JPH08302098A - 溶融ブレンド組成物 - Google Patents

溶融ブレンド組成物

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JPH08302098A
JPH08302098A JP8123911A JP12391196A JPH08302098A JP H08302098 A JPH08302098 A JP H08302098A JP 8123911 A JP8123911 A JP 8123911A JP 12391196 A JP12391196 A JP 12391196A JP H08302098 A JPH08302098 A JP H08302098A
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melt
meth
weight
alkyl
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JP8123911A
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English (en)
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Nazir A Memon
ナジル・アハマド・メモン
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Rohm and Haas Co
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Rohm and Haas Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 (メタ)アクリル系ポリマーおよびポリオレ
フィンとのブレンドであって、溶融粘度の増大なしに大
きな垂れ下がり抵抗性を示すブレンドおよびその製造方
法の提供 【解決手段】 (a)プロピレン系ポリマーおよび
(b)C10ないしC30アルキル(メタ)アクリレートを
70重量%以上のエマルション重合されたポリマーで少
なくとも670,000の重量平均分子量のポリマーを
含む溶融ブレンドであって、(c)190℃、せん断応
力1000ダイン/cm2の条件下で、相対特性時間が
改質されていないプロピレン系ポリマーの相対特性時間
の少なくとも5倍であり、(d)相対垂れ下がり抵抗性
から判断される溶融強度比が改質されていないプロピレ
ン系ポリマーの溶融強度比の少なくとも5倍である、溶
融ブレンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、(メタ)アクリル系ホモポリマ
ーまたはコポリマーおよびポリオレフィンとの新規なブ
レンドであって、溶融粘度の増大なしに大きな垂れ下が
り抵抗性を示すブレンド、およびその製造方法に関す
る。
【0002】非極性のポリオレフィン、特にポリプロピ
レン、低密度、高密度、および直鎖低密度のポリエチレ
ン、並びにそれらの混合物は、幅広い用途で商業的に使
用される主要材料である。それにも拘らず、未だに解決
されていない課題が存在する。ポリオレフィン、特に充
填剤を含まないポリオレフィンを溶融状態または実質的
にその融点よりも高い温度での半溶融状態で熱成形する
ことの困難さを解決することが望まれている。ポリオレ
フィンは低い剛性を示すので、自重により容易に垂れ下
がる傾向があり、熱成形の際に著しく不均一な厚さの成
形物をもたらす。分子量を大きくすることによってこれ
を改良する試みは、分子量の小さなポリオレフィンでは
遭遇しなかった、より分子量の大きいポリオレフィンの
加工上の困難さを引き起こす。
【0003】この溶融強度の課題、低せん断条件下にお
ける低弾性率とも言える課題に関するいくつかの解決手
段が提案されてきた。たとえば、ポリオレフィンの分岐
を規定する方法、ポリオレフィンに放射線照射して架橋
をコントロールする方法、セグメント化されたコポリマ
ー、すなわちポリオレフィンと(メタ)アクリレートエ
ステルポリマーセグメントまたはポリスチレンセグメン
トとを組み合わせたグラフトまたはブロックコポリマー
に基づく添加剤を使用する方法があった。これらの添加
剤はすべて比較的高価であるか、またはポリオレフィン
とブレンドする前に別途面倒なグラフト化操作を必要と
するという欠点があった。
【0004】Harropらの米国特許4,094,9
27は、ポリオレフィンの溶融強度を改良するために有
用な添加剤として高級アルキルメタアクリレートとメタ
アクリル酸とのコポリマーを開示する。しかし、この添
加剤ポリマーは長時間の加工を行う間にポリオレフィン
