JPH0830443B2 - 多気筒エンジンのエンジンブロック - Google Patents

多気筒エンジンのエンジンブロック

Info

Publication number
JPH0830443B2
JPH0830443B2 JP63255623A JP25562388A JPH0830443B2 JP H0830443 B2 JPH0830443 B2 JP H0830443B2 JP 63255623 A JP63255623 A JP 63255623A JP 25562388 A JP25562388 A JP 25562388A JP H0830443 B2 JPH0830443 B2 JP H0830443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
block
engine
lower case
mission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63255623A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02102349A (ja
Inventor
和雄 井上
雅樹 上山
常雄 今野
季延 畑
健二 濱邊
友説 松野
隆史 守谷
直美 藁科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP63255623A priority Critical patent/JPH0830443B2/ja
Priority to US07/418,853 priority patent/US5016584A/en
Priority to CA002000353A priority patent/CA2000353A1/en
Priority to DE8989310416T priority patent/DE68905997T2/de
Priority to EP89310416A priority patent/EP0368478B1/en
Publication of JPH02102349A publication Critical patent/JPH02102349A/ja
Publication of JPH0830443B2 publication Critical patent/JPH0830443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/02Arrangements of lubricant conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0002Cylinder arrangements
    • F02F7/0007Crankcases of engines with cylinders in line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/02Light metals
    • F05C2201/021Aluminium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は多気筒エンジンの主要部分を構成するエンジ
ンブロックに関し、特に骨格フレームと剛性膜部材とを
備え軽量かつ高剛性であり、高回転高出力エンジン用と
して好適なエンジンブロックに関するものである。
(2) 従来の技術 従来シリンダジャケット側部材およびクランクケース
側部材に防振パネルを装着して直方体状のシリンダブロ
ックを形成し、シリンダブロックの強度を低下させるこ
となく騒音低減を図るようにしたエンジンは公知である
(実公昭59−43486号公報)。
(3) 発明が解決しようとする課題 近年エンジンの高回転、高出力化に伴い、その振動、
騒音の低減対策が大きな課題となっている。
ところでエンジンはその運転により、上下曲げ、前後
曲げ、捩り等を生じ、これらが相乗増幅して大なる振動
騒音を発生するものと考えられるが、エンジンの振動騒
音の大部分はエンジンのシリンダブロック部分を通して
他の部分へと伝播されており、その振動騒音の低減のた
めにはエンジンのシリンダブロック部分の剛性アップを
図ることが最重要課題であるが前記従来のものではかか
る課題に対する対策がなされていない。
また一般にエンジンの剛性アップを図るべくその振動
発生源であるエンジンブロック部分を単に肉厚に形成し
たり、ステフナ等の補強部材で補強したり、あるいは高
強度材料で形成したりすることが考えられるがこのよう
にすればエンジン自体の重量増を招いたり、コストが大
幅に嵩んだりする等の別の不都合を生じるという課題が
ある。
またエンジンの運転振動はシリンダブロックを通して
該シリンダブロックとミッションケースとの接合面へも
伝達され、該接合面の剛性不足が振動、騒音を高める原
因となるのでエンジンの振動、騒音の他の低減対策とし
てシリンダブロックとミッションケースとの接合面の結
合剛性を高めることが望まれるが従来のものではこのよ
うな対策も不十分であるという他の課題もある。
本発明は上記実情にかんがみてなされたもので、主と
して強度部材として機能する骨格フレームと主として剛
性部材として機能する剛性膜部材との協働によりエンジ
ンの重量増加を最小限に抑えながら最大の剛性アップを
図るようにした多気筒エンジンのエンジンブロックを提
供することを主な目的とするものである。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、 請求項第項の発明によれば、多気筒エンジンのエン
ジンブロックにおいて、前記エンジンブロックの主体部
