JPH08308058A - 電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法 - Google Patents
電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法Info
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- JPH08308058A JPH08308058A JP7112152A JP11215295A JPH08308058A JP H08308058 A JPH08308058 A JP H08308058A JP 7112152 A JP7112152 A JP 7112152A JP 11215295 A JP11215295 A JP 11215295A JP H08308058 A JPH08308058 A JP H08308058A
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- insulator
- insulating material
- reinforcing insulator
- reinforcing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配合剤のブリードアウトを防止して補強絶縁
体の特性を良好な状態に維持し得る電力ケーブル接続用
補強絶縁体の保存方法を提供すること。 【構成】 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤
が残存すること、絶縁性材料よりなること、電力ケ
ーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め成形され
ていること、および電力ケーブルの接続部の周囲に配
設した後、加熱により融解、架橋せしめることによって
電力ケーブル絶縁体と一体化されること、という特性を
有する電力ケーブル接続用補強絶縁体を40℃以下の温
度下に保持する方法、ならびに当該補強絶縁体を真空下
または不活性ガス雰囲気下に保持する方法の少なくとも
一方を用いることを特徴とする電力ケーブル接続用補強
絶縁体の保存方法。
体の特性を良好な状態に維持し得る電力ケーブル接続用
補強絶縁体の保存方法を提供すること。 【構成】 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤
が残存すること、絶縁性材料よりなること、電力ケ
ーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め成形され
ていること、および電力ケーブルの接続部の周囲に配
設した後、加熱により融解、架橋せしめることによって
電力ケーブル絶縁体と一体化されること、という特性を
有する電力ケーブル接続用補強絶縁体を40℃以下の温
度下に保持する方法、ならびに当該補強絶縁体を真空下
または不活性ガス雰囲気下に保持する方法の少なくとも
一方を用いることを特徴とする電力ケーブル接続用補強
絶縁体の保存方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブル接続用補
強絶縁体の保存方法に関し、詳しくは電力ケーブル接続
用補強絶縁体から架橋剤その他の配合剤が該絶縁体表面
へ露出すること(所謂ブリードアウト現象)を防止して
補強絶縁体の特性を良好な状態に維持し得る電力ケーブ
ル接続用補強絶縁体の保存方法に関する。
強絶縁体の保存方法に関し、詳しくは電力ケーブル接続
用補強絶縁体から架橋剤その他の配合剤が該絶縁体表面
へ露出すること(所謂ブリードアウト現象)を防止して
補強絶縁体の特性を良好な状態に維持し得る電力ケーブ
ル接続用補強絶縁体の保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル(以
下、CVケーブルと称す)用の中間接続部として、例え
ば架橋剤を添加したポリエチレンを補強絶縁体とし、こ
れをケーブル絶縁体と架橋し、一体化させる方式(モー
ルド方式)によるものが実施されている。
下、CVケーブルと称す)用の中間接続部として、例え
ば架橋剤を添加したポリエチレンを補強絶縁体とし、こ
れをケーブル絶縁体と架橋し、一体化させる方式(モー
ルド方式)によるものが実施されている。
【0003】上記モールド方式により成形された接続部
のなかでも、超高圧送電線路を接続する際には、接続現
場でケーブルを製造するのと同様にして押出機により補
強絶縁体としてポリエチレンを押出成形し、さらに外部
半導電層を設けた後加熱架橋する押出モールドタイプの
ものが用いられている。
のなかでも、超高圧送電線路を接続する際には、接続現
場でケーブルを製造するのと同様にして押出機により補
強絶縁体としてポリエチレンを押出成形し、さらに外部
半導電層を設けた後加熱架橋する押出モールドタイプの
ものが用いられている。
【0004】この押出モールドタイプによって形成され
た接続部は、電気絶縁性の点で非常に優れた性能および
信頼性を有するものであるが、施工に熟練を要する上、