ブレンドが「プレートアウト(plate-out)」し、ダイ
リップ(die lips)部分に堆積し、押出工程を阻害する
ことがわかった。Harropの米国特許4,156,
703はアクリルポリマー、最も好ましくはメチルメタ
クリレートベースのポリマーが、高せん断加工であるポ
リエチレンのミル加工(mill-processing)において有
用であることを示すが、ポリプロピレンについてはなん
ら触れていない。
【0005】本発明者は、エマルション重合のような方
法で調製することができるC10ないしC30アルキル(メ
タ)アクリレートのポリマーまたは特定のコポリマーで
あって高分子量を有するものが、ポリプロピレンの溶融
強度を改善する添加剤として有用であることを見いだし
た。本発明の更なる目的と効果は以下において明らかに
される。
【0006】上述の目的と効果は、プロピレンのホモポ
リマーまたは40重量%以下の他のモノオレフィンとプ
ロピレンのコポリマーと、1種以上のC10ないしC30
ルキル(メタ)アクリレートのホモポリマー、もしくは
1種以上のC10ないしC30アルキル(メタ)アクリレー
トを70重量%以上と1種以上のC1ないしC9アルキル
(メタ)アクリレートを30重量%以下で含むコポリマ
ーであって、少なくとも670,000、より好ましく
は少なくとも1,500,000の重量平均分子量を有
するホモポリマーまたはコポリマーとの溶融ブレンドを
調製することにより解決される。良好な溶融強度改善効
果を示す得られたブレンドは、190℃、せん断応力1
000ダイン/cm2の条件下で、相対特性時間(relat
ive characteristic time)が、改質されていないプロ
ピレンのホモポリマーまたはコポリマーの相対特性時間
の少なくとも5倍であり、相対垂れ下がり抵抗性から判
断される溶融強度比(melt strength ratio)が、添加
剤ポリマーを含まないポリオレフィンの溶融強度比の少
なくとも5倍であることにより特徴づけられる。好まし
いブレンドにおいて、エマルション重合で得られるコポ
リマーは、90重量%のC16ないしC18アルキルメタア
クリレートと10重量%のメチルメタアクレートのコポ
リマーである。
【0007】エマルション重合の用語は、水不溶性また
は若干水に溶解するモノマーを含む水性媒体中で行わ
れ、乳化剤で安定化されたポリマー分散体を形成する重
合方法を意味する。得られる小さな粒子(50−100
0nm)は沈降せず、安定なエマルションまたは分散体
を形成する。これはビニルモノマーおよびビニリデンモ
ノマーを重合するための公知の方法である。
【0008】高級アルキル(メタ)アクリレートのよう
なほぼ完全に水に不溶であるモノマーを、公知の量の乳
化剤およびエチルアクリレートやメチルメタアクリレー
トのような低級アルキル(メタ)アクリレートに対して
有用である公知の開始剤を用いて重合することは困難で
あることが知られている。ポリマーへの低い転化率、モ
ノマーがプディング状になりゴム状物質が得られるこ
と、粒子の相分離、大きな水溶性を有するモノマーの存
在下では不均一な共重合が起こることなどの問題が生ず
る。これらのモノマーを許容できる速度で高い転化率で
重合するために、たとえばいくらか水溶性のある共溶剤
を使用する方法、シクロデキストリンのようなモノマー
のキャリアを使用する方法、または約5から10%のよ
うな少量のメチルメタアクリレートを加え、高級アルキ
ルメタアクリレートの重合終了後に重合する方法が提案
された。これらの方法のいくつかはポリ高級アルキルメ
タアクリレートの分子量に悪影響を与える。有用な方法
としては、ShermanおよびSmithの米国特許
3,062,765号の、アセトンのようなモノマーに
対する溶剤である水混和性の溶剤を少量使用するものが
ある。
【0009】高級アルキル(メタ)アクリレートのホモ
およびコポリマーを調製するために有用な他の予備的な
方法もある。所望の分子量を達成するためには少量の開
始剤と低い重合温度による溶液重合が利用できる。サス
ペンジョン重合および非水性ディスパージョン重合も利
用できる。
【0010】分岐またはごく少量の架橋があってもよい
が、得られるホモまたはコポリマーはポリオレフィンの
ペレットまたは内部表面(internal surface area)領
域を有していてもよい球状物と、エマルションの形態
で、水を蒸発させたエマルションの形態で、または凝
集、スプレードライ、または他の水を除去する手段によ
り単離した後、ブレンドすることができる。得られたブ
レンドは、直接、またはその後の加工が容易となるよう
にブレンド物をペレット化した後に所望の形態に押し出
すことができる。得られたブレンド製品は許容できない
ような溶融粘度の増加を示すことなく、高い垂れ下がり
