JPH0830213B2 - 含硼素オ−ステナイト系ステンレス鋼帯の製造法 - Google Patents
含硼素オ−ステナイト系ステンレス鋼帯の製造法Info
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- JPH0830213B2 JPH0830213B2 JP61240244A JP24024486A JPH0830213B2 JP H0830213 B2 JPH0830213 B2 JP H0830213B2 JP 61240244 A JP61240244 A JP 61240244A JP 24024486 A JP24024486 A JP 24024486A JP H0830213 B2 JPH0830213 B2 JP H0830213B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は，含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯の
製造法に関する。
製造法に関する。
含硼素オーステナイト系ステンレス鋼は，熱中性子吸
収断面積が大きいという特質があり耐食性にも優れるこ
とから熱中性子遮蔽材料として好適である。しかし，鋼
中のＢとFeやCrが化合した硼化物を中心とする金属間化
合物の析出によって熱間加工性および靱性を著しく害す
るので，鋼帯の製造が難しい。
収断面積が大きいという特質があり耐食性にも優れるこ
とから熱中性子遮蔽材料として好適である。しかし，鋼
中のＢとFeやCrが化合した硼化物を中心とする金属間化
合物の析出によって熱間加工性および靱性を著しく害す
るので，鋼帯の製造が難しい。
特公昭36−8411号公報はかような含Ｂステンレス鋼の
靱性は適量のTiの添加によって，さらには脱酸元素の補
助添加によって改善されると教示している。
靱性は適量のTiの添加によって，さらには脱酸元素の補
助添加によって改善されると教示している。
特公昭57−45464号公報は含Ｂステンレス鋼の熱間加
工性は適量のAlの添加によって改善されると教示する。
工性は適量のAlの添加によって改善されると教示する。
特開昭55−89459号公報は含Ｂステンレス鋼にＶを添
加すると硼化物の形態が改善されるので熱間加工が改善
されると教示する。
加すると硼化物の形態が改善されるので熱間加工が改善
されると教示する。
前記の合金元素の添加による材料自身の靱性並びに熱
間加工の改善効果の教示にかかわらず，通常の熱間圧延
機や冷間圧延機によって含硼素オーステナイト系ステン
レス鋼帯を製造することは困難である。事実，前記の公
報はいずれも含Ｂステンレス鋼の鋼帯の製造法を記載し
ていない。また本発明者らの実験によると該公報に教示
されているような特殊元素の添加によっても熱間加工性
の改善は十分とは言えず，逆に靱性の低下をもたらす場
合もあることがわかった。
間加工の改善効果の教示にかかわらず，通常の熱間圧延
機や冷間圧延機によって含硼素オーステナイト系ステン
レス鋼帯を製造することは困難である。事実，前記の公
報はいずれも含Ｂステンレス鋼の鋼帯の製造法を記載し
ていない。また本発明者らの実験によると該公報に教示
されているような特殊元素の添加によっても熱間加工性
の改善は十分とは言えず，逆に靱性の低下をもたらす場
合もあることがわかった。
したがって，功罪相なかばする特殊元素の添加によら
ずとも，含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯が製造
できる技術の開発が望まれる。
ずとも，含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯が製造
できる技術の開発が望まれる。
本発明は靱性並びに熱間加工性が著しく悪い含硼素オ
ーステナイト系ステンレス鋼を対象としてその鋼帯の製
造という量産技術の確立を目的としたものである。
ーステナイト系ステンレス鋼を対象としてその鋼帯の製
造という量産技術の確立を目的としたものである。
前記の目的を達成しようとする本発明の要旨とすると
ころは,Bを0.2〜1.2重量％含有するオーステナイト系ス
テンレス鋼の熱延鋼帯の製造にあたって，該鋼のスラブ
または鋼塊を1150℃以上1200℃以下の温度に加熱したう
え粗圧延機と仕上圧延機を用いて圧延終了温度が1000℃
以上となるように熱間圧延を行うこと，さらには冷延鋼
帯の製造にあたっては、前記条件で製造した熱延鋼帯を
一回当りの冷間圧延率が50％以下のもとで一回冷延また
は中間焼鈍を挟んだ複数回冷延を行うことにある。
