JPH0829873A - 平行光源 - Google Patents

平行光源

Info

Publication number
JPH0829873A
JPH0829873A JP6188991A JP18899194A JPH0829873A JP H0829873 A JPH0829873 A JP H0829873A JP 6188991 A JP6188991 A JP 6188991A JP 18899194 A JP18899194 A JP 18899194A JP H0829873 A JPH0829873 A JP H0829873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflector
reflected
light emitting
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6188991A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Okumura
隆一 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6188991A priority Critical patent/JPH0829873A/ja
Publication of JPH0829873A publication Critical patent/JPH0829873A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の光源の光量の効率を向上させる。 【構成】 ランプ10とリフレクタ11からなる光源部
の前方に、所定の反射手段を配置して表示装置の光源を
構成するものである。上記反射手段として、開孔部14
が形成され、リフレクタ11に対向する面に複数の輪帯
状の反射面15が施されているフレネル板15、又はリ
フレクタ11の焦点にその焦点位置が一致するように配
置され、中心部分に所定形状の非レンズ部分が形成され
ている非球面状の反射鏡を設ける。開孔部14の面積及
び形状は上記表示装置の光源が照明する対象物の形状、
面積に対応するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定の範囲に光を照射す
る光源にかかわり、特に小面積の対象物に対する照明光
束の利用効率を改善する光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば液晶パネル等の光学素
子を用いたプロジェクタ装置、テレビジョン受像機、コ
ンピュータ用のディスプレイ等の表示装置が広い分野で
普及している。例えば液晶パネル等を用いた液晶表示装
置は、光源部においてメタルハライドランプやハロゲン
ランプ等のランプから出射される光を、カラーフィルタ
(R,G,B)を有する液晶パネルに入射することによ
り、該液晶パネルの出力光としてカラー映像を得ること
ができる。そして、液晶パネルからの出力光は投射レン
ズによりスクリーンに投影される。
【0003】図8(a)(b)は従来の光源部の一例を
摸式的に示す図である。これらの図で20は例えばメタ
ルハライドランプ等のランプ、41は例えば実線で示さ
れているようにランプ40からの出射光を前方方向に平
行光束として出力させるとともに、赤外線成分を透過し
て可視光のみを反射させるリフレクタを示す。22は投
射光学系ユニットにおける例えば液晶パネル等の照明の
対象物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
光源部から上記対象物に入射される光束はリフレクタ2
1の口径で決まるので、例えば同図(b)に示されてい
るように対象物22の入射面積がリフレクタ21の口径
よりも小さい場合は、リフレクタ21の外周付近の光束
が対象物22に入射されず無駄なものとなってしまう。
また、例えばリフレクタ21で反射されないでランプ2
0から直接出力される出射光は、破線で示されているよ
うに放射状に拡散されるのでリフレクタ21の外周付近
の光束と同様に有効な光束として利用することができな
い。
【0005】そこで、例えば図9(a)に示されている
ように、リフレクタ21の前方に、所定径の開口23a
が成型されている球面状の反射手段23を配置し、ラン
プ20から直接出射された光をランプ20を通過するよ
うに反射させリフレクタ21側に戻して、開口23aか
ら対象物22を照明することが考えられている。しか
し、この場合は同図(b)に示されているように反射手
段23に対する入射角によっては多重反射を起こしてし
まい、開口23aから出力される光の大部分は光量が減
少してしまうこととなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、ランプと、前記ラ
ンプの出射光を前方に集中させるように反射するととも
に、前方から入射した光を前記ランプの発光点を通過す
るように反射するリフレクタからなる光源部の前方に、
