JPH08299045A - スチームヘアーセッター - Google Patents

スチームヘアーセッター

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JPH08299045A
JPH08299045A JP10890095A JP10890095A JPH08299045A JP H08299045 A JPH08299045 A JP H08299045A JP 10890095 A JP10890095 A JP 10890095A JP 10890095 A JP10890095 A JP 10890095A JP H08299045 A JPH08299045 A JP H08299045A
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JP
Japan
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steam
hair
base
hair setter
brush
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Pending
Application number
JP10890095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Chiyuusai
和典 中才
Eiji Tsuji
英二 辻
Yuji Yamane
裕二 山根
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Yoshiyuki Nanba
嘉行 南波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒータをその内部に有するスチーム発生機構の
内側で発生した温度の高い結露水がスチーム噴出孔から
流出して使用者に滴下するようなことのないスチームヘ
アセッターを提供する。 【構成】液体をスチーム化するヒータを有する。スチー
ムが充満するスチーム室5を有する。スチーム室5の外
方に設置されるヘアーセット部を有する。スチーム室5
とヘアーセット部間を連通するスチーム噴出孔12とを
有するスチームヘアセッターである。スチーム室5の内
部にスチームが充満する空間を有するように吸水手段を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチーム発生機構を有
するスチームヘアーセッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スチーム発生機構を有する毛髪調
整具としては種々のものが提供されており、これらのも
のにあっては、スチーム発生機構にて発生されたスチー
ムを器体に設けられたスチーム噴出孔より使用者の毛髪
に対して噴出させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例にあっては、発生されたスチームが毛髪に
到達する前に器体内のヒータ以外の部分に接触して冷や
され、結露するという問題が生じやすく、この結果、使
用前に結露水が使用者の毛髪あるいは他の部分に落下す
るという問題が生じる。
【0004】特に、スチームを発生させるためのヒータ
を内部に有するスチーム発生機構内部で発生している結
露水はヒータ部から近いために比較的温度が高く、使用
者に落ちた場合には熱く感じるという問題があった。本
発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ヒータをその内部に有するスチー
ム発生機構の内側で発生した温度の高い結露水がスチー
ム噴出孔から流出して使用者に滴下するようなことのな
いスチームヘアーセッターを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、液体をスチーム化するヒータと、前記ス
チームが充満するスチーム室と、前記スチーム室の外方
に設置されるヘアーセット部と、スチーム室とヘアーセ
ット部間を連通するスチーム噴出孔とを有するスチーム
ヘアセッターにおいて、スチーム室の内部にスチームが
充満する空間を有するように吸水手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、スチーム室内に充満すると共
にスチーム室の内壁面に接触するスチームは吸水手段に
吸水されることによって使用時にスチーム発生機構内で
結露水が発生するようなことがなく、結露水を滴下させ
るようなことなく使用することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例におけるスチームヘアーセッターは、図
1乃至図6に示すように、スチーム発生機構2を内蔵し
ているヘッド部4と、回路を内蔵しており使用時に保持
する部分であると共に先部下面側にヘアーセット部が設
けられたハンドル3とから成るスチームヘアーセッター
本体1と、本体1の先端側に着脱可能であり、スチーム
発生機構2へ水を供給する手段であるタンク6と、本体
1のタンク6とは反対側の端部に支持されて本体1に対
して開閉操作自在となり、且つ先部にヘアーセット部が
設けられる基台7と、基台7の本体1側から見て裏面側
に着脱自在に装着されるブラシ8とを備える。そして、
タンク6からフェルト9を介してヒータパイプ10へ供
給された水は、ヒータパイプ10により加熱されて蒸気
化し、この部分で発生したスチームは、スチーム発生機
構2に設置された放電電極11間の放電により、弱酸性
化し、その粒子は微細化されて本体1のスチーム噴出孔
12から放出されるようになっている。ここで、図1〜
図3,図8,図11〜図19は本体1のヘッド部4と基
台7との間に毛髪15(以下「髪」と略称する。)を挟
んで癖直しを行なう場合を示しており、図4〜図7及び
図9、図10は本体1にブラシ8を装着してブラッシン
グにより髪の癖直しを行なう場合を示している。
【0008】図3において、本体1のヘッド部4におけ
る髪と接する側には、その中央部にスチームが噴出する
スチーム噴出孔12が形成され、スチーム噴出孔12の
上方にはスチーム室5が形成され、前記スチーム噴出孔
12の両外側に押さえ板16が夫々設置され、さらに押
さえ板16の両外側に複数本のブリスル17が夫々設置
されている。一方、基台7にも、本体1の押さえ板16
及びブリスル17に夫々対向する位置に同様な押さえ板
16とブリスル17とが夫々設置されている。また、本
体1側の押さえ板16は、スチーム噴出孔12が形成さ
れている面と同じ材質、例えばアルミニウム等の金属で
一体形成されており、スチームにより加熱されると共
に、押さえ板16の端部はヒータパイプ10と接触して
おり、ヒータパイプ10によって直接加熱されるので、
押さえ板16を髪に接触して加熱するアイロン部として
使用できるものである。スチーム室5の内壁面には吸水
手段としての吸水フェルト50が内壁面に沿って添着さ
れており、スチーム室5内に充満すると共にスチーム室
5の内壁面に接触するスチームは吸水フェルト50に吸
水されることによって使用時にスチーム発生機構2内で
結露水が発生することがないようになっている。また、
吸水フェルト50の一部はヒータパイプ10と接触して
おり、吸水フェルト50はヒータパイプ10によって加
熱されるものであり、このようにヒータパイプ10によ
って吸水フェルト50が加熱されることによって吸水フ
ェルト50に吸水された結露水は再度スチーム化されて
スチーム噴出孔12より噴出されるものであり、結露水
がスチーム噴出孔12より滴下するのが確実に防止され
るようになっている。ここで、吸水フェルト50が設置
されることとなる部分の吸水手段としてはフロッキー等
の電着植毛であってもよい。
【0009】次に、先ずブラシ8を使用しないで癖直し
を行なう方法を説明する。図1〜図3に示すように、ブ
ラシ8を装着せず、本体1と基台7との間に髪を挟み込
み、両者1,7を閉じた状態で、スチームを発生させる
と、本体1のスチーム噴出孔12からスチームが噴出す
る。この状態でスチームヘアーセッターを図3の矢印方
向に移動させると、髪はブリスル17→押さえ板16→
スチーム噴出孔12→押さえ板16→ブリスル17の順
で通過する。このとき、髪は最初にブリスル17により
櫛通しされてブリスル17と直交する方向の癖が矯正さ
れる。次に、ブリスル17を通過した後の髪は押さえ板
16によりプレスされる。このとき、押さえ板16は直
立方向と略直角の面で髪をプレスするので、ブリスル1
7を通過してしまうような髪のブリスル17の直立方向
の癖、曲がりを伸ばすことができる。しかも、押さえ板
16はスチームで加熱されているので、癖直しが効果的
に行なわれる。そして、この押さえ板16を通過した髪
は、スチーム噴出孔12の上方に達してスチームが当て
られ、吸水されるので、ブリスル17、押さえ板16で
伸ばされた状態でスチームによってさらに伸ばされ、そ
の後、スチーム噴出孔12を通過した髪は押さえ板16
で再びプレスされ、ブリスル17で再び櫛通しされる。
このとき、髪はスチームで吸水された直後に、加熱され
た押さえ板16(アイロン部)にて加熱されるので、髪
の癖が取れて伸びたままの状態で乾燥され、ストレート
の状態が長く保持され、自然乾燥により癖が戻ることが
なくなる。さらに、ブリスル17による癖伸ばしと押さ
え板16による毛伸ばしとを同時に行なうことができ、
しかもスチームで吸水された直後の髪を加熱することに
よって、髪の癖が取れて伸びたままの状態で乾燥させる
ことができるので、自然乾燥により癖が戻るのをより確
実に防止でき、ストレートの状態をより長く持続するこ
とができるものである。また、スチーム室5内に充満す
ると共にスチーム室5の内壁面に接触するスチームは吸
水手段としての吸水フェルト50に吸水されることによ
って使用時にスチーム発生機構2内で結露水が発生する
ことがなく、使用時にスチーム発生機構2の内側で発生
した温度の高い結露水がスチーム噴出孔12から流出し
て使用者に滴下するようなことがないものである。さら
に、吸水フェルト50がヒータパイプ10によって加熱
されることで吸水フェルト50にて吸水された液体は再
スチーム化されてスチーム噴出孔12より噴出されるも
のであり、吸水フェルト50にて吸水された液体をスチ
ーム化して無駄なく使用することができるものである。
【0010】しかも、加熱手段をスチーム用のヒータパ
イプ10とし、このヒータパイプ10に吸水フェルト5
0の一部を接触させることで吸水手段を加熱する加熱手
段をスチーム用の加熱手段として兼用でき、部品点数を
削減できる。さらに、スチームの発生部分からスチーム
噴出孔12に至る径路の途中に放電電極11を配置し、
スチームを放電により微細化することで、スチームの髪
への浸透性が良く、髪の癖直しを最も効果的に行なうこ
とができ、また、スチームは弱酸性化されているので、
髪を傷めることなく伸ばすことができる。さらにスチー
ムを噴出するスチーム噴出孔12の両側にブリスル17
及び押さえ板16を配置したことにより、使用者はどち
らの方向からブラッシングしても、同一の癖直し効果を
得ることができ、使い勝手を良くすることができるとい
う利点もある。また、図11〜図13に示すように基台
7には開閉操作時に手で支持する部分の裏面に基台7を
本体1に対して閉じた際に本体1と接する高さで複数個
の位置決めリブ56が設けられている。
【0011】また、図11に示されるものにあっては、
上記位置決めリブ56に加えて基台7のブラシ部8と手
で支持する部分との間を弾性体57で接続するようにし
ている。また、図12に示されるものにあっては、上記
位置決めリブ56に加えて押さえ板16の根元部をゴム
等の弾性体58で形成している。
【0012】上記のように位置決めリブ56及び弾性体
57または弾性体58を設けることによって基台7を強
くにぎりこんだ場合にも髪に必要以上の荷重が加わら
ず、使用者の基台7をにぎりこむ力に関係なく髪に対し
て一定の荷重をかけながら髪を挟み込むことができ、髪
に必要以上の荷重を加えて髪を傷めるのを防止すること
ができる。
【0013】スチーム噴出機構2の内側において、スチ
ーム噴出孔12の周囲を囲む形で周囲リブ51が設けら
れている。周囲リブ51の外側に形成される凹部は結露
水の貯蔵部となっており、吸水フェルト50には結露水
が吸水されるようになっている。スチーム発生機構2の
内側で発生した結露水は内壁面を伝ってスチーム噴出孔
12側へも流れるが、吸水フェルト50にて吸水される
と共に周囲リブ51によりせき止められることでスチー
ム噴出孔12から滴下することがないようになってい
る。
【0014】スチーム発生機構2側の押さえ板16はス
チーム噴出孔12が形成されている面と一体に形成され
ており、その端面はヒータパイプ10と接触して加熱さ
れるようになっており、押さえ板16は毛髪を加熱する
アイロン部となっている。また、吸水フェルト50はス
チーム噴出孔12を有する面の裏面にも設けられている
ので、押さえ板16が加熱されると同時に吸水フェルト
50も加熱されて吸水された結露水は再度蒸発させられ
るようになっている。上記周囲リブ51はスチーム噴出
孔12を有する面の裏面に一体形成されており、周囲リ
ブ51によりせき止められた結露水は再加熱されてスチ
ーム化される。スチーム室の内壁面にはヒータパイプ1
0方向に向かう溝が形成されており、吸水フェルト50
が設置される面を凹凸状にすることによって吸水フェル
ト50の設置面積を多くすることができ、より多くの結
露水を吸水することができるようになっている。周囲リ
ブ51の外面にも吸水手段である吸水フェルト50が設
けられており、吸水フェルト50の面積をより多くする
ことができるようになっている。
【0015】前記周囲リブ51はスチーム噴出孔12を
囲む形でスチーム噴出孔12に近接して設けられてい
る。これは、結露水をせき止める手段をスチーム噴出孔
12から遠い位置に設けた場合には結露水をせき止める
手段からスチーム噴出孔12までの間に発生した結露水
をせき止めることができないが、上記のように周囲リブ
51をスチーム噴出孔12に近接して配置することで結
露水の滴下を確実に防止することができるものである。
また、周囲リブ51はスチーム噴出孔12を有する面か
らヒータパイプ10側へ伸びているので、集積された結
露水はヒータパイプ10へ滴下することとなり結露水を
再蒸発させることができるものである。
【0016】図14乃至図19はスチーム室5の内部に
スチームが充満する空間を有するように設けられる吸水
手段の他の設置状態を示している。これらのものにおい
てもスチーム発生機構2の内側において、スチーム噴出
孔12の周囲を囲む形で周囲リブ51が設けられてい
る。スチーム発生機構2により発生したスチームは周囲
リブ51の内側に設けられた溜まり部60に一部が結露
水として貯められることでスチーム噴出孔12より結露
水が落下しないようになっている。ここで、結露水が溜
まり部60に一定量以上溜まると外部へ滴下するもので
あるが、図13、図14に示されるように溜まり部60
に接し、且つ他端がヒータパイプ10に接する吸水気化
フェルト60を設けることにより溜まり部60に溜まる
結露水を吸水気化フェルト61により吸い上げることが
でき、その吸い上げられた結露水は吸水気化フェルト6
1の端部がヒータパイプ10と接していることにより再
スチーム化される。また、溜まり部60とヒータパイプ
10とを最短距離でつなぐことができ、より効率よく吸
水とスチーム化を行うことができる。したがって、溜ま
り部60には溢れるほど結露水は溜まらず、結露水が滴
下するようなことがないものである。
【0017】また、図15に示されるように第2の吸水
部材62をスチーム発生機構2の内側に設け、且つその
一部を吸水気化フェルト61に接するあるいは結合する
ことにより、溜まり部60以外の内壁に結露した結露水
についてもこの第2の吸水部材62を通じて吸水気化フ
ェルト61に結露水を供給することができる。また、図
16〜図19に示されるように吸水気化フェルト61を
ループ状とすることにより吸水気化フェルト61のヒー
タパイプ10及び溜まり部60に対して適切な圧力で接
するように配置することができ、吸水とスチーム化を安
定して行うことができる。
【0018】また、図13〜図15に示されるものにお
いて、吸水気化フェルト61はスチーム室5の略中央部
に設置されているためにスチーム発生時には常にスチー
ムの充満した所に配置されることになり、周囲のスチー
ムを吸水気化フェルト61が吸水することにより溜まり
部60からヒータパイプ10までの吸水気化ルートを安
定して且つ早く確実に形成することができる。ここで、
吸水気化フェルト61をループ状とすることで、その表
面積が大きくなり、吸水気化ルートをより多く形成する
ことができる。
【0019】また、図17に示すようにループ状とした
吸水気化フェルト61の一端をスチーム発生機構2の内
壁に接するように配置することによりその周囲の結露水
を溜まり部60まで行くことなく吸水することができ
る。また、図18、図19に示すように吸水気化フェル
ト61を第2の吸水部材62と接するように配置しても
よい。ここで、第2の吸水部材62をフロッキー処理等
の電着植毛とすることでスチーム発生機構2の内壁面の
形状に関係なく均一に第2の吸水部材62を配置するこ
とができる。
【0020】また、スチームを高圧放電でイオン化する
商品にあっては、吸水気化フェルト61とヒータパイプ
10の接触面の近傍、もしくは接触面とスチーム噴出孔
12の間に放電電極63を配置することにより再スチー
ム化したスチームもイオン化することができる。一方、
スチーム発生機構2の内壁に傾斜を設けることによって
本体1を略水平な載置面に置いた状態で発生する結露水
の滴下を防止することができる。つまり、図8に示すよ
うにヒータパイプ10からスチーム噴出孔12までのス
チームが通過する部分の内壁面は本体1をテーブル等の
略水平となった載置面に置いた場合、載置面から見た時
にスチーム噴出孔12側からヒータパイプ10側へ向け
て近くなるように傾斜している。そして、スチーム発生
機構2の内壁で発生した結露水は傾斜に沿ってヒータパ
イプ10側へ流れて再蒸発させることができるものであ
り、放置状態で発生した結露水が載置面上に滴下するの
を防止できるものである。
【0021】また、内壁面にスチーム噴出孔12側から
ヒータパイプ10側へ向けて複数の溝40を設けること
によってより確実に結露水を集結させてヒータパイプ1
0側へ戻すことができる。次に、ブラシ8を用いて毛髪
の癖直しを行なう場合を説明する。図4〜図7、図9及
び図10に示すように、スチーム噴出孔12が設けられ
る本体1と対向する基台7に、スチーム噴出孔12から
見て反対側の面にブラシ8を着脱自在に装着し、ブラシ
8の筒部13を介して開口部14からスチームを噴出さ
せることにより、ブラシ8で髪をブラッシングする際
に、髪を挟み込むことが難しい頂頭部の髪を伸ばすこと
ができる。このとき、スチーム噴出孔12の周囲にゴム
等の弾性体23を設け、ブラシ8の筒部13に弾性体2
3を押圧する突起22を突設させてあるので、スチーム
の漏れを確実に防止できる。さらに、基台7には筒部1
3と係合する開口部(通気口)21が設けられており、
この開口部21はブラシ8の非装着時には通常は閉じら
れ、ブラシ8を装着した時にのみ開放されるようになっ
ている。その方法としては例えば、ブラシ8を装着した
時に筒部13に押圧されて開口部21を開き、ブラシ8
が取り外された時に開口部21を閉じる弁機構を用いる
ようにしてもよく、これにより、ブラシ8を装着しない
時、つまり、ブリスル17間に髪を挟んでスチームを発
生させる時に基台7からスチームが漏れ出るのを防止す
ることができる。
【0022】ここで、押さえ板16は本体1のスチーム
噴出孔12が形成されている面に一体に形成されている
ので、スチーム噴出孔12が形成されている面も同時に
加熱されるようになり、スチーム噴出孔12が形成され
ている面の表面側でスチームが結露するのを防止するこ
とができる。また、基台7の開口部21がスチーム噴出
孔12が占める面積よりも大きく形成されているので、
開口部14が小さい場合に生じる開口部14付近でのス
チームの結露を効果的に防止することができると共にブ
ラシ8には本体1側のスチーム噴出孔12の占める面積
よりも大きい単一のスチーム噴出用の開口部14を形成
したから、例えば小さい複数の開口部を面に設けた場合
のようにスチームを発生した場合に面が障害となって生
じる結露の発生を防止することができる。そのうえ、開
口部14に通じる筒部13の内壁面に開口面積が出口側
に向けて徐々に広くなる傾斜を設けたことにより、スチ
ームが通過する上で障害となる部分がなくなり、筒部1
3でのスチームの結露もまた効果的に防止することがで
きるものである。
【0023】次に、ブラシ8の着脱方法を説明する。図
5,図10に示すように、本体1のタンク6の側端部に
は係合孔24が設けられ、ブラシ8の先端側に設けられ
たフック25が該係合孔24に係脱自在に引掛けられる
ようになっており、ブラシ8の先端側を基台7に押し当
てることによってフック25が係合孔24に係合して、
ブラシ8の先端側が本体1に係合されるようになってい
る。これらフック25と係合孔24は本体1の最先端側
に位置しているので、髪を挟み込んで使用する際に邪魔
にならなくなる。基台7側に設けられた基台側フック部
52は着脱操作釦53と一体となっており、着脱操作釦
53をスライドさせることにより基台側フック部52は
ブラシ側フック部4から外れてブラシ8を外すことがで
きるようになっている。このとき、着脱操作釦53を使
用時に手で支持する部分となるハンドル3側に設けてあ
るので、ブラシ8を外す際に手を持ち変える必要がな
く、着脱の際にブラシ8を手で持つのと同一の操作でブ
ラシ8の着脱を行うことができ、操作性が良くなるもの
である。
【0024】基台側フック部52は着脱操作釦53と弾
力性を有する板材55により連結されているので、ブラ
シ8を装着する際にはブラシ8を基台7へ押し付ける過
程で基台側フック部52はブラシ側フック部54と接触
した際に互いの傾斜形状によりさそいこまれて基台側フ
ック部52中にブラシ側フック54の方へ自動的に可動
して基台側フック部52とブラシ側フック54が嵌合さ
れて嵌合された後に基台側フック部52は板材55の弾
力性により元の位置へ戻る。
【0025】この結果、少ない操作量でブラシ8を装着
することができるものである。
【0026】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明では、液
体をスチーム化するヒータと、前記スチームが充満する
スチーム室と、前記スチーム室の外方に設置されるヘア
ーセット部と、スチーム室とヘアーセット部間を連通す
るスチーム噴出孔とを有するスチームヘアセッターにお
いて、スチーム室の内部にスチームが充満する空間を有
するように吸水手段を設けているので、スチーム室内に
充満すると共にスチーム室の内面部に接触するスチーム
は吸水手段に吸水されることによって使用時にスチーム
発生機構内で結露水が発生するようなことがないもので
あり、結露水を滴下させるようなことなくスチームヘア
セッターを使用することができるものである。
【0027】請求項2乃至請求項4の発明では、吸水手
段に吸水された結露水は再加熱されてスチーム化させる
ことができるものであり、液体を無駄なくスチーム化し
て使用することができるものである。請求項5及び請求
項6の発明では、スチーム室の内壁面に設けられる吸水
手段の配置面積を広くすることができ、吸水量が増加
し、より多くの結露水を吸水することができるものであ
る。
【0028】請求項7乃至請求項13の発明では、スチ
ーム発生機構の内部で結露水が発生したとしても周囲リ
ブによってせき止められるためにスチーム噴出孔より結
露水が落下するのを確実に防止することができるもので
あり、さらに、貯蔵部の結露水は再加熱されてスチーム
化させることができるものであり、液体を無駄なくスチ
ーム化して使用することができるものである。
【0029】請求項14の発明では、吸水手段をループ
状とすることにより吸水手段を加熱手段及び貯蔵部に対
して適切な圧力で接するように配置することができ、吸
水とスチーム化とを安定して行うことができるものであ
る。請求項15の発明では、第2の吸水手段を通じて吸
水手段に結露水を供給することができ、液体を無駄なく
スチーム化することができるものである。
【0030】請求項16の発明では、スチーム発生機構
の内壁面の形状に左右されることなく均一に第2の吸水
部材を配置することができるものである。請求項17の
発明では、再スチーム化したスチームもイオン化するこ
とができるものである。請求項18及び請求項19の発
明では、スチーム発生機構の内壁部で発生した結露水は
傾斜に沿ってヒータ側に流れて再蒸発させることができ
るものであり、放置状態で発生する結露水の滴下を確実
に防止することができるものである。また、ヒータ方向
に向かう溝を設けることで確実に結露水を集結させてヒ
ータ側に戻すことができるものである。
【0031】請求項20の発明では、少ない操作量でブ
ラシを基台に装着することができるものである。請求項
21乃至請求項23の発明では、基台を強くにぎりこん
だ場合にも髪に必要以上の荷重が加わらず、使用者の基
台をにぎりこむ力に関係なく髪に対して一定の荷重をか
けることができ、髪に必要以上の荷重を加えて髪を傷め
るのを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の本体と基台を閉じた状態を示す斜視図で
ある。
【図3】同上のスチームヘアーセッターの側面断面図で
ある。
【図4】同上の基台にブラシを装着した状態の斜視図で
ある。
【図5】同上のスチームヘアーセッターの正面断面図で
ある。
【図6】同上のブラシを装着した状態の側面断面図であ
る。
【図7】同上のブラシの装着状態を示すものであり、
(a)は正面断面図、(b)は一部破断した下面図であ
る。
【図8】他の実施例を示す側断面図である。
【図9】さらに他の実施例を示す正面断面図である。
【図10】(a)(b)(c)はブラシの取付手順を示
す正面断面図である。
【図11】弾性体の配置状態を示すものであり、(a)
は本体と基台を閉じた状態を示す正面図、(b)は本体
と基台を開いた状態を示す正面図である。
【図12】弾性体の配置状態の他の実施例を示すもので
あり、(a)は本体と基台を閉じた状態を示す正面図、
(b)は本体と基台を開いた状態を示す正面図である。
【図13】さらに他の実施例を示す本体と基台を開いた
状態を示す正面断面図である。
【図14】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【図15】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【図16】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【図17】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【図18】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【図19】さらに他の実施例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
5 スチーム室 12 スチーム噴出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 南波 嘉行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体をスチーム化するヒータと、前記ス
    チームが充満するスチーム室と、前記スチーム室の外方
    に設置されるヘアーセット部と、スチーム室とヘアーセ
    ット部間を連通するスチーム噴出孔とを有するスチーム
    ヘアセッターにおいて、スチーム室の内部にスチームが
    充満する空間を有するように吸水手段を設けたことを特
    徴とするスチームヘアーセッター。
  2. 【請求項2】 吸水手段を加熱する加熱手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のスチームヘアーセッタ
    ー。
  3. 【請求項3】 加熱手段をスチーム用のヒータとし、こ
    のヒータに吸水手段の一部を接触させたことを特徴とす
    る請求項2記載のスチームヘアーセッター。
  4. 【請求項4】 吸水手段の一部を毛髪に接触して加熱す
    るアイロン部に接触させたことを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載のスチームヘアーセッター。
  5. 【請求項5】 吸水手段をスチーム室の内壁面に設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載
    のスチームヘアーセッター。
  6. 【請求項6】 スチーム室の内壁面にヒータ方向に向か
    う溝を形成したことを特徴とする請求項5記載のスチー
    ムヘアーセッター。
  7. 【請求項7】 スチーム室に結露水の貯蔵部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
    スチームヘアーセッター。
  8. 【請求項8】 貯蔵部をスチーム噴出孔近傍に設けたこ
    とを特徴とする請求項7記載のスチームヘアーセッタ
    ー。
  9. 【請求項9】 貯蔵部に至るように吸水手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載のスチーム
    ヘアーセッター。
  10. 【請求項10】 貯蔵部を加熱する加熱部を設けたこと
    を特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかに記載のス
    チームヘアーセッター。
  11. 【請求項11】 加熱部を毛髪に接触して加熱するアイ
    ロン部としたことを特徴とする請求項10記載のスチー
    ムヘアーセッター。
  12. 【請求項12】 スチーム室にスチーム噴出孔を囲い且
    つスチーム噴出孔を有する面からヒータ側へ所定の高さ
    を有する周囲リブを設け、貯蔵部をスチーム室の周囲リ
    ブに形成される凹部としたことを特徴とする請求項7乃
    至請求項11の何れかに記載のスチームヘアーセッタ
    ー。
  13. 【請求項13】 吸水手段の一端を周囲リブの内側に配
    し、他端をヒータに接触させたことを特徴とする請求項
    12記載のスチームヘアーセッター。
  14. 【請求項14】 吸水手段をループ状としたことを特徴
    とする請求項13記載のスチームヘアーセッター。
  15. 【請求項15】 貯蔵部に一部が吸水手段に結合する第
    2の吸水手段を設けたことを特徴とする請求項13また
    は請求項14記載のスチームヘアーセッター。
  16. 【請求項16】 第2の吸水手段を電着植毛としたこと
    を特徴とする請求項15記載のスチームヘアーセッタ
    ー。
  17. 【請求項17】 スチーム室にスチームをイオンスチー
    ムにする放電電極を配したことを特徴とする請求項2乃
    至請求項16の何れかに記載のスチームヘアーセッタ
    ー。
  18. 【請求項18】 液体をスチーム化するヒータと、前記
    スチームが充満するスチーム室と、前記スチーム室の外
    方に設置されるヘアーセット部と、スチーム室とヘアー
    セット部間を連通するスチーム噴出孔とを有したスチー
    ムヘアーセッターにおいて、スチーム室のスチーム噴出
    孔からヒータに至る壁面をスチームヘアーセッターを水
    平な載置面に置いた時にヒータ側が低くなるように形成
    したことを特徴とするスチームヘアーセッター。
  19. 【請求項19】 スチーム室にヒータ方向に向かう溝を
    形成したことを特徴とする請求項18記載のスチームヘ
    アーセッター。
  20. 【請求項20】 把手部の端部側を回動の支点とする基
    台を設け、前記基台に着脱自在となるブラシを設け、基
    台に設けたフック部とブラシに設けたフック部とを係脱
    自在とし、基台側フック部及びブラシ側フック部のうち
    少なくとも一方が、ブラシを基台に装着する際に他方の
    フック側へ可動可能とし、装着後に元の状態に戻るよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項19の何れ
    かに記載のスチームヘアーセッター。
  21. 【請求項21】 把手部の端部側を回動の支点とする基
    台を設け、前記基台に着脱自在となるブラシを設け、ス
    チームヘアーセッター本体の把手部及び基台の把手部の
    うち少なくとも一方に、スチームヘアーセッター本体と
    基台との位置を規制する位置決めリブを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項19の何れかに記載のスチ
    ームヘアーセッター。
  22. 【請求項22】 把手部の端部側を回動の支点とする基
    台を設け、前記基台に着脱自在となるブラシを設け、基
    台の把手部とブラシとの間に弾性体を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項19の何れかに記載のスチー
    ムヘアーセッター。
  23. 【請求項23】 把手部の端部側を回動の支点とする基
    台を設け、前記基台に着脱自在となるブラシを設け、ス
    チームヘアーセッター本体及び基台のうち少なくとも一
    方に、毛髪を挟んだ際に毛髪に対して垂直方向に弾性力
    が作用するように弾性体を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項19の何れかに記載のスチームヘアーセ
    ッター。
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