JPH08306639A - ドーピング方法 - Google Patents
ドーピング方法Info
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- JPH08306639A JPH08306639A JP12892495A JP12892495A JPH08306639A JP H08306639 A JPH08306639 A JP H08306639A JP 12892495 A JP12892495 A JP 12892495A JP 12892495 A JP12892495 A JP 12892495A JP H08306639 A JPH08306639 A JP H08306639A
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Abstract
陥の熱アニールによる修復率を改善するドーピング法を
提供する。 【構成】 半導体材料に対して、該材料にN型もしくは
P型の導電性を付与するドーピング処理で、イオン電流
を3.5μA以上とする。また、半導体材料が設置され
ているステージの熱伝導率を2.0×10-2W/cm・de
g 以下とする。
Description
理工程で、イオンドーピングを行う工程を工夫すること
により所望の特性を持つ半導体材料を比較的短時間で得
る方法に関する。本発明は、上記処理工程を施した薄膜
半導体材料上にトランジスタ等の素子を形成する場合に
特に優れた効果をもたらす。その効果は、ソース・ドレ
イン領域のシート抵抗の低下、およびプロセスの簡略
化、等である。
について、以下に、ドーピングの効果を3点挙げる。 1.トランジスタのソース、ドレイン領域にドーピング
する場合 半導体材料上に形成されるトランジスタのソース、ドレ
イン領域にドーピング(例えば、Si 中にリンやボロン
を打ち込む。)をする目的は、キャリア(電子や正孔)
を半導体材料内に作りだし、トランジスタのON電流を大
幅に高めることにある。例えば、薄膜トランジスタ(T
FT)のソース、ドレイン領域にリンを打ち込んでn型
半導体を作ろうとした場合、1×1019/cm3から1×1
021/cm3ものリンを半導体材料中に打ち込まなければ、
TFTは動作しない。一方、該領域にボロンを打ち込ん
でp型半導体を作ろうとした場合も、同程度の量が必要
となる。
ングする場合 最近、トランジスタのチャネル領域にドーピングを行う
ことが試みられている。以下、この技術をチャネルドー
プと呼ぶ。この効果は、しきい値電圧(Vth )の制御で
ある。本来 Vthは0V付近であるはずなのだが、半導体
材料の結晶性を高めるためあるいは半導体材料の均質性
を上げるため等の目的で半導体材料に手を加えると、Vt
h が0Vからかなりずれてくる場合がある。あるいはそ
れ以外の原因で Vthがずれる場合もあるかもしれない。
いずれにせよ、これら Vth のずれはチャネルドープに
より、0V付近にもどすことができる。Vth がマイナス
側にずれているかプラス側にずれているかにより、ドー
パントにN型のものを使うかP型のものを使うかが変わ
ってくる。また、Vth のずれの程度によって、ドーズ量
を変える。一般に、本工程で打ち込むドーズ量は、ソー
スドレインに打ち込まれるドーズ量よりも少ない。
する場合 LDD の技術は、トランジスタの劣化を防ぐ、OFF 電流の
抑制、等の効果をもたらす。具体的に LDD の技術に関
して説明すると、ソースドレイン領域とチャネル領域の
間に LDD 領域なるものを設け、その領域にソースドレ
インに打ち込むドーズ量よりも少ないドーズを打ち込む
手法のことをいう。このようにすると、ソースドレイン
とチャネルとの間に両者の物性の間の特性を持った領域
ができ、両者の物性の落差に1つクッションが生まれる
のである。このことにより、OFF電流も下がり、トラン
ジスタの特性の劣化も遅くなった。
ピング後、多量のドーパントが半導体材料に打ち込まれ
たことにより作られる格子欠陥を修復するためにアニー
ルを行う。
の技術により、トランジスタのON電流を大幅に高めた
り、Vth を制御することが可能となった。しかしなが
ら、半導体材料の基板に安価なガラス基板を用いる場合
は、上記アニールの温度をあまり高く出来ず、アニール
に長時間要する。なぜなら、安価なガラス基板はひずみ
点温度が低いからである(一般に出回っているガラス基
板のひずみ点温度は600℃前後)。すなわち、ドーピ
ングによって生じた格子欠陥を修復させるには数時間の
熱アニールを要するので、スループットの点を考えると
あまり効率の良い技術とは言えない。また、上述のよう
な低温での熱アニールだけでは半導体材料中のドーパン
トの均質性あるいは格子欠陥の修復率も満足がいくほど