所定の反射手段を配置して平行光源を構成するものであ
る。
【0007】請求項1にかかる平行光源として、上記リ
フレクタの前方に配置され、中心部分に所定形状の開口
が形成されているとともに、上記リフレクタで反射され
た光を上記発光源に集光する複数の輪帯状の反射面が施
されているフレネル形状の反射手段を備え、上記反射手
段は上記リフレクタの反射光を入射した場合は該反射光
を上記発光源の発光点を通過するように反射し、上記発
光源の出射光を入射した場合は該出射光を上記発光源の
光軸と平行となるように上記リフレクタに反射するよう
に平行光源を構成する。
【0008】請求項2にかかる平行光源として、前記リ
フレクタの前方に配置され、中心部分に所定形状の開口
が形成されているとともに、上記リフレクタで反射され
た光を上記発光源に集光する非球面状の反斜面が施され
ている反射手段を備え、上記反射手段は上記リフレクタ
の反射光を入射した場合は該反射光を上記発光源の発光
点を通過するように反射し、上記発光源の出射光を入射
した場合は該出射光を上記発光源の光軸と平行となるよ
うに上記リフレクタに反射するように平行光源を構成す
る。
【0009】また、前記リフレクタと前記反射手段は一
体成型によって構成され、さらに前記開口の面積及び形
状は前記平行光源が照明する対象物の形状、面積に対応
するように構成する。
【0010】
【作用】本発明における反射手段は、ランプからの直接
光及びリフレクタの反射光を集束して、その中央部に設
けられている開口から出射することができるので、特に
リフレクタの口径よりも小さい対象物を効率よく照明す
ることができるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の平行光源の実施例を説明す
る。図1は平行光源の第一の実施例の構成及び光路を示
す図である。この図で1は光源部である。この光源部1
において、11は発光として用いられる例えばメタルハ
ライドランプ等のランプを示し、例えば放電型とされ発
光源は真空中に形成されている。10aはランプ10の
発光点を示す。11はランプ10の出射光を前方方向に
反射して集束させるとともに、赤外線成分を透過して可
視光のみを反射させるリフレクタを示す。すなわち、こ
のリフレクタ11はその焦点にランプ10を配置し、反
射面がパラボラレンズの曲面を有して構成されている。
12は赤外線カットフィルタを示す。
【0012】13は反射手段としてリフレクタ11の前
方に配置されているフレネル板を示す。このフレネル板
13は例えば図2(a)の正面図に示されているよう
に、中心部分に所定形状の非レンズ部分とされる開孔部
14が形成され、リフレクタ11で反射されたランプ1
0の光が通過するようになされている。開孔部14は図
2(b)に示されているように、光源部1の照明対象物
の形状に対応させて方形で成型するようにしてもよい。
また、フレネル板13のリフレクタ11に対向する面に
は、所定の傾斜を有する輪帯状の反射面15、15、1
5・・・が成型されている。この反射面15にはリフレ
クタ11又はランプ10から入射した光を反射する反射
膜が施されている。そして、フレネル板13の焦点はラ
ンプ10の位置となるように設置され、リフレクタ11
から入射された光は反射面15によって、発光点10a
を通過するように反射される。
【0013】次に、ランプ10から出射された光がリフ
レクタ11で反射されフレネル板13に入射する場合の
光路を説明する。図1に示すようにランプ10から出射
された光の一部は例えば実線で示されているように、リ
フレクタ11で反射されて(a1 )その光軸と平行に出
射される(a2 )。そして赤外線カットフィルタ12を
通過した後にフレネル板13の反射面15に入射し、ラ
ンプ10の発光点10a、つまりリフレクタ11の焦点
を通過するように反射されることとなる(a3 )。
【0014】発光点10aを通過した光は再びリフレク
タ11で反射されてその光軸と平行な光となってフレネ
ル板13側に向かう(a4 )。このとき、ランプ10a
とフレネル板13の間隔が、ランプ10とリフレクタ1
1の間隔よりも長くなるような間隔として配置すること
により、リフレクタ11の反射光はフレネル板13の開
孔部14を通過するようになる。
【0015】次に、ランプ10の出射光が直接フレネル
板13に入射する場合の光路を説明する。また、例えば
図1の破線で示されているように、ランプ10から出射
された光が直接フレネル板13に入射すると(b1 )、
リフレクタ11に対してその光軸と平行に反射される
(b2 )。そして赤外線カットフィルタ12を通過した
後にリフレクタ11に入射し、ランプ10の発光点10
a、つまりリフレクタ11の焦点を通過するように反射
されることとなる(b3 )。
【0016】ランプ10を通過した光は再びリフレクタ
11で反射されてその光軸と平行な光となってフレネル
板13側に向かう(b4 )。このとき、上記したように
ランプ10とフレネル板13の間隔を、ランプ10とリ
フレクタ11の間隔よりも長い間隔として配置すること
