
へ過電流ランバック検出信号を出力する電機子過電流ラ
ンバック検出手段と、電機子電流信号が電機子過電流保
護設定信号以上になると発電機を停止させるように停止
信号を発電機非常停止手段へ出力する電機子過電流検出
手段とを設けるようにしたものである。
【0025】請求項2の発明は、請求項1記載の発電機
の保護装置において、電機子過電流ランバック検出手段
が出力する過電流ランバック検出信号と電機子過電流検
出手段が出力する過電流検出信号との論理積の成立によ
り発電機を停止させるように発電機非常停止手段へ停止
信号を出力する論理積演算手段を付加するようにしたも
のである。
【0026】請求項3の発明は、発電機の出力電圧が発
電機電圧設定器の設定電圧となるように制御する自動電
圧制御装置と、該自動電圧制御装置により制御され発電
機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励磁装置とを具備し
てなる発電設備の発電機を保護する発電機の保護装置に
おいて、発電機の電機子電流を検出して電機子電流信号
を出力する発電機電流検出手段と、発電機の電機子過電
流耐量以下に予め設定し電機子過電流保護設定信号を出
力する電機子過電流保護設定手段と、この電機子過電流
保護設定手段により設定される電機子過電流保護設定信
号より下限側へ設定し下限側の電機子過電流保護設定信
号を出力する下限側の電機子過電流保護設定手段と、電
機子電流信号が下限側の電機子過電流保護設定信号以上
となると、下限側の過電流検出信号を生成し警報信号と
して警報手段へ出力する下限側の電機子過電流検出手段
と、電機子電流信号が電機子過電流保護設定信号から所
定値を減算した過電流ランバック設定信号以上となると
過電流ランバック検出信号を出力する電機子過電流ラン
バック検出手段と、電機子電流信号が電機子過電流保護
設定信号以上となると過電流検出信号を出力する電機子
過電流検出手段と、下限側の過電流検出信号を取込み、
過電流ランバック検出信号との論理積の成立により発電
機電圧設定器の設定電圧を低下させ電機子電流信号を減
少させるように発電機電圧設定器へ信号を出力する第1
の論理積演算手段と、下限側の過電流検出信号を取込
み、過電流検出信号との論理積の成立により発電機を停
止するように発電機非常停止手段へ停止信号を出力する
第2の論理積演算手段とを設けるようにしたものであ
る。
【0027】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
記載のいずれかの発電機の保護装置において、発電機の
機内水素ガス圧力信号を取込み、予め設定される関数に
よって水素ガス圧力信号に応じて電機子過電流保護設定
信号を設定するようにしたものである。
【0028】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
記載のいずれかの発電機の保護装置において、予め設定
される関数によって、発電機の固定子冷却水の圧力信号
あるいは流量信号若しくは温度信号のいずれかの信号に
応じて電機子過電流保護設定信号を設定するようにした
ものである。
【0029】請求項6の発明は、発電機の出力電圧が発
電機電圧設定器の設定電圧となるように界磁電流を制御
する励磁制御装置と、該励磁制御装置により制御され発
電機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励磁装置とを具備
してなる発電設備の発電機を保護する発電機の保護装置
において、発電機の界磁電流を検出して界磁電流信号を
出力する界磁電流検出手段と、発電機の界磁巻線過電流
耐量以下に予め設定し界磁過電流保護設定信号を出力す
る界磁巻線過電流保護設定手段と、界磁電流信号が界磁
巻線過電流保護設定信号から所定値を減算した過電流ラ
ンバック設定信号以上となると過電流ランバック検出信
号を警報信号として警報手段へ出力すると共に、発電機
電圧設定器の設定電圧を低下させて界磁電流信号を減少
させるように発電機電圧設定器とへ過電流ランバック検
出信号を出力する界磁過電流ランバック検出手段と、界
磁巻線電流信号が界磁巻線過電流保護設定信号以上にな
ると発電機を停止させるように停止信号を発電機非常停
止手段へ出力する界磁過電流検出手段とを設けるように
したものである。
【0030】請求項7の発明は、請求項6記載の発電機
の保護装置において、界磁過電流ランバック検出手段が
出力する過電流ランバック検出信号と界磁過電流検出手
段が出力する過電流検出信号との論理積の成立により発
電機を停止させるように発電機非常停止手段へ停止信号
を出力する論理積演算手段を付加するようにしたもので
ある。
【0031】請求項8の発明は、発電機の出力電圧が発
電機電圧設定器の設定電圧となるように界磁電流を制御
する励磁制御装置と、該励磁制御装置により制御され発
電機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励磁装置とを具備
してなる発電設備の発電機を保護する発電機の保護装置
において、発電機の界磁電流を検出して界磁電流信号を
出力する界磁電流検出手段と、発電機の界磁巻線過電流
耐量以下に予め設定し界磁過電流保護設定信号を出力す
る界磁巻線過電流保護設定手段と、この界磁巻線過電流
保護設定手段により設定される電機子過電流保護設定信
号より下限側へ設定し下限側の界磁過電流保護設定信号
を出力する下限側の界磁巻線過電流保護設定手段と、界
磁電流信号が下限側の界磁巻線過電流保護設定信号以上
となると、下限側の過電流検出信号を生成し警報信号と
して警報手段へ出力する下限側の界磁過電流検出手段
と、界磁電流信号が界磁過電流保護設定信号から所定値
を減算した過電流ランバック設定信号以上となると過電
流ランバック検出信号を出力する界磁過電流ランバック
検出手段と、界磁電流信号が界磁過電流保護設定信号以
上となると過電流検出信号を出力する界磁過電流検出手
段と、下限側の過電流検出信号を取込み、過電流ランバ
ック検出信号との論理積の成立により発電機電圧設定器
の設定電圧を低下させ界磁電流信号を減少させるように
発電機電圧設定器へ信号を出力する第1の論理積演算手
段と、下限側の過電流検出信号を取込み、過電流検出信
号との論理積の成立により発電機を停止させるように発
電機非常停止手段へ停止信号を出力する第2の論理積演
算手段とを設けるようにしたものである。
【0032】請求項9の発明は、請求項6乃至請求項8
記載のいずれかの発電機の保護装置において、発電機の
機内水素ガス圧力信号を取込み、予め設定される関数に
よって水素ガス圧力信号に応じて界磁過電流保護設定信
号を設定するようにしたものである。
【0033】請求項10の発明は、発電機の出力電圧が
発電機電圧設定器の設定電圧となるように制御する自動
電圧制御装置と、該自動電圧制御装置により制御され発
電機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励磁装置とを具備
してなる発電設備の発電機を保護する発電機の保護装置
において、発電機の電機子巻線温度を検出して電機子巻
線温度信号を出力する電機子巻線温度検出器と、予め電
機子巻線温度高を設定して電機子巻線温度設定信号を出
力する電機子巻線温度高設定手段と、電機子巻線温度信
号が電機子巻線温度設定信号以上となると発電機電圧設
定器の設定電圧を低下させ発電機の出力を減少させるよ
うに発電機電圧設定器へ信号を出力する電機子巻線温度
高検出手段とを設けるようにしたものである。
【0034】請求項11の発明は、発電機の出力電圧が
発電機電圧設定器の設定電圧となるように界磁電流を制
御する励磁制御装置と、該励磁制御装置により制御され
発電機の界磁巻線へ界磁電流を供給する励磁装置とを具
備してなる発電設備の発電機を保護する発電機の保護装
置において、発電機の界磁巻線温度を検出して界磁巻線
温度信号を出力する界磁巻線温度検出器と、予め界磁巻
線温度高を設定し界磁巻線設定信号を出力する界磁巻線
温度高設定手段と、界磁巻線温度信号が界磁巻線設定信
号以上となると発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ
界磁電流を減少させるように発電機電圧設定器へ界磁巻
線温度高信号を出力する界磁巻線温度高検出手段とを設
けるようにしたものである。
【0035】請求項12の発明は、請求項1乃至請求項
5記載のいずれかの発電機の保護装置において、電機子
電流信号が減少するように過電流ランバック検出信号を
