JPH08304588A - 加圧水型原子炉の加圧器 - Google Patents

加圧水型原子炉の加圧器

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JPH08304588A
JPH08304588A JP7116042A JP11604295A JPH08304588A JP H08304588 A JPH08304588 A JP H08304588A JP 7116042 A JP7116042 A JP 7116042A JP 11604295 A JP11604295 A JP 11604295A JP H08304588 A JPH08304588 A JP H08304588A
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JP
Japan
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pressurizer
pipe
spray
spray nozzle
pressure
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Withdrawn
Application number
JP7116042A
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English (en)
Inventor
Kunimitsu Tatsuno
国光 辰野
Koji Koyama
幸司 小山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧水型原子炉の加圧器において、冷却用ス
プレイ配管への蒸気の逆流による熱成層化現象を防止す
る。 【構成】 下部が加圧水型原子炉の一次冷却材循環系の
配管に連絡した加熱器本体31の上部鏡板31aの下面
に、冷却用スプレイノズル35が取り付けられ、スプレ
イノズル35に接続したスプレイ配管33にU字部33
aが形成されている。加圧器本体31の内部下方には、
冷却材の液相部が形成され、この中に入るように加熱用
ヒータが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧水型原子炉に関
し、特にその加圧器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子炉では、原子炉炉心を流れ
てこれを冷却する原子炉一次冷却材の圧力を所定範囲に
維持するため加圧器が用いられている。この加圧器の概
略構造を説明すると、図5において、竪型の耐圧容器で
ある加圧器本体1の底部が、サージ管3を介して一次冷
却材循環系の高温配管5に連通し、内方下部に加熱用ヒ
ータ7を設け、更に天井部に冷却用スプレイノズル9が
設けられている。そして本体の内方下部には、一次冷却
材が入り込んで液相部11が形成され、内方上部は蒸気
相部13となっている。そして蒸気相部13の圧力を制
御することにより一次冷却材の圧力を制御する。即ち、
圧力が低ければ、ヒータ7で液相部11を加熱して蒸発
を促進し、蒸気相部13の圧力を上げて一次冷却材の圧
力を上げる。反対に、圧力が高ければ、スプレイ配管1
5を経由して供給された低温の冷却水をスプレイノズル
9より散布して蒸気相部13を冷却し、その圧力を下
げ、一次冷却材の圧力を下げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、スプレイ配管
15には、スプレイ弁17が設けられ、前述の低温冷却
水の供給を制御するが、供給停止時のスプレイ配管15
の過冷却を防止するためスプレイ弁17にはバイパス弁
19が設けられ、スプレイ弁17が閉じたときでも少量
の冷却水を流すようにしている。しかしながら、蒸気相
部13は、かなりの高圧力になっているから、前述の少
量の冷却水が流れているとき、スプレイ配管15にとき
に蒸気が逆流し、スプレイ配管15に、液相の冷却材と
蒸気とが併存することとなる。そして、スプレイ配管1
5に水平部15aがあると、図6に示すように、上部の
気相冷却材と下部の液相冷却材とからなる熱成層化現象
が生じることがある。熱成層化現象が生ずると、スプレ
イ配管15の管壁に大きな熱勾配が生じ、熱応力が大き
くなるから、熱成層化現象の生成、消滅が繰り返される
と、熱疲労の原因となりやすい。従って、本発明は、ス
プレイ配管への蒸気の逆流が防止された加圧水型原子炉
の加圧器を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
め、本発明によれば、加圧水型原子炉の一次冷却材配管
に下部が連通し、内部下方に加熱用ヒータが設けられ、
天井部に冷却用スプレイノズルが設けられた加圧器にお
いて、該スプレイノズルに接続した冷却水供給配管にU
字部を形成し、該U字部をスプレイノズルに近接して加
圧器本体内部に配置して成ることを特徴とする。なお、
好ましくは、冷却水供給配管の他端は、一次冷却材循環
系の低温部の適所に連絡している。
【0005】
【作用】前記構成の本発明によれば、ヒータによって本
体内部下方の液相冷却材を加熱蒸発せしめて圧力を増大
し、他方本体天井部のスプレイノズルから低温冷却材を
散布して気相冷却材即ち蒸気相部を冷却して圧力を低下
して加圧水型原子炉の一次冷却循環系の一次冷却材圧力
を所定範囲内に制御する。冷却材供給配管のU字部に流
入した低温冷却材はそこに留まってトラップを形成し、
蒸気の逆流流路を閉じる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。なお、各図において同一の部分には、同一
の符号を付し、前述の従来のものと同一の部分にも同一
の符号を付している。先ず、図1を参照して加圧水型原
子炉の一次冷却材循環系を説明すると、原子炉容器21
は、高温配管5を介して蒸気発生器23に連絡し、これ