により、リフレクタ11の反射光はフレネル板13の開
孔部14を通過するようになる。
【0017】このように、リフレクタ11の前方にフレ
ネル板13を配置することにより、反射面15、15、
15・・・で反射された光を再びリフレクタ11に反射
して、リフレクタ11の口径よりも小さく成型されてい
る開孔部14を通過させることができるようになる。す
なわち、リフレクタ11を単独に使用したときの従来の
光束Eが開孔部14の口径と同等の光束Erに集束して
出射されるので、リフレクタ11の口径よりも小さい面
積の対象物(液晶パネルなど)を照明する場合に、光量
の増加をもたらすことができ発光効率が向上するように
なる。
【0018】次に、リフレクタ11及びフレネル板13
の焦点について説明する。図3において、横軸方向に示
されているリフレクタ11の光軸をZ、リフレクタ11
の焦点距離、すなわちリフレクタ11の凹部から発光点
10aの距離をr、発光点10aとフレネル板13の反
射面15の距離をs、リフレクタ11で反射して光軸に
平行に出射する任意の光と光軸Zの距離をh、フレネル
板13で反射して再びリフレクタ11で光軸Zと平行に
反射する光と光軸Zの距離をdとする。リフレクタ11
の曲面、すなわちパラボラ曲面とされた曲線f(h)は
数式1に示されるようになる。
【数1】 そして、光軸Zからの距離hにおける平行光をフレネル
板13の焦点に反射させる反射面15の法線角をθhと
すると数式2に示されているようになる。
【数2】 さらに、上記数式2より数式3とすることができる。
【数3】
【0019】ここで、例えば図4に示されているよう
に、外径φ110mm、焦点距離r=15mmとされている
リフレクタ11に、s=35mmとなるようにフレネル板
13を配置した場合、リフレクタ11の最外周で反射さ
れた光(h=55)は、上記数式3によりd=16.5
mmの位置に出力される。したがって、リフレクタ11が
単独の場合に出力されるφ110mmの光束は、フレネル
板13を設けることによってφ33mmの高密度化された
光束に変換されたこととなる。
【0020】なお、実際は外径φ110mm、焦点距離r
=15mmのリフレクタ11は、光軸Zを中心にその中央
部分において、ランプ10の取付け部分等による例えば
約φ16mm程度の無効部分jが生じることとなる。この
無効部分jを除くと77゜程度の領域の平行光束を得る
ことができるが、図4に示すようにフレネル板13を設
けると、φ33mmの開孔部分の領域から直接出射される
平行光束は、例えば約27.7゜の光束となる。そして
フレネル板13によって例えば約92.5゜の光束をφ
33mmの領域に取り込めるようになるが、リフレクタ1
1の例えば57.6゜〜67.4゜に入射する光はラン
プ10の取付け部分に対応する領域に反射され、約10
゜の範囲の光はロスになる。
【0021】リフレクタ11及びフレネル板13の反射
率を例えば約90%程度として、発光点10aの光がラ
ンプ10の壁面を2回通過することによるロスを例えば
約16%程度とすると、フレネル板13の反射光のトー
タルのロスは、 0.9×0.9×0.84=0.68(68%) となる。このロスを光量に換算すると、 27.7+(92.5−27.7−10)×0.68=
64.964゜ に相当し、ここで得られる光量は前記した約27.7゜
の光束の約2.3倍になる。また、図1に示したように
フレネル板13にランプ10から直接照射される多重反
射光も光量アップに寄与することとなる。
【0022】次に本発明の第二の実施例を説明する。図
5は第二の実施例の平行光源の構成及び光路を示す図で
あり、図1と同一部分は同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例では図1に示した光源部1の前方に、非球
面状の反射鏡16が配置されされている。この反射鏡1
6はフレネル板13と同様に中心部分に所定形状の非レ
ンズ部分とされる開孔部17が形成され、リフレクタ1
1で反射されたランプ10の光が通過するようになされ
ている。さらに、リフレクタ11に対向する面はパラボ
ラ形状の反射面18とされ、この反射面18の焦点は、
リフレクタ11の焦点と同一位置となるように設定され
ている。したがって、リフレクタ11で反射された光が
入射されるとランプ10に集光され、ランプ10から直
接入射された光はリフレクタ11に対して平行光となる
ように反射される。なお、本実施例ではリフレクタ11
と反射鏡16を別体で構成しているが、一体的に成型す
るようにしてもよい。
【0023】次に光路について説明する。なお、以下の
説明について、横軸方向に示されているリフレクタ11
の中心線を光軸Z、リフレクタ11の焦点距離、すなわ
ちリフレクタ11の凹部から発光点10aの距離をr
p、反射鏡16の反射面18の焦点距離をrm、リフレ
クタ11の光束の最大外径をhm、リフレクタ11で反
射された光と光軸Zの距離をh、また反射鏡16で反射
して再びリフレクタ11で開孔部17側に反射される光
