JPH08307212A - スイッチキャパシタインタフェース回路 - Google Patents
スイッチキャパシタインタフェース回路Info
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- JPH08307212A JPH08307212A JP8102843A JP10284396A JPH08307212A JP H08307212 A JPH08307212 A JP H08307212A JP 8102843 A JP8102843 A JP 8102843A JP 10284396 A JP10284396 A JP 10284396A JP H08307212 A JPH08307212 A JP H08307212A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R19/00—Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Electronic Switches (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路の信頼性を低下させることなく、電圧変
換回路内に薄い酸化物層のMOSFETを取り入れるこ
と。 【解決手段】 スイッチキャパシタインタフェース回路
18は、信号処理回路14に対する電源電圧の範囲外に
あるセンサ12の電圧出力を、その範囲内の電圧に変換
する。前記回路18は、スイッチングを制御するために
MOSFETを用いる。それらのMOSFETが絶縁破
壊されるのを阻止するために、ゲート酸化物に加わる電
圧は、前記センサ12の出力に関連して、連続的に且つ
正確に制御される。
換回路内に薄い酸化物層のMOSFETを取り入れるこ
と。 【解決手段】 スイッチキャパシタインタフェース回路
18は、信号処理回路14に対する電源電圧の範囲外に
あるセンサ12の電圧出力を、その範囲内の電圧に変換
する。前記回路18は、スイッチングを制御するために
MOSFETを用いる。それらのMOSFETが絶縁破
壊されるのを阻止するために、ゲート酸化物に加わる電
圧は、前記センサ12の出力に関連して、連続的に且つ
正確に制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、処理
部品とセンサとの間に接続されるインタフェース回路に
関する。さらに詳述すると、本発明は、処理部品の電源
電圧の電圧範囲外にあるセンサ電圧を処理部品の電源電
圧の範囲内の電圧に変換するインタフェース回路に関す
る。
部品とセンサとの間に接続されるインタフェース回路に
関する。さらに詳述すると、本発明は、処理部品の電源
電圧の電圧範囲外にあるセンサ電圧を処理部品の電源電
圧の範囲内の電圧に変換するインタフェース回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特に自動車に応用されるセンサは、特定
の検知される特性に対応する変動する出力電圧を発生す
る。センサの出力は通常、例えば、雑音フィルタリング
およびアナログディジタル変換のような信号処理を必要
とする。信号処理回路は通常、0ないし5ボルトの電源
を有するCMOS部品を用いる。センサは通常、CMO
S回路の電源の範囲を超える出力電圧を発生する。前記
電源電圧を超える電圧は、結果として不正確な測定を与
える。従って、センサ電圧を前記電源の範囲内へ変換す
るインタフェース回路が必要とされる。
の検知される特性に対応する変動する出力電圧を発生す
る。センサの出力は通常、例えば、雑音フィルタリング
およびアナログディジタル変換のような信号処理を必要
とする。信号処理回路は通常、0ないし5ボルトの電源
を有するCMOS部品を用いる。センサは通常、CMO
S回路の電源の範囲を超える出力電圧を発生する。前記
電源電圧を超える電圧は、結果として不正確な測定を与
える。従って、センサ電圧を前記電源の範囲内へ変換す
るインタフェース回路が必要とされる。
【0003】従来の電圧変換回路は、一対のキャパシタ
に加わるセンサ出力電圧のスイッチングをクロック信号
によって行うために、MOS形トランジスタを用いる。
この形式の回路は、スイッチキャパシタ回路として公知
である。しかし、この電圧変換回路は、スイッチに発生
せしめられうる高電圧を考慮していない。MOS形トラ
ンジスタは、ドレイン端子、ソース端子およびバルク端
子からゲート酸化物層により隔離されたゲート端子を有
する。ゲート酸化物層は、該トランジスタのスイッチン
グ中に発生せしめられる過剰な電圧に耐えるよう、十分
厚くなくてはならない。極度に過剰な電圧によるトラン
ジスタの突然の故障は、設計により考慮されなくてはな
らない不慮の事故である。時間依存絶縁破壊(TDD
B)は、MOS形トランジスタが、ゲート酸化物層に加
わる過剰な電圧のストレスにより超過時間の間ブレーク
ダウンした時に起こるもう1つのタイプの故障である。
従来の設計のゲート酸化物層は、スイッチングに際して
発生する比較的高い電圧に耐えるように十分厚く(例え
ば、少なくとも250オングストロームの厚さに)形成
される。
に加わるセンサ出力電圧のスイッチングをクロック信号
によって行うために、MOS形トランジスタを用いる。
この形式の回路は、スイッチキャパシタ回路として公知
である。しかし、この電圧変換回路は、スイッチに発生
せしめられうる高電圧を考慮していない。MOS形トラ
ンジスタは、ドレイン端子、ソース端子およびバルク端
子からゲート酸化物層により隔離されたゲート端子を有
する。ゲート酸化物層は、該トランジスタのスイッチン
グ中に発生せしめられる過剰な電圧に耐えるよう、十分
厚くなくてはならない。極度に過剰な電圧によるトラン
ジスタの突然の故障は、設計により考慮されなくてはな
らない不慮の事故である。時間依存絶縁破壊(TDD
B)は、MOS形トランジスタが、ゲート酸化物層に加
わる過剰な電圧のストレスにより超過時間の間ブレーク
ダウンした時に起こるもう1つのタイプの故障である。
従来の設計のゲート酸化物層は、スイッチングに際して
発生する比較的高い電圧に耐えるように十分厚く(例え
ば、少なくとも250オングストロームの厚さに)形成
される。
【0004】CMOSプロセスは、もっと薄いゲート酸
化物の厚さ(例えば、150オングストロームまたはそ
れ以下)を用いて発展せしめられた。減少せしめられた
酸化物ゲートの厚さを用いる部品は、安価に製造され、
高速のスイッチング時間を有し、また小さいパッケージ
サイズを有し、これらは全て集積回路の設計において望
ましいことである。従来の電圧変換回路は、高いゲート
酸化物電圧を発生し、それは、もし薄いCMOSゲート
酸化物が用いられたとすると、TDDBを起こしうる。
化物の厚さ(例えば、150オングストロームまたはそ
れ以下)を用いて発展せしめられた。減少せしめられた
酸化物ゲートの厚さを用いる部品は、安価に製造され、
高速のスイッチング時間を有し、また小さいパッケージ
サイズを有し、これらは全て集積回路の設計において望
ましいことである。従来の電圧変換回路は、高いゲート
酸化物電圧を発生し、それは、もし薄いCMOSゲート
酸化物が用いられたとすると、TDDBを起こしうる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、回路の信頼性
を低下させることなく、電圧変換回路内に薄い酸化物層
のMOSFETを取り入れることが望ましい。
を低下させることなく、電圧変換回路内に薄い酸化物層
のMOSFETを取り入れることが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記回路の1つの利点
は、該回路内に用いられるMOSトランジスタの動作電
圧を制御しつつ、正確な電圧変換が実現されることであ
る。本発明の回路は、センサをスイッチキャパシタ回路
に接続するインタフェース回路である。該スイッチキャ
パシタ回路は、ある電源電圧範囲を有する処理部品に接
続される。前記センサは、該電源の該電圧範囲外の出力
電圧範囲を有する。
は、該回路内に用いられるMOSトランジスタの動作電
圧を制御しつつ、正確な電圧変換が実現されることであ
る。本発明の回路は、センサをスイッチキャパシタ回路
に接続するインタフェース回路である。該スイッチキャ
パシタ回路は、ある電源電圧範囲を有する処理部品に接
続される。前記センサは、該電源の該電圧範囲外の出力
電圧範囲を有する。
【0007】前記インタフェース回路は、前記センサと
前記スイッチキャパシタ回路との間に接続され前記出力
電圧を該スイッチキャパシタ回路に接続するMOSFE
Tスイッチを含む。該MOSFETスイッチは、ゲート
酸化物層とスイッチ伝導状態抵抗とゲート電圧とバルク
電圧とを有する。制御回路が、前記センサの出力と前記
MOSFETスイッチとに接続され、該出力に関連して
前記ゲート電圧および前記バルク電圧を調節し、前記ゲ
ート酸化物層に加わる電圧が、時間依存絶縁破壊に対応
する所定値を超えないようにする。
前記スイッチキャパシタ回路との間に接続され前記出力
電圧を該スイッチキャパシタ回路に接続するMOSFE
Tスイッチを含む。該MOSFETスイッチは、ゲート
酸化物層とスイッチ伝導状態抵抗とゲート電圧とバルク
電圧とを有する。制御回路が、前記センサの出力と前記
MOSFETスイッチとに接続され、該出力に関連して
