JPH0830496A - ファイル入出力装置 - Google Patents

ファイル入出力装置

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JPH0830496A
JPH0830496A JP6185344A JP18534494A JPH0830496A JP H0830496 A JPH0830496 A JP H0830496A JP 6185344 A JP6185344 A JP 6185344A JP 18534494 A JP18534494 A JP 18534494A JP H0830496 A JPH0830496 A JP H0830496A
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JP6185344A
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Hiroshi Yoshioka
弘 吉岡
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイル入出力時、ファイルと入出力バッフ
ァとの間のデータ転送を不要とすることにより、ファイ
ル入出力処理を高速化することにある。 【構成】 バッファサイズ設定手段11は、利用者が指定
した確保すべき入出力バッファ21のサイズを第1の一時
領域22に設定する。利用者は、入出力バッファ21のサイ
ズを指定する際、プログラム40が処理対象とするファイ
ル31のサイズ或いはそれより大きな値を指定する。OPEN
文41の実行が要求されると、ファイルオープン手段12
が、一時領域22に設定されているサイズの入出力バッフ
ァ21を確保し、そこにファイル31上のデータを全て書き
込む。また、WRITE 文42,READ 文43の実行が要求される
と、ファイル入出力手段13が入出力バッファ21とプログ
ラム40の作業領域24との間でデータ転送を行なう。ま
た、CLOSE 文44の実行が要求されると、ファイルクロー
ズ手段14が入出力バッファ21中のデータをファイル31に
書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイル入出力装置に
関し、特に、主記憶装置上の入出力バッファと外部記憶
装置上のファイルとの間のデータ転送処理を少なくする
ことにより、入出力処理を高速化することができるファ
イル入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータプログラムの実行時
に於ける入出力処理に於いては、処理の高速化を図るた
め、一般に、特開平3−102512号公報の従来の技
術の項に記載されているように、プログラムとファイル
との間を仲介する入出力バッファを主記憶装置上に設
け、この入出力バッファを利用してファイルの入出力処
理を行なっている。例えば、プログラムからファイルへ
データを出力する場合は、入出力バッファにプログラム
から指示されたデータを格納していき、入出力バッファ
が満杯になった時点で外部記憶装置上のファイルへ入出
力バッファ内のデータを出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プログラム
とファイルとの間を仲介する入出力バッファは、従来、
固定サイズであったため、入出力バッファのサイズに比
較して入出力するデータのデータ量の方が多い場合、入
出力バッファとファイルとの間で何回もデータ転送を行
なわなければならない。入出力バッファとファイルとの
間のデータ転送処理は、入出力バッファ上での処理と比
較して処理速度が非常に遅いものであるので、上記した
ように、入出力バッファとファイルとの間で何回もデー
タ転送が実行されると、入出力処理の処理速度が遅くな
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、ファイル入出力
時にファイルと入出力バッファとの間でデータ転送が行
なわれないようにすることにより、ファイル入出力処理
を高速化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、プログラムが処理対象とするファイルのサイ
ズより大きな利用者が指定した確保すべき入出力バッフ
ァのサイズを所定領域に設定するバッファサイズ設定手
段と、前記プログラムからのファイルオープン要求に応
答して、前記バッファサイズ設定手段によって設定され
たサイズの入出力バッファを主記憶装置上に確保すると
共に、ファイルオープン処理を行ない、前記ファイルオ
ープン要求によってオープンすることが要求されたファ
イルが外部記憶装置上に存在する場合は、前記ファイル
上のデータを前記入出力バッファに書き込むファイルオ
ープン手段と、前記プログラムからの入出力要求に応答
して、前記入出力バッファと前記プログラムとの間でデ
ータ転送を行なうファイル入出力手段と、前記プログラ
ムからのファイルクローズ要求に応答して、前記入出力
バッファ上のデータを前記外部記憶装置上のファイルへ