と光軸Zの距離をd1 、d2 、開孔部17の半径をdm
とする。
【0024】まず、ランプ10から出射された光がリフ
レクタ11で反射されて反射鏡16に入射する場合につ
いて説明する。ランプ10から出射された光(a1 )は
例えば実線で示されているように、リフレクタ11で反
射されてその光軸と平行に出射される(a2 )。そして
反射鏡16の反射面18に入射してランプ10の発光点
10a、つまりリフレクタ11の焦点を通過するように
反射されることとなる(a3 )。
【0025】発光点10aを通過した光は再びリフレク
タ11で反射されて、その光軸と平行な光となって反射
鏡16の開孔部17に向かうようになる(a4 )。この
ように、反射鏡16で反射した光束は、リフレクタ11
のみで反射される光束より小さい光束になることによっ
て開孔部17から出射されることとなる。
【0026】このとき、距離d1 と距離hの関係は数式
4に示されているようになる。
【数4】 さらに上記数式4により距離d1 は数式5に示されてい
るようになる。
【数5】 そして、リフレクタ11の光束の最大外径hmは数式6
に示されているようになる。
【数6】 したがって、開孔部17を数式6に示したd1 よりも大
きく構成することにより、リフレクタ11で反射された
光はすべて開孔部17から出射されるようになる。
【0027】次にランプ10の出射光が直接反射鏡16
に入射する場合について説明する。例えば開孔部17の
半径が上記数式6に示したdmとされ、破線で示されて
いるように前記出射光がdm〜hmの範囲で反射される
と(b1 )、反射鏡16における距離h’で反射した光
は光軸Zと平行になりリフレクタ11にもどる(b
2 )。リフレクタ11で反射された光は(b3 )、ラン
プ10を通過して(b4 〜b5 )距離d2 において再び
リフレクタ11で反射され光軸Zと平行になる
(b6)。そしてさらに、反射鏡16、リフレクタ11
で反射され開孔部17から出射されることになる。
【0028】このとき、距離d2 と距離h’の関係は数
式7に示されているようになる。
【数7】 さらに上記数式7により距離d2 は数式8に示されてい
るようになる。
【数8】 そして例えばリフレクタ11の反射位置をd’とすると
上記数式6より数式9に示されているようになる。
【数9】 このとき距離d’は、例えばh’=dmのときは数式1
0に示されているようになり、またh’=hmのときは
数式11に示されているようになる。
【数10】
【数11】
【0029】次に図6にしたがって、反射鏡16の焦点
距離及び集光光束幅について説明する。例えばリフレク
タ11と反射鏡16の焦点を一致させて配置する場合に
は同図からわかるように数式12に示されているように
なる。
【数12】 さらに数式12を解くと数式13に示されているように
なる。
【数13】 また上記数式6、及び数式13によって数式14とする
ことができる。
【数14】
【0030】上記数式12、13、14により反射鏡1
6の焦点距離rmの最小値、及び反射鏡16によって得
られる光束の最大幅は、リフレクタ11の焦点距離rp
と最大外径hmで決まることがわかる。また、上記数式
10、数式11に上記数式13を適用すると、反射鏡1
6に直接入射される光束は数式15、数式16で決まる
範囲内となる。
【数15】
【数16】
【0031】例えば焦点距離rp=15mm、hm=55
mm、そして中央部分にφ18mmの無効部分があるリフレ
クタ11に適用すると、開孔部17の半径dmは上記数
式14より16.4mmとなる。また、反射鏡16の最小
焦点距離rmは上記数式13により50.4mmとなる。
したがって、この場合、φ110mm(4.3'')の光束
がφ33mm(1.3'')の光束に凝縮されて出射される
こととなる
【0032】以下、図7にしたがい出射光の効率面につ
いて説明する。例えば、上記したリフレクタ11(光束
=φ110mm(4.3'')、焦点距離rp=15mm)
は、中央部分のφ16mmの無効部分を除いて77゜の領
域の平行光束が得られるが、φ33mm(1.3'')の領
域の平行光束の量でからみると、28゜の光束しか取り
込むことができない。上記した反射鏡16(最小焦点距
離rm=50.4)によって92゜の光束をφ33mmの
領域にとり込むことができるが、リフレクタ11の無効
部分に入射する26゜(57.6〜83.7)の光はロ
スすることとなる。
【0033】例えばリフレクタ11、反射鏡16の反射
率を90%とし、ランプ10の壁面を2度通過すること
によるロスを例えば16%とすると、リフレクタ11の
の反射光のトータルのロスは、 0.9×0.9×0.84=0.68(68%) となり、このロスを光束量に換算すると、 28+(92−28−26)×0.68=53.8゜ に相当し、例えば約1.9倍程度の効率アップとなる。
【0034】また、ランプ10の直接光の多重反射光も
光束アップに寄与する。さらに、直接光は開孔部17か
ら出射されるまでに通常の反射光と比較して反射が4
回、発光点10aを2回余分に通過することになるので