前記ゲート電圧および前記バルク電圧を調節し、前記ゲ
ート酸化物層に加わる電圧が、時間依存絶縁破壊に対応
する所定値を超えないようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、自動車はエン
ジン10のような部品を有し、その検知された動作パラ
メータは、エンジン制御モジュールのような処理回路1
4へ入力されることを必要とする。処理回路14は、そ
れによりエンジン10の動作パラメータを調節する。エ
ンジン10のある部分に接続されたセンサ12は、空気
流量のようなモニタされた動作条件を対応する電気信号
に変換する。処理回路14は、0と5ボルトとの間の電
圧供給範囲を有する電源16により通常動作する。
ジン10のような部品を有し、その検知された動作パラ
メータは、エンジン制御モジュールのような処理回路1
4へ入力されることを必要とする。処理回路14は、そ
れによりエンジン10の動作パラメータを調節する。エ
ンジン10のある部分に接続されたセンサ12は、空気
流量のようなモニタされた動作条件を対応する電気信号
に変換する。処理回路14は、0と5ボルトとの間の電
圧供給範囲を有する電源16により通常動作する。
【0009】センサ12の出力信号の適正な処理のため
には、処理回路14への入力は、電源16の電圧範囲内
になければならない。しかし、多くのセンサは、0ボル
トより低い、また5ボルトより高い出力電圧範囲を有す
る。インタフェース回路18は、センサ12の出力を処
理回路14により処理されうる信号に変換する。
には、処理回路14への入力は、電源16の電圧範囲内
になければならない。しかし、多くのセンサは、0ボル
トより低い、また5ボルトより高い出力電圧範囲を有す
る。インタフェース回路18は、センサ12の出力を処
理回路14により処理されうる信号に変換する。
【0010】インタフェース回路18は、好ましくは、
単一集積回路チップ上に形成される。インタフェース回
路18は、スイッチキャパシタ回路20と、スイッチキ
ャパシタ回路20の動作を制御する制御回路22とを含
む。クロック発振器19は、回路のタイミングを制御す
るために用いられるクロック信号を発生する。諸信号
は、図3に関連して以下に示される。
単一集積回路チップ上に形成される。インタフェース回
路18は、スイッチキャパシタ回路20と、スイッチキ
ャパシタ回路20の動作を制御する制御回路22とを含
む。クロック発振器19は、回路のタイミングを制御す
るために用いられるクロック信号を発生する。諸信号
は、図3に関連して以下に示される。
【0011】ここで図2を参照すると、インタフェース
回路18がもっと詳細に示されている。説明の意図上、
N井戸CMOS集積回路が説明されるが、説明される原
理は、他のCMOSおよび他のMOSFET技術に対し
ても同様に適用可能である。図2のインタフェース回路
は、−1.5ボルトと5.0ボルトとの間のセンサ12
の出力から入力電圧Vinを受ける。インタフェース回
路18は、5ボルトであるVDDと0ボルト、すなわち
接地電位であるVSSとの間で動作する。
回路18がもっと詳細に示されている。説明の意図上、
N井戸CMOS集積回路が説明されるが、説明される原
理は、他のCMOSおよび他のMOSFET技術に対し
ても同様に適用可能である。図2のインタフェース回路
は、−1.5ボルトと5.0ボルトとの間のセンサ12
の出力から入力電圧Vinを受ける。インタフェース回
路18は、5ボルトであるVDDと0ボルト、すなわち
接地電位であるVSSとの間で動作する。
【0012】インタフェース回路18は、好ましくは、
演算増幅器スイッチキャパシタ回路を用いるが、比較器
回路のような他の回路も使用されうる。演算増幅器24
は、反転端子26と非反転端子28と出力端子30とを
有する。帰還キャパシタC2は、反転端子26と出力端
子30との間に接続されている。NMOSスイッチN1
もまた、反転端子26と出力端子30との間に接続され
ている。NMOSスイッチN1は、以下にさらに説明さ
れるクロック信号clk5に接続されたゲートN1gを
有する。反転端子26は、キャパシタC1を経て制御回
路22に接続されている。基準電圧vagは、非反転端
子28に接続されている。基準電圧vagは、この場合
2.5ボルトであるVDD/2として定義される。va
gは、好ましくは、処理回路14のダイナミックレンジ
を最大化するようにVDDとVSSとの間の中間にセッ
トされる。演算増幅器24の出力電圧は、vagを基準
とするVoutである。演算増幅器回路の利得比は、−
C1/C2である。該回路の精度は、もしC1として1
ピコファラッド、またC2として2ピコファラッドのよ
うな十分に大きいキャパシタが用いられれば、容易に制
御される前記利得比によって主として制御される。
演算増幅器スイッチキャパシタ回路を用いるが、比較器
回路のような他の回路も使用されうる。演算増幅器24
は、反転端子26と非反転端子28と出力端子30とを
有する。帰還キャパシタC2は、反転端子26と出力端
子30との間に接続されている。NMOSスイッチN1
もまた、反転端子26と出力端子30との間に接続され
ている。NMOSスイッチN1は、以下にさらに説明さ
れるクロック信号clk5に接続されたゲートN1gを
有する。反転端子26は、キャパシタC1を経て制御回
路22に接続されている。基準電圧vagは、非反転端
子28に接続されている。基準電圧vagは、この場合
2.5ボルトであるVDD/2として定義される。va
gは、好ましくは、処理回路14のダイナミックレンジ
を最大化するようにVDDとVSSとの間の中間にセッ
トされる。演算増幅器24の出力電圧は、vagを基準
とするVoutである。演算増幅器回路の利得比は、−
C1/C2である。該回路の精度は、もしC1として1
ピコファラッド、またC2として2ピコファラッドのよ
うな十分に大きいキャパシタが用いられれば、容易に制
御される前記利得比によって主として制御される。
【0013】入力電圧Vinは、PMOSスイッチP1
を経てキャパシタC1に接続される。PMOSスイッチ
P1は、バルク端子P1bとドレイン端子P1dとゲー
ト端子P1gとソース端子P1sとを有する。スイッチ
P1は、バルク端子P1b、ソース端子P1sおよびド
レイン端子P1dと、ゲート端子P1gとの間のスペー
スによって表されているゲート酸化物層31を有する。
ドレイン端子P1dは、キャパシタC1に直接電気的に
接続されている。ソース端子P1sは入力電圧Vinに
接続されている。ゲート端子P1gは、電荷ポンプX9
に接続されている。
を経てキャパシタC1に接続される。PMOSスイッチ
P1は、バルク端子P1bとドレイン端子P1dとゲー
ト端子P1gとソース端子P1sとを有する。スイッチ
P1は、バルク端子P1b、ソース端子P1sおよびド
レイン端子P1dと、ゲート端子P1gとの間のスペー
スによって表されているゲート酸化物層31を有する。
ドレイン端子P1dは、キャパシタC1に直接電気的に
接続されている。ソース端子P1sは入力電圧Vinに
接続されている。ゲート端子P1gは、電荷ポンプX9
に接続されている。
【0014】電圧バッファ32の出力out2は、バル
ク端子P1bに接続されている。電圧バッファ32は、
さらなる出力out1と入力34とを有する。入力34
は、入力電圧Vinに接続されている。電圧バッファ3
2の好ましい具体化は、図5において後述される。
ク端子P1bに接続されている。電圧バッファ32は、
さらなる出力out1と入力34とを有する。入力34
は、入力電圧Vinに接続されている。電圧バッファ3
2の好ましい具体化は、図5において後述される。
【0015】電荷ポンプX9は、2つの入力Vref
hi1およびVref lo1を有する。Vref h
i1は、電圧バッファ32の出力out1に接続されて
いる。Vref lo1は、電圧バッファ32の出力o
ut2に接続されている。
hi1およびVref lo1を有する。Vref h
i1は、電圧バッファ32の出力out1に接続されて
いる。Vref lo1は、電圧バッファ32の出力o
ut2に接続されている。
【0016】電荷ポンプX9はまた、クロック信号cl
k1、clk2およびclk3に接続されたクロック入
力36を有する。出力信号out9は、ゲート端子P1
gに接続されている。電荷ポンプX9の動作は、図4に
関連してさらに説明される。
k1、clk2およびclk3に接続されたクロック入
力36を有する。出力信号out9は、ゲート端子P1
gに接続されている。電荷ポンプX9の動作は、図4に
関連してさらに説明される。
【0017】なお図2を参照すると、キャパシタC1は
PMOSスイッチP2およびP3に接続されている。P
MOSスイッチP2は、ドレイン端子P2dとバルク端
子P2bとゲート端子P2gとソース端子P2sとを有
する。ドレイン端子P2dはVSSに接続されている。
ソース端子P2sはキャパシタC1に接続されている。
ゲート端子P2gは、電荷ポンプX8に接続されてい
る。
PMOSスイッチP2およびP3に接続されている。P
MOSスイッチP2は、ドレイン端子P2dとバルク端
子P2bとゲート端子P2gとソース端子P2sとを有
する。ドレイン端子P2dはVSSに接続されている。
ソース端子P2sはキャパシタC1に接続されている。
ゲート端子P2gは、電荷ポンプX8に接続されてい
る。
【0018】PMOSスイッチP3は、ドレイン端子P