発電機電圧設定器とタービン出力制御装置とボイラ出力
制御装置のいずれかあるいはこれらの組合せに出力する
ようにしたものである。
【0036】請求項13の発明は、請求項10記載の発
電機の保護装置において、発電機出力信号を減少させる
ように発電機電圧設定器とタービン出力制御装置とボイ
ラ出力制御装置とのいずれかあるいはこれらの組合せに
対して信号を出力するようにしたものである。
【0037】
【作用】請求項1の発電機の保護装置によれば、電機子
電流信号が増加して過電流ランバック設定信号以上とな
ると、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ電機子電
流信号を減少させる信号が発電機電圧設定器へ出力され
る。この結果、電機子電流信号が減少して発電機が継続
運転される。一方、何らかの原因で電機子電流信号が増
加して電機子過電流保護設定信号以上となると、停止信
号が発電機非常停止手段へ出力され発電機が停止され
る。これにより、電機子電流信号が増加しても、事前に
電機子電流信号を減少させるように作用するため即時停
止という事態が回避できる。従って、電力系統へ与える
影響を極力避けることができる。
【0038】請求項2の発電機の保護装置によれば、過
電流ランバック検出信号と過電流検出信号との論理積の
成立により停止信号が発電機非常停止手段へ出力され
る。これにより、誤信号による誤停止信号が出力される
事態が回避され確実な動作が得られ信頼性が向上する。
【0039】請求項3の発電機の保護装置によれば、過
電流検出信号と過電流ランバック検出信号との論理積が
成立すると第1段階として電機子電流信号を減少させる
ように信号が発電機電圧設定器へ出力される。この結
果、誤信号による電機子電流信号を減少させるランバッ
ク動作が回避される。次に、下限側の過電流検出信号と
過電流検出信号との論理積が成立すると第2段階として
発電機を停止させる停止信号が発電機非常停止手段へ出
力される。この結果、誤信号による発電機の停止という
事態が確実に回避できる。従って、発電機を即時停止さ
せることが減少でき、電力系統への電力を安定供給する
ことができる。
【0040】請求項4の発電機の保護装置によれば、予
め設定される関数によって水素ガス圧力信号に応じて電
機子過電流保護設定信号が設定される。これによって、
最適な過電流保護設定信号が用いられるから各動作が正
確に行われ、発電機の許容出力の有効利用が図られる。
【0041】請求項5の発電機の保護装置によれば、予
め設定される関数によって固定子冷却水の圧力信号ある
いは流量信号若しくは温度信号のいずれかの信号に応じ
て電機子過電流保護設定信号が設定される。これによっ
て、最適な過電流保護設定信号が用いられるから各動作
が正確に行われ、発電機の許容出力の有効利用が図られ
る。
【0042】請求項6の発電機の保護装置によれば、界
磁電流信号が増加して過電流ランバック設定信号以上と
なると、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ界磁電
流信号を減少させる信号が発電機電圧設定器へ出力され
る。この結果、界磁電流信号が減少して発電機が継続運
転される。一方、何らかの原因で界磁電流信号が増加し
て界磁巻線過電流保護設定信号以上となると、停止信号
が発電機非常停止手段へ出力され発電機が停止される。
これにより、界磁電流信号が増加しても、事前に界磁電
流信号を減少させるように作用するため発電機が即時停
止という事態が回避できる。従って、電力系統へ与える
影響を極力避けることができる。
【0043】請求項7の発電機の保護装置によれば、過
電流ランバック検出信号と過電流検出信号との論理積の
成立により停止信号が発電機非常停止手段へ出力され
る。これにより、誤信号による誤停止信号が出力される
事態が回避され確実な動作が得られ信頼性が向上する。
【0044】請求項8の発電機の保護装置によれば、過
電流検出信号と過電流ランバック検出信号との論理積が
成立すると第1段階として界磁電流信号を減少させるよ
うに信号が発電機電圧設定器へ出力される。この結果、
誤信号による界磁電流信号を減少させるランバック動作
が回避される。次に、下限側の過電流検出信号と過電流
検出信号との論理積が成立すると第2段階として発電機
を停止させる停止信号が発電機非常停止手段へ出力され
る。この結果、誤信号による発電機の停止という事態が
確実に回避できる。従って、発電機を即時停止させるこ
とが減少でき、電力系統への電力を安定供給することが
できる。
【0045】請求項9の発電機の保護装置によれば、予
め設定される関数によって水素ガス圧力信号に応じて界
磁巻線過電流保護設定信号が設定される。これによっ
て、最適な界磁巻線過電流保護設定信号が用いられるか
ら各動作が正確に行われ、発電機の許容出力の有効利用
が図られる。
【0046】請求項10の発電機の保護装置によれば、
電機子巻線温度信号が電機子巻線温度設定信号以上とな
ると、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ発電機の
出力を減少させる信号が出力される。これにより、電機
子巻線温度が抑制され過熱を防止し発電機の運転が継続
できる。
【0047】請求項11の発電機の保護装置によれば、
界磁巻線温度信号が界磁巻線温度設定信号以上となる
と、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ界磁電流信
号を減少させる信号が出力される。これにより、界磁巻
線の温度が抑制され過熱が防止され発電機の運転が継続
できる。
【0048】請求項12の発電機の保護装置によれば、
過電流ランバック検出信号が発電機電圧設定器に限らず
に発電機電圧設定器とタービン出力制御装置とボイラ出
力制御装置のいずれかあるいはこれらの組合せ若しくは
全てに出力される。これにより、効果的に発電機の出力
を減少させることができる。
【0049】請求項13の発電機の保護装置によれば、
発電機電圧設定器とタービン出力制御装置とボイラ出力
制御装置のいずれかあるいはこれらの組合せに発電機出
力信号を減少させる信号が出力され、効果的に発電機の
出力が減少される。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0051】図1は、本発明の第1実施例を示す発電機
の保護装置の構成図であり、従来例を示す図20と同一
符号は、同一部分または相当部分を示し、両図が異なる
主な点は、保護装置14Nの代わりに発電機電流検出手
段10と電機子過電流検出手段11と電機子過電流保護
設定手段11STと電機子過電流ランバック検出手段1
1−1とからなる保護装置14Aを設け、過電流ランバ
ック検出信号をタービン出力制御装置18とボイラ出力
制御装置20と発電機電圧設定器9とへ電機子電流が減
少するように出力する一方、電機子過電流検出手段11
によって警報を出力する警報手段12Aを追設したこと
である。
【0052】発電機電流検出手段10は、発電機1の電
機子電流を検出して電機子電流信号を出力するものであ
る。電機子過電流保護設定手段11STは、発電機1の
電機子過電流耐量以下に予め設定し電機子過電流保護設
定信号を出力するものである。
【0053】電機子過電流ランバック検出手段11−1
は、電機子電流信号が電機子過電流保護設定信号から所
定値を減算した過電流ランバック設定信号以上となると
過電流ランバック検出信号を警報信号として警報手段1
2Aへ出力すると共に、発電機電圧設定器9の設定電圧
を低下させて電機子電流信号を減少させるように、発電
機電圧設定器9へ過電流ランバック検出信号を出力する
ものである。
【0054】電機子過電流検出手段11は、電機子電流
信号が電機子過電流保護設定信号以上になると発電機1
を停止させるように停止信号を発電機非常停止手段12
へ出力するものである。
【0055】以上の構成で、まず、発電機1の出力電流
が発電機電流検出手段10によって電機子電流信号Iと
して、電機子過電流検出手段11と電機子過電流ランバ
ック検出手段11−1とへ入力される。
【0056】ここで、電機子過電流保護設定手段11S
Tでは、図2に示すように電機子過電流保護設定信号I
st=f(t)が設定され、電機子過電流ランバック検
出手段11−1では、設定値Ist−αが設定される。
【0057】すなわち、図2は、発電機1の電機子過電
流耐量曲線と電機子過電流保護設定信号Istと電機子
過電流ランバック検出手段11−1の設定値の関係を示