抵抗性を示す。
【0011】本発明はさらに上記のポリマーブレンドか
ら製造される物品に関し、該物品は押出、カレンダー、
熱加工、またはモールド成形されることができ、繊維、
シート、または中空容器の形態にすることもできる。
【0012】ポリオレフィンは、しばしば加工中および
/または最終用途での使用中でのポリマーの外観もしく
は物理特性の劣化を防止するために、1種以上の安定剤
を含む。そのような安定剤としては、酸受容体として作
用するステアリン酸金属塩のような金属塩、酸化防止剤
として働くヒンダードフェノールまたはホスフィッイ
ト、および熱安定剤として作用する硫黄含有有機エステ
ル類もしくはその誘導体が挙げられる。そのような添加
剤は通常供給者が添加するものであり、その例として
は、ステアリン酸金属塩、2,6−ジメチルフェノール
の化合物、Irgafos168、および長鎖アルコー
ルのチオジエステルが挙げられる。ポリオレフィンはヒ
ンダードアミン、ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの
ような光安定剤を含むことができる。本明細書の実施例
で使用される全てのポリオレフィンは、これらの安定剤
を少量含んでいると考えられる。
【0013】ブレンド組成物を規定するための一つの表
現は、ポリオレフィンと溶融強度改良剤の合計である総
配合物の少なくとも約0.2%が、規定される分子量範
囲にあるC10からC30のアルキル(メタ)アクリレート
のモノマーであるというものである。(メタ)アクリル
酸エステルポリマーの好ましい最大量は約10%であ
り、最大約5%の(メタ)アクリル酸エステルポリマー
はコストの最適化、ブレンド物のほとんどの特性の最適
化のために好ましい。
【0014】ブレンド物は、任意に、さらに有機および
無機のフィラー、繊維、衝撃性改良剤、着色剤、安定
剤、難燃剤、および/または発泡剤を含むことができ
る。発泡剤は、窒素または二酸化炭素のようなガスであ
ることができ、押出機の中でポリマー溶融物と混合さ
れ、押し出されて膨張される。発泡剤はしばしば、通常
は窒素であるガスを特定の溶融温度で発生させる固体で
あり、溶融物に混合され、またはポリマーマトリックス
中に分散された発泡剤の予備配合された混合物としてブ
レンドされる。ポリオレフィンの溶融温度は典型的には
約200℃から約230℃の範囲であるが、使用する発
泡剤の種類に応じて他の温度を使用することもできる。
固体の発泡剤としては、たとえばアゾジカーボンアミ
ド、アゾイソブチロニトリル、およびヒドラゾ化合物の
ようなアゾ化合物、またはニトロソ基を含む化合物が含
まれる。
【0015】垂れ下がり抵抗性を改良するためのポリオ
レフィン/C10からC30のアルキル(メタ)アクリレー
トポリマーのブレンド物の加工は溶融状態で行われる。
本明細書における垂れ下がり抵抗性試験は、所望の抵抗
性の達成度の適当な尺度であり、許容しうる新規な溶融
強度の改良がなされたとするためには、ポリオレフィン
とC10からC30のアルキル(メタ)アクリレートポリマ
ーの合計量の5重量%のC10からC30のアルキル(メ
タ)アクリレートポリマーを含むブレンドについて、同
一条件下において、改質されていないポリプロピレンに
対する値の20%よりも低い値の垂れ下がり勾配値(sa
g slope value)を有することが必要とされる。この値
は、以下で定義される溶融強度比に換算すると少なくと
も5の溶融強度となる。 マトリックスポリマーの垂れ下がり抵抗性/5%のセグ
メント化コポリマーを含むブレンドの垂れ下がり抵抗性
【0016】セグメント化コポリマーとポリオレフィン
とのブレンドは、熱成形用途において有用であり、特に
容器、カップ、パネルなどの熱成形する前に垂れ下がり
が生ずる大きな物体について有用である。ポリプロピレ
ンの熱成形と一連の商業的用途、ならびに垂れ下がりテ
ストのような試験方法については、J.L.Thorneの ”The
rmoforming”,ミュンヘン/ウィーン/ニューヨーク
(1987)に記載されている。ブレンド物はフィルム
形成にも有用であり、特にフリーブロー成形、および押
出成形に有用であり、また、たとえばドラム、クーラー
用工業部品、自動車部品などの吹込成形、紡糸、酸およ
び塩基性染色、発泡、押出(シート、パイプ、異形
材)、共押出(多層フィルム、シート、プリフォーム、
パリソン、タイレイヤー(tie layer)は使用してもし
なくてもよい)、ホットメルト接着剤、カレンダー成
形、および押出コーティング(ポリマー/繊維、カーペ
ット、ホイル、およびその他の多層構造物)にも有用で
ある。C10ないしC30アルキル(メタ)アクリレートポ
リマーは、ポリオレフィンとブレンドされて、印刷適性
