JPH0830378B2 - 樋受金具 - Google Patents

樋受金具

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JPH0830378B2
JPH0830378B2 JP5046890A JP4689093A JPH0830378B2 JP H0830378 B2 JPH0830378 B2 JP H0830378B2 JP 5046890 A JP5046890 A JP 5046890A JP 4689093 A JP4689093 A JP 4689093A JP H0830378 B2 JPH0830378 B2 JP H0830378B2
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JP
Japan
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main body
gutter
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receiving metal
adjustment
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JP5046890A
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JPH06257261A (ja
Inventor
盛雄 笹本
Original Assignee
盛雄 笹本
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樋受金具に関し、特に
樋受金具本体と支持体の両部材がその長さ方向(樋の幅
方向)にスライド自在に組合わされた樋受金具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の樋受金具は、図6に示すように、
樋1を係止した樋受金具本体2を支持金具3により建物
4の取付面に取付けるようになっており、屋根5の先端
と樋1との位置関係を調整するために、樋受金具本体2
は支持金具3にスライド自在に取付けられ、ボルトと蝶
ナットから成る固定手段6により該本体2を支持金具3
に対し固定するようにしている。
【0003】上記の本体2の調整位置は、樋1のサイズ
が決まると一定するため、その建物4に使用される全て
の樋受金具について一定の調整位置を決定し、予め固定
手段6により固定される。この場合、位置調整の便宜の
ために、従来は例えば両部材の移動量がわかるように目
盛を付し、その目盛を目印として本体2の調整位置を定
めるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき目盛に基づいて本体2の位置決めを行ったのち、
固定手段6の蝶ナットを回転操作して固定しようとする
と、その際に本体2と支持金具3との相対的なすべりが
生じ、両者の位置関係がずれることがある。
【0005】このため、従来は目盛に基づいて両者の位
置関係を定めた後は、相対的なすべりが発生しないよう
に両者をしっかりと手に持ちながら固定手段6の蝶ナッ
トを操作する必要があったので、その結果作業性が悪い
という欠点があった。
【0006】そこで、この発明は両者の位置関係を定め
た後に相対的なすべりの発生しない樋受金具を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は樋受金具本体とその支持金具の両部材
を、これらの長さ方向に所要の範囲にわたり相対的なス
ライドが可能なように結合し、上記両部材を相互に固定
する固定手段を設けてなる樋受金具において、上記樋受
金具本体の外端に設けた外側係止部の内側に連続した円
弧部とその円弧部の内端に連続した水平部とにより本体
側調整部を設け、上記支持金具の外端部に前記本体側調
整部の円弧部より曲率半径の小さい円弧部と、その円弧
部の内端に連続した水平部とにより支持側調整部を設
け、上記両方の調整部をそれぞれ樋受金具本体及び支持
金具の両側を屈曲して側壁を設けた断面コの字形に形成
し、上記本体側調整部を下、支持側調整部を上にして相
互に嵌合し、上記両方の調整部の各側壁に相互に樋の長
さ方向に選択的に合致しうる開口を設け、両方の調整部
の合致した開口に位置決めピンを挿通して、樋受金具本
体に対する支持金具の位置及び角度を一定に設定するよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】上記の樋受金具において、樋受金具本体と支持
金具を相対的にスライドさせ支持金具に対する樋受金具
本体の出入り調整を行うと共に、建物の取付面の傾きに
応じて樋受金具本体に対する支持金具の角度を設定した
のち、両者の調整部に形成された開口の合致するものを
選択して位置決めピン(例えば釘)を通して両者の相対
的なずれと設定角度の変化を一時的に防止したのち、固
定手段を操作して樋受金具本体と支持金具を固定する。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に示すように、実施例の樋受金
具は、本体10とその支持金具11との組合せから成
る。
【0010】本体10は、外端に外側係止部14が形成
され、その外側係止部14の内端に本体調整部50が形
