JPH08304873A - カメラ用光量絞り装置 - Google Patents

カメラ用光量絞り装置

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JPH08304873A
JPH08304873A JP12953895A JP12953895A JPH08304873A JP H08304873 A JPH08304873 A JP H08304873A JP 12953895 A JP12953895 A JP 12953895A JP 12953895 A JP12953895 A JP 12953895A JP H08304873 A JPH08304873 A JP H08304873A
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JP
Japan
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substrate
burr
blade
guide
diaphragm device
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Application number
JP12953895A
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English (en)
Inventor
Toyoyuki Hara
豊幸 原
Kazuhito Nakagome
量仁 中込
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ用絞り装置の基板1をガイド突起15
〜18が一体に具備された金属板プレス加工品とし、そ
のバリ面に絞り羽根が接触して引掛かりを生じないよう
に構成することにある。 【構成】 基板1をプレス加工品とし、その際、基板1
の側縁近傍に立脚部41及びその上部の顎部42から成
るガイド突起15,17を切り起こし、前記立脚部のバ
リ面側にバリより高い第1の膨出部45を形成し、この
ガイド突起15,17に、前記羽根に形成されたスリッ
ト21,31を挿通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光開口を有する基板
に少なくとも2枚の羽根を相対的に逆方向に移動自在に
支持し、これを基板に取り付けた駆動装置における回動
レバーの円弧運動により直線的に変位させて前記受光開
口の開口面積を調節するカメラ用光量絞り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラにおいて適正露
出で撮影するために、撮像素子(CCD)への入射光量
を適切な一定の値となるように絞るための絞り装置が種
々開発され、実用に供されている。
【0003】この様な絞り装置としては、鏡筒本体に設
けた装着穴に光路を横切って挿入され、所定の位置決め
後にネジで固定されるものが多く、その構造形式の多く
は、互いに対向する受光開口を有する基板と押さえ板と
の間に2枚の羽根を相対的に逆方向に直線的に移動自在
に支持し、これを基板に取り付けた駆動装置における回
動レバー両端の円弧運動により直線的に変位させて前記
受光開口の開口面積を調節するスライド式となってい
る。
【0004】このスライド式のビデオカメラ用絞り装置
の例としては、従来、実開昭59−4524号に開示さ
れたものがある。この絞り装置は、図40のように、受
光開口331を有する基板330に、絞り開口363を
有する第1の絞り羽根361と、絞り開口364を有す
る第2の絞り羽根362とを重ねて相対的に逆方向に移
動自在に支持し、駆動装置310の作動アーム320の
駆動ピン321,322を、上記絞り羽根361,36
2の駆動先端部の長穴369,370に遊嵌した構成を
有し、駆動装置310の駆動により駆動ピン321,3
22を介して2枚の絞り羽根361,362が受光開口
331を開閉するようになっている。また、絞り羽根3
61,362は、羽根本体361A,362Aの片側か
ら羽根アーム361B,362Bを延在させた形を有し
ており、その羽根アーム361B,362Bに設けた第
1ガイド穴365,368に、基板330上の凸部に設
けた第1ガイドピン332,335を係合させ、また、
羽根本体361A,362Aの他側に設けた第2ガイド
穴367,366に、基板330上の凸部に設けた第2
ガイドピン333,334を係合させてガイドしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記スライ
ド式絞り装置では、いかにして安定円滑な開閉運動を達
成するかが問題となる。何故なら、この種の絞り装置
は、直径方向に対峙する2本の駆動ピン321,322
が80゜未満の回転角度で往復動する円弧運動により、
第1の絞り羽根361と第2の絞り羽根362とを、相
対的に逆方向に直線的に平行移動させる、つまり円弧運
動を直線運動に変換させる形式のものであるため、どう
しても上下に重ねられた絞り羽根361,362に対し
てひねりが加わることは避けられないからである。
【0006】即ち、駆動ピン321,322の押圧方向
は、理想的には、第1ガイドピン332,335が挿入
されている第1ガイド穴365,368の軸線上に一致
させる必要がある。この条件を大きく外れる場合、例え
ば絞り羽根361,362のガイド突起を、駆動ピン3
21,322の押圧方向から外側にずれた位置に設けて
ガイドした場合、そのガイド箇所を中心として、絞り羽
根361,362の押圧時に、絞り羽根361,362
が僅かながら回動変位して横に振れる動きをすることに
なる。従って、絞り羽根361,362の相対的な直線
運動が安定性に欠ける結果となると共に、駆動装置の円
弧運動が絞り羽根361,362の直線運動に無駄なく
円滑に変換されなくなる。
【0007】一方、ビデオカメラはその小型・軽量化に
向けて大きな努力が払われて来ており、その急速な小型
・軽量化に伴って、これに組込まれるスライド式絞り装
置も極めて薄く且つ軽量に構成することが要望されてい
る。また、絞り装置ができるだけ低コストで提供される
ことも望まれている。
【0008】かかる軽薄化及び低コスト化の要請から
は、基板330を、従来のモールド製に代えて金属板の
プレス加工品とすることが考えられる。つまり、4本の
ガイドピン332〜335に代わるガイド突起を、板材
の塑性加工により、基板に一体のものとして設けてしま
うのである。基板をこのようなプレス加工品とすれば、
4本のガイドピン332〜335を基板に別個に設ける
必要がなくなり、その部品点数の削減が図れると同時
に、その取り付け工程を省略することができ、従って製
造コストを大きく低減ができるものと期待される。
【0009】しかし、金属板をプレス加工品とした場合
には下記のような問題点がある。即ち、板材を押し抜き
加工した場合、押し抜き方向先端側にいわゆるバリが発
生することである。このバリは、絞り羽根361,36
2と接触した場合、その円滑な相対運動を阻害する。バ
リの発生していないダレ面たる基板の上面に絞り羽根を
載置したとしても、その基板の側縁から起立させたガイ
ド突起を絞り羽根のガイド穴365〜368に通した形
態とした場合には、板金加工によりバリの発生している
面が絞り羽根のガイド穴365〜368に直交するた
め、必ずバリ面に絞り羽根が接触することになる。従っ
て、絞り羽根361,362の無駄のない円滑な直線運
動が確保されなくなる。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、基板をガイド突起が一体に具備された金属板プレス
加工品として形成すると共に、そのバリ面に絞り羽根が
接触して引掛かりを生じないように構成したカメラ用絞
り装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、受光開口を有する基板に設けたガイド突起
に、羽根に形成したガイドスリットを係合してこの羽根
を前記ガイド突起に沿って移動自在に支持し、前記基板
に取り付けた駆動装置により前記羽根を駆動して、前記
受光開口の開口面積を調節するカメラ用光量絞り装置に
おいて、前記基板(1)をプレス加工により形成すると
共に、前記ガイド突起(15,17)を基板(1)の羽
根対向面から突出する立脚部(41)及びその先端の顎
部(42)から構成し、プレス加工時に生じる立脚部
(41)のバリ面側にバリ(44)より高い第1の膨出
部(45)を形成したものである(請求項1)。
【0012】また、受光開口を有する基板に少なくとも
2枚の羽根を相対的に逆方向に直線的移動自在に支持
し、これを基板に取り付けた駆動装置における作動アー
ムの円弧運動により直線的に変位させて前記受光開口の
開口面積を調節するカメラ用光量絞り装置において、前
記基板(1)をプレス加工品とし、そのプレス加工時
に、前記基板(1)に立脚部(41)及びその上部の顎
部(42)から成るガイド突起(15,17)を切り起
こし、前記立脚部(41)のバリ面側にバリ(44)よ
り高い第1の膨出部(45)を形成し、このガイド突起
(15,17)に、前記羽根に形成されたスリット(2
1,31)を挿通した構成のものである(請求項2)。
【0013】前記顎部(42)は、立脚部(41)の頂
部からの折り曲げにより形成することができる(請求項
3)。この立脚部(41)の頂部からの折り曲げ方向
は、内方向もでよいが、好ましくは外方向とするのがよ
い(請求項4)。
【0014】前記折り曲げによる顎部(42)の下面に
は、バリ(44)より高い第2の膨出部(46)を形成
するのが好ましい(請求項5)。
【0015】別の形態として、前記顎部(42)が、立
脚部(41)の上部において前記第1の膨出部(45)
と同一方向に且つ該第1の膨出部より大きく形成された
隆起部(49)から成り、該隆起部の下面が前記第1の
膨出部と連続している構成とすることができる(請求項
6)。
【0016】前記立脚部(41)はその立ち上がりの曲
げ部分に曲げを容易にする小孔(47)を有するのが好
ましい(請求項7)。
【0017】駆動部の構成は請求項8〜10のように構
成することもできる。
【0018】
【作用】請求項1及び2の発明では、プレス加工によ
り、基板(1)の側縁近傍にガイド突起(15,17)
を切り起こし、その立脚部(41)のバリ面側にバリ
(44)より高い第1の膨出部(45)を形成してい
る。従って、このガイド突起(15,17)に羽根のス
リット(21,31)を挿通しても、プレス加工による
バリには羽根が接触しないので、円滑な羽根の開閉動作
が確保される。
【0019】請求項3の発明では、立脚部(41)の頂
部からの折り曲げにより顎部(42)が形成されている
ので、羽根の抜けが防止される。
【0020】請求項4の発明では、立脚部(41)の頂
部からの折り曲げが外方向になされているので、プレス
加工が容易に実施できる。
【0021】請求項5の発明では、前記折り曲げによる
顎部(42)の下面に、バリ(44)より高い第2の膨
出部(46)が形成されているので、羽根が顎部(4