3dとバルク端子P3bとゲート端子P3gとソース端
子P3sとを有する。ソース端子P3sはキャパシタC
1に接続されている。バルク端子P3bは、電圧バッフ
ァ32の出力out2に接続されている。ゲート端子P
3gはクロック信号clk5に接続されている。
3dとバルク端子P3bとゲート端子P3gとソース端
子P3sとを有する。ソース端子P3sはキャパシタC
1に接続されている。バルク端子P3bは、電圧バッフ
ァ32の出力out2に接続されている。ゲート端子P
3gはクロック信号clk5に接続されている。
【0019】NMOSスイッチN2は、ドレイン端子P
3dおよびバルク端子P2bをVSSに接続する。スイ
ッチN2は、クロック信号clk5に接続されたゲート
端子N2gを有する。バルク端子N2bはVSSに接続
されている。
3dおよびバルク端子P2bをVSSに接続する。スイ
ッチN2は、クロック信号clk5に接続されたゲート
端子N2gを有する。バルク端子N2bはVSSに接続
されている。
【0020】電荷ポンプX8は、2つの入力Vref
hi2およびVref lo2を有する。Vref h
i2は、電圧バッファ32の出力out1に接続されて
いる。Vref lo2は、VSSに接続されている。
hi2およびVref lo2を有する。Vref h
i2は、電圧バッファ32の出力out1に接続されて
いる。Vref lo2は、VSSに接続されている。
【0021】電荷ポンプX8はまた、クロック信号cl
k4、clk5およびclk6に接続されたクロック入
力38を有する。出力信号out8は、ゲート端子P2
gに接続されている。電荷ポンプX8は、図4において
さらに説明される電荷ポンプX9と同様に動作する。
k4、clk5およびclk6に接続されたクロック入
力38を有する。出力信号out8は、ゲート端子P2
gに接続されている。電荷ポンプX8は、図4において
さらに説明される電荷ポンプX9と同様に動作する。
【0022】一般に、スイッチキャパシタ回路20は以
下のように動作する。最初、スイッチP2およびスイッ
チN1は伝導状態にあるが、スイッチP1は非伝導状態
にある。キャパシタC2は放電されており、キャパシタ
C1には電圧vagが加えられている。次に、スイッチ
P2およびスイッチN1は非伝導状態になるが、スイッ
チP1は伝導状態になる。0ボルトにあったドレイン端
子P1dの電圧は、入力電圧Vinまで上昇する。C1
を経ての容量結合は、演算増幅器24の反転端子26を
して、vag+Vinに等しい電圧を得しめる。帰還キ
ャパシタC2は、反転端子を電圧vagへ駆動するため
の経路を与える。反転端子26がvag+Vinからv
agへ変化するためには、出力端子30の電圧がvag
からvag−(C1/C2)*Vinへ変化しなければ
ならない。演算増幅器24の出力電圧Voutは、va
gに関して定められているので、伝達関数は−(C1/
C2)と書かれ、これはスイッチ利得を実現する。それ
ゆえ、例えば、もしC1/C2=0.5ならば、−1.
5ボルト<Vin<6.5ボルトの入力電圧は、vag
に関して−1.75ボルト<Vout<1.75ボルト
を生じ、すなわち、電源電圧に関しては0.75ボルト
ないし4.25ボルトを生じる。
下のように動作する。最初、スイッチP2およびスイッ
チN1は伝導状態にあるが、スイッチP1は非伝導状態
にある。キャパシタC2は放電されており、キャパシタ
C1には電圧vagが加えられている。次に、スイッチ
P2およびスイッチN1は非伝導状態になるが、スイッ
チP1は伝導状態になる。0ボルトにあったドレイン端
子P1dの電圧は、入力電圧Vinまで上昇する。C1
を経ての容量結合は、演算増幅器24の反転端子26を
して、vag+Vinに等しい電圧を得しめる。帰還キ
ャパシタC2は、反転端子を電圧vagへ駆動するため
の経路を与える。反転端子26がvag+Vinからv
agへ変化するためには、出力端子30の電圧がvag
からvag−(C1/C2)*Vinへ変化しなければ
ならない。演算増幅器24の出力電圧Voutは、va
gに関して定められているので、伝達関数は−(C1/
C2)と書かれ、これはスイッチ利得を実現する。それ
ゆえ、例えば、もしC1/C2=0.5ならば、−1.
5ボルト<Vin<6.5ボルトの入力電圧は、vag
に関して−1.75ボルト<Vout<1.75ボルト
を生じ、すなわち、電源電圧に関しては0.75ボルト
ないし4.25ボルトを生じる。
【0023】上述のスイッチキャパシタ回路の一般論
は、P1およびP2を理想的スイッチとして取り扱っ
た。PMOSスイッチのいくつかの物理的性質は、制御
回路22の動作において、信頼性を劣化させることなく
正確な電圧変換の目的を達成するものと考えられる。さ
らに詳述すると、PMOSスイッチのゲート電圧は、
「オン」状態に入るためには、ソースまたはドレイン電
圧より数ボルト低くなくてはならない。ソース・ゲート
電圧が大きいほど、該スイッチの「オン」抵抗は小さく
なる。キャパシタC1およびC2が十分に充電され、ま
た放電するためには、該「オン」抵抗は十分に小さくな
ければならない。PMOSスイッチが「オフ」状態に入
るためには、ゲート電圧は、ソースおよびドレイン電圧
の双方よりも大きいか、またはそれに等しくなければな
らない。ゲート酸化物層に加わる電圧、すなわちゲート
・バルク、ゲート・ソース、およびゲート・ドレイン電
圧は、TDDBを最小化するために最小化されなければ
ならない。本例においては、15ナノメートルのゲート
酸化物の厚さが用いられる。前記回路はまた、部品の数
を増加させることにより、ゲート酸化物層に加わる電圧
をさらに減少せしめることによって、該酸化物層の厚さ
をさらに減少させるように、容易に改変されうる。その
ような回路の動作は、以下に説明される回路と同じ一般
的方法によっておこなわれうる。
は、P1およびP2を理想的スイッチとして取り扱っ
た。PMOSスイッチのいくつかの物理的性質は、制御
回路22の動作において、信頼性を劣化させることなく
正確な電圧変換の目的を達成するものと考えられる。さ
らに詳述すると、PMOSスイッチのゲート電圧は、
「オン」状態に入るためには、ソースまたはドレイン電
圧より数ボルト低くなくてはならない。ソース・ゲート
電圧が大きいほど、該スイッチの「オン」抵抗は小さく
なる。キャパシタC1およびC2が十分に充電され、ま
た放電するためには、該「オン」抵抗は十分に小さくな
ければならない。PMOSスイッチが「オフ」状態に入
るためには、ゲート電圧は、ソースおよびドレイン電圧
の双方よりも大きいか、またはそれに等しくなければな
らない。ゲート酸化物層に加わる電圧、すなわちゲート
・バルク、ゲート・ソース、およびゲート・ドレイン電
圧は、TDDBを最小化するために最小化されなければ
ならない。本例においては、15ナノメートルのゲート
酸化物の厚さが用いられる。前記回路はまた、部品の数
を増加させることにより、ゲート酸化物層に加わる電圧
をさらに減少せしめることによって、該酸化物層の厚さ
をさらに減少させるように、容易に改変されうる。その
ような回路の動作は、以下に説明される回路と同じ一般
的方法によっておこなわれうる。
【0024】PMOSスイッチの動作電圧は、入力電圧
Vinの範囲の限界を比較することにより、最も良く説
明される。Vinが−1.5ボルトである時、P1のゲ
ート電圧は、十分な「オン」抵抗を生じるためには−
3.5ボルトより小さくなければならない。入力電圧V
inが5ボルトである時、バルク電圧は、スイッチP1
内の寄生PNPがターン「オン」するのを阻止するため
に、少なくとも5ボルトなければならない。ゲート酸化
物層に加わる8.5ボルトの合計電圧は、時間依存絶縁
破壊を起こさせる。この破壊を避けるために、インタフ
ェース回路18は、センサ12の前記出力電圧に関連し
てゲート電圧およびバルク電圧を連続的に調節し、ゲー
ト酸化物層に加わる電圧が、時間依存絶縁破壊に対応す
る所定値を超えるのを防止する。これは、電荷ポンプX
8およびX9と出力バッファ32とを用いている回路に
おいて実現される。
Vinの範囲の限界を比較することにより、最も良く説
明される。Vinが−1.5ボルトである時、P1のゲ
ート電圧は、十分な「オン」抵抗を生じるためには−
3.5ボルトより小さくなければならない。入力電圧V
inが5ボルトである時、バルク電圧は、スイッチP1
内の寄生PNPがターン「オン」するのを阻止するため
に、少なくとも5ボルトなければならない。ゲート酸化
物層に加わる8.5ボルトの合計電圧は、時間依存絶縁
破壊を起こさせる。この破壊を避けるために、インタフ
ェース回路18は、センサ12の前記出力電圧に関連し
てゲート電圧およびバルク電圧を連続的に調節し、ゲー
ト酸化物層に加わる電圧が、時間依存絶縁破壊に対応す
る所定値を超えるのを防止する。これは、電荷ポンプX
8およびX9と出力バッファ32とを用いている回路に
おいて実現される。
【0025】次に図5を参照すると、電圧バッファ32
はバルク電圧をスイッチP1へ供給する。電圧バッファ
32は、好ましくは、ソースホロワとして構成される。
電圧バッファ32は、4つのPMOSトランジスタP
8、P9、P10およびP11から構成される。PMO
SトランジスタP8は、ドレイン端子P8dとバルク端
子P8bとゲート端子P8gとソース端子P8sとを有
する。PMOSトランジスタP9は、ドレイン端子P9