成される。本体調整部50は前記の外側係止部14に連
続した円弧部13及びその円弧部13の内端に連続した
水平部12から成る。
【0011】上記本体調整部50の内端は上向きの屈曲
部15に連続しており、その屈曲部15の上端は更に内
側水平部51と下向き屈曲部52に連続し、その下向き
屈曲部52の下端をV形に折り返して内側係止部16を
形成している。
【0012】上記円弧部13、水平部12及び屈曲部1
5及び内側水平部51は、両側に下向きに屈曲した側壁
17が形成され、その断面が下向きコの字形になってい
る(図2参照)。また、水平部12には長孔18が形成
される。長孔18の周辺には下面に突出した辺縁19が
形成される。
【0013】また、屈曲部15の下面に押さえバネ20
の一端が固着される。その押さえバネ20の先端は内側
係止部16に臨んでいる。
【0014】また、前記の支持金具11は、その外端部
に円弧部22が形成され、その円弧部22の内端に水平
部21が連続して形成され、上記円弧部22及び水平部
21が支持側調整部53を形成している。上記の円弧部
22は、前述の本体側調整部50の円弧部13より小さ
い曲率半径を有し、また水平部21も前述の水平部12
よりも短く形成される。
【0015】上記支持側調整部53の内端に屈曲部54
が形成され、その屈曲部54の上端に内側水平部23が
形成され、その内側水平部23が本体10の内側水平部
51を越えて建物側に延び、その先端を下向きに屈曲し
て取付部24を形成し、その取付部24に取付金具25
を固着している。
【0016】上記支持金具11の水平部21から円弧部
22にわたり長孔26が形成される。この長孔26は前
述した本体10の長孔18と同じ幅を有する。支持金具
11はその全長にわたり下向きコの字形の断面を有し、
その両側の側壁27は、本体10の側壁17の外側面に
スライド可能に嵌合する。
【0017】上記支持金具11の内側水平部23の部分
には、長さ方向に一定間隔をおいて3箇所の寸法調整用
の穴36が設けられている。また本体10の内側水平部
51には、上記の各穴36と選択的に合致する同一径の
穴37が設けられる。これらの穴36、37の径は、位
置決めピン(図示の場合は釘)38が適合し得る大きさ
である。
【0018】また、支持金具11の円弧部22の両方の
側壁27にも、3箇所の寸法調整用の穴39が設けられ
る。この穴39に対応した一つの穴40が本体10の円
弧部13の側壁17にも設けられる。なお、本体10の
水平部12の側壁27に穴41を設ける場合もある。
【0019】本体10及び支持金具11の構成は、それ
ぞれ以上のとおりであり、本体10の上に支持金具11
を重ね、両者の長孔18、26に頭付きのボルト28を
支持金具11側から通し、そのねじ部に蝶ナット29を
螺合し、これを締め付けて本体10と支持金具11の両
部材を一体化する。蝶ナット29は本体10の長孔18
の辺縁19に押圧され、辺縁19との接触部分に生じる
集中荷重により、強固に締め付ける。
【0020】蝶ナット29を緩めると、本体10と支持
金具11とは各長孔18、26の範囲内で相対的に自由
にスライドする。
【0021】実施例の樋受金具は以上のように構成さ
れ、本体10の水平部12上で支持金具11をスライド
させて建物の取付面30からの寸法を調整するに際し、
樋32及び建物の寸法関係から割出される屋根33の下
端に対する樋32の位置関係に基づき、支持金具11の
内側水平部23の3箇所の穴36のうちの1箇所と、本
体10の穴37とを合致させ、位置決めピン38を差込
む。これにより、本体10と支持金具11とのずれ動き
がなくなる。その後蝶ナット29を締結して、両者を固
定する。
【0022】また、取付面30の傾きにより本体10に
対する支持金具11の傾き角も調整する必要がある場合
は、図3に示すように、支持金具11の円弧部22の3
箇所の穴39のうちの1箇所と、本体10の円弧部又は
水平部12の穴40又は41に位置決めピン43を通
す。この場合は図4に示すように両側の側壁27、17
にわたり該ピン43を貫通させ、その後前記と同様に蝶
ナット29を締結する。なお、この場合は内側水平部5
1、23における位置決めピン38による位置決めは行
わない。
【0023】上記の調整用の穴36は3箇所に限ること
なく、必要に応じて適宜数を設ければよいが、通常一つ
のサイズの樋受金具で対応できる樋32のサイズは3種
類程度であるので、3個所で十分間に合う。また、支持
金具11側に1箇所、本体10側に3箇所の穴を設ける
ようにしてもよい。
【0024】上記支持金具11の側壁27に設ける穴3
9に代えて、図5に示すように、位置決めピン43と合
致する幅を部分的に有する切欠き42を設けることもで
きる。この場合は、一箇所の切欠き42と支持金具10
側の穴40とを合致させて位置決めピン43を挿通す
る。この場合も該ピン43により、本体10と支持金具
11のずれ動きがなくなる。
【0025】なお、この発明においては、穴36、3
7、39、40、41及び切欠き42を総称して開口と
いう。
【0026】以上のようにして位置調整をすませたの
ち、位置決めピン38又は43を外し(これを外すこと
なく、付けたままにしておいても差支えない。)、各樋
受金具の取付部25を釘31で建物に固定し、しかるの
ちに樋32の両側の耳部を各係止部14、16に係止す
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明は樋受金具本体
と支持金具のそれぞれ円弧部と水平部でなる調整部の断
面コの字形の側壁に、相互に樋の長さ方向に選択的に合
致しうる開口を設け、両方の調整部の合致した開口に位
置決めピンを挿通するようにしたので、樋受金具本体に
対する支持金具の位置と角度とを一定に設定することが
できる。このため、位置及び角度の調整後少々ラフに扱
ってもその調整に狂いが生じることがなく、樋受金具の
取付調整の固定手段により固定するまでの間に作業性が
向上し、かつ正確な取付調整ができる効果がある。
【0028】更に、位置決めピンを挿通する開口を樋受
金具本体及び支持金具の側壁に設けているため、該本体
及び支持金具にスライド調整のための長孔が設けられて
いてもその長孔の存在に影響を受けることなく、上記開
口を側壁上の任意の位置に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の斜視図
【図3】同上の他の状態の断面図
【図4】図3の一部拡大断面図
【図5】他の実施例の一部省略正面図
【図6】従来例の使用状態における概略図
【符号の説明】
10 本体 11 支持金具 12 水平部 13 円弧部 14 外側係止部 15 屈曲部 16 内側係止部 17 側壁 18 長孔 19 辺縁 20 押さえバネ 21 水平部 22 円弧部 23 内側水平部 24 取付部 25 取付金具 26 長孔 27 側壁 28 ボルト 29 蝶ナット 30 取付面 31 釘 32 樋 33 屋根 36、37 穴 38 位置決めピン 39、40、41、穴 42 切欠き 43 位置決めピン 50 本体調整部 51 内側水平部 52 下向き屈曲部 53 支持側調整部 54 屈曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋受金具本体とその支持金具の両部材
    を、これらの長さ方向に所要の範囲にわたり相対的なス
    ライドが可能なように結合し、上記両部材を相互に固定
    する固定手段を設けてなる樋受金具において、上記樋受金具本体の外端に設けた外側係止部の内側に連
    続した円弧部とその円弧部の内端に連続した水平部とに
    より本体側調整部を設け、上記支持金具の外端部に前記
    本体側調整部の円弧部より曲率半径の小さい円弧部と、
    その円弧部の内端に連続した水平部とにより支持側調整
    部を設け、上記両方の調整部をそれぞれ樋受金具本体及
    び支持金具の両側を屈曲して側壁を設けた断面コの字形
    に形成し、上記本体側調整部を下、支持側調整部を上に
    して相互に嵌合し、上記両方の調整部の各側壁に相互に
    樋の長さ方向に選択的に合致しうる開口を設け、両方の
    調整部の合致した開口に位置決めピンを挿通して、樋受
    金具本体に対する支持金具の位置及び角度を一定に設定
    するようにした ことを特徴とする樋受金具。
JP5046890A 1993-03-08 1993-03-08 樋受金具 Expired - Lifetime JPH0830378B2 (ja)

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JP5046890A JPH0830378B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 樋受金具

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JP5046890A JPH0830378B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 樋受金具

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JPH06257261A JPH06257261A (ja) 1994-09-13
JPH0830378B2 true JPH0830378B2 (ja) 1996-03-27

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6854692B1 (en) * 2003-02-13 2005-02-15 Brandon J. Winkel Swivelling gutter support and installation method
US9394695B1 (en) 2012-07-13 2016-07-19 Omg Roofing, Inc. Adjustable bracket device for selectively mounting rain gutters on buildings

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117926U (ja) * 1987-01-26 1988-07-30
JP2511219Y2 (ja) * 1990-10-12 1996-09-25 盛雄 笹本 樋受金具

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JPH06257261A (ja) 1994-09-13

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