出力し、ファイルクローズ処理を行なうファイルクロー
ズ手段とを備えたものである。
【0006】また、本発明は、ファイルクローズ時に、
入出力バッファとファイルとの間で不必要なデータ転送
が行なわれないようにするという目的を達成するため、
前記ファイルクローズ手段は、前記ファイルクローズ要
求によってクローズすることが要求されたファイルが一
時ファイルである場合は、前記入出力バッファ上のデー
タを前記外部記憶装置上のファイルへ出力しないように
したものである。
【0007】更に、本発明は、ファイルクローズ時に、
入出力バッファとファイルとの間で不必要なデータ転送
が行なわれないようにするという目的を達成するため、
前記ファイル入出力手段は、前記プログラムからの入出
力要求の種別を調べ、出力要求の場合は出力実行を示す
情報を所定領域に設定し、前記ファイルクローズ手段
は、前記所定領域に出力実行を示す情報が設定されてい
ない場合は、前記入出力バッファ上のデータを前記外部
記憶装置上のファイルへ出力しないようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】バッファサイズ設定手段は、利用者から指定さ
れた確保すべき入出力バッファのサイズを所定領域に設
定する。入出力バッファのサイズを指定する場合、利用
者は、実行するプログラムが処理対象としているファイ
ルのサイズ、或いはそれよりも大きな値を指定する。
【0009】その後、プログラムが実行され、プログラ
ムからファイルオープン要求が出力されると、ファイル
オープン手段は、ファイルサイズ設定手段によって設定
されているサイズの入出力バッファを主記憶装置上に確
保すると共にファイルオープン処理を行なう。更に、フ
ァイルオープン手段は、オープン要求されたファイルが
外部記憶装置上に存在する場合は、ファイル上のデータ
を一括して入出力バッファに書き込む。
【0010】また、プログラムの実行時に、プログラム
から入出力要求が出力されると、ファイル入出力手段
は、入出力バッファとプログラムとの間でデータ転送を
行なわせる。
【0011】また、プログラムの実行時に、プログラム
からファイルクローズ要求が出力されると、ファイルク
ローズ手段は、入出力バッファ上のデータを外部記憶装
置上のファイルに出力すると共に、ファイルクローズ処
理を行なう。
【0012】このように、主記憶装置上に設ける入出力
バッファのサイズをプログラムが処理対象としているフ
ァイルのサイズ、或いはそれよりも大きな値を指定する
ことにより、プログラムから入出力要求が出力された場
合、ファイルと入出力バッファとの間でデータ転送を行
なう必要がなくなり、この結果、ファイルの入出力処理
を高速に行なうことが可能になる。
【0013】また、クローズ要求されたファイルが一時
ファイルである場合、ファイルクローズ時に、入出力バ
ッファ上のデータを外部記憶装置上のファイルへ出力し
ないようにすることにより、ファイルクローズ時に、入
出力バッファとファイルとの間で不必要なデータ転送が
行なわれないようにすることができる。
【0014】また、ファイルをオープンしてからクロー
ズするまでの間にプログラムから出力要求が出力されな
かった場合、ファイルクローズ時に、入出力バッファ上
のデータを外部記憶装置上に出力しないようにすること
により、ファイルクローズ時に、入出力バッファとファ
イルとの間で不必要なデータ転送が行なわれないように
することができる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、実行時入出力処理手段10と、主記憶装置20と、
外部記憶装置30と、FORTRAN言語で記述された
プログラム40とから構成されている。
【0017】主記憶装置20上には、入出力バッファ2
1と、第1,第2の一時領域22,23と、プログラム
40の作業領域24とが設けられる。外部記憶装置30
にはファイル31が格納されている。
【0018】実行時入出力処理手段10は、バッファサ
イズ設定手段11と、ファイルオープン手段12と、フ
ァイル入出力手段13と、ファイルクローズ手段14と
から構成されている。
【0019】バッファサイズ設定手段11は、利用者が
指定した確保すべき入出力バッファ21のサイズを主記
憶装置20上の第1の一時領域22に格納する機能を有
する。
【0020】ファイルオープン手段12は、ファイルオ
ープン処理を行なう機能,オープン要求されたファイル
が既存のファイルである場合、そのファイルに格納され
ているデータを一括して入出力バッファ21に書き込む
機能を有する。
【0021】ファイル入出力手段13は、プログラム4
0から入出力要求があった場合、入出力バッファ21と
プログラム40の作業領域24との間でデータ転送を行
なう機能を有する。
【0022】ファイルクローズ手段14は、入出力バッ
ファ21に格納されているデータをクローズ要求された
ファイルに書き込む機能,ファイルクローズ処理を行な
う機能を有する。
【0023】図2はバッファサイズ設定手段11の処理
例を示す流れ図、図3はファイルオープン手段12の処
理例を示す流れ図、図4はファイル入出力手段13の処
理例を示す流れ図、図5はファイルクローズ手段14の
処理例を示す流れ図であり、以下各図を参照して本実施
例の動作を説明する。
【0024】利用者は、プログラム40の実行前、キー
ボード等の入力装置を用いて主記憶装置20或いは外部
記憶装置30上の特定領域に、確保すべき入出力バッフ
ァ21のサイズを設定し、その後、バッファサイズ設定
手段11に起動指示を与える。その際、利用者は、プロ
グラム40が処理対象にしているファイル(ファイル3
1とする)のサイズ或いはそれよりも大きなサイズを上
記した特定領域に設定する。即ち、プログラム40によ
ってレコードの追加が行なわれず、ファイルサイズが変
更されない場合は、ファイル31のサイズを特定領域に
設定し、レコードの追加が行なわれファイルサイズが大
きくなる場合には、それを考慮したファイルサイズを特
定領域に設定する。
【0025】バッファサイズ設定手段11は、起動指示
が与えられると、図2の流れ図に示すように、特定領域
に設定されている利用者が指定した確保すべき入出力バ
ッファ21のサイズを主記憶装置20上の第1の一時領
域22に設定する (ステップS1)。
【0026】その後、プログラム40の実行が開始さ
れ、プログラム40がファイル31のオープンを要求す
るOPEN文41の実行を要求すると、図3の流れ図に
示すように、ファイルオープン手段12は、第1の一時
領域22に設定されている確保すべき入出力バッファ2
1のサイズを読み出し、そのサイズ分の入出力バッファ
21の領域を主記憶装置20上に確保する (ステップS
11)。
【0027】次いで、ファイルオープン手段12は、フ
ァイル31をオープンするのに必要な通常のファイルオ
ープン処理を行ない (ステップS12)、更に、オープ
ン要求されたファイル31が既存のファイルであるの
か、新規に作成しなければならないファイルなのかを判
断する (ステップS13)。
【0028】そして、新規に作成しなければならないフ
ァイルであると判断した場合 (ステップS13がno)
は、ファイルオープン手段12はその処理を終了し、既
存のファイルであると判断した場合 (ステップS13が
yes)は、ファイル31に格納されているデータを一
括して入出力バッファ21に書き込んだ後 (ステップS
14)、その処理を終了する。ここで、ファイル31の
編成法が、例えば、順編成であれば、ファイルオープン
手段12は、ファイル31中のレコードを、先頭のレコ
ードから順番に、入出力バッファ21の先頭から書き込
む。
【0029】また、プログラム40の実行時に於いて、
プログラム40からWRITE文42或いはREAD文
43の実行が要求されると、図4の流れ図に示すよう
に、ファイル入出力手段13は、入出力バッファ21と
プログラム40の作業領域24との間でレコード単位の
データ転送を行なうことにより、ファイルの入出力処理
を行なう (ステップS21)。即ち、WRITE文42
の実行が要求されると、ファイル入出力手段13は、プ
ログラム40の作業領域24に格納されている1レコー
ドを読み込み、そのレコードを入出力バッファ21上の
今回のアクセス位置に書き込み、READ文43の実行
が要求されると、入出力バッファ21上の今回のアクセ
ス位置に格納されているレコードを読み込み、そのレコ
ードをプログラム40の作業領域24に書き込む。
【0030】ここで、ファイル31の編成方法が、上記
したように順編成である場合は、入出力バッファ21に
は、ファイル31に格納されているレコードが先頭のレ
コードから順番に格納されているので、入出力バッファ
21の先頭位置と、入出力バッファ21の先頭位置に対
するアクセス対象としているレコードの相対位置とを管
理しておき、WRITE文,READ文を実行する毎に
アクセス対象としているレコードの相対位置を更新する
ようにすることにより、上記相対位置に基づいてレコー
ドを順次アクセスすることが可能になる。また、入出力
バッファ21のサイズは、ファイル31のサイズよりも
大きなサイズに設定されているので、WRITE文,R
EAD文に関する処理は、入出力バッファ21とプログ
ラム40の作業領域24との間でデータ転送を行なうだ
けで対応が可能であり、入出力バッファ21と外部記憶
装置30上のファイル31との間でデータ転送を行なう
必要は一切ない。
【0031】また、プログラム40の実行時に、プログ
ラム40からCLOSE文44の実行が要求されると、
図5の流れ図に示すように、ファイルクローズ手段14
は、入出力バッファ21に格納されているデータを外部
記憶装置30上のファイル31に全て書き込む (ステッ
プS31)。ここで、ファイル31が新規に作成するフ
ァイルである場合は、ファイルクローズ手段14は、外
部記憶装置30上に入出力バッファ21に格納されてい
るデータ量と等しいファイル領域を確保し、確保したフ
ァイル領域に入出力バッファ21に格納されているデー
タを全て書き込む。
【0032】その後、ファイルクローズ手段14は、フ
ァイル31をクローズするのに必要な通常のファイルク
ローズ処理を行ない (ステップS32)、その処理を終
了する。
【0033】上述したように、本実施例によれば、入出
力バッファ21と外部記憶装置30上のファイル31と
の間のデータ転送処理は、処理対象とするファイルが新
規に作成するファイルである場合には、ファイルクロー
ズ時に1回のみ行なわれ、処理対象とするファイルが既
存のファイルである場合には、ファイルオープン時,フ
ァイルクローズ時にそれぞれ1回ずつの計2回行なわ
れ、ファイルの入出力処理時には全く行なわれない。従
って、本実施例によれば、ファイルの入出力処理を高速
化することが可能になる。
【0034】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、図1に示したファイルクローズ手段1
4に図6の流れ図に示す処理を実行させることにより実
現される。尚、バッファサイズ設定手段11,ファイル
オープン手段12,ファイル入出力手段13は、前述し
た実施例と同様の処理を行なうので、それらについての
説明は省略する。
【0035】プログラム40の実行時、プログラム40
がCLOSE文44の実行を要求すると、ファイルクロ
ーズ手段14は、図6の流れ図に示すように、CLOS
E文44によって指定されたファイル31の属性がSC
RATCHファイルであるか否かを判断する (ステップ
S41)。
【0036】そして、SCRATCHファイルでないと
判断した場合 (ステップS41がno)は、ファイルク
ローズ手段14は、入出力バッファ21に格納されてい
るデータを外部記憶装置30上のファイル31に書き込
んだ後 (ステップS42)、ファイル31をクローズす
るのに必要なファイルクローズ処理を行なう (ステップ
S43)。また、SCRATCHファイルであると判断
した場合 (ステップS42がyes)は、FORTRA
N言語の仕様上、SCRATCHファイルのクローズ時
に削除されるファイルであるため、外部記憶装置30上
のファイル31への書き込みは行なわずに、ファイルク
ローズ処理を行なう (ステップS43)。
【0037】このように、本実施例によれば、入出力バ
ッファ21と外部記憶装置30上のファイル31との間
のデータ転送処理は、対象とするファイル31がSCR
ATCHファイルである場合は、1回も行なわれない。
これは、FORTRAN言語の仕様に於いて、SCRA
TCHファイルは必ず新規に生成されるファイルである
ためである。尚、処理対象とするファイル31がSCR
ATCHファイルでない場合は、前述した実施例と同様
である。
【0038】次に本発明のその他の実施例について説明
する。本実施例は、図1のファイル入出力手段13に図
7の流れ図に示す処理を実行させ、ファイルクローズ手
段14に図8に示す処理を実行させることにより、実現
される。尚、バッファサイズ設定手段11,ファイルオ
ープン手段12は、それぞれ前述した図2,図3の処理
を行なうので、それらについては説明を省略する。
【0039】プログラム40の実行時、プログラム40
からWRITE文42,READ文43の実行が要求さ
れると、ファイル入出力手段13は、図7の流れ図に示
すように、入出力バッファ21とプログラム40の作業
領域24との間でデータ転送を行なうことにより、ファ
イルの入出力を行なう (ステップS51)。
【0040】その後、ファイル入出力手段13は、ステ
ップS51で行なった処理がWRITE文に対するもの
なのか、READ文に対するものなのかを判断する (ス
テップS52)。
【0041】そして、READ文に対するものであると
判断した場合 (ステップS52がno)は、ファイル入
出力手段13はその処理を終了し、WRITE文に対す
るものであると判断した場合 (ステップS52がye
s)は、WRITE文を実行したことを示す情報を第2
の一時領域23に設定した後 (ステップS53)、その
処理を終了する。
【0042】また、プログラム40の実行時、プログラ
ム40からファイル31を指定したCLOSE文44の
実行が要求されると、図8の流れ図に示すように、ファ
イルクローズ手段14は、第2の一時領域23の内容を
読み込み、それに基づいてCLOSE文44に於いて指
定されたファイル31に対してWRITE文が実行され
たか否かを判断する (ステップS61)。
【0043】そして、WRITE文が実行されていない
と判断した場合 (ステップS61がno)は、ファイル
クローズ手段14は、ファイルをクローズするのに必要
な通常のファイルクローズ処理を行なった後 (ステップ
S63)、その処理を終了し、また、WRITE文が実
行されていると判断した場合 (ステップS61がye
s)は、入出力バッファ21に格納されているデータを
全て外部記憶装置30上のファイル31に書き込んだ後
(ステップS62)、ファイル31のクローズ処理を行
なう (ステップS63)。
【0044】このように、本実施例に於いては、入出力
バッファ21と外部記憶装置30上のファイルとの間の
データ転送処理は、処理対象とするファイルが既存のも
ので、且つWRITE文が実行されている場合は、前述