湿気、ホコリ等の異物の混入を避けるため作業環境を厳
密に管理する必要があり、また多くの施工時間を要する
という問題がある。
た接続部は、電気絶縁性の点で非常に優れた性能および
信頼性を有するものであるが、施工に熟練を要する上、
湿気、ホコリ等の異物の混入を避けるため作業環境を厳
密に管理する必要があり、また多くの施工時間を要する
という問題がある。
【0005】一方、他の電力ケーブル接続部の成形方法
として、エポキシユニットと合成ゴム製プレモールド絶
縁体とを用いたプレハブタイプのものがある。このプレ
ハブタイプは、上記押出モールドタイプに比して施工は
簡略であるが、形状および重量が大きく、また複数種類
の絶縁体材料を用いて接続部を形成しているため長期間
の使用により経時変化が生じやすいという問題がある。
として、エポキシユニットと合成ゴム製プレモールド絶
縁体とを用いたプレハブタイプのものがある。このプレ
ハブタイプは、上記押出モールドタイプに比して施工は
簡略であるが、形状および重量が大きく、また複数種類
の絶縁体材料を用いて接続部を形成しているため長期間
の使用により経時変化が生じやすいという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記のような
問題を解決するものとして、本発明者らは下記〜の
特性を有する電力ケーブル接続用補強絶縁体を創製し
た。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
部分架橋されて成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 当該電力ケーブル接続用補強絶縁体は、前記押出モール
ドタイプと同様に絶縁性材料(例えば、架橋剤添加ポリ
エチレン)を用い、品質管理の容易な工場等で予め未反
応の架橋剤が残存する状態に成形しておき、これを用い
て別の作業現場でケーブルの接続部を組み立て(電力ケ
ーブルの接続部の周囲に配設)、加熱・加圧モールドし
て該ケーブルの絶縁体と補強絶縁体とを密着一体化させ
て接続部を形成する方式(ブロックモールドタイプ)に
使用されうる。
問題を解決するものとして、本発明者らは下記〜の
特性を有する電力ケーブル接続用補強絶縁体を創製し
た。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
部分架橋されて成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 当該電力ケーブル接続用補強絶縁体は、前記押出モール
ドタイプと同様に絶縁性材料(例えば、架橋剤添加ポリ
エチレン)を用い、品質管理の容易な工場等で予め未反
応の架橋剤が残存する状態に成形しておき、これを用い
て別の作業現場でケーブルの接続部を組み立て(電力ケ
ーブルの接続部の周囲に配設)、加熱・加圧モールドし
て該ケーブルの絶縁体と補強絶縁体とを密着一体化させ
て接続部を形成する方式(ブロックモールドタイプ)に
使用されうる。
【0007】上記ブロックモールドタイプによれば、作
業環境の管理が容易なため製造工程が簡略で、かつ異種
絶縁体の界面がないため経時変化の問題が少なく信頼性
に優れる接続部が得られる。
業環境の管理が容易なため製造工程が簡略で、かつ異種
絶縁体の界面がないため経時変化の問題が少なく信頼性
に優れる接続部が得られる。
【0008】上記のようなブロックモールドタイプの補
強絶縁体は、接続現場で加熱・加圧モールドされる際に
架橋反応が生じるようにする必要があるため、電力ケー
ブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め成形される
際には、この成形温度を、架橋反応が完全には生じない
温度に調節することにより、未反応の架橋剤を当該補強
絶縁体中に残存させた状態で補強絶縁体が製造される。
さらに、電力ケーブルでは通電時にかなりの高温となる
ため、上記絶縁性材料中には、架橋剤の他にも酸化防止
剤が配合されている。ここで、上記補強絶縁体が製造さ
れてから接続現場で組立て・モールドされるまでの間
に、例えば40℃を越える高温下に長期間保管しておく
と、架橋剤、酸化防止剤等の配合剤が当該補強絶縁体か
らその表面に露出(ブリードアウト)し、その結果、当
該補強絶縁体中の配合剤の含有量が減少して、補強絶縁
体の諸特性の低下をもたらす。また、当該補強絶縁体に
配合された配合剤が空気中の酸素や湿気と反応して、各
配合剤の所望の効果が得られにくくなる。
強絶縁体は、接続現場で加熱・加圧モールドされる際に
架橋反応が生じるようにする必要があるため、電力ケー
ブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め成形される
際には、この成形温度を、架橋反応が完全には生じない
温度に調節することにより、未反応の架橋剤を当該補強
絶縁体中に残存させた状態で補強絶縁体が製造される。
さらに、電力ケーブルでは通電時にかなりの高温となる
ため、上記絶縁性材料中には、架橋剤の他にも酸化防止
剤が配合されている。ここで、上記補強絶縁体が製造さ
れてから接続現場で組立て・モールドされるまでの間
