JPH08299461A - 腔内用アプリケータ - Google Patents

腔内用アプリケータ

Info

Publication number
JPH08299461A
JPH08299461A JP7114669A JP11466995A JPH08299461A JP H08299461 A JPH08299461 A JP H08299461A JP 7114669 A JP7114669 A JP 7114669A JP 11466995 A JP11466995 A JP 11466995A JP H08299461 A JPH08299461 A JP H08299461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lumen
applicator
treatment
shaft
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7114669A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nagase
徹 長瀬
Shinji Hatta
信二 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7114669A priority Critical patent/JPH08299461A/ja
Publication of JPH08299461A publication Critical patent/JPH08299461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は温熱治療と放射線治療とが同時に併用
される治療中でも患者に苦痛や不快感等の負担を与える
ことを防止することを最も主要な特徴とする。 【構成】挿入部3に放射線治療用の密封小線源11を挿
通する第1のルーメン9aを形成するとともに、挿入対
象管腔内における挿入部3の挿入部分の流体の流通を確
保する管腔内流通用の第2のルーメン9bを設けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体、特に生体腔内に挿
入され、体腔内に生じた患部を加温して治療するハイパ
ーサーミア装置の腔内用アプリケータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハイパーサーミア装置の腔内用
アプリケータとしてUSP5,119,832がある。
これは、生体腔内に挿入されるプローブの先端に加熱治
療用のリング電極が配設されるとともに、プローブの本
体内に先端から末端に貫通して1つのルーメンが形成さ
れる構成になっている。
【0003】また、実開昭64−46056号公報には
生体腔内に挿入される挿入部を形成するシャフトに温熱
治療用電極のRF給電線挿通用通路、温度センサのリー
ド線挿通用通路、冷却液還流路等の各通路が形成され、
これらの各通路がシャフトの先端部まで延びている構成
のものが示されている。さらに、同公報のシャフトには
放射線治療用の放射線源を挿通する管路が設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から体
腔内に生じた患部の治療効果を高めるためにハイパーサ
ーミア装置の腔内用アプリケータによる温熱治療と同時
に放射線治療を併用することが行われている。ここで、
ハイパーサーミア装置の腔内用アプリケータとしてUS
P5,119,832のプローブを使用する場合には治
療の間、プローブ本体の貫通ルーメン内に放射線治療用
の腔内照射用線源が挿入される。
【0005】しかしながら、プローブ本体の貫通ルーメ
ン内に放射線治療用の腔内照射用線源が挿入された場合
にはこの腔内照射用線源によってプローブ本体の貫通ル
ーメン内が塞がれてしまうので、このプローブ本体を生
体管腔内に挿入した状態で放射線治療を併用する場合に
は生体管腔内がこのプローブ本体によって閉塞される問
題がある。そのため、例えば、肺癌治療のためにUSP
5,119,832のプローブを気管に挿入した場合に
は、気管内がこのプローブ本体によって塞がれるので、
放射線治療中、患者の呼吸を苦しめるおそれがある。
【0006】さらに、直腸などの治療にUSP5,11
9,832のプローブを用いる場合には、放射線治療
中、やはり腸が塞がれるので、腸内のガスや汚物が流れ
出ることが出来ず、患者に不快感を与えるおそれがあ
る。
【0007】また、実開昭64−46056号公報の腔
内用アプリケータを生体腔内に挿入した場合にもこのア
プリケータによって生体管腔内が閉塞されるので、US
P5,119,832のプローブを用いる場合と同様に
生体管腔内の流体の流通を確保することが難しい問題が
ある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、温熱治療と放射線治療とが同時に併用
される治療中でも患者に苦痛や不快感等の負担を与える
ことが防止できる腔内用アプリケータを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は挿入対象管腔内
に挿入される挿入部の先端部に加熱治療部が配設された
腔内用アプリケータにおいて、前記挿入部に放射線治療
用の放射線源を挿通する放射線源挿通路を形成するとと
もに、前記挿入対象管腔内における前記挿入部の挿入部
分の流体の流通を確保する管腔内流通用の流通路を設け
たものである。
【0010】
【作用】挿入部の放射線源挿通路に放射線治療用の放射
線源を挿入することにより、加熱治療部による温熱治療
と放射線治療とが同時に併用される治療中、挿入部の管
腔内流通用の流通路によって挿入対象管腔内における挿
入部の挿入部分の流体の流通が確保されるようにしたも
のである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)〜
図3を参照して説明する。図1(A)は本発明の第1の
実施例の治療装置全体の概略構成を示すものである。こ
の治療装置には患者Hの体腔内に挿入される腔内用アプ
リケータである温熱治療と同時に放射線治療を併用可能
な内腔アプリケータ1と、患者Hの体外に巻き付け状態
で装着される体外アプリケータ2とが設けられている。
【0012】また、内腔アプリケータ1には挿入対象管
腔内、例えば図1(A)に示すように口腔H1 から気管
支H2 内に挿入される挿入部3の先端部に加熱治療部4
が配設されている。ここで、内腔アプリケータ1の挿入
部3にはシリコンゴム等で柔軟に構成されたシャフト5
が設けられている。
【0013】さらに、加熱治療部4には図1(B)に示
すようにシャフト5の先端部にコイル状に巻装された加
温用高周波電極6が設けられている。また、シャフト5
の先端部には加温用高周波電極6の周囲に膨脹、収縮可
能な袋状のバルーン7が配設され、このバルーン7内に
加温用高周波電極6が内包されている。さらに、バルー
ン7の表面上には温度センサ8a,8bの感応点が配設
されている。なお、シャフト5の先端部にはアプリケー
タ1を挟窄部位に挿入しやすくするためのテーパ形状の
先細部5aが形成されている。
【0014】また、シャフト5の内部には図1(C)に
示すようにそれぞれ軸心方向に延設された6つのルーメ
ン9a〜9fが形成されている。そして、このシャフト
5は6つのルーメンを備えたマルチルーメンチューブに
よって形成されている。
【0015】ここで、シャフト5の軸心位置に配置され
た第1のルーメン9aの周壁面には例えばフッ素樹脂等
の摩擦抵抗の少ない部材で構成されたチューブ10が配
設されている。そして、この第1のルーメン9aによっ
て放射線治療用の放射線源である密封小線源11を挿通
する放射線源挿通路が形成されている。また、この第1
のルーメン9aの先端部は閉塞されている。そして、第
1のルーメン9aに挿入された密封小線源11の先端部
はバルーン7の装着部分と対応する位置に配置されてい
る。
【0016】さらに、第1のルーメン9aの周囲にはシ
ャフト5の全長にわたって延伸する第2のルーメン9b
と、バルーン7内に精製水等の還流用冷媒を供給するた
めの冷媒供給通路を形成する第3のルーメン9cと、バ
ルーン7内の冷媒を排出するための冷媒排出通路を形成
する第4のルーメン9dと、加温用高周波電極6へRF
電力を供給する導線12を挿通する導線挿通路を形成す
る第5のルーメン9eと、温度センサ8a,8bの信号
線13を挿通する信号線挿通路を形成する第6のルーメ
ン9fとが配置されている。
【0017】ここで、第2のルーメン9bの先端部は図
2に示すようにシャフト5の先端開口部14に連通され
ている。さらに、この第2のルーメン9bの基端部はシ
ャフト5の外部に突設された連結チューブ15の先端の
口金16の開口部に連通されている。そして、第2のル
ーメン9bによって挿入対象管腔内における挿入部3の
挿入部分の流体の流通を確保する管腔内流通用の流通路
が形成されている。
【0018】また、第2のルーメン9bの周壁面には例
えばフッ素樹脂等の摩擦抵抗の少ない部材で構成された
チューブ17が配設されている。そして、この第2のル
ーメン9b内には必要に応じてガイドワイヤ18が挿通
可能になっている。
【0019】また、シャフト5の基端部には導線12の
基端部に接続され、加温用高周波電極6へ高周波電力を
供給するRFコネクタ19と、温度センサ8a,8bの
信号線13の基端部に接続された温度センサコネクタ2
0と、第3のルーメン9cの基端部に連結された冷媒供
給チューブ21の先端の冷媒入口コネクタ22と、第4
のルーメン9dの基端部に連結された冷媒排出チューブ
23の先端の冷媒出口コネクタ24と、密封小線源11
の接続コード25の基端部に接続された小線源コネクタ
26とが設けられている。
【0020】さらに、内腔アプリケータ1のRFコネク
タ19には高周波電流を供給する電源27に一端が接続
された接続コード28の他端部が接続されている。さら
に、高周波電源27には体外アプリケータ2に装着され
た図示しない体外電極が接続コード29を介して接続さ
れている。そして、内腔アプリケータ1の加温用高周波
電極6と体外アプリケータ2の体外電極との間に高周波
電流が通電された際に、バルーン7の周囲の体腔壁面の
患部が温熱治療されるようになっている。
【0021】また、小線源コネクタ26には放射線治療
用の放射線源30の接続コード31が接続されている。
そして、密封小線源11から出射される放射線によって
放射線治療が行われるようになっている。
【0022】さらに、温度センサコネクタ20には図示
しない温度測定器の接続コードが接続されている。ま
た、冷媒入口コネクタ22には図示しないポンプ等の冷
媒還流手段の吐出ポートに連結された冷媒供給チュー
ブ、冷媒出口コネクタ24には同様に冷媒還流手段の吸
込みポートに連結された冷媒排出チューブがそれぞれ連
結されている。そして、体腔壁面の患部が温熱治療時に
は冷媒還流手段が駆動され、バルーン7内に精製水等の
冷媒が還流されるようになっている。また、シャフト5
の外周面にはアプリケータ1の挿入長を示す数字、目盛
り等からなるマーキング32a,32bが放射線造影剤
等で表示されている。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、本実施例の治療装置を気管支癌の治療に適用した
場合には体外アプリケータ2が患者Hの胸部に巻き付け
状態で装着されるとともに、内腔アプリケータ1が患者
Hの体腔内、例えば口腔H1から気管支H2 内に挿入さ
れる。
【0024】また、内腔アプリケータ1の挿入部3の放
射線源挿通路を形成するシャフト5の第1のルーメン9
a内に放射線治療用の密封小線源11を挿入することに
より、加熱治療部4の加温用高周波電極6による温熱治
療と密封小線源11からの放射線治療とが同時に併用さ
れる。さらに、温熱治療と放射線治療との併用治療中、
挿入部3の管腔内流通用の流通路を形成する第2のルー
メン9bによって挿入対象管腔内における挿入部3の挿
入部分、すなわち気管支H2 内の流体の流通が確保され
る。このように気管支H2 の治療においては治療中の気
道を確保することが重要であり、シャフト5の第2のル
ーメン9bによる開口部でこの気道が確保される。
【0025】さらに、シャフト5の第2のルーメン9b
は内腔アプリケータ1を気管支H2に挿入する際のガイ
ドワイヤ18の挿通孔として使用しても良い。そして、
シャフト5の第2のルーメン9bをガイドワイヤ18の
挿通孔として使用した場合には第2のルーメン9bの周
壁面に配設されたフッ素樹脂等の摩擦抵抗の少ない部材
で構成されたチューブ17がガイドワイヤ18のすべり
性確保のために有効となる。
【0026】そこで、本実施例によれば次の効果を奏す
る。すなわち、本実施例の治療装置による治療時には内
腔アプリケータ1のシャフト5の先端部に配設された加
温用高周波電極6からの電磁波による加温治療と、密封
小線源11からの放射線の照射による放射線治療が同時
に実施できるとともに、シャフト5の第2のルーメン9
bによる開口部で温熱治療と放射線治療との併用治療中
における気道の確保ができるため、呼吸器系疾患の集学
的治療が可能となる。
【0027】さらに、シャフト5の軸心位置に配置され
た第1のルーメン9aの先端部を閉塞し、第1のルーメ
ン9aに挿入された密封小線源11の先端部を第1のル
ーメン9aの先端閉塞部に当接させることにより、バル
ーン7の装着部分と対応する位置に正しく位置決めでき
るようにしたので、密封小線源11の偏心による瘻孔発
生を防止でき、治療の安全性の向上を図ることができ
る。
【0028】また、図3に示すように第1の実施例の治
療装置の使用時には内腔アプリケータ1を患者Hの咽頭
に開口した外科的開口H3 を通して気管支H2 側に挿入
するようにしてもよい。
【0029】また、図4は本発明の第2の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の内腔アプリケ
ータ1におけるシャフト5の管腔内流通用流通路を形成
する第2のルーメン9bの先端開口部14を閉塞すると
ともに、シャフト5の先端部外周面に側面開口部41を
設け、この側面開口部41に第2のルーメン9bの先端
部を連結させたものである。
【0030】そこで、本実施例ではシャフト5の先端部
外周面の側面開口部41に第2のルーメン9bの先端部
を連結させたので、内腔アプリケータ1を患者の体腔内
に挿入する際に第2のルーメン9bの先端部の側面開口
部41に異物が詰まるおそれがない。そのため、シャフ
ト5の先端面に第2のルーメン9bの先端開口部14が
形成されている場合のように内腔アプリケータ1を患者
の体腔内に挿入する際に第2のルーメン9bの先端開口
部14に異物が詰まり、第2のルーメン9bの先端開口
部14が閉塞されることを防止できるので、異物の詰ま
り等のように不用意な気道閉塞が防止でき、治療の安全
性を一層高めることができる。
【0031】また、図5は本発明の第3の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の内腔アプリケ
ータ1のシャフト5の先端部外周面に第2のルーメン9
bに連通させた複数の側面開口部42を設けたものであ
る。
【0032】そこで、本実施例では内腔アプリケータ1
のシャフト5の先端面の先端開口部14によってガイド
ワイヤ18の挿通性を確保することができる。さらに、
内腔アプリケータ1を患者の体腔内に挿入する際にシャ
フト5の先端面の先端開口部14に異物が詰まり、この
先端開口部14が閉塞された場合であってもシャフト5
の先端部外周面の他の側面開口部42によって気道を確
保することができる。
【0033】したがって、本実施例によれば、ガイドワ
イヤ18の挿通性を損なわずに不用意な気道閉塞が防止
できるため、治療時の操作性の向上及び安全性の向上を
同時に図ることができる。
【0034】また、図6は本発明の第4の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の内腔アプリケ
ータ1のシャフト5の先端開口部14をシャフト5の先
端の先細部5aのテーパ面に形成するとともに、シャフ
ト5の先端部外周面に第2のルーメン9bに連通させた
複数の側面開口部43を設けたものである。
【0035】そこで、本実施例では内腔アプリケータ1
のシャフト5の先端の先細部5aのテーパ面の先端開口
部14によってガイドワイヤ18の挿通性を確保するこ
とができるとともに、内腔アプリケータ1を患者の体腔
内に挿入する際にシャフト5の先端開口部14に異物が
詰まり難くすることができる。また、この先端開口部1
4が閉塞された場合であってもシャフト5の先端部外周
面の他の側面開口部42によって確実に気道を確保する
ことができる。
【0036】したがって、本実施例によれば、ガイドワ
イヤ18の挿通性を確保しつつ、内腔アプリケータ1の
挿入時に第2のルーメン9bが異物によって閉塞される
おそれを少なくすることができるので、治療時の操作性
の向上及び安全性の向上を同時に図ることができる。
【0037】また、図7は本発明の第5の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の治療装置の内
腔アプリケータ1を2つ用いるとともに、体外アプリケ
ータ2を省略したものである。ここで、高周波電源27
には2つの内腔アプリケータ1の加温用高周波電極6が
それぞれ接続コード28を介して接続されている。その
ため、一方の内腔アプリケータ1の加温用高周波電極6
と他方の内腔アプリケータ1の加温用高周波電極6とが
対極することとなる。
【0038】さらに、放射線治療用の放射線源30は2
つ設けられている。そして、一方の放射線源30は接続
コード31を介して一方の内腔アプリケータ1の密封小
線源11に接続され、他方の放射線源30も同様に接続
コード31を介して他方の内腔アプリケータ1の密封小
線源11に接続されている。
【0039】そして、本実施例の治療装置の使用時には
気管等の生体管腔H4 の分岐部H40の2つの管腔組織H
41,H42のうちの一方の管腔組織H41に一方の内腔アプ
リケータ1が挿入され、他方の管腔組織H42に他方の内
腔アプリケータ1が挿入される。そのため、一方の内腔
アプリケータ1の加温用高周波電極6と他方の内腔アプ
リケータ1の加温用高周波電極6との間に高周波電流が
通電されることにより、2つの内腔アプリケータ1の加
温用高周波電極6間に挟まれた部分、すなわち生体管腔
の分岐部H4 の2つの管腔組織H41,H42間に発生した
腫瘍病変部H43が温熱治療されるようになっている。
【0040】したがって、本実施例によれば、生体管腔
の分岐部H4 の2つの管腔組織H41,H42間に発生した
腫瘍病変部H43のような狭小範囲で、加温用高周波電極
6からの電磁波による加温治療と小線源11からの放射
線の照射による放射線治療が同時に効率よく、簡便に実
現できる。さらに、体外アプリケータ2の体外電極を不
要とすることができる。
【0041】また、図8は本発明の第6の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の内腔アプリケ
ータ1のシャフト5の先端部に前後一対の加温用高周波
電極6A,6Bを適宜の間隔を存して並設するととも
に、体外アプリケータ2を省略したものである。ここ
で、高周波電源27には内腔アプリケータ1の2つの加
温用高周波電極6A,6Bがそれぞれ接続コード28を
介して接続されている。そのため、前方の加温用高周波
電極6Aと後方の加温用高周波電極6Bとが対極するこ
ととなる。
【0042】また、前後一対の加温用高周波電極6A,
6Bの周囲にはそれぞれバルーン7A,7Bが配設さ
れ、各バルーン7A,7B内に加温用高周波電極6A,
6Bが内包されている。さらに、放射線治療用の放射線
源30は接続コード31を介して内腔アプリケータ1の
密封小線源11に接続されている。
【0043】そして、本実施例の治療装置の使用時には
略直線状の生体管腔H5 に内腔アプリケータ1が挿入さ
れた際に、この内腔アプリケータ1の前後のバルーン7
A,7B間に挟まれた部分の管腔組織に発生した腫瘍病
変部H51が温熱治療されるようになっている。
【0044】したがって、本実施例によれば、略直線状
の生体管腔H5 の管腔組織に発生した腫瘍病変部H51
ような狭小範囲で、前後の加温用高周波電極6A,6B
からの電磁波による加温治療と小線源11からの放射線
の照射による放射線治療が同時に効率よく、簡便に実現
できる。ここで、小線源11は前後の加温用高周波電極
6A,6Bの間に配置させた状態で放射線照射を行うこ
とが望ましい。
【0045】さらに、本実施例では図7の第5の実施例
の治療装置に比べて内腔アプリケータ1の挿入面積は半
分で済むため、生体内における治療の適用範囲を広げる
ことができる。
【0046】また、図9〜図14(B)は本発明の第7
の実施例を示すものである。図9は治療装置全体の概略
構成を示すものである。この治療装置は放射線シールド
壁51によって放射線シールドされた治療室52で使用
される。この治療室52内には患者H用のベッド53、
温熱治療用のハイパーサーミア装置54、放射線治療用
の放射線源である小線源治療機本体55が設置されてい
るとともに、治療室52の外には小線源治療機本体55
に接続された小線源治療機コントローラ56が設置され
ている。
【0047】また、治療装置には患者Hの体腔内に挿入
される腔内用アプリケータである温熱治療と同時に放射
線治療を併用可能な内腔アプリケータ61と、患者Hの
体外に巻き付け状態で装着される体外アプリケータ62
とが設けられている。
【0048】また、内腔アプリケータ61には患者Hの
体腔内に挿入される挿入部63が設けられている。この
挿入部63にはシリコンゴム等で柔軟に構成されたシャ
フト64が設けられている。
【0049】さらに、シャフト64の先端部には図10
に示す加熱治療部65が配設されている。この加熱治療
部65にはシャフト64の先端部外周面に取付けられた
平板状の加温治療用高周波電極66が設けられている。
この加温治療用高周波電極66は図11に示すようにシ
ャフト64の先端部外周面の略1/3程度を覆う状態で
配設されている。
【0050】また、シャフト64の先端部一側面には加
温用高周波電極66の周囲に膨脹、収縮可能な袋状のバ
ルーン67が配設され、このバルーン67内に加温用高
周波電極66が内包されている。なお、加温用高周波電
極66は板状のものに限定されるものではなく、メッシ
ュ状の加温治療用高周波電極等を設けてもよい。
【0051】さらに、バルーン67の表面上には温度セ
ンサ68が取付けられている。この温度センサ68とし
ては熱電対、白金素子温度センサ、光ファイバ温度セン
サ、サーミスタ等があり、どれを用いても良い。
【0052】また、シャフト64の内部には図11に示
すようにそれぞれ軸心方向に延設された6つのルーメン
69a〜69fが形成されている。そして、このシャフ
ト64は6つのルーメンを備えたマルチルーメンチュー
ブによって形成されている。
【0053】ここで、シャフト64の6つのルーメン6
9a〜69fのうち最も大きい第1のルーメン69aは
加温用高周波電極66が配置されている部分とは反対側
に配置されている。この第1のルーメン69aはシャフ
ト64の先端面に形成された先端開口部70および図1
2に示すようにシャフト64の後端面に形成された後端
開口部71にそれぞれ連通されている。そして、この第
1のルーメン69aによって挿入対象管腔内における挿
入部63の挿入部分の流体の流通を確保する管腔内流通
用の流通路が形成されている。
【0054】また、加温用高周波電極66が配置されて
いる側のシャフト64の壁部には第1のルーメン69a
以外の各ルーメン69b〜69fが配置されている。こ
こで、第2のルーメン69bによって放射線治療用の放
射線源である密封小線源72を挿通する放射線源挿通路
が形成されている。さらに、第3のルーメン69cによ
ってバルーン67内に冷却水を給水する給水路、第4の
ルーメン69dによってバルーン67内の冷却水を排出
する排水路、第5のルーメン69eによって温度センサ
68の信号線73を挿通する信号線挿通路、第6のルー
メン69fによって加温用高周波電極66へRF電力を
供給する加温治療用高周波電極ケーブル74の挿入路が
それぞれ形成されている。なお、75は密封小線源72
のガイドチューブである。
【0055】また、シャフト64内の給水路の第3のル
ーメン69cと排水路の第4のルーメン69dとはバル
ーン67の内部に開口する開口部に連通され、バルーン
67の内部に入る冷却水の給水と排水とを行えるように
なっており、バルーン67の内部には冷却水が循環され
るようになっている。
【0056】さらに、温度センサ68の信号線73はシ
ャフト64内の第5のルーメン69eからバルーン67
の手前でシャフト64の外に取り出され、バルーン67
の表面上に温度センサ68が取付けられている。
【0057】また、加温治療用高周波電極ケーブル74
はシャフト64内の第6のルーメン69fからバルーン
67内に取り出され、加温治療用高周波電極66に接続
されている。
【0058】また、加温用高周波電極66が配置されて
いる側のシャフト64の壁部に配置された各ルーメン6
9b〜69fのうち、放射線源挿通路を形成する第2の
ルーメン69bは中央位置に配置されている。さらに、
第2のルーメン69bに小線源ガイドチューブ75を介
して挿入された小線源72は図10に示すように加熱治
療部65の軸方向ほぼ中央位置に配置されている。な
お、放射線源挿通路である第2のルーメン69bは必ず
しも図10に示すようにシャフト64の先端まで貫通し
ている必要は無く、小線源72をバルーン67と対応す
る位置まで挿入するのに必要な位置まで穿設され、この
第2のルーメン69bの先端部分は塞がれている構成に
してもよい。
【0059】また、シャフト64の手元部では図12に
示すように冷却水の給水路である第3のルーメン69c
に給水チューブ76の一端部が連結され、冷却水の排水
路である第4のルーメン69dに排水チューブ77の一
端部が連結されている。そして、これらの給水チューブ
76および排水チューブ77の他端部は第5のルーメン
69eに挿入される温度センサ68の信号線73の基端
部および第6のルーメン69fに挿入される加温治療用
高周波電極ケーブル74の基端部とともにハイパーサー
ミア装置54に接続されている。
【0060】さらに、このハイパーサーミア装置54に
は体外アプリケータ62の図示しない体外電極が電極ケ
ーブル78を介して接続されている。また、シャフト6
4の第2のルーメン69bに挿入される密封小線源72
のガイドチューブ75の基端部は小線源治療機本体55
に接続されている。
【0061】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施例の治療装置によって加温治療・放射線照射治療
を併用する実際の使用場面では図9に示すように放射線
シールド壁51によって放射線シールドされた治療室5
2で本治療装置が使用される。そして、この治療装置の
使用時には、まず、体外アプリケータ62を患者Hの体
外に巻き付け状態で装着する。この状態で、体外アプリ
ケータ62を電極ケーブル78を介してハイパーサーミ
ア装置54に接続するとともに、内腔アプリケータ61
の給水チューブ76、排水チューブ77、温度センサ6
8の信号線73、加温治療用高周波電極ケーブル74を
それぞれハイパーサーミア装置54に接続する。そし
て、送水・排水管路系の空気抜きを行い、その後、内腔
アプリケータ61のバルーン67内の冷却水を吸引する
ことによってこのバルーン67をしぼませる。その状態
で内腔アプリケータ61を患者Hの体腔内に挿入する。
【0062】なお、小線源ガイドチューブ75について
は、内腔アプリケータ61を患者Hに挿入する前に内腔
アプリケータ61の第2のルーメン69bに入れてもよ
く、或いは内腔アプリケータ61を患者Hに挿入した後
に内腔アプリケータ61の第2のルーメン69bに入れ
てもよい。
【0063】また、内腔アプリケータ61を患者Hに挿
入後、バルーン67内に冷却水を再度注入し、バルーン
67を膨らませた状態で循環させる。これによって、バ
ルーン67の表面が体腔内表面に密着し、内腔アプリケ
ータ61の先端部が体腔内に固定される。
【0064】ここで、図13(A)は内腔アプリケータ
61を患者Hの気管支H2 内に挿入した場合の装着状態
を示すものである。なお、H6 は肺である。そして、本
実施例の内腔アプリケータ61ではシャフト64の第1
のルーメン69aによって管腔内流通用の流通路が形成
されているので、バルーン67を拡張してもこの内腔ア
プリケータ61が挿入された気管支H2 内の流体の流通
を確保することができ、患者Hの呼吸が可能となる。
【0065】また、本実施例の内腔アプリケータ61の
適用部位は、肺H6 に限らず、図13(B)〜(D)、
図14(A),(B)に示す各部分に適用してもよい。
ここで、図13(B)は内腔アプリケータ61を患者H
の口腔H1 から食道H7 内に挿入して装着した状態を示
すものである。さらに、図13(C)は内腔アプリケー
タ61を患者Hの肛門H8 から直腸H9 内に挿入して装
着した状態、S字結腸H10内に挿入して装着した状態、
結腸H11内に挿入して装着した状態をそれぞれ示すもの
である。また、図13(D)は内腔アプリケータ61を
患者Hの胆管H12内に挿入して装着した状態を示すもの
で、H13は肝臓である。
【0066】また、図14(A)は内腔アプリケータ6
1を患者Hの尿道H14から前立腺H15や膀胱H16内に挿
入して装着した状態を示すものである。さらに、図14
(B)は内腔アプリケータ61を患者Hの腟H17内に挿
入して装着した状態、子宮H18内に挿入して装着した状
態をそれぞれ示すものである。
【0067】この後の準備は、小線源治療機本体55お
よびハイパーサーミア装置54のそれぞれの準備に従っ
て行われる。実際の治療の手順については、使用する医
師のプロトコルによって異なる。
【0068】ここでは、一例として、内腔アプリケータ
61の密封小線源72による高線量照射と、加温用高周
波電極66による加温治療(ハイパーサーミア)の同時
併用について記述する。まず、内腔アプリケータ61の
加温用高周波電極66によるハイパーサーミアを開始
し、温度が安定したところで術者はシールドルームであ
る治療室52の外に出る。
【0069】この時、ハイパーサーミア装置54が外部
でコントロールできたり、温度状況等が治療室52の外
のモニタ等に表示される構成になっていることが最も望
ましい。または、ハイパーサーミア装置54の表示パネ
ル部分が治療室52の外から見れる方向に向いているだ
けでも良い。
【0070】次に、術者は、治療室52の外にある小線
源治療機コントローラ56を用いて小線源治療機本体5
5から小線源ガイドチューブ75を介して患者Hの体腔
内に小線源72を送り込む。
【0071】ここで、小線源ガイドチューブ75は内腔
アプリケータ61の放射線源挿通路を形成する第2のル
ーメン69bに挿入されており、結果として小線源72
は図10に示されるように内腔アプリケータ61の先端
部の軸方向中央で中心軸からずれたところに位置され
る。この状態で、小線源72から腔内照射が所定の時間
行われ、その放射線治療後、小線源72は小線源治療機
本体55に回収される。
【0072】さらに、ハイパーサーミア装置54による
加温治療は、小線源72からの放射線照射後も継続さ
れ、所定の加温時間が経過したところで自動的に加温終
了となる。但し、小線源72からの放射線照射が低線量
照射の場合には、照射時間が長い為、小線源72からの
放射線照射中に加温が終了することもあるし、小線源7
2からの放射線照射の途中からハイパーサーミア装置5
4による加温治療を開始することも可能である。
【0073】また、ハイパーサーミア装置54による加
温治療と小線源72からの放射線照射による放射線治療
とを同時に行わずに、小線源72からの放射線照射後に
加温治療を行う手順にしたり、または加温治療後に小線
源72からの放射線照射というプロトコルも可能であ
る。
【0074】これによって、腔内の癌治療で、全身的な
副作用の少ない小線源72からの放射線治療と腔内ハイ
パーサーミアの併用療法を行う場合に、患者Hに内腔ア
プリケータ61を挿入する回数が1回ですみ、簡便に行
えるようになる。また、小線源72からの放射線治療と
腔内ハイパーサーミアの同時併用が可能となり、併用効
果を増大させることができる。
【0075】また、内腔アプリケータ61のシャフト6
4の第1のルーメン69aによって挿入対象管腔内にお
ける挿入部63の挿入部分の流体の流通を確保する管腔
内流通用の流通路を形成したので、気管や気管支の治療
に内腔アプリケータ61を用いても患者Hの呼吸が可能
であり、内腔アプリケータ61の適用範囲が拡大すると
ともに、患者Hへの負担も軽減する。
【0076】また、小線源72が内腔アプリケータ61
のシャフト64内の加温治療用高周波電極66の内側部
分に配置されているので、小線源72の為に加温治療用
高周波電極66による加温分布が歪められることがな
い。
【0077】また、密封小線源72の放射線源挿通路を
形成する第2のルーメン69bの先端部分を塞いだ構成
にした場合には、内腔アプリケータ61を患者Hの体腔
内に挿入した際に第2のルーメン69bの内部に患者H
の保有する菌が侵入し、汚染されることが無い。なお、
第2のルーメン69bが先端まで開いている構成にした
場合には、内腔アプリケータ61のシャフト64の製作
が容易となる。
【0078】また、図15は本発明の第8の実施例を示
すものである。本実施例は第7の実施例の内腔アプリケ
ータ61のシャフト64の先端部に、第7の実施例のバ
ルーン67の反対側にもう1つ第2のバルーン81を設
けるとともに、シャフト64の内部にこの第2のバルー
ン81を拡張する為の給排気路82を設けたものであ
る。
【0079】そして、本実施例の内腔アプリケータ61
の実際の使用時には、第2のバルーン81にはシリンジ
等を用いて空気を送り込んで拡張し、バルーン67への
冷却水の循環によるバルーン67の拡張と共に内腔アプ
リケータ61の体腔内での位置決めに利用される。な
お、第2のバルーン81へ送り込む空気は循環する必要
な無いので、給排気路82は1つで良い。この場合、内
腔アプリケータ61の手元部から出た給排気路82に接
続されたチューブには、活栓がついていると便利であ
る。
【0080】そこで、本実施例では、第7の実施例の効
果が確保されていると共に、より確実に小線源72から
の放射線照射や、加温用高周波電極66による加温治療
の方向性が出る。また、内腔アプリケータ61のシャフ
ト64の先端部にはバルーン67および第2のバルーン
81の2つのバルーンが両側に装着されているので、こ
の内腔アプリケータ61のシャフト64の外径寸法に比
べて体腔の内径が大きい場合にも内腔アプリケータ61
の位置決めが確実に行える。
【0081】次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下
記の通り付記する。 記 (付記項1) 放射線源挿通用ルーメンと、気道用ルー
メンとを有するハイパーサーミアアプリケータ。
【0082】(付記項1の効果) 上記構成により、ア
プリケータに放射線源を挿通しても気道の確保が出来
る。そのため、温熱放射線同時併用治療中、気管や直腸
等の生体管腔を閉塞しないので、患者に苦痛や不快感等
の負担を与えること無く治療出来る。
【0083】(付記項2) 気道用ルーメンが、アプリ
ケータ挿入部を形成するシャフトの軸中心に対して偏心
して設けられた付記項1に記載のハイパーサーミアアプ
リケータ。
【0084】(付記項3) 上記シャフト軸中心を挟ん
で気道用ルーメンと対向する側に加温用電極を配置した
付記項2に記載のハイパーサーミアアプリケータ。 (付記項2、3の効果) 生体管腔周囲に偏在して発生
した患部に対しても、選択的に治療が出来る。
【0085】(付記項4) 気道用ルーメン開口が上記
シャフトの先端方向とシャフトの側方の両方またはいず
れかに設けられた付記項1〜3に記載のハイパーサーミ
アアプリケータ。
【0086】(付記項5) 放射線源挿通用ルーメン及
び気道用ルーメンの両方、またはいずれか一方の内壁が
フッ素樹脂で構成された付記項1〜4に記載のハイパー
サーミアアプリケータ。 (付記項5の効果) 放射線源等がスムースに挿入設置
できる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば挿入部に放射線治療用の
放射線源を挿通する放射線源挿通路を形成するととも
に、挿入対象管腔内における挿入部の挿入部分の流体の
流通を確保する管腔内流通用の流通路を設けたので、温
熱治療と放射線治療とが同時に併用される治療中でも患
者に苦痛や、不快感等の負担を与えることが防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1の実施例の治療装置全
体の概略構成図、(B)は同実施例の腔内用アプリケー
タのシャフトの先端部の概略構成を示す斜視図、(C)
は(B)の腔内用アプリケータのシャフトの横断面図。
【図2】 同実施例の腔内用アプリケータの要部構成を
示す縦断面図。
【図3】 同実施例の腔内用アプリケータを患者の咽頭
に開口した外科的開口を通して気管支側に挿入した状態
を示す治療装置全体の概略構成図。
【図4】 本発明の第2の実施例の腔内用アプリケータ
の要部構成を示す縦断面図。
【図5】 本発明の第3の実施例の腔内用アプリケータ
の要部構成を示す縦断面図。
【図6】 本発明の第4の実施例の腔内用アプリケータ
の要部構成を示す縦断面図。
【図7】 本発明の第5の実施例の腔内用アプリケータ
の要部構成を示す概略構成図。
【図8】 本発明の第6の実施例の腔内用アプリケータ
の要部構成を示す概略構成図。
【図9】 本発明の第7の実施例の治療装置全体の概略
構成図。
【図10】 第7の実施例の腔内用アプリケータの先端
部の要部構成を示す縦断面図。
【図11】 第7の実施例の腔内用アプリケータのシャ
フトの横断面図。
【図12】 第7の実施例の腔内用アプリケータのシャ
フトの手元部を示す側面図。
【図13】 (A)は第7の実施例の腔内用アプリケー
タを気管に挿入させた状態を示す要部の概略構成図、
(B)は腔内用アプリケータを食道に挿入させた状態を
示す要部の概略構成図、(C)は腔内用アプリケータを
直腸、結腸に挿入させた状態を示す要部の概略構成図、
(D)は腔内用アプリケータを胆管に挿入させた状態を
示す要部の概略構成図。
【図14】 (A)は第7の実施例の腔内用アプリケー
タを前立腺や膀胱に挿入させた状態を示す要部の概略構
成図、(B)は腔内用アプリケータを腟、子宮等に挿入
させた状態を示す要部の概略構成図。
【図15】 本発明の第8の実施例の腔内用アプリケー
タの挿入部の横断面図。
【符号の説明】
3,63…挿入部、4,65…加熱治療部、11,72
…密封小線源(放射線源)、9a…第1のルーメン(放
射線源挿通路)、9b…第2のルーメン(管腔内流通用
の流通路)、69a…第1のルーメン(管腔内流通用の
流通路)、69b…第2のルーメン(放射線源挿通
路)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入対象管腔内に挿入される挿入部の先
    端部に加熱治療部が配設された腔内用アプリケータにお
    いて、前記挿入部に放射線治療用の放射線源を挿通する
    放射線源挿通路を形成するとともに、前記挿入対象管腔
    内における前記挿入部の挿入部分の流体の流通を確保す
    る管腔内流通用の流通路を設けたことを特徴とする腔内
    用アプリケータ。
JP7114669A 1995-05-12 1995-05-12 腔内用アプリケータ Pending JPH08299461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7114669A JPH08299461A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 腔内用アプリケータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7114669A JPH08299461A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 腔内用アプリケータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08299461A true JPH08299461A (ja) 1996-11-19

Family

ID=14643642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7114669A Pending JPH08299461A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 腔内用アプリケータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08299461A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013449A (ja) * 2009-10-27 2016-01-28 ホライラ, インコーポレイテッド 冷却可能なエネルギー放出アセンブリを有する送達デバイス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013449A (ja) * 2009-10-27 2016-01-28 ホライラ, インコーポレイテッド 冷却可能なエネルギー放出アセンブリを有する送達デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6554757B1 (en) Multi-source x-ray catheter
US6540655B1 (en) Miniature x-ray unit
JP4571358B2 (ja) 生体組織治療装置
US20060058780A1 (en) Treatment of tissue in sphincters, sinuses, and orifices
JPH0596012A (ja) 温熱治療装置
EP0719571B1 (en) Medical apparatus
US8740846B2 (en) Treatment of tissue in sphincters, sinuses, and orifices
JP2002503525A (ja) 目盛り付き管腔内カテーテルとその使用方法
JP2003510126A (ja) エネルギーと薬の適用による組織の処置
WO2009027394A1 (en) Method and kit for delivery of brachytherapy to a subject
US6706014B2 (en) Miniature x-ray unit
JP5952824B2 (ja) 拡張型近接照射療法装置及びその使用方法
CN109464187B (zh) 治疗肺部肿瘤的装置和方法
US20140378873A1 (en) Methods, devices and systems for increasing the effectiveness of ultrasound and other tissue treatment modalities
JPH08299461A (ja) 腔内用アプリケータ
EP1281366A2 (en) Treatment of sphincters with electrosurgery and active substances
JP5618828B2 (ja) 被験者に小線源療法を施す(delivery)方法及びキット
JPH08173559A (ja) 治療装置
JPH08173553A (ja) 治療装置
JPH10230017A (ja) ハイパーサーミア用腔内アプリケータ
JPH0975466A (ja) 加温治療用アプリケータ
IE20100567A1 (en) A device for treating tissue
JPH08173552A (ja) 温熱治療用アプリケータ
JPH09122260A (ja) 治療装置
JPH1015082A (ja) ハイパーサーミア用アプリケータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060613