した実施例と同様にファイルオープン処理とファイルク
ローズ処理とに於いてそれぞれ1回ずつ、計2回行なう
ことが必要になるが、処理対象とするファイルが既存の
もので、且つWRITE文が実行されていない場合は、
ファイルオープン処理に於いて、1回行なうだけで良
い。また、処理対象とするファイルが新規に作成するも
のである場合は、WRITE文の実行は必ず行なわれる
ため、ファイルのクローズ処理に於いて1回行なわれ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プログラ
ムが処理対象とするファイルのサイズより大きな、利用
者が指定したサイズの入出力バッファを確保するファイ
ルオープン手段を備えており、入出力要求時、入出力バ
ッファとプログラムとの間でデータ転送を行なうだけ
で、ファイルの入出力を行なうことができるので、ファ
イルの入出力処理を高速化することが可能になる効果が
ある。
【0046】また、本発明は、クローズ要求されたファ
イルがSCRATCHファイル等の一時ファイルである
場合は、入出力バッファ上のデータを外部記憶装置上の
ファイルへ出力しないようにしたものであるので、ファ
イルクローズ時に、入出力バッファとファイルとの間で
不必要なデータ転送が行なわれないようにすることがで
きる。
【0047】また、本発明は、クローズ要求されたファ
イルに対して出力要求が行なわれていない場合、入出力
バッファ上のデータを外部記憶装置上のファイルへ出力
しないようにしたものであるので、ファイルクローズ時
に、入出力バッファとファイルとの間で不必要なデータ
転送が行なわれないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】バッファサイズ設定手段11の処理例を示す流
れ図である。
【図3】ファイルオープン手段12の処理例を示す流れ
図である。
【図4】ファイル入出力手段13の処理例を示す流れ図
である。
【図5】ファイルクローズ手段14の処理例を示す流れ
図である。
【図6】ファイルクローズ手段14の他の処理例を示す
流れ図である。
【図7】ファイル入出力手段13の他の処理例を示す流
れ図である。
【図8】ファイルクローズ手段14のその他の処理例を
示す流れ図である。
【符号の説明】 10…実行時入出力処理手段 11…バッファサイズ設定手段 12…ファイルオープン手段 13…ファイル入出力手段 14…ファイルクローズ手段 20…主記憶装置 21…入出力バッファ 22…第1の一時領域 23…第2の一時領域 24…作業領域 30…外部記憶装置 31…ファイル 40…プログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムが処理対象とするファイルの
    サイズより大きな利用者が指定した確保すべき入出力バ
    ッファのサイズを所定領域に設定するバッファサイズ設
    定手段と、 前記プログラムからのファイルオープン要求に応答し
    て、前記バッファサイズ設定手段によって設定されたサ
    イズの入出力バッファを主記憶装置上に確保すると共
    に、ファイルオープン処理を行ない、前記ファイルオー
    プン要求によってオープンすることが要求されたファイ
    ルが外部記憶装置上に存在する場合は、前記ファイル上
    のデータを前記入出力バッファに書き込むファイルオー
    プン手段と、 前記プログラムからの入出力要求に応答して、前記入出
    力バッファと前記プログラムとの間でデータ転送を行な
    うファイル入出力手段と、 前記プログラムからのファイルクローズ要求に応答し
    て、前記入出力バッファ上のデータを前記外部記憶装置
    上のファイルへ出力した後、ファイルクローズ処理を行
    なうファイルクローズ手段とを備えたことを特徴とする
    ファイル入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記ファイルクローズ手段は、前記ファ
    イルクローズ要求によってクローズすることが要求され
    たファイルが一時ファイルである場合は、前記入出力バ
    ッファ上のデータを前記外部記憶装置上のファイルへ出
    力しないことを特徴とする請求項1記載のファイル入出
    力装置。
  3. 【請求項3】 前記ファイル入出力手段は、前記プログ
    ラムからの入出力要求の種別を調べ、出力要求の場合は
    出力実行を示す情報を所定領域に設定し、 前記ファイルクローズ手段は、前記所定領域に出力実行
    を示す情報が設定されていない場合は、前記入出力バッ
    ファ上のデータを前記外部記憶装置上のファイルへ出力
    しないことを特徴とする請求項1記載のファイル入出力
    装置。
JP6185344A 1994-07-14 1994-07-14 ファイル入出力装置 Pending JPH0830496A (ja)

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