dとバルク端子P9bとゲート端子P9gとソース端子
P9sとを有する。PMOSトランジスタP10は、ド
レイン端子P10dとバルク端子P10bとゲート端子
P10gとソース端子P10sとを有する。PMOSト
ランジスタP11は、ドレイン端子P11dとバルク端
子P11bとゲート端子P11gとソース端子P11s
とを有する。
はバルク電圧をスイッチP1へ供給する。電圧バッファ
32は、好ましくは、ソースホロワとして構成される。
電圧バッファ32は、4つのPMOSトランジスタP
8、P9、P10およびP11から構成される。PMO
SトランジスタP8は、ドレイン端子P8dとバルク端
子P8bとゲート端子P8gとソース端子P8sとを有
する。PMOSトランジスタP9は、ドレイン端子P9
dとバルク端子P9bとゲート端子P9gとソース端子
P9sとを有する。PMOSトランジスタP10は、ド
レイン端子P10dとバルク端子P10bとゲート端子
P10gとソース端子P10sとを有する。PMOSト
ランジスタP11は、ドレイン端子P11dとバルク端
子P11bとゲート端子P11gとソース端子P11s
とを有する。
【0026】ソース端子P8sはバルク端子P8bに接
続され、両者は電圧VDDを受ける。ドレイン端子P8
dはゲート端子P8gに接続され、両者は抵抗R1を経
て電圧VSSを、またゲート端子P9gを受ける。
続され、両者は電圧VDDを受ける。ドレイン端子P8
dはゲート端子P8gに接続され、両者は抵抗R1を経
て電圧VSSを、またゲート端子P9gを受ける。
【0027】ソース端子P9sはバルク端子P9bに接
続され、両者は電圧VDDを受ける。ドレイン端子P9
dはソース端子P10sに接続され、その接続点は入力
バッファ32の出力電圧out1を形成する。
続され、両者は電圧VDDを受ける。ドレイン端子P9
dはソース端子P10sに接続され、その接続点は入力
バッファ32の出力電圧out1を形成する。
【0028】ゲート端子P10gはVSSに接続されて
いる。バルク端子P10bはVDDに接続されている。
ドレイン端子P10dはソース端子P11sに接続さ
れ、その接続点は入力バッファ32の出力電圧out2
を形成する。バルク端子P11bはソース端子P11s
に直接接続されている。ドレイン端子P11dはVSS
に直接接続されている。
いる。バルク端子P10bはVDDに接続されている。
ドレイン端子P10dはソース端子P11sに接続さ
れ、その接続点は入力バッファ32の出力電圧out2
を形成する。バルク端子P11bはソース端子P11s
に直接接続されている。ドレイン端子P11dはVSS
に直接接続されている。
【0029】上述の回路の諸電圧は、ゲート端子P11
gに結合せしめられた入力34に依存する。設計によ
り、電圧out2は常に入力34より大きく、スイッチ
P1のバルク・ドレインおよびバルク・ソース接合が順
方向にバイアスされないことを保証する。また、電圧o
ut2は接地電位より低くなることはなく、P1のP基
板−N井戸接合が順方向にバイアスされないことを保証
する。
gに結合せしめられた入力34に依存する。設計によ
り、電圧out2は常に入力34より大きく、スイッチ
P1のバルク・ドレインおよびバルク・ソース接合が順
方向にバイアスされないことを保証する。また、電圧o
ut2は接地電位より低くなることはなく、P1のP基
板−N井戸接合が順方向にバイアスされないことを保証
する。
【0030】ここで図4を参照すると、電荷ポンプX9
およびX8は同じ回路を使用しているので、電荷ポンプ
X9のみが詳細に示されている。電荷ポンプX9は、3
つの並列なPMOS/NMOS結合を有し、それぞれは
以下に指摘される例外はあるが、同じものである。スイ
ッチP4およびN4は、それぞれ、ドレイン端子P4d
およびN4dと、バルク端子P4bおよびN4bと、ゲ
ート端子P4gおよびN4gと、ソース端子P4sおよ
びN4sとを有する。ドレイン端子P4dはソース端子
N4sに接続されている。ドレイン端子N4dはソース
端子P4sに接続されている。ゲート端子P4gは反転
されたクロック信号clk1に接続されている。バルク
端子P4bはVDDに接続されている。ゲート端子N4
gはクロック信号clk1に接続されている。バルク端
子N4bはVSSに接続されている。
およびX8は同じ回路を使用しているので、電荷ポンプ
X9のみが詳細に示されている。電荷ポンプX9は、3
つの並列なPMOS/NMOS結合を有し、それぞれは
以下に指摘される例外はあるが、同じものである。スイ
ッチP4およびN4は、それぞれ、ドレイン端子P4d
およびN4dと、バルク端子P4bおよびN4bと、ゲ
ート端子P4gおよびN4gと、ソース端子P4sおよ
びN4sとを有する。ドレイン端子P4dはソース端子
N4sに接続されている。ドレイン端子N4dはソース
端子P4sに接続されている。ゲート端子P4gは反転
されたクロック信号clk1に接続されている。バルク
端子P4bはVDDに接続されている。ゲート端子N4
gはクロック信号clk1に接続されている。バルク端
子N4bはVSSに接続されている。
【0031】スイッチP5およびスイッチN5の結合
と、スイッチP6およびスイッチN6の結合とは、以下
の点を除外すれば同じに接続されている。ゲート端子P
5gは反転されたクロック信号clk3に接続されてい
る。ゲート端子N5gはクロック信号clk3に接続さ
れている。ゲート端子P6gは反転されたクロック信号
clk2に接続されている。ゲート端子N6gはクロッ
ク信号clk2に接続されている。
と、スイッチP6およびスイッチN6の結合とは、以下
の点を除外すれば同じに接続されている。ゲート端子P
5gは反転されたクロック信号clk3に接続されてい
る。ゲート端子N5gはクロック信号clk3に接続さ
れている。ゲート端子P6gは反転されたクロック信号
clk2に接続されている。ゲート端子N6gはクロッ
ク信号clk2に接続されている。
【0032】ソース端子P4sおよびドレイン端子N4
dは、vref low1に接続されている。ソース端
子P5sおよびドレイン端子N5dは、vref hi
1に接続されている。ソース端子P6sおよびドレイン
端子N6dは、vref low1に接続されている。
dは、vref low1に接続されている。ソース端
子P5sおよびドレイン端子N5dは、vref hi
1に接続されている。ソース端子P6sおよびドレイン
端子N6dは、vref low1に接続されている。
【0033】3つのNMOS/PMOS結合は、2つの
NMOSスイッチN7およびN8に、またPMOSスイ
ッチP7に接続されている。スイッチP7、N7および
N8のおのおのは、ドレイン端子P7d、N7dおよび
N8d、バルク端子P7b、N7bおよびN8b、ゲー
ト端子P7g、N7gおよびN8g、およびソース端子
P7s、N7sおよびN8sのそれぞれを有する。
NMOSスイッチN7およびN8に、またPMOSスイ
ッチP7に接続されている。スイッチP7、N7および
N8のおのおのは、ドレイン端子P7d、N7dおよび
N8d、バルク端子P7b、N7bおよびN8b、ゲー
ト端子P7g、N7gおよびN8g、およびソース端子
P7s、N7sおよびN8sのそれぞれを有する。
【0034】ソース端子N4s、ドレイン端子P4d、
ソース端子N5sおよびドレイン端子P5dは、ソース
端子P7sおよびバルク端子P7bに接続されている。
ソース端子N6sおよびドレイン端子P6dは、ゲート
端子P7g、ドレイン端子N7dおよびドレイン端子N
8dに接続されている。ソース端子N7sおよびソース
端子N8sはVSSに接続されている。ゲート端子N7
gはクロック信号clk1に接続されている。ゲート端
子N8gはクロック信号clk3に接続されている。N
4からN8までのバルク端子はVSSに接続されてい
る。
ソース端子N5sおよびドレイン端子P5dは、ソース
端子P7sおよびバルク端子P7bに接続されている。
ソース端子N6sおよびドレイン端子P6dは、ゲート
端子P7g、ドレイン端子N7dおよびドレイン端子N
8dに接続されている。ソース端子N7sおよびソース
端子N8sはVSSに接続されている。ゲート端子N7
gはクロック信号clk1に接続されている。ゲート端
子N8gはクロック信号clk3に接続されている。N
4からN8までのバルク端子はVSSに接続されてい
る。
【0035】クロック信号clk2は、インバータ40
において反転され、接続されたキャパシタ42を経て、
ドレイン端子P7dおよび出力信号out9に容量結合
せしめられる。電荷ポンプX9の出力信号out9は、
ゲート端子P1gに接続される。電荷ポンプX8の出力
信号out8は、ゲート端子P2gに接続される。
において反転され、接続されたキャパシタ42を経て、
ドレイン端子P7dおよび出力信号out9に容量結合
せしめられる。電荷ポンプX9の出力信号out9は、
ゲート端子P1gに接続される。電荷ポンプX8の出力
信号out8は、ゲート端子P2gに接続される。
【0036】電荷ポンプの動作は、図2、図4と図3に
示されている信号のタイミングとを参照することにより
最も良く説明される。クロック信号clk1からclk
5までは、クロック発振器19によって発生せしめられ
るように図示されている。クロック信号のグループは、
好ましくは、重なり合わない波形のもの(すなわち、そ
れらは同時に高レベルにならない)とする。重なり合わ