2)に接触した場合にもバリ(44)に接触しないの
で、その悪影響を排除することができる。
【0022】請求項6の発明では、折り曲げによる顎部
(42)を形成せず、その代わりに、立脚部(41)の
上部に第1の膨出部(45)より大きい別の隆起部(4
9)を形成し、該隆起部の下面を第1の膨出部と連続し
たものとしているので、この隆起部(49)の下面(5
0)により羽根2,3の抜けを防止しつつ、羽根2,3
がバリ面に接触する事態を防止することができる。
【0023】請求項7の発明では、立脚部(41)の立
ち上がりの曲げ部分に小孔(47)を形成して曲げを行
っているので、塑性加工における第1の膨出部の膨出量
がその膨出部の部分部分で相違するという状態の発生を
防止できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0025】図1〜図3に示すカメラ用光量絞り装置
は、金属板をプレス加工して作成された基板1(図6,
図7)と、この基板1に装着される第1,第2の絞り羽
根2,3(図17及び図18)と、絞り羽根2,3を駆
動する電磁的駆動装置4(図3〜図5)とを備えてお
り、絞り羽根2,3を覆う押さえ板は存在しない。第
1,第2の絞り羽根2,3は基板1に相対的に逆方向に
直線的移動自在に支持されており、これを基板1の外側
面に取り付けた駆動装置4の回動により、正確にはその
作動アーム5の両端に設けた駆動ピン6,7の旋回動作
により、相対的に逆方向に駆動して直線移動させ、基板
1に設けた受光開口8を羽根2,3で開閉するようにな
っている。図1に、実線で受光開口8が閉じられた状態
を、また鎖線で受光開口8が完全に開かれた状態を示
す。
【0026】(1)基板 基板1は板金プレス加工により図6のように形成され、
中央に受光開口8を有している。基板1の先端は、カメ
ラのレンズ鏡筒に挿入した際の先端位置決め部となる円
弧状の先端嵌合部9として形成され、また基板1の内面
には、その受光開口8より後方(図6右側)に、背面か
ら図3の如く駆動装置4が取付けられる面領域10が形
成されている。この後部領域10には、その両側に一対
の円弧状の作動穴11,12が相対向して設けられてい
ると共に、駆動装置4の取付脚13,14が背面側へ切
り起こされている。
【0027】羽根の直線的な往復動作を安定して行なわ
せるため、基板1の内面には、基板1の側縁側に、絞り
羽根2,3をガイドするためのガイド突起15,16と
17,18とがそれぞれ2つずつ切り起こされている。
即ち、受光開口8の羽根移動方向と交差する方向の両側
には、開口側ガイド突起15,17が起立され、受光開
口8と前記駆動部の作動穴15,16との間には駆動部
側ガイド突起16,18が起立されている。このうち基
板1の一方の側縁側に相前後して設けられている一対の
ガイド突起15,16は、基板1から近い方の絞り羽根
2を案内するためのものであり、他方の側縁側に相前後
して設けられている一対のガイド突起17,18は、基
板1から遠い方の絞り羽根3を案内するためのものであ
る。即ち、これらのガイド突起15,16と17,18
は後述する絞り羽根2,3の長溝状ガイド穴であるスリ
ット21,22,31,32(図17、図18)と図1
の如く係合し、絞り羽根2,3を安定にガイドする。
【0028】更に、羽根との接触面積をできるだけ小さ
くして円滑かつ安定した平行運動を行なわせるため、基
板1の内面には、受光開口8とその両側のガイド突起1
5,16と17,18との間に、羽根の移動方向に沿っ
てリブ19,20が設けられている。
【0029】(2)絞り羽根 絞り羽根2は、図17のように開口側ガイド突起15に
係合する側縁に平行な開口側スリット21と、駆動部側
ガイド突起16に係合する側縁に平行な駆動部側スリッ
ト22と、開口側ガイド突起17を通すため側縁に平行
に形成された開口側スリット21より幅の広い開口側ス
リット23と、絞り羽根2の移動方向に対して直角の方
向に設けられたスリット21,22より幅の広い駆動用
長穴24とを有する。また、絞り羽根2は、前側を切り
欠いた絞り開口縁25を備えており、その鈍角凹部には
接着剤でフィルタ26が付設されている。
【0030】一方、絞り羽根3は、図18のように、開
口側ガイド突起17に係合する側縁に平行なスリット3
1と、駆動部側ガイド突起18に係合する側縁に平行な
ガイド穴32と、開口側ガイド突起15を通すため側縁
に平行に形成された開口側スリット31より幅の広い開
口側スリット33と、絞り羽根3の移動方向に対して直
角の方向に設けられたスリット31,32より幅の広い
駆動用長穴34とを備えている。絞り羽根3は、前側を
切り欠いた絞り開口縁35を備えている。
【0031】絞り羽根2,3の開口側スリット23,3
3が、他側の開口側スリット21,31より幅の広いも
のとなっているのは、絞り羽根2,3のガイド機能は主
として開口側スリット21,31が行い、開口側スリッ
ト23,33はガイド突起15,17を通過させるため
のものに過ぎないからであり、その一端には、それぞれ
組立時にガイド突起15,17を通過させるための大径
部23a,33aを具備している。尚、絞り羽根2,3
はこれを基板1に装着した際、基板1の側縁より内側に
収まる幅にしてある。
【0032】(3)ガイド突起 図8に基板1(図6)のVI−VI断面を、また図9に
同基板1におけるVII−VII断面を、そして図10
にガイド突起15を拡大して示す。
【0033】ガイド突起15,16,17,18は、全
て、基板1の側縁から内側に入った位置つまり上記絞り
羽根2,3のスリット21,22,31,32に対応す
