JPH08298690A - 情報伝送システム - Google Patents

情報伝送システム

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JPH08298690A
JPH08298690A JP7125804A JP12580495A JPH08298690A JP H08298690 A JPH08298690 A JP H08298690A JP 7125804 A JP7125804 A JP 7125804A JP 12580495 A JP12580495 A JP 12580495A JP H08298690 A JPH08298690 A JP H08298690A
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JP
Japan
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information
transmission system
functional unit
information transmission
base unit
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Application number
JP7125804A
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English (en)
Inventor
Shinji Morino
信治 盛野
Isao Shimada
勲 島田
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
Mitsuharu Ikeda
光治 池田
Yutaka Kato
豊 加藤
Hirotaka Hamaguchi
博隆 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有線式の伝送路を建物の建設時に先行配線しな
がらも、各種機能の装置を所望の場所で使用できるよう
にする。 【構成】情報器具Aは天井に取り付けたベースユニット
10と、ベースユニット10に対して電気的かつ機械的
に着脱される機能ユニット20とからなる。機能ユニッ
ト20はデータ端末器1との間で無線信号を授受し、ベ
ースユニット10に接続されたツイストペアケーブル2
10を伝送するデータと交換する無線中継器200より
なる。したがって、ベースユニット10を適宜配置し、
ツイストペアケーブル210を先行配線しておき、その
後にデータ端末器1の使用位置などに応じて無線中継器
200を配置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種情報を統合的に扱
うことができる情報伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内やオフィス内などにおい
て、通信、機器制御、防災・防犯などの目的で、テキス
ト、画像、音声などの各種の情報を伝送することが必要
になってきており、いわゆるマルチメディア化が進んで
きている。たとえば、ローカルエリアネットワーク(以
下、LANという)、パーソナルハンディホンシステム
(以下、PHSという)、ホームバスシステム(以下、
HBSという)などの情報伝送システムが構築され、こ
れらの情報伝送システムでは、情報端末器や電話端末器
を有線式の伝送路に接続する機能や、無線式の情報端末
器、PHSの電話端末器、機器制御用のリモコン発信器
などとの間に電波や光による無線式の伝送路を形成する
とともに無線式の伝送路と有線式の伝送路との間で情報
の交換を可能にする機能や、防災・防犯、機器制御など
のために各種センサを有線式の伝送路に接続する機能な
どが要求される。すなわち、配線設備もこのようなマル
チメディア化に対応できるものが要求されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LAN、P
HS、HBS、その他の情報伝送システムにおいて、情
報端末器、電話端末器、リモコン発振器、被制御機器、
各種センサなどをどこに配置するかは室内のレイアウト
などに応じて決定されるから、上述した各種機能を有し
て有線式の伝送路に接続される装置(以下では、この種
の装置の総称として情報器具という)は、室内のレイア
ウトなどが決定されてから配置するのが望ましい。しか
しながら、有線式の伝送路は天井内や壁内などに配線す
るのが普通であるから、建物の施工後に各種情報器具の
配置に応じて天井内や壁内に配置した伝送路を引き回す
のは手間がかかるという問題がある。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、有線式の伝送路を建物の建設時に先
行配線して配線施工を容易にしながらも、各種の情報伝
送システムに用いる各種機能の装置を所望の場所で使用
できるようにした情報伝送システムを提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、造営
面から少なくとも一部が露出するように設置される各種
の情報器具を造営物に配線されている伝送線に接続する
情報伝送システムであって、情報器具は情報伝送機能を
有した機能ユニットと、機能ユニットが機械的結合部を
介して着脱自在に結合されるとともに機能ユニットが情
報伝送を可能とする情報接続部を介して着脱自在に接続
されるベースユニットとを備え、ベースユニットは伝送
線に接続されかつ情報接続部との間で情報伝送が可能な
情報端子部を備えていて造営面に固定されていることを
特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、機械的結合部および
情報接続部は、複数種類の機能ユニットで共通の形態を
有し、同形状のベースユニットに複数種類の機能ユニッ
トが着脱自在に結合可能であることを特徴とする。請求
項3の発明では、ベースユニットは情報端子部としてモ
ジュラジャックを備え、少なくとも一対の電線を備える
ツイストペア線よりなる伝送線に接続されたモジュラプ
ラグが接続されることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明では、情報端子部となるモ
ジュラジャックは8極8芯であることを特徴とする。請
求項5の発明では、ベースユニットは情報端子部として
同軸コネクタを備え、同軸ケーブルよりなる伝送線に接
続された相手方の同軸コネクタが接続されることを特徴
とする。
【0008】請求項6の発明では、ベースユニットは情
報端子部として光コネクタを備え、光ファイバよりなる
伝送線に接続された相手方の光コネクタが接続されるこ
とを特徴とする。請求項7の発明では、ベースユニット
は情報端子部としてD−SUB型のコネクタを備え、複
数ビットの情報をパラレルに伝送する複数線式の伝送線
に接続された相手方のコネクタが接続されることを特徴
とする。
【0009】請求項8の発明では、ベースユニットは情
報端子部としてフォーク状に形成され電線が圧入される
と電線の絶縁被覆を剥ぎながら電線の芯線を挟み込む圧
接形の端子片を複数個備え、少なくとも一対の電線より
なるツイストペア線よりなる伝送線が各端子片に接続さ
れることを特徴とする。請求項9の発明では、端子片が
突設された端子台の近傍には端子台に被さる位置と端子
台を開放する位置との間で移動自在な押さえレバーが設
けられ、押さえレバーは端子台に被さる向きに移動する
ときに電線に対して端子片に圧接させる向きの力を作用
させることを特徴とする。
【0010】請求項10の発明では、情報接続部はベー
スユニットに設けたモジュラジャックと機能ユニットに
設けたモジュラプラグとからなることを特徴とする。請
求項11の発明では、請求項10の発明において、情報
接続部のモジュラジャックは8極8芯であることを特徴
とする。請求項12の発明では、情報接続部はベースユ
ニットに設けた同軸コネクタと機能ユニットに設けた相
手方の同軸コネクタとからなることを特徴とする。
【0011】請求項13の発明では、情報接続部はベー
スユニットに設けた光コネクタと機能ユニットに設けた
相手方の光コネクタとからなることを特徴とする。請求
項14の発明では、情報接続部はベースユニットに設け
た複数ビットの情報をパラレルに伝送するD−SUB型
のコネクタと機能ユニットに設けた相手方のコネクタと
からなることを特徴とする。
【0012】請求項15の発明では、情報接続部はベー
スユニットと機能ユニットとの一方に設けられた平板形
の複数個の端子片と他方に設けられ各端子片が面接触す
る圧接片とからなることを特徴とする。請求項16の発
明では、機械的結合部は機能ユニットを通してベースユ
ニットに螺合する結合ねじよりなることを特徴とする請
求項1記載の情報伝送システム。
【0013】請求項17の発明では、機械的結合部はベ
ースユニットと機能ユニットとの外周面の少なくとも一
方に形成した雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を備え他方に
保持されるリングねじよりなることを特徴とする。請求
項18の発明では、機械的結合部はベースユニットと機
能ユニットとの対向面の一方より突出する複数個の引掛
爪と、他方に設けられ各引掛爪がそれぞれ挿入される複
数個の引掛孔とからなり、引掛爪はベースユニットと機
能ユニットとの相対位置を固定した状態で引掛孔に沿っ
て移動自在であって先端部が移動方向の一側に突出し引
掛孔の一端側に設けた引掛部に係止可能な鈎状に形成さ
れて成ることを特徴とする。
【0014】請求項19の発明では、引掛爪を引掛部に
係止する向きにばね付勢するロックばねと、ロックばね
のばね力に抗して引掛爪を非係止位置に保持するロック
手段と、ベースユニットと機能ユニットとの対向面の一
方に突出し両者の結合時に他方からの押力を受けるとロ
ック手段による引掛爪の係止を解除させるロック解除手
段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項20の発明では、伝送線はツイスト
ペアケーブルよりなることを特徴とする。請求項21の
発明では、伝送線は同軸ケーブルよりなることを特徴と
する。請求項22の発明では、伝送線は光ファイバより
なることを特徴とする。請求項23の発明では、伝送線
を伝送される信号はホームバスシステムのフォーマット
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項24の発明では、機能ユニットは無
線信号を送受可能な無線中継器であって、伝送線を伝送
される信号はISDNのフォーマットを備えることを特
徴とする。請求項25の発明では、機能ユニットはデー
タ端末器との間で無線信号を送受可能な無線中継器であ
って、伝送線を伝送される信号はデータ端末器の間でデ
ータ伝送が可能なローカルエリアネットワーク用のフォ
ーマットを備えることを特徴とする。
【0017】請求項26の発明では、機能ユニットは監
視カメラであって、伝送線を伝送される信号は映像情報
を伝送可能な形態を有することを特徴とする。請求項2
7の発明では、機能ユニットは無線式の電話機との間で
無線信号を送受可能な無線中継器であって、伝送線を伝
送される信号は電話信号であることを特徴とする。
【0018】請求項28の発明では、情報器具に給電す
る給電路を設けたことを特徴とする。請求項29の発明
では、情報器具を接続した伝送線と伝送線を接続する他
装置との間に介装され、各情報器具と他装置との接続関
係を任意に設定することができる接続選択装置を設けた
ことを特徴とする。
【0019】請求項30の発明では、請求項29の発明
において、他装置は少なくとも住宅情報盤を含むことを
特徴とする。請求項31の発明では、情報器具は伝送線
を介してバス接続されることを特徴とする。請求項32
の発明では、情報器具は伝送線を介してリング接続され
ていることを特徴とする。
【0020】請求項33の発明では、複数の情報器具に
接続した伝送線を一括して接続する中継端子台を備え、
中継端子台には多数組のツイストペア線をシースに収納
した多対ケーブルが接続されることを特徴とする。請求
項34の発明では、機能ユニットは無線装置との間で電
波による無線信号を送受する無線中継器であることを特
徴とする。
【0021】請求項35の発明では、機能ユニットは視
野内の映像を電気信号に変換するTVカメラであること
を特徴とする。請求項36の発明では、機能ユニットは
固有のアドレスを備え2線式の伝送線に分岐接続された
端末器であって、伝送線を介して接続された伝送制御装
置から時分割多重伝送方式で伝送される伝送信号により
伝送制御装置を通してデータを授受することを特徴とす
る。
【0022】請求項37の発明では、機能ユニットは光
を無線信号に用いるデータ端末器との間で無線信号を送
受する無線中継器であって、データ端末器間で情報を伝
送することができるローカルエリアネットワークを構築
することを特徴とする。請求項38の発明では、機能ユ
ニットは周囲の条件を検出するセンサであることを特徴
とする。
【0023】請求項39の発明では、機能ユニットはス
ピーカであることを特徴とする。請求項40の発明で
は、機能ユニットは伝送線を伝送される信号と他の装置
との間で伝送される信号との信号変換機能を有すること
を特徴とする。請求項41の発明では、機能ユニットは
無線装置との間で無線信号を授受する無線中継器であっ
て、伝送線を伝送される有線信号と無線信号とのフォー
マットを変換する機能を有することを特徴とする。
【0024】請求項42の発明では、機能ユニットは無
線装置との間で無線信号を送受するとともに、交信範囲
内に存在する複数の無線装置間の通信を可能とするリピ
ータであることを特徴とする。請求項43の発明では、
機能ユニットはデータ端末器からのデータを選別して伝
送線に送出させるブリッジであることを特徴とする。
【0025】請求項44の発明では、情報接続部はベー
スユニットと機能ユニットとの一方に設けたコネクタを
他方に挿入する形態を有し、被挿入側には常時は閉塞さ
れコネクタが挿入されるときの押力によって開放される
扉体が設けられて成ることを特徴とする。請求項45の
発明では、ベースユニットは室内の壁と天井と床とのい
ずれかに取付可能な取付装置を備えることを特徴とす
る。
【0026】請求項46の発明では、造営材に埋め込ま
れ造営面に開口するスイッチボックスにベースユニット
の一部が収納されるとともに、スイッチボックスに螺合
するボックスねじによりベースユニットがスイッチボッ
クスに固定されることを特徴とする。請求項47の発明
では、板状の造営材に穿孔した取付孔の周縁前面に当接
するベースプレートと、ベースプレートに挿通されて取
付孔の後面側に突出する引き付けねじに螺合した挟み片
を備え引き付けねじを締め付けによりベースプレートと
挟み片との間に造営材を挟持する固定金具とを備えるこ
とを特徴とする。
【0027】請求項48の発明では、ベースプレートと
機能ユニットとの間に介在して機能ユニットの情報接続
部とベースプレートの情報接続部の形態に変換するアダ
プタユニットを備えることを特徴とする。請求項49の
発明では、ベースプレートと機能ユニットとの間の情報
接続部の接続状態を検知する接続検知手段を備えること
を特徴とする。
【0028】請求項50の発明では、機能ユニットは情
報接続部のうち余剰の一対の線路間を短絡したループ回
路を備え、接続検知手段はループ回路の成立の有無を判
断することを特徴とする。請求項51の発明では、ベー
スユニットと機能ユニットとの対向面の一方に押釦スイ
ッチを備え、接続検知手段はスイッチの押状態の有無を
判断することを特徴とする。
【0029】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、各種機能を持
つ機能ユニットと伝送線に接続されるベースユニットと
を別体に設けているから、配線施工時にベースユニット
のみを設置しておき、使用形態が決まってから所望の位
置のベースユニットに機能ユニットを結合すればよく、
先行配線が可能になって配線施工が容易になるのであ
る。
【0030】とくに請求項2の発明のように機械的結合
部および情報接続部を複数種類の機能ユニットで共通の
形態とすれば、同種のベースユニットを複数種類の機能
ユニットで共用することができ、製造コストの低減につ
ながるとともに、配線施工時には目的を意識することな
くベースユニットを配置しておき、実際の使用時に機能
ユニットの種類を決めることができるのであって、配線
施工が容易になるとともに使用形態の自由度が高くな
る。
【0031】請求項3の発明の発明の構成によれば、情
報端子部としてモジュラジャックを備えるから、単なる
差し込み作業だけで複数本の伝送線を接続することがで
き結線作業が容易になる。請求項4の発明の構成によれ