透過率は、例えば 0.94 ×0.842 =0.46 程度に減衰する。そして反射鏡16に入射する直接光に
よる光量の増加分は、例えば、 (57.6−18.0)×0.46=18.2 程度となり、総合的な光量の増加分は、例えば (53.8+18.2)/28=2.5 程度となる。
【0035】上記したように、本実施例のリフレクタ1
1と反射鏡16により、リフレクタ11の反射光の全光
束と、反射鏡16に入射するランプ10の直接光をすべ
て平行光束に変換して開孔部17から出射することがで
きるので、光量の効率が向上するようになる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の平行光源
は、反射手段によってランプから出射された直接光の一
部を平行光束として利用することができるとともに、リ
フレクタで反射された反射光も反射手段で反射すること
により、高密度化して反射手段の開孔部から出射するこ
とが可能となる。したがって、開孔部の形状、面積を照
明する対象物に適合させて設計することにより、無駄な
光束を省いた効率のよい光源を実現することができるよ
うになる。さらに、反射手段の設計によって集光系の配
光分布を制御することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の光源部の構成及び光路
を示す図である。
【図2】第一の実施例の反射手段とされるフレネル板の
正面図である。
【図3】第一の実施例のリフレクタとフレネル板の焦点
を説明する図である。
【図4】第一の実施例の光源部の光束を説明する図であ
る。
【図5】本発明の第二の実施例の光源部の構成及び光路
を示す図である。
【図6】第二の実施例のリフレクタと反射鏡の焦点距離
及び集光光束幅を説明する図である。
【図7】第二の実施例の光源部の出射光の効率について
説明する図である。
【図8】従来の平行光源の一例を示す図である。
【図9】従来の平行光源の反射手段の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光源部 10 ランプ 10a 発光点 11 リフレクタ 12 赤外線カットフィルタ 13 フレネル板 14、17 開孔部 15、18 反射面 16 反射鏡

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光源と、 上記発光源の出射光を前方に平行光線として反射するリ
    フレクタと、 上記リフレクタの前方に配置され、中心部分に所定形状
    の開口が形成されているとともに、上記リフレクタで反
    射された光を上記発光源に集光する複数の輪帯状の反射
    面が施されているフレネル形状の反射手段を備え、 上記反射手段は上記リフレクタの反射光を入射した場合
    は該反射光を上記発光源の発光点を通過するように反射
    し、上記発光源の出射光を入射した場合は該出射光を上
    記発光源の光軸と平行となるように上記リフレクタに反
    射するように構成されていることを特徴とする平行光
    源。
  2. 【請求項2】 発光源と、 上記発光源の出射光を前方に平行光線として反射するリ
    フレクタと、 前記リフレクタの前方に配置され、中心部分に所定形状
    の開口が形成されているとともに、上記リフレクタで反
    射された光を上記発光源に集光する非球面状の反斜面が
    施されている反射手段を備え、 上記反射手段は上記リフレクタの反射光を入射した場合
    は該反射光を上記発光源の発光点を通過するように反射
    し、上記発光源の出射光を入射した場合は該出射光を上
    記発光源の光軸と平行となるように上記リフレクタに反
    射するように構成されていることを特徴とする平行光
    源。
  3. 【請求項3】 上記リフレクタと上記反射手段は一体成
    型されていることを特徴とする請求項2に記載の平行光
    源。
  4. 【請求項4】 上記開口の面積及び形状は上記平行光源
    が照明する対象物に対応していることを特徴とする請求
    項1又は請求項2又は請求項3に記載の平行光源。
JP6188991A 1994-07-20 1994-07-20 平行光源 Withdrawn JPH0829873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188991A JPH0829873A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 平行光源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188991A JPH0829873A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 平行光源