分を構成するシリンダブロックを、複数の、シリンダボ
アを有するシリンダバレルを連設したシリンダバレル集
合ブロックと、前記シリンダバレル集合ブロックのクラ
ンク軸線方向に沿う左,右両側壁の外面に一体に結合さ
れる骨格フレームと、前記骨格フレームの外側面に設け
られる板状の剛性膜部材とより構成し、前記骨格フレー
ムは剛性を保有する各々複数本の横梁骨材、縦梁骨材お
よび柱骨材を立体格子状に一体に枠組みして構成され、
前記複数本の横梁骨材は、前記シリンダバレル集合ブロ
ックの左,右両側壁外面よりクランク軸線およびシリン
ダボア軸線方向にそれぞれ間隔を存して横方向外方に延
出し、また前記複数本の縦梁骨材は、シリンダボア軸線
方向に間隔を存してシリンダバレルの配列方向に沿って
延びて前記横梁骨材をクランク軸線方向に一体に結合
し、さらに前記複数本の柱骨材は、クランク軸線方向に
間隔を存して上下方向に延びて前記横梁骨材をシリンダ
ボア軸線方向に一体に結合する。
また請求項第項の発明によれば、シリンダブロック
と、そのデッキ面上に一体に重合結着されるシリンダヘ
ッドと、前記シリンダブロックの下面に一体に結着され
るロアーケースとよりなる、多気筒エンジンのエンジン
ブロックであって、前記シリンダブロックは、複数の、
シリンダボアを有するシリンダバレルを連設したシリン
ダバレル集合ブロックと、前記シリンダバレル集合ブロ
ックのクランク軸方向に沿う左,右両側壁の外面に一体
に結合される立体格子状の骨格フレームと、前記骨格フ
レームの左,右外側面に設けられる板状の剛性膜部材と
よりなり、前記シリンダブロックとロアーケースのクラ
ンク軸線方向に沿う左右両外側面は、シリンダボア軸線
と略平行な面一に形成される。
更に請求項第項の発明によれば、多気筒エンジンの
エンジンブロックにおいて、前記エンジンブロックの主
体部を構成するシリンダブロックを、複数のシリンダボ
アを有するシリンダバレルを連設したシリンダバレル集
合ブロックと、該シリンダバレル集合ブロックのクラン
ク軸線方向に沿う左,右両側壁の外面に一体に結着され
る立体格子状骨格フレームと、該骨格フレームの外側面
に設けられる板状の剛性膜部材とより構成し、前記シリ
ンダブロックは、そのクランク軸線方向の一端面に、四
角形状のミッション合せ面を有し、またそのクランク軸
線に沿う左右両側面はシリンダ軸線方向に直線状であ
り、その後部から前記ミッション合せ面に向って末広状
に拡がる拡開張出部を有する。
(2) 作用 請求項第項の発明の構成によれば、エンジンブロッ
クの中核部をなしてエンジンの主な振動源となるシリン
ダブロックは、シリンダバレル集合ブロックの左,右外
側において横方向、縦方向及び高さ方向にそれぞれ延び
る各々複数本の横梁骨材、縦梁骨材及び柱骨材を三次元
立体格子状に一体に枠組みしてなる極めて頑丈な骨格フ
レームと、その骨格フレーム外側面に接合される板状の
剛性膜部材とを備えて構成され、エンジンの上下、およ
び前後曲げ、クランク軸回りの捩りに対する剛性が大幅
に高められ、しかもエンジンの単位容積当りの重量も大
幅に低減される。また製造が容易である。
また請求項第項の発明の構成によれば、エンジンブ
ロックを構成するシリンダブロックは、その左,右外側
に立体格子状の骨格フレームと板状の剛性膜部材とを備
えていて、その自体の曲げ及び捩り剛性が高められてい
る上、このシリンダブロック下面にロアーケースが一体
に結合されているから、その結合体に作用する上下、前
記方向の曲げ、クランク軸回りの捩りに対する剛性が一
層高められるとともにその軽量化が達成され、かつ製造
コストの低減も図れる。
さらにまた請求項第項の発明によれば、エンジンブ
ロックの主体部を構成するシリンダブロックは立体格子
状の骨格フレームと板状の剛性膜部材とを備えて一体結
合されて全体の軽量化を図りつつ曲げおよび捩り剛性が
大幅に高められ、さらにミッションケースとの合せ面を
面積大なる四角形状に形成してミッションとの結合強度
が大幅に高められる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
第1図には本発明エンジンブロックを組込んだ直列四
気筒エンジンの要部を縦断して示す全体側面図、第2図
には第1図II−II線に沿う断面図、第3図には第1図II
I−III線に沿う拡大断面図が示され、これらの図におい
てエンジンブロックEは、シリンダブロックBCと、その
デッキ面1上にガスケット2を介して接合されるシリン
ダヘッドHCと、前記シリンダブロックBCの下面に結着さ
れるロアーケースCLとより構成されている。前記シリン
ダヘッドHCの上面にはヘッドカバーCHが被着され、また
前記ロアーケースCLの下面にオイルパンPOが接合されて
いる。シリンダブロックBCとロアーケースCLとの合せ面
にはクランク軸3が回転自在に支承され、またシリンダ
ブロックBCの4つの第1〜第4シリンダバレル101〜104
の各シリンダボア4…にはピストン5…がそれぞれ摺動
自在に嵌合され、それらのピストン5…とクランク軸3
とはコンロッド6…を介して連接されている。
次に前記シリンダブロックBCの構造を主に第1〜3図
に第4,5,8図を併せ参照して説明する。
第4図にはシリンダブロックBCの上面、第5図にはそ
の底面図、第8図にはシリンダブロックBCの斜視図が示
される。
シリンダブロックBCは、後に詳述する剛性膜部材9を
除いてFe、またはAl、Mg合金等の軽合金材の鋳造により
一体成形され、第8図に示すように全体が直方体状をな
している。そしてこれはシリンダバレル集合ブロック
7、骨格フレーム8および剛性膜部材9(第9図)の三
者を一体化して軽量かつ高強度、高剛性に構成される。
前記シリンダバレル集合ブロック7はシリンダブロッ