る位置で切り起こされ、更に途中から外側つまり側縁側
へL字状に折り曲げられて、抜けが防止されている。即
ち、各ガイド突起15,16,17,18は、立脚部4
1とその頂部から側縁側へL字状に折り曲げられた顎部
42とを有する。図6,図7において、43は、上記ガ
イド突起15,16,17,18を切り起こすため、基
板1のガイド突起15,16,17,18の周囲に形成
された切欠を示す。
【0034】各ガイド突起15,16,17,18は、
図1に示すように、自己が属する絞り羽根のスリットに
通される。即ち、ガイド突起15は絞り羽根のスリット
21,33に、ガイド突起17は絞り羽根のスリット2
3,31に、そしてガイド突起16,18は、それぞれ
スリット22,32に通される。
【0035】これらのガイド突起15,16,17,1
8は全て同一構成であるので、代表的にガイド突起15
について示せば、図11の如くになる。
【0036】ところで、上記ガイド突起15,16,1
7,18は板材を押し抜き加工しそれと同時に又は次い
で曲げ加工することにより作られる。この押し抜き方向
先端側は、基板1の上面1aから下面1b(図7)への
方向であり、従って、図15に示すように、抜き方向先
端側である下面1b側に、いわゆるバリ44が発生す
る。このバリ44の存在するバリ面が下面1b側となる
関係は、ガイド突起15,16,17,18を折り曲げ
て形成した場合も変わりがない。このため、バリの発生
していないダレ面たる基板上面1aに絞り羽根2,3を
載置したとしても、ガイド突起15,16,17,18
を絞り羽根のスリット21〜23,31〜33に通した
ときには、板金加工によりバリの発生している立脚部4
1側面及び顎部42下面がバリ面44となり、絞り羽根
2,3と接触してその円滑な運動を阻害する。従って、
絞り羽根2,3の無駄のない円滑な直線運動が確保され
なくなる。
【0037】そこで、図12〜図14に示すように、立
脚部41の側面については、その中央付近に、周囲のバ
リ44よりも高く膨出させた膨出部45を、その立脚部
41の高さ全体に亘って設ける。また、顎部42下面に
ついては、その中央付近に、周囲のバリ44よりも高く
膨出させた膨出部46を設ける。ここでは、膨出部45
は上下方向に走る一条の突起であり、膨出部46は半球
状の突起であり、それぞれ基板1のプレス加工時に型付
けされる。これらの膨出部45,46のバリ44に対す
る高さ関係を示せば、図16の如くになる。
【0038】このように、ガイド突起15〜18に膨出
部45,46を形成することにより、そのバリ面に絞り
羽根2,3が接触して引掛かりを生じるという不具合を
なくすことができる。従って、実用価値の高い金属板プ
レス加工品の基板1を得ることができ、これまでガイド
ピンとして存在していた部品点数の削減と、その取付工
程の省略化を図ることができる。
【0039】このバリ面に絞り羽根が接触して引掛かり
を生じる不具合の程度は、実際には、顎部42下面より
も立脚部41の側面についてのバリ44の影響の方が大
きい。これは、羽根2,3の移動の多くが、図16
(b)のようにガイド突起の立脚部41の中間位置で繰
り返されるためである。従って、立脚部41の膨出部4
5のみを設け、顎部42下面の膨出部46については、
これを省略することもできる。
【0040】ところで、上記実施例において、膨出部4
5,46を正確に所望の厚みで形成することに実際上困
難を伴うことが多い。例えば、図15の形状とする板金
加工において、延びる方向に曲げられる曲げ部Aと縮小
方向に曲げられる曲げ部Bとでは、塑性変形時に板材の
伸びと縮みが起こるために、膨出部45の中央の直線部
Cと同じ厚みにならず、板材の伸びと縮みに応じて僅か
づつ異なったものとなる。これでは安定した絞り羽根の
運動ができない。
【0041】そこで、この実施例では、図10から良く
分かるように、曲げ部A,Bに小穴47,48を形成し
て、塑性変形時の板材の伸びと縮みをなくし、膨出部4
5,46の必要長さに亘って均一な厚み(膨出量)を確
保している。
【0042】図19〜図22に他の実施例を示す。この
実施例は、ガイド突起15〜18の顎部42を立脚部4
1に対してV字状に折り曲げたものであり、その立脚部
41の側面については、その中央付近に、周囲のバリ4
4よりも高く膨出させた膨出部45を、立脚部41の高
さに亘って設けるが、顎部42の下面についてはその下
端部自体をを膨出部46として用いるものである。
【0043】また、図23は、膨出部45と膨出部46
とを連続的な一条の突起として形成した実施例であり、
膨出高さを均一なものとするため、折り曲げ部には小穴
47,48が形成されている。
【0044】これらの実施例の膨出部45,46におい
ても、絞り羽根がバリ面に接触して引掛かりを生じる不
具合をなくすことができる。
【0045】図24〜図30に、更に別の実施例を示
す。これは、図1〜図10の実施例とは、ガイド突起1
5〜18の構成において異なる。
【0046】即ち、ガイド突起15〜18の形状とし
て、図1〜図10の実施例ではL字状に、また図19〜
図23の実施例ではV字状に、ガイド突起15〜18を
曲げることにより、立脚部41に続く顎部42を形成し
た。しかし、このようなL字状又はV字状のガイド突起
15〜18において、膨出部45,46をも付形するこ
とは、その製造を非常に困難にならしめる。
【0047】そこで、この図24〜図30に示す実施例
においては、図31から良く分かるように、折り曲げに
より顎部42を形成することを止め、その代わりに、立
脚部41の上部を内側から外側(側縁)へ向けて押圧す
