JPH08301768A - 感染防御薬 - Google Patents

感染防御薬

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JPH08301768A
JPH08301768A JP11219995A JP11219995A JPH08301768A JP H08301768 A JPH08301768 A JP H08301768A JP 11219995 A JP11219995 A JP 11219995A JP 11219995 A JP11219995 A JP 11219995A JP H08301768 A JPH08301768 A JP H08301768A
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JP
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group
formula
substituent
phenyl
compound
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Application number
JP11219995A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kurita
宏紀 栗田
Yasuhiro Imanishi
泰弘 今西
Akihiko Ishida
昭彦 石田
Tokio Onda
時男 恩田
Motoaki Ohashi
元明 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化28】 (式中、X、R1 及びR2 は、(1)Xが式 【化29】 で示される基、R1 及びR2 が共に水素、或いは(2)
Xが式 【化30】 で示される基、R1 及びR2 が一方が式−Y−R11で示
される基等であって他方が水素等を表し、Yは−CO−
等、R11は置換基を有していてもよいアルキル基等、R
2 は水素等、R3 はフェニル基等、R4 はアルカノイル
基等、Alkはアルキレン基を表す。)で示されるグル
コサミン誘導体を有効成分としてなる感染防御薬。 【効果】 本化合物は、優れた白血球増多作用及び/又
は優れた感染防御作用を示すため、白血球減少症及び感
染症或いは免疫不全等の予防・治療薬として有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感染防御薬に関する。
【0002】
【従来の技術】白血球のうち、特に好中球、マクロファ
ージ及びリンパ球の生体内機能を高めることにより細
菌、真菌感染防御効果、抗腫瘍効果あるいは広範囲な免
疫学的効果を発現することが知られている。
【0003】このような効果、特に感染防御効果が認め
られる化合物としては、例えば、糖の1位にN−アシル
−N−アルキルアミノ基が置換した化合物(特公平1−
40036号)、或いは糖の1位及び2位にN−アシル
アミノ基が置換した化合物(特開昭61−293991
号、特開平1−311093号)が知られている。
【0004】一方、カルボハイドレート・リサーチ(Car
bohydrate Research),45(1975),65〜72頁
にはメチル6−デオキシ−2,3−ジ−O−メチル−6
−メチルアセタミド−α−D−グルコピラノシドが、ま
た、ザ・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(J.
Biochem.)、第78巻、679頁(1975
年)にはメチル2−N−メチルアセタミド−2−デオキ
シグルコピラノシドがそれぞれ開示されているが、該化
合物の薬理活性は何も開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた白血
球増多作用及び/又は感染防御作用を有する新規グルコ
サミン誘導体を有効成分としてなる感染防御薬を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式〔I〕
【0007】
【化5】
【0008】〔但し、X、R1 及びR2 は、(1)Xが
【0009】
【化6】
【0010】で示される基であり、R1 及びR2 が共に
水素原子であるか、或いは、(2)Xが水酸基又は式
【0011】
【化7】
【0012】で示される基であり、R1 及びR2 の一方
が式−Y−R11で示される基もしくは置換基を有してい
てもよいアルキル基、他方が水素原子であるか、又は一
方が式−Y−R11で示される基、他方が置換基を有して
いてもよいアルキル基を表し、Yは式−CO−、−CS
−又は−SO2 −で示される基を表し、R11は置換基を
有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケ
ニル基、アルキニル基、置換基を有していてもよいフェ
ニル基、シクロアルキル基、トリシクロアルキル基、複
素環式基又はアルキルアミノ基を表し、R3 は水素原
子、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチオ基、保護
されていてもよいフェニルアミノ基又は複素環式基、R
4 はアルカノイル基、アルケノイル基又はアルキノイル
基、Alkはアルキレン基を表す。〕で示されるグルコ
サミン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩を有効成
分としてなる感染防御薬に関する。
【0013】本発明の有効成分であるグルコサミン誘導
体〔I〕は、優れた白血球増多作用及び/又は感染防御
作用を示す。従って、本発明の感染防御薬は、白血球減
少症及び感染病或いは先天性又は後天性の免疫不全の予
防・治療に有用である。
【0014】本発明の有効成分であるグルコサミン誘導
体〔I〕において、置換基を有していてもよいアルキル
基としては、低級アルコキシカルボニル基、保護されて
いてもよいアミノ基、カルボキシアルカノイルアミノ
基、アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、カルボキシ
ル基、アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル
基、保護されていてもよい水酸基、硫黄原子又は窒素原
子を含む単環もしくは二環式複素環式基(例えば、ピロ
リジニル基、チエニル基、インドリル基、イミダゾリル
基又はピリジル基等)及びフェニル基から選ばれる1〜
2個の基で置換されていてもよいアルキル基;置換基を
有していてもよい低級アルコキシ基としては、フェニル
基で置換されていてもよい低級アルコキシ基;置換基を
有していてもよいアルケニル基としては、ジメトキシフ
ェニル基で置換されていてもよいアルケニル基;置換基
を有していてもよいフェニル基としては、ハロゲン原子
で置換されていてもよいフェニル基;複素環式基として
は、上記のような硫黄原子又は窒素原子を含む単環もし
くは二環式複素環式基があげられる。
【0015】また、置換基を有していてもよいアルキル
基は、アミノ酸からカルボキシル基を1つ除いた基であ
ってもよく、例えば、グルタミン酸、グルタミン、セリ
ン、ザルコシン、プロリン、フェニルアラニン、ロイシ
ン、イソロイシン、グリシン、トリプトファン、システ
イン、ヒスチジン、チロシン又はバリン等の天然アミノ
酸、その対掌体もしくはラセミ体からカルボキシル基を