すグラフである。図2において横軸は時間tを示し、縦
軸は電機子電流信号Iを示している。電機子過電流耐量
曲線は時間tの関数であることから、電機子過電流保護
設定信号Istも時間の関数となり、Ist=f(t)
で表され、電機子過電流耐量曲線の値よりも小さい値に
設定されている。電機子過電流ランバック検出手段11
−1の設定値は電機子過電流保護設定信号Istよりも
αの値(ここでα≧0とする)だけ小さい値、すなわ
ち、Ist−αに設定される。
【0058】電機子過電流検出手段11では、電機子電
流信号Iと電機子過電流保護設定信号Istとが比較さ
れ、電機子過電流ランバック検出手段11−1では電機
子電流信号Iと設定値Ist−αとが比較される。
【0059】まず、電機子電流信号Iが電機子過電流ラ
ンバック検出手段11−1の設定値Ist−αに達する
と、電機子過電流ランバック検出手段11−1の出力に
より、警報手段12Aに信号が出される。これにより、
プラント運転員に異常を知らせることができる。
【0060】さらに、タービン出力制御装置18とボイ
ラ出力制御装置20に対しては発電機出力を減少させる
信号が与えられ、自動電圧制御装置8の発電機電圧設定
器9に対して発電機1の電圧を減少させる信号が与えら
れ、発電機出力電流が減少される。これにより、発電機
出力電流が減少すると、電機子電流信号Iが電機子過電
流ランバック検出手段11−1の設定値Ist−α以下
となり、発電機1の運転が継続される。
【0061】この場合、上記電機子過電流ランバック検
出手段11−1の出力によって、発電機出力電流を減少
させるためには、タービン出力制御装置18、ボイラ出
力制御装置20、発電機電圧設定器9のどれか一つまた
はこれらを組合わせたものに発電機1の出力電流を減少
させる信号を与えればよい。
【0062】この場合、何らかの原因により発電機1の
出力電流が減少しないで電機子過電流保護設定信号Is
tの値を越えると、電機子過電流検出手段11の出力に
より発電機非常停止手段12へ発電機非常停止信号を与
えて発電機1を停止させる。
【0063】このように第1実施例によれば、電機子電
流信号が増加して過電流ランバック設定信号以上となる
と、発電機電圧設定器の設定電圧を低下させ電機子電流
信号を減少させる信号が発電機電圧設定器へ出力され
る。この結果、電機子電流信号が減少して発電機が継続
運転される。一方、何らかの原因で電機子電流信号が増
加して電機子過電流保護設定信号以上となると、停止信
号が発電機非常停止手段へ出力され発電機が停止され
る。これにより、電機子電流信号が増加しても、事前に
電機子電流信号を減少させるように作用するため即時停
止という事態が回避できる。従って、電力系統へ与える
影響を極力避けることができる。
【0064】次に、本発明の第2実施例を図3を参照し
て説明する。
【0065】図3が第1実施例を示す図1と異なる主な
点は、電機子過電流検出手段11の過電流検出信号と電
機子過電流ランバック検出手段11−1の過電流ランバ
ック検出信号の論理積の成立を演算して発電機1を停止
させるように発電機非常停止手段12へ停止信号を出力
する論理積演算手段21とを追設したことである。
【0066】論理積演算手段21は、電機子過電流ラン
バック検出手段11−1が出力する過電流ランバック検
出信号と電機子過電流検出手段11が出力する過電流検
出信号との論理積の成立により発電機1を停止させるよ
うに発電機非常停止手段12へ停止信号を出力するもの
である。
【0067】以上の構成で、電機子電流信号Iが増加し
て電機子過電流ランバック検出手段11−1の設定値I
st−αを越えると、第1実施例と同様に過電流ランバ
ック検出信号が発電機電圧設定器9とタービン出力制御
装置18とボイラ出力制御装置20と警報手段12Aへ
出力される。これに伴い、警報が出力される一方、電機
子電流信号Iを減少させるように作用し、発電機1が継
続運転される。
【0068】一方、万一電機子電流信号Iが電機子過電
流保護設定信号Istの値を越えると、電機子過電流検
出手段11からも出力がされる。これにより、論理積演
算手段21の論理積の成立により発電機非常停止手段1
2に発電機非常停止信号が与えられ、発電機1を停止さ
せる。このとき、論理積演算手段21の出力は電機子電
流信号Iの設定値Its−α以上になっていることを検
出する電機子過電流ランバック検出手段11−1の出力
が論理積成立の条件となっている。
【0069】従って、電機子過電流検出手段11の出力
が誤出力として出た場合にも発電機1の停止を防止する
ことができ、保護装置としてフェイルセーフ機能を持た
せることができる。
【0070】このように第2実施例によれば、過電流ラ
ンバック検出信号と過電流検出信号との論理積の成立に
より停止信号が発電機非常停止手段12へ出力される。
これにより、誤信号による誤停止信号が出力される事態
が回避され確実な動作が得られ信頼性が向上する。
【0071】次に、本発明の第3実施例を図4を参照し
て説明する。
【0072】図4が、図1に示す第1実施例と異なる主
な点は、下限側の電機子過電流検出手段11−2と下限
側の電機子過電流保護設定手段11SAと論理積演算手
段21−1と論理積演算手段21−2とを追設したこと
である。
【0073】下限側の電機子過電流検出手段11−2
は、電機子電流信号Iが下限側の電機子過電流保護設定
信号以上となると、下限側の過電流検出信号を生成し警
報信号として警報手段12Aへ出力するものである。下
限側の電機子過電流保護設定手段11SAは、電機子過
電流保護設定手段11STにより設定される電機子過電
流保護設定信号より下限側へ設定し下限側の電機子過電
流保護設定信号を出力するものである。
【0074】論理積演算手段21−1は、下限側の過電
流検出信号を取込み、過電流ランバック検出信号との論
理積の成立により発電機電圧設定器9の設定電圧を低下
させ電機子電流信号Iを減少させるように発電機電圧設
定器9へ信号を出力するものである。
【0075】論理積演算手段21−2は、下限側の過電
流検出信号を取込み、過電流検出信号との論理積の成立
により発電機1を停止するように発電機非常停止手段1
2へ停止信号を出力するものである。
【0076】以上の構成で、発電機1の出力電流が発電
機電流検出手段10によって電機子電流信号Iとして検
出され、電機子電流信号Iが電機子過電流検出手段11
と下限側の電機子過電流検出手段11−2と電機子過電
流ランバック検出手段11−1へ入力される。
【0077】ここで、電機子過電流保護設定手段11S
Tと下限側の電機子過電流保護設定手段11SAには、
図5に示すようにそれぞれの設定がされている。
【0078】図5は、発電機1の電機子過電流耐量曲線
と電機子過電流保護設定信号Ist,設定値Ist−
α,下限側の電機子過電流保護設定信号Isaの関係を
示すグラフである。図5において、横軸は時間tを示
し、縦軸は電機子電流信号Iを示している。電機子過電
流耐量曲線は時間tの関数であることから、電機子過電
流保護設定信号Istおよび電機子過電流ランバック検
出手段11−1の設定値Ist−αも時間の関数とな
り、図5に示すように電機子過電流耐量曲線の値よりも
小さい値に設定される。また、下限側の電機子過電流保
護設定信号Isaも時間の関数となり、図5に示すよう
に電機子過電流ランバック検出手段11−1の設定値I
st−αよりも小さい値に設定されている。
【0079】ここで、電機子電流信号Iが下限側の電機
子過電流保護設定信号Isaを越えると、電機子過電流
検出手段11−2により警報手段12Aへ警報を出しプ
ラント運転員に異常を知らせる。また、電機子電流信号
Iが電機子過電流ランバック検出手段11−1の設定値
Ist−αの値に達すると、論理積演算手段21−1の
論理積の成立によりタービン出力制御装置18とボイラ
出力制御装置20へ発電機出力を減少させる信号が与え
られる。さらに、発電機電圧設定器9に対して発電機電
圧を減少させる信号が与えられる。
【0080】この結果、発電機1の出力電流を減少させ
ることができ、発電機1の継続運転がされる。なお、ラ
ンバック信号を上記3種類の制御装置に対して組合せて
与えてもよく、個別に与えてもよい。
【0081】次に、何らかの原因により電機子電流信号
Iが電機子過電流保護設定信号となると、論理積演算手
段21−2の論理積の成立により停止信号が発電機非常
停止手段12へ出力され発電機1が停止される。この場
合に、電機子過電流検出手段11−2からの下限側の過
電流検出信号との論理積の成立により、発電機1を停止