クBCの主たる強度部材となる中核部を構成し4つの第1
〜第4シリンダバレル101,102,103,104を一列に連設し
たユニット体として構成される。そして前記第1〜第4
シリンダバレル101〜104には、円筒状中空部11…がそれ
ぞれ形成され、相隣れる中空部11,11の境界部は相互に
連通されている。そして各中空部11に、上端に外向きフ
ランジ部121を有するシリンダライナ、すなわちウエッ
トライナ12を挿着することにより第1〜第4シリンダバ
レル101〜104にそれぞれ鉛直方向のシリンダ軸線l1−l1
をもつ前記シリンダボア4が形成される。またシリンダ
バレル集合ブロック7の、前,後端壁211,212および第
1〜第4シリンダバレル101〜104の隣接境界壁19…は肉
厚に形成され、該シリンダバレル集合ブロック7自体の
高強度が確保される。ウエットライナ12のシリンダボア
4内には前記ピストン5が摺動自在に嵌合され、また第
1〜第4シリンダバレル101〜104の内周面とウエットラ
イナ12…間には、冷媒ジャケット13(第2図)が形成さ
れ、この冷媒ジャケット13内に水等の冷媒を流通させる
ことにより第1〜第4シリンダバレル101〜104およびウ
エットライナ12…が強制冷却されるようになっている。
またシリンダバレル集合ブロック7の長手方向の肉厚
の前,後端壁211,212および該集合ブロック7の相隣れ
るシリンダボア4,4間の肉圧の境界壁19の下面には、前
記クランク軸3のジャーナル軸部31…の上半部を支承す
る軸受上半部22…が形成される。
次に前記立体格子状骨格フレーム8の構造について説
明すると、これは、主としてシリンダブロックBCの強度
部材となるもので前記シリンダバレル集合ブロック7の
外周を取り囲むように、該集合ブロック7と同一材料に
より一体に鋳造成形されており、第4,5,8図に明瞭に示
すように複数本の横梁骨材15…、縦梁骨材16…、および
柱骨材17…を立体格子状に一体に枠組みして直方体状に
形成されている。次にこれらの骨材15…,16…および17
…の構造をさらに詳細に説明するに、第2,3,8図に明瞭
に示すようにシリンダバレル集合ブロック7のシリンダ
ボア4…配列方向(クランク軸線方向l1−l1)に沿う
左,右両側壁18,18の外側面には、該集合ブロック7の
前,後端壁211,212および前記境界壁19…部分から上下
方向に略等間隔を存して横断面四角な複数本の前記横梁
骨材15…が一体に起立突設されており、これらの横梁骨
材15…は前記シリンダバレル集合ブロック7からクラン
ク軸線l2−l2方向と略直交して左右に左右横方向に張出
されている。而して、上下方向に並ぶ横梁骨材15…の最
下部のものは残余のものよりも太く形成されており、シ
リンダブロックBCの下面すなわち後述するロアーケース
CLとの接合面(クランク軸3の支承部)の剛性をより高
めるようにしてある。
前記複数本の横梁骨材15…の外端には、骨格フレーム
8の長手方向の両側壁を形成する、格子状の一体構造を
なす、横断面四角な縦梁骨材16…、および柱骨材17…が
一体に結合される。複数本の縦梁骨材16…はシリンダバ
レル集合ブロック7の上下方向に略等間隔を存してその
長手方向に互いに平行に延びており、また複数本の柱骨
材17…はシリンダバレル集合ブロック7の長手方向に略
等間隔を存してその上下方向に互いに平行に延びてい
る。
以上のように骨格フレーム8は横梁骨材15…、縦梁骨
材16…および柱骨材17…を立体格子状に枠組みして構成
されることにより、軽量でありながら高い曲げおよび捩
り強度が確保される。
また横梁骨材15…および柱骨材17…は、シリンダバレ
ル集合ブロック7の長手方向の両端壁211,212、および
該集合ブロック7の相隣れるシリンダボア4,4間の境界
壁19…の左右延長上に整列されており、後述するように
クランク軸3の軸受部からの荷重に対する強度部材とし
て有効に対抗できるようにされている。そして前記複数
本の縦梁骨材16…および柱骨材17…よりなる骨格フレー
ム8のクランク軸線l2−l2方向に沿う左右外側面はシリ
ンダブロックBCのデッキ面1に達する上端からロアーケ
ースCLの接合面23に達する下端までその上下方向の全長
にわたってシリンダボア軸線l1−l1方向と略平行なスト
レートな面に形成されている。
第4,5,8図に示すように骨格フレーム8の左,右外側
面24,24には、その後部、すなわち第3,第4シリンダバ
レル103,104の境界壁19に位置する横梁骨材15の外端部
分から骨格フレーム8の後端面に向って末広状に拡大さ
れる左右拡開張出部25,25が一体に形成され、これによ
り骨格フレーム8の長手方向後端面はその前端面よりも
面積の大な四角形に形成される。前記左,右拡開張出部
25は、骨格フレーム8の後端面、すなわちシリンダブロ
ック側ミッション合せ面26側に位置する左,右の横梁骨
材15,15、縦梁骨材16,16、及び柱骨材17,17の交叉部27
より横方向外方に延設される延長横梁骨材151,151
と、縦梁骨材16,16…の、第3,第4シリンダバレル103,1
04の境界壁19の横方向から分岐されて後方へ延びる傾斜
縦梁骨材161,161…と、前記延長横梁骨材151,151…と傾
斜縦梁骨材161,161…の外端を一体に結合して上下方向
に延びる外側柱骨材171,171…とより三角柱状に形成さ
れている。そしてその三角柱状の左,右拡開張出部25,2
5の傾斜外側面は上下方向、すなわちシリンダボア軸線l
1−l1方向に平行な直線状に形成される。
さらに左,右拡開張出部25,25後面には、これと同形
のミッションケース取次フレーム28が一体に形成され、
このフレーム28は、横フレーム281と左,右縦フレーム2