ないクロック波形は、P2gに重なり合わない波形を生
じるので、スイッチP1およびスイッチP2が同時に伝
導しつつあることはない。
示されている信号のタイミングとを参照することにより
最も良く説明される。クロック信号clk1からclk
5までは、クロック発振器19によって発生せしめられ
るように図示されている。クロック信号のグループは、
好ましくは、重なり合わない波形のもの(すなわち、そ
れらは同時に高レベルにならない)とする。重なり合わ
ないクロック波形は、P2gに重なり合わない波形を生
じるので、スイッチP1およびスイッチP2が同時に伝
導しつつあることはない。
【0037】クロック信号clk1が高レベル(すなわ
ちプレチャージ相)になると、電荷ポンプX9の出力信
号は、電圧Vb1へ駆動されるが、それはVb1がP7
のスレショルド電圧の絶対値より大きい場合に限る(図
4)。もしVb1がP7のスレショルドの絶対値より小
さければ、出力信号out9は、Vb1+Vbeより小
さくなる。Vbeは、ソース端子P7s(すなわちPN
Pのエミッタ)と、バルク端子P4b(すなわちPNP
のベース)と、下部の基板(すなわちPNPのコレク
タ)とによって形成される寄生PNPトランジスタのベ
ース・エミッタ電圧である。
ちプレチャージ相)になると、電荷ポンプX9の出力信
号は、電圧Vb1へ駆動されるが、それはVb1がP7
のスレショルド電圧の絶対値より大きい場合に限る(図
4)。もしVb1がP7のスレショルドの絶対値より小
さければ、出力信号out9は、Vb1+Vbeより小
さくなる。Vbeは、ソース端子P7s(すなわちPN
Pのエミッタ)と、バルク端子P4b(すなわちPNP
のベース)と、下部の基板(すなわちPNPのコレク
タ)とによって形成される寄生PNPトランジスタのベ
ース・エミッタ電圧である。
【0038】クロック信号clk2が高レベル(すなわ
ち「オン」相)になると、スイッチP7はターンオフさ
れ、出力信号out9を浮動させる。インバータ40の
出力は、5ボルトから0ボルトへ変化する。この「オ
ン」相中においては、信号out9はVb1−VDD
(または、もしVb1がP7のスレショルド電圧の絶対
値より小さければVb1+Vbe−VDD)となる。P
11の負のスレショルド電圧とVDDとの間の入力電圧
Vinに対しては、P1のゲート・ソース電圧は、Vi
n+(P11のスレショルドの絶対値)−VDDと、V
in+(P11のスレショルド)+Vbe−VDDと、
の間になる。VinがP11のスレショルドの絶対値よ
り低い時は、Vb1の下限がVSSなので、オン電圧は
Vinに従わない。P1のゲート電圧は従って、Vbe
−VDDの下限を有する。ゲート・ソース電圧は結局、
スイッチP1をターンオンするのには低すぎる。例とし
て、もしP11のスレショルド電圧の絶対値が1ボルト
であり、Vbeが1ボルトであれば、ゲート・ソース
「オン」電圧は、−1.5ボルトから5ボルトまでのV
inの値に対しては、常に−2.5ボルトと4ボルトと
の間にあり、ゲート・バルク電圧は−5ボルト付近にあ
る。従って、TDDBは最小化される。
ち「オン」相)になると、スイッチP7はターンオフさ
れ、出力信号out9を浮動させる。インバータ40の
出力は、5ボルトから0ボルトへ変化する。この「オ
ン」相中においては、信号out9はVb1−VDD
(または、もしVb1がP7のスレショルド電圧の絶対
値より小さければVb1+Vbe−VDD)となる。P
11の負のスレショルド電圧とVDDとの間の入力電圧
Vinに対しては、P1のゲート・ソース電圧は、Vi
n+(P11のスレショルドの絶対値)−VDDと、V
in+(P11のスレショルド)+Vbe−VDDと、
の間になる。VinがP11のスレショルドの絶対値よ
り低い時は、Vb1の下限がVSSなので、オン電圧は
Vinに従わない。P1のゲート電圧は従って、Vbe
−VDDの下限を有する。ゲート・ソース電圧は結局、
スイッチP1をターンオンするのには低すぎる。例とし
て、もしP11のスレショルド電圧の絶対値が1ボルト
であり、Vbeが1ボルトであれば、ゲート・ソース
「オン」電圧は、−1.5ボルトから5ボルトまでのV
inの値に対しては、常に−2.5ボルトと4ボルトと
の間にあり、ゲート・バルク電圧は−5ボルト付近にあ
る。従って、TDDBは最小化される。
【0039】スイッチP1はターンオフする。高レベル
のクロック信号clk2中において、電荷はキャパシタ
C1からキャパシタC2へ転送される。clk2が低レ
ベルになると、0から5ボルトへの遷移が出力信号ou
t9へ容量結合せしめられる。
のクロック信号clk2中において、電荷はキャパシタ
C1からキャパシタC2へ転送される。clk2が低レ
ベルになると、0から5ボルトへの遷移が出力信号ou
t9へ容量結合せしめられる。
【0040】クロック信号clk3が高レベル(すなわ
ちオフ相)になると、スイッチP1はオフ状態に保持さ
れ、スイッチP7はオンになり、out9はvref
hi9へ駆動される。
ちオフ相)になると、スイッチP1はオフ状態に保持さ
れ、スイッチP7はオンになり、out9はvref
hi9へ駆動される。
【0041】クロック信号clk4、clk5およびc
lk6が高レベルである時は、キャパシタC1およびC
2は放電せしめられる。電荷ポンプX8は、電荷ポンプ
X9と同様に動作する。唯一の相違は、P2のドレイン
が常にVSSに接続されているために、入力vref
lo2がVSSに接続されることである。P2のオンゲ
ート電圧は、Vbe−VDDである。
lk6が高レベルである時は、キャパシタC1およびC
2は放電せしめられる。電荷ポンプX8は、電荷ポンプ
X9と同様に動作する。唯一の相違は、P2のドレイン
が常にVSSに接続されているために、入力vref
lo2がVSSに接続されることである。P2のオンゲ
ート電圧は、Vbe−VDDである。
【0042】P2が「オフ」である時(すなわち、クロ
ック信号clk6が高レベルである時)は、P2の寄生
PNPトランジスタを通る電流はスイッチP1に電圧降
下を作るので、P2のバルクは順方向バイアスを受けて
はならない。正確さのためにはドレイン端子P1dにお
いて入力電圧Vinが必要とされるので、この電圧降下
は誤差の原因になる。clk5が高レベルである時は、
バルク端子P1bはN2を経てVSSへ短絡される。こ
れはスイッチP2のバルク・ソース接合を順方向にバイ
アスし、寄生PNPを故意にターンオンしてキャパシタ
C1を放電させる。スイッチN2は、P2のゲート酸化
物に瞬間的な大きい電圧が加わることを防止するために
必要とされ、それは、N2がなければゲート端子P2g
のスイッチングの直後、かつキャパシタC1の放電の前
に起こるはずである。クロックCclk5が高レベルで
ある時、キャパシタC2もまた放電せしめられる。
ック信号clk6が高レベルである時)は、P2の寄生
PNPトランジスタを通る電流はスイッチP1に電圧降
下を作るので、P2のバルクは順方向バイアスを受けて
はならない。正確さのためにはドレイン端子P1dにお
いて入力電圧Vinが必要とされるので、この電圧降下
は誤差の原因になる。clk5が高レベルである時は、
バルク端子P1bはN2を経てVSSへ短絡される。こ
れはスイッチP2のバルク・ソース接合を順方向にバイ
アスし、寄生PNPを故意にターンオンしてキャパシタ
C1を放電させる。スイッチN2は、P2のゲート酸化
物に瞬間的な大きい電圧が加わることを防止するために
必要とされ、それは、N2がなければゲート端子P2g
のスイッチングの直後、かつキャパシタC1の放電の前
に起こるはずである。クロックCclk5が高レベルで
ある時、キャパシタC2もまた放電せしめられる。
【0043】次に図6から図8までを参照すると、図1
の回路が、最大Vinが5ボルトを超える実施例のため
に改変されている。(前の例は、5ボルトの最大Vin
を仮定している。)以下の例は、6.5ボルトの最大V
inを仮定している。図1における部品に対応する参照
番号にはダッシュが付されている。
の回路が、最大Vinが5ボルトを超える実施例のため
に改変されている。(前の例は、5ボルトの最大Vin
を仮定している。)以下の例は、6.5ボルトの最大V
inを仮定している。図1における部品に対応する参照
番号にはダッシュが付されている。
【0044】Vinが5ボルトより大きい時にP2’を
通って流れる電流を阻止するために、ドレイン端子P2
d’にスイッチN20が追加されている。電荷ポンプX
8’の出力信号out8は、5ボルトの最大値を有す
る。ドレイン端子P1d’が6.5ボルトにある時に
は、スイッチP2’は電流を伝導するはずである。N2
0は非伝導状態になり、P2’が伝導するのを阻止す
る。VinがVSSより小さくなった時には、スイッチ
P2’はN20が順方向にバイアスされるのを阻止す
る。
通って流れる電流を阻止するために、ドレイン端子P2
d’にスイッチN20が追加されている。電荷ポンプX
8’の出力信号out8は、5ボルトの最大値を有す
る。ドレイン端子P1d’が6.5ボルトにある時に
は、スイッチP2’は電流を伝導するはずである。N2
0は非伝導状態になり、P2’が伝導するのを阻止す
る。VinがVSSより小さくなった時には、スイッチ
P2’はN20が順方向にバイアスされるのを阻止す
る。
【0045】Vinが5ボルトを超えた時、スイッチP
1’もまたターンオフしないはずであった。Vinが5