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0829873A true JPH0829873A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16233474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6188991A Withdrawn JPH0829873A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 平行光源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829873A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1089974C (zh) * 1997-02-26 2002-08-28 三星电子株式会社 Atm网络中定期产生oam信号元的方法和设备
KR100440524B1 (ko) * 2000-07-13 2004-07-19 세이코 엡슨 가부시키가이샤 조명 장치, 액정 장치 및 전자기기
US6813464B2 (en) 2002-03-01 2004-11-02 Ricoh Company, Ltd. Fixing device with a peeler and biasing devices and image forming apparatus including the same
KR101959932B1 (ko) * 2017-12-29 2019-03-19 손성근 보조반사경을 구비한 프레넬 렌즈
KR20190088884A (ko) 2018-01-19 2019-07-29 세진오엔티 주식회사 광원 장치 및 이를 구비하는 노광 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1089974C (zh) * 1997-02-26 2002-08-28 三星电子株式会社 Atm网络中定期产生oam信号元的方法和设备
KR100440524B1 (ko) * 2000-07-13 2004-07-19 세이코 엡슨 가부시키가이샤 조명 장치, 액정 장치 및 전자기기
US6813464B2 (en) 2002-03-01 2004-11-02 Ricoh Company, Ltd. Fixing device with a peeler and biasing devices and image forming apparatus including the same
KR101959932B1 (ko) * 2017-12-29 2019-03-19 손성근 보조반사경을 구비한 프레넬 렌즈
KR20190088884A (ko) 2018-01-19 2019-07-29 세진오엔티 주식회사 광원 장치 및 이를 구비하는 노광 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7350930B2 (en) Illuminating unit with reflective collimator and image projection system including the same
JP5561087B2 (ja) 画像投射装置
JP4808893B2 (ja) 画像投影装置及び集光システム
JPH06289394A (ja) 投射型表示装置用光源、照明装置および液晶表示装置
JPH0713157A (ja) プロジェクター
EP1018842A3 (en) Video projector
JP2004524581A (ja) プロジェクタディスプレイ装置
JPH10513579A (ja) 投影機用の集光システム
JP2008046479A (ja) 照明光学系およびこれを備えた投写型画像表示装置
JPH0829873A (ja) 平行光源
US5918968A (en) Illuminating device for projector
JP2001272726A (ja) 光学装置およびそれを用いた投射型表示装置
JPH0540223A (ja) 照明装置
JP2002049096A (ja) 集光光学システムおよび該集光光学システムを用いる投射型表示装置
JPH10241437A (ja) 光源装置、照明系及び画像投射装置
JPH05107643A (ja) 照明装置
JP2006163353A (ja) 照明システム
JP2003046906A (ja) 画像表示装置
JP2000194069A (ja) プロジェクタの光源アライニング装置
JP2000122178A (ja) 照明装置
JP2000122178A5 (ja)
JP2821691B2 (ja) プロジェクター用光源装置
RU2338232C1 (ru) Проекционная оптическая система
KR100200651B1 (ko) 프로젝터용 조명장치
JPH11283422A (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002