JP4391305B2 - カメラ用羽根駆動装置 - Google Patents

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本発明は、シャッタ装置,絞り装置,フィルタ装置などを、単独もしくは複数でユニット化するようにしたカメラ用羽根駆動装置に関する。
カメラに採用されているレンズシャッタ装置(以下、シャッタ装置という),絞り装置,フィルタ装置は、各々羽根部材を有していて、それらをアクチュエータによって往復作動させるようにしている。そして、シャッタ装置の場合には、シャッタ羽根を2枚としたものが多いが、レンズ口径の小さなカメラの場合には、1枚としたものもある。また、レンズ口径の小さなカメラに採用される絞り装置の場合には、小さな円形の開口部を有した1枚の絞り羽根を備え、必要に応じて、その開口部を撮影光路に進退させるようにしたものが多くなっている。
更に、フィルタ装置の場合には、上記の絞り羽根と類似の形状(但し、その開口部は、地板に形成された撮影光路規制用の開口部と略同じ大きさの場合もある)をした1枚の羽根部材に対して、その開口部の近傍位置にその開口部を覆うようにしてNDフィルタ板を取り付けたものをフィルタ羽根としたものが多いが、そのような開口部を有する羽根部材を2枚用意して、それらの間に、NDフィルタ板のみで製作した羽根部材を重合させ、3枚の羽根部材を同時に同方向へ同角度だけ往復回転させるようにした構成のものも考えられている。そして、これらのようなシャッタ羽根,絞り羽根,フィルタ羽根は、最近では、夫々のアクチュエータによって往復作動をさせられるのが普通である。
また、シャッタ装置,絞り装置,フィルタ装置は、各々単独でユニット化されることもあるが、それらの二つ以上の装置を一つのユニットとすることもある。更に、単独でユニット化する場合であっても、シャッタ装置の場合には、開き用のシャッタ羽根と閉じ用のシャッタ羽根とを、別々のアクチュエータで駆動するようにすることがある。また、絞り装置の場合には、異なる大きさの絞り開口を有する複数の絞り羽根を、別々のアクチュエータで駆動するようにすることがあるし、フィルタ装置の場合には、濃度の異なる複数のフィルタ羽根を、別々のアクチュエータで駆動するようにすることもある。そして、このようにユニット化された羽根駆動装置は、デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ,看視カメラ,携帯用も含めた情報端末装置用カメラなどのほかに、従来からの銀塩フィルムカメラやビデオカメラにも採用することが可能となっている。
ところで、このような各種の羽根駆動装置のユニットは、一つの地板に多くの部材を直接又は間接に取り付けて構成されている。そして、その地板は、最近では、低コスト化,軽量化に有利であることから、殆どの場合、合成樹脂製となっている。ところが、地板には、上記のような各種の羽根やそれを駆動するためのモータのほか、場合によってはレンズも取り付ける必要があることから、合成樹脂製の場合には、金属製の場合よりも、厚くならざるを得ないという実情がある。
他方、最近ではカメラの小型化に伴い、薄型化も急速に進んできており、撮影レンズを出来るだけ羽根の作動面に近接させて配置したいという要求がある。ところが、地板の厚さが余り大きいと、そのような要求に応じるのが困難になってしまう。特に、固体撮像素子を備えたカメラの場合には、薄型化を図るために、羽根駆動装置の一方の面に近付けて固体撮像素子を配置し、他方の面に近付けて撮影レンズを配置していることが多いが、そのようなカメラにおいて、レンズ口径を大きくせずに撮像面積を出来るだけ大きくするためには、羽根駆動装置に設けられていて固体撮像素子に対する撮影光の光路を規制している開口位置に、撮影レンズを、より接近させて配置させる必要がある。しかしながら、地板が厚い場合には、どうしてもその厚さに制約を受けてしまうことになる。
そこで、そのような制約をなくすために、地板の固体撮像素子側の面に、薄い板部材(以下、口径板という)を重ねて配置し、撮影光路規制用の開口部は、その口径板に形成するようにし、地板には、それよりもはるかに大きな開口部を形成することによって、撮影レンズの一部を挿入できるようにし、口径板に形成されている撮影光路規制用の開口部に近接させて配置できるようにした構成が、特許文献1で知られている。尚、特許文献1においては、口径板を、口径規制板と称している。
特開2003−131285号公報