ば、モジュラジャックは8極8芯であるから、2芯、4
芯、6芯、8芯のいずれの形態でも使用することがで
き、しかも従来より提供されている電話等との互換性を
有し、汎用性が高くなる。
【0032】請求項5の発明の構成によれば、伝送線と
して同軸ケーブルを用いることになるから、機能ユニッ
トが電波である無線信号を扱う場合に、高周波信号をそ
のまま伝送線に伝送することも可能になる。また、映像
信号のような高周波信号を伝送したり、高速かつ遠距離
のデータ伝送が可能になる。高周波信号と映像信号とを
混在させて伝送することも可能である。
【0033】請求項6の発明の構成によれば、伝送線と
して光ファイバを用いることになるから、大量のデータ
を伝送することが可能であるとともに、耐ノイズ性能が
高くなる。請求項7の発明の構成によれば、D−SUB
型のコネクタを用いることによって、複数ビットの情報
をパラレルに伝送することができる。また、トランシー
バを用いてバス構成のLANを構築することができる。
【0034】請求項8の発明の構成によれば、圧接形の
端子片により伝送線を接続するから、ツイストペア線を
絶縁被覆の剥離を行なわずに押し付けるだけで接続する
ことができ、結線作業が容易になる。請求項9の発明の
構成によれば、圧接形の端子片を有する端子台に押さえ
レバーを設けていることによって、別途の工具を用いる
ことなく圧接形の端子片への結線を行なうことができ、
しかも複数本の電線を比較的小さい力で同時に接続する
ことができる。
【0035】請求項10の発明の構成によれば、ベース
ユニットと機能ユニットとをモジュラジャックとモジュ
ラプラグとにより接続するから、標準品のコネクタを用
いて簡単に接続することができる。しかも、ベースユニ
ット側にモジュラジャックを設ければ、機能ユニットを
結合せずにデータ端末器や電話機をベースユニットに直
接接続することが可能である。
【0036】請求項11の発明の構成によれば、情報接
続部のモジュラジャックが8極8芯であるから、8芯、
6芯、4芯、2芯のペア線の信号の電気的接続が可能に
なり、用途が拡大する。請求項12の発明の構成によれ
ば、ベースユニットと機能ユニットとを同軸コネクタで
接続するから、映像信号や高周波信号を低損失で伝送す
ることができる。
【0037】請求項13の発明の構成によれば、ベース
ユニットと機能ユニットとを光コネクタで接続するか
ら、光ファイバを伝送線としての伝送が可能であり、耐
ノイズ性が高くなる。請求項14の発明の構成によれ
ば、ベースユニットと機能ユニットとを複数ビットの情
報をパラレルに伝送するD−SUB型のコネクタで接続
するから、パラレル信号の伝送が可能になる。
【0038】請求項15の発明の構成によれば、ベース
ユニットと機能ユニットとを平板形の複数個の端子片と
面接触する圧接片とにより接続するから、比較的大容量
の電気的接続が可能になる。請求項16の発明の構成に
よれば、機能ユニットを通してベースユニットに螺合す
る結合ねじにより機能ユニットとベースユニットとを結
合するから、比較的高い結合強度で結合することができ
る。
【0039】請求項17の発明の構成によれば、ベース
ユニットと機能ユニットとをリングねじを用いて螺合さ
せるから、比較的高い結合強度としながらも別途に工具
を用いる必要がなく、また機械的結合手段が外部に露出
していて天井等に取り付ける際にも作業が容易になる。
請求項18の発明の構成によれば、ベースユニットと機
能ユニットとの対向面の一方より突出する複数個の引掛
爪と、他方に設けられた複数個の引掛孔とを係合させる
から、引掛爪と引掛孔との位置合わせを行なえば、引掛
爪をスライドさせるだけの簡単な操作でベースユニット
と機能ユニットとを結合することができる。しかも、特
殊な施工方法によらず熟練者でなくとも容易に施工する
ことができる。
【0040】請求項19の発明の構成によれば、ロック
ばねによって引掛爪を係合方向に付勢した状態でロック
手段によって非係止位置にロックしておき、ベースユニ
ットに機能ユニットを押し付けるだけで、ロック状態が
解除されるようにロック解除手段を設けているから、引
掛爪と引掛孔との位置合わせをして機能ユニットをベー
スユニットに押し付けるだけの単純作業で機械的結合が
行なえる。その結果、施工時間が大幅に短縮される。
【0041】請求項20の発明の構成によれば、伝送線
としてツイストペアケーブルを採用しているから、安価
であり、かつ容易に施工することができ、しかも各種の
システムに適用できるから汎用性が高くなる。請求項2
1の発明の構成によれば、伝送線として同軸ケーブルを
用いるから、高周波信号や映像信号を伝送することがで
き、大容量のデータを高速に伝送することが可能にな
る。
【0042】請求項22の発明の構成によれば、伝送線
として光ファイバを用いるから、高周波信号等を高い耐
ノイズ性を持たせて伝送することができ、データ通信の
信頼性が高くなる。請求項23の発明の構成によれば、
ホームバスシステムのフォーマットの信号を伝送するこ
とで、各種機器を集中的に制御することが可能であっ
て、管理および維持が容易になる。
【0043】請求項24の発明の構成によれば、ISD
Nのフォーマットの信号を伝送することで、デジタル電
話、G4規格のファクシミリ等を接続することができ、
鮮明な音質での通信や鮮明な画像の伝送が可能になる。
請求項25の発明の構成によれば、ローカルエリアネッ
トワーク用の信号伝送を行なうから、各種の装置を共有
化することが可能であり、しかも外部のネットワークと
接続すれば、国内だけではなく海外の情報資源を利用す
ることも可能になる。ここに、各種のコネクタを利用す
れば、10BASE−5をはじめ100MHz程度の伝
送が可能になり、RS232Cを用いる伝送もコネクタ
の変更のみで対応可能である。
【0044】請求項26の発明の構成によれば、機能ユ
ニットとして監視カメラを用いており、静止画や動画を
伝送することができ、各種の監視が可能になってセキュ
リティのサービスが可能になる。請求項27の発明の構
成によれば、機能ユニットとして無線式の電話機との間
で無線信号を送受可能な無線中継器を用いるから、公衆
網に接続して汎用性を一層高めることができる。
【0045】請求項28の発明の構成によれば、情報器
具に給電する給電路を設けているから、他の電源ケーブ
ルから電源を供給する必要がなく、省配線になる。請求
項29の発明の構成によれば、各情報器具と他装置との
接続関係を任意に設定することができる接続選択装置
(パッチパネル等)を設けたことにより、各種の装置に
対して所望の情報器具を接続することができる。
【0046】請求項30の発明の構成によれば、他装置
は少なくとも住宅情報盤を含んでおり、ホームバスシス
テムにおいて接続選択装置を用いて接続関係を任意に設
定できるから、各装置の施工後に接続関係を変更するこ
とができ、施工の自由度が高くなる。請求項31の発明
の構成によれば、情報器具が伝送線を介してバス接続さ
れるから、スター配線に比較して省配線になる。
【0047】請求項32の発明の構成によれば、情報器
具が伝送線を介してリング接続されるから、通信接続回
数が均一になり、頻繁にアクセスする必要がなくなる。
請求項33の発明の構成によれば、中継端子台を介して
多数組のツイストペア線を多対ケーブルにまとめるか
ら、配線空間を有効に利用することができる。請求項3
4の発明の構成によれば、機能ユニットを無線装置との
間で電波による無線信号を送受する無線中継器としてい
るから、無線式のデータ端末器やPSH電話機などを利
用することができる。
【0048】請求項35の発明の構成によれば、機能ユ
ニットとして視野内の映像を電気信号に変換するTVカ
メラを用いており、TVカメラは任意の場所に設置した
ベースユニットに結合可能であるから、先行配線のみで
いろいろな場所の監視が可能になる。請求項36の発明
の構成によれば、時分割多重伝送方式で各種の機器間で
データを伝送するから、2線の伝送線でセンサ、照明器
具、リレースイッチ等を一括して集中制御することがで
きる。
【0049】請求項37の発明の構成によれば、機能ユ
ニットは光を無線信号に用いるデータ端末器との間で無
線信号を送受する無線中継器であるから、光リモコンシ
ステムを容易に構築することができる。請求項38の発
明の構成によれば、機能ユニットは周囲の条件を検出す
るセンサであるから、先行配線により設置されているベ
ースユニットがあれば、任意の場所で各種情報を収拾す
ることができる。たとえば、人体検知センサや火災セン
サを設けることで防犯システムや防災システムを容易に
構築することができる。
【0050】請求項39の発明の構成によれば、機能ユ
ニットがスピーカであるから、警報報知用やBGM用の
スピーカを任意の場所に設置することができる。請求項
40の発明の構成によれば、機能ユニットは伝送線を伝
送される信号と他の装置との間で伝送される信号との信
号変換機能を有するから、伝送線を伝送される信号とは
異なる形式の信号であっても伝送線に載せて伝送するこ
とが可能になる。
【0051】請求項41の発明の構成によれば、機能ユ
ニットは無線装置との間で無線信号を授受する無線中継
器であって、伝送線を伝送される有線信号と無線信号と
のフォーマットを変換する機能を有するから、無線信号
を所望の装置への信号に変換して伝送することが可能に
なる。請求項42の発明の構成によれば、機能ユニット
は無線装置との間で無線信号を送受するとともに、交信
範囲内に存在する複数の無線装置間の通信を可能とする
リピータであるから、一つの無線装置からのデータを他
の多数の無線装置に対して一斉送信することが可能にな
る。
【0052】請求項43の発明の構成によれば、機能ユ
ニットはデータ端末器からのデータを選別して伝送線に
送出させるブリッジであるから、データの選別によって
必要なデータのみを伝送することができる。請求項44
の発明の構成によれば、扉体を備えていることにより、
機能ユニットが接続されていないときには、接続部を閉
塞して異物の侵入を防止して情報接続部を保護すること
ができる。
【0053】請求項45の発明の構成によれば、ベース
ユニットは室内の壁と天井と床とのいずれかに取付可能
な取付装置を備えるから、壁や床に装着すれば他装置と
の接続が容易になり、天井に接続すれば障害物なく電波
や光を伝送することができる。請求項46の発明の構成
によれば、スイッチボックスにベースユニットを取り付
けるから、横向きにも容易に取り付けることができる。
【0054】請求項47の発明の構成によれば、挟み片
を有した固定金具でベースプレートを取り付けるから、
板状の造営材に対して容易に取り付けることができる。
請求項48の発明の構成によれば、ベースプレートと機
能ユニットとの間に介在して機能ユニットの情報接続部
とベースプレートの情報接続部の形態に変換するアダプ
タユニットを備えるから、機能ユニットにはベースプレ
ートに対する機械的結合部や情報接続部を持たない場合
でも、アダプタユニットを用いることでベースプレート
への取付けが可能になる。
【0055】請求項49の発明の構成によれば、ベース
プレートと機能ユニットとの間の情報接続部の接続状態
を検知する接続検知手段を備えるから、ベースプレート
に対して機能ユニットが確実に接続されているか否かを
判断することによって、防災システムではセンサの接続
不良などを検出することができ安全性の高いシステムを
構築することができる。また、防犯システムであればセ
ンサ等を外されたりした場合に容易に検出することがで
きるから、防犯性が高くなる。
【0056】請求項50の発明の構成によれば、機能ユ
ニットは情報接続部のうち余剰の一対の線路間を短絡し
たループ回路を備え、接続検知手段はループ回路の成立
の有無を判断するから、伝送路の断線も同じ手段で検出
することができ、障害を事前に察知することができて補
修が容易になる。請求項51の発明では、ベースユニッ
トと機能ユニットとの対向面の一方に押釦スイッチを備
え、接続検知手段はスイッチの押状態の有無を判断する
から、上述のように安全性や防犯性が高くなる。
【0057】
【実施例】以下に説明する実施例のシステム構成には多
種類のものがあるが、まず、理解の容易な単機能のもの
について数種類説明し、その後にそれらのシステムを混
在させた複合的なシステムについて説明する。 (実施例1)本実施例では、データ端末器1の間を結合
する伝送路の少なくとも一部を無線式の伝送路としたL
ANについて説明する。このLANは、図1に示すよう
に、天井等(壁でもよい)に取り付けられる複数台の無
線中継器200を備え、各無線中継器200は、データ
端末器1との間で無線によりデータを送受し、伝送線L
dを通してLANを構築する有線式の伝送路に接続され
る。ここで、有線式の伝送路に接続された装置はHUB
201を介して互いに接続してある。無線中継器200
に接続される伝送線Ldにはツイストペアケーブル21
0を用いてあり、ツイストペアケーブル210として
は、4組のツイストペア線をシースに通した8線式のも
のを用いている。無線中継器200とHUB201との
間にはパッチパネル202が介装される。無線中継器2
00は、天井や壁に取り付けられ伝送線Ldが接続され
るベースユニット10と、ベースユニット10に対して
着脱自在に結合されデータ端末器1との間での無線信号
の送受信を行なう機能ユニット20とにより構成されて
いる。具体的な構成は後述するが、ベースユニット10
は建物の建築時などにあらかじめ施工され、機能ユニッ
ト20は必要に応じてベースユニット10に結合される
のである。また、機能ユニット20をベースユニット1
0に結合することにより、機能ユニット20はベースユ
ニット10を介して伝送線Ldに電気的に接続される。
【0058】パッチパネル202は、1次側と2次側と
に多数の伝送線Ldを接続することができ、1次側と2
次側とに接続された伝送線Ldの相互の接続関係を任意
に変更可能とするものであり、スイッチ操作を行なうか
外部から切換信号を与えることによって、1次側と2次
側との接続関係を変更するように構成されている。パッ
チパネル202の1次側には、HUB201が接続され
2次側には無線中継器200のほか、有線式のデータ端
末器1を接続するためにモジュラジャックを備えたモジ
ュラコンセント203が接続される。つまり、スター型
の接続形態を有するLANを構築している。
【0059】データ端末器1は、ノート型、ラップトッ
プ型、デスクトップ型などと称する通常のコンピュータ
装置(パーソナルコンピュータ、ワークステーション
等)を用いており、通信ユニット(図示せず)を接続す
る(ICカードドライブに挿着するカード型の通信ユニ
ットや、拡張スロットに挿着するボード型の通信ユニッ
トが提供されている)ことによって、無線式のデータ端
末器1として機能させている。
【0060】ところで、データ端末器1は有線式のLA
Nのプロトコルで規定された形式の信号を授受し、有線
式のLANと無線式のLANとの間のプロトコルの変換
を行なう。無線中継器200は常時は無線信号によって
各データ端末器1をポーリングしており、各データ端末
器1に設定されたアドレスを用いることによって、無線
信号による通信可能な範囲に存在するデータ端末器1を
順次呼び出している。データ端末器1では、無線中継器
200から伝送された無線信号のアドレスが自己のアド
レスに一致すると、無線信号により無線中継器200に
データを伝送する。
【0061】しかして、無線式のLANを構築している
データ端末器Aが他のデータ端末器Bに対してHUB2
01を通してデータを伝送する場合には、図2のような
手順でデータの伝送がなされる。まず、データ端末器A
において送信データが発生すると、送信先アドレスを含
む無線伝送用のデータを作成する(S1)。無線中継器
200のポーリングによりデータ端末器Aがアクセスさ
れると(S2)、ステップS1で作成したデータを無線
信号として送出する(S3)。無線中継器200では、
データ端末器Aからの無線信号を受信したときに(S
4)、正常な受信でなければ(S5)、データ端末器A
に対する受信処理を中止する(S6)。正常な受信であ
れば受信確認の無線信号(ACK)をデータ端末器Aに
返送する(S7)。データ端末器Aでは、この無線信号
を受信すると次の処理に移行する(S8)。
【0062】一方、無線中継器200は、データ端末器
Aからの無線信号を正常に受信すれば、無線信号のデー
タを取り出すとともに有線式の伝送路に送出する伝送信
号を生成し(S9)、送信先アドレスにより示されてい
るデータ端末器Bに対してCSMA/CDによってデー
タを伝送する(S10)。このようにして、無線中継器
200からのデータはHUB201を経由して伝送され
(S11)、データ端末器Bでデータを受信することが
できるのである(S12)。ここで、データ端末器Aか
らのデータの送信先をデータ端末器Bとしているが、送
信先がサーバなどであってもよい。後述するが、HUB
201を用いていることにより必要に応じて他の有線式
のLANへの乗り入れも可能である。
【0063】本発明の要旨とするところは、ベースユニ
ット10と、HUB201のようなシステム構築に必要
な装置とをパッチパネル202のように接続関係を変更
できる装置を介在させて接続した状態で建物の建築時に
先行配線しておき、その後、必要に応じて機能ユニット
20を所望のベースユニット10に接続し、さらに、パ
ッチパネル202などを用いて、各機能ユニット20と
HUB201などとを所望の接続関係で接続することが
できるようにしている点にある。このような構成を採用
することによって、施工者は建物の建築時には最終的な
使用形態をほとんど考慮することなく、何らかの規則に
従ってベースユニット10などを設置しておけばよく、
配線施工が容易になるのである。また、使用者は使用形
態に応じて機能ユニット20をベースユニット10に結
合し、パッチパネル202で接続関係を設定すればよ
く、ベースユニット10が既設のものであるにもかかわ
らず、所望の機能が得られるように機能ユニット20を
配置することができる。
【0064】(実施例2)上述した実施例では、無線中
継器200をスター接続した例を示したが、リング接続
することも可能である。すなわち、図3に示すように、
各無線中継器200をMAU204に接続することによ
ってリング接続しているのであり、4組のツイストペア
線よりなるツイストペアケーブル210を用いた8線式
の伝送線Ldのうちの4線ずつを異なる無線中継器20
0に接続するようになっている。また、ツイストペアケ
ーブル210はモジュラコネクタ(モジュラジャックと
モジュラプラグ)230を用いて無線中継器200に接
続されている。
【0065】本実施例のLANでは、図4に示すよう
に、無線中継器200は図2に示した実施例1の伝送処
理と同様に有線式の伝送路への伝送信号を作成した後
に、伝送線Ldを伝送されるトークンを獲得してデータ
の送信権を得ると(S10)、別の端末器Bをポーリン
グする無線中継器200に対してトークンを用いてデー
タを伝送するのである(S11)。他の構成および動作
は実施例1と同様である。
【0066】(実施例3)本実施例は、図5に示すよう
に、LANにPHS(パーソナルハンディホンシステ
ム)を混在させた複合型のシステム構成例である。PH
Sについては他の実施例で後述するが、PHS電話機2
と無線中継器220との間で無線信号により情報伝送を
行なう点は無線式のデータ端末器1と無線中継器200
との間で情報伝送を行なうものと同様の構成になる。こ
こでは、伝送線Ldとして同軸ケーブル211を用いて
おり、無線中継器200,220と同軸ケーブル211
との間にはトランシーバ221を介在させている。この
トランシーバ221は、無線中継器200,220に対
してはD−SUB型のコネクタ231を用いて接続され
る。しかして、本実施例ではデータ端末器1に対応する
無線中継器200と、PHS電話機2に対応する無線中
継器220とは、トランシーバ221を介して同一の同
軸ケーブル211に接続されバス接続されることにな
る。また、トランシーバ221および無線中継器20
0,220に直流電力を給電するために各無線中継器2
00,220には電源線Lpが伝送線Ldとは別に接続
されている。図5に示すシステム構成では、無線中継器
200,220を天井に取り付け、壁にはベースユニッ
ト10を設けてある。このベースユニット10には機能
ユニット20は結合されず、ケーブル205を用いてH
UB201が接続される。ベースユニット10を壁に取
り付けるには、壁に埋め込まれたスイッチボックス20
6を用い、一般の配線器具と同様にスイッチボックス2
06に螺合するボックスねじ206aを用いる。また、
壁に取り付けたベースユニット10もトランシーバ22
1を備え電源線Lpが接続されている。本実施例では同
軸ケーブル211の端部に終端抵抗222を接続してあ
る。
【0067】本実施例の場合、データ端末器A,Bの間
では同軸ケーブル211を通してCSMA/CDにより
伝送を行ない、図6に示すように、送信権の獲得後にH
UB201を通すことなくデータ端末器Bにデータを送
信するようにしてある(S11)。他の構成および動作
は実施例1と同様である。 (実施例4)本実施例は、図7に示すように、PHSを
構築するものであって、PHS電話機2は実施例3と同
様の無線中継器220を介して音声情報を無線信号によ
り伝送する。無線中継器220は伝送線Ldとしての8
線式のツイストペアケーブル210に接続され、2台の
パッチパネル202a,202bを介してPBX223
に接続され、公衆回線に接続されることになる。ツイス
トペアケーブル210のうちの2組は音声信号用に用い
られ、1組は直流電力の供給用に用いられ、他の1組は
他の用途に用いるか利用しないようになっている。
【0068】PHS電話機2と無線中継器220とPB
X223との間の情報伝送のシーケンスを図8に示す。
PBX223は発呼側の電話機からの発呼信号を受信し
たときに被呼側の電話機がPHP電話機2であると、対
応する無線中継器220を選択する。次に、PBX22
3は無線中継器220に着信を報知し、さらに無線中継
器220はPHS電話機2に対して着呼を報知する。P
HS電話機2への着呼の報知に伴って無線中継器220
に対してリンク確立要求が返送されると、PHS電話機
2にリンクチャネルが割当てられる。リンクチャネルの
割当てがなされたPHS電話機2から着呼応答がある
と、無線中継器220では呼設定を行ない、PHS電話
機2では呼設定を受け付ける。その後は、PHS電話機
2から無線中継器220に呼出信号、応答信号を順に送
信し、無線中継器220ではPHS電話機2からの応答
信号を受けると、PBX223に応答信号を送るととも
に応答確立の旨をPHS電話機2に報知する。このよう
にしてPBX223とPHS電話機2との間で無線中継
器220を介在させた通話路が形成され、通話が可能と
なるのである。
【0069】(実施例5)本実施例は、図9に示すよう
に、LANとPHSとを混在させたものであって、6台
の無線中継器200,220にそれぞれ8線式の伝送線
Ldを接続するとともに、無線中継器200,220と
は異なる機能(センサあるいはスピーカなど)を有した
情報器具Aに2線式の伝送線Ldを接続してある。すな
わち、伝送線Ldは合計で50線であって中継端子台2
07を介して50線の多対ケーブル212にまとめら
れ、多対ケーブル212はパッチパネル202aの2次
側に接続される。
【0070】パッチパネル202aの2次側にはモジュ
ラジャック式の情報コンセント208が接続され、情報
コンセント208が設けられ、情報コンセント208と
プリンタ240とをプリンタケーブル241を介して接
続することにより、LAN内でプリンタ241を共有し
ている。パッチパネル202aの1次側には、ホストコ
ンピュータ242、HUB201a,201b、別のパ
ッチパネル202bが接続される。HUB201a,2
01bはそれぞれイーサネット用とトークンリング用と
であって、各HUB201a,201bにはそれぞれブ
リッジ209a,209bを介して高速幹線243が接
続される。このようなブリッジ209a、209bを設
けていることにより、高速幹線243およびパッチパネ
ル202bを介して他のLANなどへの乗り入れが可能
になっている。他の構成および動作は実施例1、実施例
4と同様である。
【0071】(実施例6)本実施例は、実施例5とほぼ
同様の構成であって、図10に示すように、各無線中継
器200,220に接続した8線式のツイストペアケー
ブル210をパッチパネル202aに直接接続した構成
を有する。また、パッチパネル202aの2次側には電
話機を接続するためのモジュラコンセント203も設け
てある。その他の構成および動作は実施例5と同様であ
る。
【0072】(実施例7)本実施例は、図11に示すよ
うに、TVカメラよりなる監視カメラ250を用いて、
映像による監視を行なうようにした監視システムであっ
て、監視カメラ250を情報器具Aとしたものである。
各監視カメラ250はそれぞれ8線式のツイストペアケ
ーブルもしくは同軸ケーブルよりなる伝送線Ldを介し
て用いてパッチパネル202の2次側に接続されてい
る。8線式のツイストペアケーブルを用いるときには、
映像信号用と直流電力の供給用と外部同期信号用とに各
1組ずつが用いられる。また、同軸ケーブルを伝送線L
dに用いるときには映像信号を直流に重畳して伝送す
る。パッチパネル202の2次側にはモジュラコンセン
ト203が接続されており、このモジュラコンセント2
03にも監視カメラ250を接続することが可能であ
る。
【0073】一方、パッチパネル202の1次側にはC
RTや液晶表示器を備えたモニタ装置251が接続さ
れ、監視カメラ250で撮像した映像をモニタ装置25
1に表示できるようになっている。ここで、モニタ装置
251からは、パッチパネル202に対して切換指示を
与えることができ、複数台の監視カメラ250で撮像た
映像を切り換えて表示させることができる。また、モニ
タ装置251が大画面を備えるものであれば、画面を分
割して複数の監視カメラ250からの映像を同時に表示
するようにしてもよい。他の構成は実施例1と同様であ
って、監視カメラ250は機能ユニット20として設け
られ、ベースユニット10に対して結合される構造とな
っている。
【0074】(実施例8)本実施例は、図12に示すよ
うに、情報器具Aとして各種センサ260を設けたもの
である。本実施例で示すセンサ260はどのようなもの
でもよいが、たとえば、検知エリア内の人の存否を検出
する人体検知センサ、周囲照度を検出する照度センサ、
周囲温度を検出する温度センサ、煙の存在などにより火
災を検出する火災検知器などがある。これらのセンサ2
60は、オン・オフの接点出力を発生する構成としてお
き、常時はオンであって設定条件が成立するとオフにな
るように構成しているものとすれば、複数のセンサ26
0を2線式の伝送線Ldを介して直列接続することでい
ずれかのセンサ260で設定条件が成立したことをコン
トローラ261側で知ることができる。このコントロー
ラ261では、センサ260の種類に応じた報知や制御
を行なう。
【0075】また、複数のセンサ260にそれぞれアド
レスを付与しておき、時分割多重伝送方式によって、コ
ントローラ261が各センサ260をアクセスすること
によって、各センサ260での検知情報を獲得するよう
にしてもよい。この場合には、コントローラ261が伝
送制御装置として機能し、各センサ260をサイクリッ
クにアクセスするか、あるいはコントローラ261から
常時はダミー信号を送出しておき情報を伝送しようとす
るセンサ260が割り込み信号をダミー信号に同期して
発生したときに、割り込み信号を発生したセンサ260
を検索した後にそのセンサ260をアクセスする方式が
ある。これらは本件出願人が先に多数出願している技術
である。ここで、伝送線Ldには信号が常時伝送されて
いるから、この信号を双極性の電圧信号とすることでセ
ンサ260に給電することが可能である。すなわち、セ
ンサ260には全波整流回路を設けて電圧信号を整流平
滑すればセンサ260での電源を得ることができる。他
の構成および動作は実施例1と同様である。
【0076】(実施例9)実施例8で説明した時分割多
重伝送方式を用いれば、図13に示すように、照明負荷
270を赤外線等の光を用いたリモコン用の無線信号を
受信することができる光リモコン受信器271を用いて
点灯・消灯させたり、検知エリア内に人が存在するとき
に出力をオンにして負荷を制御する人体検知センサ27
2を用いて点灯・消灯させたりすることができる。ここ
で、伝送制御装置はパッチパネル202を介して接続さ
れており図には示されていない。伝送線Ldは2線式の
ケーブルであって、照明負荷270を制御する機能を有
した端末器270aと光リモコン受信機271と人体検
知センサ272とは伝送線Ldに分岐接続されている。
すなわち、2線の伝送線Ldを一対ずつ接続することに
よって伝送線Ldを順次送るようになっている。伝送線
Ldと端末器270aを機能ユニット20とするベース
プレート10は引掛シーリングローゼット233を用い
て伝送線Ldを接続してある。また、端末器270aも
照明負荷270との電気的接続ならびに機械的結合に引
掛シーリングローゼットと同様の形式のものを用いても
よい。光リモコン受信器271および人体検知センサ2
72と伝送線Ldとの接続には、モジュラコネクタ23
0を用いる。パッチパネル202には、床埋め式の情報
コンセント208やスイッチボックス206を用いて壁
に取着されるベースユニット10が接続されている。壁
に取り付けるベースユニット10は、スイッチボックス
206に螺合するボックスねじ206aを用いてスイッ
チボックス206に固定される。図示している例では照
明負荷270にも壁に取り付けたベースプレート10が
設けられている。さらに、照明負荷270には商用電源
からの給電が必要であるから、AC100V用の電源線
Lpも接続されている。他の構成および動作は実施例1
と同様である。
【0077】(実施例10)本実施例は、図14に示す
ように、実施例1と同様に情報器具Aとして無線式のデ
ータ端末器1との間で無線信号を送受する無線中継器2
00aを用いている。ただし、この無線中継器200a
の機能ユニット20は、図15に示すように、無線信号
を送受するアンテナを備えた送受信部151と、伝送線
Ldに結合され光信号を送受する光電素子を備えた送受
信部152とを備え、伝送制御を行なう信号制御部15
3と各送受信部151,152との間に、それぞれ無線
信号と光信号とのフォーマットなどの変換を行なう信号
変換部154,155を備えた構成となっている。
【0078】したがって、伝送線Ldには光ファイバケ
ーブル213を用いており、光ファイバ213とベース
ユニット10とを接続する情報端子部としては、光コネ
クタ232を用いている。また、この無線中継器200
aのベースユニット10と機能ユニット20との間での
情報伝送を行なう情報接続部として光コネクタを用いて
いる。また、光ファイバケーブル213を通してデータ
伝送を行なうから、情報器具Aへの電源供給には別途の
電源線Lpを用いて電源ユニット244から直流電力を
供給する。光ファイバケーブル213は光ファイバケー
ブル用のパッチパネル202を介して光ファイバケーブ
ル用のHUB201に接続される。他の構成は実施例1
と同様であって、データ伝送に光を用いる点が実施例1
との主な相違点である。このようにデータ伝送に光を用
いると、大量かつ高速なデータ伝送が可能になり、しか
も外来雑音の影響を受けないのである。
【0079】(実施例11)本実施例は、図16に示す
ように、実施例10の構成とほぼ同様であるが、無線中
継器200bにリピータとしての機能を持たせたもので
ある。すなわち、実施例1や実施例10の構成では、デ
ータ端末器1の間でデータ伝送を行なう際に必ずHUB
201を通す構成になっていたが、本実施例では、無線
中継器200bの交信領域内に存在するデータ端末器1
の間では、データを伝送線Ld(光ファイバケーブル2
13)を通すことなくデータ伝送を行なうことが可能に
なっている。図16に示すシステム構成では、パッチパ
ネル202を通してホストコンピュータ242も接続さ
れている。
【0080】具体的には、図17に示すように、実施例
10の無線中継器200aとほぼ同様の構成を有してお
り、アンテナ150(図16参照)を備える送受信部1
51によりデータ端末器1との間で無線信号を送受し、
光電素子を備える送受信部152が光ファイバケーブル
213よりなる伝送線Ldに接続される。また、無線信
号と光信号とのフォーマット等を変換するための信号変
換部154,155を備える。ここで、信号制御部15
3aは無線信号によるデータを受け取って無線信号によ
るデータを送出することができるように構成されている
(図17にデータの流れを破線で示す)。すなわち、交
信しようとするデータ端末器1が1つの無線中継器20
0bの交信エリア内に存在する場合には、伝送線Ldに
データを流すことなく交信が可能になるのである。他の
構成および動作は実施例10と同様である。
【0081】(実施例12)本実施例は、図16に示し
た実施例11のシステム構成において、無線中継器20
0cとして、必要なデータを選別するブリッジとしての
機能を有するものを用いている。すなわち、無線中継器
200cは、図18に示すように、図15に示した実施
例10の無線中継器200aの構成に加えて、信号制御
部153と信号変換部155との間にアドレス比較部1
56を挿入し、アドレス比較部156ではデータ端末器
1から伝送されたデータの宛て先アドレスをメモリ部1
57に格納されているアドレスと比較し、両アドレスが
一致するときにのみ光ファイバケーブル213へのデー
タ送出を行なう。また逆に、光ファイバケーブル213
からのデータに含まれる宛て先アドレスをメモリ部15
7に格納されているアドレスと比較して一致時のみにデ
ータ端末器1側に送出する。このようなデータの流れを
図18に破線で示す。
【0082】本実施例の構成によれば、無線中継器20
0cの交信エリア内にあるデータ端末器1のアドレスを
メモリ部157に登録しておくことによって、交信エリ
ア内のデータ端末器1では実施例11と同様のリピータ
として機能させ、他の装置にデータを伝送する際には光
ファイバケーブル213を通してデータを伝送するとい
うように宛て先に応じてデータの流れを制御することが
できる。他の構成および動作は実施例10と同様であ
る。実施例10ないし実施例12においては、光ファイ
バケーブル213を伝送線Ldに用いているが、同時ケ
ーブルを用いることも可能であって、その場合には直流
電力をデータとともに同一の線路を用いて伝送すること
が可能になる。すなわち、電源線Lpを用いなくてもよ
く配線施工が容易になる。
【0083】(実施例13)本実施例は、ホームバスシ
ステムに用いる例であって、情報器具Aの機能ユニット
20として、図19に示すように、周囲温度を検出しア
ナログ出力をデータとして送出する温度センサ273、
煙濃度などにより火災発生の有無を検知する火災センサ
274、侵入者ないし訪問者を監視する監視カメラ25
0、コードレス電話機(PHS電話機でもよい)との間
で無線信号を送受する無線中継器220a、検知エリア
内の侵入者を検出して警報報知させるための人体検知セ
ンサ272aを備える。これらの機能ユニット20はモ
ジュラコネクタ230を情報端子部として備えるベース
プレート10に結合され、8線式(4組)のツイストペ
アケーブル210を伝送線Ldとしてホームバスコント
ローラ275に接続される。
【0084】監視カメラ250は、図20に示すよう
に、CCD素子などからなる撮像部161と、撮像部1
61から出力される映像信号を伝送線Ldを伝送するた
めの信号伝送部162と、直流電源部163とを備え
る。また、人体検知センサ272aは、図21に示すよ
うに、焦電型赤外線検知素子のように人体から放射され
る熱線を受光して出力を発生する信号検知部171と、
伝送線Ldを伝送するための信号伝送部172と、直流
電源部173とを備える。
【0085】データの伝送形態は、一般的なホームバス
システムの形式に従うものであり、データの伝送制御は
ホームバスコントローラ275が行なう。他の構成は実
施例1に準ずるものである。 (実施例14)本実施例は図22に示すシステム構成を
有し、実施例13と同様のホームバスシステムにコード
レス電話機ではない通常の電話機3を接続可能としたも
のである。ここで、電話機3はスイッチボックス206
により壁に取り付けたベースユニット10に対して結合
される機能ユニット20に接続される。この機能ユニッ
ト20としては、電話機3に対して8線式のツイストペ
アケーブルよりなる電話線214を用いて接続されたモ
ジュラプラグ234が挿入されるモジュラジャック(図
示せず)を備え、電話線214を伝送される信号と光信
号とを相互に変換する機能を有した電話中継器224を
用いている。この電話中継器224にはベースユニット
10を介して電源線Lpより直流電源が供給される。直
流電源は電池によって供給することも可能である。
【0086】一方、電話中継器224との間で光通信を
行なう光通信装置275は天井に固定されたベースユニ
ット10に結合されている。光通信装置275は伝送線
Ldである8線式のツイストペアケーブル210を伝送
する信号と、電話中継器224との間で送受する光信号
とを相互に変換する機能を有する。上記構成を採用する
ことによって、電話機3としては電話線214の接続さ
れた一般的な構成のものを用いることができ、しかも伝
送線Ldは天井側にのみ配線施工すればよく壁内に配線
する必要がないから、建物の建築時における先行配線に
際して配線施工作業が容易になるのである。他の構成は
実施例13と同様である。
【0087】(実施例15)本実施例は、本発明の技術
思想を適用したホームバスシステムの総括的な構成を示
すものであり、図23に示すように、ホームバスシステ
ムの子器として必要な機能の大部分を機能ユニット20
として提供し、同構成のベースユニット10に接続でき
るようにしてある。図示するものでは、機能ユニット2
0としては、上述した監視カメラ250、光リモコン受
信器271、人体検知センサ272(272a)、温度
センサ273、火災センサ274、コードレス電話機2
aとの間で無線信号を送受する無線中継器220aのほ
か、各種警報、報知、BGMなどの音声出力を行なうた
めのスピーカ276が設けられる。これら各種の機能ユ
ニット20は、電話機等を接続するためのモジュラコン
セント203とともに家庭用のパッチパネル202cの
2次側にツイストペアケーブル210を用いて接続され
る。ここに、監視カメラ250は同軸ケーブルを用いて
2線式の伝送線Ldで接続すればよく、スピーカ276
についても2線式の伝送線Ldで十分である。
【0088】パッチパネル202cの1次側には、イン
タホンユニット277a、モニタ装置277b、警報装
置277cを備える住宅情報盤277が接続され、ま
た、ドアホン子器278、アンプ279が接続される。
アンプ279はスピーカ276の駆動用に設けられる。
以上説明したように、各機能ユニット20はベースユニ
ット10に対して着脱できるから、建物の建築時に先行
配線によって配線施工を施し、ベースユニット10を複
数個所に取り付けておき、その後、必要に応じて各種の
機能ユニット20をベースユニット10に結合し、パッ
チパネル202cによって所望の接続関係に設定すれば
よいのである。他の構成および動作は実施例1と同様で
ある。
【0089】(実施例16)本実施例は、図24に示す
ように、ISDNに接続するものであって、コードレス
電話機2a(PHS電話機2でもよい)との間で無線信
号を送受しISDN回線に音声信号を載せるための無線
中継器220bを天井に取り付けてある。また、壁には
スイッチボックス206を用いてベースユニット10が
取着されており、このベースユニット10にはISDN
対応の電話端末器が接続される。ここでは、電話端末器
としてG4規格のファクシミリ226を用いている。ベ
ースユニッ10には8極8芯のモジュラジャック(図示
せず)が設けられ、ファクシミリ226に接続された電
話線214の先端に接続されているモジュラプラグ23
4を受けるようになっている。伝送線Ldには8線式の
ツイストペアケーブル210を用いており、各ベースユ
ニット10とツイストペアケーブル210とを接続する
情報端子部にはモジュラコネクタ230が用いられる。
また、ISDN回線とツイストペアケーブル210との
接続部には網終端装置227が挿入されている。他の構
成は実施例1に準ずるものである。
【0090】(実施例17)本実施例は図25に示すよ
うに、実施例16と同様のISDNに接続するものであ
るが、実施例16の構成では伝送線Ldをバス接続して
いたのに対して、本実施例では網終端装置227に対し
てスター接続している点が相違する。他の構成および動
作は実施例16と同様である。
【0091】(実施例18)本実施例は、図26に示す
ように、コードレス電話機2a(PHS電話機2でもよ
い)との間で無線信号を送受する無線中継器220aを
機能ユニット20として備え、無線中継器220aの機
能ユニット20は天井に固定されたベースユニット10
に結合されている。壁にはスイッチボックス206を用
いてベースユニット10が固定され、このベースユニッ
ト10には電話機に接続されたモジュラプラグを受ける
ことができるモジュラジャックが設けられている。各ベ
ースユニット10は、それぞれ8線式のツイストペアケ
ーブル210を用いてパッチパネル202の2次側に接
続されており、パッチパネル202の1次側にはPBX
223が接続される。
【0092】ところで、外部振動などの何らかの原因に
よってベースユニット10から機能ユニット20が外れ
たり、施工時に機能ユニット20とベースユニット10
との結合状態が緩かったりすると、正常な動作が得られ
ないことになる。そこで、本実施例では、ベースユニッ
ト10と機能ユニット20とを接続する接続接続部とし
て、図27に示すように、8極8芯のモジュラジャック
を用い、そのうち6極については信号の伝送に用い、残
りの2極をベースユニット10と機能ユニット20との
結合状態の検出に用いている。つまり、機能ユニット2
0の信号送受信部160を機能ユニット20に設けたモ
ジュラプラグ60の6極に接続し、残りの2極は短絡し
ておく。この状態で、ベースユニット10に設けたモジ
ュラジャック50にモジュラプラグ60を結合すれば、
結合時には短絡した2極によってループ回路が形成さ
れ、この回路の導通を外部装置で見ることによってベー
スユニット10と機能ユニット20との接続状態を知る
ことができる。また、ループ回路の導通状態によってベ
ースユニット10と機能ユニット20との接続関係を知
ることができるから、ループ回路の非導通を検出する回
路によって被伝送線Ldの断線時も検出することができ
る。また、ループ回路に代えて、ベースユニット10へ
の機能ユニット20の結合時にオンになる押釦スイッチ
を設けてもよい。他の構成および動作は実施例1に準ず
るものである。
【0093】上述した各実施例において、8線式のツイ
ストペアケーブル210を伝送線Ldに用いているもの
では、必ずしも8線のすべてを利用する必要はなく、2
線、4線、6線、8線など適宜に用いることができる。
また、ベースユニット10に接続する際にも、ベースユ
ニット10に接続する8線を4線ずつ別の装置に接続し
たり、6線と2線とに別けてそれぞれ別の装置に接続す
るなどの接続形態を取ることが可能である。また、同軸
ケーブル211を必ずしも同軸コネクタで接続する必要
はなく、同軸ケーブル211をD−SUBコネクタ23
1を介して接続することも可能である。
【0094】以下の実施例では、主としてベースユニッ
ト10と機能ユニット20との構造について説明する。 (実施例19)ベースユニット10は、造営面に固定す
るための取付装置と、伝送線Ldに接続する情報端子部
と、機能ユニット20との間で電気的接続を行なう情報
接続部および機械的結合を行なう機械的結合部との種類
により、複数種類のものが提供され、どのベースユニッ
ト10も複数種類の機能ユニット20で共用できるよう
になっている。図28に示すベースユニット10は、具
体的には図29に示す構成を有し、円板状のベースプレ
ート11には取付装置としての一対の固定金具30が固
定されている。
【0095】各固定金具30は、一側面が開放された角
筒状の案内柱31と、ベースプレート11に設けた挿通
孔12を通してベースプレート11の下面側から挿通さ
れる引き付けねじ32と、引き付けねじ32の先端部に
螺合した挟み片33とからなる。案内柱31は下端面に
沿って突出する一対の鍔片31aを備え、ベースプレー
ト11において挿通孔12の周部に形成された保持凹所
13に鍔片31aを含む案内柱31の下端部を挿入する
とともに、保持凹所13の周面の一部に形成されている
保持溝13aに鍔片31aを導入することによって、ベ
ースプレート11に案内柱31が固定される。すなわ
ち、保持凹所13はベースプレート11の上面に矩形状
に開口し、保持凹所13の開口面を長手方向において2
分割したときに保持凹所13の一方の半分の領域の中央
付近に挿通孔12が開口し、挿通孔12が開口する側の
半分の領域において保持溝13aが形成される。したが
って、保持凹所13の他方の半分の領域に案内柱31の
下端部を挿入した後に、補助凹所13の開口面の長手方
向に沿って案内柱31をスライドさせれば、鍔片31a
が保持溝13aに嵌合して案内柱31がベースプレート
11に固定されるのである。ここで、案内柱31は開口
面がベースプレート11の直径方向における外側を向く
ように配置される。
【0096】案内柱31の上部には、上記開口面に向か
って左側の側面に退避用切欠31bが形成され、引き付
けねじ32を緩めた状態では、挟み片33が退避用切欠
31bに導入されるようにしてある。この状態で、引き
付けねじ32を締めると、引き付けねじ32の右回りの
回転に伴って挟み片33が退避用切欠31bから出て、
図28に示すように挟み片33の先端部が案内柱31の
開口面から突出する状態になり、その状態では挟み片3
3の側縁が案内柱31の内側面に当接することで挟み片
33が回り止めされ、引き付けねじ32の締め付けに伴
って案内柱31に案内されながらベースプレート11に
近付く。
【0097】したがって、パネル状の天井材や壁材にベ
ースプレート11の外径と案内柱31の外側端間の距離
との間の直径を持つような取付孔を穿孔し、引き付けね
じ32を緩めて挟み片33を退避用切欠31bから突出
させた状態で案内柱31を取付孔に挿入した後、引き付
けねじ32を締め付ければ、ベースプレート11と挟み
片33との間で取付孔の周部を挟持して、ベースユニッ
ト10を天井材や壁材に固定することができるのであ
る。ベースユニット10を天井材や壁材から取り外すに
は、引き付けねじ32を緩めれば、挟み片33が案内柱
31に沿って上方に移動した後、退避用切欠31bに導
入され、案内柱31を取付孔から引き抜くことができる
ようになる。
【0098】ベースプレート11の中央部には上下に貫
通する受け窓14が矩形状に開口し、ベースプレート1
1の上面には受け窓14を挟んで一対の扉保持突起15
が突設される。扉保持突起15は水平断面がコ字状に形
成され、両脚片には内側面が開口した扉案内溝15aが
形成される。各扉保持突起15の両脚片の間にはそれぞ
れ扉体40が挿着され、扉体40の両側面に突出する扉
案内突起40aを扉案内溝15aに挿入することによっ
て、両扉体40は受け窓14を開放する位置と受け窓1
4を閉塞する位置との間でスライド自在になっている。
扉保持突起15の中央片の内側面にはばね受け孔15b
が開口し、扉体40に設けたばね受け突起40bとばね
受け孔15bとの間でコイルスプリングよりなる扉復帰
ばね41を保持する。すなわち、両扉体40は扉復帰ば
ね41のばね力によって、通常は受け窓14を閉塞する
ように付勢されている。両扉体40の先端部の下面側に
は先端に向かって上向きに傾斜する傾斜面40cが形成
されている。したがって、傾斜面40に上向きの押力を
作用させると、その押力によって扉体40を扉復帰ばね
41のばね力に抗して開くことができる。
【0099】受け窓14は、後述する機能ユニット20
に設けたモジュラプラグを挿入するために設けられてお
り、ベースプレート11にはモジュラプラグに電気的に
接続されるモジュラジャック50が保持される。モジュ
ラジャック50は図29の下面側にモジュラプラグが挿
入されるプラグ挿入凹所(図示せず)が開口し、プラグ
挿入凹所内にはモジュラプラグの接触子に電気的に接続
される接続部としての接触ばね(図示せず)が配設され
る。ここで、モジュラジャック50には8極8心のもの
を用いている。また、モジュラジャック50の上部に
は、図30に示すように、フォーク状に形成された圧接
形の端子片51を備える端子台52が設けられ、端子台
52に被さる位置と端子台52を開放する位置との間で
回動軸50aの回りに回動する押さえレバー53を備え
る。端子片51は絶縁被覆電線の芯線の直径よりも幅の
狭い圧接スリットを備え、押さえレバー53により端子
部を開放した状態で絶縁被覆電線を圧接スリットに位置
合わせし、その後、押さえレバー53で端子台52を覆
うと、押さえレバー53に保持された押圧体54が端子
片51の厚み方向の両側で絶縁被覆電線を圧接スリット
に導入する向きに押し付ける。その結果、圧接スリット
の両側縁によって絶縁被覆が切られ、絶縁被覆電線の芯
線が圧接スリットの両側縁に圧接することにより、絶縁
被覆電線とモジュラジャック50との電気的接続がなさ
れる。ここに、押圧体54は、押さえレバー53が回動
軸50aの回りに回転する際に、端子片51の突出方向
に沿って絶縁被覆電線を押し付ける必要があるから、押
圧体54を位置規制ばね55で規定のガイド面(図示せ
ず)に当接させた状態に保つようにしてある。また、押
さえレバー53で端子台52を覆った状態では、押さえ
レバー53に設けた係止孔53aをモジュラジャック5
0の係止突起50bに係合させることにより、押さえレ
バー53が不用意に開かないようにしてある。
【0100】モジュラジャック50は、ジャック固定具
42を用いてベースプレート11に固定される。ジャッ
ク固定具42はコ字状に形成され、両脚片の下縁からそ
れぞれ階段状の固定脚42aが延設される。各固定脚4
2aは固定ねじ45によりベースプレート11に固定さ
れる。また、ジャック固定具42には、コ字の各脚片の
先端縁に内向きに突出するジャック保持片42bが設け
られるとともに、コ字の中央片の上縁からは上端部がコ
字の内側に向かって突出する抜止片42cが設けられ
る。したがって、ジャック固定具42におけるコ字内に
モジュラジャック50を挿着すると、プラグ挿入凹所の
開口周縁がベースプレート11に当接してモジュラジャ
ック50の下方への移動が禁止され、ジャック固定具4
2の周壁とジャック保持片42bとにより水平面内での
移動が禁止され、抜け止め片42cによってモジュラジ
ャック50の上方への移動が禁止されるのである。この
ように、ジャック固定具42でモジュラジャック50を
ベースプレート11に固定した状態で、押さえレバー5
3はジャック固定具42におけるコ字の開放側に位置
し、ベースプレート11にモジュラジャック50を固定
した状態で押さえレバー53を開閉することができるよ
うにしてある。モジュラジャック50に対して伝送線L
dを接続し、ジャック固定具42でベースプレート11
にモジュラジャック50を固定した状態で、ベースプレ
ート11の上面には端子カバー16が装着される。端子
カバー16は上面が閉塞され下面が開口する円筒状に形
成され、外周面の要所にはねじ受け筒16aが突設され
ている。しかるに、端子カバー16は、固定金具30を
露出させモジュラジャック50を覆うようにベースプレ
ート11に被せられた後に、ベースプレート11の下面
側から貫通孔17を通してねじ受け筒16aに螺合する
カバー取付ねじ(図示せず)により、ベースプレート1
1に固定されるのである。ベースプレート11に端子カ
バー16を結合した状態で、伝送線Ldは端子カバー1
6の上壁に設けた挿通孔16dを通して外部に引き出さ
れる。
【0101】一方、上述したベースユニット10に適合
する機能ユニット20は、図28に示すように、器体2
1の上面にモジュラプラグ60が突出するように形成さ
れ、このモジュラプラグ60をベースユニット10に設
けたモジュラジャック50に結合することによって、機
能ユニット20と伝送線Ldとの電気的接続がなされ
る。ただし、ここで用いるモジュラプラグ60は、通常
のモジュラプラグのようにモジュラジャックに対して機
械的に結合して抜け止めを行なう機能は持っていない。
図28に示す構成では、機能ユニット20の器体21の
上面にはベースプレート11の外径とほぼ等しい内径を
有した円筒状の周壁21aが形成されており、この周壁
21a内にベースプレート11を挿入し、周壁21aに
開口する結合用孔21bを通してベースプレート11の
外周面に形成した結合用ねじ孔11aに結合ねじ22を
螺合させることによって、機能ユニット20をベースユ
ニット10に結合できるようになっている。
【0102】機能ユニット20には各種の機能を持つも
のがあるが、各機能を持つ機能ユニット20について、
ベースユニット10のモジュラジャック50に電気的に
接続できるモジュラプラグ60を備え、かつ結合ねじ2
2によってベースユニット10に機械的に結合できる構
成を共通構成として採用すれば、機能が異なっている場
合でも同形式のベースユニット10を用いることができ
るのである。
【0103】(実施例20)本実施例は、上記実施例と
同様の構成を有するが、ベースユニット10と機能ユニ
ット20との機械的な結合の形式が異なる。すなわち、
固定ねじ22に代えて、機能ユニット20の器体21の
上面から突出する3個の引掛爪23a〜23c(図32
参照)をベースユニット10の引掛孔18a〜18cに
係合させる構成を採用している。
【0104】本実施例において図29に示したベースユ
ニット10と相違する点は、図31に示すように、ベー
スユニット10の中心を中心する円周上に弧状に形成さ
れた3個の引掛孔18a〜18cを設け、各引掛孔18
a〜18cの外側周縁および引掛孔18a〜18cの長
手方向の一端部に跨がるように引掛突条19a〜19c
を形成している点である。3個の引掛突条19a〜19
cのうちの1つの引掛突条19cは、他の引掛突条19
a,19bよりも長手方向の寸法が短く形成されてい
る。同様に引掛孔18cも他の引掛孔18a,18bよ
りも長手方向の寸法が短く形成されている。この理由に
ついては後述する。ベースユニット10について他の構
成は上記実施例と同様である。
【0105】一方、機能ユニット20のベースユニット
10に対する機械的な結合と電気的な接続とは、図32
に示す構成によって実現される。機能ユニット20の器
体21は、図33に示すように、上面が開口した有底円
筒状のボディ24と、ボディ24の開口に被せられるカ
バー25とを、ボディ24に設けたボス24aに螺合す
るタッピンねじである組立ねじ26で結合することによ
り形成される。器体21の中には、モジュラプラグ60
を取り付けた円板状のプリント基板61と、機能ユニッ
ト20としての各機能を実現する回路部を実装したプリ
ント基板62とが納装され、両プリント基板61,62
はフラットケーブルあるいは可撓性を有するプリント基
板よりなる接続線63を介して電気的に接続されてい
る。モジュラプラグ60は、プリント基板61に固定さ
れ、カバー25の中央部に形成された矩形状の露出孔2
7を通して後方に突出する。また、プリント基板61は
組立ねじ26によりカバー25とともにボディ24に固
定され、さらにプリント基板62はボディ24のボス2
4bに螺合するタッピンねじである固定ねじ(図示せ
ず)によりボディ24に固定される。図33には示して
いないが、機能に応じてボディ24の下面側にはセンサ
やアンテナなどの各種部材が結合される。
【0106】ところで、ボディ24とカバー25との間
には中板70が介装される。中板70には一対のねじ挿
通孔70aが形成され、カバー25からねじ挿通孔70
aを通して組立ねじ26をボディ24に螺合させること
によって、ボディ24にカバー25を結合すると同時に
中板70もボディ24に結合されるようにしてある。中
板70は上面側に略円形に開口したプレート用凹所71
を備え、プレート用凹所71には係合プレート80が収
納される。 係合プレート80は、長手方向の両端縁が
プレート用凹所71の内側面に沿って弧状に形成された
長方形状に形成され、中央部には円形状の開口が形成さ
れている。開口81の周縁の3個所には上方に突出する
形で略逆L字形の引掛爪23a〜23cが突設される。
引掛爪23a〜23cは、カバー25に弧状に形成した
3個の挿通スリット28a〜28cを通して器体21の
上面に突出する。ここで、中板70の周方向における引
掛爪23cの先端部の長さ寸法は、他の引掛爪23a,
23bよりも短く設定されている。この引掛爪23cは
ベースプレート11に形成した3個の引掛孔18a〜1
8cのうち長手方向の寸法がもっとも短いものに挿入可
能な寸法に設定され、他の引掛爪23a,23bは引掛
孔18cには挿入できない寸法に設定される。つまり、
機能ユニット20とベースユニット10との結合時に、
引掛孔18a〜18cと引掛爪23a〜23cとの寸法
関係によって結合可能な向きが規定されるのである。
【0107】また、係合プレート80の開口81の周縁
の一部には内方に突出する突片82が突設され、突片8
2の先端縁には固定用切欠83が形成されている。係合
プレート80の各側縁の一端部にはばね受け突片84が
突設され、プレート用凹所71の内側面から突出する突
部71aの側面に設けたばね座71bとの間にコイルス
プリングよりなる結合用ばね72を保持する。この結合
用ばね72によって係合プレート80は上から見て左回
りに付勢されるのであって、この向きは引掛爪23の先
端部が曲がっている向きに一致する。
【0108】係合プレート80の長手方向の一端縁には
レバー片85が連続一体に突出し、レバー片85の先端
部は中板70に形成されたプレート用凹所71の周壁の
一部を切り欠いたレバー用切欠70bに挿入される。レ
バー片85の両側縁には位置決め切欠86が形成され、
合成樹脂製のロックレバー73の操作片73aから延設
された連結片73bに設けた突部(図示せず)を位置決
め切欠86に嵌合させることによって、レバー片85に
ロックレバー73が結合される。ロックレバー73の操
作片73aは中板70の外周面に沿うように露出し、ロ
ックレバー73を中板70の外周面の周方向にスライド
させることで係合プレート80を回転させることができ
るのである。実際には、結合用ばね72によって係合プ
レート80が一方向に付勢されているから、ロックレバ
ー73は結合用ばね72による回転向きとは逆向きに係
合プレート80を回転させる際に用いることになる。
【0109】係合プレート80には、レバー片85の基
部の近傍にロック用孔87が形成されている。ロック用
孔87は上から見てレバー片85に対して左回りにずれ
た位置に形成されている。一方、中板70には上から見
てレバー用切欠70bに対して左回りにずれた位置に、
プレート用凹所71の周壁を貫通する形でばね保持溝7
0cが形成されている。ばね保持溝70cにはロックば
ね74が保持される。ロックばね74は上片と下片とが
略U字形に連続した形状に形成され、上片と下片とが先
端側ほど距離を大きくする形状を有している。また、上
片の先端部の上面に突起状のロック部74aが形成され
ている。ロックばね74の下片はばね保持溝70cの範
囲内で中板70の径方向に移動可能であって、下片の先
端に結合されたロック解除釦75から押力を受けること
で中板70の内側向きにスライドする。ロックばね74
はロック解除釦75からの押力を受けない状態では、係
合プレート80に設けたロック用孔87にロック部74
aを係合させることが可能であり、中板70を外側から
見たときのレバー用切欠70bの右端部にロックレバー
73が位置するときに、ロック用孔87にロック部74
aが係合して係合プレート80の回り止めを行なう。ロ
ック部74aの上面には上片の先端に向かって上方に傾
斜する傾斜面が形成されており、ロック解除釦75を押
圧すればロックばね74が中板70の径方向の内側に移
動し、ロック部74aがロック用孔87から抜けるよう
になっている。つまり、ロック解除釦75を押せば、ロ
ック部74aとロック用孔87との係合状態が解除され
るから、ロックレバー73をスライドさせることが可能
になる。
【0110】プレート用凹所71の中央部には外周面の
断面形状が円形である突台部71cが形成され、突台部
71cの先端面には矩形状に開口するプラグカバー用凹
所76が形成される。プラグカバー用凹所76には、合
成樹脂製のプラグカバー90が進退自在に挿着される。
プラグカバー90は、カバー24に設けた露出孔27を
通して器体21の上面に一部が突出する位置と、上面が
器体21の上面と略面一になる位置との間で上下方向に
移動可能となっている。プラグカバー用凹所76の底面
には上記プリント基板61に実装したモジュラジャック
50が挿通されるジャック挿通孔77が形成され、プラ
グカバー90にも上下に貫通するジャック挿通孔91が
形成されている。
【0111】プラグカバー用凹所76の底面には一対の
ばね座76aが設けられ、このばね座76aとプラグカ
バー90の下面に設けたばね座(図示せず)との間に
は、コイルスプリングよりなる押上ばね92が装着さ
れ、プラグカバー90は押上ばね92により上向きに付
勢される。プラグカバー90の一側面の下端部には抜止
片90aが突設され、その側面とは反対側になる側面に
は固定用突起90bが突設される。さらに、プラグカバ
ー90には固定用突起90bの下端部からは抜止片90
cが突設される。両抜止片90a,90cは、プラグカ
バー用凹所76の内側面に形成された抜止孔76b(抜
止片90aに対するものであり、抜止片90cに対する
ものは図示していない)に係合し、プレートカバー90
の上方向への移動量を規制するようになっている。ここ
において、抜止片90a,90cを抜止孔76bに係合
させるに際しては、プラグカバー90および中板70を
形成する材料の弾性を利用して圧入するようにしてあ
る。
【0112】プラグカバー90に設けた固定用突起90
bは、プラグカバー用凹所76の周壁に形成した案内切
欠76cに挿入される。また、固定用突起90bは、係
合プレート80に形成された固定用切欠83にも係合可
能になっている。すなわち、突台部71cの上面におい
て案内切欠76cの近傍部位は突台部71cの外周側に
向かってプレート用凹所71の底面からの突出量を小さ
くするように傾斜し、係合プレート80に設けた突片8
2は先端に向かって上向きに傾斜している。したがっ
て、突片82の先端縁に形成した固定用切欠83に対し
てプラグカバー90に設けた固定用突起90bが係合可
能になる。固定用切欠83に固定用突起90bが係合し
た状態では係合プレート80は回転を許されず、中板7
0の外側から見てロックレバー73がレバー用切欠70
bの左端部に位置する状態に係止される。つまり、結合
用ばね72からのばね力によって係合プレート80は回
転しようとするが、この回転を許さないように係合プレ
ート80を係止するのである。一方、係止状態を解除す
るには、プラグカバー90を下向きに押せばよく、カバ
ー25の上面とプラグカバー90の上面とが略面一にな
る位置では、固定用突起90bが固定用切欠83から抜
け係合プレート80が回転可能になる。つまり、プラグ
カバー90を下方に移動させると、上記係止状態が解除
され係合プレート80は結合用ばね72のばね力を受け
て回転するのである。
【0113】機能ユニット20をベースユニット10に
結合するに際しては、ロックレバー73を中板70の外
側から見てレバー用切欠70bの左端側に位置させる。
このとき、プラグカバー90に設けた固定用突起90b
が係合プレート80の固定用切欠83に挿入されること
によって、図34のように、プラグカバー90の上端部
は器体21の上面から突出する。次に、機能ユニット2
0の引掛爪23a〜23cをベースユニット10の引掛
孔18a〜18cに位置合わせしてそれぞれ挿入し、か
つモジュラジャック50にモジュラプラグ60を挿入す
ると、ベースユニット10の下面によりプラグカバー9
0の上端面が押圧されて、プラグカバー90は機能ユニ
ット20の器体21に対して相対的に下向きに移動する
ことになる。このようにして固定用突起90bが固定用
切欠83から外れると、結合用ばね72のばね力によっ
て係合プレート80が回転し、図35のように、引掛爪
23a〜23bの先端部が引掛突条19a〜19cに乗
り上げて機能ユニット20がベースユニット10に結合
されるのである。また、この状態では係合プレート80
のロック用孔87にロックばね74のロック部74aが
係合し、ロックレバー73の回転が禁止される。つま
り、ロックレバー73の回転を禁止することによって、
外部からの衝撃などに対して機能ユニット20がベース
ユニット10から外れるのを防止することができる。
【0114】機能ユニット20をベースユニット10か
ら外すにあたっては、ロック解除釦75を押せば、ロッ
ク部74aがロック用孔87から外れ、係合プレート8
0が回転可能になる。つまり、ロックレバー73がスラ
イド可能になるから、ロックレバー73によって引掛爪
23a〜23cと引掛突条19a〜19cとの係合状態
が解除される向きに係合プレート80を回転させ、固定
用突起90bが固定用切欠83に係合する位置まで戻
す。ここで、ロックレバー73の位置を保持しながら機
能ユニット20をベースユニット10から引き抜けば、
プラグカバー20が押上ばね92のばね力によって器体
21に対して相対的に上方に押し上げられ、固定用突起
90bが固定用切欠83と係合して係合プレート20の
回転が禁止される。また、ロックばね74のロック部7
4aは、ロック解除釦75への押力を解除すれば元の位
置に復帰する。他の構成については上述した実施例と同
様の構成になる。
【0115】(実施例21)本実施例は、図36に示す
ベースユニット10と、図37に示す機能ユニット20
とを組み合わせたものであり、上記実施例では3個の引
掛爪23a〜23cを設けていたのに対して、本実施例
では引掛爪23a,23bを2個にしている点が主な相
違点である。
【0116】ベースユニット10は、ベースプレート1
1をプレートボディ101とプレートボディ101の下
面側に覆着されるプレートカバー102とにより構成し
ている。プレートカバー102は上面が開口する厚みの
小さい円筒状に形成され、プレートカバー102の内径
は円板状に形成されているプレートボディ101の外径
とほぼ等しくなっている。プレートカバー102の内側
面の上部には結合爪102aが突設され、プレートボデ
ィ101に覆着したときにプレートボディ101の周部
に設けた結合凹所101aに結合爪102aが係合する
ことによって、プレートボディ101にプレートカバー
102が結合される。
【0117】機能ユニット20に設けた引掛爪23a,
23bが挿入される引掛孔18a,18bはプレートカ
バー102に形成され、プレートボディ101の上面に
おいて引掛孔18a,18bに対応する部位には、中空
状に形成された引掛筒103a,103bが立設され
る。ここで、引掛孔18aは引掛孔18bのほうが長寸
に形成されている。引掛筒103a,103bは上から
見て右回りしたときの前端側に引掛段部104を備え、
引掛段部104の縦面には引掛筒103a,103bの
内外に貫通する抜き孔105が形成される。
【0118】固定金具30の案内柱31は側面だけでは
なく上面も開放された形状に形成され、案内柱31の下
端部の両側には略L字形であって先端部同士が互いに近
付く向きに突出する一対の固定片34が設けられる。案
内柱31に設けた一対の固定片34は、プレートボディ
101に開口する挿通孔12の両側に穿孔した一対の固
定用孔106にそれぞれ挿通される。こうしてプレート
ボディ101の下面側に突出した両固定片34の間に矩
形状の止め板35を挿入することによって、案内柱31
が上方に抜けないようにし、固定金具30をプレートボ
ディ101に固定することができる。固定金具30の他
の構成は上述した実施例と同様である。ところで、固定
金具30の引き付けねじ32は、プレートボディ101
に形成された挿通孔12を通るがプレートカバー102
には挿通されない。つまり、パネル材よりなる天井や壁
に形成した取付孔の周縁をプレートボディ101と挟み
片33との間で挟持することによりプレートボディ10
1を天井や壁に固定した後、プレートカバー102をプ
レートボディ101に嵌着すれば、引き付けねじ32を
外部に露出させず、美麗な外観を呈するようにベースユ
ニット10を取り付けることができるのである。
【0119】プレートボディ101の中央部には上面が
開放された扉収納凹所107が形成され、扉収納凹所1
07の中には一対の扉体40が納装される。各扉体40
は上述した実施例と同様に、コイルスプリングよりなる
扉復帰ばね41によって互いに近付く向きに付勢され
る。扉復帰ばね41の一端には扉体40に設けたばね受
け突起40bが挿入され、他端部は扉収納凹所107の
底面に突設された各一対のばね案内突起43の間に保持
される。扉収納凹所107の開口部には扉体40の脱落
防止とモジュラジャック50の保持とを兼ねた蓋体44
が被嵌され、蓋体44の上面に突出する保持筒44aに
モジュラジャック50を装着することによって、モジュ
ラジャック50をプレートボディ101に取り付けるこ
とができるようになっている。ここで、扉収納凹所10
7の開口周縁には段差部107aが形成され、蓋体44
の周部が段差部107aに載置されることによって蓋体
44の位置決めがなされる。また、蓋体44はプレート
ボディ101に対して接着ないし溶着により固着され
る。
【0120】ベースユニット10の上面には、絶縁材料
である合成樹脂により形成された筒状の端子カバー16
がモジュラジャック50を覆う形で嵌着される。端子カ
バー16の下端縁には固定爪16bが突設されており、
プレートボディ101には固定爪16bが挿入されて係
合するように4個所に固定孔101bが形成されてい
る。さらに、端子カバー16の一部には下端縁から上方
に向かって電線引出し用スリット16cが形成され、モ
ジュラジャック50に接続した伝送線Ldを電線引出し
用スリット16cを通して外部に引き出せるようにして
ある。ベースユニット10に関する他の構成は上述した
実施例と同様である。
【0121】機能ユニット20の器体21は、図37の
ように、各機能を実現する部材を納装したボディ24と
カバー25とを結合して形成され、ボディ24とカバー
25との間には中板70が挟装される。ボディ24とカ
バー25と中板70とは、カバー25の上面側から挿入
される4本の組立ねじ26により結合される。また、中
板70の中央部にはベースユニット10との電気的接続
を行なうためのモジュラプラグ60が取り付けられ、カ
バー25と中板70との間にはベースユニット10への
機械的結合を行なうための部材が保持される。すなわ
ち、中板70の上面の中央部には円形状に開口するプレ
ート用凹所71が形成され、プレート用凹所71の周壁
の一部は中板70の外周縁まで切り欠かれている。この
切欠部位にはロック用突部78が突設され、ロック用突
部78の両側側には切欠部位の両内側面との間にそれぞ
れ位置決め溝79a,79bが形成される。プレート用
凹所71の底面の中央部には外周縁が円形である突台部
71cが突設される。また、プレート用凹所71には係
合プレート80が収納される。
【0122】係合プレート80は、プレート用凹所71
の内径に略等しい外径を有する円板状に形成され、周部
の2箇所には引掛爪23a,23bが突設されている。
また、係合プレート80の中央部には上述した突台部7
1cが挿入される開口81が形成されている。したがっ
て、係合プレート80はプレート用凹所71の中で回動
自在になる。係合プレート80の上にはロックレバー7
3が結合される。このロックレバー73は円板状に形成
された主板73cからレバー片73dが連続一体に突出
する形状に形成される。係合プレート80とロックレバ
ー73とを結合するには、係合プレート80の上面の4
箇所に突設されたダボ80aを主板73cに形成したダ
ボ受孔73eに嵌合させる。ロックレバー73に係合プ
レート80を結合し、係合プレート80をプレート用凹
所71に収納した状態で、レバー片73dの先端部に設
けた操作片73aは器体21の外側面に露出する。
【0123】しかして、ロックレバー73はレバー片7
3dが各一方の位置決め溝79a,79b内に係合する
位置の間で回動する。つまり、ロックレバー73の弾性
を利用してロック用突部78を乗り越えさせることによ
って、ロックレバー73の回動を可能にしている。カバ
ー25には両位置決め溝79a,79bに跨る部位にレ
バー用切欠25aが形成され、レバー用切欠25aは、
ロックレバー73が厚み方向に撓んでロック用突部78
を乗り越えることができる程度の寸法に形成されてい
る。
【0124】カバー25はモジュラプラグ60の先端部
を露出させるための露出孔27が形成され、露出孔27
を中心とする円周上には引掛爪23a,23bがそれぞ
れ挿通される弧状の挿通スリット28a,28bが形成
される。本実施例のベースユニット10と機能ユニット
20とを結合するには、まずロックレバー73のレバー
片73dを位置決め溝79aに係合させた状態で機能ユ
ニット20のモジュラプラグ60をベースユニット10
のモジュラジャック50に結合し、引掛爪23a,23
bを引掛孔18a,18bに挿入する。その後、レバー
片73dを撓ませてロック用突起78を乗り越えさせて
位置決め溝79bに係合させるようにロックレバー73
を回転させる。このとき、係合プレート80も同時に回
転するから、引掛爪23a,23bの先端部が引掛筒1
03a,103bに設けた引掛段部104に係合してベ
ースユニット10と機能ユニット20との機械的結合が
なされるのである。他の構成および動作は上記実施例と
同様である。
【0125】(実施例22)本実施例はベースユニット
10と機能ユニット20との別の結合形態を示すもので
あって、図38および図39に示すように、機能ユニッ
ト20の器体21の上部外周面に雄ねじ部29を形成
し、ベースユニット10に固定したリングねじ110の
雌ねじ部111と螺合させることにより、ベースユニッ
ト10と機能ユニット20とを機械的に結合している。
したがって、機能ユニット20には引掛爪23a〜23
cは設けていない。機能ユニット20の器体21は内郭
と外殻とを有する2重構造であって、外殻は内郭に対し
て水平面内で回動自在となっている。雄ねじ部29は外
殻に形成され、モジュラプラグ60は内郭に対して固定
される。リングねじ110は、ベースプレート11の外
径よりも内径の大きい円環状に形成された部分の内側面
に雌ねじ部111が形成され、ベースプレート11の外
周面との間に、機能ユニット20の器体21の上部に形
成した周壁21aが挿入された形で雄ねじ部29と雌ね
じ部111とが螺合するのである。リングねじ110の
上部にはベースプレート11の外径よりも内径の小さい
内鍔部112が形成され、ベースプレート11の上から
リングねじ110を被せると、ベースプレート11の周
部に内鍔部112が載ることになり、リングねじ110
が下方に脱落しないように係止される。また、内鍔部1
12の3箇所には取付突片113が設けられ、取付突片
113を通して組立ねじ114をベースプレート11に
螺合させることで、リングねじ110がベースユニット
10に固定される。
【0126】本実施例の構成では、ベースユニット10
を天井や壁に固定した状態は、モジュラプラグ60をモ
ジュラジャック50に挿入した後に機能ユニット20の
器体21の外殻を内郭に対して回転させることで、リン
グねじ110の雌ねじ部11に機能ユニット20の雄ね
じ部29を螺合させることができる。他の構成および動
作については他の実施例と同様である。
【0127】(実施例23)本実施例は図40および図
41に示すように、上記実施例とは逆に機能ユニット2
0にリングねじ115を設けた構成としてある。このリ
ングねじ115は機能ユニット20のボディ24の外側
に配置された円筒状であって内周部に雌ねじ部116が
形成されている。このリングねじ115は、ボディ24
に固定されたカバー25の外周面に形成された雄ねじ部
117に螺合することによって機能ユニット20の器体
21に保持されている。一方、図示していないベースユ
ニット10にはベースプレート11の外周面にリングね
じ115の雌ねじ部116に螺合する雄ねじ部が形成さ
れている。したがって、リングねじ110は機能ユニッ
ト20とベースユニット10との両者に螺合すること
で、両者を機械的に結合することになる。この構成で
は、ベースユニット10を天井や壁に固定した状態で機
能ユニット20を結合することができ施工が容易にな
る。また、引掛爪23a〜23cも併用してあり、機械
的な結合強度が大きいから機能ユニット20として重量
の大きいものを用いることができる。機能ユニット20
の重量が小さければ、引掛爪23a〜23cは必ずしも
必要ではない。他の構成および動作は他の実施例と同様
である。
【0128】(実施例24)本実施例はベースユニット
10と機能ユニット20とのさらに別の結合様式を示す
ものであり、図42および図43に示すように、機能ユ
ニット20のボディ24の下面側から一対の結合ねじ1
18を器体21に挿通し、結合ねじ118の先端部をベ
ースユニット10のベースプレート11に螺合させる構
成を採用している。この構成においては引掛爪23a〜
23cは不要であるが、本実施例ではモジュラプラグ6
0がモジュラジャック50に結合されたときにプラグカ
バー90が機能ユニット20側に後退することで、係合
プレート80が回転しロックレバー73の操作片73a
が回転することを利用して、機能ユニット20がベース
ユニット10に結合されたことを視覚的ないし聴覚的に
確認できるようにしてある。他の構成および動作は他の
実施例と同様である。
【0129】(実施例25)上記各実施例では、ベース
ユニット10のモジュラジャック50に対して機能ユニ
ット20のモジュラプラグ60を下から上に向かって挿
入していたが、本実施例では、機能ユニット20を水平
面内でスライドさせることによりベースユニット10と
機能ユニット20とを結合させる構成を採用している。
すなわち、図44に示すように、機能ユニット20の器
体21の上面にはモジュラプラグ60が突設され、この
モジュラプラグ60は器体21の上面に沿う方向に移動
することによってモジュラジャック50に差し込まれる
ように配置されている。また、モジュラプラグ60の両
側部には、器体21の上面から進退自在に突出するロッ
ク突部93が設けられる。ロック突部93は略J字形の
合成樹脂製のばね体(図示せず)の短片側の先端部に連
続一体に設けられ、略J字形のばね体の長片側の先端部
に設けられて器体21の外周面に露出するロック解除釦
94を押すことによって、ロック突部93が器体21の
上面から後退するようになっている。すなわち、ロック
突部93は上述したロックばね74の先端部に設けたロ
ック部74aと同様に動作するのである。ロック突部9
3は一対設けられているからロック解除釦94も一対設
けられ、器体21の直径方向の両側に各ロック解除釦9
4が露出するようになっている。また、モジュラプラグ
60の下部には、切込み60aが形成され、ロック突部
93は切込み60aの両側に位置している。さらに、モ
ジュラプラグ60の左右両側面には切込み60aの上側
で案内片60bが突設されている。
【0130】一方、ベースユニット10には長方形状の
受け窓14がベースプレート11の中心からずれた位置
に形成され、ベースプレート11の上面側で受け窓14
の近傍にはジャック固定具45が取付ねじ46により固
定される。ジャック固定具45は左右一対の壁部45a
を有し、受け窓14に一致する部位の底壁は開放されて
いる。また、この部位には受け窓14を開閉する扉体4
0が取り付けられている。扉体40は平板の両側部にば
ね受け片40aを備え、両ばね受け片40dをジャック
固定具45の両壁部45aに設けたガイド溝45bに挿
入することで、上下方向にスライドするように移動が規
制されている。また、ガイド溝45bにはコイルスプリ
ングよりなる扉復帰ばね41が納装される。ガイド溝4
5bの上端部は左右方向にスライド可能となった蓋片4
7が壁体45aに装着され、蓋片47とばね受け片40
dとの間に扉復帰ばね41を挟装することによって、扉
体40を下向きに付勢してある。
【0131】ジャック固定具45の両壁部45aの内側
面にはモジュラプラグ60をモジュラジャック50に挿
入する方向に走る案内溝45cが形成されている。した
がって、モジュラプラグ60により扉体40を押し上げ
て案内溝45cに案内片60bを係合させた状態で、切
込み60aをベースプレート11に噛合させるようにし
てスライドさせれば、モジュラジャック50にモジュラ
プラグ60を結合することができる。ベースプレート1
1には受け窓14の近傍で下面側にロック突起93に係
合可能なロック凹部95が形成され、モジュラジャック
50にモジュラプラグ60が係合した状態でロック凹部
95にロック突起93が係合して抜け止めをするように
なっている。ベースユニット10から機能ユニット20
を外すには、ロック解除釦94を押し込みながら機能ユ
ニット20を結合時とは逆向きにスライドさせればよ
い。他の構成は実施例19と同様である。
【0132】(実施例26)本実施例は、機能ユニット
20における電気的接続部がモジュラプラグではない場
合に採用する構成であって、図45のように機能ユニッ
ト20にベースユニット10(図31参照)との間に介
在させるアダプタユニット120を結合した例を示して
いる。アダプタユニット120は、図32に示した構成
とほぼ同様の構成を有する。すなわち、中板70に代え
てアダプタボディ122を備え、アダプタボディ122
にカバー24と略同形状のアダプタカバー123を結合
することによって、アダプタユニット120の器体12
1が形成されている。アダプタボディ122とアダプタ
カバー123とは、凹凸係合、接着、溶着のいずれかの
周知の結合様式によって結合される。
【0133】アダプタボディ121内にはモジュラプラ
グ60が固定され、このモジュラプラグ60にはフラッ
トケーブル64を介してD−SUB型のコネクタ65が
接続してある。このコネクタ65は機能ユニット20の
上面に露出するD−SUB型のコネクタ66に適合す
る。したがって、機能ユニット20に別の形式のコネク
タを用いる場合には、別の形式のコネクタを有したアダ
プタユニット120を用いることになる。
【0134】アダプタボディ121の下部周面には機能
ユニット20の器体21の上面の周部に突設された周壁
21a内に係合する小径部122aが形成され、小径部
122aの周面には、周壁21aの内周側の1個所に形
成された位置決め凹所21cに係合可能な位置決め突起
122bが突設されている。つまり、位置決め突起12
2bと位置決め凹所21cとを係合させれば機能ユニッ
ト20とアダプタユニット120との相対的な位置関係
を規制することができる。
【0135】機能ユニット20にアダプタユニット12
0を結合する際しては、アダプタユニット120の上面
側から貫通孔124を通して挿入される結合用ねじ12
5の先端部を、機能ユニット20に設けた結合用ねじ孔
21dに螺合させる。図45において図32と同符号を
付した部材は同等の機能を有する。 (実施例27)上記実施例では、機能ユニット20とベ
ースユニット10との間にアダプタユニット120を介
在させていることによって、単一種類のベースユニット
10を用いながらも、アダプタユニット120のコネク
タ65を変更するだけで機能ユニット20におけるコネ
クタ66として各種形式のものに対応させることが可能
である。
【0136】たとえば、上述したD−SUB型のコネク
タ66に代えて、図46に示すようなモジュラプラグ6
6aを用いたり、図47に示すような同軸コネクタ66
bを用いたり、図48に示すような形状の圧接端子66
cを用いることができる。モジュラプラグ66aは8極
8芯のものを用い、2芯、4芯、6芯、8芯のいずれに
も対応できるようにしてある。圧接端子66cは栓刃状
に形成されるとともに機能ユニット20に複数枚設けら
れ、相手方のコネクタに挿入される構成となっている。
また、隣接する一対の圧接端子66cの間には絶縁材料
よりなる隔壁68が設けられる。アダプタユニット12
0に光電変換が可能な回路を設けている場合には、図4
9のような光コネクタ66dを用いることも可能であ
る。さらにまた、図50のように直流電源を供給するた
めの電源用コネクタ67を別に設けてもよい。図では光
コネクタ66dに電源用コネクタ67を併用した例を示
しているが、モジュラプラグ66a、同軸コネクタ66
b、圧接端子66cとともに電源用コネクタ67を設け
てもよい。また、光コネクタ66d以外では、電源用コ
ネクタ67を用いずに直流電源の供給を行なうことも可
能である。図示していないが、モジュラジャック50に
設けたものと同様の形状を有した圧接形の端子片を用い
れば、アダプタユニット120にはコネクタ65を設け
ることなくフラットケーブル64などの絶縁被覆を有す
る接続線を直接接続することが可能になる。つまり、圧
接形の端子片にフラットケーブル64を押し付けるだけ
で、絶縁被覆を突き破って芯線と端子片とを接続するこ
とが可能になる。
【0137】
【発明の効果】請求項1の発明は、各種機能を持つ機能
ユニットと伝送線に接続されるベースユニットとを別体
に設けているから、配線施工時にベースユニットのみを
設置しておき、使用形態が決まってから所望の位置のベ
ースユニットに機能ユニットを結合すればよく、先行配
線が可能になって配線施工が容易になるのである。
【0138】とくに請求項2の発明のように機械的結合
部および情報接続部を複数種類の機能ユニットで共通の
形態とすれば、同種のベースユニットを複数種類の機能
ユニットで共用することができ、製造コストの低減につ
ながるとともに、配線施工時には目的を意識することな
くベースユニットを配置しておき、実際の使用時に機能
ユニットの種類を決めることができるのであって、配線
施工が容易になるとともに使用形態の自由度が高くな
る。
【0139】請求項3の発明の発明は、情報端子部とし
てモジュラジャックを備えるから、単なる差し込み作業
だけで複数本の伝送線を接続することができ結線作業が
容易になる。請求項4の発明は、モジュラジャックは8
極8芯であるから、2芯、4芯、6芯、8芯のいずれの
形態でも使用することができ、しかも従来より提供され
ている電話等との互換性を有し、汎用性が高くなる。
【0140】請求項5の発明は、伝送線として同軸ケー
ブルを用いることになるから、機能ユニットが電波であ
る無線信号を扱う場合に、高周波信号をそのまま伝送線
に伝送することも可能になる。また、映像信号のような
高周波信号を伝送したり、高速かつ遠距離のデータ伝送
が可能になる。高周波信号と映像信号とを混在させて伝
送することも可能である。
【0141】請求項6の発明は、伝送線として光ファイ
バを用いることになるから、大量のデータを伝送するこ
とが可能であるとともに、耐ノイズ性能が高くなる。請
求項7の発明は、D−SUB型のコネクタを用いること
によって、複数ビットの情報をパラレルに伝送すること
ができる。また、トランシーバを用いてバス構成のLA
Nを構築することができる。
【0142】請求項8の発明は、圧接形の端子片により
伝送線を接続するから、ツイストペア線を絶縁被覆の剥
離を行なわずに押し付けるだけで接続することができ、
結線作業が容易になる。請求項9の発明は、圧接形の端
子片を有する端子台に押さえレバーを設けていることに
よって、別途の工具を用いることなく圧接形の端子片へ
の結線を行なうことができ、しかも複数本の電線を比較
的小さい力で同時に接続することができる。
【0143】請求項10の発明は、ベースユニットと機
能ユニットとをモジュラジャックとモジュラプラグとに
より接続するから、標準品のコネクタを用いて簡単に接
続することができる。しかも、ベースユニット側にモジ
ュラジャックを設ければ、機能ユニットを結合せずにデ
ータ端末器や電話機をベースユニットに直接接続するこ
とが可能である。
【0144】請求項11の発明は、情報接続部のモジュ
ラジャックが8極8芯であるから、8芯、6芯、4芯、
2芯のペア線の信号の電気的接続が可能になり、用途が
拡大する。請求項12の発明は、ベースユニットと機能
ユニットとを同軸コネクタで接続するから、映像信号や
高周波信号を低損失で伝送することができる。
【0145】請求項13の発明は、ベースユニットと機
能ユニットとを光コネクタで接続するから、光ファイバ
を伝送線としての伝送が可能であり、耐ノイズ性が高く
なる。請求項14の発明は、ベースユニットと機能ユニ
ットとを複数ビットの情報をパラレルに伝送するD−S
UB型のコネクタで接続するから、パラレル信号の伝送
が可能になる。
【0146】請求項15の発明は、ベースユニットと機
能ユニットとを平板形の複数個の端子片と面接触する圧
接片とにより接続するから、比較的大容量の電気的接続
が可能になる。請求項16の発明は、機能ユニットを通
してベースユニットに螺合する結合ねじにより機能ユニ
ットとベースユニットとを結合するから、比較的高い結
合強度で結合することができる。
【0147】請求項17の発明は、ベースユニットと機
能ユニットとをリングねじを用いて螺合させるから、比
較的高い結合強度としながらも別途に工具を用いる必要
がなく、また機械的結合手段が外部に露出していて天井
等に取り付ける際にも作業が容易になる。請求項18の
発明は、ベースユニットと機能ユニットとの対向面の一
方より突出する複数個の引掛爪と、他方に設けられた複
数個の引掛孔とを係合させるから、引掛爪と引掛孔との
位置合わせを行なえば、引掛爪をスライドさせるだけの
簡単な操作でベースユニットと機能ユニットとを結合す
ることができる。しかも、特殊な施工方法によらず熟練
者でなくとも容易に施工することができる。
【0148】請求項19の発明は、ロックばねによって
引掛爪を係合方向に付勢した状態でロック手段によって
非係止位置にロックしておき、ベースユニットに機能ユ
ニットを押し付けるだけで、ロック状態が解除されるよ
うにロック解除手段を設けているから、引掛爪と引掛孔
との位置合わせをして機能ユニットをベースユニットに
押し付けるだけの単純作業で機械的結合が行なえる。そ
の結果、施工時間が大幅に短縮される。
【0149】請求項20の発明は、伝送線としてツイス
トペアケーブルを採用しているから、安価であり、かつ
容易に施工することができ、しかも各種のシステムに適
用できるから汎用性が高くなる。請求項21の発明は、
伝送線として同軸ケーブルを用いるから、高周波信号や
映像信号を伝送することができ、大容量のデータを高速
に伝送することが可能になる。
【0150】請求項22の発明は、伝送線として光ファ
イバを用いるから、高周波信号等を高い耐ノイズ性を持
たせて伝送することができ、データ通信の信頼性が高く
なる。請求項23の発明は、ホームバスシステムのフォ
ーマットの信号を伝送することで、各種機器を集中的に
制御することが可能であって、管理および維持が容易に
なる。
【0151】請求項24の発明は、ISDNのフォーマ
ットの信号を伝送することで、デジタル電話、G4規格
のファクシミリ等を接続することができ、鮮明な音質で
の通信や鮮明な画像の伝送が可能になる。請求項25の
発明は、ローカルエリアネットワーク用の信号伝送を行
なうから、各種の装置を共有化することが可能であり、
しかも外部のネットワークと接続すれば、国内だけでは
なく海外の情報資源を利用することも可能になる。ここ
に、各種のコネクタを利用すれば、10BASE−5を
はじめ100MHz程度の伝送が可能になり、RS23
2Cを用いる伝送もコネクタの変更のみで対応可能であ
る。
【0152】請求項26の発明は、機能ユニットとして
監視カメラを用いており、静止画や動画を伝送すること
ができ、各種の監視が可能になってセキュリティのサー
ビスが可能になる。請求項27の発明は、機能ユニット
として無線式の電話機との間で無線信号を送受可能な無
線中継器を用いるから、公衆網に接続して汎用性を一層
高めることができる。
【0153】請求項28の発明は、情報器具に給電する
給電路を設けているから、他の電源ケーブルから電源を
供給する必要がなく、省配線になる。請求項29の発明
は、各情報器具と他装置との接続関係を任意に設定する
ことができる接続選択装置(パッチパネル等)を設けた
ことにより、各種の装置に対して所望の情報器具を接続
することができる。
【0154】請求項30の発明は、他装置は少なくとも
住宅情報盤を含んでおり、ホームバスシステムにおいて
接続選択装置を用いて接続関係を任意に設定できるか
ら、各装置の施工後に接続関係を変更することができ、
施工の自由度が高くなる。請求項31の発明は、情報器
具が伝送線を介してバス接続されるから、スター配線に
比較して省配線になる。
【0155】請求項32の発明は、情報器具が伝送線を
介してリング接続されるから、通信接続回数が均一にな
り、頻繁にアクセスする必要がなくなる。請求項33の
発明は、中継端子台を介して多数組のツイストペア線を
多対ケーブルにまとめるから、配線空間を有効に利用す
ることができる。請求項34の発明は、機能ユニットを
無線装置との間で電波による無線信号を送受する無線中
継器としているから、無線式のデータ端末器やPSH電
話機などを利用することができる。
【0156】請求項35の発明は、機能ユニットとして
視野内の映像を電気信号に変換するTVカメラを用いて
おり、TVカメラは任意の場所に設置したベースユニッ
トに結合可能であるから、先行配線のみでいろいろな場
所の監視が可能になる。請求項36の発明は、時分割多
重伝送方式で各種の機器間でデータを伝送するから、2
線の伝送線でセンサ、照明器具、リレースイッチ等を一
括して集中制御することができる。
【0157】請求項37の発明は、機能ユニットは光を
無線信号に用いるデータ端末器との間で無線信号を送受
する無線中継器であるから、光リモコンシステムを容易
に構築することができる。請求項38の発明は、機能ユ
ニットは周囲の条件を検出するセンサであるから、先行
配線により設置されているベースユニットがあれば、任
意の場所で各種情報を収拾することができる。たとえ
ば、人体検知センサや火災センサを設けることで防犯シ
ステムや防災システムを容易に構築することができる。
【0158】請求項39の発明は、機能ユニットがスピ
ーカであるから、警報報知用やBGM用のスピーカを任
意の場所に設置することができる。請求項40の発明
は、機能ユニットは伝送線を伝送される信号と他の装置
との間で伝送される信号との信号変換機能を有するか
ら、伝送線を伝送される信号とは異なる形式の信号であ
っても伝送線に載せて伝送することが可能になる。
【0159】請求項41の発明は、機能ユニットは無線
装置との間で無線信号を授受する無線中継器であって、
伝送線を伝送される有線信号と無線信号とのフォーマッ
トを変換する機能を有するから、無線信号を所望の装置
への信号に変換して伝送することが可能になる。請求項
42の発明は、機能ユニットは無線装置との間で無線信
号を送受するとともに、交信範囲内に存在する複数の無
線装置間の通信を可能とするリピータであるから、一つ
の無線装置からのデータを他の多数の無線装置に対して
一斉送信することが可能になる。
【0160】請求項43の発明は、機能ユニットはデー
タ端末器からのデータを選別して伝送線に送出させるブ
リッジであるから、データの選別によって必要なデータ
のみを伝送することができる。請求項44の発明は、扉
体を備えていることにより、機能ユニットが接続されて
いないときには、接続部を閉塞して異物の侵入を防止し
て情報接続部を保護することができる。
【0161】請求項45の発明は、ベースユニットは室
内の壁と天井と床とのいずれかに取付可能な取付装置を
備えるから、壁や床に装着すれば他装置との接続が容易
になり、天井に接続すれば障害物なく電波や光を伝送す
ることができる。請求項46の発明は、スイッチボック
スにベースユニットを取り付けるから、横向きにも容易
に取り付けることができる。
【0162】請求項47の発明は、挟み片を有した固定
金具でベースプレートを取り付けるから、板状の造営材
に対して容易に取り付けることができる。請求項48の
発明は、ベースプレートと機能ユニットとの間に介在し
て機能ユニットの情報接続部とベースプレートの情報接
続部の形態に変換するアダプタユニットを備えるから、
機能ユニットにはベースプレートに対する機械的結合部
や情報接続部を持たない場合でも、アダプタユニットを
用いることでベースプレートへの取付けが可能になる。
【0163】請求項49の発明は、ベースプレートと機
能ユニットとの間の情報接続部の接続状態を検知する接
続検知手段を備えるから、ベースプレートに対して機能
ユニットが確実に接続されているか否かを判断すること
によって、防災システムではセンサの接続不良などを検
出することができ安全性の高いシステムを構築すること
ができる。また、防犯システムであればセンサ等を外さ
れたりした場合に容易に検出することができるから、防
犯性が高くなる。
【0164】請求項50の発明は、機能ユニットは情報
接続部のうち余剰の一対の線路間を短絡したループ回路
を備え、接続検知手段はループ回路の成立の有無を判断
するから、伝送路の断線も同じ手段で検出することがで
き、障害を事前に察知することができて補修が容易にな
る。請求項51の発明では、ベースユニットと機能ユニ
ットとの対向面の一方に押釦スイッチを備え、接続検知
手段はスイッチの押状態の有無を判断するから、上述の
ように安全性や防犯性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシステム構成図である。
【図2】実施例1の動作説明図である。
【図3】実施例2のシステム構成図である。
【図4】実施例2の動作説明図である。
【図5】実施例3のシステム構成図である。
【図6】実施例3の動作説明図である。
【図7】実施例4のシステム構成図である。
【図8】実施例4の動作説明図である。
【図9】実施例5のシステム構成図である。
【図10】実施例6のシステム構成図である。
【図11】実施例7のシステム構成図である。
【図12】実施例8のシステム構成図である。
【図13】実施例9のシステム構成図である。
【図14】実施例10のシステム構成図である。
【図15】実施例10に用いる無線中継器のブロック図
である。
【図16】実施例11を示すシステム構成図である。
【図17】実施例11に用いる無線中継器のブロック図
である。
【図18】実施例12に用いる無線中継器のブロック図
である。
【図19】実施例13を示すシステム構成図である。
【図20】実施例13に用いる監視カメラのブロック図
である。
【図21】実施例13に用いる人体検知センサのブロッ
ク図である。
【図22】実施例14を示すシステム構成図である。
【図23】実施例15を示すシステム構成図図である。
【図24】実施例16を示すシステム構成図である。
【図25】実施例17を示すシステム構成図である。
【図26】実施例18を示すシステム構成図である。
【図27】実施例18におけるベースユニットと機能ユ
ニットとの接続関係を示す図である。
【図28】実施例19を示す分解斜視図である。
【図29】実施例19に用いるベースユニットの分解斜
視図である。
【図30】実施例19に用いるモジュラジャックを示す
分解斜視図である。
【図31】実施例20に用いるベースユニットの分解斜
視図である。
【図32】実施例20に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図33】実施例20に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図34】実施例20に用いる機能ユニットの斜視図で
ある。
【図35】実施例20の要部斜視図である。
【図36】実施例21に用いるベースユニットを示す分
解斜視図である。
【図37】実施例21に用いる機能ユニットを示す分解
斜視図である。
【図38】実施例22を示す分解斜視図である。
【図39】実施例22を示す断面図である。
【図40】実施例23に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図41】実施例23に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図42】実施例24に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図43】実施例24に用いる機能ユニットの要部分解
斜視図である。
【図44】実施例25を示す分解斜視図である。
【図45】実施例26を示す分解斜視図である。
【図46】実施例27を示す要部斜視図である。
【図47】実施例27を示す要部斜視図である。
【図48】実施例27を示す要部斜視図である。
【図49】実施例27を示す要部斜視図である。
【図50】実施例27を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 データ端末器 2 PHS電話機 2a コードレス電話機 10 ベースユニット 18a〜18c 引掛孔 20 機能ユニット 22 結合ねじ 23a〜23c 引掛爪 29 雄ねじ部 30 固定金具 32 引き付けねじ 33 挟み片 40 扉体 50 モジュラジャック 51 端子片 52 端子台 53 押さえレバー 60 モジュラプラグ 66b 同軸コネクタ 66d 光コネクタ 66c 端子片 74 ロックばね 78 ロック用突部 83 固定用切欠 80 係合プレート 110 リングねじ 111 雌ねじ部 115 リングねじ 116 雌ねじ部 117 雄ねじ部 118 結合ねじ 120 アダプタユニット 202 パッチパネル 206 スイッチボックス 210 ツイストペアケーブル 211 同軸ケーブル 213 光ファイバ 230 モジュラコネクタ 231 コネクタ 232 光コネクタ 250 監視カメラ 277 住宅情報盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/105 H04B 9/00 R 10/10 10/22 (72)発明者 池田 光治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 加藤 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 浜口 博隆 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造営面から少なくとも一部が露出するよ
    うに設置される各種の情報器具を造営物に配線されてい
    る伝送線に接続する情報伝送システムであって、情報器
    具は情報伝送機能を有した機能ユニットと、機能ユニッ
    トが機械的結合部を介して着脱自在に結合されるととも
    に機能ユニットが情報伝送を可能とする情報接続部を介
    して着脱自在に接続されるベースユニットとを備え、ベ
    ースユニットは伝送線に接続されかつ情報接続部との間
    で情報伝送が可能な情報端子部を備えていて造営面に固
    定されていることを特徴とする情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 機械的結合部および情報接続部は、複数
    種類の機能ユニットで共通の形態を有し、同形状のベー
    スユニットに複数種類の機能ユニットが着脱自在に結合
    可能であることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 ベースユニットは情報端子部としてモジ
    ュラジャックを備え、少なくとも一対の電線を備えるツ
    イストペア線よりなる伝送線に接続されたモジュラプラ
    グが接続されることを特徴とする請求項1記載の情報伝
    送システム。
  4. 【請求項4】 情報端子部となるモジュラジャックは8
    極8芯であることを特徴とする請求項3記載の情報伝送
    システム。
  5. 【請求項5】 ベースユニットは情報端子部として同軸
    コネクタを備え、同軸ケーブルよりなる伝送線に接続さ
    れた相手方の同軸コネクタが接続されることを特徴とす
    る請求項1記載の情報伝送システム。
  6. 【請求項6】 ベースユニットは情報端子部として光コ
    ネクタを備え、光ファイバよりなる伝送線に接続された
    相手方の光コネクタが接続されることを特徴とする請求
    項1記載の情報伝送システム。
  7. 【請求項7】 ベースユニットは情報端子部としてD−
    SUB型のコネクタを備え、複数ビットの情報をパラレ
    ルに伝送する複数線式の伝送線に接続された相手方のコ
    ネクタが接続されることを特徴とする請求項1記載の情
    報伝送システム。
  8. 【請求項8】 ベースユニットは情報端子部としてフォ
    ーク状に形成され電線が圧入されると電線の絶縁被覆を
    剥ぎながら電線の芯線を挟み込む圧接形の端子片を複数
    個備え、少なくとも一対の電線よりなるツイストペア線
    よりなる伝送線が各端子片に接続されることを特徴とす
    る請求項1記載の情報伝送システム。
  9. 【請求項9】 端子片が突設された端子台の近傍には端
    子台に被さる位置と端子台を開放する位置との間で移動
    自在な押さえレバーが設けられ、押さえレバーは端子台
    に被さる向きに移動するときに電線に対して端子片に圧
    接させる向きの力を作用させることを特徴とする請求項
    8記載の情報伝送システム。
  10. 【請求項10】 情報接続部はベースユニットに設けた
    モジュラジャックと機能ユニットに設けたモジュラプラ
    グとからなることを特徴とする請求項1記載の情報伝送
    システム。
  11. 【請求項11】 情報接続部のモジュラジャックは8極
    8芯であることを特徴とする請求項10記載の情報伝送
    システム。
  12. 【請求項12】 情報接続部はベースユニットに設けた
    同軸コネクタと機能ユニットに設けた相手方の同軸コネ
    クタとからなることを特徴とする請求項1記載の情報伝
    送システム。
  13. 【請求項13】 情報接続部はベースユニットに設けた
    光コネクタと機能ユニットに設けた相手方の光コネクタ
    とからなることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 情報接続部はベースユニットに設けた
    複数ビットの情報をパラレルに伝送するD−SUB型の
    コネクタと機能ユニットに設けた相手方のコネクタとか
    らなることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システ
    ム。
  15. 【請求項15】 情報接続部はベースユニットと機能ユ
    ニットとの一方に設けられた平板形の複数個の端子片と
    他方に設けられ各端子片が面接触する圧接片とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  16. 【請求項16】 機械的結合部は機能ユニットを通して
    ベースユニットに螺合する結合ねじよりなることを特徴
    とする請求項1記載の情報伝送システム。
  17. 【請求項17】 機械的結合部はベースユニットと機能
    ユニットとの外周面の少なくとも一方に形成した雄ねじ
    部に螺合する雌ねじ部を備え他方に保持されるリングね
    じよりなることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 機械的結合部はベースユニットと機能
    ユニットとの対向面の一方より突出する複数個の引掛爪
    と、他方に設けられ各引掛爪がそれぞれ挿入される複数
    個の引掛孔とからなり、引掛爪はベースユニットと機能
    ユニットとの相対位置を固定した状態で引掛孔に沿って
    移動自在であって先端部が移動方向の一側に突出し引掛
    孔の一端側に設けた引掛部に係止可能な鈎状に形成され
    て成ることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システ
    ム。
  19. 【請求項19】 引掛爪を引掛部に係止する向きにばね
    付勢するロックばねと、ロックばねのばね力に抗して引
    掛爪を非係止位置に保持するロック手段と、ベースユニ
    ットと機能ユニットとの対向面の一方に突出し両者の結
    合時に他方からの押力を受けるとロック手段による引掛
    爪の係止を解除させるロック解除手段とを備えることを
    特徴とする請求項18記載の情報伝送システム。
  20. 【請求項20】 伝送線はツイストペアケーブルよりな
    ることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  21. 【請求項21】 伝送線は同軸ケーブルよりなることを
    特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  22. 【請求項22】 伝送線は光ファイバよりなることを特
    徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  23. 【請求項23】 伝送線を伝送される信号はホームバス
    システムのフォーマットを備えることを特徴とする請求
    項1記載の情報伝送システム。
  24. 【請求項24】 機能ユニットは無線信号を送受可能な
    無線中継器であって、伝送線を伝送される信号はISD
    Nのフォーマットを備えることを特徴とする請求項1記
    載の情報伝送システム。
  25. 【請求項25】 機能ユニットはデータ端末器との間で
    無線信号を送受可能な無線中継器であって、伝送線を伝
    送される信号はデータ端末器の間でデータ伝送が可能な
    ローカルエリアネットワーク用のフォーマットを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  26. 【請求項26】 機能ユニットは監視カメラであって、
    伝送線を伝送される信号は映像情報を伝送可能な形態を
    有することを特徴とする請求項1記載の情報伝送システ
    ム。
  27. 【請求項27】 機能ユニットは無線式の電話機との間
    で無線信号を送受可能な無線中継器であって、伝送線を
    伝送される信号は電話信号であることを特徴とする請求
    項1記載の情報伝送システム。
  28. 【請求項28】 情報器具に給電する給電路を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  29. 【請求項29】 情報器具を接続した伝送線と伝送線を
    接続する他装置との間に介装され、各情報器具と他装置
    との接続関係を任意に設定することができる接続選択装
    置を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  30. 【請求項30】 他装置は少なくとも住宅情報盤を含む
    ことを特徴とする請求項29記載の情報伝送システム。
  31. 【請求項31】 情報器具は伝送線を介してバス接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システ
    ム。
  32. 【請求項32】 情報器具は伝送線を介してリング接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  33. 【請求項33】 複数の情報器具に接続した伝送線を一
    括して接続する中継端子台を備え、中継端子台には多数
    組のツイストペア線をシースに収納した多対ケーブルが
    接続されることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シ
    ステム。
  34. 【請求項34】 機能ユニットは無線装置との間で電波
    による無線信号を送受する無線中継器であることを特徴
    とする請求項1記載の情報伝送システム。
  35. 【請求項35】 機能ユニットは視野内の映像を電気信
    号に変換するTVカメラであることを特徴とする請求項
    1記載の情報伝送システム。
  36. 【請求項36】 機能ユニットは固有のアドレスを備え
    2線式の伝送線に分岐接続された端末器であって、伝送
    線を介して接続された伝送制御装置から時分割多重伝送
    方式で伝送される伝送信号により伝送制御装置を通して
    データを授受することを特徴とする請求項1記載の情報
    伝送システム。
  37. 【請求項37】 機能ユニットは光を無線信号に用いる
    データ端末器との間で無線信号を送受する無線中継器で
    あって、データ端末器間で情報を伝送することができる
    ローカルエリアネットワークを構築することを特徴とす
    る請求項1記載の情報伝送システム。
  38. 【請求項38】 機能ユニットは周囲の条件を検出する
    センサであることを特徴とする請求項1記載の情報伝送
    システム。
  39. 【請求項39】 機能ユニットはスピーカであることを
    特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  40. 【請求項40】 機能ユニットは伝送線を伝送される信
    号と他の装置との間で伝送される信号との信号変換機能
    を有することを特徴とする請求項1記載の情報伝送シス
    テム。
  41. 【請求項41】 機能ユニットは無線装置との間で無線
    信号を授受する無線中継器であって、伝送線を伝送され
    る有線信号と無線信号とのフォーマットを変換する機能
    を有することを特徴とする請求項40記載の情報伝送シ
    ステム。
  42. 【請求項42】 機能ユニットは無線装置との間で無線
    信号を送受するとともに、交信範囲内に存在する複数の
    無線装置間の通信を可能とするリピータであることを特
    徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  43. 【請求項43】 機能ユニットはデータ端末器からのデ
    ータを選別して伝送線に送出させるブリッジであること
    を特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  44. 【請求項44】 情報接続部はベースユニットと機能ユ
    ニットとの一方に設けたコネクタを他方に挿入する形態
    を有し、被挿入側には常時は閉塞されコネクタが挿入さ
    れるときの押力によって開放される扉体が設けられて成
    ることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  45. 【請求項45】 ベースユニットは室内の壁と天井と床
    とのいずれかに取付可能な取付装置を備えることを特徴
    とする請求項1記載の情報伝送システム。
  46. 【請求項46】 造営材に埋め込まれ造営面に開口する
    スイッチボックスにベースユニットの一部が収納される
    とともに、スイッチボックスに螺合するボックスねじに
    よりベースユニットがスイッチボックスに固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  47. 【請求項47】 板状の造営材に穿孔した取付孔の周縁
    前面に当接するベースプレートと、ベースプレートに挿
    通されて取付孔の後面側に突出する引き付けねじに螺合
    した挟み片を備え引き付けねじを締め付けによりベース
    プレートと挟み片との間に造営材を挟持する固定金具と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の情報伝送シス
    テム。
  48. 【請求項48】 ベースプレートと機能ユニットとの間
    に介在して機能ユニットの情報接続部とベースプレート
    の情報接続部の形態に変換するアダプタユニットを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  49. 【請求項49】 ベースプレートと機能ユニットとの間
    の情報接続部の接続状態を検知する接続検知手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  50. 【請求項50】 機能ユニットは情報接続部のうち余剰
    の一対の線路間を短絡したループ回路を備え、接続検知
    手段はループ回路の成立の有無を判断することを特徴と
    する請求項49記載の情報伝送システム。
  51. 【請求項51】 ベースユニットと機能ユニットとの対
    向面の一方に押釦スイッチを備え、接続検知手段はスイ
    ッチの押状態の有無を判断することを特徴とする請求項
    49記載の情報伝送システム。
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