するから電機子過電流検出手段11から誤信号が出力さ
れても発電機1が停止することがない。
【0082】このように第3実施例によれば、過電流検
出信号と過電流ランバック検出信号との論理積が成立す
ると第1段階として電機子電流信号を減少させるように
信号が発電機電圧設定器9へ出力される。この結果、誤
信号による電機子電流信号を減少させるランバック動作
が回避される。
【0083】次に、下限側の過電流検出信号と過電流検
出信号との論理積が成立すると第2段階として発電機1
を停止させる停止信号が発電機非常停止手段12へ出力
される。この結果、誤信号による発電機1の停止という
事態が確実に回避できる。従って、発電機1を即時停止
させることが減少でき、電力系統への電力を安定供給す
ることができる。
【0084】次に、本発明の第4実施例を図6を参照し
て説明する。
【0085】図6が、図1に示す第1実施例と異なる主
な点は、水素ガス23を発電機1内へ供給する水素ガス
配管24に水素ガス圧力検出器25を設け、電機子過電
流保護設定手段11STへ検出信号を入力して、予め設
定される関数によって冷却能力が減少しても最適な電機
子過電流保護設定信号を設定するようにしている。
【0086】電機子過電流保護設定手段11STは、発
電機1の機内水素ガス圧力信号を取込み、予め設定され
る関数によって水素ガス圧力信号に応じて電機子過電流
保護設定信号を設定するものである。
【0087】以上の構成で、発電機1の機内に供給され
る水素ガス圧力が水素ガス圧力検出器25によって検出
され水素ガス圧力信号Phが電機子過電流保護設定手段
11STへ入力される。電機子過電流保護設定手段11
STでは、定格水素ガス圧力時の電機子過電流保護設定
値f(t)から水素ガス圧力信号Phの減少分に相当す
る発電機可能出力電流の減少分の値h(Ph)を引いた
値を設定値Istと設定される。
【0088】図7は、発電機1の電機子過電流耐量曲線
と電機子過電流保護設定信号Istとが水素ガス圧力信
号Phの値により変化することを示す図である。このよ
うに電機子過電流保護設定手段11STの設定値Ist
を水素ガス圧力信号Phの値に従って変化させることに
より水素ガス圧力信号Phの値が減少し、冷却能力減少
しても最適な電機子過電流保護設定信号が得られる。
【0089】次に、本発明の第5実施例を図8を参照し
て説明する。
【0090】図8が、図1に示す第1実施例と異なる主
な点は、冷却水26を電機子巻線1aへ供給する冷却水
配管28に冷却水流量検出器29を設け、冷却水流量検
出器29からの冷却水流量信号Qを電機子過電流保護設
定手段11STへ入力し、冷却水流量信号Qの値に従っ
て電機子過電流保護設定信号を増減させ、冷却能力が低
下しても最適な過電流保護設定信号を設定するようにし
たことである。
【0091】電機子過電流保護設定手段11STは、予
め設定される関数によって、発電機1の固定子冷却水の
流量信号に応じて電機子過電流保護設定信号を設定する
ものである。
【0092】以上の構成で、冷却水流量検出器29によ
り検出された冷却水流量信号Qが電機子過電流保護設定
手段11STへ入力される。電機子過電流保護設定手段
11STでは、冷却水の定格流量時の電機子過電流保護
設定値f(t)から冷却水流量信号Qの減少分に相当す
る発電機可能出力電流の減少分i(Q)を引いた値を設
定値Istとして出力される。
【0093】この結果、電機子過電流保護設定手段11
STの設定値Istが冷却水流量信号Qに従って変化さ
せることにより冷却水の流量が減少し、冷却能力が減少
しても最適な電機子過電流保護が得られる。
【0094】なお、第5実施例と同様に図9に示すよう
に実施できる。
【0095】すなわち、図9が、図8と異なる主な点
は、冷却水流量検出器29の代わりに冷却水26を電機
子巻線1aへ供給する冷却水配管28に冷却水圧力検出
器30を設け、冷却水圧力検出器30からの冷却水圧力
信号Pwを電機子過電流保護設定手段11STへ入力
し、冷却水圧力信号Pwの値に従って電機子過電流保護
設定信号を増減させ、冷却能力が低下しても最適な過電
流保護設定信号を設定するようにしたことである。
【0096】以上の構成で、冷却水圧力検出器30によ
り検出された冷却水圧力信号Pwが電機子過電流保護設
定手段11STへ入力される。電機子過電流保護設定手
段11STでは、冷却水の定格圧力時の電機子過電流保
護設定値f(t)から冷却水圧力信号Pwの減少分に相
当する発電機可能出力電流の減少分j(Pw)を引いた
値を設定値Istとして出力される。
【0097】これによって、冷却水圧力信号Pwの値が
減少すると冷却能力が減少するが発電機可能出力電流も
減少し、従って、上記電機子過電流保護設定手段11S
Tの設定値Istも冷却水圧力信号Pwの値に従って変
化される。このように、電機子過電流保護設定手段11
STの設定値Istを冷却水圧力信号Pwの値に従って
変化させることにより冷却水圧力信号Pwの値が減少
し、冷却能力が減少しても最適な電機子過電流保護設定
信号が得られる。
【0098】また、図8に示す第5実施例は、図10に
示すように実施できる。
【0099】図10が、図8と異なる主な点は、冷却水
流量検出器29の代わりに冷却水26を電機子巻線1a
へ供給して戻り冷却水配管28に冷却水温度検出器31
を設け、冷却水温度検出器31からの冷却水温度信号T
wを電機子過電流保護設定手段11STへ入力し、冷却
水温度信号Twの値に従って電機子過電流保護設定信号
を増減させ、冷却能力が低下しても最適な過電流保護設
定信号を設定するようにしたことである。
【0100】以上の構成で、冷却水温度検出器31によ
り検出された冷却水温度信号Twが電機子過電流保護設
定手段11STへ入力される。電機子過電流保護設定手
段11STでは、通常の運転時の冷却水温度における電
機子過電流保護設定値f(t)から冷却水温度信号Tw
の上昇分に相当する発電機可能出力電流の減少分k(T
w)を引いた値を設定値Istとして出力される。
【0101】これによって、冷却水温度信号Twの値が
増加すると発電機可能出力電流も減少し、電機子過電流
保護設定手段11STの設定値Istも冷却水温度信号
Twの値に従って変化する。
【0102】このように、電機子過電流保護設定手段1
1STの設定値Istを冷却水温度信号Twの値に従っ
て変化させることにより冷却水温度信号Twの値が増加
し、冷却能力が減少しても最適な電機子過電流保護設定
信号が得られる。
【0103】次に、本発明の第6実施例を図11を参照
して説明する。
【0104】図11が、従来例を示す図22と異なる主
な点は、保護装置14Pの代わりに界磁電流検出手段1
5と界磁巻線過電流保護設定手段16RTと界磁過電流
ランバック検出手段16−1と界磁過電流検出手段16
とからなる保護装置14Hと警報手段12Aとを設けた
ことである。
【0105】界磁電流検出手段15は、発電機1の界磁
電流を検出して界磁電流信号を出力するものである。界
磁巻線過電流保護設定手段16RTは、発電機1の界磁
巻線過電流耐量以下に予め設定し界磁過電流保護設定信
号を出力するものである。
【0106】界磁過電流ランバック検出手段16−1
は、界磁電流信号が界磁巻線過電流保護設定信号から所
定値を減算した過電流ランバック設定信号以上となると
過電流ランバック検出信号を警報信号として警報手段1
2Aへ出力すると共に、発電機電圧設定器9の設定電圧
を低下させて界磁電流信号を減少させるように発電機電
圧設定器9とへ過電流ランバック検出信号を出力するも
のである。
【0107】界磁過電流検出手段16は、界磁巻線電流
信号が界磁巻線過電流保護設定信号以上になると発電機
1を停止させるように停止信号を発電機非常停止手段1
2へ出力するものである。
【0108】以上の構成で、計器用変流器13を介して
発電機1の界磁電流信号Ifが界磁電流検出手段15に
よって検出され、界磁過電流検出手段16と界磁過電流
ランバック検出手段16−1へ入力される。ここで、界
磁巻線過電流保護設定手段16RTでは、図12に示す
ように界磁過電流保護設定信号Irtが設定され界磁過
電流ランバック検出手段16−1では設定値Irt−β
が設定されている。
【0109】図12は、発電機1の界磁巻線過電流耐量
曲線と界磁過電流保護設定信号Irtと界磁過電流ラン
バック検出手段16−1の設定値Irt−βと励磁制御
装置3の過励磁制限設定値の関係を示すグラフである。
【0110】図12において、横軸は時間tを示し、縦
