JPH08303748A - 粉粒体移送管保護装置 - Google Patents

粉粒体移送管保護装置

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JPH08303748A
JPH08303748A JP10737195A JP10737195A JPH08303748A JP H08303748 A JPH08303748 A JP H08303748A JP 10737195 A JP10737195 A JP 10737195A JP 10737195 A JP10737195 A JP 10737195A JP H08303748 A JPH08303748 A JP H08303748A
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JP
Japan
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block
bent part
powder
powder particle
curved portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10737195A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Ueno
輝男 植野
Hiroyuki Katayama
博幸 片山
Itaru Yamaguchi
格 山口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH08303748A publication Critical patent/JPH08303748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 微粉炭等の粉粒体を移送する管のエロージョ
ン発生を防止する粉粒体移送管保護装置の提供。 【構成】 粉粒体移送管の曲部に設けるブロック3を、
曲部の中心線11に対して曲部の外側12に傾斜させた
直線に形成される端面31、および端面の内周端を連結
し、曲部と同心円にされた円弧面32により内周面が形
成され、曲部の外側内周面にその外周面を嵌合させる。
これにより、ブロック内周面に衝突する粉粒体の曲部両
側への流速が小さくなり、曲部の軸心に沿った流れにな
るとともに、ブロックに設け端面の効果により、ブロッ
クと曲部両側の開口面積が拡大し、流速を小さくでき、
これらにより、粉粒体による曲部の摩耗を著しく低減で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】石炭焚き陸用ボイラに供給される
微粉炭等、粉粒体の移送に使用される粉粒体移送管、特
に、粉粒体移送管の移送方向を変換する曲部における移
送粉粒体による摩耗を低減するための粉粒体移送管保護
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭焚き陸用ボイラ、例えば、火力発電
用ボイラに燃料として供給される微粉炭は、ゴールバン
カに供給された塊炭を微粉炭機で粉砕して、火力発電用
ボイラに複数設けられている、バーナコンパートメント
の各々に、粉粒体移送管としての微粉炭管によって移送
される。
【0003】この微粉炭機の出口よりバーナコンパート
メントまでの、各微粉炭管における圧力損失を、ほぼ同
一とするために微粉炭管の途中にはオリフィスが設置さ
れている。すなわち、1台の微粉炭機から複数のバーナ
コンパートメントへ微粉炭を供給するようになってお
り、各バーナコンパートメントへの微粉炭の流量配分
は、各バーナコンパートメントへの各微粉炭管の圧力損
失により決定され、しかも、微粉炭機と各バーナコンパ
ートメントの配置の関係上、各微粉炭管の長さが異なり
圧力損失が異なることとなる。従って、各微粉炭管の圧
力損失を同一とするため、すなわち、各バーナコンパー
トメントへの流量配分を均等にするために、短い微粉炭
管には、オリフィスを設けて圧力損失の調整を行うよう
にしている。
【0004】また、微粉炭機とバーナコンパートメント
の間を微粉炭管で繋ぐ時には、必ず方向変更が生じ、こ
のためにエルボを使用することになる。このような、微
粉炭を移送する微粉炭管では、例えば、微粉炭機出口に
設置された等価長さ調整用のオリフィスで生じる縮流に
よる、エロージョン発生防止用として、エルボにブロッ
クを取り付けるようにしている。図2に示すように、微
粉炭機出口に設けられたオリフィスの後流側に設置され
て、粉流Vの方向変更を行うエルボ01、すなわち微粉
炭管の曲部に、オリフィスで生じる縮流に対し、抵抗体
となるような形状のブロック02を設置することによ
り、縮流を分散し、エルボ01に発生するエロージョン
を防止するようにしている。
【0005】しかしながら、従来のブロック02は、粉
流Vに対する当たり面が、図2(b)、図2(c)に示
すように、平面であるが故、衝突後の粉流は、横に広が
りながら下流側へ向かって流れるため、エルボ01側面
のエロージョンが比較的大きくなる不具合がある。すな
わち、図2に示す従来のブロック02では、縮流が当っ
た後の流れが、エルボ01の側面に流れると共に、ブロ
ック02端部での開口面積が小さくなっており、粉流V
の流速が過渡的に上昇することにより、エルボ01側面
でエロージョンが顕著に発生するという不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の微粉炭を移送する微粉炭管、すなわち、粉粒体移送
管の不具合を解消するため、従来のブロックのように、
形状的にオリフィスの粉流に対する当り面が平面をな
し、縮流をはねかえすのではなく、受け止める形状、す
なわち、粉粒体の流れに対する当たり面を曲面にするこ
とにより、衝突後の粉粒体の流れが回転力を受けなが
ら、下流側へ向かってながれ、しかもブロック端部にお