82,282とより下面開放の門型をなしてその後面がシリン
ダブロック側ミッション合せ面26に形成される。
以上のようにシリンダブロックBCの後端面のシリンダ
ブロック側ミッション合せ面26は、四角形状をなし、か
つクランク軸線l2−l2と直交する横方向のスパンが拡大
され、ミッション合せ面26の曲げおよび捩り剛性が高め
られる。
前記左,右拡開張出部25,25の上縁コーナ部には、ミ
ッションケースCMを取付けるための筒状の上部ボルト挿
通ボス30,30が一体に設けられる。
第8,9図に示すように骨格フレーム8の、シリンダボ
ア軸線l1−l1方向に沿う上下方向に延びる直線状の左,
右外側面24,24にはそれぞれ鋼板、アルミ板等の金属板
あるはFRP,FRM等の強化合成樹脂材板の一枚板よりな
る、前記左,右剛性膜部材9,9が接着剤をもって直接接
着される。
前記接着剤として耐熱エポキシ系樹脂を主成分とする
FM−300(American Cyanamid社製)が使用される。この
剛性膜部材9,9は第9図に示すように骨格フレーム8の
左右外側面に沿うようにその後部が外側に屈曲されてい
る。
而して骨格フレーム8の左,右外側面24,24を上下方
向にストレートな面に形成することにより剛性膜部材9,
9も上下方向のストレートな面の板材により形成できる
ことになり、これを高剛性材、制振材として製作するの
が容易となる。そしてこの剛性膜部材9は、シリンダボ
ア軸線l1−l1と略平行な直線状をなすため、シリンダブ
ロックBCに作用する曲げおよびクランク軸3回りの捩り
振動を主として剪断応力として受けることができる。
なお、剛性膜部材9,9は、骨格フレーム8と鋳造等に
より一体に形成してもよく、また骨格フレーム8の外側
面の屈折部、すなわち拡開張出部25の基端のところで前
後2枚に分割してもよく、このようにすれば分割剛性膜
部材9をそれぞれ平坦な1枚板により形成でき、その製
造が一層容易となる。
第3図に示すように前記シリンダブロックBCの下面に
は、ロアーケースCLが複数本の内,外連結ボルト32…,3
3…により固着される。
次にこのロアーケースCLの構造について第1〜3、6
〜9図を参照して説明すると、このロアーケースCLは、
その平面形状がシリンダブロックBCの平面形状と略同形
の直方体形状のロアーケースフレーム34と、このロアー
ケースフレーム34の長手方向(クランク軸線l2−l2
向)に沿う左右両側面に直接接着される2枚の剛性膜部
材35,35と、ロアーケースフレーム34の底面に接着され
る剛性底板36とより構成されている。
ロアーケースフレーム34は、シリンダブロックBCの骨
格フレーム8と同じく複数本の、横梁骨材37…、縦梁骨
材38…および柱骨材39…を立体格子状に枠組み結合して
構成されている。そして複数本の横梁骨材37…は、ロア
ーケースCLの長手方向(クランク軸線l2−l2方向)に間
隔をあけて上下2列に横列されており、これらの横梁骨
材37…の左右両端には、複数本の、縦梁骨材38…および
柱骨材39…がロアーケースCLの長手方向および上下方向
に一体に結合されている。そして第1〜3図に示すよう
にロアーケースCL上に前記シリンダブロックBCが結合さ
れると、ロアーケースCLの、前記横梁骨材37…、縦梁骨
材38…および柱骨材39…は、シリンダブロックBCの、横
梁骨材15…、縦梁骨材16…および柱骨材17…と上下方向
に一致し、シリンダブロックBCとロアーケースCLとの結
合体はエンジンブロックEの前後端面および左右側面は
何れも上下方向にストレートな直方体状に構成される。
またロアーケースCLの上下の横梁骨材37…の中間部は
左右に間隔をあけて上下方向に延びる一対の補強柱40,4
0によって一体に結合されている。そしてこれらの補強
柱40,40間において各横梁骨材37…の上面には、クラン
ク軸3の下半部を支承するための半円状の軸受下半部42
が形成される。
第3図に示すようにロアーケースCL上に、前記シリン
ダブロックBCを結合した際には、前記一対の補強柱40,4
0は、シリンダブロックBCのシリンダバレル集合ブロッ
ク7の、肉厚な前,後端壁211,212および境界壁19…と
上下方向に一致し、また前記軸受下半部42…は、シリン
ダブロックBC下面の前記軸受上半部22…と一致してクラ
ンク軸3の複数の軸受部b…を構成し、これらの軸受部
b…により第1〜3図に示すように軸受メタル43…を介
してクランク軸3のジャーナル軸部31が回転自在に支承
される。
またロアーケースCL長手方向両外側面の後部は、その
後端面に向って外側方に末広状に拡がる拡開張出部45が
一体に形成され、この張出部45によってロアーケースCL
の後端面(ミッションケース取付け側端面)はその前端
面よりも幅広に形成され、その幅広の後端面に端面形状
が凹状のロアーケース側ミッション合せ面46が形成され
る。そしてこのロアーケース側ミッション合せ面46はシ
リンダブロックBCのシリンダブロック側ミッション合せ
面26と協働して四角形状のミッション合せ面fを形成
し、このミッション合せ面fに第1図に示すようにミッ
ションケースCMが結合される。
前記拡開張出部45は最後端の横梁骨材37より延長する
延長横梁骨材371と、前記縦梁骨材38の後部より分岐し
て延長横梁骨材371の外端と結合する傾斜縦梁骨材38
1と、前記延長横梁骨材371,371及び縦梁骨材381,381
外端を上,下方向に連結する柱骨材391とより構成され
る。前記左,右拡開張出部25の下縁左右コーナ部には、
ロアーケースCLにミッションケースCMを結着するための
下部ボルト挿通ボス47が形成される。
而して第1〜3図に示すようにシリンダブロックBC
ロアーケースCLとの結合時には、シリンダブロックBC
