JPH08304648A - 光導波路の製造方法 - Google Patents

光導波路の製造方法

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JPH08304648A
JPH08304648A JP10492495A JP10492495A JPH08304648A JP H08304648 A JPH08304648 A JP H08304648A JP 10492495 A JP10492495 A JP 10492495A JP 10492495 A JP10492495 A JP 10492495A JP H08304648 A JPH08304648 A JP H08304648A
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JP
Japan
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core
optical waveguide
film
substrate
polymer material
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Pending
Application number
JP10492495A
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English (en)
Inventor
Akihiro Hori
彰弘 堀
Katsuyuki Imoto
克之 井本
Yoshihiro Narita
善廣 成田
Shinobu Sato
佐藤  忍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程数が少なく、ポリマ導波路を寸法精
度良く成形し損失の小さい光導波路の製造方法を提供す
る。 【構成】 基板1上に、石英系ガラス材料から成る光
導波路の一部分がポリマ材料で成る光導波路を製造する
方法において、上記一部分を除いた区間のコア31,3
3を石英系ガラス材料にて成形し、次いで上記一部分の
コア51をポリマ材料にて成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光フィルタ、光スイッ
チ、電気光学効果素子などに利用できるポリマ導波路埋
め込み石英系ガラス導波路の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石英系ガラス材料からなる光導波路の一
部分がポリマ材料からなる光導波路である、ポリマ埋め
込み石英系ガラス導波路は、光フィルタ、光スイッチ、
電気光学効果素子などに利用され、その製造方法が、フ
ォトリソグラフィやドライエッチング等の技術の応用で
あるため、光導波路を任意の形状と寸法精度で製造でき
る特長を持っている。
【0003】従来のポリマ埋め込み石英系ガラス導波路
の製造方法は図4に示すように、石英ガラスあるいはS
iの基板1上に、SiO2 膜、TiO2 、GeO2 等の
屈折率制御用ドーパントを添加したSiO2 膜、または
SiOx y z 膜等の石英系ガラス材料からなるコア
膜3をプラズマCVD法、スパッタ法、イオンビーム法
等により積層する(図4(a))。
【0004】次に、フォトリソグラフィにより、図4
(b)に示すコア30の部分をマスクとする金属膜パタ
ーンをコア膜3上に成形し、ドライエッチングを施して
コア30を成形し(図4(b))、更に、フォトリソグ
ラフィにより、図4(c)に示すコア32の部分以外を
マスクとする金属膜パターンをコア膜30及び基板上に
成形し、ドライエッチングを施してコア32を除去する
(図4(c))。
【0005】更に、この基板1上に、ポリメチルメタク
リレート、ポリカーボネイト、ポリイミド等のポリマ材
料によりコア膜5を積層し(図4(d))、その後、フ
ォトリソグラフィによる金属膜パターンとドライエッチ
ングによりポリマ導波路となるコア51を成形すると共
に、石英系ガラス材料のコア31,33の周囲のポリマ
材料からなるコア膜5を除去した(図4(e))。
【0006】最後に、図4(f)に示すように光導波路
33,51,31を石英系ガラス材料あるいはポリマ材
料からなるクラッド層6で覆うようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
方法は、図4(b)に示したように、一度コア30を成
形してから、さらに、フォトリソグラフィとドライエッ
チングを施し、図4(c)に示したようなコア32の除
去を行っているが、この場合、コア32を除去するため
のフォトリソグラフィとして、図4(b)の工程後に、
マスク用の金属膜を基板1とコア30上に成形しなけれ
ばならない。しかし金属膜はコア30のような凸形状の
上では、金属膜の形成が不良となり、その後に続くドラ
イエッチングを行うと、図4の(c)に示すコア32の
除去の寸法精度が悪くなり、そこにポリマ導波路を成形
しても石英系ガラス材料からなる導波路との良好な接続
が得られず、伝送損失が大きくなるという問題があっ
た。
【0008】そこで、図5に示す以下の方法が提案され
ている。すなわち、まず石英ガラスあるいはSiの基板
1上に、SiO2 膜、TiO2 、GeO2 等の屈折率制
御用ドーパントを添加したSiO2 膜、またはSiOx
y z 膜等の石英系ガラス材料からなるコア膜3をプ
ラズマCVD法、スパッタ法、イオンビーム法等により
積層する(図5(a))。
【0009】次に、先に述べたフォトリソグラフィによ
る金属膜パターンとドライエッチングによりコア30を
成形し(図5(b))、その基板1上に石英系ガラス材
料あるいはポリマ材料からなるクラッド層4を積層する
(図5(c))。さらにポリマ導波路を成形するため
に、フォトリソグラフィとドライエッチングによりクラ
ッド層42とコア32を除去しスリットを成形した(図
5(d))。
【0010】更に、このスリットにポリメチルメタクリ
レート、ポリカーボネイト、ポリイミド等のポリマ材料
を滴下してスピンコート法により選択的に積層し、加熱
・乾燥を行いコア膜5を成形し(図5の(e))、フォ
トリソグラフィとドライエッチングによりポリマ導波路
51を成形し(図5の(f))、クラッド層4と同材料
からなるクラッド層7でポリマ導波路51を覆うように
した(図5の(g))。
【0011】この方法によれば、ドライエッチング前の
図5の(a)、(c)の各工程でフォトリソグラフィ用
の金属膜を積層する際、良好な膜が得られるが、工程数
が7と多いため製造コストが増大する問題があった。
【0012】更に、図5の(d)に示す工程で、クラッ
ド層42とコア32をエッチングにより除去する際、コ
ア及びクラッドの材質の違いによりエッチング速度が異
なるため、ポリマ導波路を成形する部分が凹凸形状とな
り、後に続くポリマ導波路の成形が困難になってしまう
という問題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、製造工程数が少なく、ポリマ導波路を寸法精度良く
成形し損失の少ない光導波路の製造方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板上に、石英系ガラス材料から成る光導
波路の一部分がポリマ材料から成る光導波路を製造する
方法において、上記基板上に石英系ガラス材料を積層し
一回のフォトリソグラフィと一回のドライエッチングで
上記一部分を除いた区間を成形した後、次いで上記一部
分のコアをポリマ材料にて成形するものである。
【0015】
【作用】本発明の方法により、石英系ガラス材料からな
る光導波路となる部分を一回のフォトリソグラフィと一
回のドライエッチングで形成する。またマスク用の金属
膜を形成する際、基板表面は凹凸のない平面であるため
金属膜が良好に形成される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0017】図1(a)〜(d)は本発明の方法による
光導波路の製造方法の製造工程を示したものである。
【0018】まず、石英ガラスあるいはSiの基板1上
に、SiO2 膜、TiO2 、GeO2 等の屈折率制御用
ドーパントを添加したSiO2 膜、またはSiOx y
z 膜等の石英系ガラス材料からなるコア膜3をプラズ
マCVD法、スパッタ法、イオンビーム法等により厚さ
d=2.5μmに積層する(図1(a))。
【0019】次に、フォトリソグラフィにより、コア膜
3上に、図2に示すような幅w=4μmで間隔I=50
mmでコア31,33部分をマスクする金属膜パターン
70を成形し、ドライエッチングを施して図1(b)に
示すようなコア31,33を成形し、金属膜パターン7
0を剥離する。
【0020】更に、この基板1上に、ポリメチルメタク
リレート、ポリカーボネイト、ポリイミド等のポリマ材
料によりコア膜5を厚さD=2.5μmに積層し(図1
(c))、フォトリソグラフィにより、コア膜5上に、
図1(d)に示す幅w=4μmで長さI=50mmのコ
ア51部分とコア31,33部分をマスクとする金属膜
パターン(図示せず)を成形し、ドライエッチングを施
してコア51を成形し、金属膜パターンを剥離する(図
1(d))。
【0021】最後に、図3に示すように石英系ガラス材
料あるいはポリマ材料からなる、比屈折率差Δ=2%の
クラッド層6で覆う。
【0022】以上の方法によれば、工程数は5と少な
く、また、マスクとなる金属膜を成形する工程におい
て、つまり図1の(a)と(c)の工程後、金属膜を積
層する際、基板の表面は凹凸のない平面であり、マスク
用の金属膜は良好に形成されるため、寸法精度の良い光
導波路を成形できる。
【0023】更に、上記の方法により成形した光導波路
に波長1.3μmの光信号を伝送させて、損失特性を測
定した。また比較例として、本実施例と同材料で、図4
及び図5に示した従来の方法で光導波路を成形し、同様
に損失特性を測定し、これらの測定結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】本発明の方法による光導波路は0.12d
B/cmと低損失であり、石英系ガラス材料の光導波路
とポリマ材料の光導波路が精度よく接続している。
【0026】図4に示した従来の方法による光導波路は
5.2dB/cmと高い損失を示し、これは石英系ガラ
ス材料の光導波路とポリマ材料の光導波路が精度よく接
続していないことを示している。また図5に示した方法
による光導波路はポリマ導波路を形成する部分が凹凸形
状となり、後に続くポリマ導波路の形成ができず測定は
できなかった。この測定により本発明の著しい効果が実
証された。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明の方法によれば、石
英系ガラス材料からなる光導波路となる部分を一回のフ
ォトリソグラフィと一回のドライエッチングで形成する
ため、工程数は減少し、製造コストを低く抑えることが
できる。また、マスク用の金属膜が良好に形成されるた
め、ポリマ導波路を寸法精度良く形成することができ、
低損失の光導波路を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路の製造方法の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】石英系ガラス材料から成る光導波路形成用の金
属膜パターンを示す平面図である。
【図3】本発明の方法により成形した光導波路を示す斜
視図である。
【図4】従来の光導波路の製造方法の工程を示す斜視図
である。
【図5】従来の光導波路の製造方法の工程を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 基板 31、33 石英系ガラス材料からなる光導波路 51 ポリマ材料からなる光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 忍 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社アドバンスリサーチセンタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、石英系ガラス材料から成る光
    導波路の一部分がポリマ材料で成る光導波路を製造する
    方法において、上記一部分を除いた区間のコアを石英系
    ガラス材料にて成形し、次いで上記一部分のコアをポリ
    マ材料にて成形することを特徴とする光導波路の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 基板上に、石英系ガラス材料から成る光
    導波路の一部分がポリマ材料で成る光導波路を製造する
    方法において、上記基板上に石英系ガラス材料を積層し
    一回のフォトリソグラフィと一回のドライエッチングで
    上記一部分を除いた区間を成形した後、次いで上記一部
    分のコアをポリマ材料にて成形することを特徴とする光
    導波路の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記光導波路のコアを成形した後に、コ
    ア全体を石英系ガラス材料あるいはポリマ材料にてクラ
    ッド層を被覆する請求項1又は2記載の光導波路の製造
    方法。
JP10492495A 1995-04-28 1995-04-28 光導波路の製造方法 Pending JPH08304648A (ja)

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