ところで、カメラ用羽根駆動装置に、上記のような口径板を設ける場合には、地板に対して、その口径板を取り付ける必要があり、また、口径板との間に羽根室を構成するためのカバー板(補助地板などともいう)も地板に対して取り付ける必要がある。更に、羽根室を複数構成する場合には、口径板とカバー板との間に配置される中間板(仕切り板などともいう)も、地板に対して取り付ける必要がある。ところが、従来は、そのような口径板やカバー板を地板に対して取り付ける場合、夫々複数のねじによって取り付けるのが普通であったため、部品点数も組立工数も多くなって、コスト上で極めて不利であった。また、地板が合成樹脂製であることから、その一部を加熱変形させるだけで、口径板を取り付けるようにしたものもあるが、そのように熱溶着を行う場合であっても、部品点数は減るが、作業に慎重を期する必要があるため、コスト上ではそれほど効果的とはいえなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ねじのような専用の取付け部品を必要とすることなく、また、熱溶着のような特殊な加工を必要とすることなく、カバー板の形状を工夫することによって、地板に対して口径板を簡単に組み付けることができるようにした、コスト上で極めて有利なカメラ用羽根駆動装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用羽根駆動装置は、光路用の開口部を有していて外周面には複数の係止突起を形成している合成樹脂製の地板と、前記地板に重合されており前記開口部と対応する位置には円形をしていて前記開口部よりも小さな光路規制用開口部を有していると共に前記係止突起と対応する位置には複数の張出部を有している口径板と、前記口径板との間に羽根室を構成しており前記光路規制用開口部と対応する位置には前記光路規制用開口部より大きい開口部を有していると共に前記係止突起と対応する位置には前記地板側に折り曲げた形状の弾性を有する複数のフック部を有していて該フック部に形成された孔の一端が前記張出部を押して前記口径板を前記地板に押し付けた状態で該孔の他端を前記係止突起に掛け止めされているカバー板と、前記羽根室に配置されており駆動手段によって往復作動させられ前記光路規制用開口部に進退させられる少なくとも1枚の羽根と、を備えているようにする。
その場合、前記地板には、一体成形された少なくとも一つの軸が設けられており、該軸は、前記口径板に設けられた孔と前記羽根に設けられた孔とに嵌合しているようにすると、組立が容易に行え、コスト面で有利な構成になる。
本発明のカメラ用羽根駆動装置は、厚い合成樹脂製の地板のほかに薄い口径板を備えているので、地板に設けた開口部に撮影レンズの一部を挿入させることができるようになって、カメラ構成の薄型化に有利なものとなっているが、その口径板を地板に取り付けるに際しては、従来のように、ねじのような専用の取付け部品を用いたり、熱溶着のような特殊な加工をすることなく、カバー板を地板に取り付けるとき、地板に設けられた係止突起に対して掛け止めするために、カバー板のフック部に形成された孔の一端で口径板を地板に対して圧接させるようにしたものであるから、コスト的に極めて有利なものである。
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、図1は、シャッタ羽根の全開状態を示した平面図であり、図2は、図1の下側から見た図である。また、図3は、図2におけるA−A線断面図であり、図4は、シャッタ羽根の閉鎖状態を示した平面図である。また、本発明は、シャッタ装置,絞り装置,フィルタ装置を夫々単独でユニット化した羽根駆動装置とすることも、それらのうちの複数をユニット化した羽根駆動装置とすることも可能であるが、実施例は、シャッタ装置だけをユニット化した羽根駆動装置である。更に、本発明は、銀塩フィルムカメラ用の羽根駆動装置とすることも、各種のデジタルカメラ用の羽根駆動装置とすることも可能であるが、実施例は、デジタルスチルカメラに採用されるものであることを前提にして説明することにする。