ボルトを超えた時にスイッチP1’をターンオフするた
めに、PMOSスイッチP20が用いられる。スイッチ
P20は、図8に関連してさらに説明される電荷ポンプ
X10により駆動される。電荷ポンプX10は5ボルト
を超える電圧を発生しうる。
1’もまたターンオフしないはずであった。Vinが5
ボルトを超えた時にスイッチP1’をターンオフするた
めに、PMOSスイッチP20が用いられる。スイッチ
P20は、図8に関連してさらに説明される電荷ポンプ
X10により駆動される。電荷ポンプX10は5ボルト
を超える電圧を発生しうる。
【0046】スイッチP21およびP1’の最大バルク
電圧が、ソースまたはドレイン電圧よりも大きいか、ま
たはそれに等しいことを保証するために、2つのスイッ
チN21およびP21と比較器50とが配設される。ス
イッチP21およびN21はそれぞれ、ドレイン端子P
21dおよびN21dと、バルク端子P21bおよびN
21bと、ゲート端子P21gおよびN21gと、ソー
ス端子P21sおよびN21sとを有する。比較器50
は、反転端子52と非反転端子54と出力端子56とを
有する。
電圧が、ソースまたはドレイン電圧よりも大きいか、ま
たはそれに等しいことを保証するために、2つのスイッ
チN21およびP21と比較器50とが配設される。ス
イッチP21およびN21はそれぞれ、ドレイン端子P
21dおよびN21dと、バルク端子P21bおよびN
21bと、ゲート端子P21gおよびN21gと、ソー
ス端子P21sおよびN21sとを有する。比較器50
は、反転端子52と非反転端子54と出力端子56とを
有する。
【0047】ゲート端子P21gおよびN21gは、出
力端子56に接続されている。電圧バッファからの出力
電圧out2は、ドレイン端子N21dに接続される。
ソース端子N21sおよびP21sとバルク端子P21
bとは、バルク端子P20bおよびP1b’に接続され
ている。ドレイン端子P21dは、ソース端子P20s
に接続されている。非反転端子54は電圧vagに接続
されている。反転端子52は入力電圧Vinに接続され
ている。スイッチ対N21およびP21は、Vinがv
agより大きい(すなわち、P21がオンになり、N2
1がオフになっている)時、バルク端子P20bおよび
P1b’およびP3b’を、比較器50を経て入力電圧
Vinに接続するように動作する。Vinがvagより
小さい時は、比較器50がP21をターンオフし、N2
1をターンオンし、電圧バッファ32’をして、バルク
端子P20bおよびP3’およびP1b’を駆動せしめ
る。両スイッチN21およびP21は、おのおののスイ
ッチの望ましくない順方向バイアスを阻止するために必
要とされる。
力端子56に接続されている。電圧バッファからの出力
電圧out2は、ドレイン端子N21dに接続される。
ソース端子N21sおよびP21sとバルク端子P21
bとは、バルク端子P20bおよびP1b’に接続され
ている。ドレイン端子P21dは、ソース端子P20s
に接続されている。非反転端子54は電圧vagに接続
されている。反転端子52は入力電圧Vinに接続され
ている。スイッチ対N21およびP21は、Vinがv
agより大きい(すなわち、P21がオンになり、N2
1がオフになっている)時、バルク端子P20bおよび
P1b’およびP3b’を、比較器50を経て入力電圧
Vinに接続するように動作する。Vinがvagより
小さい時は、比較器50がP21をターンオフし、N2
1をターンオンし、電圧バッファ32’をして、バルク
端子P20bおよびP3’およびP1b’を駆動せしめ
る。両スイッチN21およびP21は、おのおののスイ
ッチの望ましくない順方向バイアスを阻止するために必
要とされる。
【0048】電荷ポンプX10の入力Vref hi3
およびVref lo3は、電圧バッファ32’の出力
out1およびout2にそれぞれ接続されている。電
荷ポンプX10の出力out10は、トランジスタPN
P1のゲート端子P20gおよびコレクタPNP1cに
接続されている。ベース端子PNP1bは、ベース端子
P3b’、P1b’、P20b、P21b、P21sお
よびN21sに接続されている。エミッタ端子PNP1
eは接地されている。
およびVref lo3は、電圧バッファ32’の出力
out1およびout2にそれぞれ接続されている。電
荷ポンプX10の出力out10は、トランジスタPN
P1のゲート端子P20gおよびコレクタPNP1cに
接続されている。ベース端子PNP1bは、ベース端子
P3b’、P1b’、P20b、P21b、P21sお
よびN21sに接続されている。エミッタ端子PNP1
eは接地されている。
【0049】ここで図8を参照すると、電荷ポンプX1
0は、図4の電荷ポンプと同様に機能する。しかし、ク
ロック信号clk3の高レベル部分は、2つの信号cl
k3aおよびclk3bに分割されている。クロック信
号clk3aは、もう1つのプレチャージ相である。ク
ロックclk3a中においては、出力out10は、バ
ッファ32のout1の電圧に向かって駆動される。ク
ロックclk3b中においては、出力out10は、バ
ッファ32のout1の電圧とVDDとの和に向かって
駆動される。
0は、図4の電荷ポンプと同様に機能する。しかし、ク
ロック信号clk3の高レベル部分は、2つの信号cl
k3aおよびclk3bに分割されている。クロック信
号clk3aは、もう1つのプレチャージ相である。ク
ロックclk3a中においては、出力out10は、バ
ッファ32のout1の電圧に向かって駆動される。ク
ロックclk3b中においては、出力out10は、バ
ッファ32のout1の電圧とVDDとの和に向かって
駆動される。
【0050】電荷ポンプX10は、いくつかのMOSF
ETスイッチを含み、それぞれは図示されているように
接続されたゲート、ソース、バルクおよびドレイン端子
を有する。ドレイン端子N22dは、電荷ポンプX10
の入力Vref lo3に接続されている。ソース端子
N22sは、ドレイン端子N23dに接続されている。
ドレイン端子N24dは、電荷ポンプX10の入力Vr
ef hi3に接続されている。ソース端子N24s
は、ドレイン端子N23dに、またドレイン端子N25
dに接続されている。ソース端子N25sはVSSに接
続されている。ゲート端子N22gはクロック信号cl
k1に接続されている。ゲート端子N24gはクロック
信号clk3aに接続されている。ゲート端子N25g
はクロック信号clk2に接続されている。バルク端子
N24bおよびN25bは、VSSに接続されている。
ゲート端子N23gはVDDに接続されている。ソース
端子N23sおよびバルク端子P23bは、ソース端子
P22sおよびP23sと、バルク端子P22bとに接
続されている。ゲート端子P23gは、反転されたクロ
ック信号clk3bに接続されている。ゲート端子P2
2gおよびドレイン端子P23dは、ドレイン端子N2
6dに接続されている。ゲート端子N26gはVDDに
接続されている。ソース端子N26sは、ドレイン端子
N27d、N28dおよびN29dに接続されている。
ソース端子N27s、N28sおよびN29sは、VS
Sに接続されている。ゲート端子N27g、N28gお
よびN29gは、それぞれクロック信号clk3a、c
lk1およびclk2に接続されている。ドレイン端子
P22dは出力端子out10に接続されている。ソー
ス端子P25sは、バルク端子P25bおよびVDDに
接続されている。ゲート端子P25gは、反転されたク
ロック信号clk3bに接続されている。ドレイン端子
P25dは、抵抗58の一端に接続されている。
ETスイッチを含み、それぞれは図示されているように
接続されたゲート、ソース、バルクおよびドレイン端子
を有する。ドレイン端子N22dは、電荷ポンプX10
の入力Vref lo3に接続されている。ソース端子
N22sは、ドレイン端子N23dに接続されている。
ドレイン端子N24dは、電荷ポンプX10の入力Vr
ef hi3に接続されている。ソース端子N24s
は、ドレイン端子N23dに、またドレイン端子N25
dに接続されている。ソース端子N25sはVSSに接
続されている。ゲート端子N22gはクロック信号cl
k1に接続されている。ゲート端子N24gはクロック
信号clk3aに接続されている。ゲート端子N25g
はクロック信号clk2に接続されている。バルク端子
N24bおよびN25bは、VSSに接続されている。
ゲート端子N23gはVDDに接続されている。ソース
端子N23sおよびバルク端子P23bは、ソース端子
P22sおよびP23sと、バルク端子P22bとに接
続されている。ゲート端子P23gは、反転されたクロ
ック信号clk3bに接続されている。ゲート端子P2
2gおよびドレイン端子P23dは、ドレイン端子N2
6dに接続されている。ゲート端子N26gはVDDに
接続されている。ソース端子N26sは、ドレイン端子
N27d、N28dおよびN29dに接続されている。
ソース端子N27s、N28sおよびN29sは、VS
Sに接続されている。ゲート端子N27g、N28gお
よびN29gは、それぞれクロック信号clk3a、c
lk1およびclk2に接続されている。ドレイン端子
P22dは出力端子out10に接続されている。ソー
ス端子P25sは、バルク端子P25bおよびVDDに
接続されている。ゲート端子P25gは、反転されたク
ロック信号clk3bに接続されている。ドレイン端子
P25dは、抵抗58の一端に接続されている。
【0051】ソース端子N30sはVSSに接続されて
いる。ゲート端子N30gはクロック信号clk2に接
続されている。ソース端子N31sはVSSに接続され
ている。ゲート端子N31gはクロック信号clk3a
に接続されている。ドレイン端子N30dおよびN31
dと、抵抗58の一端とは、キャパシタ60の1電極に
接続されている。キャパシタ60の対向電極は、出力端
子out10に接続されている。
いる。ゲート端子N30gはクロック信号clk2に接
続されている。ソース端子N31sはVSSに接続され
ている。ゲート端子N31gはクロック信号clk3a
に接続されている。ドレイン端子N30dおよびN31
dと、抵抗58の一端とは、キャパシタ60の1電極に
接続されている。キャパシタ60の対向電極は、出力端
子out10に接続されている。
【0052】スイッチN23およびN26は、過剰なゲ
ート酸化物電圧から、N22、N24、N25、N2
7、N28およびN29を保護するために用いられてい
る。P23dおよびP23sにおける電圧は、スイッチ
P23gにおける電圧が0から5ボルトへ遷移する時の
電荷注入により、一時的に6.5ボルトを超えうる。ス
イッチN23およびN26は、いずれのスイッチにおけ
る最大ゲート酸化物電圧も5ボルトであるようにするた
めの分圧器を形成する。
ート酸化物電圧から、N22、N24、N25、N2
7、N28およびN29を保護するために用いられてい
る。P23dおよびP23sにおける電圧は、スイッチ
P23gにおける電圧が0から5ボルトへ遷移する時の
電荷注入により、一時的に6.5ボルトを超えうる。ス
イッチN23およびN26は、いずれのスイッチにおけ
る最大ゲート酸化物電圧も5ボルトであるようにするた
めの分圧器を形成する。
【0053】ここで図6から図8までを参照すると、ク
ロック信号clk3b中においては、ゲート端子P22
gはスイッチP23によりソース端子P22sへ短絡さ
れる。P22は次にオフになり、電荷ポンプX10の出
力端子out10からの信号は浮動する。同時に、スイ
ッチN25は、キャパシタ60を経てout10の5ボ
ルトの遷移を起こさせる。出力信号out10の電圧が
上昇すると、P22のドレイン・バルク接合は順方向に
バイアスされる。P22およびP23のバルク電圧は、
出力信号out10を追跡する。トランジスタPNP1
は、出力信号out10をVb1+Vbeにクランプ
し、それは、Vin>vagの時には、出力信号out
10をVin+Vbeに等しくする。これは、Vinが
6.5ボルトになると、P20をターンオフする。従っ
て、電荷ポンプX10によって駆動された時のP20の
最大ゲート電圧はVin+Vbeとなり、これは電荷ポ
ンプX9が与えるものより高い。従って、Vinが電源
電圧を超えた時、電荷ポンプX10はP1を制御するの
に用いられる。
ロック信号clk3b中においては、ゲート端子P22
gはスイッチP23によりソース端子P22sへ短絡さ
れる。P22は次にオフになり、電荷ポンプX10の出
力端子out10からの信号は浮動する。同時に、スイ
ッチN25は、キャパシタ60を経てout10の5ボ
ルトの遷移を起こさせる。出力信号out10の電圧が
上昇すると、P22のドレイン・バルク接合は順方向に
バイアスされる。P22およびP23のバルク電圧は、
出力信号out10を追跡する。トランジスタPNP1
は、出力信号out10をVb1+Vbeにクランプ
し、それは、Vin>vagの時には、出力信号out
10をVin+Vbeに等しくする。これは、Vinが
6.5ボルトになると、P20をターンオフする。従っ
て、電荷ポンプX10によって駆動された時のP20の
最大ゲート電圧はVin+Vbeとなり、これは電荷ポ
ンプX9が与えるものより高い。従って、Vinが電源
電圧を超えた時、電荷ポンプX10はP1を制御するの
に用いられる。
【0054】本技術分野に習熟した者にとって明らかな
ように、添付の特許請求の範囲内において本発明のいく
つかの改変が行われうる。例えば、もしMOSFETス
イッチのタイプが変更されれば、新しいタイプのスイッ
チに関連する回路は、該スイッチの特性に適応するよう
に改変される。
ように、添付の特許請求の範囲内において本発明のいく
つかの改変が行われうる。例えば、もしMOSFETス
イッチのタイプが変更されれば、新しいタイプのスイッ
チに関連する回路は、該スイッチの特性に適応するよう
に改変される。
【図1】自動車システム内に使用されている本発明のブ
ロック図。
ロック図。
【図2】本発明によるインタフェース回路の概略図。
【図3】図2のインタフェース回路の信号タイミングチ
ャート。
ャート。
【図4】図2の電荷ポンプを詳細に示す概略図。
【図5】図2の入力バッファを詳細に示す概略図。
【図6】図2の回路よりも広い範囲の入力電圧を処理し
うる、インタフェース回路のもう1つの実施例の概略
図。
うる、インタフェース回路のもう1つの実施例の概略
図。
【図7】図6のインタフェース回路の信号タイミングチ
ャート。
ャート。
【図8】図6の電荷ポンプX10の概略図。
【符号の説明】 12 センサ 14 処理回路 16 電源 18 インタフェース回路 20 スイッチキャパシタ回路 31 ゲート酸化物層 32 電圧バッファ 50 比較器 out1 電力バッファ出力 out2 電力バッファ出力 P1 PMOSスイッチ P2 PMOSスイッチ P3 PMOSスイッチ P1’ PMOSスイッチ P2’ PMOSスイッチ P3’ PMOSスイッチ P20 PMOSスイッチ PNP1 PNPトランジスタ vag 基準電圧 Vin インタフェース回路の入力電圧 Vout インタフェース回路の出力電圧 X8 電荷ポンプ X9 電荷ポンプ X8’ 電荷ポンプ X9’ 電荷ポンプ X10 電荷ポンプ
Claims (6)
- 【請求項1】 センサをスイッチキャパシタ回路および
処理部品に対してインタフェースするインタフェース回
路であって、該処理部品が電源電圧範囲を有し、該セン
サが該電源電圧の外部の出力電圧範囲を有し、該インタ
フェース回路が、 前記センサの前記出力信号を受ける第1MOSFETス
イッチと、 該第1MOSFETスイッチに接続された電圧バッファ
であって、該電圧バッファが前記センサの前記出力電圧
より大きい電圧バッファ出力電圧を有する前記電圧バッ
ファと、 第1制御電圧を発生する前記第1MOSFETに接続さ
れた第1電荷ポンプであって、該第1電荷ポンプが前記
センサの前記出力電圧に関連して前記第1制御電圧を選
択的かつ連続的に調節し、前記MOSFETのゲート酸
化物層の時間依存絶縁破壊を阻止する前記第1電荷ポン
プと、 前記第1MOSFETスイッチに接続された第2MOS
FETスイッチであって、該第2MOSFETスイッチ
がバルクソース接合および伝導状態を有する前記第2M
OSFETスイッチと、 該第2MOSFETに接続された第2電荷ポンプであっ
て、該第2電荷ポンプが第2制御電圧を発生し、該第2
電荷ポンプが該第2制御電圧を、前記第2MOSFET
スイッチが伝導しつつある時、該第2MOSFETスイ
ッチが順方向にバイアスされるように調節する前記第2
電荷ポンプと、 前記第1MOSFETスイッチおよび前記第2MOSF
ETスイッチに電気的に結合せしめられ、前記センサの
前記出力電圧の所定の変換に対応する変換出力を、前記
処理部品の前記電源電圧範囲内へ発生せしめるスイッチ
キャパシタ回路と、を含むインタフェース回路。 - 【請求項2】 前記第2MOSFETスイッチに結合せ
しめられ、前記センサの前記出力電圧が前記電源電圧よ
り大きい時、該第2MOSFETスイッチが電流を伝導
するのを阻止する第3MOSFETスイッチをさらに含
む請求項1記載のインタフェース回路。 - 【請求項3】 前記第1MOSFETスイッチが伝導状
態抵抗を有し、前記電荷ポンプが所定の伝導状態抵抗を
保持する請求項1記載のインタフェース回路。 - 【請求項4】 前記電圧バッファがソースホロワ回路を
含む請求項1記載のインタフェース回路。 - 【請求項5】 第3電荷ポンプと、PNPトランジスタ
と、前記第1MOSFETスイッチに動作的に結合せし
められた第4MOSFETスイッチとをさらに含み、前
記第3電荷ポンプと、前記PNPトランジスタと、前記
第4MOSFETスイッチとが、前記センサ出力電圧が
前記電源電圧を超えた時、前記第1MOSFETスイッ
チを制御する請求項1記載のインタフェース回路。 - 【請求項6】 第4MOSFETスイッチ手段と、比較
器回路と、基準電圧とをさらに含み、該比較器が、出力
と反転入力と非反転入力とを有し、前記比較器出力が前
記第4MOSFETスイッチに接続され、前記反転端子
が前記センサ出力電圧に接続され、前記非反転端子が前
記基準電圧に接続されており、前記第4MOSFETス
イッチ手段が、前記センサ出力電圧が前記基準電圧より
大きい時、前記比較器出力を前記第1MOSFETスイ
ッチ手段に結合せしめる請求項1記載のインタフェース
回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/432,378 US5541531A (en) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | Switch capacitor interface circuit |