上がらない。
ング後ではなくドーピング中に行うと、非常に短時間で
格子欠陥を修復することが可能となる。すなわち、ドー
パントにより生じた格子欠陥は半導体材料中の熱エネル
ギーによりただちに修復される。よって、ドーピングに
要する時間は長くても数分〜数十分なので、ドーピング
後の熱アニールに要する時間に比べて圧倒的に短い時間
で済む。この効果は、時間が短縮されるだけでなく、半
導体材料の特性をも向上させる。なお、この場合の熱ア
ニールの温度は高くても500℃、低くは50℃程度か
らでも効果があり、上記ガラス基板のひずみ点温度より
もかなり低い。
ニールはイオンドーピング装置の試料ステージに加熱機
構を備えねばならないことや、加熱により試料を昇温さ
せるのに時間がかかる等、デメリットな点も少なくな
い。
ニールと同等の効果を生み、かつ、上記デメリット部分
を解消する技術を考案した。すなわち、本発明の第一
は、ドーピング時のイオン電流を高くするものである。
これにより、試料の温度を上昇させ該ドーピング中の熱
アニールと同等の効果を得ようというものである。この
技術を用いれば、加熱機構も必要とせず、また、加熱時
間も要らない。なお、熱伝導の小さいステージ、特に熱
伝導率が2.0×10-2W/cm・deg以下、さらに好ま
しくは、石英ガラスの熱伝導率である1.4×10-2W
/cm・deg 以下のステージ上にドーピングの試料を設置
し、ドーピングを行えば、モリブデン等の熱伝導率の高
い材料をステージとして用いた場合に比較して、本発明
の加熱効果が上がり、格子欠陥の修復率も高まる。
を制御することにより、格子欠陥の修復率を高めること
を特徴とする。具体的には、図3のような濃度プロファ
イルで活性層にドーズを打ち込むことにより活性層(該
図ではp−Siの部分に相当)に比較的結晶性の良い部
分を残しておき(図3では活性層下部のドーズが比較的
少量であることから、格子の損傷が少なく結晶性も高
い)、その部分を種として結晶成長を促進させる。本発
明は、第一の発明と組みあわせると効果が高い。あるい
は、ドーピング後の低温(600℃以下)での熱アニー
ルと組み合わせても効果が高い。もし仮に、図4のよう
な濃度プロファイルでドーズを打ち込んだ場合、格子の
損傷が活性層全体でひどく、結晶成長の種が無くなって
しまう。こうなってしまうと、該欠陥修復には1000
℃以上の高温を要する。
る。図2に実施例で用いたドーピング装置の概略図を示
す。図2の一番上のプラズマソース中201でプラズマ
を発生させ、その中で生じたイオンをプラズマソース下
のイオンの加速領域で、加速領域に電圧をかけることに
よって加速する。図中に示してあるように三箇所、電圧
をかける所が設けてあり、下から順番に減速電圧20
4、加速電圧203、引き出し電圧202と呼ばれてい
る。実際にドーピングを行なうときは、下から順番に電
圧をかけていく。
る。ドーパントには リンを用いる。(他のドーパント
を用いても構わない。目的に応じてドーパントは変え
る。)本実施例では5%希釈のホスフィンを使用する。
ホスフィンをドーピング装置のプラズマソース201に
注入し、ドーピングされる前の製造途中の薄膜トランジ
スタを図2の基板205にセットする。
プラズマソースから上記ホスフィンをこの加速領域に注
入し、まず減速電圧をー1kVかける。次に、例えば加速
電圧86kVをすぐにかけ、その後に引き出し電圧を、1
秒間かけて徐々に電圧を上げて、14kVとする。この
状態を維持することでドーピングが行われる。ドーズは
該維持の時間で制御する。上述の電圧値はドーズを打ち
込む深さを制御するものである。以後、加速電圧値と引
き出し電圧値をたしたものを総称して加速電圧と呼ぶこ
ととする。
ず、ガラス基板(本実施例ではコーニング7059を用
いる)101上に厚さ2000Åの下地酸化珪素膜10
2と、そのさらに上に厚さ500Åのアモルファスシリ
コン膜103を、プラズマCVD法により連続的に成膜
した。そして、10ppmの酢酸ニッケル水溶液をシリ
コン表面に塗布し、スピンコート法により酢酸ニッケル
層104を形成した。ニッケルは、該アモルファスシリ
コン膜を結晶化させる際に、結晶成長の核の役割を果た
す。酢酸ニッケル水溶液には界面活性剤を添加するとよ
りよかった。(図1(A))
ことにより、シリコン膜を結晶化させる。このとき、ニ
ッケルが結晶の核の役割を果たし、シリコン膜の結晶化
を促進させる。550℃、4時間という低温(コーニン
グ7059の歪み点温度以下)、短時間で処理できるの
はニッケルの機能による。詳細については特開平6ー2
44104に記されている。
19原子/cm3 であると好ましかった。1×1019原子/
cm3 以上の高濃度ではシリコンに金属的性質が表れて、
半導体特性が消滅してしまった。本実施例記載のシリコ
ン膜中の触媒元素の濃度は、膜中における最小値で1×
1017〜5×1018原子/cm3 であった。なお、これら
の値は、2次イオン質量分析法(SIMS)により分
析、測定した。
の結晶性をさらに高めるために、大出力パルスレーザー
であるエキシマレーザーを該膜に照射した。本実施例で
はKrFエキシマレーザー(波長248nm、パルス幅
30nsec)を使用した。レーザーのエネルギー密度
は100mJ/cm2 〜500mJ/cm2 の範囲で該結晶
性シリコン膜の結晶性ができるだけ高くなる値を選択
し、照射を行なった。本実施例では、370mJ/cm2
でレーザー照射を行なった。照射対象の面積が、上記エ
キシマレーザーのビームサイズを越える場合、レーザー
ビームを非照射物に対し相対的にずらしながら照射を行
う。このとき、非照射物の1点に注目すると、2〜20
ショットのレーザー光が照射されるようにした。また、
レーザー照射時の基板温度は200℃とした。(図1
(B))
シリコン領域105を形成した。さらに、プラズマCV
D法によって厚さ1500Åの酸化珪素膜106をゲイ
ト絶縁膜として堆積した。プラズマCVDの原料ガスと
しては、TEOSと酸素を用いた。成膜時の基板温度は
250〜380℃、例えば、300℃とした。引き続い
て、スパッタ法によって、厚さ3000〜8000Å、
例えば6000Åのアルミニウム膜(0. 1〜2%のシ
リコンを含む)を堆積した。そして、アルミニウム膜を
エッチングして、ゲイト電極107を形成した。(図1
(C))
コン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(リン)を
注入した。ドーピングガスとして、水素で5%に希釈さ
れたフォスフィン(PH3 )を用いた。加速電圧は10
0kV、水素イオンなども含めた全ドーズ量は1. 5×
1016ions/cm2 〜3×1016ions/cm2 とした。この
とき、イオン電流密度を1.3〜5μA/ cm2 とした。
また、基板を置くステージの材料は石英ガラスもしくは
モリブデンとした。石英の熱伝導率は、約1.4×10
-2W/cm・deg と、モリブデンの約1.4W/cm・deg
と比較して2桁低い。これにより、ステージの熱伝導の
ドーピング工程に対する影響を確認することができる。
領域108(ソース)、109(ドレイン)が形成され
た。(図1(D)) その後、窒素雰囲気中で2時間、450℃の熱アニール
を行った。
0を層間絶縁物としてプラズマCVD法によって形成
し、これにコンタクトホールを開孔した。そして、金属
材料、例えば、チタンとアルミニウムの多層膜によって
TFTのソース、ドレインの電極・配線111、112
を形成した。最後に、1気圧の水素雰囲気で200〜3
50℃の熱アニールを行なった。(図1(E))
FTの、該プロセス途中でソース、ドレイン領域のシー
ト抵抗を測定した。このとき、ドーピング時のドーズ
量、イオン電流、試料下のステージの素材をそれぞれ変
えて、シート抵抗を測定し、その結果を表1に示した。
1.3μAと低いとドーピング直後のソース・ドレイン
領域のシート抵抗が16kΩ/ □と高い。これに対し、
イオン電流が5μAにすると表の第2列目以降が示すよ
うに、該シート抵抗がkΩ/□オーダーとなっており、
イオン電流を上げたことによるシート抵抗の低下の効果
が確認された。本出願人の研究によると該イオン電流が
3.5μA以上であれば、シート抵抗はkΩ/ □オーダ
ーまで低下した。また、ステージの材料を変え、その他
は同条件でドーピングを行った場合、熱伝導の悪い石英
をステージに使用した方が、ややシート抵抗が下がっ
た。ドーズは、3×1016 ions/cm2 が本実施例では最
も該シート抵抗を下げた。
間、450℃の熱アニール)後のシート抵抗も示した。
すべての場合において、シート抵抗は1kΩ/ □程度と
なった。これらの数値とドープ直後のシート抵抗の第5
列目を比較すると、それほど値が変わらず、本発明の効
果がうかがえる。本発明により、熱活性化の処理を省略
することも可能となった。
ーズの濃度分布を図3、図4のようにしてTFTを作成
し、その特性を比較する。TFT作成のプロセスは実施
例1とほぼ同様である。表1で示した第1列目の条件で
ドーピングを行うと、図4の濃度プロファイルで活性層
にドーズが入る。また、同条件で酸化珪素膜106を1
200Åにすると図4の濃度プロファイルでドーズが活
性層に入った。なお、上記条件は、イオン電流が比較的
小さい条件を含んでいるので、基板発熱によるシート抵
抗の低下の効果はない。図3のようにドーズを打ち込ん
だTFTはドーピング直後のシート抵抗が16kΩ/