を向上させる。C10ないしC30アルキル(メタ)アクリ
レートのポリマーは、互いに非相溶性のポリマーのタイ
レイヤーとしても有用である。
【0017】ポリプロピレンを本発明のC10ないしC30
アルキル(メタ)アクリレートポリマーで改質した場
合、多くの種類の有用な物品の製造に利用することがで
き、たとえば食品、静脈内点滴物のような水性溶液、ケ
チャップのような温充填される物質の包装用の押出また
は射出−吹込成形ボトル、またはクリップ、スクレーパ
ー、窓枠およびドア枠などの押出成形異形材物品の製造
に利用できる。発泡物品は、包装材料、断熱または遮音
材料、食品容器などの成形物、およびその他の剛性物品
の用途において木材の代わりに使用できる。フィルムは
多くの保護用途または包装用途、たとえば食品包装、消
費材のブリスター包装などに使用することができる。
【0018】本発明のC10ないしC30アルキル(メタ)
アクリレートポリマーは、ポリオレフィンファイバー、
特にポリプロピレンファイバーの製造に有用である。ポ
リプロピレンは高強度および高靱性を有する繊維に比較
的簡単に加工することができるが、ポリプロピレンファ
イバーは着色が難しく、長期間の寸法安定性に欠けると
いう欠点を有する。ポリプロピレンマトリックス中にお
ける本発明のセグメント化ポリマーによる改良された垂
れ下がり抵抗性は、ファイバー中での改良された耐クリ
ープ性に対応する。
【0019】ポリプロピレンは、押し出されたフィルム
をスリッティングテープして大デニールの粗繊維にする
か、モノフィラメントを押し出して調整された断面積サ
イズを有する大デニールの繊維にするか、またはマルチ
フィラメントを紡糸口金から押し出して小デニール繊維
の束を形成する方法により繊維にすることができる。す
べての場合において、繊維はドローテクスチャー(draw
-textured)であることができる。
【0020】ポリプロピレン繊維は紐、漁網を含む網、
スリットテープ、ロープ、より糸、バッグ、カーペット
の裏材、発泡リボン、室内装飾物、ラグ、池のライナ
ー、天幕、水泳用プールのカバー、防水シート、ローン
ファニチャーウェビング(lawn-furnitute webbing)、
日除け、ブリストル(bristles)、縫糸、タバコフィル
ター、ティーバッグ、ベッドシーツ、包帯、ダイアパー
ライナーなどの不織布、人形の髪、衣服などに使用でき
る。
【0021】ポリプロピレン、C10ないしC30アルキル
(メタ)アクリレートポリマー、および任意の添加剤
は、190℃にセットされた最小ギャップ3.8mm
の、7.6cm×17.8cmの電気ミルで溶融混合さ
れた。材料が溶融された後、さらに3分間混合された。
粘度の高い材料については高い温度で行われた。たとえ
ば、mfrが0.5から2の材料については195−2
10℃で行われた。まだ熱いうちに、材料は圧縮成形さ
れるか、または各辺が約1から2cmの小さな片に切断
し、粒状化した(5mmスクリーン)。ポリオレフィン
ブレンドは、電気加熱された15×15cmのCarv
erプレスまたは30.5×30.5cmのFarre
lプレス中で圧縮成形された。サンプルはステンレス鋼
の間に0.25から3.8mmの厚さが得られるような
適当なスペーサーを挟んで成形された。1つの方法にお
いては、ホットメルトを直接ミルロールから取り出し、
2枚のステンレス鋼シートの間に置かれた。これを19
0℃にセットしたプレスに置き、高圧(Farrelプ
レスでは68−91メートルトン、Carverプレス
では6820kg)でプレスした。3分後、型を高圧の
加熱されていないプレス中に3分間置いた。他の方法で
は、押出、Haake、または粉砕により製造された粒
状化された材料またはペレットは、乾燥され、次いで圧
縮成形された。プレス上で若干の圧力をかけながら5分
間プレヒートした以外は、同じ手順で溶融物を成形し
た。次いでホットおよびコールドプレス中で高圧プレス
された。190℃のホットプレスはmfr=4のポリプ
ロピレンには十分であるが、より高い粘度(小さなmf
r)のポリプロピレンでは、より高い温度(195−2
10℃)で行わない限り垂れ下がりテストの間に分離し
てしまう。
【0022】垂れ下がりテストは、10×10×0.1
5cmの圧縮成形されたシートで行われた。シートを
7.6cm角の開口部を有するフレーム中にクランプし
た。垂れ下がりを測定するために、フレームの前と後ろ
に金属定規を取り付けた。フレームとシートは強制循環
熱風炉(典型的には190℃)中に置かれた。シートの
中央部の垂れ下がりを時間の関数として記録した。典型
的には、垂れ下がりは2.5cmから記録されたが、垂
れ下がりの遅い材料については16mmから記録され
た。データは、垂れ下がりが10.2cmに達するか、
または30分経過するまで採取された。
【0023】「勾配」の用語は、cm単位での垂れ下が
りの長さの自然対数と時間をプロットした時に得られる
直線の勾配をいう。大きな勾配は材料がすぐに垂れ下が
る事を示し、小さな勾配はゆっくりと垂れ下がることを
示す。この方法で勾配を比較すれば、サンプルを入れる
ときのオーブンの冷却の差の影響を消すことができる。
Rheometric Stress Rheometerでリカバラブルコンプラ
イアンス(recoverablecompliance)テストを行った。
サンプルをRheometerの1mmのギャップを有する平行
な板の間に190℃で置き、1000ダイン/cm2
せん段応力を加えた。応力は1000秒加えられ、その
間コンプライアンスと時間が記録された。せん段応力を
除き、サンプルをもとに戻した。再度コンプライアンス
と時間を記録し、1000秒における最終コンプライア
ンスが測定された。リカバラブルコンプライアンスは、
応力サイクルの最終コンプライアンスとリカバリーサイ
クルの最終コンプライアンスとの差である。サンプルは
60ミル(2.12mm)の板から切り出された小さな
円盤(直径25mm)である。この板は、190℃の電
気ミルでポリオレフィンにサンプルを溶融ブレンドし、
電気加熱されたCarverプレス中で190℃で3分
間、60ミル(2.12mm)のスペーサーを使用して
70メートルトンの圧力で圧縮成形し、次いで3分間コ
ールドプレスして調製された。
【0024】この試験からは、一定応力下での最初のサ
イクルについてのデータから溶融粘度を知ることができ
る。ポンダルズ(poundals)−秒単位の溶融粘度と、ポ
ンダルズ分の1の単位のリカバラブルコンプライアンス
との積は、特性時間(characteristic time)と称され
る。他の合成ルートから調製した溶融強度改良剤につい
ての試験結果と比較すると、傑出した溶融強度改良剤
は、190℃、せん断応力1000ダイン/cm2の条
件下において、改質されていないベースポリプロピレン
のコンプライアンス時間の少なくとも5倍のコンプライ
アンス時間を示すことが明かとなった。以下に示す実施
例は本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲を何等制限す
るものではない。特記のない限り%は重量%であり、全
ての試薬は商業的品質のものである。
【0025】実施例 以下の装置及び手順によりセグメント化コポリマーを調
製した。 実施例1 窒素でスパージする手段、攪拌機、モノマーおよび開始
剤を供給する手段を取り付けた反応器に、250gの脱
イオン水を投入し、窒素で30分スパージした。180
gのステアリルメタアクリレート、20gのメチルメタ
アクリレート、175gの脱イオン水、および15.7
gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの23%水
溶液(モノマーに対して1.8%)を、窒素雰囲気下、
高速で8分間ホモジナイザーで混合し、予め乳化された
混合物を別途調製した。水は、0.007gの硫酸第1
鉄と0.07gのエチレンジアミン4酢酸を含んでい
た。乳化されたモノマー混合物を反応器に加え、280
rpmで攪拌しつつ、内容物を50℃に加熱した。次い
でソジウムホルムアルデヒドスルホキシレートの1%溶
液20g(モノマーに対して0.1%)を加え、2分
後、活性成分70%のt−ブチルヒドロパーオキシド
0.05g(モノマーに対して0.025%)を加え
た。重合反応は発熱反応であり、発熱のピークで、さら
にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレートの1%溶
液20g(モノマーに対して0.1%)を加えた。15
分後、反応温度を60℃に調節した。20分後、10g
のメチルメタクリレートと10gのソジウムホルムアル
デヒドスルホキシレートの1%溶液、および0.015
gのt−ブチルヒドロパーオキシドを加えた。30分
後、同じものがさらに添加された。反応系を60℃に3
0分保持した後、冷却した。エマルションを冷凍乾燥
し、ポリマーを回収した。ポリメチルメタクリレートを
標準試料としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーで分子量を測定した。
【0026】実施例2 窒素でスパージする手段、攪拌機、モノマーおよび開始
剤を供給する手段を取り付けた反応器に、250gの脱
イオン水を投入し、窒素で30分スパージした。180
gのステアリルメタアクリレート、20gのメチルメタ
アクリレート、0.25gのトリメチロールプロパント
リアクリレート、175gの脱イオン水、および15.
7gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの23%
水溶液(モノマーに対して1.8%)を、窒素雰囲気
下、高速で8分間ホモジナイザーで混合し、予め乳化さ
れた混合物を別途調製した。水は、0.007gの硫酸
第1鉄と0.07gのエチレンジアミン4酢酸を含んで
いた。乳化されたモノマー混合物を反応器に加え、28
0rpmで攪拌しつつ、内容物を50℃に加熱した。次
いでソジウムホルムアルデヒドスルホキシレートの1%
溶液20g(モノマーに対して0.1%)を加え、2分
後、活性成分70%のt−ブチルヒドロパーオキシド
0.05g(モノマーに対して0.025%)を加え
た。重合反応は発熱反応であり、発熱のピークで、さら
にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレートの1%溶
液20g(モノマーに対して0.1%)を加えた。15
分後、反応温度を60℃に調節した。20分後、10g
のメチルメタクリレートと10gのソジウムホルムアル
デヒドスルホキシレートの1%溶液、および0.015
gのt−ブチルヒドロパーオキシドを加えた。30分
後、同じものがさらに添加された。反応系を60℃に3
0分保持した後、冷却した。エマルションを冷凍乾燥
し、ポリマーを回収した。ポリメチルメタクリレートを
標準試料としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーで分子量を測定した。
【0027】実施例3 本実施例では、実施例1及び2の溶融強度改良剤と、メ
ルトフローレート=0.5、密度0.905の市販のポ
リプロピレンホモポリマーとをブレンドし、レオロジー
特性と垂れ下がり勾配が前記の方法で測定された。この
実験では、5以上の溶融強度比であるためには、0.1
8以下の垂れ下がり勾配であることが必要とされる。直
鎖添加剤ポリマーと若干分岐した添加剤ポリマー(実施
例3−2および3−3)は、添加剤を含まない対照サン
プル(実施例3−1)に比較して非常に長い特性時間を
有することがわかる。これらのブレンドは、垂れ下がり
テストにおいて測定可能な垂れ下がり勾配を示さず、し
たがって、5以上の溶融強度を有している。なお、表
中、NMは小さすぎて(0.02未満)測定不能である
ことを示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例4 本実施例では、実施例1−3の溶融強度改良剤と、エチ
レン7.4%とのコポリマーであり、メルトフローレー
トが0.7である市販のポリプロピレンとをブレンド
し、レオロジー特性を前記の方法で測定した。対照サン
プル(実施例4−4)をNatoliらの米国特許5,
247,024号の方法で調製されたポリプロピレン用
の溶融強度改良剤を使用して調製した。直鎖ポリマーと
若干分岐した添加剤ポリマー(実施例4−2および4−
3)は、対照サンプルおよび商業的な溶融強度改良剤と
の配合物(実施例4−1および4−4)に比較してより
長い特性時間を有することがわかる。
【0030】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)プロピレンのホモポリマー、また
    は40重量%以下の他のモノオレフィンとプロピレンの
    コポリマー、および(b) 1種以上のC10ないしC30
    アルキル(メタ)アクリレートのホモポリマー、もしく
    は1種以上のC10ないしC30アルキル(メタ)アクリレ
    ートを70重量%以上と1種以上のC1ないしC9アルキ
    ル(メタ)アクリレートを30重量%以下で含むコポリ
    マーであるエマルション重合されたホモポリマーまたは
    コポリマーであって、少なくとも670,000の重量
    平均分子量を有するホモポリマーまたはコポリマーを含
    む溶融ブレンドであって、(c) 190℃、せん断応
    力1000ダイン/cm2の条件下で、相対特性時間が
    改質されていないプロピレンのホモポリマーまたはコポ
    リマーの相対特性時間の少なくとも5倍であり、(d)
    相対垂れ下がり抵抗性から判断される溶融強度比が改
    質されていないプロピレンのホモポリマーまたはコポリ
    マーの溶融強度比の少なくとも5倍である、溶融ブレン
    ド。
  2. 【請求項2】 エマルション重合されたホモポリマーま
    たはコポリマーが少なくとも1,500,000の重量
    平均分子量を有する請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 エマルション重合されたコポリマーが、
    90重量%のC16ないしC18アルキルメタアクリレート
    と10重量%のメタルメタアクレートのコポリマーであ
    る、請求項1記載の組成物。
JP8123911A 1995-04-25 1996-04-23 溶融ブレンド組成物 Withdrawn JPH08302098A (ja)

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