先ず、本実施例の構成を説明する。図1は、本実施例のシャッタ装置をデジタルスチルカメラに装着したとき、固体撮像素子側から見た平面図である。そのため、以下においては、図1の表面側を固体撮像素子側といい、背面側を被写体側ということにする。地板1は、合成樹脂製であって、円形をした光路用の開口部1aが形成されている。この地板1は、モータも含めて多くの部材を取り付ける必要があることから、比較的厚い部材となっている。また、通常は、地板1に形成されている開口部1aを光路規制用の開口部(露光開口)とすることが多いが、本実施例の場合は、光路規制用の開口部を別に設けていることから、開口部1aの直径は、その光路規制用の開口部よりも大きく形成されていて、被写体側に配置されている図示していない撮影レンズを、後述のシャッタ羽根に近接して配置することを可能にしている。従って、この開口部1aの形状は、本実施例のように、必ずしも円形である必要はない。
この地板1には、その外周面から突き出すようにして、四つの係止突起1b,1c,1d,1eが形成されているが、それらの形状は同じであって、図2に示された係止突起1c,1d,1eから理解できるようになっている。また、地板1の被写体側には、その外周部に沿って壁1fが形成されていると共に、図示していない手段によってモータ枠2が取り付けられている。図1には、このモータ枠2の平面形状が明示されていないが、開口部1aの左上から左下を通って右下にいたる形状をしており、地板1との間にモータ室を構成している。また、地板1の固体撮像素子側の面には、図1に示されているように、二つの軸1g,1hと、二つのストッパ1i,1jと、二つの台部1k,1mが設けられている。
口径板3は、金属製の薄い板材で製作されていて、図1から分かるように、外形形状は地板1と類似の形状をしているが、地板1よりは若干小さく、しかも上記の台部1k,1mを逃げた形状をしている。そして、この口径板3には、地板1の開口部1aと対応する位置に、円形の開口部3aが形成されているが、この開口部3aは、地板1の開口部1aよりも直径が小さく、撮影光の光路規制用開口部となっている。また、この口径板3は、地板1の係止突起1b,1c,1d,1eと対応する位置に、張出部3b,3c,3d,3eを有しているほか、三つの孔3f,3g,3hと、円弧状をした長孔3iを有していて、それらのうちの二つの孔3f,3gを、地板1の軸1g,1hに嵌合させ、残りの一つの孔3hを、地板1のストッパ1jに嵌合させている。尚、図1には明示していないが、地板1にも、長孔3iと対応する位置に、円弧状をした類似の形状の長孔が形成されている。
カバー板4は、金属製の薄い板材で製作されていて、口径板3との間に羽根室を構成しており、口径板3の開口部3aと対応する位置には、その開口部3aよりも直径の大きい開口部4aを有しているが、この開口部4aも地板1の開口部1aと同様に、必ずしも円形である必要はない。また、このカバー板4は、地板1の係止突起1b,1c,1d,1eと対応する位置、即ち口径板3の張出部3b,3c,3d,3eと対応する位置に、地板1側に折り曲げた形状をしているフック部4b,4c,4d,4eを有しているほか、口径板3の三つの孔3f,3g,3hと対応する位置に、それらと同じ形状の三つの孔4f,4g,4hを有しており、また、口径板3の長孔3iと対応する位置には、円弧状をした類似の形状の長孔4iを有している。
そして、それらのうち、二つの孔4f,4gは、上記の軸1g,1hの先端を嵌合させていて、孔3hは、上記のストッパ1jの先端を嵌合させている。また、フック部4b,4c,4d,4eは、弾性を有していると共に、孔4j,4k,4m,4nを有している。そして、それらの孔4j,4k,4m,4nは、図2に示されている孔4mのように、長方形をしており、一端が、口径板3の張出部3b,3c,3d,3eを押して、口径板3を地板1に押し付けていて、他端が、地板1の係止突起1b,1c,1d,1eに掛け止めされている。
口径板3とカバー板4の間に構成された羽根室には、2枚のシャッタ羽根5,6が配置されている。それらのうち、口径板3側に配置されているシャッタ羽根5は、長孔5aを有していて、上記の地板1に設けられた軸1gに回転可能に取り付けられており、他方のシャッタ羽根6は、長孔6aを有していて、上記の地板1に設けられた軸1hに回転可能に取り付けられている。
地板1とモータ枠2の間に構成されたモータ室には、シャッタ羽根5,6を往復回転させるためのアクチュエータが取り付けられている。そのアクチュエータは、特開2003−186079号公報などで周知の電流制御式のモータ(ムービングマグネット型モータなどと称されている)であって、固定子コイルに対する通電方向に対応して、永久磁石製の回転子が、所定の角度範囲内でだけ往復回転するモータであるが、本発明は、そのようなモータの構成自体には直接関係がないので、図1においては、その回転子7のみを示している。そして、回転子7は、その出力ピン7aを、地板1に形成されている図示していない円弧状の長孔と、口径板3の長孔3iとを貫通させて、羽根室内で、シャッタ羽根5,6の長孔5a,6aに挿入し、その先端をカバー板4の長孔4iに挿入させている。
