JPH08300309A - Alcパネル切り欠き加工用かんな - Google Patents
Alcパネル切り欠き加工用かんなInfo
- Publication number
- JPH08300309A JPH08300309A JP12888595A JP12888595A JPH08300309A JP H08300309 A JPH08300309 A JP H08300309A JP 12888595 A JP12888595 A JP 12888595A JP 12888595 A JP12888595 A JP 12888595A JP H08300309 A JPH08300309 A JP H08300309A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planer
- width
- blade
- cut
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ALCパネルを切り欠き加工する際に、手数
がかからず、加工部が欠落したり、加工部の寸法精度が
悪くなることがないような専用工具を提供することを目
的とするものである。 【構成】 本体の水平な底面に対して所定角度で切削刃
が出入り自在に設けられているかんなにおいて、前記本
体の幅とほぼ等しい幅の切削刃と、該切削刃を摺動可能
に取付け可能な傾斜面を有し前記本体と一体に形成され
た固定台と、前記本体上に設けられた取手とからなるA
LCパネル切り欠き加工用かんなを構成し、目的を達し
得たものである。
がかからず、加工部が欠落したり、加工部の寸法精度が
悪くなることがないような専用工具を提供することを目
的とするものである。 【構成】 本体の水平な底面に対して所定角度で切削刃
が出入り自在に設けられているかんなにおいて、前記本
体の幅とほぼ等しい幅の切削刃と、該切削刃を摺動可能
に取付け可能な傾斜面を有し前記本体と一体に形成され
た固定台と、前記本体上に設けられた取手とからなるA
LCパネル切り欠き加工用かんなを構成し、目的を達し
得たものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用などに使用され
るALCパネル面に切り欠き加工をする場合に好適な構
造を有するALCパネル切り欠き加工用かんなに関する
ものである。
るALCパネル面に切り欠き加工をする場合に好適な構
造を有するALCパネル切り欠き加工用かんなに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ALCパネルを建築物の外壁などに使用
する場合には、一般に、鉄骨梁に水平に固着した定規ア
ングルに溶接された種々な取付け金具にボルト止めした
り、隣接するパネルの目地部に鉄筋を埋設して取付けて
いる。しかして、たとえば、前記の金具などがパネル面
から突出しないように埋設するために、図4に示すよう
に、パネル1の長辺小口面切り欠き1aや、長辺小口面と
短辺小口面に跨がる切り欠き1bを切削加工する必要があ
る場合には、汎用の鋸や鑿状の工具を使用して加工して
いる。
する場合には、一般に、鉄骨梁に水平に固着した定規ア
ングルに溶接された種々な取付け金具にボルト止めした
り、隣接するパネルの目地部に鉄筋を埋設して取付けて
いる。しかして、たとえば、前記の金具などがパネル面
から突出しないように埋設するために、図4に示すよう
に、パネル1の長辺小口面切り欠き1aや、長辺小口面と
短辺小口面に跨がる切り欠き1bを切削加工する必要があ
る場合には、汎用の鋸や鑿状の工具を使用して加工して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな加工方法では、熟練した作業員が必要であり、手数
がかかり、かつALCは、軟質ではあるが欠け易いの
で、加工部の一部が欠落したり、加工面に凹凸が生じた
り、加工部の寸法精度が悪くなるといつた問題があっ
た。
うな加工方法では、熟練した作業員が必要であり、手数
がかかり、かつALCは、軟質ではあるが欠け易いの
で、加工部の一部が欠落したり、加工面に凹凸が生じた
り、加工部の寸法精度が悪くなるといつた問題があっ
た。
【0004】本発明は、ALCパネルを切り欠き加工す
る際に、手数がかからず、加工部が欠落したり、加工部
の寸法精度が悪くなることがないような専用工具を提供
することを目的とするものである。
る際に、手数がかからず、加工部が欠落したり、加工部
の寸法精度が悪くなることがないような専用工具を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記問題を
解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結果、
本体幅とほぼ等しい幅の切削刃を所定角度に摺動可能に
取付ける固定台を本体と一体に形成することによつて目
的を達し得ることを見出して本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、本体の水平な底面に対して所
定角度で切削刃が出入り自在に設けられているかんなに
おいて、前記本体の幅とほぼ等しい幅の切削刃と、該切
削刃を摺動可能に取付け可能な傾斜面を有し前記本体と
一体に形成された固定台と、前記本体上に設けられた取
手とからなるALCパネル切り欠き加工用かんなであ
る。本発明のかんなは、木製でもよいが、金属板製がよ
り好ましい。
解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結果、
本体幅とほぼ等しい幅の切削刃を所定角度に摺動可能に
取付ける固定台を本体と一体に形成することによつて目
的を達し得ることを見出して本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、本体の水平な底面に対して所
定角度で切削刃が出入り自在に設けられているかんなに
おいて、前記本体の幅とほぼ等しい幅の切削刃と、該切
削刃を摺動可能に取付け可能な傾斜面を有し前記本体と
一体に形成された固定台と、前記本体上に設けられた取
手とからなるALCパネル切り欠き加工用かんなであ
る。本発明のかんなは、木製でもよいが、金属板製がよ
り好ましい。
【0006】
【作用】本発明のかんなは、本体と切削刃の幅がほぼ等
しく、また、切削刃を傾斜面に沿つて摺動可能に取付け
る固定台と本体とを一体に形成したので、ALCパネル
面を切削する際に、切削する位置決めが容易であり、さ
らに切削刃の突出寸法も任意に調整できるので、熟練作
業員でなくても、一度か二度の切削で所望の深さと幅で
寸法精度よく切削加工することができ、かつALCも欠
落することがない。さらにこのかんなは、軽量なので、
携帯するにも、建築現場でALCパネルの所望箇所を切
削加工する場合にも取り扱いが容易である。
しく、また、切削刃を傾斜面に沿つて摺動可能に取付け
る固定台と本体とを一体に形成したので、ALCパネル
面を切削する際に、切削する位置決めが容易であり、さ
らに切削刃の突出寸法も任意に調整できるので、熟練作
業員でなくても、一度か二度の切削で所望の深さと幅で
寸法精度よく切削加工することができ、かつALCも欠
落することがない。さらにこのかんなは、軽量なので、
携帯するにも、建築現場でALCパネルの所望箇所を切
削加工する場合にも取り扱いが容易である。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。図1は、本発明かんなの正面図、図2は、本
発明かんなの平面図、図3は、本発明かんなの側面図、
図4は、ALCパネルの斜視図である。
て述べる。図1は、本発明かんなの正面図、図2は、本
発明かんなの平面図、図3は、本発明かんなの側面図、
図4は、ALCパネルの斜視図である。
【0008】本発明のかんな2は、本体3と、切削刃4
と、その固定台5とからなつている。すなわち、本体3
は、厚さ 2.7mm、長さ 300mm、幅35mmの鉄板製であつ
て、次のように形成されている。すなわち、3aはリブで
あつて、本体3の幅の両側を上方向に直角に折り曲げら
れて形成されている。3bは、透孔であつて、切削屑を排
出するために中央部付近に全幅にわたつて穿設されてい
る。
と、その固定台5とからなつている。すなわち、本体3
は、厚さ 2.7mm、長さ 300mm、幅35mmの鉄板製であつ
て、次のように形成されている。すなわち、3aはリブで
あつて、本体3の幅の両側を上方向に直角に折り曲げら
れて形成されている。3bは、透孔であつて、切削屑を排
出するために中央部付近に全幅にわたつて穿設されてい
る。
【0009】また7は、取手であつて、前記透孔3bから
後方(図1において左側)上面にコの字型として設けら
れている。5は、固定台であつて、厚さ 2mm、幅31mmの
鉄板製であり、固定台5の上面と本体3の底面との傾斜
角αを35度とした傾斜面となり、その下端部が前記本体
3の透孔3bに若干突出する位置に両者が溶接で固着され
て一体に構成され、中央部付近には透孔5cが穿設されて
いる。一方、固定台5の裏面にはナット5bが溶接されて
おり、表面から蝶螺子6が螺合している。5aは、リブで
あつて、固定台5の両側が直角に折り曲げられて形成さ
れ、本体3のリブ3a(リブ3c)の内側に嵌合している。
後方(図1において左側)上面にコの字型として設けら
れている。5は、固定台であつて、厚さ 2mm、幅31mmの
鉄板製であり、固定台5の上面と本体3の底面との傾斜
角αを35度とした傾斜面となり、その下端部が前記本体
3の透孔3bに若干突出する位置に両者が溶接で固着され
て一体に構成され、中央部付近には透孔5cが穿設されて
いる。一方、固定台5の裏面にはナット5bが溶接されて
おり、表面から蝶螺子6が螺合している。5aは、リブで
あつて、固定台5の両側が直角に折り曲げられて形成さ
れ、本体3のリブ3a(リブ3c)の内側に嵌合している。
【0010】さらに4は、切削刃であつて、幅 34mm の
鉄鋼製であり、長手方向中心線上に長孔4aが穿設されて
いる。6は、蝶螺子であつて、前記長孔4aを貫通し切削
刃4を固定台5の上面に摺動自在に螺着させ、切削刃4
の本体3の底面からの突出寸法を任意に調整し得るよう
になつている。なお、かんなの各部の寸法や材質など
は、必要に応じて適宜選択すればよく、また、寸法の異
なるかんなを複数個用意しておいてもよい。
鉄鋼製であり、長手方向中心線上に長孔4aが穿設されて
いる。6は、蝶螺子であつて、前記長孔4aを貫通し切削
刃4を固定台5の上面に摺動自在に螺着させ、切削刃4
の本体3の底面からの突出寸法を任意に調整し得るよう
になつている。なお、かんなの各部の寸法や材質など
は、必要に応じて適宜選択すればよく、また、寸法の異
なるかんなを複数個用意しておいてもよい。
【0011】本発明のかんなは、このように形成されて
いるので、このかんなを使用して図4のような切り欠き
1aや1bを切削加工する場合には、切削する切り欠き部の
深さに応じて、先ず、蝶螺子6を緩めて切削刃4を固定
台5の上面を摺動させて移動させ、本体3の底面からの
突出寸法を所望寸法に調整し固定する。本実施例のかん
なでは、一度に切削する深さは 5mm前後が適当である。
次いで、切削刃4をパネル1の切削すべき位置の小口面
に当接させ、一方の手で固定台5を上方から押圧しなが
ら他方の手で取手7を所望寸法だけ後方に引けば切削刃
4の幅で所望深さを切削できる。さらに深く切削するに
は、切削刃4の突出寸法を変えて繰り返し同様に切削す
ればよい。切削に先立ち、切り欠き端部に鋸で切れ目を
入れておいてもよい。また、本体3には、両縁にリブ3
a、3cが設けられているので、本体3が変形することが
なく、打撃などの衝撃もないので、ALCが欠落するこ
ともなく、平滑に精度よく切削することができるもので
ある。
いるので、このかんなを使用して図4のような切り欠き
1aや1bを切削加工する場合には、切削する切り欠き部の
深さに応じて、先ず、蝶螺子6を緩めて切削刃4を固定
台5の上面を摺動させて移動させ、本体3の底面からの
突出寸法を所望寸法に調整し固定する。本実施例のかん
なでは、一度に切削する深さは 5mm前後が適当である。
次いで、切削刃4をパネル1の切削すべき位置の小口面
に当接させ、一方の手で固定台5を上方から押圧しなが
ら他方の手で取手7を所望寸法だけ後方に引けば切削刃
4の幅で所望深さを切削できる。さらに深く切削するに
は、切削刃4の突出寸法を変えて繰り返し同様に切削す
ればよい。切削に先立ち、切り欠き端部に鋸で切れ目を
入れておいてもよい。また、本体3には、両縁にリブ3
a、3cが設けられているので、本体3が変形することが
なく、打撃などの衝撃もないので、ALCが欠落するこ
ともなく、平滑に精度よく切削することができるもので
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明は、本体幅とほぼ等しい幅の切削
刃を所定角度に摺動可能に取付ける固定台を本体と一体
に形成したので、ALCパネル面の切削位置決めが容易
であり、切削刃の突出寸法も任意に調整でき、一度か二
度の切削で所望の幅と深さで寸法精度よく切削加工可能
で、ALCも欠落することがなく、必ずしも熟練した作
業員でなくても短時間で効率よく切削加工し得、かんな
を軽量にでき、携帯にも、建築現場で切削加工する場合
にも取り扱いが容易であるなど顕著な効果が認められ
る。
刃を所定角度に摺動可能に取付ける固定台を本体と一体
に形成したので、ALCパネル面の切削位置決めが容易
であり、切削刃の突出寸法も任意に調整でき、一度か二
度の切削で所望の幅と深さで寸法精度よく切削加工可能
で、ALCも欠落することがなく、必ずしも熟練した作
業員でなくても短時間で効率よく切削加工し得、かんな
を軽量にでき、携帯にも、建築現場で切削加工する場合
にも取り扱いが容易であるなど顕著な効果が認められ
る。
【図1】本発明かんなの正面図である。
【図2】本発明かんなの平面図である。
【図3】本発明かんなの側面図である。
【図4】ALCパネルの切り欠き加工の状態を示す斜視
図である。
図である。
1 ALCパネル 1a 切り欠き 1b 切り欠き 2 かんな 3 本体 3a リブ 3b 透孔 3c リブ 4 切削刃 5 固定台 6 蝶螺子 7 取手
Claims (1)
- 【請求項1】 本体の水平な底面に対して所定角度で切
削刃が出入り自在に設けられているかんなにおいて、前
記本体の幅とほぼ等しい幅の切削刃と、該切削刃を摺動
可能に取付け可能な傾斜面を有し前記本体と一体に形成
された固定台と、前記本体上に設けられた取手とからな
ることを特徴とするALCパネル切り欠き加工用かん
な。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12888595A JPH08300309A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Alcパネル切り欠き加工用かんな |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12888595A JPH08300309A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Alcパネル切り欠き加工用かんな |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300309A true JPH08300309A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14995767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12888595A Pending JPH08300309A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Alcパネル切り欠き加工用かんな |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08300309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006212964A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 脆性材切削治具 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12888595A patent/JPH08300309A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006212964A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 脆性材切削治具 |
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