ることにより、内側から外側へ山形に膨出する隆起部4
9を形成し、この隆起部49を以て顎部42として機能
させる。なお、立脚部41のバリ面に膨出部45を設け
る点、その膨出部45の厚みを均一にするため小穴47
を設ける点等については、既に述べた図1〜図10の実
施例で述べたところと同じであるので、同一要素に同じ
符号を付して説明を省略する。
【0048】上記隆起部49は、顎部42として機能す
るよう、立脚部41側面のバリ回避用の膨出部45より
も大きく形成される。また、この隆起部49は、板材を
打ち抜かないように形成される。その理由は、膨出部4
5との境界部である隆起部49の下面50にバリ44を
発生させないためであり、板材を打ち抜かない限り隆起
部49の下面50にバリ44は発生しないからである。
【0049】このように構成すれば、ガイド突起15〜
18は折り返し部分を持たないので、板材のプレス加工
が容易であると共に、バリ面側における絞り羽根2,3
との接触は、立脚部41の側面に関しては膨出部45で
円滑に行われ、また抜け方向である羽根上面に関して
は、膨出部45より大径の隆起部49における下面50
により行われるので、プレス加工によるバリの影響を受
けずに、円滑な羽根の移動運動を確保することができ
る。
【0050】(4)組立て まず、基板1の内面に、図1又は図24の如く絞り羽根
2が配置される。その際、絞り羽根2の片側に設けられ
ている2つのスリットのうち、開口側スリット21は開
口側ガイド突起15に、また駆動部側スリット22は駆
動部側ガイド突起16に通され、更に他側は、大径部2
3aを利用してスリット23がガイド突起17に通され
る。そして、駆動用長穴24が駆動ピン121に通され
る。なお、絞り羽根2はリブ19,20の存在により低
摩擦状態で基板1に支持される。
【0051】次に、絞り羽根3が配置され、その際、絞
り羽根3の片側に設けられている2つのスリットのう
ち、開口側スリット31は開口側ガイド突起17に、ま
た駆動部側スリット32は駆動部側ガイド突起18に通
され、更に他側は、大径部33aを利用してスリット3
3がガイド突起15に通される。そして、駆動用長穴3
4が駆動ピン122が挿入される。
【0052】かかる係合状態にあるとき、絞り羽根2の
一側は、スリット21,22とガイド突起15,16と
が、膨出部45と膨出部46又は膨出部45と隆起部4
9を介して軽く接触することにより、基板1のいずれ側
がバリ面であるかに関係なく、円滑に移動可能に支持さ
れる。また同様に、絞り羽根3の一側も、スリット3
1,32とガイド突起17,18とが、膨出部45と膨
出部46又は膨出部45と隆起部49を介して軽く接触
することにより、基板1のいずれ側がバリ面であるかに
関係なく、円滑に移動可能に支持される。しかも、これ
らのスリット21,22又は31,32の軸線方向は、
駆動ピン6,7の直線的な往復円弧運動と一致されてい
る。このため、作動アーム5の往復円弧運動が無理なく
直線運動に変換され、従来のガイドピンを設けた場合と
同様の円滑な動作が行われる。
【0053】上記構成の絞り装置は、押さえ板を有さな
いため、極めて薄く構成でき、またそのように構成した
ときでも、基板は金属板のプレス加工品であるため、必
要充分な強度を有する絞り装置が提供される。また、そ
のレンズ鏡胴への装着は、レンズ鏡胴へ差し込んで基板
1に設けた取付部51をネジ止めするだけでよい。即
ち、この絞り装置はカメラのレンズ鏡筒に光路を横切っ
て挿入され、嵌合部9で先端の位置決めを行ない、取付
部51の穴を介してレンズ鏡筒にねじで固定される。な
お、絞り羽根2,3はフィルムシートから成るため、そ
の撓み性を用いてガイド突起21〜24に挿入すること
もできる。
【0054】(5)駆動装置 駆動装置4は図4に分解斜視状態で示すように、上述し
た基板1に図中下方からスナップ係合により取り付け固
定されるコイル組体128と、このコイル組体128の
外周に遊嵌された状態で固定される円筒状のヨーク13
6と、このヨーク136の下端開口を閉塞する端板13
8と、この端板138の底面に連結され、コイル組体1
28の駆動コイル140及び制動コイル142に電気的
に接続される合成樹脂などにより形成されたフレキシブ
ルプリント基板である配線シート52とを備えて概略構
成されている。
【0055】コイル組体128は、図5に分解斜視状態
で示すように、上下に2分割されるコイルボビン146
と、このコイルボビン146内にこれの中心軸線回りに
回動自在に収納されるロータ148と、コイルボビン1
46の外周に巻回された駆動コイル140及び制動コイ
ル142(図4に示す)とから概略構成されている。
【0056】ここで、ロータ148は、永久磁石から構
成される円柱状のロータ本体150と、このロータ本体
150の中心部に厚さ方向に貫通した状態で形成された
透孔152に圧入され、これと一体的に回転される回転
シャフト154と、この回転シャフト154の上端に中
央部を連結され、ロータ本体150の直径方向に沿って
延出する作動アーム5と、この作動アーム5の両端上に
夫々植設された上述の駆動ピン6,7とを備えて構成さ
れている。尚、永久磁石から構成されるロータ本体15
0は直径方向に磁化されており、直径方向に沿って互い
に対向する位置にN極とS極とが設定されている。
【0057】そして、回転シャフト154の下端は、ロ
ータ本体150の下面から下方に突出し、コイルボビン
146の下半分を構成する下ボビン部146Aの底板部
上に回転自在に支持されている。また、回転シャフト1
54の上端は、ロータ本体150の上面から上方に突出