軸は界磁電流信号Ifを示している。界磁巻線過電流耐
量曲線は時間tの関数であることから、界磁過電流保護
設定信号Irtも時間の関数となり、Irt=g(t)
で表され、界磁巻線過電流耐量曲線の値より小さい値に
設定される。界磁過電流ランバック検出手段16−1の
設定値は界磁過電流保護設定信号Irtよりもβの値
(ここでβ≧0とする)だけ小さい値、すなわち、Ir
t−βに設定される。また、自動電圧制御装置8の過励
磁制限設定値は定格界磁電流よりも大きくIrt−βの
値以下に設定されている。
【0111】まず、発電機1の界磁電流が増加して設定
値Irt−βに達すると、界磁過電流ランバック検出手
段16−1により、過電流ランバック検出信号が出力さ
れる。これにより、発機電圧設定器9に対して発電機電
圧を減少させる信号が与えられる。この結果、界磁電流
信号Ifが減少される。従って、界磁過電流保護設定信
号Irt以下に界磁電流信号Ifを減少させることがで
き、発電機1の運転を継続させることが可能となる。
【0112】界磁電流信号Ifが定格界磁電流を越えて
増加した場合、通常は励磁制御装置3に内蔵されている
過励磁制限装置の動作値、すなわち、過励磁制限設定値
まで界磁電流が上昇すると界磁電流は急激に過励磁制限
装置の中で予め決められている値まで減少する。ところ
が、何らかの原因により、過励磁制限装置が動作しても
界磁電流が減少せずに界磁電流信号Ifが界磁過電流ラ
ンバック設定値Irt−βに達し、さらに、界磁過電流
保護設定信号Irtの値を越えると、界磁過電流検出手
段16により過電流検出信号が出力され、出力により発
電機非常停止手段12へ発電機非常停止信号が与えられ
発電機1を停止させる。
【0113】このように第6実施例によれば、界磁電流
信号Ifが増加して過電流ランバック設定信号以上とな
ると、発電機電圧設定器9の設定電圧を低下させ界磁電
流信号Ifを減少させる信号が発電機電圧設定器9へ出
力される。この結果、界磁電流信号Ifが減少して発電
機1が継続運転される。一方、何らかの原因で界磁電流
信号Ifが増加して界磁巻線過電流保護設定信号以上と
なると、停止信号が発電機非常停止手段12へ出力され
発電機1が停止される。これにより、界磁電流信号If
が増加しても、事前に界磁電流信号Ifを減少させるよ
うに作用するため発電機1が即時停止という事態が回避
できる。従って、電力系統へ与える影響を極力避けるこ
とができる。
【0114】次に、本発明の第7実施例を図13を参照
して説明する。
【0115】図13が、第6実施例を示す図11と異な
る主な点は、界磁過電流検出手段16の過電流検出信号
と界磁過電流ランバック検出手段16−1の過電流ラン
バック検出信号の論理積の成立により発電機非常停止手
段12へ停止信号を出力する論理積演算手段32を追設
したことである。
【0116】論理積演算手段32は、界磁過電流ランバ
ック検出手段16−1が出力する過電流ランバック検出
信号と界磁過電流検出手段16が出力する過電流検出信
号との論理積の成立により発電機1を停止させるように
発電機非常停止手段12へ停止信号を出力するものであ
る。
【0117】以上の構成で、界磁電流信号Ifが増加す
ると界磁過電流ランバック検出手段16−1の設定値I
rt−β以上となり、過電流ランバック検出信号が警報
手段12Aへ出力され、さらに、発電機電圧設定器9へ
界磁電流を減少させるように出力される。これにより、
界磁電流信号Ifが減少して発電機1が継続運転され
る。次に、何らかの原因で界磁電流信号Ifが界磁過電
流検出手段16の界磁過電流保護設定信号以上となると
論理積演算手段32により論理積の成立が演算され発電
機非常停止手段12へ停止信号が与えられて発電機1が
停止される。
【0118】この場合、界磁過電流検出手段16が誤出
力をした場合にも発電機1の停止を防止することがで
き、保護装置としてフェイルセーフ機能を持たせること
ができ信頼性が図られる。
【0119】次に、本発明の第8実施例を図14を参照
して説明する。
【0120】図14が、第6実施例を示す図11と異な
る主な点は、下限側の界磁過電流検出手段16−2と下
限側の界磁巻線過電流保護設定手段16RAと論理積演
算手段32−1と論理積演算手段32−2とを追設した
ことである。
【0121】下限側の界磁巻線過電流保護設定手段16
RAは、界磁巻線過電流保護設定手段16RTにより設
定される電機子過電流保護設定信号より下限側へ設定し
下限側の界磁過電流保護設定信号を出力するものであ
る。下限側の界磁過電流検出手段16−2は、界磁電流
信号Ifが下限側の界磁巻線過電流保護設定信号以上と
なると、下限側の過電流検出信号を生成し警報信号とし
て警報手段12Aへ出力するものである。
【0122】論理積演算手段32−1は、下限側の過電
流検出信号を取込み、過電流ランバック検出信号との論
理積の成立により発電機電圧設定器9の設定電圧を低下
させ界磁電流信号を減少させるように発電機電圧設定器
9へ信号を出力するものである。
【0123】論理積演算手段32−2は、下限側の過電
流検出信号を取込み、過電流検出信号との論理積の成立
により発電機1を停止させるように発電機非常停止手段
12へ停止信号を出力するのである。
【0124】以上の構成で、発電機1の界磁電流信号I
fが界磁電流検出手段15により検出され、界磁過電流
ランバック検出手段16−1と界磁過電流検出手段16
と下限側の界磁過電流検出手段16−2へ入力される。
【0125】ここで、下限側の界磁巻線過電流保護設定
手段16RAでは、発電機1の界磁巻線過電流耐量より
下限側へ下限側の界磁過電流保護設定信号Iraを設定
し、界磁巻線過電流保護設定手段16RTでは、下限側
の界磁過電流保護設定信号Iraより大きく界磁巻線過
電流耐量より小さい値に設定されている。
【0126】図15は発電機1の界磁巻線過電流耐量曲
線と界磁過電流保護設定信号Irt,設定信号Irt−
β,Iraの関係を示すグラフである。
【0127】図15において、横軸は時間tを示し、縦
軸は界磁電流信号Ifを示している。界磁巻線過電流耐
量曲線は時間tの関数であることから、界磁過電流保護
設定信号Irtおよび界磁過電流ランバック検出手段1
6−1の設定値Irt−βも時間の関数となり、図15
に示すように界磁巻線過電流耐量曲線の値よりも小さい
値に設定される。また、下限側の界磁過電流保護設定信
号Iraも時間の関数となり、界磁過電流ランバック検
出手段16−1の設定値Irt−βよりも小さい値に設
定されている。
【0128】ここで、界磁電流信号Ifが界磁過電流保
護設定信号Iraを越えた場合には、界磁過電流検出手
段16−2により警報手段12Aへ警報が出力されプラ
ント運転員に異常を知らせる。その後に、界磁電流信号
Ifが界磁過電流ランバック検出手段16−1の設定値
Irt−βの値に達すると、論理積演算手段32−1の
出力により発電機電圧設定器9に対して界磁電流を減少
させる信号が与えられる。この結果、界磁電流が減少す
ると、界磁電流信号Ifが界磁過電流保護設定信号Ir
a以下になり、発電機1の運転が継続できる。
【0129】この場合、もし何らかの原因により界磁電
流信号Ifが減少しないで界磁過電流保護設定信号Ir
tの値を越えると、論理積演算手段32−2の論理積の
成立により発電機非常停止手段12へ停止信号が与えら
れ発電機1が停止される。
【0130】論理積演算手段32−1の出力および論理
積演算手段32−2の出力は共に界磁電流信号Ifが下
限側の界磁過電流保護設定信号Iraの値に達したこと
を検出する界磁過電流検出手段16−2の論理積の成立
を条件としている。従って、保護装置としてフェイルセ
ーフ機能を有し信頼性を高くすることができる。
【0131】このように、第8実施例によれば、過電流
検出信号と過電流ランバック検出信号との論理積が成立
すると第1段階として界磁電流信号を減少させるように
信号が発電機電圧設定器9へ出力される。この結果、誤
信号による界磁電流信号を減少させるランバック動作が
回避される。次に、下限側の過電流検出信号と過電流検
出信号との論理積が成立すると第2段階として発電機を
停止させる停止信号が出力される。
【0132】次に、本発明の第9実施例を図16を参照
して説明する。
【0133】図16が、第6実施例を示す図11と異な
る主な点は、図11に発電機1の機内に水素ガス23を
供給する水素ガス配管24に水素ガス圧力検出器25を
設け、水素ガス圧力信号Phを界磁巻線過電流保護設定
手段16RTへ入力して、水素ガス圧力信号Phに応じ