ころは,Bを0.2〜1.2重量％含有するオーステナイト系ス
テンレス鋼の熱延鋼帯の製造にあたって，該鋼のスラブ
または鋼塊を1150℃以上1200℃以下の温度に加熱したう
え粗圧延機と仕上圧延機を用いて圧延終了温度が1000℃
以上となるように熱間圧延を行うこと，さらには冷延鋼
帯の製造にあたっては、前記条件で製造した熱延鋼帯を
一回当りの冷間圧延率が50％以下のもとで一回冷延また
は中間焼鈍を挟んだ複数回冷延を行うことにある。
含Ｂステンレス鋼の靱性および熱間加工性を改善する
ことができると前記公報で教示されているような特殊元
素を必ずしも添加しなくとも,Bの添加範囲が0.2〜1.2重
量％である含硼素オーステナイト系ステンレス鋼におい
ては，後記の実施例において実証するように，該鋼のス
ラブまたは鋼塊を1150℃以上1200℃以下の温度に加熱し
たうえ粗圧延機と仕上圧延機を用いて圧延終了温度が10
00℃以上となるように熱間圧延を行う場合には割れ疵な
しに良好に熱延鋼帯を製造できることがわかった。ま
た，この熱延鋼帯から冷延鋼帯を製造する場合には一回
当りの冷間圧延率を50％以下にすればやはり割れ疵なし
に良好に冷延鋼帯が製造できることがわかった。なお，
熱延鋼帯をトリミング処理してから冷間圧延する場合に
は，トリミング処理のあと，トリミング面を焼鈍処理し
てから冷間圧延を行うことが必要である。
ことができると前記公報で教示されているような特殊元
素を必ずしも添加しなくとも,Bの添加範囲が0.2〜1.2重
量％である含硼素オーステナイト系ステンレス鋼におい
ては，後記の実施例において実証するように，該鋼のス
ラブまたは鋼塊を1150℃以上1200℃以下の温度に加熱し
たうえ粗圧延機と仕上圧延機を用いて圧延終了温度が10
00℃以上となるように熱間圧延を行う場合には割れ疵な
しに良好に熱延鋼帯を製造できることがわかった。ま
た，この熱延鋼帯から冷延鋼帯を製造する場合には一回
当りの冷間圧延率を50％以下にすればやはり割れ疵なし
に良好に冷延鋼帯が製造できることがわかった。なお，
熱延鋼帯をトリミング処理してから冷間圧延する場合に
は，トリミング処理のあと，トリミング面を焼鈍処理し
てから冷間圧延を行うことが必要である。
本発明の鋼帯の製造法においてはＢの含有量が0.2〜
1.2重量％のオーステナイト系ステンレス鋼を対象とす
る。その理由は,B含有量が1.2重量％を超える鋼では加
工性および靱性が本発明法の鋼帯製造法では許容できな
いほど低下するからである。また熱中性子減衰効果を付
与するためには少なくとも0.2重量％のＢの含有を必要
とするからである。
1.2重量％のオーステナイト系ステンレス鋼を対象とす
る。その理由は,B含有量が1.2重量％を超える鋼では加
工性および靱性が本発明法の鋼帯製造法では許容できな
いほど低下するからである。また熱中性子減衰効果を付
与するためには少なくとも0.2重量％のＢの含有を必要
とするからである。
第１図は，後記第１表に示す化学成分値を有する含硼
素オーステナイト系ステンレス鋼について鋳造ままの状
態から丸棒引張試験片を採取し，各試験片を高周波加熱
装置によって表示の温度に加熱し，その温度に保持した
状態でひずみ速度15mm/secのもとで引張試験を行った場
合の断面収縮率を調べた結果を示したものである。第１
図から,1200℃を境界としてこの温度を超えるといずれ
の含硼素オーステナイト系ステンレス鋼も急激な断面収
縮率の低下が生じ，断面収縮率零にまで急速に降下する
ことがわかる。これは硼化物の溶融に起因するものと考
えられる。粗圧延機と仕上圧延機によって鋼を熱間圧延
する場合に，熱間圧延が可能な鋼の断面収縮率は40％以
上を必要とする。第１図は加熱温度が1000℃を超えると
断面収縮率が40％以上となることを示している。したが
って含硼素オーステナイト系ステンレス鋼を熱間圧延す
る場合には1000℃以上で熱間圧延を終了しなければなら
ない。そして，第１図の結果から1200℃を超えてもなら
ない。すなわちＢを0.2〜1.2重量％含有するオーステナ
イト系ステンレス鋼は1200℃以下でかつ1000℃以上の温
度で圧下を行なえば熱間圧延ができる。このためには，
該鋼のスラブまたは鋼塊の加熱温度は操業時の温度降下
を見込んで1150℃以上とし且つ1200℃以下とする必要が
ある。
素オーステナイト系ステンレス鋼について鋳造ままの状
態から丸棒引張試験片を採取し，各試験片を高周波加熱
装置によって表示の温度に加熱し，その温度に保持した
状態でひずみ速度15mm/secのもとで引張試験を行った場
合の断面収縮率を調べた結果を示したものである。第１