に、例えば40℃を越える高温下に長期間保管しておく
と、架橋剤、酸化防止剤等の配合剤が当該補強絶縁体か
らその表面に露出(ブリードアウト)し、その結果、当
該補強絶縁体中の配合剤の含有量が減少して、補強絶縁
体の諸特性の低下をもたらす。また、当該補強絶縁体に
配合された配合剤が空気中の酸素や湿気と反応して、各
配合剤の所望の効果が得られにくくなる。
【0009】本発明の目的は、上記のような課題を解決
し、配合剤が補強絶縁体表面にブリードアウトするのを
防止して補強絶縁体の特性を良好な状態に維持し得る電
力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法を提供すること
にある。
し、配合剤が補強絶縁体表面にブリードアウトするのを
防止して補強絶縁体の特性を良好な状態に維持し得る電
力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、以下の本
発明により上記目的が達成されることを見出した。即
ち、本発明は次の通りである。 (1)下記〜の特性を有する電力ケーブル接続用補強
絶縁体を40℃以下の温度下に保持する方法、ならびに
当該補強絶縁体を真空下または不活性ガス雰囲気下に保
持する方法の少なくとも一方を用いることを特徴とする
電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 (2)当該補強絶縁体を気体透過性の低いフイルムにて被
覆することおよび/または気体透過性の低い形状保持性
容器に封入することによる前記(1)の電力ケーブル接続
用補強絶縁体の保存方法。 (3)当該絶縁性材料が低密度ポリエチレンよりなり、か
つ酸化防止剤を含有せしめてなることを特徴とする前記
(1)または(2)の電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方
法。 なお本発明において、「保存」とは、電力ケーブル接続
用補強絶縁体をその作成時から使用時までの間、保存す
ることを意味し、例えば倉庫等に収納されている間や接
続現場に搬送される間に補強絶縁体が置かれる雰囲気を
管理すること等が包含される。
発明により上記目的が達成されることを見出した。即
ち、本発明は次の通りである。 (1)下記〜の特性を有する電力ケーブル接続用補強
絶縁体を40℃以下の温度下に保持する方法、ならびに
当該補強絶縁体を真空下または不活性ガス雰囲気下に保
持する方法の少なくとも一方を用いることを特徴とする
電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 (2)当該補強絶縁体を気体透過性の低いフイルムにて被
覆することおよび/または気体透過性の低い形状保持性
容器に封入することによる前記(1)の電力ケーブル接続
用補強絶縁体の保存方法。 (3)当該絶縁性材料が低密度ポリエチレンよりなり、か
つ酸化防止剤を含有せしめてなることを特徴とする前記
(1)または(2)の電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方
法。 なお本発明において、「保存」とは、電力ケーブル接続
用補強絶縁体をその作成時から使用時までの間、保存す
ることを意味し、例えば倉庫等に収納されている間や接
続現場に搬送される間に補強絶縁体が置かれる雰囲気を
管理すること等が包含される。
【0011】
【作用】本発明は、当該補強絶縁体を製造してから接続
現場で組立て・モールドするまでの間に、当該補強絶縁
体が置かれる雰囲気の温度を特定範囲内に制御すること
で、当該補強絶縁体に配合された配合剤のブリードアウ
トを抑制し、あるいは当該雰囲気を真空または不活性ガ
ス雰囲気としておくことで、配合剤が空気中の酸素や湿
気と反応することを抑制し、これによって当該補強絶縁
体中の所期の効果を発揮する配合剤が減少することを抑
制するようにしたものである。
現場で組立て・モールドするまでの間に、当該補強絶縁
体が置かれる雰囲気の温度を特定範囲内に制御すること
で、当該補強絶縁体に配合された配合剤のブリードアウ
トを抑制し、あるいは当該雰囲気を真空または不活性ガ
ス雰囲気としておくことで、配合剤が空気中の酸素や湿
気と反応することを抑制し、これによって当該補強絶縁
体中の所期の効果を発揮する配合剤が減少することを抑
制するようにしたものである。
【0012】本発明の保存の対象は、下記〜の特性
を有する電力ケーブル接続用補強絶縁体である。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 かかる電力ケーブル接続用補強絶縁体の具体例として
は、例えば図2に示すような、ケーブルを挿入して接続
するもの(挿入方式)以外にも、例えば図3に示すよう
に、ケーブルの軸方向または径方向に少なくとも2分割
以上に分けて成形されたもの(分割方式)等が例示され
る。ところで、図2はこのブロックモールドタイプによ
り接続部を組み立てた状態の一例を示す模式断面図であ
る。同図において、Sは予め成形された筒状の電力ケー
ブル接続用補強絶縁体であり、その両端部のケーブル挿