て界磁過電流保護設定信号を設定するようにしたことで
ある。
【0134】界磁巻線過電流保護設定手段16RTは、
発電機1の機内水素ガス圧力信号を取込み、予め設定さ
れる関数によって水素ガス圧力信号に応じて界磁過電流
保護設定信号を設定するのである。
【0135】以上の構成で、界磁巻線過電流保護設定手
段16RTでは、定格水素ガス圧力時の界磁過電流保護
設定信号g(t)から水素ガス圧力信号Phの減少分に
相当する界磁巻線過電流耐量の減少分y(Ph)が引か
れ界磁過電流保護設定信号Irtとされる。
【0136】すなわち、図17は発電機1の界磁巻線過
電流耐量曲線と界磁巻線過電流保護設定手段16RTの
設定値Irtが水素ガス圧力信号Phの値により変化す
ることを示す図である。上述したように界磁巻線過電流
保護設定手段16RTの設定値Irtを水素ガス圧力信
号Phの値に従って変化させることにより水素ガス圧力
信号Phの値が減少し、冷却能力が減少しても最適な界
磁過電流保護設定信号が得られる。
【0137】このように第9実施例によれば、予め設定
される関数によって水素ガス圧力信号に応じて界磁巻線
過電流保護設定信号が設定される。これによって、最適
な界磁巻線過電流保護設定信号が用いられるから各動作
が正確に行われ、発電機の許容出力の有効利用が図られ
る。
【0138】次に、本発明の第10実施例を図18を参
照して説明する。
【0139】図18が第1実施例を示す図1と異なる主
な点は、図1の保護装置14Aの代わりに、電機子巻線
温度検出器33と電機子巻線温度高設定手段34と電機
子巻線温度高検出手段35からなる保護装置14Lとし
たことである。
【0140】電機子巻線温度検出器33は、発電機1の
電機子巻線温度を検出して電機子巻線温度信号を出力す
るのである。電機子巻線温度高設定手段34は、予め電
機子巻線温度高を設定して電機子巻線温度設定信号を出
力するものである。
【0141】電機子巻線温度高検出手段35は、電機子
巻線温度信号が電機子巻線温度設定信号以上となると発
電機電圧設定器9の設定電圧を低下させ発電機1の出力
を減少させるように発電機電圧設定器9へ信号を出力す
るものである。
【0142】以上の構成で、電機子巻線温度検出器33
により検出された電機子巻線温度信号Taが界磁過電流
保護設定信号Irtの値に達すると、電機子巻線温度高
検出手段35の出力により、タービン出力制御装置18
とボイラ出力制御装置20に対して発電機出力を減少さ
せる信号が与えられる。さらに、励磁制御装置3の発電
機電圧設定器9に対して、発電機電圧を減少させる信号
が与えられ、発電機出力電流が減少される。
【0143】発電機1の出力電流が減少すると、電機子
巻線の温度が下がり電機子巻線温度設定信号Tstの値
以下になり発電機1の運転を継続させることができる。
なお、電機子巻線温度高検出手段35の出力により発電
機出力電流を減少させるにはタービン出力制御装置1
8、ボイラ出力制御装置20、発電機電圧設定器9のど
れか一つまたは複数の組合せの制御装置および設定器に
発電機出力電流を減少させる信号を与えればよい。
【0144】このように第10実施例によれば、電機子
巻線温度信号が電機子巻線温度設定信号以上となると、
発電機電圧設定器9の設定電圧を低下させ発電機1の出
力を減少させる信号が出力される。これにより、電機子
巻線温度信号の上昇が抑制され過熱を防止し発電機1の
運転が継続できる。
【0145】次に、本発明の第11実施例を図19を参
照して説明する。
【0146】図19が、第6実施例を示す図11と異な
る主な点は、保護装置14Hの代わりに界磁巻線温度検
出器37と界磁巻線温度高設定手段38と界磁巻線温度
高検出手段39からなる保護装置14Mを設けたことで
ある。
【0147】界磁巻線温度検出器37は、発電機1の界
磁巻線温度を検出して界磁巻線温度信号Ifを出力する
ものである。界磁巻線温度高設定手段38は、予め界磁
巻線温度高を設定し界磁巻線設定信号を出力するもので
ある。
【0148】界磁巻線温度高検出手段39は、界磁巻線
温度信号が界磁巻線設定信号以上となると発電機電圧設
定器9の設定電圧を低下させ界磁電流を減少させるよう
に発電機電圧設定器9へ界磁巻線温度高信号を出力する
ものである。
【0149】この構成で、界磁巻線温度検出器37によ
り検出された界磁巻線温度信号Tfが界磁巻線設定信号
Trtの値以上になると、界磁巻線温度高検出手段39
の出力により励磁制御装置3の発電機電圧設定器9に対
して発電機1の出力を減少させる信号が与えられ界磁電
流信号Ifを減少させる。界磁電流信号Ifが減少する
と界磁巻線温度信号Tfが界磁巻線設定信号Tstの値
以下になり界磁巻線の許容温度限界を越えることなく発
電機1の運転が継続される。
【0150】このように第11実施例によれば、界磁巻
線温度信号が界磁巻線温度設定信号以上となると、発電
機電圧設定器9の設定電圧を低下させ界磁電流信号を減
少させる信号が出力される。これにより、界磁巻線の温
度上昇が抑制され過熱が防止され発電機1の運転が継続
できる。
【0151】なお、本発明は第1実施例乃至第11実施
例に限定されず、次のように変形実施が可能である。
【0152】例えば、図1は火力発電プラントにおける
実施例を示しており、水力発電プラントでは図1に示す
ボイラ出力制御装置20、タービン出力制御装置18の
代わりに水車出力制御装置に電機子過電流検出手段か
ら、発電機1の出力を減少させる信号を与え発電機1の
出力電流を減少させ発電機1の運転を継続させることが
できる。
【0153】また、原子力発電プラントでは、図1に示
すボイラ出力制御装置20の代わりに原子炉の出力制御
装置に電機子過電流検出手段から発電機1の出力を減少
させる信号を与え発電機1の出力電流を減少させ発電機
1の運転を継続させることもできる。
【0154】また、図6と図16に示した水素ガス圧力
検出器の代わりに水素ガスの温度検出器を用いて、水素
ガスが上昇すると過電流保護設定信号を下げるようにし
て水素ガスの温度により過電流保護設定信号を変化させ
てもよい。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、電機子電流信号が増加しても、事前に電機子電流
信号を減少させるようにしたために即時停止という事態
が回避できる。従って、電力系統へ与える影響を極力避
けることができる。
【0156】請求項2の発明によれば、過電流ランバッ
ク検出信号と過電流検出信号との論理積の成立により停
止信号を発電機非常停止手段へ出力するようにしたため
に誤信号による誤停止信号が出力される事態が回避され
確実な動作が得られ信頼性が向上する。
【0157】請求項3の発明によれば、誤信号による電
機子電流信号を減少させるランバック動作を回避し、誤
信号による発電機の停止という事態を確実に回避でき
る。従って、発電機を即時停止させることが減少でき、
電力系統への電力を安定供給することができる。
【0158】請求項4の発明によれば、予め設定される
関数によって水素ガス圧力信号に応じて電機子過電流保
護設定信号を設定するために最適な過電流保護設定信号
が用いられるから各動作が正確に行われ、発電機の許容
出力の有効利用が図られる。
【0159】請求項5の発明によれば、予め設定される
関数によって固定子冷却水の圧力信号あるいは流量信号
若しくは温度信号のいずれかの信号に応じて電機子過電
流保護設定信号を設定するために最適な過電流保護設定
信号が用いられるから各動作が正確に行われ、発電機の
許容出力の有効利用が図られる。
【0160】請求項6の発明によれば、界磁電流信号が
増加しても、事前に界磁電流信号を減少させるようにし
たために発電機が即時停止という事態が回避できる。従
って、電力系統へ与える影響を極力避けることができ
る。
【0161】請求項7の発明によれば、過電流ランバッ
ク検出信号と過電流検出信号との論理積の成立により停
止信号を発電機非常停止手段へ出力するようにしたため
に誤信号による誤停止信号が出力される事態が回避され
確実な動作が得られ信頼性が向上する。
【0162】請求項8の発明によれば、誤信号による界
磁電流信号を減少させるランバック動作を回避し、誤信
号による発電機の停止という事態が回避でき、発電機を
即時停止させることが減少でき、電力系統への電力を安
定供給することができる。
【0163】請求項9の発明によれば、水素ガス圧力信
号に応じて界磁巻線過電流保護設定信号を設定するよう
にしために最適な界磁巻線過電流保護設定信号が用いら
れるから各動作が正確に行われ、発電機の許容出力の有