図から,1200℃を境界としてこの温度を超えるといずれ
の含硼素オーステナイト系ステンレス鋼も急激な断面収
縮率の低下が生じ，断面収縮率零にまで急速に降下する
ことがわかる。これは硼化物の溶融に起因するものと考
えられる。粗圧延機と仕上圧延機によって鋼を熱間圧延
する場合に，熱間圧延が可能な鋼の断面収縮率は40％以
上を必要とする。第１図は加熱温度が1000℃を超えると
断面収縮率が40％以上となることを示している。したが
って含硼素オーステナイト系ステンレス鋼を熱間圧延す
る場合には1000℃以上で熱間圧延を終了しなければなら
ない。そして，第１図の結果から1200℃を超えてもなら
ない。すなわちＢを0.2〜1.2重量％含有するオーステナ
イト系ステンレス鋼は1200℃以下でかつ1000℃以上の温
度で圧下を行なえば熱間圧延ができる。このためには，
該鋼のスラブまたは鋼塊の加熱温度は操業時の温度降下
を見込んで1150℃以上とし且つ1200℃以下とする必要が
ある。
なお，熱延途中において鋼帯の耳部が鋼帯の中央部よ
りも優先的に温度降下して耳部だけが1000℃よりも低下
することがあると，耳部に割れ疵が発生しやすくなる。
これを防止するために，粗圧延機と仕上圧延機との中間
にエッジヒーターを設けておき，これによって鋼帯の耳
部の温度を1000〜1200℃の温度に維持するのが好まし
い。
りも優先的に温度降下して耳部だけが1000℃よりも低下
することがあると，耳部に割れ疵が発生しやすくなる。
これを防止するために，粗圧延機と仕上圧延機との中間
にエッジヒーターを設けておき，これによって鋼帯の耳
部の温度を1000〜1200℃の温度に維持するのが好まし
い。
第２図は，後記第１表の供試鋼No.1とNo.4について，
本発明に従う熱延条件で熱間圧延したあと冷間圧延率を
変えて冷間圧延したさいの冷間圧延率とシャルピー衝撃
値およびビッカース硬さとの関係を示したものである。
第２図にみられるように含硼素オーステナイト系ステン
レス鋼は冷間圧延率の増加に伴ってシャルピー衝撃値が
急激に低下して靱性が低下すると共に硬化する。そし
て，後記の実施例にも示すが冷間圧延率が50％を超える
と鋼帯に耳切れが発生するようになる。したがって，前
記の条件に従って製造した熱延鋼帯を一回当りの冷間圧
延率を50％以下として冷間圧延すれば含硼素オーステナ
イト系ステンレス鋼の冷延鋼帯が製造できる。目標とす
る仕上げ板厚まで圧下するのに圧下率が50％を超える場
合には，中間焼鈍を挟んで50％以下の冷間圧延率のもと
での数回の冷延を行えばよい。
本発明に従う熱延条件で熱間圧延したあと冷間圧延率を
変えて冷間圧延したさいの冷間圧延率とシャルピー衝撃
値およびビッカース硬さとの関係を示したものである。
第２図にみられるように含硼素オーステナイト系ステン
レス鋼は冷間圧延率の増加に伴ってシャルピー衝撃値が
急激に低下して靱性が低下すると共に硬化する。そし
て，後記の実施例にも示すが冷間圧延率が50％を超える
と鋼帯に耳切れが発生するようになる。したがって，前
記の条件に従って製造した熱延鋼帯を一回当りの冷間圧
延率を50％以下として冷間圧延すれば含硼素オーステナ
イト系ステンレス鋼の冷延鋼帯が製造できる。目標とす
る仕上げ板厚まで圧下するのに圧下率が50％を超える場
合には，中間焼鈍を挟んで50％以下の冷間圧延率のもと
での数回の冷延を行えばよい。
また、冷延鋼帯の製造にさいしてトリミングを実施す
る場合にはトリミング面を焼鈍してから冷間圧延を実施
する必要がある。これは，含硼素オーステナイト系ステ
ンレス鋼ではトリミングを行うと耳部が加工硬化して靱
性が低下する度合が強く冷間圧延不良の原因となるから
である。第３図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼
帯のトリミング面の硬さ変化の代表例をトリミングまま
の状態および焼鈍を施した場合について示したものであ
る。この図に見られるように，焼鈍によって鋼帯トリミ
ング部が軟化するとともに靱性が回復し，冷間圧延が可
能となる。
る場合にはトリミング面を焼鈍してから冷間圧延を実施
する必要がある。これは，含硼素オーステナイト系ステ
ンレス鋼ではトリミングを行うと耳部が加工硬化して靱
性が低下する度合が強く冷間圧延不良の原因となるから
である。第３図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼
帯のトリミング面の硬さ変化の代表例をトリミングまま
の状態および焼鈍を施した場合について示したものであ
る。この図に見られるように，焼鈍によって鋼帯トリミ
ング部が軟化するとともに靱性が回復し，冷間圧延が可