本実施例はこのような構成をしているが、ここで、地板1に対する、口径板3、シャッタ羽根5,6、カバー板4の取り付け方を説明する。先ず、地板1に対して口径板3を取り付けるが、その場合には、口径板3に設けられている三つの円形の孔3f,3g,3hを地板1の軸1g,1h,1jに嵌合させ、長孔3iに出力ピン7aを挿入させる。それによって、口径板3は、軸1hに対して若干回転することが可能な状態となって、張出部3b,3c,3d,3eを、地板1の係止突起1b,1c,1d,1eに対応した位置の近傍に位置付ける。従って、この時点では、口径板3は、その張出部3b,3c,3d,3eと共に平板状のままである。その後、シャッタ羽根5の孔(符号なし)を軸1gに嵌合させ、長孔5aに出力ピン7aを挿通させ、その次に、シャッタ羽根6の孔(符号なし)を軸1hに嵌合させ、長孔6aに出力ピン7aを挿通させる。
そして、最後に、カバー板4を取り付けるが、この場合には、予め、先ず、地板1の係止突起1b,1c,1d,1eと口径板3の張出部3b,3c,3d,3eとの位置合わせをしておいてから、カバー板4のフック部4b,4c,4d,4eの先端を張出部3b,3c,3d,3eの上に載せ、地板1側へ押していく。そのため、フック部4b,4c,4d,4eは、張出部3b,3c,3d,3eを図2の下方へ変形させつつ、自己の弾性を利用して外側に開いていく。そして、孔4j,4k,4m,4nが張出部3b,3c,3d,3eと対向する状態になると、フック部4b,4c,4d,4eは、自己の弾性によって原形に復帰し、張出部3b,3c,3d,3eが孔4j,4k,4m,4nの中に入った状態となる。
そこで、さらにカバー板4を地板1側へ移動させて、三つの円形の孔4f,4g,4hを地板1の軸1g,1h,1jに嵌合させていくと、フック部4b,4c,4d,4eの先端が係止突起1b,1c,1d,1eの斜面に案内されて、再び自己の弾性を利用して外側に開いていく。そして、それらの斜面部との摺接が終了すると、その直後に、カバー板4は地板1の台部1k,1mに接触し、図2において孔4j,4k,4m,4nの上端が、張出部3b,3c,3d,3eに接触するので、それ以後は、カバー板4の板面を撓ませてフック部4b,4c,4d,4eを移動させ続けることになり、今度は、孔4j,4k,4m,4nの上端が、張出部3b,3c,3d,3eを再度変形させていくことになる。
そして、最後に、孔4j,4k,4m,4nが係止突起1b,1c,1d,1eに嵌まり得る移動位置に達すると、フック部4b,4c,4d,4eは、自己の弾性によって再度原形に復帰し、係止突起1b,1c,1d,1eが孔4j,4k,4m,4nの中に入った状態となる。そのため、その後、カバー板4を押していた力を解除すると、カバー板4の板面が原形に復帰しようとするので、その過程で、図2に示すように、孔4j,4k,4m,4nの下端が、係止突起1b,1c,1d,1eに掛け止めされた状態になる。そして、その状態では、長方形をした孔4j,4k,4m,4nの短辺の長さが、張出部3b,3c,3d,3eや係止突起1b,1c,1d,1eの幅の寸法と略同じであることから、地板1の中心を略中心とした、口径板3とカバー板4の回り止めにもなっている。
また、上記のような取り付け過程において、張出部3b,3c,3d,3eは、2回にわたって変形をさせられる。そのため、組み付け完了時においては、図2に示されているように、口径板3が当初のような平板状に復帰していない場合もある。しかしながら、そのような場合であっても、図3に示したように、張出部3b,3c,3d,3eの一部が、孔4j,4k,4m,4nの上端に押されるので、口径板3が地板1に押し付けられた状態を得ることは可能である。尚、本実施例の場合には、口径板3とカバー板4を金属製としているが、張出部3b,3c,3d,3eやフック部4b,4c,4d,4eに所定の弾性が得られ、しかも、地板1への取付け状態が確実に得られるのであれば、合成樹脂製としても一向に差し支えない。
次に、本実施例の作動を簡単に説明する。本実施例の羽根駆動装置は、デジタルスチルカメラに採用して好適となるように構成したものであって、図1はその初期状態、即ち撮影の待機状態を示したものである。そのため、このとき、シャッタ羽根5,6は、開口部3aを全開にした状態になっているため、固体撮像素子は被写体光にさらされており、被写体像をモニターで観察することが可能になっている。また、このとき、モータの固定子コイルには通電されていないが、上記の特開2003−186079号公報にも記載されているように、固定子のヨークの先端と回転子7との位置関係によって、回転子7には時計方向へ回転する力が働いており、シャッタ羽根6がストッパ1iに接触させられことによって、この停止状態が確実に維持されるようになっている。
撮影に際してレリーズボタンを押すと、固体撮像素子に蓄積されていた電荷が放出され、あらたな電荷の蓄積開始によって撮影が開始する。その後、所定の時間が経過すると、露光制御回路からの信号によって、固定子コイルに通電され、回転子7が反時計方向へ回転させられる。そのため、シャッタ羽根5,6は、相反する方向へ回転させられ、開口部3aを閉じていく。そして、開口部3aを完全に閉鎖した直後に、シャッタ羽根6がストッパ1jに当接して停止する。その状態が図4に示された状態である。
このようにして開口部3aが閉鎖すると、その状態において撮像情報が記憶装置に転送される。そして、その転送が終了すると、固定子コイルに対して、上記の場合とは逆方向の通電が行われる。そのため、回転子7は時計方向へ回転してシャッタ羽根5,6に開き作動を行わせる。その後、シャッタ羽根5,6が開口部3aを全開にすると、その直後に、シャッタ羽根6がストッパ1iに当接して停止する。そして、固定子コイルに対する通電を断つと、図1に示した初期状態に復帰したことになる。
尚、本実施例を銀塩フィルムカメラに採用した場合には、図4に示した状態が初期状態となり、撮影に際しては、図1に示した状態になってから図4の状態に復帰させるようにすることは、言うまでもない。また、本実施例においては、アクチュエータとして、ムービングマグネット型モータなどと称されている電流制御式のモータを用いているが、本発明の駆動手段は、そのようなモータにに限定されず、ステップモータなどの他の電磁駆動手段としても差し支えない。また、本実施例は、シャッタ装置だけをユニット化したものであるが、本発明のカメラ用羽根駆動装置は、シャッタ装置,絞り装置,フィルタ装置を夫々単独でユニット化したものであっても、それらの二つ以上をユニット化したものであっても差し支えない。
シャッタ羽根の全開状態を示した実施例の平面図である。 図1の下側から見た図である。 図2におけるA−A線断面図である。 シャッタ羽根の閉鎖状態を示した実施例の平面図である。
符号の説明
1 地板
1a,3a,4a 開口部
1b,1c,1d,1e 係止突起
1f 壁
1g,1h 軸
1i,1j ストッパ
1k,1m 台部
2 モータ枠
3 口径板
3b,3c,3d,3e 張出部
3f〜3h,4f〜4h,4j,4k,4m,4n 孔
3i,4i,5a,6a 長孔
7,8 回転子
4 カバー板
4b,4c,4d,4e フック部
5,6 シャッタ羽根
7 回転子
7a 出力ピン

Claims (2)

  1. 光路用の開口部を有していて外周面には複数の係止突起を形成している合成樹脂製の地板と、前記地板に重合されており前記開口部と対応する位置には円形をしていて前記開口部よりも小さな光路規制用開口部を有していると共に前記係止突起と対応する位置には複数の張出部を有している口径板と、前記口径板との間に羽根室を構成しており前記光路規制用開口部と対応する位置には前記光路規制用開口部より大きい開口部を有していると共に前記係止突起と対応する位置には前記地板側に折り曲げた形状の弾性を有する複数のフック部を有していて該フック部に形成された孔の一端が前記張出部を押して前記口径板を前記地板に押し付けた状態で該孔の他端を前記係止突起に掛け止めされているカバー板と、前記羽根室に配置されており駆動手段によって往復作動させられ前記光路規制用開口部に進退させられる少なくとも1枚の羽根と、を備えていることを特徴とするカメラ用羽根駆動装置。
  2. 前記地板には、一体成形された少なくとも一つの軸が設けられており、該軸は、前記口径板に設けられた孔と前記羽根に設けられた孔と前記カバー板に設けられた孔とに嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用羽根駆動装置。












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