し、コイルボビン146の上半分を構成する上ボビン部
146Bの天板部に回転自在に支持されている。また、
下ボビン部146Aと、上ボビン部146Bとから構成
されるコイルボビン146内には、両者が合体した状態
で、ロータ148が回転自在に収納される収納空間が規
定されている。
【0058】また、上ボビン部146Bの下端開口部の
周縁には、互いに直径方向に離間した状態で、ロータ1
48の作動アーム5の両端を、夫々コイルボビン146
から外方に取り出すための一対の凹所158が形成され
ている。尚、各凹所158のサイズは、作動アーム5の
所定の揺動を阻害することが無いような大きさに設定さ
れている。ここで、両凹所158からコイルボビン14
6外に取り出された作動アーム5の両端に夫々取り付け
られた駆動ピン6,7は、一対の絞り羽根2,3の夫々
の駆動用長穴24,34に夫々貫通させられ、連動可能
に結合されることになる。
【0059】一方、この上ボビン部146Bの上部の両
側には、図3に示すように、取付脚13,14が夫々相
補的に嵌合する係止部160a,160bが形成されて
いる。このようにして,駆動装置4と基板1とを互いに
組み付ける際において、単に、駆動装置4を基板1に下
方から押し込んで、駆動装置4の上ボビン部146Bの
係止部160a,160bに、基板1の取付脚13,1
4を夫々係合させることにより、両者がスナップ係合し
て、極めて簡単に、両者は固定的に連結されることにな
る。
【0060】このように、この一実施例においては、駆
動装置4を基板1に取り付けるに際して、何ら、取り付
け工具を必要とする事無く、また、ねじ等の固着部品を
必要とすることが無いので、組み立て工数を減少させる
ことにより、製造コストの低廉化を達成することが出来
ると共に、部品点数の減少により、材料コストの低廉化
を達成することが出来ることになり、合わせて、最終コ
ストの低廉化を確実に達成することが出来ることにな
る。
【0061】ここで、円筒状のヨーク361には、その
軸方向に沿う全長に渡り、厚さ方向に貫通した状態で、
スリットなどの間隙162が形成されており、この間隙
162はその上下両端において開放されている。換言す
れば、このヨーク136は、その軸方向視において、略
C字状に形成されている。
【0062】ヨーク136に間隙162を形成すること
により、リターンスプリングを用いなくても、ロータ1
28は、常時、待機位置に向けて所定の復帰力で回動付
勢されるようになっている。
【0063】図33,図34に示すフレキシブルなフラ
ット状の配線シート52は、図37のようにベースフィ
ルム53上に銅箔パターン54を所定の形で設置し、更
にカバー材55で覆った断面構造となっている。しか
し、これだけでは配線シート52の面規模が大きく強度
が弱いため、配線シート52には、補強板56を張り合
わせている。そして、所定の箇所に小型のコネクタ等の
電子部品(チップ)57が、図36(b)に示す如く、
半田58により実装される。
【0064】このチップ(この例ではコネクタ)57の
半田付けは、配線間隔が密であるため、必要部分にペー
ストを付着した配線シート52全体を加熱し、ペースト
を溶融することで行う。
【0065】しかし、この半田付けを失敗することがあ
る。その理由について追求した結果、上記補強板56の
張り合わせ工程において、補強板56とベースフィルム
53との間に気泡59が発生し、この気泡59によって
図36(a)のようにチップ57が浮き上がり、チップ
の実装面や半田付けランド部がゆがみ、半田付け不良を
引き起こしていることが分かった。
【0066】そこで、図35に示すように、この気泡5
9の空気を抜き去るための小孔60を補強板56に設け
る。ここでは、チップ57両側の実装面61にそれぞれ
1個の小孔60を設け、半田付けランド部62に空気抜
き用の小孔6を3個設けたところ、上記チップ57の足
浮き等の半田付け不良をなくすことができた。
【0067】上記実施例では、基板1から起立させたガ
イド突起15〜18を、絞り羽根2,3のスリット21
〜23、31〜33に通す形としたが、絞り羽根2,3
をその側方から抱くアーム形として設けることができ
る。この形態の下では、絞り羽根2,3の幅は上記スリ
ット21〜22、31〜32の内側縁までとし、ガイド
突起15〜18は、この絞り羽根2,3の側縁から内側
に折れ曲がり或いは隆起する形とし、これによりガイド
突起15〜18の位置を上記駆動ピン6,7の押圧方向
と一致させることになる。
【0068】なお、駆動装置は図38及び図39のよう
に構成されていても良い。
【0069】この変形例の駆動装置170は、コイル組
体171と、このコイル組体171の外周に遊嵌された
状態で固定される円筒状のヨーク172と、このヨーク
172の下端開口を閉塞すると共に、コイル組体171
及びヨーク172を覆って基板に固定する結合部材17
3と、この結合部材173の底面に連結され、コイル組
体171の駆動コイル173及び制動コイル174に電
気的に接続されると共に、フレキシブルプリント基板5
2が取り付けられる端子ピン175、176とを備えて
いる。
【0070】コイル組体171は、上下に2分割される
コイルボビン177と、このコイルボビン177内にこ
れの中心軸線回りに回動自在に収納されるロータ(図示
してない)と、内部にロータが収納されたコイルボビン
146の外周に巻回された駆動コイル173及び制動コ
イル174とから構成されている。
【0071】ここで、ロータは、永久磁石から構成され
る円柱状のロータ本体(図示してない)と、このロータ