能となる。
以下に，本発明に従って含硼素オーステナイト系ステ
ンレス鋼の熱延鋼帯および冷延鋼帯の製造を行った実施
例を挙げる。
ンレス鋼の熱延鋼帯および冷延鋼帯の製造を行った実施
例を挙げる。
実施例１ 第１表に示した化学成分を有する含硼素オーステナイ
ト系ステンレス鋼の連続鋳造スラブと鋼塊を製造した。
これらスラブまたは鋼塊を加熱炉で加熱温度を変えて加
熱し，分塊圧延或いは熱間圧延を行った。そのさいの熱
延条件（加熱温度，圧延終了温度並びに元厚／仕上げ厚
さ）と圧延結果を第２表に総括して示した。
ト系ステンレス鋼の連続鋳造スラブと鋼塊を製造した。
これらスラブまたは鋼塊を加熱炉で加熱温度を変えて加
熱し，分塊圧延或いは熱間圧延を行った。そのさいの熱
延条件（加熱温度，圧延終了温度並びに元厚／仕上げ厚
さ）と圧延結果を第２表に総括して示した。
第２表の結果に見られるように，本発明に従う熱延条
件のもとで熱間圧延した場合には含硼素オーステナイト
系ステンレス鋼であっても割れ疵なく良好に熱延鋼帯が
製造できる。これに対し，比較例に見られるように，加
熱温度が1200℃を超えた場合には割れが発生して熱延が
出来ず（比較例Ｈ），また，表面スケールが発生して不
良品となった（比較例Ｉ）。また圧延終了温度が1000℃
より低い場合には耳割れが大きくて圧延不良であった
（比較例Ｊ〜Ｋ）。
件のもとで熱間圧延した場合には含硼素オーステナイト
系ステンレス鋼であっても割れ疵なく良好に熱延鋼帯が
製造できる。これに対し，比較例に見られるように，加
熱温度が1200℃を超えた場合には割れが発生して熱延が
出来ず（比較例Ｈ），また，表面スケールが発生して不
良品となった（比較例Ｉ）。また圧延終了温度が1000℃
より低い場合には耳割れが大きくて圧延不良であった
（比較例Ｊ〜Ｋ）。
実施例２ 前記実施例１で得られた幾つかの熱延鋼帯から冷間圧
延率を変えて冷延鋼帯を製造した。その製造条件と成績
を第３表に総括して示した。
延率を変えて冷延鋼帯を製造した。その製造条件と成績
を第３表に総括して示した。
第３表に見られるとおり，冷間圧延率50％以下で冷延
した場合，或いは目標板厚に圧下するまでの累積圧下率
が50％を超えるさいには中間焼鈍を実施して冷間圧延率
50％以下の冷間圧延を繰り返した場合には，耳切れを生
ずることなく冷延鋼帯が製造できた。これに対し，冷間
圧延率が50％を超えた場合には耳切れが発生して不良と
なった。
した場合，或いは目標板厚に圧下するまでの累積圧下率
が50％を超えるさいには中間焼鈍を実施して冷間圧延率
50％以下の冷間圧延を繰り返した場合には，耳切れを生
ずることなく冷延鋼帯が製造できた。これに対し，冷間
圧延率が50％を超えた場合には耳切れが発生して不良と
なった。
第４表は，表示の熱延鋼帯をトリミングしそしてトリ
ミング面を焼鈍してから冷間圧延を実施した場合と，ト
リミングしたまま焼鈍せずに冷間圧延を行った場合の圧
延成績を示したものである。その結果に見られるよう
に，トリミング面を軟化焼鈍した場合には耳切れを生ず
ることなく目標ゲージまで冷間圧延可能であったが，焼
鈍しなかった場合には耳切れが発生した。
ミング面を焼鈍してから冷間圧延を実施した場合と，ト
リミングしたまま焼鈍せずに冷間圧延を行った場合の圧
延成績を示したものである。その結果に見られるよう
に，トリミング面を軟化焼鈍した場合には耳切れを生ず
ることなく目標ゲージまで冷間圧延可能であったが，焼
鈍しなかった場合には耳切れが発生した。
第１図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼を高温引
張試験した場合の試験温度と断面収縮率との関係図，第
２図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼の冷間圧延
率とシャルピー衝撃値およびビッカース硬さとの関係
図，第３図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯を
トリミングした場合のトリミング面の焼鈍の有無による
硬さ変化図である。
張試験した場合の試験温度と断面収縮率との関係図，第
２図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼の冷間圧延
率とシャルピー衝撃値およびビッカース硬さとの関係
図，第３図は含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯を
トリミングした場合のトリミング面の焼鈍の有無による