効利用が図られる。
【0164】請求項10の発明によれば、電機子巻線温
度信号が電機子巻線温度設定信号以上となると、発電機
電圧設定器の設定電圧を低下させ発電機の出力を減少さ
せるようにしために電機子巻線温度上昇を抑制して過熱
を防止し発電機の運転が継続できる。
【0165】請求項11の発明によれば、界磁巻線温度
信号が界磁巻線温度設定信号以上となると、発電機電圧
設定器の設定電圧を低下させ界磁電流信号を減少させる
ようにしために界磁巻線の温度上昇を抑制して過熱を防
止し、発電機の運転が継続できる。
【0166】請求項12の発明によれば、過電流ランバ
ック検出信号が発電機電圧設定器に限らずに発電機電圧
設定器とタービン出力制御装置とボイラ出力制御装置の
いずれかあるいはこれらの組合せ若しくは全てに出力す
るようにしために効果的に発電機の出力を減少させるこ
とができる。
【0167】請求項13の発明によれば、電機子巻線温
度が上昇したとき効果的に発電機出力を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す発電機の保護装置の
構成図である。
【図2】図1の発電機の保護装置に設定される各設定信
号を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す発電機の保護装置の
構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す発電機の保護装置の
構成図である。
【図5】図4の発電機の保護装置に設定される各設定信
号を示す説明図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す発電機の保護装置の
構成図である。
【図7】図6の発電機の保護装置に設定される各設定信
号を示す説明図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す発電機の保護装置の
構成図である。
【図9】図8の他の実施例を示す構成図である。
【図10】図8のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【図11】本発明の第6実施例を示す発電機の保護装置
の構成図である。
【図12】図11の発電機の保護装置に設定される各設
定信号を示す説明図である。
【図13】本発明の第7実施例を示す発電機の保護装置
の構成図である。
【図14】本発明の第8実施例を示す発電機の保護装置
の構成図である。
【図15】図14の発電機の保護装置に設定される各設
定信号を示す説明図である。
【図16】本発明の第9実施例を示す発電機の保護装置
の構成図である。
【図17】図16の発電機の保護装置に設定される各設
定信号を示す説明図である。
【図18】本発明の第10実施例を示す発電機の保護装
置の構成図である。
【図19】本発明の第11実施例を示す発電機の保護装
置の構成図である。
【図20】第1の従来例を示す発電機の保護装置の構成
図である。
【図21】図20の発電機の保護装置に設定される各設
定信号を示す説明図である。
【図22】第2の従来例を示す発電機の保護装置の構成
図である。
【図23】図22の発電機の保護装置に設定される各設
定信号を示す説明図である。
【符号の説明】
1 発電機 1a 電機子巻線 2 計器用変流器 3 励磁制御装置 4 界磁巻線 5 励磁用変圧器 6 サイリスタ整流器 7 計器用変圧器 8 自動電圧制御装置 9 発電機電圧設定器 10 発電機電流検出手段 11,11−2 電機子過電流検出手段 11−1 電機子過電流ランバック検出手段 11SA,11ST 電機子過電流保護設定手段 12 発電機非常停止手段 12A 警報手段 13 計器用変流器 14A〜14N,14P 保護装置 15 界磁電流検出手段 16,16−2 界磁過電流検出手段 16−1 界磁過電流ランバック検出手段 16RT,16RA 界磁巻線過電流保護設定手段 17 蒸気タービン 18 タービン出力制御装置 19 ボイラ 20 ボイラ出力制御装置 21,21−1,21−2,32,32−1,32−2
論理積演算手段 25 水素ガス圧力検出器 29 冷却水流量検出器 30 冷却水圧力検出器 31 冷却水温度検出器 33 電機子巻線温度検出器 34 電機子巻線温度高設定手段 35 電機子巻線温度高検出手段 36 分流器 37 界磁巻線温度検出器 38 界磁巻線温度高設定手段 39 界磁巻線温度高検出手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器の
    設定電圧となるように制御する自動電圧制御装置と、該
    自動電圧制御装置により制御され発電機の界磁巻線へ界
    磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設備の
    前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 発電機の電機子電流を検出して電機子電流信号を出力す
    る発電機電流検出手段と、 発電機の電機子過電流耐量以下に予め設定し電機子過電
    流保護設定信号を出力する電機子過電流保護設定手段
    と、 前記電機子電流信号が前記電機子過電流保護設定信号か
    ら所定値を減算した過電流ランバック設定信号以上とな
    ると過電流ランバック検出信号を警報信号として警報手
    段へ出力すると共に、前記発電機電圧設定器の前記設定
    電圧を低下させて前記電機子電流信号を減少させるよう
    に、前記発電機電圧設定器へ前記過電流ランバック検出
    信号を出力する電機子過電流ランバック検出手段と、 前記電機子電流信号が前記電機子過電流保護設定信号以
    上になると発電機を停止させるように停止信号を発電機
    非常停止手段へ出力する電機子過電流検出手段とを備え
    ることを特徴とする発電機の保護装置。
  2. 【請求項2】 前記電機子過電流ランバック検出手段が
    出力する過電流ランバック検出信号と前記電機子過電流
    検出手段が出力する過電流検出信号との論理積の成立に
    より発電機を停止させるように発電機非常停止手段へ停
    止信号を出力する論理積演算手段を付加することを特徴
    とする請求項1記載の発電機の保護装置。
  3. 【請求項3】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器の
    設定電圧となるように制御する自動電圧制御装置と、該
    自動電圧制御装置により制御され発電機の界磁巻線へ界
    磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設備の
    前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 発電機の電機子電流を検出して電機子電流信号を出力す
    る発電機電流検出手段と、 発電機の電機子過電流耐量以下に予め設定し電機子過電
    流保護設定信号を出力する電機子過電流保護設定手段
    と、 この電機子過電流保護設定手段により設定される電機子
    過電流保護設定信号より下限側へ設定し下限側の電機子
    過電流保護設定信号を出力する下限側の電機子過電流保
    護設定手段と、 前記電機子電流信号が前記下限側の電機子過電流保護設
    定信号以上となると、下限側の過電流検出信号を生成し
    警報信号として警報手段へ出力する下限側の電機子過電
    流検出手段と、 前記電機子電流信号が前記電機子過電流保護設定信号か
    ら所定値を減算した過電流ランバック設定信号以上とな
    ると過電流ランバック検出信号を出力する電機子過電流
    ランバック検出手段と、 前記電機子電流信号が前記電機子過電流保護設定信号以
    上となると過電流検出信号を出力する電機子過電流検出
    手段と、 前記下限側の過電流検出信号を取込み、前記過電流ラン
    バック検出信号との論理積の成立により前記発電機電圧
    設定器の前記設定電圧を低下させ前記電機子電流信号を
    減少させるように前記発電機電圧設定器へ信号を出力す
    る第1の論理積演算手段と、 前記下限側の過電流検出信号を取込み、前記過電流検出
    信号との論理積の成立により発電機を停止するように発
    電機非常停止手段へ停止信号を出力する第2の論理積演
    算手段とを備えることを特徴とする発電機の保護装置。
  4. 【請求項4】 発電機の機内水素ガス圧力信号を取込
    み、予め設定される関数によって水素ガス圧力信号に応
    じて前記電機子過電流保護設定信号を設定することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれかの発電機
    の保護装置。
  5. 【請求項5】 予め設定される関数によって、発電機の
    固定子冷却水の圧力信号あるいは流量信号若しくは温度
    信号のいずれかの信号に応じて前記電機子過電流保護設
    定信号を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載のいずれかの発電機の保護装置。
  6. 【請求項6】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器の
    設定電圧となるように界磁電流を制御する励磁制御装置
    と、該励磁制御装置により制御され発電機の界磁巻線へ
    界磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設備
    の前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 発電機の界磁電流を検出して界磁電流信号を出力する界
    磁電流検出手段と、 発電機の界磁巻線過電流耐量以下に予め設定し界磁過電
    流保護設定信号を出力する界磁巻線過電流保護設定手段
    と、 前記界磁電流信号が前記界磁巻線過電流保護設定信号か
    ら所定値を減算した過電流ランバック設定信号以上とな
    ると過電流ランバック検出信号を警報信号として警報手
    段へ出力すると共に、前記発電機電圧設定器の前記設定
    電圧を低下させて前記界磁電流信号を減少させるように
    前記発電機電圧設定器へ前記過電流ランバック検出信号
    を出力する界磁過電流ランバック検出手段と、 前記界磁巻線電流信号が前記界磁巻線過電流保護設定信
    号以上になると発電機を停止させるように停止信号を発
    電機非常停止手段へ出力する界磁過電流検出手段とを備
    えることを特徴とする発電機の保護装置。
  7. 【請求項7】 前記界磁過電流ランバック検出手段が出
    力する過電流ランバック検出信号と前記界磁過電流検出
    手段が出力する過電流検出信号との論理積の成立により
    発電機を停止させるように発電機非常停止手段へ停止信
    号を出力する論理積演算手段を付加することを特徴とす
    る請求項6記載の発電機の保護装置。
  8. 【請求項8】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器の
    設定電圧となるように界磁電流を制御する励磁制御装置
    と、該励磁制御装置により制御され発電機の界磁巻線へ
    界磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設備
    の前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 発電機の界磁電流を検出して界磁電流信号を出力する界
    磁電流検出手段と、 発電機の界磁巻線過電流耐量以下に予め設定し界磁過電
    流保護設定信号を出力する界磁巻線過電流保護設定手段
    と、 この界磁巻線過電流保護設定手段により設定される電機
    子過電流保護設定信号より下限側へ設定し下限側の界磁
    過電流保護設定信号を出力する下限側の界磁巻線過電流
    保護設定手段と、 前記界磁電流信号が前記下限側の界磁巻線過電流保護設
    定信号以上となると、下限側の過電流検出信号を生成し
    警報信号として警報手段へ出力する下限側の界磁過電流
    検出手段と、 前記界磁電流信号が前記界磁過電流保護設定信号から所
    定値を減算した過電流ランバック設定信号以上となると
    過電流ランバック検出信号を出力する界磁過電流ランバ
    ック検出手段と、 前記界磁電流信号が前記界磁過電流保護設定信号以上と
    なると過電流検出信号を出力する界磁過電流検出手段
    と、 前記下限側の過電流検出信号を取込み、前記過電流ラン
    バック検出信号との論理積の成立により前記発電機電圧
    設定器の前記設定電圧を低下させ前記界磁電流信号を減
    少させるように前記発電機電圧設定器へ信号を出力する
    第1の論理積演算手段と、 前記下限側の過電流検出信号を取込み、前記過電流検出
    信号との論理積の成立により発電機を停止させるように
    発電機非常停止手段へ停止信号を出力する第2の論理積
    演算手段とを備えることを特徴とする発電機の保護装
    置。
  9. 【請求項9】 発電機の機内水素ガス圧力信号を取込
    み、予め設定される関数によって水素ガス圧力信号に応
    じて前記界磁過電流保護設定信号を設定することを特徴
    とする請求項6乃至請求項8記載のいずれかの発電機の
    保護装置。
  10. 【請求項10】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器
    の設定電圧となるように制御する自動電圧制御装置と、
    該自動電圧制御装置により制御され発電機の界磁巻線へ
    界磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設備
    の前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 前記発電機の電機子巻線温度を検出して電機子巻線温度
    信号を出力する電機子巻線温度検出器と、 予め電機子巻線温度高を設定して電機子巻線温度設定信
    号を出力する電機子巻線温度高設定手段と、 前記電機子巻線温度信号が前記電機子巻線温度設定信号
    以上となると前記発電機電圧設定器の前記設定電圧を低
    下させ前記発電機の出力を減少させるように前記発電機
    電圧設定器へ信号を出力する電機子巻線温度高検出手段
    とを備えることを特徴とする発電機の保護装置。
  11. 【請求項11】 発電機の出力電圧が発電機電圧設定器
    の設定電圧となるように界磁電流を制御する励磁制御装
    置と、該励磁制御装置により制御され発電機の界磁巻線
    へ界磁電流を供給する励磁装置とを具備してなる発電設
    備の前記発電機を保護する発電機の保護装置において、 前記発電機の界磁巻線温度を検出して界磁巻線温度信号
    を出力する界磁巻線温度検出器と、 予め界磁巻線温度高を設定し界磁巻線設定信号を出力す
    る界磁巻線温度高設定手段と、 前記界磁巻線温度信号が前記界磁巻線設定信号以上とな
    ると前記発電機電圧設定器の前記設定電圧を低下させ前
    記界磁電流を減少させるように発電機電圧設定器へ界磁
    巻線温度高信号を出力する界磁巻線温度高検出手段とを
    備えることを特徴とする発電機の保護装置。
  12. 【請求項12】 前記電機子電流信号が減少するように
    前記過電流ランバック検出信号を前記発電機電圧設定器
    とタービン出力制御装置とボイラ出力制御装置のいずれ
    かあるいはこれらの組合せに出力することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5記載のいずれかの発電機の保護装
    置。
  13. 【請求項13】 前記発電機出力信号を減少させるよう
    に前記発電機電圧設定器とタービン出力制御装置とボイ
    ラ出力制御装置とのいずれかあるいはこれらの組合せに
    対して前記信号を出力することを特徴とする請求項10
    記載の発電機の保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004357428A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Mitsubishi Electric Corp 発電機制御装置
CN106505524A (zh) * 2016-12-01 2017-03-15 国网浙江省电力公司电力科学研究院 一种发电厂非全相保护方法

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