□、熱活性化後のシート抵抗が1kΩ/ □となった。
だTFTはドーピング直後のシート抵抗が1×1011Ω
/ □、熱アニールによる活性化を行っても全く該シート
抵抗の低下がみられなかった。本出願人の実験による
と、活性層の最深部のドーズが1×1020原子/ cm3 以
上になると全くシート抵抗が下がらず、熱活性化を行っ
ても効果は皆無であった。さらに、活性層の厚さ方向に
対する中央の平面上よりも浅い部分にドーズの濃度分布
のがきているとよりシート抵抗が下がった。また、ドー
ズの濃度分布のが1×1020原子/ cm3 以下であると、
TFTを動作させるには不十分な量であった。
ング処理後、ドーピング工程により生じた格子欠陥の修
復工程が無用もしくは比較的容易に行えるようになっ
た。したがって、プロセスの簡略化を果たし、コストダ
ウンや、スループットの向上等、多大な効果をもたら
す。このように、本発明は工業上有益な物である。
イルを示す図
イルを示す図
Claims (17)
- 【請求項1】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理で、イオン電
流を3.5μA以上とすることを特徴とするドーピング
方法。 - 【請求項2】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理でイオン電流
を3.5μA以上とし、ドーピングの際、該半導体材料
が設置されているステージの熱伝導率が2.0×10-2
W/cm・deg 以下であることを特徴とするドーピング方
法。 - 【請求項3】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理でイオン電流
を3.5μA以上とし、ドーピングの際、該半導体材料
が設置されているステージの熱伝導率が1.4×10-2
W/cm・deg 以下であることを特徴とするドーピング方
法。 - 【請求項4】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理で、活性層の
最深部分のドーズが1×1020原子/cm3以下で、かつ、
ドーズの濃度分布のピークが1×1020原子/cm3以上で
あることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項5】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理で、活性層の
最深部分のドーズを1×1020原子/cm3以下にし、か
つ、ドーズの濃度分布のピークが1×1020原子/cm3以
上であり、かつ、該ドーピング処理時のイオン電流を
3.5μA以上とすることを特徴とするドーピング方
法。 - 【請求項6】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理であって、該
処理により、前記半導体材料の最深部分のドーズを1×
1020原子/cm3以下にし、かつ、ドーズの濃度分布のピ
ークが1×1020原子/cm3以上であり、かつ、前記半導
体材料の厚さの、中間の高さを有する平面よりも上表面
側に、ドーズの濃度分布のピークを存在させることを特
徴とするドーピング方法。 - 【請求項7】半導体材料に対して、該材料にN型もしく
はP型の導電性を付与するドーピング処理で、活性層の
最深部分のドーズを1×1020原子/cm3以下にし、か
つ、ドーズの濃度分布のピークが1×1020原子/cm3以
上であり、かつ、活性層の厚さの、中間の高さを有する
平面よりも上表面側に、ドーズの濃度分布のピークが存
在し、かつ、該ドーピング処理時のイオン電流が3.5
μA以上であることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項8】請求項1、または、請求項2、または、請
求項3、または、請求項4、または、請求項5、また
は、請求項6、または、請求項7、記載の半導体材料
が、珪素膜であることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項9】請求項1、または、請求項2、または、請
求項3、または、請求項4、または、請求項5、また
は、請求項6、または、請求項7、記載の半導体材料
が、単結晶でない結晶性珪素膜であることを特徴とする
ドーピング方法。 - 【請求項10】請求項5、または、請求項7、記載のド
ーピング処理の際、該半導体材料が設置されているステ
ージの熱伝導率が2.0×10-2W/cm・deg 以下であ
ることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項11】請求項5、または、請求項7、記載のド
ーピング処理の際、該半導体材料が設置されているステ