にクロスオーバ配管25を介して連絡した冷却材ポンプ
27は、低温配管29を介して原子炉容器21の入口ノ
ズルに連絡し、一次冷却材循環系20を形成している。
その作用を概説すると、原子炉容器21の内部の炉心で
高温に加熱された一次冷却材は、蒸気発生器23内で図
示しない二次系の給水を熱交換により加熱し、タービン
駆動用蒸気を発生せしめる。低温になった冷却材は、ク
ロスオーバ配管25を通って冷却材ポンプ27に吸い込
まれ、そして加圧され低温配管29を通って原子炉容器
21に戻される。
【0007】サージ管3を介して高温配管5に連通した
加圧器30の本体31には、ヒータ7が設けられ、これ
は液相部11の加熱に供せられる。そして、スプレイ弁
17と、バイパス弁19が設けられた冷却水供給管即ち
スプレイ配管33の一端が、本体31の天井部に設けら
れたスプレイノズル35に接続されている。スプレイ配
管33の他端は、一次冷却材循環系の低温部の適所に接
続されている。図2は、加圧器30の上部を拡大して示
しているが、図において竪型耐圧容器である本体31の
上部鏡板31aの下面にスプレイノズル35が固定され
ている。スプレイ配管33は、上部鏡板31aを貫いて
本体31の中に延び、スプレイノズル35に接続してい
る。そして、スプレイ配管33には、スプレイノズル3
5に近接して、U字部33aが形成され、図示のように
本体31の内部に位置している。
【0008】前述の構成を有する本実施例において、前
述したように一次冷却材即ち軽水が一次冷却材循環系2
0を循環する運転中、軽水の一部は、サージ管5を通っ
て加圧器30の本体31の内部下方に侵入して、液相部
11を形成し、その上方に蒸気相部13が形成される。
図示しない圧力検出器で、一次冷却材循環系20の内部
圧力を検出し、圧力が規定値より低ければ、ヒータ7に
通電して軽水を加熱して蒸発を促進し、蒸気相部13の
圧力を高める。この圧力は、サージ管3を介して、一次
冷却材循環系20の内部に伝わるからその内部圧力を規
定値範囲に入るように高める。検出圧力が上限規定値よ
り高ければ、スプレイ弁17を開き、低温の冷却水即ち
軽水をスプレイノズル35に供給し、蒸気相部13に散
布する。これにより蒸気相部13の蒸気は、冷却されて
蒸気相部13の圧力は低下し、前述の原理で一次冷却材
循環系20の内部圧力が規定範囲内に戻される。
【0009】スプレイ弁17が開いたときのスプレイ配
管33の内部の状況は、図3に示すように軽水37が、
斜線で示すように内部が一杯になるように流れていて、
U字部33aも軽水37で満たされる。この状態からス
プレイ弁17を閉じるとU字部33aに軽水37が残
り、所謂Uトラップを形成する。この場合、蒸気相部1
3の高圧蒸気13aが、スプレイ管33に逆流するが、
U字部33aのトラップで止められる。その後、スプレ
イ配管33の過冷却防止のためバイパス弁19を開い
て、小流量の軽水を流すと再び図3の状態になり、スプ
レイノズル35から本体31内に流出する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スプレイノズルに接続した冷却水供給配管にU字部が形
成され、ここに冷却水が溜まって所謂Uトラップを形成
し、加圧器内部からの蒸気の逆流を阻止する。このため
熱成層化現象の生成が防止され、冷却材供給配管の管壁
は、一様温度に保たれるから熱応力は低下して熱サイク
ル疲労は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概念系統図である。
【図2】前記実施例の要部拡大部分断面図である。
【図3】前記実施例の作用説明図である。
【図4】前記実施例の作用説明図である。
【図5】従来技術の系統図である。
【図6】従来技術の不具合の説明図である。
【符号の説明】
5 高温配管 7 ヒータ 11 液相部 13 蒸気相部 20 一次冷却材循環系 30 加圧器 31 本体 33 スプレイ配管 33a U字部 35 スプレイノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧水型原子炉の一次冷却材配管に下部
    が連通し、内部下方に加熱用ヒータが設けられると共に
    天井部に冷却用スプレイノズルが設けられた加圧器にお
    いて、該スプレイノズルに接続した冷却水供給配管にU
    字部を形成し、該U字部を該スプレイノズルに近接して
    加圧器本体内部に配置して成ることを特徴とする加圧水
    型原子炉の加圧器。
JP7116042A 1995-05-15 1995-05-15 加圧水型原子炉の加圧器 Withdrawn JPH08304588A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998028751A1 (de) * 1996-12-20 1998-07-02 Siemens Aktiengesellschaft Druckhalter mit sprühvorrichtung
JP2009517639A (ja) * 2005-11-29 2009-04-30 アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 注入系および付属する運転方法
KR101703915B1 (ko) 2015-11-30 2017-02-07 한국전력기술 주식회사 반원형 노즐을 가진 가압기 살수 장치

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US8045671B2 (en) 2005-11-29 2011-10-25 Areva Np Gmbh Injection system and associated operating method
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