本体の中心部に圧入された回転シャフト178と、この
回転シャフト178の上端に中央部を連結され、ロータ
本体の直径方向に沿って延出する作動アーム179と、
この作動アーム179の両端上に夫々植設された所の上
述した駆動ピン180、181とを備えて構成されてい
る。尚、永久磁石から構成されるロータ本体は直径方向
に磁化されており、直径方向に沿って互いに対向する位
置にN極とS極とが設定されている。
【0072】結合部材173には基板に取り付ける固定
部182、183と、コイルボビン177を保持するフ
ック184、185が設けられている。従って、結合部
材173内にコイル組体171を挿入することによりフ
ック184,185が広がってコイルボビン177を保
持することができる。このため、結合部材173とコイ
ルボビン177との結合にねじなどの他の結合部品を使
用しなくとも結合でき、組立作業性が良い。
【0073】
【発明の効果】以上要するに、請求項1及び2の発明に
よれば、プレス加工により、基板の側縁近傍にガイド突
起を切り起こす一方、その立脚部のバリ面側にバリより
高い膨出部を形成しているので、そのバリ面に絞り羽根
が接触して引掛かりを生じるという不具合をなくすこと
ができる。従って、実用性に富む金属板プレス加工品の
基板1を得ることができ、これまでガイドピンとして存
在していた部品点数の削減と、その取付工程の省略化を
図ることができる。
【0074】請求項3の発明によれば、顎部が立脚部の
頂部からの折り曲げにより形成されているので、羽根の
抜けが防止される。
【0075】請求項4の発明によれば、立脚部の頂部か
らの折り曲げが外方向になされているので、プレス加工
が容易に実施できる。
【0076】請求項5の発明によれば、前記折り曲げに
よる顎部の下面にも、バリより高い第2の膨出部が形成
されているので、羽根が顎部に接触した場合にも、バリ
に接触しないので、その悪影響を排除することができ
る。
【0077】請求項6の発明によれば、折り曲げによる
顎部を形成せず、その代わりに、立脚部の上部に第1の
膨出部より大きい別の隆起部を形成し、該隆起部の下面
を第1の膨出部と連続したものとしているので、該隆起
部の下面により羽根の抜けを防止しつつ、羽根がバリ面
に接触する事態を防止することができる。
【0078】請求項7の発明では、立脚部の立ち上がり
の曲げ部分に小孔を形成して曲げを行っているので、塑
性加工における第1の膨出部の膨出量がその膨出部の部
分部分で相違するという状態の発生を防止できる。
【0079】請求項8の発明によれば、配線シートと補
強板との張り合わせ工程において気泡は空気抜き穴から
排出され、配線シートと補強板とを密着できる。
【0080】請求項9の発明によれば、空気抜き穴を配
線シートの電子部品対向部に設けたので、電子部品が浮
き上がることなく電子部品を配線シートに装着できる。
【0081】請求項10の発明によれば、結合部材とボ
ビンとの結合をねじなどを使用することなく結合部材の
ボビンへのはめ込みにより行え、組立が容易になる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る絞り装置の平面図であ
る。
【図2】図1の絞り装置の側面図である。
【図3】図1の絞り装置の断面図である。
【図4】駆動装置の構成を示す斜視図である。
【図5】駆動装置の構成を示す斜視図である。
【図6】図1の絞り装置の基板の平面図である。
【図7】図6の基板の正面図である。
【図8】図6のVI−VI断面図である。
【図9】図6のVII−VII断面図である。
【図10】図1の絞り装置のガイド突起の部分の断面図
である。
【図11】図1の絞り装置のガイド突起の部分の部分斜
視図である。
【図12】図1の絞り装置のガイド突起の部分の部分斜
視図である。
【図13】図1の絞り装置のガイド突起の部分の部分端
面図である。
【図14】図1の絞り装置のガイド突起の部分の部分斜
視図である。
【図15】図1の絞り装置の基板のダレ面とバリ面との
関係を示す図である。
【図16】図1の絞り装置の基板のバリ面と羽根との関
係を示す図である。
【図17】下側の絞り羽根を示した平面図である。
【図18】上側の絞り羽根を示した平面図である。
【図19】本発明の他の実施例を示す基板の平面図であ
る。
【図20】図19の基板の側面図である。
【図21】図19のXIX−XIX断面図である。
【図22】図19のXX−XX断面図である。
【図23】図19のガイド突起の斜視図である。
【図24】本発明の更に他の実施例を示す絞り装置の平
面図である。
【図25】図24の絞り装置の正面図である。
【図26】図24の基板の平面図である。
【図27】図26の基板の正面図である。
【図28】図26のXXVI−XXVI断面図である。
【図29】図26のXXVII−XXVII断面図であ
る。
【図30】図26のガイド突起の部分拡大図である。
【図31】図26のガイド突起の部分斜視図である。
【図32】図26のガイド突起の部分斜視図である。
【図33】配線シートの平面図である。
【図34】配線シートの正面図である。
【図35】図1の配線シートの一部を拡大して示した背
面図である。
【図36】チップと半田付けの良否を例示した図であ
る。
【図37】配線シートの構成を示した断面図である。
【図38】駆動装置の変形例を示す上方から見た斜視図
である。
【図39】駆動装置の変形例を示す下方から見た斜視図
である。
【図40】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 基板上面 1b 基板下面 2,3 絞り羽根 4 駆動装置 5 作動アーム 6,7 駆動ピン 8 受光開口 9 先端嵌合部 10 後部領域 11,12 作動穴 13,14 取付脚 15,16 ガイド突起 17,18 ガイド突起 19,20 リブ 21,22 スリット(ガイド穴) 23 スリット 23a 大径部 24 駆動用長穴 25 絞り開口縁 26 フィルタ 31,32 スリット(ガイド穴) 33 スリット 33a 大径部 34 駆動用長穴 35 絞り開口縁 41 立脚部 42 顎部 43 切欠 44 バリ 45 第1の膨出部 46 第2の膨出部 47,48 小穴 49 隆起部 50 下面 51 取付部 52 配線シート 53 ベースフィルム 54 銅箔パターン 55 カバー材 56 補強板 57 チップ(コネクタ) 58 半田 59 気泡 60 小孔 61 実装面 62 半田付けランド部 A,B 曲げ部 C 直線部 310 駆動装置 320 作動アーム 321,322 駆動ピン 330 基板 331 受光開口 332,335 第1ガイドピン 333,334 第2ガイドピン 361 第1の絞り羽根 361A 羽根本体 361B 羽根アーム 362 第2の絞り羽根 362A 羽根本体 362B 羽根アーム 363 絞り開口 364 絞り開口 365,368 第1ガイド穴 366,367 第2ガイド穴 369 長穴 370 長穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光開口を有する基板に設けたガイド突
    起に、羽根に形成したガイドスリットを係合してこの羽
    根を前記ガイド突起に沿って移動自在に支持し、前記基
    板に取り付けた駆動装置により前記羽根を駆動して、前
    記受光開口の開口面積を調節するカメラ用光量絞り装置
    において、 前記基板をプレス加工により形成すると共に、前記ガイ
    ド突起を基板の羽根対向面から突出する立脚部及びその
    先端の顎部から構成し、プレス加工時に生じる立脚部の
    バリ面側にバリより高い第1の膨出部を形成したことを
    特徴とするカメラ用光量絞り装置。
  2. 【請求項2】 受光開口を有する基板に少なくとも2枚
    の羽根を相対的に逆方向に直線的移動自在に支持し、こ
    れを基板に取り付けた駆動装置における作動アームの円
    弧運動により直線的に変位させて前記受光開口の開口面
    積を調節するカメラ用光量絞り装置において、 前記基板をプレス加工品とし、そのプレス加工時に、 前記基板に立脚部及びその上部の顎部から成るガイド突
    起を切り起こし、 前記立脚部のバリ面側にバリより高い第1の膨出部を形
    成し、 このガイド突起に、前記羽根に形成されたスリットを挿
    通したことを特徴とするカメラ用光量絞り装置。
  3. 【請求項3】 前記顎部が立脚部の頂部からの折り曲げ
    により形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載のカメラ用光量絞り装置。
  4. 【請求項4】 前記立脚部の頂部からの折り曲げが内側
    から外側に向かっていることを特徴とする請求項3記載
    のカメラ用光量絞り装置。
  5. 【請求項5】 前記折り曲げによる顎部のバリ面側にバ
    リより高い第2の膨出部を形成したことを特徴とする請
    求項3または4記載のカメラ用光量絞り装置。
  6. 【請求項6】 前記顎部が立脚部の上部において前記第
    1の膨出部と同一方向に且つ該第1の膨出部より大きく
    形成された隆起部から成り、該隆起部の下面が前記第1
    の膨出部と連続していることを特徴とする請求項1また
    は2記載のカメラ用光量絞り装置。
  7. 【請求項7】 前記立脚部はその立ち上がりの曲げ部分
    に曲げを容易にする小孔を有することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載のカメラ用光量絞り装
    置。
  8. 【請求項8】 前記駆動装置はロータと、このロータを
    駆動するためのコイルと、このコイルに電気的に接続さ
    れた配線シートと、この配線シートの少なくとも一部に
    貼り合わされ、空気抜き穴が設けられた補強板とを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載のカメラ用光
    量絞り装置。
  9. 【請求項9】 空気抜き穴に対向した部分の前記配線シ
    ートには電子部品が電気的に接続されていることを特徴
    とする請求項8記載のカメラ用光量絞り装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動装置は、直径方向に磁化され
    た円柱状の永久磁石と、この永久磁石に取り付けられ羽
    根に係合して羽根を駆動させるための作動アームと、少
    なくとも前記永久磁石が回転自在に収納されたボビン
    と、このボビンの外側に巻かれたコイルと、このコイル
    が巻かれたボビンの外側を覆うように配置されたヨーク
    と、ボビンの前記作動アームとは反対側を覆うと共に、
    ボビンの前記作動アーム側に結合されるフックを有する
    結合部材とを備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載のカメラ用光量絞り装置。
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