ける開口面積が小さくなるのを極力おさえて、流速の増
加を抑え、粉粒体移送管の曲部のエロージョンの発生を
抑制できる粉粒体移送管保護装置を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の粉粒
体移送管保護装置は次の手段とした。縮流、すなわち局
部的に粉粒体の流速が上昇し、粉粒体による摩耗が大き
くなる粉粒体移送管の曲部に、当該曲部の曲率半径位置
の中心線に対して、曲部の外側に傾斜する直線で形成さ
れる端面と、端面の内部側端部を連結し、曲部と同心円
状にされた円弧面で内周面が形成されるとともに、外周
面が曲部の外側内周面に嵌合して設置されるブロックを
設けた。なお、ブロックの端面の中心線に対する傾斜
は、30°程度にすることが好ましい。また、曲部に設
けるブロックは、2個以上に分割して設けることが望ま
しく、さらにブロックの厚み、すなわち、端面の曲部軸
心側への突出量は、後流側に設置されるブロックとの隙
間に、前流側のブロックを通過した粉粒体が接触しない
程度、上流側から見てブロック間の隙間が見えない程度
にすることが望ましい。
【0008】
【作用】本発明の粉粒体移送管保護装置は、上述の手段
により、オリフィスにより発生する縮流による、粉粒体
移送管の曲部に発生する管内流速の過渡的な上昇、なら
びに縮流の広がりが瞬時に行なわれなくなる。すなわ
ち、粉粒体移送管の曲部外側内周面に設置する、ブロッ
クの形状を平板状の内周面から、曲部と同心円状の円弧
面をもつ内周面にして、オリフィスによる縮流を受け止
める形状とするとともに、円弧面の端部を曲部の外側に
向かって拡大する直線状の端面にして、ブロック端部に
おける開口面積が小さくなるのを極力おさえた形状にす
ることにより、ブロック周辺におけるエルボ側部のエロ
ージョンの発生を著しく抑制できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の粉粒体移送管保護装置の実施
例を図面にもとづき説明する。図1は、本発明の粉粒体
移送管保護装置の一実施例としての、微粉炭機出口に設
置される等価圧力損失調整用のオリフィスにより生じる
粉粒体の縮流から、粉粒体移送管の曲部としての、エル
ボのエロージョン発生を防止する、エルボ内面に設置す
るブロックを示す図で、図1(a)は、エルボの側面を
透視して示すブロックの側面図、図1(b)は、図1
(a)の矢視A−Aで示すブロックの正面図、図1
(c)は、ブロックの斜視図である。
【0010】図に示すように、エルボ1の外側12内周
面に、ブロック3を2個取付けている。ブロック3は、
図1(b)で示す正面図に示されるように、端部がエル
ボ1の中心線内周面に位置し、その端部からエルボ1の
内周側に向けて直線状にされた端面31と、端面31の
内周端を連結して設けられ、エルボ2と同心円にされた
円弧面32で構成されている。端面31は、エルボ1の
中心線11に対して、エルボ1の外側12に向けて30
°の傾斜がつけられるとともに、エルボ1の上流側(図
1(a)の下方)から下流側(図1(a)の右上方)に
向けても、エルボ1の底面14から最大径部13に向け
て傾斜がつけられている。
【0011】また、ブロック3の内周面形状を、この端
面31と円弧面32を基本としたものにすることによ
り、エルボ1の下方から流入する粉粒体の縮流Vが、ブ
ロック3に衝突した後の方向性を、従来技術では、横に
広がりながら下流側に向かって流れていたものを、回転
力を与えながら、下流側に向う流れとすることができ
る。これにより、エルボ1のエロージョンに対し影響の
大きい横方向の流れを抑制できる。また、端面31の形
成により、ブロック3端部(流れの下流側)の開口面積
を従来装置に比べ、大きくする事ができ、その部分での
粉粒体の流速を低減することにより、エルボ1に発生す
るエロージョンを抑制出来る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の粉粒体移送
管保護装置によれば、特許請求の範囲に示す構成によ
り、粉粒体移送管の曲部を保護するブロック形状を、従
来の縮流をはねかえす作用を主体としたものより、受け
止める作用を行う形状にしたことにより、ブロック周辺
における曲部のエロージョンを著しく抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体移送管保護装置の一実施例を示
す図で、図1(a)、はエルボの側面を透視して示すブ
ロック側面図、図1(b)は、図1(a)に示す矢視A
−A図、図1(c)は、ブロックの斜視図、
【図2】従来のブロックを示す図で、図2(a)は、エ
ルボの側面を透視して示すブロック側面図、図2(b)
は、図2(a)に示す矢視B−B図、図2(c)は、ブ
ロックの斜視図である。
【符号の説明】
1 曲部としてのエルボ 11 中心線 12 外側 13 底面 14 最大径部 3 ブロック 31 端面 32 円弧面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体移送管の曲部内周面に設置され、
    通過する粉粒移送体による摩耗を低減するための粉粒移
    送管保護装置において、前記曲部の中心線に対して前記
    曲部の外側に傾斜した直線で形成される端面、および前
    記端面の内周端を連結する、前記曲部と同心円にされた
    円弧面により、内周面が形成され、前記曲部の外側内周
    面に外周面を嵌合させたブロックを設けたことを特徴と
    する粉粒体移送管保護装置。
JP10737195A 1995-05-01 1995-05-01 粉粒体移送管保護装置 Withdrawn JPH08303748A (ja)

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Effective date: 20020702