1つ除いた基があげられる。
【0016】また、トリシクロアルキル基の例として
は、アダマンチル基があげられる。
【0017】置換基を有していてもよいアルキル基が保
護されたアミノ基で置換されたアルキル基である場合及
び/又はR3 が保護されたフェニルアミノ基である場
合、これらアミノ基の保護基としては、アミノ基の保護
基となりうる慣用の保護基をあげることができ、例え
ば、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基等があげられる。更に、アセチル基、ブチリル基
等のアルカノイル基もアミノ基の保護基としてあげるこ
とができる。
【0018】置換基を有していてもよいアルキル基が保
護された水酸基で置換されたアルキル基である場合、こ
れら水酸基の保護基としては、水酸基の保護基となりう
る慣用の保護基をあげることができる。
【0019】これらのうち薬効上好ましい化合物として
は、一般式〔I〕において、Xが式
【0020】
【化8】
【0021】で示される基である化合物があげられる。
【0022】より薬効上好ましい化合物としては、一般
式〔I〕において、Xが式
【0023】
【化9】
【0024】で示される基、R1 及びR2 が共に水素原
子、R3 は水素原子、フェニル基、フェノキシ基、フェ
ニルチオ基、保護されていてもよいフェニルアミノ基又
は複素環式基、R4 はアルカノイル基、アルケノイル基
又はアルキノイル基である化合物があげられ、このう
ち、R3 が水素原子、フェニル基又は保護されていても
よいフェニルアミノ基であり、R4 がアルカノイル基又
はアルキノイル基である化合物が特に好ましい。
【0025】また、他のより薬効上好ましい化合物とし
ては、一般式〔I〕において、Xが式
【0026】
【化10】
【0027】で示される基であり、R1 及びR2 の一方
が式−Y−R11で示される基、他方が水素原子であり、
Yが式−CO−、−CS−又は−SO2 −で示される
基、R11は置換基を有していてもよいアルキル基、置換
基を有していてもよい低級アルコキシ基、置換基を有し
ていてもよいアルケニル基、アルキニル基、置換基を有
していてもよいフェニル基、シクロアルキル基、トリシ
クロアルキル基、複素環式基又はアルキルアミノ基、R
3 は水素原子、フェニル基、フェノキシ基、フェニルチ
オ基、保護されていてもよいフェニルアミノ基又は複素
環式基、R4 はアルカノイル基、アルケノイル基又はア
ルキノイル基である化合物があげられ、このうち、R3
が水素原子、フェニル基又は保護されていてもよいフェ
ニルアミノ基であり、R4 がアルカノイル基又はアルキ
ノイル基である化合物が特に好ましい。
【0028】更に薬効上好ましい化合物としては、一般
式〔I〕において、Xが式
【0029】
【化11】
【0030】で示される基であり、R1 及びR2 の一方
が式−Y−R11で示される基、他方が水素原子であり、
Yが式−CO−で示される基、R11が置換基を有してい
てもよいアルキル基、R3 が水素原子又はフェニル基で
あり、R4 がアルカノイル基又はアルキノイル基である
化合物があげられ、このうち、R11が(i)低級アルコ
キシカルボニル基、保護されていてもよいアミノ基、カ
ルボキシアルカノイルアミノ基、アルキルアミノ基、フ
ェニルアミノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、水
酸基及びフェニル基から選ばれる1〜2個の基で置換さ
れていてもよいアルキル基である化合物、または(ii)天
然アミノ酸もしくはその対掌体からカルボキシル基を1
つ除いた基である化合物が特に好ましい。
【0031】最も薬効上好ましい化合物としては、一般
式〔I〕において、Xが式
【0032】
【化12】
【0033】で示される基であり、R1 及びR2 の一方
が式−Y−R11で示される基、他方が水素原子であり、
Yが式−CO−で示される基、R11が保護されていても
よいアミノ基で置換されていてもよいアルキル基、R3
が水素原子又はフェニル基であり、R4 がアルカノイル
基又はアルキノイル基である化合物があげられる。
【0034】本発明の有効成分であるグルコサミン誘導
体〔I〕は、光学活性体及びその混合物のいずれをも包
含する。
【0035】本発明の有効成分であるグルコサミン誘導
体〔I〕は遊離の形でも又その薬理的に許容しうる塩の
形のいずれでも医薬用途に用いることができる。このよ
うな塩としては、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩などの金属塩、アンモニウム塩、トリ低級アルキ
ルアミン塩等の有機アミン塩、アミノ酸塩、有機酸塩
(コハク酸、マレイン酸、酒石酸、メタンスルホン酸
等)、鉱酸塩(塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等)等をあげる
ことができる。
【0036】本発明の感染防御薬〔I〕は、経口投与及
び非経口投与のいずれでも使用でき、また、常法によ
り、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、溶液、懸濁液、
注射剤、点滴注射剤のような適宜の医薬製剤として用い
ることができる。
【0037】グルコサミン誘導体〔I〕又はその薬理的
に許容しうる塩の投与量は、投与方法、患者の年齢・体
重・状態あるいは疾患の程度により異なるが、通常1日
当たりの投与量は、経口投与の場合には、1〜500m
g/kg、とりわけ10〜100mg/kg、非経口投
与の場合には、0.1〜500mg/kg、とりわけ1
〜100mg/kgであるのが好ましい。
【0038】本発明の有効成分であるグルコサミン誘導
体〔I〕のうち、(1)一般式〔I−a〕
【0039】
【化13】
【0040】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるD−グルコサミン誘導体は、一般式
〔II〕
【0041】
【化14】
【0042】(但し、NHR5 は保護されていてもよい
アミノ基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるD−グルコサミン化合物又はその塩と
一般式〔III〕
【0043】
【化15】
【0044】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物、その塩又はその反応性誘導体
を縮合させ、要すれば保護基を除去することにより製す
ることができる。
【0045】(2)一般式〔I−b〕
【0046】
【化16】
【0047】(但し、R21は置換基を有していてもよい
アルキル基を表し、X1 は水酸基又は式
【0048】
【化17】
【0049】で示される基を表し、他の記号は前記と同
一意味を有する。)で示されるD−グルコサミン誘導体
は、一般式〔IV〕
【0050】
【化18】
【0051】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるD−グルコサミン化合物又はその塩を
アルキル化することにより製することができる。
【0052】(3)一般式〔I−c〕
【0053】
【化19】
【0054】〔但し、R22は水素原子又は置換基を有し
ていてもよいアルキル基を表し、他の記号は前記と同一
意味を有する(但し、X1 が水酸基、R22がメチル基で
ある場合、R11−Y−がアセチル基であるものを除
く)。〕で示されるD−グルコサミン誘導体は、一般式
〔V〕
【0055】
【化20】
【0056】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物又はその塩と、一般式〔VI〕
【0057】
【化21】
【0058】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物、その塩又はその反応性誘導体
を縮合させることにより製することができる。
【0059】製法(1)において、NHR5 が保護され
たアミノ基である場合、これらアミノ基の保護基として
は、アミノ基の保護基となりうる慣用の保護基をいずれ
も用いることができ、例えば、ベンジルオキシカルボニ
ル基、t−ブトキシカルボニル基等が好適にあげられ
る。
【0060】また、製法(1)〜(3)におけるD−グ
ルコサミン化合物〔II〕、〔IV〕又は〔V〕(以
後、D−グルコサミン化合物と呼ぶ)の塩としては、塩
酸塩等の鉱酸塩又は、フマル酸塩、マレイン酸塩、リン
ゴ酸塩、シュウ酸塩等の有機酸塩等慣用の塩を用いるこ
とができる。
【0061】製法(1)及び(3)において、D−グル
コサミン化合物或いはその塩と化合物〔III〕もしく
は〔VI〕、またはそれらの塩との縮合反応は、適当な
溶媒(例えば、テトラヒドロフラン等)中、脱水剤(例
えば、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等)の
存在下に実施することができる。
【0062】化合物〔III〕又は〔VI〕の塩として
は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等慣用の塩を
用いることができ、これらの塩はD−グルコサミン化合
物との反応に際しては、予め遊離の化合物として反応に
供するのが好ましい。
【0063】また、製法(1)及び(3)において、D
−グルコサミン化合物或いはその塩と化合物〔III〕
又は〔VI〕の反応性誘導体との縮合反応は、適当な溶
媒(例えば、テトラヒドロフラン等)中、脱酸剤(例え
ば、炭酸アルカリ金属等)の存在又は非存在下に実施す
ることができる。
【0064】化合物〔III〕又は〔VI〕の反応性誘
導体としては、例えば、酸ハライド、混酸無水物、活性
エステル等、縮合に常用されるものをいずれも用いるこ
とができる。更に、化合物〔V〕と反応してR11がアル
キルアミノ基である化合物〔I−c〕を生成するイソシ
アナート、イソチアシアナート、或いは化合物〔V〕と
反応してR11が置換基を有していてもよい低級アルコキ
シ基である化合物〔I−c〕を生成するハロゲノギ酸エ
ステル等も化合物〔VI〕の反応性誘導体としてあげる
ことができる。
【0065】一方、製法(2)においてD−グルコサミ
ン誘導体〔IV〕のアルキル化反応は、(2−a)例え
ば溶媒(例えば、テトラヒドロフラン等)中、化合物
〔IV〕と一般式〔VII〕
【0066】
【化22】
【0067】(但し、R24は水素原子又は置換基を有し
ていてもよいアルキル基を表す。)で示される化合物と
還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウム等)の存在下
に、または接触還元(例えば、水素気流下、パラジウム
−炭素、酸化白金等を触媒とする)により還元的に反応
させるか、或いは、(2−b)適当な溶媒(例えば、テ
トラヒドロフラン等)中もしくは無溶媒で、脱酸剤(例
えば、炭酸アルカリ金属等)及び反応促進剤(例えば、
ヨウ化ナトリウム等)の存在又は非存在下に、化合物
〔IV〕と一般式〔VIII〕
【0068】
【化23】
【0069】(但し、Z1 は反応性残基を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物と縮
合させることにより製することができる。化合物〔VI
II〕のZ1 としては、常用の脱離基をあげることがで
き、例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロ
ゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホ
ニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基等をあげる
ことができる。
【0070】更に、これら化合物は相互に変換可能であ
り、例えば、一般式〔I−b〕で示される化合物は、化
合物〔IV〕又はその塩と一般式〔VI−a〕
【0071】
【化24】
【0072】(但し、R23は置換基を有していてもよい
アルキル基を表す。)で示される化合物、その塩又はそ
の反応性誘導体を縮合して、化合物〔I−c〕のうち、
一般式〔I−d〕
【0073】
【化25】
【0074】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製した後、該化合物を還元す
ることにより製することもできる。
【0075】化合物〔IV〕と化合物〔VI−a〕の縮
合反応は、製法(1)又は(3)と同様に実施すること
ができる。
【0076】また化合物〔I−d〕の還元反応は、製法
(2)と同様に、常法に従い、適当な溶媒中、還元剤の
存在下又は接触還元により実施することができる。
【0077】なお、原料化合物〔II〕は、一般式〔I
X〕
【0078】
【化26】
【0079】(式中、Z2 は脱離基を表し、他の記号は
前記と同一意味を有する。)で示される化合物と一般式
〔X〕
【0080】
【化27】
【0081】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物とを反応させることによ
り製することができる。脱離基Z2 としては、常用の脱
離基を用いることができ、例えば、メタンスルホニルオ
キシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基等をあげるこ
とができる。
【0082】本置換反応は、前述の製法(2−a)と同
様にして実施することができる。
【0083】なお、本明細書中において、アルキル基、
アルキレン基としては、炭素数1〜30のアルキル基、
アルキレン基があげられ、アルケニル基及びアルキニル
基としては、炭素数2〜30のアルケニル基及びアルキ
ニル基があげられる。アルカノイル基としては炭素数2
〜30のアルカノイル基があげられ、アルケノイル基及
びアルキノイル基としては、炭素数3〜30のアルケノ
イル基及びアルキノイル基があげられ、低級アルコキシ
基としては、炭素数1〜6のアルコキシ基があげられ
る。さらに、シクロアルキル基としては、炭素数3〜6
のシクロアルキル基があげられ、とりわけ、シクロヘキ
シル基があげられる。
【0084】また、本明細書において、アルキル基、ア
ルキレン基、アルケニル基、アルキニル基、アルカノイ
ル基、アルケノイル基、アルキノイル基、低級アルコキ
シ基には、直鎖又は分岐鎖のものが含まれる。
【0085】
【作用】
実験例1 〔Candidaに対する感染防御作用〕投与直前に、
検体2mg/mlになるように蒸留水を加え、超音波
(28kHz)懸濁し、4〜5週雄性Balb/cマウ
スの大腿部外側皮下に左右交互に、1日1回2日間(2
0mg/kg/day)連続投与した。
【0086】Candida albicans TM
DD14をサブローデキストロース寒天培地(栄研化学
製)で30℃、2日間培養後、燐酸緩衝液(pH=7.
2)にて回収、遠心分離(2800rpm、5min、
4℃、2回)、洗浄後、2×107 /mlになるように
燐酸緩衝液に懸濁し、その0.2mlを検体最終投与の
20時間後に、マウスに尾静脈接種し、感染させた。な
お。対照群には、蒸留水のみを投与し、同様に感染させ
た。感染後のマウスの生存曲線から50%のマウスが死
亡する日数(MSD50)を求めたところ、対照群のMS
50が8.5日であるのに対し、検体投与群のMSD50
は下記第1表に示す通りであった。
【0087】
【表1】
【0088】実験例2 〔緑膿菌に対する感染防御作用〕投与直前に、検体2m
g/mlになるように蒸留水を加え、超音波(28kH
z)懸濁し、4〜5週雄性Balb/cマウスの大腿部
外側皮下に左右交互に、1日1回5日間(20mg/k
g/day)連続投与した。
【0089】Pseudomonas aerugin
osa594をサブローデキストロース寒天培地(栄研
化学製)で30℃、2日間培養後、燐酸緩衝液(pH=
7.2)にて回収、遠心分離(2800rpm、5mi
n、4℃、2回)、洗浄後、2×107 /mlになるよ
うに燐酸緩衝液に懸濁し、その0.2mlを検体最終投
与直後に、マウスに尾静脈接種し、感染させた。なお。
対照群には、蒸留水のみを投与し、同様に感染させた。
感染後7日目のマウスの生存率(%)を求めたところ、
対照群の生存率が0%であるのに対し、検体投与群の生
存率は下記第2表に示す通りであった。
【0090】
【表2】
【0091】製造例1 メチル2,6−ジデオキシ−2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−6−(4−フェニルブチルアミノ)−α−
D−グルコピラノシド10.45gのテトラヒドロフラ
ン200ml溶液に炭酸カリウム6.91gを水50m
lに溶解した水溶液を加え、冷却、攪拌しながらステア
ロイルクロリド7.60gのテトラヒドロフラン20m
l溶液を滴下し、2時間攪拌する。反応液に酢酸エチル
2lと水1lを加え、不溶物を除去する。有機層を分取
し、水洗、乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲル
クロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル)で精製して、
メチル2,6−ジデオキシ−2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェ
ニルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド1
4.04gを得る。
【0092】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1720,1620 FABMS(m/z):725(MH+ ) 製造例2−5 対応原料化合物を製造例1と同様に処理して、下記第3
表記載の化合物を得る。
【0093】
【表3】
【0094】製造例6 メチル2,6−ジデオキシ−2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェ
ニルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド1
4.04gをメタノール300mlに溶かし、10%パ
ラジウム−炭素10.0gを加え、水素気流下、室温、
常圧で接触水素還元を行う。4時間後、触媒を除去し、
次いで、メタノールを留去し、残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール
=5:1)で精製して、メチル2,6−ジデオキシ−2
−アミノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェニ
ルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド11.
25gを得る。
【0095】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1640 FABMS(m/z):591(MH+ ) 製造例7−9 対応原料化合物を製造例6と同様に処理することによ
り、下記第4表記載の化合物を得る。
【0096】
【表4】
【0097】製造例10 メチル2,6−ジデオキシ−2−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−6−{N−ステアロイル−N−〔3−(N−
フェニル−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロ
ピル〕アミノ}−α−D−グルコピラノシド2.02g
のジクロロメタン10ml溶液に、トリフルオロ酢酸2
mlを加え、室温で3時間撹拌する。反応液に10%水
酸化ナトリウム水溶液を加え、次いでクロロホルム20
0mlと水70mlを加える。有機層を分取し、水洗、
乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=1
5:1)で精製して、メチル2,6−ジデオキシ−2−
アミノ−6−{N−ステアロイル−N−〔3−(N−フ
ェニル−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕アミノ}−α−D−グルコピラノシド1.72gを
得る。
【0098】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1710,1640 FABMS(m/z):726(MH+ ) 製造例11 メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−{N−ス
テアロイル−N−〔3−(N−フェニル−N−ベンジル
オキシカルボニルアミノ)プロピル〕アミノ}−α−D
−グルコピラノシドを製造例6と同様に処理することに
より、メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−
{N−ステアロイル−N−〔3−(フェニルアミノ)プ
ロピル〕アミノ}−α−D−グルコピラノシドを得る。
【0099】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1620 FABMS(m/z):592(MH+ ) 製造例12 メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−〔N−ス
テアロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α
−D−グルコピラノシド478mgのテトラヒドロフラ
ン10ml溶液に、氷冷、撹拌下、炭酸カリウム225
mgの水2ml溶液を加え、次いで、ステアロイルクロ
リド269mgのテトラヒドロフラン2ml溶液加え、
1時間撹拌する。反応液に酢酸エチル50mlと水10
mlを加え、有機層を分取し、水洗、乾燥後、溶媒を留
去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製
して、メチル2,6−ジデオキシ−2−ステアロイルア
ミノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェニルブ
チル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド645mg
を得る。
【0100】m.p.:51−52℃ IR(nujol)cm-1:3600−3100,16
40 FABMS(m/z):858(MH+ ) 製造例13−35 対応原料化合物を製造例12と同様に処理することによ
り、下記第5表〜第7表記載の化合物を得る。
【0101】
【表5】
【0102】
【表6】
【0103】
【表7】
【0104】製造例36 メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−〔N−ス
テアロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α
−D−グルコピラノシド1.54gとN−t−ブトキシ
カルボニル−L−ロイシン0.75gのテトラヒドロフ
ラン25ml溶液に氷冷下、95%シアノリン酸ジエチ
ル0.49g及びトリエチルアミン0.55gを加え、
1時間撹拌する。更に、室温で45分間撹拌し、テトラ
ヒドロフランを留去する。残査を酢酸エチルに溶解し、
酢酸エチル層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:3)で精製して、メチル2,6−
ジデオキシ−2−〔N−(t−ブトキシカルボニル)−
L−ロイシル〕アミノ−6−〔N−ステアロイル−N−
(4−フェニルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラ
ノシド1.70gを得る。
【0105】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1700,1650,1630 FABMS(m/z):804(MH+ ) 製造例37−41 対応原料化合物を製造例36と同様に処理することによ
り、下記第8表記載の化合物を得る。
【0106】
【表8】
【0107】製造例42 メチル2,6−ジデオキシ−2−〔N−(t−ブトキシ
カルボニル)−L−ロイシル〕アミノ−6−〔N−ステ
アロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α−
D−グルコピラノシド1.70gのジクロロメタン10
ml溶液にトリフルオロ酢酸2mlを加え、室温で5時
間撹拌する。反応液に10%水酸化ナトリウム水溶液を
加え、次いで、クロロホルム150mlと水50mlを
加え、有機層を分取し、水洗、乾燥後、溶媒を留去す
る。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製し、
メチル2,6−ジデオキシ−2−(L−ロイシル)アミ
ノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェニルブチ
ル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド1.47gを
得る。
【0108】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1650 FABMS(m/z):705(MH+ ) 製造例43−45 対応原料化合物を製造例42と同様に処理することによ
り、下記第9表記載の化合物を得る。
【0109】
【表9】
【0110】製造例46−47 対応原料化合物を製造例6と同様に処理することによ
り、下記第10表記載の化合物を得る。
【0111】
【表10】
【0112】製造例48 メチル2,6−ジデオキシ−2−(L−ロイシル)アミ
ノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フェニルブチ
ル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド400mgの
エタノール溶液10mlに、無水コハク酸56mgを加
え、室温で、1時間撹拌する。エタノールを留去し、残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=10:1)で精製して、メチル
2,6−ジデオキシ−2−〔N−(カルボキシプロピオ
ニル)−L−ロイシル〕アミノ−6−〔N−ステアロイ
ル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α−D−グ
ルコピラノシド450mgを得る。
【0113】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1720,1650 FABMS(m/z):826〔(M+Na+ )〕 製造例49 対応原料化合物を製造例48と同様に処理することによ
り、メチル2,6−ジデオキシ−2−〔(N−カルボキ
シプロピオニル)−L−ロイシル〕アミノ−6−〔N−
ラウロイル−N−オクタデシルアミノ〕−α−D−グル
コピラノシドを得る。
【0114】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1720,1650 FABMS(m/z):840(MH+ ) 製造例50 メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−〔N−ス
テアロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α
−D−グルコピラノシド1.50gのテトラヒドロフラ
ン30ml溶液に炭酸カリウム1.25gの水15ml
溶液を加え、次いで、氷冷下、オクタンスルホニルクロ
リド1.90gのテトラヒドロフラン20ml溶液を滴
下し、3時間撹拌する。反応液に酢酸エチル150ml
を加え、有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:3)で精製して、メチル2,6−
ジデオキシ−2−オクタンスルホニルアミノ−6−〔N
−ステアロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕
−α−D−グルコピラノシド1.56gを得る。
【0115】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1620 FABMS(m/z):767(MH+ ) 製造例51 製造例50と同様にして、対応原料化合物からメチル
2,6−ジデオキシ−2−オクタンスルホニルアミノ−
6−(N−ラウロイル−N−オクタデシルアミノ)−α
−D−グルコピラノシドを得る。
【0116】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1620 FABMS(m/z):803(MH+ ) 製造例52 製造例50と同様にして、対応原料化合物からメチル
2,6−ジデオキシ−2−メタンスルホニルアミノ−6
−(N−ラウロイル−N−オクタデシルアミノ)−α−
D−グルコピラノシドを得る。
【0117】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1620 FABMS(m/z):705(MH+ ) 製造例53 メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−〔N−ス
テアロイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α
−D−グルコピラノシド300mgと4−フェニルブタ
ナール226mgをメタノール8mlに溶解し、酢酸2
ml及び酸化白金10mgを加え、室温、水素気流下、
接触アミノ化を行う。8時間後、触媒を除き、溶媒を留
去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製
し、メチル2,6−ジデオキシ−2−(4−フェニルブ
チル)アミノ−6−〔N−ステアロイル−N−(4−フ
ェニルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド3
20mgを得る。
【0118】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1620 FABMS(m/z):723(MH+ ) 製造例54 製造例53と同様にして、対応原料化合物からメチル
2,6−ジデオキシ−2−オクタデシルアミノ−6−
(N−ラウロイル−N−オクタデシルアミノ)−α−D
−グルコピラノシドを得る。
【0119】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1650 FABMS(m/z):879(MH+ ) 製造例55 製造例53と同様にして、対応原料化合物からメチル
2,6−ジデオキシ−2−プロピルアミノ−6−(N−
ラウロイル−N−オクタデシルアミノ)−α−D−グル
コピラノシドを得る。
【0120】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1650 FABMS(m/z):669(MH+ ) 製造例56 製造例12と同様にして、対応原料化合物からメチル
2,6−ジデオキシ−2−〔N−(4−フェニルブチ
ル)−N−ステアロイルアミノ〕−6−〔N−(4−フ
ェニルブチル)−N−ステアロイルアミノ〕−α−D−
グルコピラノシドを得る。
【0121】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1650,1620 FABMS(m/z):1011〔(M+Na)+ 〕 製造例57−61 対応原料化合物を製造例12と同様に処理することによ
り、下記第11表記載の化合物を得る。
【0122】
【表11】
【0123】製造例62 ノナデカン酸450mgのトルエン20ml溶液にトリ
エチルアミン0.21mlとジフェニルリン酸アジド
0.32mlを加え、加熱還流する。6時間後、メチル
2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−(N−ラウロイ
ル−N−オクタデシルアミノ)−α−D−グルコピラノ
シド1.02gのトルエン5ml溶液を加え、更に終夜
還流する。冷却後、有機層を水洗、乾燥し、溶媒を留去
する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製して、メチ
ル2,6−ジデオキシ−2−オクタデシルアミノカルボ
ニルアミノ−6−(N−ラウロイル−N−オクタデシル
アミノ)−α−D−グルコピラノシド1.11gを得
る。
【0124】m.p.:89−90℃ 製造例63 メチル2,6−ジデオキシ−2−プロピルアミノ−6−
(N−ラウロイル−N−オクタデシル)アミノ−α−D
−グルコピラノシド500mgのジクロロメタン15m
l溶液にメチルイソシアナート43mgを加え、室温で
40分間撹拌する。溶媒を留去し、残査をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノ
ール=25:1)で精製して、メチル2,6−ジデオキ
シ−2−(N−プロピル−N−メチルアミノカルボニ
ル)アミノ−6−(N−ラウロイル−N−オクタデシル
アミノ)−α−D−グルコピラノシド430mgを得
る。
【0125】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1630 FABMS(m/z):726(MH+ ) 製造例64 製造例63と同様にして、対応原料化合物とメチルイソ
チオシアナートから、メチル2,6−ジデオキシ−2−
〔N−プロピル−N−(メチルアミノチオカルボニル)
アミノ〕−6−(N−ラウロイル−N−オクタデシルア
ミノ)−α−D−グルコピラノシドを得る。
【0126】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1620 FABMS(m/z):742(MH+ ) 製造例65 製造例6と同様にして、対応原料化合物から、メチル
2,6−ジデオキシ−2−アセチルアミノ−6−〔N−
ステアロイル−N−(3−フェニルアミノプロピル)ア
ミノ〕−α−D−グルコピラノシドを得る。
【0127】m.p.:51−53℃ 製造例66 上記化合物を製造例12と同様に処理することにより、
2,6−ジデオキシ−2−アセチルアミノ−6−{N−
ステアロイル−N−〔3−(N−フェニル−N−ブチリ
ルアミノ)プロピル〕アミノ}−α−D−グルコピラノ
シドを得る。
【0128】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1720,1650 FABMS(m/z):704(MH+ ) 製造例67 製造例12と同様にして、対応原料化合物から、メチル
2,6−ジデオキシ−2−アセチルアミノ−6−{N−
ステアロイル−N−〔3−(N−フェニル−N−アセチ
ルアミノ)プロピル〕アミノ}−α−D−グルコピラノ
シドを得る。
【0129】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1650 FABMS(m/z):676(MH+ ) 製造例68 メチル2−デオキシ−2−アミノ−α−D−グルコピラ
ノシド1.80gのテトラヒドロフラン20ml溶液に
炭酸カリウム4.15gの水20ml溶液を加え、氷
冷、撹拌下、ステアロイルクロリド3.0gのテトラヒ
ドロフラン10ml溶液を滴下する。15分撹拌後、析
出した結晶をろ取し、水洗、乾燥して、メチル2−デオ
キシ−2−ステアロイルアミノ−α−D−グルコピラノ
シド3.50gを得る。
【0130】m.p.:154−155℃ 製造例69 製造例68と同様にして、対応原料化合物から、メチル
2−デオキシ−2−(4−フェニルブチリル)アミノ−
α−D−グルコピラノシドを得る。
【0131】m.p.:161−163℃ 製造例70 メチル2−デオキシ−2−ステアロイルアミノ−α−D
−グルコピラノシド3.00gをテトラヒドロフラン−
トルエン混液(30ml−30ml)に懸濁し、次い
で、70%ナトリウムジヒドロビス(2−メトキシエト
キシ)アルミニウムのトルエン溶液18mlを加え、6
0℃で2時間撹拌する。有機層を分取し、乾燥後、溶媒
を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;クロロホルム:メタノール=5:1)で精製
して、メチル2−デオキシ−2−オクタデシルアミノ−
α−D−グルコピラノシド2.68gを得る。
【0132】m.p.:68−69℃ 製造例71 製造例70と同様にして、対応原料化合物から、メチル
2−デオキシ−2−(4−フェニルブチル)アミノ−α
−D−グルコピラノシドを得る。
【0133】IR(neat)cm-1:3600−31
00 FABMS(m/z):326(MH+ ) 製造例72−75 製造例12と同様にして、対応原料化合物から、下記第
12表記載の化合物を得る。
【0134】
【表12】
【0135】製造例76 メチル2−デオキシ−2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−6−O−トシル−α−D−グルコピラノシド1
8.0gのトルエン250ml溶液に、1−アミノ−4
−フェニルブタン19.5gを加え、終夜加熱還流す
る。反応液を冷却し、不溶物をろ取し、次いで、トルエ
ンを留去する。残査をカラムクロマトグラフィー〔クロ
マトレックス NH−DM1020(富士シリシア化学
(株)製)、溶媒:テトラヒドロフラン〕で精製して、
メチル2,6−ジデオキシ−2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−6−(4−フェニルブチル)アミノ−α−
D−グルコピラノシド12.5gを得る。
【0136】IR(nujol)cm-1:3600−3
100,1720 FABMS(m/z):459(MH+ ) 製造例77−80 製造例76と同様にして、対応原料化合物から、下記第
13表記載の化合物を得る。
【0137】
【表13】
【0138】製造例81−85 対応原料化合物を製造例36と同様に処理した後、得ら
れた化合物を製造例6又は42と同様に処理することに
より、下記第14表記載の化合物を得る。
【0139】
【表14】
【0140】製造例86−97 対応原料化合物を順次、製造例1、製造例36及び製造
例6と同様に処理することにより、下記第15表及び第
16表記載の化合物を得る。
【0141】
【表15】
【0142】
【表16】
【0143】製造例98−104 対応原料化合物を製造例36と同様に処理することによ
り、下記第17表及び第18表記載の化合物を得る。
【0144】
【表17】
【0145】
【表18】
【0146】製造例105−108 対応原料化合物を製造例6と同様に処理することによ
り、下記第19表記載の化合物を得る。
【0147】
【表19】
【0148】製造例109−110 対応原料化合物を製造例12と同様に処理することによ
り、下記第20表記載の化合物を得る。
【0149】
【表20】
【0150】製造例111−112 対応原料化合物を製造例42と同様に処理することによ
り、下記第21表記載の化合物を得る。
【0151】
【表21】
【0152】製造例113 メチル2,6−ジデオキシ−2−エトキシカルボニルア
セチルアミノ−6−(N−ドデカノイル−N−オクタデ
シルアミノ)−α−D−グルコピラノシド750mgの
メタノール溶液10mlに炭酸カリウム290mgの水
5ml溶液を加え、室温で8時間攪拌する。反応液に1
0%塩酸水溶液を加え、酸性とし、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=6:1)で精製して、メチル
2,6−ジデオキシ−2−カルボキシアセチルアミノ−
6−(N−ドデカノイル−N−オクタデシルアミノ)−
α−D−グルコピラノシド490mgを得る。
【0153】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1640 FABMS(m/z):735〔(M+Na+ )〕 製造例114 メチル2−デオキシ−2−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−6−O−トシル−α−D−グルコピラノシドを製造
例76と同様に処理することにより、メチル2,6−ジ
デオキシ−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−6−オ
クタデシルアミノ−α−D−グルコピラノシドを得る。
【0154】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1680 FABMS(m/z):545(MH+ ) 製造例115 製造例114で得たメチル2,6−ジデオキシ−2−t
−ブトキシカルボニルアミノ−6−オクタデシルアミノ
−α−D−グルコピラノシドを製造例1と同様に処理す
ることにより、メチル2,6−ジデオキシ−2−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−6−(N−10−ウンデキノ
イル−N−オクタデシルアミノ)−α−D−グルコピラ
ノシドを得る。
【0155】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1680,1650 FABMS(m/z):709(MH+ ) 製造例116 製造例115で得たメチル2,6−ジデオキシ−2−t
−ブトキシカルボニルアミノ−6−(N−10−ウンデ
キノイル−N−オクタデシルアミノ)−α−D−グルコ
ピラノシドを製造例10と同様に処理することにより、
メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノ−6−(N−1
0−ウンデキノイル−N−オクタデシルアミノ)−α−
D−グルコピラノシドを得る。
【0156】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1640 FABMS(m/z):609(MH+ ) 製造例117 対応原料化合物を製造例36と同様に処理することによ
り、メチル2,6−ジデオキシ−2−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノアセチルアミノ−6−〔N−オクタデカ
ノイル−N−(4−フェニルブチル)アミノ〕−α−D
−グルコピラノシドを得る。
【0157】IR(neat)cm-1:3600−31
00,1720,1640 FABMS(m/z):782(MH+ ) 製造例118 対応原料化合物を製造例6と同様に処理することによ
り、メチル2,6−ジデオキシ−2−アミノアセチルア
ミノ−6−〔N−オクタデカノイル−N−(4−フェニ
ルブチル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシドを得
る。 IR(neat)cm-1:3600−3100,164
0 FABMS(m/z):648(MH+ ) 参考例1 メチル2−デオキシ−2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−6−O−トシル−α−D−グルコピラノシド5.
00gと二炭酸ジ−t−ブチル2.73gのメタノール
100ml溶液に10%パラジウム−炭素1.0gを加
え、水素気流下、室温、常圧で接触還元を行う。5時間
後触媒を除去し、次いで、メタノールを留去する。残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム:メタノール=15:1)で精製して、メチル2
−デオキシ−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−6−
O−トシル−α−D−グルコピラノシド4.65gを得
る。
【0158】m.p.:74−75℃
【0159】
【発明の効果】本発明の有効成分であるグルコサミン誘
導体〔I〕は、糖の2位と6位にアシルアミノ基、或い
は糖の2位にアシルアミノ基を導入した構造的特徴を有
し、公知化合物である糖の1位と2位置換体と比較し
て、同等以上の白血球増多作用及びそれに基づく優れた
感染防御作用を示し、白血球増多薬、感染防御薬或いは
抗感染強化薬として有用な医薬化合物である。また、本
発明の有効成分は、毒性は低く医薬として安全性が高
い。
【0160】具体的には、放射線治療等による白血球減
少症の予防・治療効果、細菌・真菌に対する感染防御効
果及び/又は抗腫瘍効果を示し、人間及び動物における
感染病に対する一般的な予防に対して有用であるととも
に、先天性の又は後天性の免疫不全、特に放射線治療又
は免疫抑圧活性を有する物質を用いる治療後における激
しい一次的変調状態による後天性の免疫不全に対して好
適に用いることができる。さらに、好ましくは免疫不全
を相殺するために、抗感染及び抗癌性の抗生物質あるい
は他の化学療法剤又は他の薬剤処置と組み合わせて投与
することもできる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔但し、X、R1 及びR2 は、(1)Xが式 【化2】 で示される基であり、R1 及びR2 が共に水素原子であ
    るか、或いは、(2)Xが水酸基又は式 【化3】 で示される基であり、R1 及びR2 の一方が式−Y−R
    11で示される基もしくは置換基を有していてもよいアル
    キル基、他方が水素原子であるか、又は一方が式−Y−
    11で示される基、他方が置換基を有していてもよいア
    ルキル基を表し、Yは式−CO−、−CS−又は−SO
    2 −で示される基を表し、R11は置換基を有していても
    よいアルキル基、置換基を有していてもよい低級アルコ
    キシ基、置換基を有していてもよいアルケニル基、アル
    キニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、シク
    ロアルキル基、トリシクロアルキル基、複素環式基又は
    アルキルアミノ基を表し、R3 は水素原子、フェニル
    基、フェノキシ基、フェニルチオ基、保護されていても
    よいフェニルアミノ基又は複素環式基、R4 はアルカノ
    イル基、アルケノイル基又はアルキノイル基、Alkは
    アルキレン基を表す。〕で示されるD−グルコサミン誘
    導体又はその薬理的に許容しうる塩を有効成分とする感
    染防御薬。
  2. 【請求項2】 置換基を有していてもよいアルキル基が
    低級アルコキシカルボニル基、保護されていてもよいア
    ミノ基、カルボキシアルカノイルアミノ基、アルキルア
    ミノ基、フェニルアミノ基、カルボキシル基、アルキル
    基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されて
    いてもよい水酸基、硫黄原子又は窒素原子を含む単環も
    しくは二環式複素環式基及びフェニル基から選ばれる1
    〜2個の基で置換されていてもよいアルキル基;置換基
    を有していてもよい低級アルコキシ基がフェニル基で置
    換されていてもよい低級アルコキシ基;置換基を有して
    いてもよいアルケニル基がジメトキシフェニル基で置換
    されていてもよいアルケニル基;置換基を有していても
    よいフェニル基がハロゲン原子で置換されていてもよい
    フェニル基;複素環式基が硫黄原子又は窒素原子を含む
    単環もしくは二環式複素環式基である請求項1記載の感
    染防御薬。
  3. 【請求項3】 Xが式 【化4】 で示される基である請求項2記載の感染防御薬。
  4. 【請求項4】 R1 及びR2 が共に水素原子である請求
    項3記載の感染防御薬。
  5. 【請求項5】 R3 が水素原子、フェニル基又は保護さ
    れていてもよいフェニルアミノ基であり、R4 がアルカ
    ノイル基又はアルキノイル基である請求項4記載の感染
    防御薬。
  6. 【請求項6】 R1 及びR2 の一方が式−Y−R11で示
    される基、他方が水素原子である請求項3記載の感染防
    御薬。
  7. 【請求項7】 R3 が水素原子、フェニル基又は保護さ
    れていてもよいフェニルアミノ基であり、R4 がアルカ
    ノイル基又はアルキノイル基である請求項6記載の感染
    防御薬。
  8. 【請求項8】 Yが式−CO−で示される基、R11が置
    換基を有していてもよいアルキル基、R3 が水素原子又
    はフェニル基である請求項7記載の感染防御薬。
  9. 【請求項9】 置換基を有していてもよいアルキル基
    が、低級アルコキシカルボニル基、保護されていてもよ
    いアミノ基、カルボキシアルカノイルアミノ基、アルキ
    ルアミノ基、フェニルアミノ基、カルボキシル基、カル
    バモイル基、水酸基及びフェニル基から選ばれる1〜2
    個の基で置換されていてもよいアルキル基である請求項
    8記載の感染防御薬。
  10. 【請求項10】 R11が保護されていてもよいアミノ基
    で置換されていてもよいアルキル基である請求項9記載
    の感染防御薬。
  11. 【請求項11】 置換基を有していてもよいアルキル基
    が、天然アミノ酸もしくはその対掌体からカルボキシル
    基を1つ除いた基である請求項8記載の感染防御薬。
  12. 【請求項12】 白血球減少症及び感染病或いは先天性
    の又は後天性の免疫不全等の予防・治療剤である請求項
    1〜11記載の感染防御薬。
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