JPH08301415A - コンテナの反転装置 - Google Patents
コンテナの反転装置Info
- Publication number
- JPH08301415A JPH08301415A JP10563895A JP10563895A JPH08301415A JP H08301415 A JPH08301415 A JP H08301415A JP 10563895 A JP10563895 A JP 10563895A JP 10563895 A JP10563895 A JP 10563895A JP H08301415 A JPH08301415 A JP H08301415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- main body
- tightening
- wire rope
- metal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナを容易に反転させることができ、コ
ンテナの床下面および天井部を修理する場合でも立ち作
業で行え、コンテナの修理作業における効率が向上する
とともに作業者に腰痛が頻発しなくなるなど安全衛生面
が改善される。また、本コンテナの反転装置全体の揺動
が防止されることなどを目的とする。 【構成】 コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞ
れ対峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上
下方向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞ
れ反転用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ
端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられ
るようになっているとともに車輪が弾力性を有しT字型
支柱本体がコンテナの重量により接地するように構成す
る。
ンテナの床下面および天井部を修理する場合でも立ち作
業で行え、コンテナの修理作業における効率が向上する
とともに作業者に腰痛が頻発しなくなるなど安全衛生面
が改善される。また、本コンテナの反転装置全体の揺動
が防止されることなどを目的とする。 【構成】 コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞ
れ対峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上
下方向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞ
れ反転用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ
端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられ
るようになっているとともに車輪が弾力性を有しT字型
支柱本体がコンテナの重量により接地するように構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海上輸送用コンテナの
修理作業などに適用されるコンテナの反転装置に関す
る。
修理作業などに適用されるコンテナの反転装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は海上輸送用コンテナの従来の修理
作業の説明図である。図において、海上輸送用コンテナ
03を修理する場合に従来は海上輸送用コンテナ03の
端面および側面の修理は立ち作業で行うことができる
が、床下面の修理は立脚台に海上輸送用コンテナ03を
載せて床下に潜り込み、上向き姿勢で行う。また、天井
部の修理は梯子02を利用して天井部に登り、中腰姿勢
で行っている。
作業の説明図である。図において、海上輸送用コンテナ
03を修理する場合に従来は海上輸送用コンテナ03の
端面および側面の修理は立ち作業で行うことができる
が、床下面の修理は立脚台に海上輸送用コンテナ03を
載せて床下に潜り込み、上向き姿勢で行う。また、天井
部の修理は梯子02を利用して天井部に登り、中腰姿勢
で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
海上輸送用コンテナ03の床下面および天井部を修理す
る場合は床下に潜って上向き姿勢で、或いは天井部に登
って中腰姿勢で行っているために作業効率が悪く、また
近年は海上輸送用コンテナ03の取扱い数量の増加に伴
って不良コンテナも増加の一途をたどっており、作業者
に腰痛が頻発するなど就業率も悪い。
海上輸送用コンテナ03の床下面および天井部を修理す
る場合は床下に潜って上向き姿勢で、或いは天井部に登
って中腰姿勢で行っているために作業効率が悪く、また
近年は海上輸送用コンテナ03の取扱い数量の増加に伴
って不良コンテナも増加の一途をたどっており、作業者
に腰痛が頻発するなど就業率も悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンテナの
反転装置は上記課題の解決を目的にしており、コンテナ
の互いに向かい合う両端面にそれぞれ対峙して車輪を介
して平面上を移動可能に設置され上下方向に伸縮するT
字型支柱本体と、該T字型支柱本体の横方向両端にそれ
ぞれ索体により昇降可能に吊持され上記コンテナ端面の
コーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられる把持
用部材とを備えた構成を特徴とする。
反転装置は上記課題の解決を目的にしており、コンテナ
の互いに向かい合う両端面にそれぞれ対峙して車輪を介
して平面上を移動可能に設置され上下方向に伸縮するT
字型支柱本体と、該T字型支柱本体の横方向両端にそれ
ぞれ索体により昇降可能に吊持され上記コンテナ端面の
コーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられる把持
用部材とを備えた構成を特徴とする。
【0005】また、本発明に係るコンテナの反転装置
は、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞれ対峙
して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上下方向
に伸縮するT字型支柱本体と、該T字型支柱本体の横方
向両端にそれぞれ索体により昇降可能に吊持され上記コ
ンテナ端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付
けられる把持用部材とを備えるとともに上記車輪が弾力
性を有し上記T字型支柱本体がコンテナの重量により接
地する構成を特徴とする。
は、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞれ対峙
して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上下方向
に伸縮するT字型支柱本体と、該T字型支柱本体の横方
向両端にそれぞれ索体により昇降可能に吊持され上記コ
ンテナ端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付
けられる把持用部材とを備えるとともに上記車輪が弾力
性を有し上記T字型支柱本体がコンテナの重量により接
地する構成を特徴とする。
【0006】
【作用】即ち、本発明に係るコンテナの反転装置におい
ては、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞれ対
峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上下方
向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞれ把
持用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ端面
のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられるよ
うになっており、コンテナを反転させる場合はコンテナ
の互いに向かい合う両端面にそれぞれT字型支柱本体を
設置して把持用部材を取付けT字型支柱本体を上昇させ
てコンテナを吊り上げた状態で両把持用部材の位置が上
下に逆転する方向に索体を介して昇降させることにより
コンテナを90度回転させた後にT字型支柱本体を下降
させコンテナを90度反転させた状態で床面に置く。こ
のようにしてコンテナを容易に反転させることができ
る。
ては、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞれ対
峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上下方
向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞれ把
持用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ端面
のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられるよ
うになっており、コンテナを反転させる場合はコンテナ
の互いに向かい合う両端面にそれぞれT字型支柱本体を
設置して把持用部材を取付けT字型支柱本体を上昇させ
てコンテナを吊り上げた状態で両把持用部材の位置が上
下に逆転する方向に索体を介して昇降させることにより
コンテナを90度回転させた後にT字型支柱本体を下降
させコンテナを90度反転させた状態で床面に置く。こ
のようにしてコンテナを容易に反転させることができ
る。
【0007】また、本発明に係るコンテナの反転装置に
おいては、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞ
れ対峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上
下方向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞ
れ把持用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ
端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられ
るようになっているとともに車輪が弾力性を有しT字型
支柱本体がコンテナの重量により接地するようになって
おり、コンテナを反転させる場合はコンテナの互いに向
かい合う両端面にそれぞれT字型支柱本体を設置して把
持用部材を取付けT字型支柱本体を上昇させてコンテナ
を吊り上げた状態で両把持用部材の位置が上下に逆転す
る方向に索体を介して昇降させることによりコンテナを
90度回転させた後にT字型支柱本体を下降させコンテ
ナを90度反転させた状態で床面に置く。このようにし
てコンテナを容易に反転させることができる。また、T
字型支柱本体がコンテナの重量により接地することによ
り本反転装置全体の揺動が防止される。
おいては、コンテナの互いに向かい合う両端面にそれぞ
れ対峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置され上
下方向に伸縮するT字型支柱本体の横方向両端にそれぞ
れ把持用部材が索体により昇降可能に吊持されコンテナ
端面のコーナー近傍に互いに中心点を挟んで取付けられ
るようになっているとともに車輪が弾力性を有しT字型
支柱本体がコンテナの重量により接地するようになって
おり、コンテナを反転させる場合はコンテナの互いに向
かい合う両端面にそれぞれT字型支柱本体を設置して把
持用部材を取付けT字型支柱本体を上昇させてコンテナ
を吊り上げた状態で両把持用部材の位置が上下に逆転す
る方向に索体を介して昇降させることによりコンテナを
90度回転させた後にT字型支柱本体を下降させコンテ
ナを90度反転させた状態で床面に置く。このようにし
てコンテナを容易に反転させることができる。また、T
字型支柱本体がコンテナの重量により接地することによ
り本反転装置全体の揺動が防止される。
【0008】
【実施例】図1乃至図4は本発明の一実施例に係るコン
テナの反転装置の説明図である。図において、本実施例
に係るコンテナの反転装置は海上輸送用コンテナの修理
作業などに使用されるもので、図における符号1はT字
型支柱本体、2は架台本体である。図1および図2に示
すように、T字型支柱本体1は吊り金具1a、摺動金具
1b、ローラ支持金具1c、巻取り装置架台1d、補強
金具1eなどで構成されており、溶接により一体構造と
なっている。架台本体2は摺動金具2a、補強支柱2
b、昇降階段枠2c、主枠金具2d、主枠金具2e、主
枠補助金具2f、支持金具2gなどの各部材で構成され
ており、溶接により一体構造となっている。架台本体2
の摺動金具2aにT字型支柱本体1の摺動金具1bが嵌
め込まれ、またT字型支柱本体1は架台本体2中央部側
面に配設された上下駆動装置3に接続されており、T字
型支柱本体1が架台本体2の摺動金具2aに案内されて
上下動するようになっている。この上下動は上下駆動装
置3に連結された連結金具4、軸受金具5、ハンドル軸
6などを介して配設された上下駆動ハンドル7を回転操
作することにより行われる。ワイヤーロープ8は1本に
継がっており、T字型支柱本体1の中央部に配設された
ワイヤーロープ8の巻取り装置9の軸に巻付けられ、T
字型支柱本体1の両端に配設されたローラー10を介し
て締込み金具11を両端に懸架している。ワイヤーロー
プ8の巻取りハンドル12はワイヤーロープ8の巻取り
装置9に直結されており、巻取りハンドル12を回転操
作することによりワイヤーロープ8の左右吊り下がり長
さが変わって締込み金具11が昇降するようになってい
る。13は車輪で、空気圧を有して架台本体2に5個が
配設されており、車輪13により本反転装置が牽引ハン
ドル14で容易に移動するようになっている。支持金具
2gは架台本体2の4隅に配設されており、海上輸送用
コンテナを吊り上げるとコンテナの重量により車輪13
が圧縮されることにより支持金具2gの下面が床面に接
してコンテナ重量を受け、本装置全体の揺動を防止す
る。なお、T字型支柱本体1の昇降は原動機などの動力
により行われるようになっていてもよい。また、ワイヤ
ーロープ8の巻取り装置9の回転が原動機などの動力に
より行われるようになっていてもよい。また、本反転装
置全体の水平方向への移動も原動機などの動力により行
われるようになっていてもよい。
テナの反転装置の説明図である。図において、本実施例
に係るコンテナの反転装置は海上輸送用コンテナの修理
作業などに使用されるもので、図における符号1はT字
型支柱本体、2は架台本体である。図1および図2に示
すように、T字型支柱本体1は吊り金具1a、摺動金具
1b、ローラ支持金具1c、巻取り装置架台1d、補強
金具1eなどで構成されており、溶接により一体構造と
なっている。架台本体2は摺動金具2a、補強支柱2
b、昇降階段枠2c、主枠金具2d、主枠金具2e、主
枠補助金具2f、支持金具2gなどの各部材で構成され
ており、溶接により一体構造となっている。架台本体2
の摺動金具2aにT字型支柱本体1の摺動金具1bが嵌
め込まれ、またT字型支柱本体1は架台本体2中央部側
面に配設された上下駆動装置3に接続されており、T字
型支柱本体1が架台本体2の摺動金具2aに案内されて
上下動するようになっている。この上下動は上下駆動装
置3に連結された連結金具4、軸受金具5、ハンドル軸
6などを介して配設された上下駆動ハンドル7を回転操
作することにより行われる。ワイヤーロープ8は1本に
継がっており、T字型支柱本体1の中央部に配設された
ワイヤーロープ8の巻取り装置9の軸に巻付けられ、T
字型支柱本体1の両端に配設されたローラー10を介し
て締込み金具11を両端に懸架している。ワイヤーロー
プ8の巻取りハンドル12はワイヤーロープ8の巻取り
装置9に直結されており、巻取りハンドル12を回転操
作することによりワイヤーロープ8の左右吊り下がり長
さが変わって締込み金具11が昇降するようになってい
る。13は車輪で、空気圧を有して架台本体2に5個が
配設されており、車輪13により本反転装置が牽引ハン
ドル14で容易に移動するようになっている。支持金具
2gは架台本体2の4隅に配設されており、海上輸送用
コンテナを吊り上げるとコンテナの重量により車輪13
が圧縮されることにより支持金具2gの下面が床面に接
してコンテナ重量を受け、本装置全体の揺動を防止す
る。なお、T字型支柱本体1の昇降は原動機などの動力
により行われるようになっていてもよい。また、ワイヤ
ーロープ8の巻取り装置9の回転が原動機などの動力に
より行われるようになっていてもよい。また、本反転装
置全体の水平方向への移動も原動機などの動力により行
われるようになっていてもよい。
【0009】締込み金具11はコンテナ反転時にコンテ
ナ両端面に配設されている締付け穴に取付けられて使用
され、図3に示すように締付けピン11aをコンテナ端
面の締付け穴に挿入し、先端部に設けた段付き端面をコ
ンテナ端面の締付け穴内の切込み端面に掛け、軸11b
中心穴に挿入されて軸11b端面で締付け穴内の金具を
挟み込み、締付けハンドル11hで締付ピン11aを締
め上げてコンテナ端面に取付けられる。締付けハンドル
11hは締付けピン11aにボルト11p、座金11
q、ナット11rなどにより取付けられている。吊り下
げ金具11jは本体11dに溶接されており、ワイヤー
ロープ8が接続される。本体11dには2個のベアリン
グ11mを介して締付けピン11aおよび軸11bが接
続されている。ダストシール11nは本体11d内のベ
アリング11nに粉塵が侵入しないように保護する部材
で、取付け金具11cに配設されて本体11dの両端面
にボルト11kにより取付けられている。なお、カラー
11tはベアリング11mの緩み止めで、軸11bに挿
入されてナット11fにより押圧されている。ナット1
1gは締付けハンドル11hの締付量の調整用に使用さ
れる。
ナ両端面に配設されている締付け穴に取付けられて使用
され、図3に示すように締付けピン11aをコンテナ端
面の締付け穴に挿入し、先端部に設けた段付き端面をコ
ンテナ端面の締付け穴内の切込み端面に掛け、軸11b
中心穴に挿入されて軸11b端面で締付け穴内の金具を
挟み込み、締付けハンドル11hで締付ピン11aを締
め上げてコンテナ端面に取付けられる。締付けハンドル
11hは締付けピン11aにボルト11p、座金11
q、ナット11rなどにより取付けられている。吊り下
げ金具11jは本体11dに溶接されており、ワイヤー
ロープ8が接続される。本体11dには2個のベアリン
グ11mを介して締付けピン11aおよび軸11bが接
続されている。ダストシール11nは本体11d内のベ
アリング11nに粉塵が侵入しないように保護する部材
で、取付け金具11cに配設されて本体11dの両端面
にボルト11kにより取付けられている。なお、カラー
11tはベアリング11mの緩み止めで、軸11bに挿
入されてナット11fにより押圧されている。ナット1
1gは締付けハンドル11hの締付量の調整用に使用さ
れる。
【0010】本装置を使用して海上輸送用コンテナを反
転させる場合は、図4に示すようにコンテナ長手方向の
一端面に架台本体2を設置し、ワイヤーロープ8両端部
に懸架されている一方の締込み金具11を端面下方に設
けられている締付け穴へ、他方の締込み金具11を上方
に設けられている締付け穴へ装着する。またコンテナ長
手方向の他方の端面にも同様に架台本体2を設置して締
込み金具11をそれぞれ装着する。そして、T字型支柱
本体1を上昇させて停止させ、コンテナ全体を吊り上げ
た状態で巻取りハンドル12を回転操作することにより
ワイヤーロープ8左右端の締込み金具11の位置を上下
に逆転させてコンテナ姿勢を90度回転させる。次い
で、T字型支柱本体1を下降させてコンテナ姿勢を90
度反転させた状態で床面に置く。この場合、コンテナ端
面の締付け穴に対して締込み金具11の位置調整が必要
であるが、ワイヤーロープ8はローラー10に懸架され
ており、コンテナ端面に対して前後左右に揺動自在であ
るので締付け穴に対して締込み金具11の位置調整が不
要になって装着時間が短縮される。また、ワイヤーロー
プ8を巻取り装置9に複数回巻付けることと、ワイヤー
ロープ8に対してコンテナ重量が付加されることとによ
りワイヤーロープ8の巻取りに充分な摩擦力が得られ、
ワイヤーロープ8が巻取りハンドル12で張引されて容
易にコンテナ反転が行われる。また、T字型支柱本体1
が昇降することによりコンテナ高さに対する締込み金具
11の位置もT字型支柱本体1の昇降位置を調整して任
意の位置で停止させることにより容易に対応することが
できる。また、空気圧を有する車輪13にコンテナ重量
が付加されると、車輪13が圧縮されて支持金具2gが
床面に着地することにより本反転装置全体の揺動が防止
される。
転させる場合は、図4に示すようにコンテナ長手方向の
一端面に架台本体2を設置し、ワイヤーロープ8両端部
に懸架されている一方の締込み金具11を端面下方に設
けられている締付け穴へ、他方の締込み金具11を上方
に設けられている締付け穴へ装着する。またコンテナ長
手方向の他方の端面にも同様に架台本体2を設置して締
込み金具11をそれぞれ装着する。そして、T字型支柱
本体1を上昇させて停止させ、コンテナ全体を吊り上げ
た状態で巻取りハンドル12を回転操作することにより
ワイヤーロープ8左右端の締込み金具11の位置を上下
に逆転させてコンテナ姿勢を90度回転させる。次い
で、T字型支柱本体1を下降させてコンテナ姿勢を90
度反転させた状態で床面に置く。この場合、コンテナ端
面の締付け穴に対して締込み金具11の位置調整が必要
であるが、ワイヤーロープ8はローラー10に懸架され
ており、コンテナ端面に対して前後左右に揺動自在であ
るので締付け穴に対して締込み金具11の位置調整が不
要になって装着時間が短縮される。また、ワイヤーロー
プ8を巻取り装置9に複数回巻付けることと、ワイヤー
ロープ8に対してコンテナ重量が付加されることとによ
りワイヤーロープ8の巻取りに充分な摩擦力が得られ、
ワイヤーロープ8が巻取りハンドル12で張引されて容
易にコンテナ反転が行われる。また、T字型支柱本体1
が昇降することによりコンテナ高さに対する締込み金具
11の位置もT字型支柱本体1の昇降位置を調整して任
意の位置で停止させることにより容易に対応することが
できる。また、空気圧を有する車輪13にコンテナ重量
が付加されると、車輪13が圧縮されて支持金具2gが
床面に着地することにより本反転装置全体の揺動が防止
される。
【0011】従来は海上輸送用コンテナの床下面および
天井部を修理する場合は床下に潜って上向き姿勢で、或
いは天井部に登って中腰姿勢で行っているために作業効
率が悪く、また近年は海上輸送用コンテナの取扱い数量
の増加に伴って不良コンテナも増加の一途をたどってお
り、作業者に腰痛が頻発するなど就業率も悪いが、本コ
ンテナの反転装置においては修理作業の効率化と腰痛防
止などの観点から修理作業を行う場合は海上輸送用コン
テナを横転させて全面の修理作業を側面における立ち作
業で行うことができるように、またこれに対応した安価
なコンテナの反転装置を使用して2人作業で5分間以内
に海上輸送用コンテナを反転させることができるよう
に、修理を必要とする海上輸送用コンテナの置き場所へ
人手により本装置を移動させてコンテナ長手方向の両端
面にそれぞれ設置し、T字型支柱本体1に懸架されたワ
イヤーロープ8を締込み金具11を介して両端面の締付
け穴に取付けて固定した後、本装置の昇降機構でコンテ
ナ全体が回転できる高さに吊り上げて回転機構によりコ
ンテナ姿勢を90度横転させて海上輸送用コンテナの天
井部および床下面の修理もコンテナ側面で立ち作業で行
えるようになっており、本反転装置は電気、油圧タン
ク、圧縮空気タンクなどの動力源を特に持たない可搬手
動式の兼価な装置で作業者1〜2名で操作することがで
き、コンテナ修理の専用設備として使用することにより
従来の立脚台へのコンテナ乗せ作業時に他で使用してい
るクレーンおよびホークリフトなどの設備待ちによる作
業中断による、また修理作業時の作業姿勢の悪さから作
業効率が非効率となっているなどの課題が改善されると
ともに一層の作業能率の向上が図られる。また、従来は
作業姿勢の悪さから作業者の腰痛が頻発しているが、コ
ンテナ修理作業が総て側面からの立ち作業で行えるよう
になって腰痛防止の安全衛生面の改善が図られる。
天井部を修理する場合は床下に潜って上向き姿勢で、或
いは天井部に登って中腰姿勢で行っているために作業効
率が悪く、また近年は海上輸送用コンテナの取扱い数量
の増加に伴って不良コンテナも増加の一途をたどってお
り、作業者に腰痛が頻発するなど就業率も悪いが、本コ
ンテナの反転装置においては修理作業の効率化と腰痛防
止などの観点から修理作業を行う場合は海上輸送用コン
テナを横転させて全面の修理作業を側面における立ち作
業で行うことができるように、またこれに対応した安価
なコンテナの反転装置を使用して2人作業で5分間以内
に海上輸送用コンテナを反転させることができるよう
に、修理を必要とする海上輸送用コンテナの置き場所へ
人手により本装置を移動させてコンテナ長手方向の両端
面にそれぞれ設置し、T字型支柱本体1に懸架されたワ
イヤーロープ8を締込み金具11を介して両端面の締付
け穴に取付けて固定した後、本装置の昇降機構でコンテ
ナ全体が回転できる高さに吊り上げて回転機構によりコ
ンテナ姿勢を90度横転させて海上輸送用コンテナの天
井部および床下面の修理もコンテナ側面で立ち作業で行
えるようになっており、本反転装置は電気、油圧タン
ク、圧縮空気タンクなどの動力源を特に持たない可搬手
動式の兼価な装置で作業者1〜2名で操作することがで
き、コンテナ修理の専用設備として使用することにより
従来の立脚台へのコンテナ乗せ作業時に他で使用してい
るクレーンおよびホークリフトなどの設備待ちによる作
業中断による、また修理作業時の作業姿勢の悪さから作
業効率が非効率となっているなどの課題が改善されると
ともに一層の作業能率の向上が図られる。また、従来は
作業姿勢の悪さから作業者の腰痛が頻発しているが、コ
ンテナ修理作業が総て側面からの立ち作業で行えるよう
になって腰痛防止の安全衛生面の改善が図られる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るコンテナの反転装置は前記
のように構成されており、コンテナを容易に反転させる
ことができるので、コンテナの床下面および天井部を修
理する場合でも立ち作業で行え、コンテナの修理作業に
おける効率が向上するとともに作業者に腰痛が頻発しな
くなるなど安全衛生面が改善される。
のように構成されており、コンテナを容易に反転させる
ことができるので、コンテナの床下面および天井部を修
理する場合でも立ち作業で行え、コンテナの修理作業に
おける効率が向上するとともに作業者に腰痛が頻発しな
くなるなど安全衛生面が改善される。
【図1】図1は本発明の一実施例に係るコンテナの反転
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図2】図2(a)は側面図、同図(b)は図1におけ
るB−B矢視図である。
るB−B矢視図である。
【図3】図3(a)はその締込み金具の正面図、同図
(b)は同図(a)におけるB−B矢視断面図である。
(b)は同図(a)におけるB−B矢視断面図である。
【図4】図4は上記コンテナの反転装置の作用説明図で
ある。
ある。
【図5】図5は海上輸送用コンテナの従来の修理作業の
説明図である。
説明図である。
1 T字型支柱本体 1a 吊り金具 1b 摺動金具 1c ローラ支持金具 1d 巻取り装置架台 1e 補強金具 2 架台本体 2a 摺動金具 2b 補強支柱 2c 昇降階段 2d 主枠金具 2e 主枠金具 2f 主枠補強金具 2g 支持金具 3 上下駆動装置 4 連結金具 5 軸受金具 6 ハンドル軸 7 上下駆動ハンドル 8 ワイヤーロープ 9 ワイヤーロープの巻取り装置 10 ローラー 11 締込み金具 11a 締付けピン 11b 軸 11c 取付け金具 11d 本体 11e 取付け金具 11f ナット 11g ナット 11h 締付けハンドル 11j 吊下げ金具 11k ボルト 11m ベアリング 11n ダストシール 11p ボルト 11q 座金 11r ナット 11s グリスニップル 11t カラー 12 ワイヤーロープの巻取りハンドル 13 車輪 14 牽引ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 好男 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 (72)発明者 福田 光明 名古屋市港区十一屋1丁目53番地 株式会 社テックササキ内 (72)発明者 吉川 豊行 名古屋市港区十一屋1丁目53番地 株式会 社テックササキ内
Claims (2)
- 【請求項1】 コンテナの互いに向かい合う両端面にそ
れぞれ対峙して車輪を介して平面上を移動可能に設置さ
れ上下方向に伸縮するT字型支柱本体と、該T字型支柱
本体の横方向両端にそれぞれ索体により昇降可能に吊持
され上記コンテナ端面のコーナー近傍に互いに中心点を
挟んで取付けられる把持用部材とを備えたことを特徴と
するコンテナの反転装置。 - 【請求項2】 上記車輪が弾力性を有し上記T字型支柱
本体がコンテナの重量により接地することを特徴とする
請求項1に記載のコンテナの反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563895A JPH08301415A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | コンテナの反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563895A JPH08301415A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | コンテナの反転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301415A true JPH08301415A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14413006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10563895A Withdrawn JPH08301415A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | コンテナの反転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08301415A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013014392A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Seiwa Renewal Works Co Ltd | コンテナ用メンテナンス台車 |
CN113335870A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-09-03 | 潍坊市工程技师学院 | 一种电力电缆轨道运输架 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10563895A patent/JPH08301415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013014392A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Seiwa Renewal Works Co Ltd | コンテナ用メンテナンス台車 |
CN113335870A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-09-03 | 潍坊市工程技师学院 | 一种电力电缆轨道运输架 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3090494A (en) | Lift truck attachments | |
CN216272784U (zh) | 一种土木工程用具有防脱落结构的起吊装置 | |
CN210032533U (zh) | 一种建筑设备脚手架 | |
JPH08301415A (ja) | コンテナの反転装置 | |
CN210866983U (zh) | 一种用于电力工程的辅助安装设备 | |
CN110002349A (zh) | 一种可拆卸吊装装置 | |
US2941685A (en) | Fork lift attachment for a crane | |
CN212832472U (zh) | 一种小吨位三自由度起重机 | |
CN213738289U (zh) | 一种港口货物转运的龙门吊 | |
CN213140421U (zh) | 一种翻转装置 | |
CN214456373U (zh) | 一种高效旋转的可移动建筑设备吊装装置 | |
RU202754U1 (ru) | Грузоподъемный механизм для спуска и подъема кассет огнепреградителей на резервуарах вертикальных стальных | |
CN210884906U (zh) | 一种盲法兰吊装工具 | |
CN101249925A (zh) | 一种吊装装配系统及系统中选用的装配悬挂式助力装置 | |
CN114572901A (zh) | 物料提升装置 | |
CN212127315U (zh) | 一种具有监测机构的机械厂用起重设备 | |
CN211110825U (zh) | 用于管道安装的自动上料机 | |
CN210313198U (zh) | 一种起重机防摇摆机构 | |
CN201334337Y (zh) | 一种手动吊车 | |
CN112320610A (zh) | 一种港口货物转运的龙门吊 | |
CN111533006A (zh) | 一种自动化物流运输用吊装装置 | |
CN206088824U (zh) | 一种用于室内的简易提升架装置 | |
JPH08118008A (ja) | 柱総組立装置 | |
CN211688126U (zh) | 一种建筑工程吊装装置 | |
CN219239080U (zh) | 一种住宅楼救援运输用起重机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |