JPH08298593A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH08298593A
JPH08298593A JP7103394A JP10339495A JPH08298593A JP H08298593 A JPH08298593 A JP H08298593A JP 7103394 A JP7103394 A JP 7103394A JP 10339495 A JP10339495 A JP 10339495A JP H08298593 A JPH08298593 A JP H08298593A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ出力レベルの変動やAD変換のタイミ
ングのずれがあっても安定した信号レベルでAD変換を
行って高品質の画像読み取りを可能にすること。 【構成】 AD変換手段9で変換された後の1ライン中
のピーク値を検出して保持するピーク制御部18と、A
D変換手段に印加する異なる位相を有する複数のAD変
換クロックを生成するAD変換クロック生成手段11、
14と、センサに印加する互いに異なる位相を有する複
数のイメージセンサ駆動クロックを生成するイメージセ
ンサ駆動クロック生成手段11、13と、AD変換クロ
ック生成手段で生成されるAD変換クロックと前記イメ
ージセンサ駆動クロック生成手段によって生成されるイ
メージセンサ駆動クロックとの組み合わせに応じた暗出
力ピークレベルおよび明出力ピークレベルを読み取る読
取手段と、読取手段で読み取ったデータを記憶する記憶
手段16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置やデ
ィジタル複写機などにおける原稿読取装置に関し、特
に、クロックの位相を自動的に調整することによって高
品質の画像を読み取ることが可能な原稿読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電荷蓄積型のライン・イメージセンサを
用いた原稿読取装置において、高速読取を行った場合、
最適なビデオ信号レベルで量子化する方法として、従来
は、読取装置単位ごとに、製造工程においてビデオ信号
レベルの微調整を行うか、プログラマブル・ゲイン・ア
ンプ回路などを使用していた。あるいは、単純にサンプ
ル・ホールド回路を使用しているだけのものもあり、例
えば、『テレビジョン学会技術報告:ITEJ Techni
cal Report VOL.13 NO.48 PP.13〜18 IPU'89-3(S
EP.1989) 300DPI/400DPI マルチチップ方式密着型イ
メージセンサ(山下,片桐,太田)』に記載されている
ものがある。
【0003】図12を用いて従来技術の説明をする。図
12は従来の原稿読取装置における電荷蓄積型のライン
センサの一例を示すもので、フォトトランジスタで構成
された密着センサを使用した場合の例である。全体はイ
メージセンサユニット部1とシステム部2で構成されて
いる。イメージセンサユニット部1は、コンデンサをベ
ース・コレクタ間に備えたフォトトランジスタからなる
センサアレイ3と、該コンデンサに充電した電荷を取り
出すためのアナログスイッチアレイ4と、該アナログス
イッチ4をONにして蓄積電荷を取り出すタイミングを
生成するシフトレジスタ5と、オフセット・ゲイン調整
回路6とで構成されている。また、システム部2は、電
圧として取り出したビデオ信号をサンプル・ホールドす
るサンプル・ホールド回路7、バッファ8、AD変換器
9、ディジタル画像処理部10、および各種タイミング
を生成するタイミングジェネレータ11とで構成されて
いる。
【0004】図13は、イメージセンサユニット1にお
けるセンサアレイ3、アナログスイッチアレイ4、シフ
トレジスタ5の具体的構成例を示す図である。同図に示
すように、センサアレイ3は、フォトトランジスタ21
a,21b,・・からなり、それぞれのフォトトランジ
スタはそのベース・コレクタ間にコンデンサ22a,2
2b,・・・を備えており、入射光量に応じた電荷が蓄
積される。フォトトランジスタ21a,21b,・・・
のエミッタは、それぞれアナログスイッチアレイ4を構
成するアナログスイッチ23a,23b,・・・を介し
て出力(OS)に接続されている。
【0005】シフトレジスタ5は縦続接続されたフリッ
プフロップ24a,24b,・・・から構成されてお
り、先頭のフリップフロップ24aに、システム部2の
タイミングジェネレータ11からのライン同期信号(S
LN)と画素周波数と同じ周波数のイメージセンサ駆動
クロック(SCLK)が入力され、それぞれのフリップ
フロップ24a,24b,・・・からのQ出力が対応す
るアナログスイッチ23a,23b,・・・に入力さ
れ、そのON,OFFを制御するように構成されてい
る。
【0006】すなわち、フリップフロップ24aはライ
ン同期信号(SLN)をイメージセンサ駆動クロック
(SCLK)のタイミングでラッチし、そのフリップフ
ロップ24aからの出力(Hレベル)でアナログスイッ
チ23aをONにする。フリップフロップ24aのQ出
力は、イメージセンサ駆動クロック(SCLK)に同期
して次段のフリップフロップ24bにも入力され、その
フリップフロップ24bのQ出力でアナログスイッチ2
3bをONにする。このようにして、シフトレジスタに
おけるライン同期信号(SLN)をイメージセンサ駆動
クロック(SCLK)に同期して順次シフトし、それに
伴い、アナログスイッチ23a,23b,・・・を順次
ONにしてフォトトランジスタ21a(コンデンサ22
a),フォトトランジスタ21b(コンデンサ22
b),・・・のそれぞれに1ライン時間の間に蓄積され
た信号電荷を一旦外部のコンデンサCに蓄積する。蓄積
された信号(OS)はオフセット・ゲイン調整回路6に
よってオフセット・ゲインが調整された後、イメージセ
ンサユニット出力信号すなわちビデオ信号(SVIDE
O)としてシステム部2に入力される。
【0007】システム部2に入力されたビデオ信号(S
VIDEO)は、まず、サンプルホールド回路7におい
てタイミングジェネレータ11からのサンプルホールド
クロック(SHCLK)のタイミングでサンプルホール
ドされ、次にバッファ8を介してAD変換器9に入力さ
れ、ここでタイミングジェネレータ11からのAD変換
クロック(ADCLK)に同期してAD変換された後、
ディジタル画像処理部10に転送されてディジタル的に
画像処理される。
【0008】図14に、上記従来技術におけるイメージ
センサ駆動クロック(SCLK)、ライン同期信号(S
LN)、ビデオ信号(SVIDEO)、バッファ8から
の出力信号を示す。イメージセンサ駆動クロック(画素
周波数)が低い(数百KHZ)場合には、同図(ニ)に
示すように、1画素周期以内に蓄積電荷を掃き出す十分
な時間が確保できるため、イメージセンサ駆動クロック
(SCLK)が印加されるごとにセンサの蓄積電荷が放
電しきった状態(波形の上部が平坦)でビデオ信号(S
VIDEO)を得ることが可能である。この場合、AD
変換のタイミング即ちAD変換クロック(ADCLK)
またはサンプルホールドクロック(SHCLK)は十分
なマージンを確保でき、サンプルホールドクロック(S
HCLK)とイメージセンサ駆動クロック(SCLK)
の微妙な位相のずれや、個々のセンサユニットのゲイン
調整のずれがそのままAD変換結果のバラツキとなるこ
とはない。
【0009】しかしながら、同図(ホ)に示すように、
高い周波数(MHZオーダー)で駆動すると(図では低
速駆動と同じクロックSCLK,SLN,ADCLKで
示しているが、高速駆動の場合の各クロックの周波数は
低速駆動の場合より高いものとする)、1画素周期以内
に蓄積電荷を掃き出す時間が確保できず、ビデオ信号
(SVIDEO)は安定期間が存在しない三角波形とな
ってしまう。この場合、サンプルホールドクロック(S
HCLK)とイメージセンサ駆動クロック(SCLK)
の微妙な位相のずれや、個々のセンサユニットのゲイン
調整のずれがそのままAD変換結果のバラツキとなって
現れてくる。さらに、各クロックは半導体回路で生成さ
れる場合が大きく、ビデオ信号の経路にも数段の回路ブ
ロックがあり、ロットバラツキだけを取ってもかなり幅
広い許容値を要求される。この解決方法として、例え
ば、確実にビデオ信号をサンプルホールドできるタイミ
ングにサンプルホールドクロック(SHCLK)を設定
し、S/N比を確保できるレベルまでオフセット・ゲイ
ン調整回路6によってゲイン調整を行うやり方がある
が、この場合1台ごとに調整する必要があるので製造コ
ストのアップ要因になる。また、ゲインを上げすぎた場
合には波形が歪んでしまうことがあるためゲインの調整
が複雑になりまた調整に高精度を要するため、市場にお
ける対応は事実上不可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、上述
したように、次のような幾つかの問題点がある。従来技
術における電荷蓄積型のラインセンサからのビデオ信号
(SVIDEO)は、低速クロック(数百KHZ)で駆
動する場合は平坦な波形であるため問題がないが、高速
クロック(数MHZ)で駆動すると三角波形になってし
まうため出力安定性がなくなる。そのため、AD変換ク
ロック(ADCLK)の位相が少しずれただけでも、サ
ンプリング電圧が変動してしまい、結果的にディジタル
化した量子化データも変動してしまうという問題があ
る。AD変換クロックのタイミングは、LSIなどの半
導体で生成する場合が多く、温度変化やロットのバラツ
キなどによって変動するため、位相がずれるのを防ぐこ
とは事実上困難である。また、仮にAD変換クロックの
位相ずれがない場合であっても、ラインセンサの読み取
り感度はユニット毎にバラツキがあるため、AD変換の
サンプリングポイントの電圧レベルは変動しやすいとい
う問題がある。
【0011】一方、AD変換器は、仕様範囲内で明出力
ピーク時のダイナミックレンジをできるだけ広く取って
量子化精度を上げることが望まれている。サンプリング
ポイントはビデオ信号の高い電圧レベルの方がよいが、
AD変換器の+側リファレンス電圧レベルを越えると画
