JPH08302794A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JPH08302794A
JPH08302794A JP11315395A JP11315395A JPH08302794A JP H08302794 A JPH08302794 A JP H08302794A JP 11315395 A JP11315395 A JP 11315395A JP 11315395 A JP11315395 A JP 11315395A JP H08302794 A JPH08302794 A JP H08302794A
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gear
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friction
gears
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Naotoshi Inoue
直稔 井上
Mitsuru Iwai
満 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水圧を利用することなく、モータによって洗
浄用、ビデ用のノズル管を伸長させることが可能な局部
洗浄装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数のノズル管と、該ノズル管を駆動するた
めのモータアクチュエータからなる局部洗浄装置であっ
て、モータアクチュエータが、モータ及び該モータに連
動するフリクションギヤを有した切替アームと、該切替
アームに対応するモータを有したカムと、前記フリクシ
ョンギヤに連動可能な複数の切替ギヤと、該切替ギヤに
連動する中間ギヤと、中間ギヤに連動する駆動ギヤから
なることを特徴とする局部洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局部洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の局部洗浄装置は、洗浄用とビデ用
の2本のノズル管を有している。ノズル管は、上水道か
らの水を局部へ送水するための管であり、通常局部洗浄
装置内に格納されており、洗浄時に伸長し洗浄位置へと
移動する。伸長させるには、水道圧を利用するのが一般
的であり、その他にノズル管を収納しているベースごと
モータで移動させる方法も考えられている。前述したよ
うにノズル管を複数有している場合には、3方電磁弁等
を使用し通水するノズル管を選択している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水道圧を利用
してノズル管を伸長させようとすると、水圧が低い場合
伸長完了に時間がかかり、伸びきらないこともありう
る。また洗浄位置は個人々々によって微妙に異なるた
め、合わない場合は着座位置を自らずらさなければなら
ない。そして、水圧によって伸長させるにはノズル管を
内筒、外筒と2重にしなければならない。また、ベース
ごとモータで移動させる場合には、駆動装置が大がかり
のものとなり収納スペースを多く必要としてしまう。
【0004】本発明では、水圧を利用することなく、収
納スペースをコンパクトにした、モータによって複数の
ノズル管を伸縮させる局部洗浄装置を提供すること目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のノズル
管と、該ノズル管を駆動するためのモータアクチュエー
タからなる局部洗浄装置であって、モータアクチュエー
タが、モータ及び該モータに連動するフリクションギヤ
を有した切替アームと、該切替アームに対応するモータ
を有したカムと、前記フリクションギヤに連動可能な複
数の切替ギヤと、該切替ギヤに連動する中間ギヤと、中
間ギヤに連動する駆動ギヤからなることを特徴としてい
る。
【0006】また、複数のノズル管と、該ノズル管を駆
動するためのモータアクチュエータからなる局部洗浄装
置であって、モータアクチュエータが、モータ及び該モ
ータに連動するフリクションギヤを有した切替アーム
と、該切替アームに対応するモータを有したカムと、該
カムに弾性体によって当接されるフリクションギヤ移動
溝を有するロックアームと、前記フリクションギヤに連
動可能な複数の切替ギヤと、該切替ギヤに連動する中間
ギヤと、中間ギヤに連動する駆動ギヤからなる個とを特
徴としている。
【0007】
【作用】本発明では、モータを使用してノズル管の伸縮
を行なうために使用者の好みの位置においてノズル管を
停止させることが可能であり、水道圧を気にすることな
く局部洗浄装置を使用することが可能である。また、ベ
ースごと移動させる必要がないため収納スペースを小さ
くすることが可能となる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の局部洗浄装置を示す透視図である。図2に示す切替
アームには、回転中心部分にモータを接続するための穴
があけられており、端部にはカムに連結するための突起
を有している。カムは、切替アームに設けた突起を挿入
する穴を有し、モータによって駆動される。モータによ
ってカムを回転させることにより、切替アームが上下
(図面上)に移動する。
【0009】フリクションギヤは、フリクションアーム
によって切替アームに連結されている。そして、フリク
ションギヤはフリクションギヤAとフリクションギヤB
からなり、前記フリクションギヤAは常にモータギヤと
連動している。従って、カムによって、切替アームを揺
動させるとフリクションギヤもそれに伴い移動する。
【0010】切替ギヤは、一体となっている切替ギヤA
と切替ギヤBからなり、洗浄用とビデ用夫々のノズル管
を伸長させるために2つ用いる。全体の流れを言えば、
モータギヤによりフリクションギヤAを駆動し、フリク
ションギヤAと一体となっているフリクションギヤBに
より切替ギヤAを駆動し、切替ギヤAと一体となってい
る切替ギヤBにより中間ギヤを駆動し、中間ギヤは駆動
ギヤを介してノズル管を伸長させる。従って、カムから
フリクションギヤまでは共通で用いるが、伸長させるべ
きノズル管によって連動させる切替ギヤは異なる。
【0011】モータによりカムを揺動させ切替アームを
移動させると、それに伴ってフリクションギヤも移動す
る。そして、移動先に設けた切替ギヤAとフリクション
ギヤBとが噛み合い、最終的にはノズル管を伸長させ
る。尚、図1には示されていないが、ノズル管、駆動ギ
ヤ、中間ギヤは夫々2個づつあり、切替アームの動きに
よって伸長させるべきノズル管を決定する。
【0012】本発明においては、ギヤ同志を噛み合わせ
たり、離したりするために図3に示すようなギヤの山と
山が合ってしまう場合が起りえる。この様な状態になる
とモータにかかる負荷が大きくなり故障の原因となりう
るため、切替アームにはバネを取り付けている。
【0013】バネの形状は、図4に示すものであり、切
替アームと連動して移動する。図3に示すようにギヤの
山と山が合ってしまった時、バネは、変形しフリクショ
ンギヤBを正規の位置にするよう付勢する。そしてバネ
が駆動ギヤが回転させることによりギヤ同志が噛みあう
ようになる。
【0014】図5は、切替アームを取り除きロックアー
ムを中心とした透視図である。切替アームのような首振
り運動をするギヤを用いた場合、ギヤを逃げ回転方向で
回転させると回転トルクに応じてギヤ同志が離れようと
する力がかかる。この力が一定のトルクを超えるとギヤ
同志は噛み合わなくなり最後には離れてしまう。
【0015】そこで、本発明においては、ギヤ同志の中
心間距離を保持するためにフリクションギヤ移動溝をロ
ックアームに設けてある。図6に示すように、フリクシ
ョンギヤ移動溝は、フリクションギヤを正規の位置に固
定するよう溝が切られている。フリクションギヤは、前
記フリクションギヤ移動溝内を移動し固定される。固定
される仕組みは、ロックアームをバネ等の弾性体により
常にカムに当接させていることによる。
【0016】図7に示すのは、フリクションギヤが固定
された状態を示す透視図である。モータによりカムを回
転させると切替アーム(図中省略)及びロックアームが
連動してフリクションギヤを首振り運動させる。切替ア
ームによって伸長させるノズル管を選択すると、フリク
ションギヤは、フリクションギヤ移動溝内を移動し正規
の位置でバネにより固定される。その後は前述したよう
にフリクションギヤから切替ギヤ、中間ギヤ、駆動ギヤ
を連動させ最終的にノズル管を伸長させる。
【0017】以上述べてきたように、本発明ではフリク
ションギヤを首振り運動させることにより、切替ギヤを
選択している。従って、フリクションギヤに連動してい
ない切替ギヤは、フリーの状態になり自由に回転可能な
状態となっている。そこで、ノズル管が自重又は接続さ
れているホースのテンションによって伸長することが考
えられる。
【0018】上記問題点を解決するために、本発明では
ノズル管に固定スナップを設けてある。該固定スナップ
により、フリクションギヤに連動していない切替ギヤ側
のノズル管が自由に伸長することを防止している。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、水圧を利用することな
くノズル管を伸長でき、任意の位置において固定するこ
とが可能となる。そして、弾性体によりフリクションギ
ヤを付勢することにより、モータに過負荷をかけること
なくギヤの破損を防ぐことが可能となる。更にロックア
ームを用いることによって、ギヤを逃げる方向で回転さ
せてもギヤ同志が離れることなく噛み合い続けることが
できる。また、ノズル管に固定スナップを設けると、駆
動ギヤがモータと噛み合ってない方のノズル管が自重や
ホースのテンション等により下がることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例になる局部洗浄装置を示す透視
図である。
【図2】本発明の実施例になる切替アームを示す平面図
及び断面図である。
【図3】本発明の実施例になる局部洗浄装置を示す透視
図である。
【図4】本発明の実施例になるバネを切替アームに接続
した平面図、断面図及びバネである。
【図5】本発明の実施例になるロックアームを中心とし
た局部洗浄装置を示す透視図である。
【図6】本発明の実施例になるロックアームの平面図で
ある。
【図7】本発明の実施例になるロックアームを中心とし
た局部洗浄装置を示す透視図である。
【図8】本発明の実施例になる固定スナップを取り付け
た局部洗浄装置を示す透視図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル管と、該ノズル管を駆動す
    るためのモータアクチュエータからなる局部洗浄装置で
    あって、モータアクチュエータが、モータ及び該モータ
    に連動するフリクションギヤを有した切替アームと、該
    切替アームに対応するモータを有したカムと、前記フリ
    クションギヤに連動可能な複数の切替ギヤと、該切替ギ
    ヤに連動する中間ギヤと、中間ギヤに連動する駆動ギヤ
    からなることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 複数のノズル管と、該ノズル管を駆動す
    るためのモータアクチュエータからなる局部洗浄装置で
    あって、モータアクチュエータが、モータ及び該モータ
    に連動するフリクションギヤを有した切替アームと、該
    切替アームに対応するモータを有したカムと、該カムに
    弾性体によって当接されるフリクションギヤ移動溝を有
    するロックアームと、前記フリクションギヤに連動可能
    な複数の切替ギヤと、該切替ギヤに連動する中間ギヤ
    と、中間ギヤに連動する駆動ギヤからなることを特徴と
    する局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 切替アームが、該切替アームに連動する
    弾性体を有していることを特徴とする請求項1又は2記
    載の局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 ノズル管が、端部に固定スナップを有し
    ている請求項3記載の局部洗浄装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100717913B1 (ko) * 2000-09-06 2007-05-11 가부시기가이샤 이낙스 세정수공급장치
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