入孔40、40aにケーブル1および1aが、それぞれ
挿入され固定されている。この接続部分は、この後加熱
・加圧モールドされ、該補強絶縁体Sとケーブル絶縁体
3、3aとの間が密着一体化するようになる。また、図
3に示す例では、分割成形された補強絶縁体S1、S2
がケーブル1、1aの接続部分に装着され、これが加熱
・加圧モールドされてケーブル接続部が形成される。
を有する電力ケーブル接続用補強絶縁体である。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 かかる電力ケーブル接続用補強絶縁体の具体例として
は、例えば図2に示すような、ケーブルを挿入して接続
するもの(挿入方式)以外にも、例えば図3に示すよう
に、ケーブルの軸方向または径方向に少なくとも2分割
以上に分けて成形されたもの(分割方式)等が例示され
る。ところで、図2はこのブロックモールドタイプによ
り接続部を組み立てた状態の一例を示す模式断面図であ
る。同図において、Sは予め成形された筒状の電力ケー
ブル接続用補強絶縁体であり、その両端部のケーブル挿
入孔40、40aにケーブル1および1aが、それぞれ
挿入され固定されている。この接続部分は、この後加熱
・加圧モールドされ、該補強絶縁体Sとケーブル絶縁体
3、3aとの間が密着一体化するようになる。また、図
3に示す例では、分割成形された補強絶縁体S1、S2
がケーブル1、1aの接続部分に装着され、これが加熱
・加圧モールドされてケーブル接続部が形成される。
【0013】当該補強絶縁体は、通常絶縁性のポリマー
よりなり、ポリオレフィン、特にポリエチレン(好適に
は低密度ポリエチレン)よりなることが好ましい。当該
ポリマーには架橋剤が配合されており、架橋剤として
は、ジクミルパーオキサイド、1,3-ビス(t-ブチルパー
オキシ−イソプロピル)ベンゼン、2,5'- ジメチル-2,
5'-ジ(t-ブチルパーオキシ)- ヘキシン-3等が挙げら
れる。架橋剤の配合量は、ポリエチレン等の絶縁性のポ
リマー100重量部に対し、通常0.5〜3.5重量部
程度、好ましくは1.5〜2.5重量部、より好ましく
は1.8〜2.0重量部程度である。
よりなり、ポリオレフィン、特にポリエチレン(好適に
は低密度ポリエチレン)よりなることが好ましい。当該
ポリマーには架橋剤が配合されており、架橋剤として
は、ジクミルパーオキサイド、1,3-ビス(t-ブチルパー
オキシ−イソプロピル)ベンゼン、2,5'- ジメチル-2,
5'-ジ(t-ブチルパーオキシ)- ヘキシン-3等が挙げら
れる。架橋剤の配合量は、ポリエチレン等の絶縁性のポ
リマー100重量部に対し、通常0.5〜3.5重量部
程度、好ましくは1.5〜2.5重量部、より好ましく
は1.8〜2.0重量部程度である。
【0014】酸化防止剤としては、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤等が例示される。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、公知のも
のが使用でき、例えば、テトラキス〔メチレン-3-(3,5-
ジ-tert-ブチル-4- ヒドロキシフェノール)プロピオネ
ート〕(チバガイギー社製イルガノックス1010)、
2,2-チオ〔ジエチル- ビス-3- (3,5-ジ-tert-ブチル-4
- ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕(チバガイ
ギー社製イルガノックス1035)、4,4'- チオビス
(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール)(大内新興社製
ノクラック300)、4,4'- メチレン−ビス−(3,5-ジ
-tert-ブチルフェノール)(英ICI社製アイオノック
ス220)、アミン系酸化防止剤としては、例えば N,
N'-ジ- β-ナフチル-p- フェニレンジアミン(大内新興
社製ノクラックホワイト)、 N,N'-ジフェニル-p- フェ
ニレンジアミン(大内新興社製ノクラックDP)、 N,
N'-ジイソプロピル-p- フェニレンジアミン(デュポン
社製アンチオキシダントNo.23)、 N,N'-ビス(1-
メチル- ヘプチル)-p- フェニレンジアミン(Eastmanc
hem社製 Eastzone 30)、フェニル,ヘキシル-p- フ
ェニレンジアミン(Pennwalt社製NTO3’3’)、
N,N'-ジ- β- ナフチル-p- フェニレンジアミン(精工
化学社製 Nonfelex F )、 N,N'-ビス(1-エチル,3-メ
チルペンチル)-p-フェニレンジアミン(ユニロイヤル
社製 Flexzon8-L )、2-メルカプトメチルベンズイミダ
ゾール(大内新興社製ノクラックMMB)、2-メルカプ
トメチルベンズイミダゾール亜鉛塩(大内新興社製ノク
ラックMMBZ)等が挙げられる。上記の酸化防止剤の
なかでも、耐熱性の点からヒンダードフェノール系酸化
防止剤、特に4,4'- チオビス(3-メチル-6-tert-ブチル
フェノール)が好ましい。これらの酸化防止剤の配合量
は、それぞれポリマー100重量部に対し、通常0.0
5〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、
より好ましくは0.1〜1.0重量部である。また、架
橋助剤や加工助剤等を配合してもよい。
ル系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤等が例示される。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、公知のも
のが使用でき、例えば、テトラキス〔メチレン-3-(3,5-
ジ-tert-ブチル-4- ヒドロキシフェノール)プロピオネ
ート〕(チバガイギー社製イルガノックス1010)、
2,2-チオ〔ジエチル- ビス-3- (3,5-ジ-tert-ブチル-4
- ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕(チバガイ
ギー社製イルガノックス1035)、4,4'- チオビス
(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール)(大内新興社製
ノクラック300)、4,4'- メチレン−ビス−(3,5-ジ
-tert-ブチルフェノール)(英ICI社製アイオノック
ス220)、アミン系酸化防止剤としては、例えば N,
N'-ジ- β-ナフチル-p- フェニレンジアミン(大内新興
社製ノクラックホワイト)、 N,N'-ジフェニル-p- フェ
ニレンジアミン(大内新興社製ノクラックDP)、 N,
N'-ジイソプロピル-p- フェニレンジアミン(デュポン
社製アンチオキシダントNo.23)、 N,N'-ビス(1-
メチル- ヘプチル)-p- フェニレンジアミン(Eastmanc
hem社製 Eastzone 30)、フェニル,ヘキシル-p- フ
ェニレンジアミン(Pennwalt社製NTO3’3’)、
N,N'-ジ- β- ナフチル-p- フェニレンジアミン(精工
化学社製 Nonfelex F )、 N,N'-ビス(1-エチル,3-メ
チルペンチル)-p-フェニレンジアミン(ユニロイヤル
社製 Flexzon8-L )、2-メルカプトメチルベンズイミダ
ゾール(大内新興社製ノクラックMMB)、2-メルカプ
トメチルベンズイミダゾール亜鉛塩(大内新興社製ノク
ラックMMBZ)等が挙げられる。上記の酸化防止剤の
なかでも、耐熱性の点からヒンダードフェノール系酸化
防止剤、特に4,4'- チオビス(3-メチル-6-tert-ブチル
フェノール)が好ましい。これらの酸化防止剤の配合量
は、それぞれポリマー100重量部に対し、通常0.0
5〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、
より好ましくは0.1〜1.0重量部である。また、架
橋助剤や加工助剤等を配合してもよい。
【0015】本発明においては、架橋剤が配合された絶
縁性材料を、架橋反応が完全には生じない温度下(架橋
剤の種類や配合量等にもよるが、通常120〜140℃
程度)にて、押出成形等により成形して補強絶縁体を製
造した後、この補強絶縁体を、40℃以下、好ましくは
30℃以下、さらに好ましくは10〜20℃の温度下に
保持する方法、ならびに当該補強絶縁体を真空下または
不活性ガス雰囲気下に保持する方法の少なくとも一方に
より保存する。なお、補強絶縁体を10℃より低い温度
下に保持すると、該補強絶縁体に結露が生じることがあ
る。
縁性材料を、架橋反応が完全には生じない温度下(架橋
剤の種類や配合量等にもよるが、通常120〜140℃
程度)にて、押出成形等により成形して補強絶縁体を製
造した後、この補強絶縁体を、40℃以下、好ましくは
30℃以下、さらに好ましくは10〜20℃の温度下に
保持する方法、ならびに当該補強絶縁体を真空下または
不活性ガス雰囲気下に保持する方法の少なくとも一方に
より保存する。なお、補強絶縁体を10℃より低い温度
下に保持すると、該補強絶縁体に結露が生じることがあ
る。
【0016】上記補強絶縁体を保持する温度範囲が40
℃を越えると、配合剤のブリードアウトが著しくなって
補強絶縁体の特性が大きく低下する。
℃を越えると、配合剤のブリードアウトが著しくなって
補強絶縁体の特性が大きく低下する。
【0017】また、当該補強絶縁体が空気と接触する状
態にあると、当該補強絶縁体に配合された配合剤が空気
中の酸素や湿気と反応することがあるが、補強絶縁体を
真空下または不活性ガス雰囲気下に保持することによっ
て、配合剤が酸素や湿気と反応することを防止すること
ができ、これにより、配合剤の減少を効果的に防止する
ことができる。
態にあると、当該補強絶縁体に配合された配合剤が空気
中の酸素や湿気と反応することがあるが、補強絶縁体を
真空下または不活性ガス雰囲気下に保持することによっ
て、配合剤が酸素や湿気と反応することを防止すること
ができ、これにより、配合剤の減少を効果的に防止する
ことができる。
【0018】上記不活性ガスとしては、He、Ne、A
r等の希ガス類、窒素ガス等が例示される。
r等の希ガス類、窒素ガス等が例示される。