ージの熱伝導率が1.4×10-2W/cm・deg 以下であ
ることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項12】珪素膜に対して、該材料にN型もしくは
P型の導電性を付与するドーピング処理で、活性層の最
深部分のドーズを1×1020原子/cm3以下にし、かつ、
ドーズの濃度分布のピークが1×1020原子/cm3以上で
あり、かつ、該ドーピング処理時のイオン電流を3.5
μA以上とし、かつ、該珪素膜が設置されているステー
ジの熱伝導率が2.0×10-2W/cm・deg 以下である
ことを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項13】珪素膜に対して、該材料にN型もしくは
P型の導電性を付与するドーピング処理で、活性層の最
深部分のドーズを1×1020原子/cm3以下にし、かつ、
ドーズの濃度分布のピークが1×1020原子/cm3以上で
あり、かつ、活性層の厚さ方向に対する中央の平面上よ
りも浅い部分にドーズの濃度分布のがきており、かつ、
該ドーピング処理時のイオン電流が3.5μA以上であ
り、かつ、該珪素膜が設置されているステージの熱伝導
率が2.0×10-2W/cm・deg 以下であることを特徴
とするドーピング方法。 - 【請求項14】請求項12、または、請求項13、記載
のステージの熱伝導率が1.4×10-2W/cm・deg 以
下であることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項15】単結晶でない結晶性珪素膜に対して、該
材料にN型もしくはP型の導電性を付与するドーピング
処理で、活性層の最深部分のドーズを1×1020原子/c
m3以下にし、かつ、ドーズの濃度分布のピークが1×1
020原子/cm3以上であり、かつ、該ドーピング処理時の
イオン電流を3.5μA以上とし、かつ、該珪素膜が設
置されているステージの熱伝導率が2.0×10-2W/
cm・deg 以下であることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項16】単結晶でない結晶性珪素膜に対して、該
材料にN型もしくはP型の導電性を付与するドーピング
処理で、活性層の最深部分のドーズを1×1020原子/c
m3以下にし、かつ、ドーズの濃度分布のピークが1×1
020原子/cm3以上であり、かつ、活性層の厚さ方向に対
する中央の平面上よりも浅い部分にドーズの濃度分布の
がきており、かつ、該ドーピング処理時のイオン電流が
3.5μA以上であり、かつ、該珪素膜が設置されてい
るステージの熱伝導率が2.0×10-2W/cm・deg 以
下であることを特徴とするドーピング方法。 - 【請求項17】請求項15、または、請求項16、記載
のステージの熱伝導率が2.0×10-2W/cm・deg 以
下であることを特徴とするドーピング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12892495A JPH08306639A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ドーピング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12892495A JPH08306639A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ドーピング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08306639A true JPH08306639A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14996755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12892495A Withdrawn JPH08306639A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ドーピング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08306639A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-04-28 JP JP12892495A patent/JPH08306639A/ja not_active Withdrawn
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