拡開張出部25と、ロアーケースCLの拡開張出部45の外側
面は面一となり、またそれらの後端面は外周縁が一致し
た四角形状に形成され、その端面にミッション合せ面f
が形成される。そしてこのミッション合せ面fの四隅に
上,下部ボルト挿通ボス30,30,47,47が配設される。
第2,3および9図に示すようにロアーケースフレーム3
4の、上下にストレートな面よりなる左右両側面には鋼
板、アルミ板等の金属板、FRP、FRM等の強化合成樹脂板
の一枚板よりなる剛性膜部材35,35が接着剤をもって直
接接着される。そして剛性膜部材35,35は、シリンダブ
ロックBCの左,右剛性膜部材9,9と面一をなしている。
なお剛性膜部材35は、ロアーケースフレーム34と鋳造
等により一体に形成してもよく、またロアーケースフレ
ーム34の左右外側面の屈折部、すなわち拡開張出部45の
基端のところで前,後2枚に分割してもよく、このよう
にすれば2分割剛性膜部材35をそれぞれ平坦な一枚板に
より形成でき、その製造が一層容易となる。
第1〜3図に示すようにロアーケースCLの平坦な底面
には金属板、合成樹脂板等の平板よりなるバッフル板と
しての剛性底板36が接着剤により接合され、さらに剛性
底板36の下面にオイルパンPOが結合される。剛性底板36
には、第7,9図に示すように複数個のオイル孔50…が穿
設され、これらのオイル孔50…を通して潤滑オイルがシ
リンダブロックBCとオイルパンPO間を流通する。
第1〜3図に示すようにシリンダバレル集合ブロック
7、骨格フレーム8、左,右剛性膜部材9,9よりなる直
方体状のシリンダブロックBCの平坦な底面には、ロアー
ケースフレーム34、左,右剛性膜部材35,35および剛性
底板36よりなるロアーケースCLの平坦な上面が重合さ
れ、そしてそれらはロアーケースCLの下面より該ロアー
ケースCLを挿通した複数の、内連結ボルト32…を、シリ
ンダブロックBCに螺着することによりシリンダブロック
BCとロアーケースCLとが一体に結着される。さらにロア
ーケースCLの平坦な下面にはオイルパンPOが重合され、
このオイルンパンPOはロアーケースCLとともに複数の外
連結ボルト33…によりシリンダブロックBCに固着され
る。そしてシリンダブロックBCとロアーケースCLの結合
により、それらの合せ面に形成された軸受部bに、クラ
ンク軸3のジャーナル軸部31が軸受メタル43を介して回
転自在に支承される。
また第1〜3図に示すようにシリンダブロックBCの平
坦なデッキ面1上には、複数の長,短連結ボルト51…,5
2…を以てシリンダヘッドHCが一体に結着される。そし
て第2図に示すようにこのシリンダヘッドHCの長手方
向、すなわちクランク軸方向l2−l2に沿う外側面S2,S2
は、シリンダブロックBCおよびロアーケースCLの同方向
の外側面S1,S1の延長面よりも内側に位置している。
なお前記シリンダヘッドHCにおいて、53は燃焼室、5
4,55は吸,排気ポート、56,57は吸,排気弁である。
第1図に示すようにシリンダブロックBCの前端壁には
ウォータポンプWPが設けられ、またクランク軸3の、前
記前端壁側の端部にオイルポンプOPが連結される。さら
に第2,3図に示すようにシリンダブロックBCの一側には
オイルフィルタOFが結着され、このオイルフィルタOF
らの清浄オイルは、シリンダブロックBCの骨格フレーム
8に形成したオイルギャラリ58を通ってクランク軸3の
軸受部b等の被潤滑部に給油される。
前述のように一体に結着されたシリンダブロックBC
よびロアーケースCLの後端面に形成される四角形状のミ
ッション合せ面fにはミッションケースCMの接合面が重
合され、それらはシリンダブロックBCおよびロアーケー
スCLの隅部に設けたボルト挿通ボス30,30,47,47に挿通
した4本の連結ボルト59…をミッションケースCMに螺着
することにより一体に結合される。シリンダブロックBC
およびロアーケースCLの結合体とミッションケースCM
は僅か4本の連結ボルト59…による結合が可能であり、
その結合作業が容易であり、全体の軽量化に寄与し得
る。
なお前記実施例では本発明を直列四気筒エンジンに実
施した場合について説明したがこれを他の多気筒エンジ
ンにも実施できることは勿論である。
C.発明の効果 以上のように請求項第項の発明によれば、エンジン
ブロックの中核部をなしてエンジンの主な振動源となる
シリンダブロックは、シリンダバレル集合ブロックの
左,右外側において横方向、縦方向及び高さ方向にそれ
ぞれ延びる各々複数本の横梁骨材、縦梁骨材及び柱骨材
を三次元立体格子状に一体に枠組みしてなる極めて頑丈
な骨格フレームと、その骨格フレーム外側面に接合され
る板状の剛性膜部材とを備えて構成されるので、エンジ
ンの重量増を極力抑えながら、シリンダブロックに作用
する上下及び前後の曲げやクランク軸回りの捩りに対す
る各剛性が大幅に高められ、従ってエンジンブロックの
軽量化と振動、騒音の大幅な低減とを同時に達成した極
めて高性能のエンジンが得られる。また特に前記剛性膜
部材は板状であることからその製造が容易となりエンジ
ンブロックの製造コストの低減を図ることができる。
また請求項の発明によれば、エンジンブロックを構
成するシリンダブロックは、その左,右外側に立体格子
状の骨格フレームと板状の剛性膜部材とを備えていて、
それ自体の曲げ及び捩り剛性が大幅に高められている
上、このシリンダブロック下面に、左右外側面をシリン
ダブロックの左右外側面と面一としたロアーケースが一
体に結合されているから、その結合体に作用する上下、
前後方向の曲げ、クランク軸回りの捩りに対する剛性を
一層高めることができ、一層のエンジンの振動、騒音の
低減が達成される。
さらに請求項第項の発明によれば、エンジンブロッ