【0019】本発明においては、上記のように当該補強
絶縁体が置かれる雰囲気の温度を制御し、あるいは当該
雰囲気を真空または不活性ガス雰囲気としておくように
するため、当該雰囲気を外気と遮断された状態としてお
くことが必要である。当該補強絶縁体が置かれる雰囲気
を外気と遮断する方法としては、当該補強絶縁体を、気
体透過性の低いフイルムにて被覆することや、気体透過
性の低い形状保持性容器に封入すること等の方法を、そ
れぞれ単独で、あるいはこれらを組み合わせて用いるこ
とが例示される。
絶縁体が置かれる雰囲気の温度を制御し、あるいは当該
雰囲気を真空または不活性ガス雰囲気としておくように
するため、当該雰囲気を外気と遮断された状態としてお
くことが必要である。当該補強絶縁体が置かれる雰囲気
を外気と遮断する方法としては、当該補強絶縁体を、気
体透過性の低いフイルムにて被覆することや、気体透過
性の低い形状保持性容器に封入すること等の方法を、そ
れぞれ単独で、あるいはこれらを組み合わせて用いるこ
とが例示される。
【0020】補強絶縁体を搬送する間の温度管理は、公
知の方法により行えばよい。
知の方法により行えばよい。
【0021】図1は、本発明の方法により補強絶縁体が
保存されている状態として好ましい例を示す一部切欠斜
視図である。同図に示す態様においては、補強絶縁体S
が封入された気密性のフイルムよりなる包装体31が、
別の気密性のフイルムよりなる包装体32に封入され、
さらにこれが高強度の容器30に収納されている。上記
包装体31は、補強絶縁体Sが装填された後、内部の空
気は不活性ガスで置換されている。一方、上記包装体3
2には、補強絶縁体Sが封入された包装体31ととも
に、乾燥剤34が封入され、内部の湿気が除去されてい
る。
保存されている状態として好ましい例を示す一部切欠斜
視図である。同図に示す態様においては、補強絶縁体S
が封入された気密性のフイルムよりなる包装体31が、
別の気密性のフイルムよりなる包装体32に封入され、
さらにこれが高強度の容器30に収納されている。上記
包装体31は、補強絶縁体Sが装填された後、内部の空
気は不活性ガスで置換されている。一方、上記包装体3
2には、補強絶縁体Sが封入された包装体31ととも
に、乾燥剤34が封入され、内部の湿気が除去されてい
る。
【0022】上記包装体31、32としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン等の樹
脂製フィルムよりなるもの、アルミ、銅等の金属フィル
ムよりなるもの等が例示される。
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン等の樹
脂製フィルムよりなるもの、アルミ、銅等の金属フィル
ムよりなるもの等が例示される。
【0023】上記乾燥剤34としては、シリカゲル、五
酸化リン、炭酸カルシウム等が例示される。なおこの乾
燥剤34は、取扱が簡便となるよう、紙、織布、不織布
等の通気性の高い材料よりなる袋に充填して用いること
が好ましい。
酸化リン、炭酸カルシウム等が例示される。なおこの乾
燥剤34は、取扱が簡便となるよう、紙、織布、不織布
等の通気性の高い材料よりなる袋に充填して用いること
が好ましい。
【0024】上記容器30としては、運搬に便利な長方
形状、円筒状等の箱型形状を保持し得るものが好まし
い。図1に示す容器30は、蓋36を有する長方形状の
箱型のものとなっている。また上記容器30は、内容物
を保護するのに十分な機械的強度を有する材料よりなる
ものであることが好ましく、このような材料として、ジ
ュラルミン等の金属等が例示される。
形状、円筒状等の箱型形状を保持し得るものが好まし
い。図1に示す容器30は、蓋36を有する長方形状の
箱型のものとなっている。また上記容器30は、内容物
を保護するのに十分な機械的強度を有する材料よりなる
ものであることが好ましく、このような材料として、ジ
ュラルミン等の金属等が例示される。
【0025】さらに上記容器30は、気体透過性の低い
構造を有することが好ましい。このように容器30を気
体透過性の低い構造とするには、例えば図1に示すよう
に、容器30の本体部と蓋36との間に、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム等のゴム等よりなるシール材35を設け
る等の自体既知の手段を用いればよい。
構造を有することが好ましい。このように容器30を気
体透過性の低い構造とするには、例えば図1に示すよう
に、容器30の本体部と蓋36との間に、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム等のゴム等よりなるシール材35を設け
る等の自体既知の手段を用いればよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を示しより具体的に説
明する。なお、もとより本発明はこれらに限定されるも
のではない。
明する。なお、もとより本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0027】実施例1 (補強絶縁体の作製)低密度ポリエチレン100重量部
に対し、架橋剤(ジクミルパーオキサイド)1.9重量
部、酸化防止剤〔4,4'- チオビス(3-メチル-6-tert-ブ
チルフェノール)〕0.2重量部を配合し、これを成形
温度125℃にて押出成形して図1に示すものと同様の
ブロックモールドタイプの補強絶縁体Sを作製した。
に対し、架橋剤(ジクミルパーオキサイド)1.9重量
部、酸化防止剤〔4,4'- チオビス(3-メチル-6-tert-ブ
チルフェノール)〕0.2重量部を配合し、これを成形
温度125℃にて押出成形して図1に示すものと同様の
ブロックモールドタイプの補強絶縁体Sを作製した。
【0028】(補強絶縁体の保存)上記補強絶縁体S
を、図1と同様にして、ポリエチレン製の袋31に入
れ、該袋31内部の空気を排気して窒素ガスを充填し、
さらにこの窒素ガスを排気した後、新たに窒素ガスを充
填した。この窒素ガスの充填および排気の操作を3回繰
り返した後、該袋31をシールした。ついで、この袋3
1を、乾燥剤(シリカゲル)34とともに別のポリエチ
レン製の袋32に入れ、内部の空気を排気してシールし
た。この後、この袋32を、図1に示すものと同様の構
造を有するジュラルミン製容器30に収納し、この容器
30を、内部の温度を30℃に保った室内に保管した。
を、図1と同様にして、ポリエチレン製の袋31に入
れ、該袋31内部の空気を排気して窒素ガスを充填し、
さらにこの窒素ガスを排気した後、新たに窒素ガスを充
填した。この窒素ガスの充填および排気の操作を3回繰
り返した後、該袋31をシールした。ついで、この袋3
1を、乾燥剤(シリカゲル)34とともに別のポリエチ
レン製の袋32に入れ、内部の空気を排気してシールし
た。この後、この袋32を、図1に示すものと同様の構
造を有するジュラルミン製容器30に収納し、この容器
30を、内部の温度を30℃に保った室内に保管した。
【0029】比較例1 上記実施例1において、当該補強絶縁体を袋に入れずに
直接容器30に収納し、容器30を保管する室内の温度
を50℃とする以外は全て同様にして、当該補強絶縁体
を保存した。
直接容器30に収納し、容器30を保管する室内の温度
を50℃とする以外は全て同様にして、当該補強絶縁体
を保存した。
【0030】実施例2〜3 上記実施例1において、容器30を保管する室内の温度
を表1に示すようにかえる以外は全て同様にして、当該
補強絶縁体を保存した。
を表1に示すようにかえる以外は全て同様にして、当該
補強絶縁体を保存した。
【0031】
【表1】
【0032】実施例4 上記実施例1において、当該補強絶縁体を袋に入れずに
直接容器30に収納する以外は全て同様にして、当該補
強絶縁体を保存した。
直接容器30に収納する以外は全て同様にして、当該補
強絶縁体を保存した。
【0033】(補強絶縁体の保存状態の評価)上記実施
例および比較例の方法により保存した補強絶縁体を2カ
月後に取り出し、配合剤の減少量(試料100g中にお
ける配合剤減少量)を調べたところ、表1に示す結果が
得られた。
例および比較例の方法により保存した補強絶縁体を2カ
月後に取り出し、配合剤の減少量(試料100g中にお
ける配合剤減少量)を調べたところ、表1に示す結果が
得られた。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電力ケー
ブル接続用補強絶縁体の保存方法によれば、補強絶縁体
を製造してから接続現場で組立て・モールドするまでの
間に、当該補強絶縁体が置かれる雰囲気の温度を特定範
囲内に制御することにより、当該補強絶縁体に配合され
た配合剤のブリードアウトを抑制することができる。あ
るいは、当該雰囲気を真空または不活性ガス雰囲気とし
ておくことにより、配合剤が空気中の酸素や湿気と反応
することを抑制することができる。したがって、補強絶
縁体中の所期の効果を発揮する配合剤が減少することを
抑制することができ、これによって当該補強絶縁体の特
性を良好な状態に維持することができる。
ブル接続用補強絶縁体の保存方法によれば、補強絶縁体
を製造してから接続現場で組立て・モールドするまでの
間に、当該補強絶縁体が置かれる雰囲気の温度を特定範
囲内に制御することにより、当該補強絶縁体に配合され
た配合剤のブリードアウトを抑制することができる。あ
るいは、当該雰囲気を真空または不活性ガス雰囲気とし
ておくことにより、配合剤が空気中の酸素や湿気と反応
することを抑制することができる。したがって、補強絶
縁体中の所期の効果を発揮する配合剤が減少することを
抑制することができ、これによって当該補強絶縁体の特
性を良好な状態に維持することができる。
【図1】本発明の方法により補強絶縁体が保存されてい
る状態の一例を示す一部切欠斜視図である。
る状態の一例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】挿入方式の補強絶縁体を用いて組み立てられた
ケーブル接続部の一例を示す模式断面図である。
ケーブル接続部の一例を示す模式断面図である。
【図3】分割方式の補強絶縁体の一方の分割成形体をケ
ーブル接続部に装着した状態を示す模式斜視図である。