硬さ変化図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 修 山口県新南陽市大字富田4976番地 日新製 鋼株式会社周南研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−201726（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−50429（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】Ｂを0.2〜1.2重量％含有するオーステナイ
ト系ステンレス鋼のスラブまたは鋼塊を1150℃以上1200
℃以下の温度に加熱したうえ粗圧延機と仕上圧延機を用
いて圧延終了温度が1000℃以上となるように熱間圧延を
行い，得られた熱延鋼帯を一回当りの冷間圧延率が50％
以下のもとで一回冷延または中間焼鈍を挟んだ複数回冷
延を行う含硼素オーステナイト系ステンレス鋼帯の製造
法。 - 【請求項２】熱延鋼帯をトリミング処理し次いでこのト
リミング面を焼鈍処理した後に冷間圧延を行う特許請求
の範囲第１項記載の含硼素オーステナイト系ステンレス
鋼帯の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61240244A JPH0830213B2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 含硼素オ−ステナイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61240244A JPH0830213B2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 含硼素オ−ステナイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6396221A JPS6396221A (ja) | 1988-04-27 |
| JPH0830213B2 true JPH0830213B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=17056600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61240244A Expired - Fee Related JPH0830213B2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 含硼素オ−ステナイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830213B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2864636T3 (es) * | 2013-10-28 | 2021-10-14 | Nanosteel Co Inc | Producción de acero metálico por fundición de planchones |
| CN113523012B (zh) * | 2021-07-14 | 2022-05-03 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种含铌高合金奥氏体耐热不锈钢棒材的热加工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61201726A (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-06 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | Ｂ含有オ−ステナイトステンレス鋼の製造方法 |
| JPS6350429A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-03 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 表面性状に優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP61240244A patent/JPH0830213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6396221A (ja) | 1988-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |