JPH08299489A - 消火器収納ボックス - Google Patents

消火器収納ボックス

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Publication number
JPH08299489A
JPH08299489A JP10565395A JP10565395A JPH08299489A JP H08299489 A JPH08299489 A JP H08299489A JP 10565395 A JP10565395 A JP 10565395A JP 10565395 A JP10565395 A JP 10565395A JP H08299489 A JPH08299489 A JP H08299489A
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JP
Japan
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fire extinguisher
storage box
fire
signal
extinguisher storage
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Application number
JP10565395A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ikegawa
敏男 池川
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消火器が収納されているか否かを確認するこ
とができ、更に監視盤による適切なる管理運用ができる
消火器収納ボックスを提供する。 【構成】 消火器収納ボックス10の扉15が開かれる
と、扉開信号と共にアドレス値を監視盤30に送って、
監視盤30のモニタ81上のマーク107を黄色で点滅
させ、消火器20又は21が無くなると、消火器無し信
号をアドレス値と共に監視盤30に送って、監視盤30
のモニタ81上のマーク106を赤色で点滅させる。ま
た、消火器無し信号の送出後、監視盤30からの起動信
号を入力することで撮影手段53及び音声入出力手段6
4を起動させて、撮像手段53からの画像情報を監視盤
30に送ると共に監視盤30から送られてくる音声情報
を音声入出力手段64に供給する一方、音声入出力手段
64から出力される音声情報を監視盤30に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消火器を収納する消火
器収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平4−60250号に
開示されているように、火災の発生を検知する検知器
と、この検知器に連動して音声又は視覚的により消火器
の設置場所を知らせる認知手段とを備えた消火器収納ボ
ックスがある。この消火器収納ボックスには避難場所へ
誘導するための表示器も設けられており、複数の消火器
収納ボックスを定位置に配置した状態で、そのうちの1
台の表示器が作動すると、これに連動して他の消火器収
納ボックスの表示器も作動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の消火器収納ボックスにあっては、消火器が収納され
ているか否かを認識することができないので、例えば悪
戯により消火器が持ち出された状態で火災が発生した場
合に、消火器が無いことから初期消火を行うことが困難
であり、大火災を引き起こしてしまう恐れがあるという
問題点があった。また、複数の消火器収納ボックスと連
動して避難場所への誘導を行うようになっているが、単
に避難場所への誘導を行うだけであり、避難場所方向か
ら火災が発生した場合には危険にさらしてしまう恐れが
あるという問題点もあった。
【0004】そこで本発明は、消火器が収納されている
か否かを確認することができ、更に監視盤にて適切なる
管理運用ができる消火器収納ボックスを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による消火器収納ボックスは、消火器
収納ボックス内の消火器の有無を検出する消火器検出手
段と、この消火器検出手段にて前記消火器が検出されな
くなった場合にその旨を外部に報知する報知手段とを備
えたことを特徴とする。また、好ましい態様として例え
ば請求項2記載の発明のように、前記消火器収納ボック
スの扉の開閉を検出する扉開閉検出手段を更に備え、前
記報知手段は、前記扉開閉検出手段にて前記消火器収納
ボックスの扉が開かれたことが検出された場合にその旨
を外部に報知するようにしてもよい。
【0006】請求項3記載の発明のように、音声の入出
力を行う音声入出力手段と、消火器収納ボックスの周辺
域を撮影する撮影手段と、アドレス値を設定するアドレ
ス設定手段と、前記扉開閉手段にて前記消火器収納ボッ
クスの扉が開かれたことが検出されると扉開信号と共に
前記アドレス設定手段により設定されたアドレス値を防
災センターへ出力する扉開信号出力手段と、前記消火器
検出手段にて前記消火器が無くなったことが検出される
と消火器無し信号と共に前記アドレス設定手段により設
定されたアドレス値を前記防災センターへ出力する消火
器無し信号出力手段と、この消火器無し信号出力手段又
は前記扉開信号出力手段から信号が出力された後に前記
防災センターからの起動信号によって前記音声入出力手
段及び撮影手段を起動して、前記撮像手段からの画像情
報を前記防災センターへ送る一方、前記防災センターか
ら送られてくる音声情報を前記音声入出力手段に供給
し、また前記音声入出力手段から出力される音声情報を
前記防災センターへ送る通信制御手段とを更に備えても
よい。
【0007】
【作用】本発明では、消火器収納ボックス内の消火器が
無くなるとその旨を知らせる消火器無し信号が外部へ出
力される。したがって、外部にて消火器が収納されてい
るかどうかを確認することができる。更に、本発明で
は、消火器収納ボックスの扉が開かれるとその旨を知ら
せる扉開信号が外部へ出力される。したがって、外部に
て悪戯等による消火器の持ち出しを未然に防止すること
ができる。
【0008】また、本発明では、消火器収納ボックスの
扉が開かれたことが検出されると扉開信号がアドレス値
と共に防災センターへ送られ、また消火器が無くなった
ことが検出されると消火器無し信号がアドレス値と共に
防災センターへ送られる。扉開信号又は消火器無し信号
が出力された後、防災センターからアドレス値で指定す
る消火器収納ボックスに対して起動信号が出力される
と、その消火器収納ボックスの音声入出力手段及び撮影
手段が起動して、撮像手段からの画像情報が防災センタ
ーへ送られると共に、防災センターから送られてくる音
声情報が音声入出力手段に供給される一方、音声入出力
手段から出力される音声情報が防災センターへ送られ
る。したがって、防災センター側で集中して複数の消火
器の運用管理が可能になり、また悪戯等による消火器の
持ち出しの防止、現場の確認及び連絡の確保が可能にな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の消火器収納ボ
ックスの実施例について説明する。 A.消火器収納ボックスの構成 (a)消火器収納ボックスの外観構成 図1は本発明に係る消火器収納ボックスの一実施例の外
観を示す正面図である。この図において、消火器収納ボ
ックス10の前面にはCCDカメラ11、インターホン
12、ブザー13、表示部14及び扉15がそれぞれ設
けられている。CCDカメラ11、インターホン12及
びブザー13のうち、特にCCDカメラ11及びインタ
ーホン12は、煙の影響を極力少なくするために床面か
ら1メートルから1.5メートル位の位置に来るように
取り付けられる。
【0010】インターホン12はスピーカ及びマイクを
有しており、スピーカによって音声の出力を行い、マイ
クによって音声の入力を行う。ブザー13と表示部14
は火災が発生時に後述する監視盤30からの制御により
動作する。表示部14にはランプとこのランプをオン/
オフさせるリレーとが設けられており、ランプはリレー
のオン/オフにより点滅する。扉15はノブ16を手前
側に引くことで開けることができるようになっている。
消火器収納ボックス10の内部には扉15の開閉を検出
するリミットスイッチ(この図では省略)が設けられて
おり、扉15がある程度開かれた時からオン状態になる
ように設定されている。20、21の各々は消火器であ
り、消火器収納ボックス10に収納される。消火器収納
ボックス10の内部にはこれら消火器20、21の有無
を検出する接触式スイッチ(この図では省略)が設けら
れている。
【0011】(b)監視システムの全体構成 図2は消火器収納ボックス10を適用した監視システム
の全体構成を示す図である。消火器収納ボックス10は
建物の規模に応じた数だけ建物内の所定の場所に設置さ
れる。これら消火器収納ボックス10は同軸ケーブル5
5を介して防災センターに設置された監視盤30に接続
されている。監視盤30には各消火器収納ボックス10
の他に火災受信機40が接続されており、この火災受信
機40からの移報信号を入力することで、火災が検出さ
れた「警戒区域」に設置された消火器収納ボックス10
を起動する。即ち、この起動によりブザー13が鳴動
し、表示部14が点滅する。更にCCDカメラ11によ
る撮影が開始されると共にインターホンが使用可能にな
る。また、火災が検出された「警戒区域」に設置された
消火器収納ボックス10の他には、「発報階」及び「発
報階の直上階」に設置された各消火器収納ボックス10
のブザー13が鳴動すると共に表示部14が点滅する。
【0012】(c)消火器収納ボックス10の回路構成 図3は消火器収納ボックス10と監視盤30の回路構成
を示すブロック図である。この図において、51はビデ
オ制御部であり、図示せぬA/Dコンバータ、フレーム
メモリ、D/Aコンバータ及び画像処理コンピュータ等
から構成され、CCDカメラ11からの信号を処理して
映像信号を出力する。52は変調器であり、ビデオ制御
部51からの映像信号を所定の周波数の搬送波に乗せて
同軸ケーブル55を介して監視盤30へ送出する。な
お、CCDカメラ11、ビデオ制御部51及び変調器5
2は撮影手段53を構成する。
【0013】60はスピーカ、61はマイク、62は音
声処理回路であり、監視盤30から送られてくる音声信
号を増幅してスピーカ60に供給し、またマイク61か
ら出力される音声信号を増幅して出力する。63は変復
調器であり、同軸ケーブル55を介して監視盤30から
送られてくる変調波から音声信号を復調すると共に、音
声処理回路62からの音声信号を所定の周波数の搬送波
に乗せて同軸ケーブル55を介して監視盤30へ送出す
る。なお、スピーカ60、マイク61、音声処理回路6
2及び変復調器63は音声入出力手段64を構成する。
70は制御部であり、ROM71に記憶されたプログラ
ムに基づいてこの消火器収納ボックス10の各部を制御
する。72はRAMであり、制御部70の動作において
使用される。73は接触式スイッチであり、上述の如く
消火器20及び21の有無を検出する。この場合、接触
式スイッチ73は消火器20及び21を検出している間
はオフ状態になり、消火器20又は21のいずれか一方
でも検出しなくなると、その時点からオン状態になる。
【0014】74はリミットスイッチであり、上述した
ように消火器収納ボックス10の扉15の開閉を検出す
る。この場合、リミットスイッチ74は消火器収納ボッ
クス10の扉15が予め設定した程度開かれた時点から
オン状態になる。75はディップスイッチ等を用いたア
ドレス設定器であり、各消火器収納ボックス10に割り
当てられたアドレス値の設定が行われる。例えば10台
の消火器収納ボックス10を設置する場合は「000
0」から「1001」までのアドレス値が設定される。
76は変復調器(モデム)であり、監視盤30との間の
データの授受を行う。この場合、制御部70からのデジ
タル信号をアナログ信号に変換して監視盤30へ送り、
また監視盤30からのアナログ信号をデジタル信号に変
換して制御部70に供給する。
【0015】(d)消火器収納ボックス10の制御部7
0の主な制御内容 (イ)リミットスイッチ74がオン状態になったことを
検出すると、扉開信号をアドレス値と共にモデム76を
介して監視盤30へ送出する。 (ロ)接触式スイッチ73がオン状態になったことを検
出すると、消火器無し信号をアドレス値と共にモデム7
6を介して監視盤30へ送出する。 (ハ)モデム76を介して撮影手段53を起動させる起
動信号を入力すると、撮影手段53を動作させる。これ
により、CCDカメラ11で撮影された映像が監視盤3
0へ送られる。 (ニ)モデム76を介して音声入出力手段64を起動さ
せる起動信号を入力すると、音声入出力手段64を動作
させる。これにより、監視盤30との間で通話が可能に
なる。 (ホ)モデム76を介してブザー13及び表示部14を
起動させる起動信号を入力すると、ブザー13を鳴動さ
せると共に表示部14を点滅させる。
【0016】(e)監視盤30の回路構成 図3において、80、81の各々はモニタであり、モニ
タ80には消火器収納ボックス10のCCDカメラ11
で撮影された映像が写し出され、モニタ81には消火器
収納ボックス10が配置された階の見取図と、その階に
設置された少なくとも1つの消火器収納ボックス10に
対応するシンボルと、消火器収納ボックス10に設けら
れた接触式スイッチ73及びリミットスイッチ74のそ
れぞれに対応するマークと、コマンド入力メニューとが
グラフィック表示される。図4はモニタ80に写し出さ
れた映像の一例を示す図であり、この例では火災が生じ
ている様子が写し出されている。また、図5はモニタ8
1に表示される画像の一例を示す図であり、火災警戒区
域100〜104と、消火器収納ボックス10に対応す
るシンボル105と、接触式スイッチ73に対応するマ
ーク106と、リミットスイッチ74に対応するマーク
107と、コマンド入力メニュー108とが表示されて
いる。
【0017】モニタ81上に写し出される階の見取り図
は火災警戒区域毎に分けられており、実際に階で火災が
発生すると火災受信機40からの移報信号が入力して、
火災の発生した火災警戒区域が赤色で点滅する。例えば
火災警戒区域100に対応する区域で火災が発生したと
すると、この火災警報区域100が赤色で点滅する。一
方、火災が発生していない状態で、ある消火器収納ボッ
クス10の扉15が開けられたとしてリミットスイッチ
74がオンしたとすると、その消火器収納ボックス10
に対応するシンボル上のリミットスイッチ74に対応す
るマーク107が黄色で点滅する。その後、消火器収納
ボックス10から消火器20又は21のいずれか一つで
も取り出されると、その消火器収納ボックス10に対応
するシンボル上の接触式スイッチ73に対応するマーク
106が赤色で点滅する。
【0018】82は復調器であり、消火器収納ボックス
10から送られてきた変調波から映像信号を復調する。
この復調器82からの映像信号はモニタ80に供給され
る。83は表示制御部であり、制御部84から供給され
るグラフィックデータに基づいてモニタ81上に図5に
示すようなグラフィックを表示する。制御部84はRO
M85に記憶されたプログラムにしたがって監視盤30
の各部を制御する。ROM85には制御部84を制御す
るためのプログラムの他に、消火器収納ボックス10が
配置された階の見取図と、その階に設置された少なくと
も1つの消火器収納ボックス10に対応するシンボル
と、消火器収納ボックス10に設けられた接触式スイッ
チ73及びリミットスイッチ74に対応するマークと、
消火器の点検に使用する消火器点検リストとを、それぞ
れ表示するためのグラフィックデータも記憶されてい
る。86は制御部84の動作において使用されるRAM
である。87は火災受信機40(図2参照)と監視盤3
0とを接続するためのインタフェースである。制御部8
4はこのインタフェース87を介して火災受信機40か
らの移報信号を入力する。
【0019】88は変復調器(モデム)であり、制御部
84と消火器収納ボックス10との間のデータの授受を
行う。この場合、制御部84からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換して消火器収納ボックス10へ送り、ま
た消火器収納ボックス10からのアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して制御部84に供給する。89はキーボ
ードやマウス等で構成される操作部であり、監視盤本体
に対して各種指令の入力や数値入力等に使用される。9
0はスピーカ、91はマイクである。92は音声処理回
路であり、消火器収納ボックス10から送られてくる音
声信号を増幅してスピーカ90に供給し、またマイク9
1から出力される音声信号を増幅して出力する。93は
変復調器であり、消火器収納ボックス10から送られて
きた変調波から音声信号を復調する。復調された音声信
号は音声処理回路92で増幅されてスピーカ90に供給
される。また、変復調器93はマイク91からの音声信
号を所定の周波数の搬送波に乗せて同軸ケーブル55を
介して消火器収納ボックス10へ送出する。
【0020】(f)制御部84の主な制御内容 (イ)モデム88を介して扉開信号とアドレス値を入力
すると、アドレス値で指定される消火器収納ボックス1
0に対応するシンボル内のマーク107を点滅させるた
めの表示データを表示制御部83に供給する。これによ
り、モニタ81に表示された消火器収納ボックス10に
対応するシンボル内のマーク107が黄色で点滅する。 (ロ)扉開信号及びアドレス値を入力した状態で、モニ
タ81上で点滅しているマーク107の火災警戒区域又
は、消火器収納ボックス10のシンボル105を選択す
る操作が行われると、選択された火災警戒区域に設置さ
れた消火器収納ボックス10の音声入出力手段64を起
動させる起動信号をアドレス値と共に送出する。
【0021】(ハ)モデム88を介して消火器無し信号
とアドレス値を入力すると、アドレス値で指定される消
火器収納ボックス10に対応するシンボル内のマーク1
06を点滅させるための表示データを表示制御部83に
供給する。これにより、モニタ81に表示された消火器
収納ボックス10に対応するマーク106が赤色で点滅
する。 (ニ)また、消火器無し信号及びアドレス値を入力する
と、そのアドレス値で指定される消火器収納ボックス1
0の音声入出力手段64を起動させる起動信号を送出す
る。 (ホ)火災受信機40からの移報信号を入力すると、火
災が検出された火災警戒区域を点滅させるための表示デ
ータを表示制御部83に供給する。これにより、モニタ
81上に表示されている各火災警戒区域のうちで発報が
行われた火災警戒区域が赤色で点滅する。例えば図5に
おいて火災警戒区域100において発報が行われた場合
にはこの火災警戒区域100が赤色で点滅する。
【0022】(ヘ)また、火災受信機40からの移報信
号を入力することで、火災が検出された火災警戒区域に
設置された消火器収納ボックス10の撮影手段53及び
音声入出力手段64を起動させる起動信号をアドレス値
と共に送出する。これにより、火災現場の様子がモニタ
80上に表示され、また火災現場に近い消火器収納ボッ
クス10との間で通話が可能になる。 (ト)監視員がモニタ81上に表示されている各火災警
戒区域100〜104のうちで、監視したい火災警戒区
域又は、この区域に設けられた消火器収納ボックス10
のシンボル105をを操作部89のマウスで座標入力す
ると、制御部84は、座標入力した火災警戒区域に設置
された消火器収納ボックス10の撮影手段53及び音声
入出力手段64を起動させる起動信号をアドレス値と共
に送出する。これにより、監視したい火災警戒区域の映
像がモニタ80上に表示される。この場合、制御部84
は火災受信機40からの移報信号を入力していてもマウ
スによる座標入力を最優先する。
【0023】(チ)監視員がモニタ81上に表示されて
いるコマンド入力メニュー108のうちで、消火器点検
部分を操作部89のマウスで座標入力すると、制御部8
4は、ROM85から消火器点検リストを読み出して表
示制御部83に供給する。これにより、モニタ81上に
図6に示すような消火器点検リストが表示される。この
場合、この図は監視員によって各種数値が入力された後
の状態を示している。また、ボックス番号は各消火器収
納ボックス10に割り当てられた番号、消火器番号は各
消火器収納ボックス10に収納されている消火器の番号
である。消火器の番号はこの実施例では1つの消火器収
納ボックス10に消火器を2本収納するので、「1」又
は「2」のみになる。点検日は、消火器の点検を行った
最新日である。この点検日データは、消火器の点検を行
った後に入力される。消火器点検リストに対して所定の
数値の入力が行われた後、監視員が再びコマンド入力メ
ニュー108の消火器点検部分をマウスで座標入力する
と、制御部84は入力された各種数値を消火器点検リス
トの項目に応するようにRAM86に記憶する。
【0024】B.消火器収納ボックス10と監視盤30
の動作 図7は消火器収納ボックス10と監視盤30との間の動
作の一例を時間の経過とともに示したタイムチャートで
ある。まず、消火器収納ボックス10の扉15が開けら
れたとすると、その消火器収納ボックス10から扉開信
号とアドレス値が出力され、その扉開信号とアドレス値
とが監視盤30に入力される。これにより、監視盤30
のモニタ81には、扉開信号を出力した消火器収納ボッ
クス10のシンボル105内のリミットスイッチ74に
対応するマーク107が黄色で点滅する。
【0025】監視盤30のモニタ81上のマーク107
の点滅を確認した監視員が、消火器20又は21が持ち
出されるか否かを確認するために、マーク107が点滅
している火災警戒区域又は、消火器収納ボックス10の
シンボル105をマウスで座標入力すると、座標入力さ
れた火災警戒区域に設置された消火器収納ボックス10
の撮影手段53及び音声入出力手段64を起動させる起
動信号がアドレス値と共にモデム88を介して送出され
る。そして、そのアドレス値に対応する消火器収納ボッ
クス10に起動信号が入力されると、その消火器収納ボ
ックス10の撮影手段53と音声入出力手段64とが起
動する。これにより、監視盤30のモニタ80上に扉開
信号を出力した消火器収納ボックス10の周囲の様子が
写し出され、また消火器収納ボックス10と監視盤30
との間で通話が可能になる。この場合、監視員は消火器
収納ボックス10の扉15を開けた人に対して注意を促
す。以後、停止させる操作が行われるまで撮影手段53
及び音声入出力手段64の動作が継続する。
【0026】一方、扉15が開けられて扉開信号が出力
された後、監視員による上記操作が行われる前に消火器
20又は21が持ち出されて消火器無し信号とアドレス
値が出力されると、その消火器無し信号とアドレス値が
監視盤30に入力される。これにより、監視盤30のモ
ニタ81には消火器無し信号を出力した消火器収納ボッ
クス10の接触式スイッチ73に対応するマーク106
が赤色で点滅する。また同時に、監視盤30のモニタ8
0上に消火器無し信号を出力した消火器収納ボックス1
0の周囲の様子が写し出される。消火器無し信号を入力
した直後は、消火器無し信号が出力された消火器収納ボ
ックス10の音声入出力手段64を起動させる起動信号
をアドレス値と共に送出する。
【0027】アドレス値を指定した消火器収納ボックス
10に制御信号が入力されると、その消火器収納ボック
ス10の撮影手段53と音声入出力手段64とが起動す
る。これにより、監視盤30のモニタ80上に消火器無
し信号を出力した消火器収納ボックス10の周囲の様子
が写し出されると共にその消火器収納ボックス10と監
視盤30との間で通話が可能になる。この場合、監視員
は消火器収納ボックス10から消火器20又は21を持
ち出した人に対して注意を促す。以後、停止させる操作
が行われるまで撮影手段53及び音声入出力手段64の
動作が継続する。
【0028】このように実施例では、消火器収納ボック
ス10の扉15が開かれたことを検出すると扉開信号を
アドレス値と共に監視盤30へ送出し、監視盤30のモ
ニタ81上の扉15が開かれた消火器収納ボックス10
に対応するシンボル内のマーク107を黄色で点滅させ
る。また、消火器20又は21が無くなったことを検出
すると消火器無し信号をアドレス値と共に監視盤30へ
送出し、監視盤30のモニタ81上の消火器20又は2
1が持ち出された消火器収納ボックス10に対応するシ
ンボル内のマーク106を赤色で点滅させる。更に消火
器無し信号を送出した後、監視盤30からの起動信号を
入力すると、撮影手段53及び音声入出力手段64を起
動させ、撮像手段53からの画像情報を監視盤30に送
る一方、監視盤30から送られてくる音声情報を音声入
出力手段64に供給する一方、音声入出力手段64から
出力される音声情報を監視盤30に送出する。
【0029】したがって、監視盤30側で複数の消火器
20及び21の運用管理が可能になり、また監視盤30
側で悪戯等による消火器20又は21の持ち出しに対し
て注意を促すことができ、更に実際に火災等の異常が生
じた場合には現場の確認ができると共に消火器収納ボッ
クス10の周囲にいる人に対して避難誘導を行ったり、
消火器20及び21の搬出など消火の手助け(危険性が
あまり大きくない場合のみ)を依頼することができる。
また、この実施例ではCCDカメラ11とインターホン
12を地上1メートルから1.5メートルの位置に設け
たので煙の影響を極力少なくすることができる。したが
って、監視盤30側では煙の影響の少ない状況判断が可
能になる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限らず、本発
明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具体
的には、次のようにしても良い。 (イ)消火器収納ボックス10の扉15の開閉検出をリ
ミットスイッチで行い、消火器20及び21の有無の検
出を接触式スイッチで行うようにしたが、これらに限定
されるものではなく、例えば反射式赤外線検出器圧力ス
イッチ等で行うようにしてもよい。 (ロ)消火器収納ボックス10の消火器20又は21が
持ち出された場合にのみ自動的に撮影手段53及び音声
入出力手段64を起動させるようにしたが、消火器収納
ボックス10の扉15が開かれた場合でも自動的に撮影
手段53及び音声入出力手段64を起動させるようにし
てもよい。このようにすることで、扉15が開けられて
短時間で消火器20及び21が持ち出されるような場合
に対応することが可能になる。
【0031】(ハ)点検時には扉開信号及び消火器無し
信号が出力されないように禁止手段を消火器収納ボック
ス10に設けてもよい。このようにすることで、点検に
伴う誤報を無くすことができる。 (ニ)監視盤30に消火器点検リストの記憶及び読み出
しを行う機能を設けたが、この点検リストに基づく点検
スケジュールの運用機能を持たせるようにしてもよい。
例えば、点検日又はその数日前から点検済み以外の消火
器を製造年月日の古い順に並び替えて表示するなどの機
能や、使用期日の経過した消火器を表示する機能などを
持たせる。 (ホ)消火器収納ボックス10に設けたブザー13は火
災が発生した場合のみ動作するようにしたが、消火器収
納ボックス10の扉15が開けられた場合でも動作する
ようにしてもよい。このようにすることで、消火器の持
ち出し防止を強化することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果が得ら
れる。 (1)消火器収納ボックス内の消火器が無くなるとその
旨を外部へ報知するようにしたので、外部にて消火器が
収納されているかどうかを確認することができる。 (2)消火器収納ボックスの扉が開かれるとその旨を外
部へ報知するようにしたので、外部にて悪戯等による消
火器の持ち出しを未然に防止することができる。 (3)扉開信号又は消火器無し信号をアドレス値と共に
出力ことで、防災センターからの起動信号を入力する
と、音声入出力手段及び撮影手段を起動させ、撮像手段
からの画像情報を防災センターへ送ると共に、防災セン
ターから送られてくる音声情報を音声入出力手段に供給
する一方、音声入出力手段から出力される音声情報を防
災センターへ送るようにしたので、防災センター側で集
中して複数の消火器を運用管理が可能になり、また悪戯
等による消火器の持ち出しの防止、現場の確認及び連絡
の確保等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る消火器収納ボックスの一実施例の
外観を示す正面図である。
【図2】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムを示す構成図である。
【図3】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムの回路構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムの監視盤のモニタの表示例を示す図である。
【図5】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムの監視盤のモニタの表示例を示す図である。
【図6】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムの監視盤のモニタに表示される消火器点検リス
トを示す図である。
【図7】同実施例の消火器収納ボックスを適用した監視
システムの動作の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 消火器収納ボックス 11 CCDカメラ 12 インターホン 13 ブザー 14 表示部 15 扉 20、21 消火器 30 監視盤 40 火災受信機 51 ビデオ制御部 52 変調器 53 撮影手段 55 同軸ケーブル 60、90 スピーカ 61、91 マイク 62、92 音声処理回路 63、93 変復調器 64 音声入出力手段 70、84 制御部 71、85 ROM 72、86 RAM 73 接触式スイッチ 74 リミットスイッチ 76、88 変復調器 80、81 モニタ 82 復調器 83 表示制御部 87 インタフェース 89 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火器収納ボックス内の消火器の有無を
    検出する消火器検出手段と、 この消火器検出手段にて前記消火器が検出されなくなっ
    た場合にその旨を外部に報知する報知手段と、を備えた
    ことを特徴とする消火器収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記消火器収納ボックスの扉の開閉を検
    出する扉開閉検出手段を更に備え、 前記報知手段は、前記扉開閉検出手段にて前記消火器収
    納ボックスの扉が開かれたことが検出された場合にその
    旨を外部に報知することを特徴とする請求項1記載の消
    火器収納ボックス。
  3. 【請求項3】 音声の入出力を行う音声入出力手段と、 消火器収納ボックスの周辺域を撮影する撮影手段と、 アドレス値を設定するアドレス設定手段と、 前記扉開閉手段にて前記消火器収納ボックスの扉が開か
    れたことが検出されると扉開信号と共に前記アドレス設
    定手段により設定されたアドレス値を防災センターへ出
    力する扉開信号出力手段と、 前記消火器検出手段にて前記消火器が無くなったことが
    検出されると消火器無し信号と共に前記アドレス設定手
    段により設定されたアドレス値を前記防災センターへ出
    力する消火器無し信号出力手段と、 この消火器無し信号出力手段又は前記扉開信号出力手段
    から信号が出力された後に前記防災センターからの起動
    信号によって前記音声入出力手段及び撮影手段を起動し
    て、前記撮像手段からの画像情報を前記防災センターへ
    送る一方、前記防災センターから送られてくる音声情報
    を前記音声入出力手段に供給し、また前記音声入出力手
    段から出力される音声情報を前記防災センターへ送る通
    信制御手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1
    乃至2のいずれに記載の消火器収納ボックス。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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