クを構成するシリンダブロックは、その左,右外側に立
体格子状の骨格フレームと板状の剛性膜部材とを備えて
いて、それ自体の曲げ及び捩り剛性が大幅に高められて
いる。その上、このシリンダブロックのクランク軸方向
の一端面に四角形状のミッション合せ面が形成されてお
り、このミッション合せ面はシリンダブロックの拡開張
出部によってクランク軸線と直交する方向のスパンが大
幅に拡大され、しかもその両側面はシリンダ軸線方向に
直線状に形成されるので、ミッション合せ面の曲げおよ
び捩り剛性が効果的に高められ、該合せ面の振動による
エンジンの振動、騒音の低減にも寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明エンジンブロックの一実施例を示すもの
で、第1図は、第2図II−II線に沿って要部を縦断して
示すエンジンの全体側面図、第2図は第1図II−II線に
沿うエンジンの縦断面図、第3図は、第1図III−III線
に沿うエンジンの部分拡大縦断面図、第4図は、第2図
IV−IV線に沿うシリンダブロックの上面図、第5図は、
第2図V−V線に沿うシリンダブロックの底面図、第6
図は、第2図VI−VI線に沿うロアーケースの上面図、第
7図は、第2図VII−VII線に沿うロアーケースの底面
図、第8図はシリンダブロックおよびロアーケースの分
解斜視図、第9図は剛性膜部材および剛性底板の分解斜
視図である。 BC……シリンダブロック、CL……ロアーケース、E……
エンジンブロック、HC……シリンダヘッド、b……軸受
部、f……ミッション合せ面 4……シリンダボア、7……シリンダバレル集合ブロッ
ク、9……剛性膜部材、101〜104……シリンダバレル、
13……冷媒ジャケット、15……横梁骨材、151……延長
横梁骨材、16……縦梁骨材、161……傾斜縦梁骨材、17
……柱骨材、171……外側柱骨材、18……側壁、22……
軸受上半部、24……外側面、25……拡開張出部、26……
シリンダブロック側ミッション合せ面、30……上部ボル
ト挿通孔、34……ロアーケースフレーム、35……剛性膜
部材、45……下部ボルト挿通孔、46……ロアーケース側
ミッション合せ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 季延 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 濱邊 健二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松野 友説 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 守谷 隆史 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 藁科 直美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−120839(JP,A) 実開 昭62−98743(JP,U)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒エンジンのエンジンブロック(E)
    において、前記エンジンブロック(E)の主体部分を構
    成するシリンダブロック(BC)を、複数の、シリンダボ
    ア(4)を有するシリンダバレル(101〜104)を連設し
    たシリンダバレル集合ブロック(7)と、前記シリンダ
    バレル集合ブロック(7)のクランク軸線(l2−l2)方
    向に沿う左,右両側壁(18)の外面に一体に結合される
    骨格フレーム(8)と、前記骨格フレーム(8)の外側
    面(24)に設けられる板状の剛性膜部材(9)とより構
    成し、前記骨格フレーム(8)は剛性を保有する各々複
    数本の横梁骨材(15,151)、縦梁骨材(16,161)および
    柱骨材(17,171)を立体格子状に一体に枠組みして構成
    され、前記複数本の横梁骨材(15,151)は、前記シリン
    ダバレル集合ブロック(7)の左,右両側壁(18)外面
    よりクランク軸線(l2−l2)およびシリンダボア軸線
    (l1−l1)方向にそれぞれ間隔を存して横方向外方に延
    出し、また前記複数本の縦梁骨材(16,161)は、シリン
    ダボア軸線(l1−l1)方向に間隔を存してシリンダバレ
    ル(101〜104)の配列方向に沿って延びて前記横梁骨材
    (15,151)をクランク軸線(l2−l2)方向に一体に結合
    し、さらに前記複数本の柱骨材(17,171)は、クランク
    軸線(l2−l2)方向に間隔を存して上下方向に延びて前
    記横梁骨材(15,151)をシリンダボア軸線(l1−l1)方
    向に一体に結合することを特徴とする、多気筒エンジン
    のエンジンブロック。
  2. 【請求項2】前記シリンダバレル集合ブロック(7)に
    は、前記シリンダバレル(101〜104)のシリンダボア
    (4)を囲繞するように冷媒ジャケット(13)が形成さ
    れる第項記載の多気筒エンジンのエンジンブロック。
  3. 【請求項3】前記立体格子状骨格フレーム(8)の左,
    右両外側面(24)に板状の前記剛性膜部材(9)が接着
    剤により直接接着される第項記載の多気筒エンジンの
    エンジンブロック。
  4. 【請求項4】前記複数本の、横梁骨材(15,151)および
    柱骨材(17,171)は、前記シリンダバレル集合ブロック
    (7)のクランク軸線(l2−l2)方向両端壁(211,2
    12)およびその相隣れるシリンダボア(4,4)の隣接境
    界壁(19)の延長上に位置し、前記横梁骨材(15,151
    と、柱骨材(17,171)の投影面下にクランク軸(3)の
    上半部を支承する軸受上半部(22)が設けられる第項
    記載の多気筒エンジンのエンジンブロック。
  5. 【請求項5】前記骨格フレーム(8)の外側面は、シリ
    ンダブロック(BC)の上下端に亘りシリンダバレル集合
    ブロック(7)のシリンダボア軸線(l1−l1)と略平行
    に直線状に形成され、その外側面に前記板状の剛性膜部
    材(9)が一体に設けられる第項記載の多気筒エンジ
    ンのエンジンブロック。
  6. 【請求項6】前記骨格フレーム(8)の左右外側面に接
    合される左,右剛性膜部材(9)はそれぞれ一枚よりな
    る第項記載の多気筒エンジンのエンジンブロック。
  7. 【請求項7】シリンダブロック(BC)と、そのデッキ面
    (1)上に一体に重合結着されるシリンダヘッド(Hc)
    と、前記シリンダブロック(BC)の下面に一体に結着さ
    れるロアーケース(CL)とよりなる、多気筒エンジンの
    エンジンブロックであって、前記シリンダブロック
    (BC)は、複数の、シリンダボア(4)を有するシリン
    ダバレル(101〜104)を連設したシリンダバレル集合ブ
    ロック(7)と、前記シリンダバレル集合ブロック
    (7)のクランク軸方向に沿う左,右両側壁(18)の外
    面に一体に結合される立体格子状の骨格フレーム(8)
    と、前記骨格フレーム(8)の左,右外側面(24)に設
    けられる板状の剛性膜部材(9)とよりなり、前記シリ
    ンダブロック(BC)とロアーケース(CL)のクランク軸
    線(l2−l2)方向に沿う左右両外側面は、シリンダボア
    軸線(l1−l1)と略平行な面一に形成されることを特徴
    とする、多気筒エンジンのエンジンブロック。
  8. 【請求項8】前記シリンダブロック(BC)およびロアー
    ケース(CL)のクランク軸線(l2−l2)方向に沿う両外
    側面は、シリンダ軸線(l1−l1)方向に直線状の面一に
    形成され、さらに前記シリンダヘッド(HC)のクランク
    軸線(l2−l2)方向に沿う左右外側面を、シリンダブロ
    ック(BC)の同方向の外側面を通る仮想延長面以内に収
    めてなる第項記載の多気筒エンジンのエンジンブロッ
    ク。
  9. 【請求項9】前記シリンダブロック(BC)およびロアー
    ケース(CL)は直方体状の一体構造に形成される第項
    記載の多気筒エンジンのエンジンブロック。
  10. 【請求項10】前記ロアーケース(CL)は立体格子状の
    枠体により構成されるロアーケースフレーム(34)の少
    なくともクランク軸線(l2−l2)方向に沿う左右外側面
    に板状の剛性膜部材(35)を一体に設けて構成される第
    項記載の多気筒エンジンのエンジンブロック。
  11. 【請求項11】多気筒エンジンのエンジンブロックにお
    いて、前記エンジンブロック(E)の主体部を構成する
    シリンダブロック(BC)を、複数のシリンダボア(4)
    を有するシリンダバレル(101〜104)を連設したシリン
    ダバレル集合ブロック(7)と、該シリンダバレル集合
    ブロック(7)のクランク軸線(l2−l2)方向に沿う
    左,右両側壁(18)の外面に一体に結着される立体格子
    状骨格フレーム(8)と、該骨格フレーム(8)の外側
    面に設けられる板状の剛性膜部材(9)とより構成し、
    前記シリンダブロック(BC)は、そのクランク軸線(l2
    −l2)方向の一端面に、四角形状のミッション合せ面
    (26)を有し、またそのクランク軸線(l2−l2)に沿う
    左右両側面はシリンダ軸線(l1−l1)方向に直線状であ
    り、その後部から前記ミッション合せ面(26)に向って
    末広状に拡がる拡開張出部(25)を有することを特徴と
    する、多気筒エンジンのエンジンブロック。
  12. 【請求項12】前記ロアーケース(CL)のクランク軸線
    (l2−l2)方向の一端面には、前記シリンダブロック
    (BC)のシリンダブロック側ミッション合せ面(26)と
    面一なロアーケース側ミッション合せ面(46)が形成さ
    れ、そのクランク軸線(l2−l2)に沿う左右両側面はシ
    リンダボア軸線(l1−l1)方向に直線状であり、その後
    部から前記ロアーケース側ミッション合せ面(46)に向
    って末広状に拡がる拡開張出部(45)を有し、前記シリ
    ンダブロック側およびロアーケース側ミッション合せ面
    (26,46)により四角形状のミッション合せ面(f)が
    形成される第項記載の多気筒エンジンのエンジンブロ
    ック。
  13. 【請求項13】前記ミッション合せ面(f)の四隅にミ
    ッションのミッションケース(CM)を結合するためのボ
    ルト挿通ボス(30,47)が設けられる第項記載の多気
    筒エンジンのエンジンブロック。
  14. 【請求項14】前記拡開張出部(25,45)は骨材を三角
    柱状に枠組して構成されるフレーム枠と、このフレーム
    枠の傾斜外側面に接合される剛性膜部材(9,35)とより
    構成される第項記載の多気筒エンジンのエンジンブロ
    ック。
JP63255623A 1988-10-11 1988-10-11 多気筒エンジンのエンジンブロック Expired - Lifetime JPH0830443B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63255623A JPH0830443B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 多気筒エンジンのエンジンブロック
US07/418,853 US5016584A (en) 1988-10-11 1989-10-10 Engine block construction with skeletal frame
CA002000353A CA2000353A1 (en) 1988-10-11 1989-10-10 Engine blocks
DE8989310416T DE68905997T2 (de) 1988-10-11 1989-10-11 Brennkraftmaschinenblock.
EP89310416A EP0368478B1 (en) 1988-10-11 1989-10-11 Engine blocks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63255623A JPH0830443B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 多気筒エンジンのエンジンブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02102349A JPH02102349A (ja) 1990-04-13
JPH0830443B2 true JPH0830443B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=17281323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63255623A Expired - Lifetime JPH0830443B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 多気筒エンジンのエンジンブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830443B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4925908B2 (ja) * 2007-04-27 2012-05-09 株式会社吉野工業所 把手付ボトル容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6298743U (ja) * 1985-12-12 1987-06-23
JPS63120839A (ja) * 1986-11-10 1988-05-25 Toyota Motor Corp 機関本体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02102349A (ja) 1990-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0368478B1 (en) Engine blocks
US6976466B2 (en) Cylinder block and crankcase for a liquid-cooled internal-combustion engine
JP2977901B2 (ja) クロスヘッド型式の2ストローク内燃機関
US5469822A (en) Oil pan for combustion machines and method of making the oil pan
US8499737B2 (en) Internal combustion engine with bearing cap dampening
US3977385A (en) Internal combustion engines with straight line reinforcing members between cylinder heads and main bearings
JP2566451B2 (ja) エンジンのエンジンブロック
JPH0830443B2 (ja) 多気筒エンジンのエンジンブロック
US6135081A (en) Engine power section for piston engines, particularly V-engines
JP4005550B2 (ja) エンジンフレーム構造
JPH0746754Y2 (ja) 多気筒エンジンのエンジンブロック
JPH0738667Y2 (ja) 多気筒エンジンのシリンダブロック
CN100523585C (zh) 十字头式两冲程内燃发动机
US5125289A (en) Noise muffling assembly
KR100551516B1 (ko) 소형 소기 수용기 및 실린더 프레임
JP3157175B2 (ja) エンジンのブロック構造
JP3867064B2 (ja) クロスヘッド型の大型2行程内燃機関
JPH02119661A (ja) エンジンの流体通路装置
JPH0533718Y2 (ja)
JPH02140428A (ja) エンジンにおける補機取付装置
JPH0636253Y2 (ja) エンジンの潤滑装置
USRE33575E (en) Internal combustion engine noise reduction plate
JP3127162B2 (ja) エンジンのブロック構造
JP3073265B2 (ja) V型エンジンのシリンダブロツク構造
JP2021055585A (ja) 多気筒内燃機関の本体ブロック