US432378 | 1995-05-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307212A true JPH08307212A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=23715902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102843A Pending JPH08307212A (ja) | 1995-05-01 | 1996-04-24 | スイッチキャパシタインタフェース回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5541531A (ja) |
EP (1) | EP0741350B1 (ja) |
JP (1) | JPH08307212A (ja) |
DE (1) | DE69615910T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103914008A (zh) * | 2012-12-31 | 2014-07-09 | 硅实验室公司 | 用于集成电路接口的装置和相关方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE510612C2 (sv) * | 1996-11-08 | 1999-06-07 | Ericsson Telefon Ab L M | Förfarande och anordning för att Likströmsmässigt anpassa en första krets till minst en andra krets |
US5959853A (en) * | 1998-08-24 | 1999-09-28 | Kos; Marek John | Closed-loop switched capacitor network power supply |
ITTO20020263A1 (it) * | 2002-03-25 | 2003-09-25 | Sila Holding Ind Spa | Circuito di interfaccia fra una sorgente di tensione continua ed un circuito di pilotaggio di un carico,particolarmente per l'impiego a bord |
US6828851B1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-12-07 | National Semiconductor Corporation | Constant voltage charge-pump circuit with feedback |
DE10357785B3 (de) * | 2003-12-10 | 2005-05-04 | Infineon Technologies Ag | SC-Schaltungsanordnung |
CN100516893C (zh) * | 2007-07-04 | 2009-07-22 | 深圳市长运通集成电路设计有限公司 | 可编程电压监测电路 |
CN101488755B (zh) * | 2008-01-14 | 2010-12-29 | 盛群半导体股份有限公司 | Cmos串联比较器、单端coms反相器及其各自的控制方法 |
CN103872900A (zh) * | 2012-12-11 | 2014-06-18 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 一种提高电荷泵效率的方法 |
US10215589B2 (en) * | 2015-08-12 | 2019-02-26 | Infineon Technologies Ag | IO matching current modulated output for sensors |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4405964A (en) * | 1982-03-29 | 1983-09-20 | Zenith Radio Corporation | Over voltage circuit for a switching regulator power supply |
US4493092A (en) * | 1982-12-17 | 1985-01-08 | Gte Automatic Electric, Inc. | Interface circuit for digital signal transmission system |
US4868419A (en) * | 1985-10-23 | 1989-09-19 | Pilkington Micro-Electronics Limited | Gated transmission circuit (on-chip) |
US4710647A (en) * | 1986-02-18 | 1987-12-01 | Intel Corporation | Substrate bias generator including multivibrator having frequency independent of supply voltage |
US4716319A (en) * | 1986-08-04 | 1987-12-29 | Motorola, Inc. | Switched capacitor filter for low voltage applications |
US4752699A (en) * | 1986-12-19 | 1988-06-21 | International Business Machines Corp. | On chip multiple voltage generation using a charge pump and plural feedback sense circuits |
JPH0695545B2 (ja) * | 1988-01-07 | 1994-11-24 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路 |
US5003197A (en) * | 1989-01-19 | 1991-03-26 | Xicor, Inc. | Substrate bias voltage generating and regulating apparatus |
US5057707A (en) * | 1989-07-05 | 1991-10-15 | Motorola, Inc. | Charge pump including feedback circuitry for eliminating the requirement of a separate oscillator |
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US5140196A (en) * | 1991-04-15 | 1992-08-18 | Motorola, Inc. | Variable level translator |
JP3337241B2 (ja) * | 1991-07-26 | 2002-10-21 | テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド | 改良型多重チャンネル・センサーインターフェース回路とその製造方法 |
-
1995
- 1995-05-01 US US08/432,378 patent/US5541531A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8102843A patent/JPH08307212A/ja active Pending
- 1996-05-01 EP EP96303060A patent/EP0741350B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-01 DE DE69615910T patent/DE69615910T2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10205386B2 (en) | 2012-12-31 | 2019-02-12 | Silicon Laboratories Inc. | Apparatus for integrated circuit interface and associated methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0741350A3 (en) | 1998-11-18 |
DE69615910D1 (de) | 2001-11-22 |
DE69615910T2 (de) | 2002-05-29 |
EP0741350B1 (en) | 2001-10-17 |
EP0741350A2 (en) | 1996-11-06 |
US5541531A (en) | 1996-07-30 |
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