ーブル接続部に装着した状態を示す模式斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 重人 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 大高 巖 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 加藤 寛 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 川東 正記 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 近藤 邦彦 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号(新 国際ビル) 三菱電線工業株式会社東京事 務所内
Claims (3)
- 【請求項1】 下記〜の特性を有する電力ケーブル
接続用補強絶縁体を40℃以下の温度下に保持する方
法、ならびに当該補強絶縁体を真空下または不活性ガス
雰囲気下に保持する方法の少なくとも一方を用いること
を特徴とする電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方
法。 配合剤として、少なくとも未反応の架橋剤が残存する
こと。 絶縁性材料よりなること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設しうる形状に予め
成形されていること。 電力ケーブルの接続部の周囲に配設した後、加熱によ
り融解、架橋せしめることによって電力ケーブル絶縁体
と一体化されること。 - 【請求項2】 当該補強絶縁体を気体透過性の低いフイ
ルムにて被覆することおよび/または気体透過性の低い
形状保持性容器に封入することによる請求項1記載の電
力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法。 - 【請求項3】 当該絶縁性材料が低密度ポリエチレンよ
りなり、かつ酸化防止剤を含有せしめてなることを特徴
とする請求項1または2記載の電力ケーブル接続用補強
絶縁体の保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112152A JPH08308058A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112152A JPH08308058A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308058A true JPH08308058A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14579543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7112152A Pending JPH08308058A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電力ケーブル接続用補強絶縁体の保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308058A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001159467A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Koyo Seiko Co Ltd | シール |
JP2008193835A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Viscas Corp | 常温収縮チューブユニット梱包体 |
JP2009005483A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Viscas Corp | 常温収縮チューブユニット収納体 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP7112152A patent/JPH08308058A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001159467A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Koyo Seiko Co Ltd | シール |
JP2008193835A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Viscas Corp | 常温収縮チューブユニット梱包体 |
JP2009005483A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Viscas Corp | 常温収縮チューブユニット収納体 |
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