像は白抜けを起こして画像異常になってしまう。各変動
要因を考慮して最初からビデオ信号の低いレベルでサン
プリングを行うと、ビデオ信号が低い方にばらついた場
合にS/N比が劣化してしまう。それを避ける方法とし
て、明出力レベル調整を装置単位で最適なビデオ出力レ
ベルになるように製造工程内で微調整する方法もある
が、この場合製造ライン工程での調整は時間がかかりコ
ストアップ要因となり、また、市場でサービスマンが微
調整を行うことも困難である。また、AGC(Auto
matic Gain Control:自動利得制御)回路でゲ
インを自動的に調整する方法もあるが、AGC回路自身
が複雑であることと、ゲインが変わることによってオペ
アンプの周波数特性も変化するので読み取り画像に影響
する可能性がありあまり好ましいものではない。本発明
の第1の目的は、上記問題点を解決し、安価かつ簡易な
方法で、センサユニットの出力レベルの変動や、AD変
換のタイミングのずれがあっても安定したビデオ信号レ
ベルでのAD変換を行って高品質の画像読み取りを行う
ことが可能な原稿読取装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、記憶装置を装備する
必要をなくし、より安価にクロック位相の自動調整をす
る原稿読取装置を提供することにある。本発明の他の目
的は、クロック位相調整の起動を自動化し、製造工程、
市場対応での調整の必要をなくして、製造コストダウ
ン、メンテナンス性の向上を達成することにある。ま
た、本発明の他の目的は、毎ページ単位または数ページ
単位で、クロック位相の調整を行うことによって、周囲
環境条件や経年変化にも対応可能にして、より調整精度
を高めて画質化を達成することにある。また、本発明の
他の目的は、温度変化の情報を取り込むことによって調
整頻度を少なくして実際の読取速度の低下の影響を少な
くすること、読み取り精度をよくすることにある。ま
た、本発明の他の目的は、用途にあったクロック位相自
動調整を行うことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿読取装置
は、上記目的を達成するために、ラインセンサからのビ
デオ信号をAD変換するAD変換手段9と、AD変換手
段9で変換された後のディジタル信号における1ライン
中の最大値(ピーク値)を検出して保持するピーク制御
部18と、AD変換手段9に印加する互いに異なる位相
を有するAD変換クロックを生成するAD変換クロック
生成手段11,14と、イメージセンサに印加する互い
に異なる位相を有する複数のイメージセンサ駆動クロッ
クを生成するイメージセンサ駆動クロック生成手段1
1,13と、AD変換クロック生成手段で生成されるA
D変換クロックと前記イメージセンサ駆動クロック生成
手段によって生成されるイメージセンサ駆動クロックと
の組み合わせに応じた暗出力ピークレベルおよび明出力
ピークレベルを読み取る読取手段と、該読取手段で読み
取ったデータを記憶する記憶手段16と、該記憶手段1
6に記憶された記憶データに基づいてクロック位相を選
択する位相選択手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0014】また、ラインセンサからのビデオ信号をA
D変換するAD変換手段9と、AD変換手段9で変換さ
れた後のディジタル信号における1ライン中の最大値
(ピーク値)を検出して保持するピーク制御部18と、
AD変換手段9に印加する互いに異なる位相を有する複
数のAD変換クロックを生成するAD変換クロック生成
手段11,14と、イメージセンサに印加する互いに異
なる位相を有する複数のイメージセンサ駆動クロックを
生成するイメージセンサ駆動クロック生成手段11,1
3と、AD変換クロック生成手段11,14およびAD
変換クロック位相シフト手段によって得られるAD変換
クロックと前記イメージセンサ駆動クロック生成手段お
よびイメージセンサ駆動クロック生成手段によって得ら
れるイメージセンサ駆動クロックとの組み合わせに応じ
た暗出力ピークレベルおよび明出力ピークレベルを読み
取る読取手段と、該読取手段で読み取った暗出力ピーク
レベルおよび明出力ピークレベルが所定の範囲内になる
AD変換クロックおよびイメージセンサ駆動クロックの
組み合わせを選択する選択手段とを具備することを特徴
としている。
【0015】また、前記各手段を動作させて原稿の読み
取りを起動する起動手段をさらに具備することを特徴と
しており、該起動手段は、外部のキー入力部34からの
指示によって起動するもの、内部に設けられた読取ペー
ジ枚数を計数する手段により所定のページごとに起動す
るもの、内部に設けられたタイマ30により一定時間間
隔に起動するもの、内部に設けられた装置の内部温度を
検出する温度制御部19により所定の温度変化が検出さ
れた場合に起動されるもの、の何れかであることを特徴
としている。また、本発明の原稿読取装置におけるクロ
ック位相自動調整を起動する起動手段は、外部のキー入
力部34からの指示によって起動されるもの、内部に設
けられた読取ページ枚数を計数する手段により所定のペ
ージごとに起動されるもの、内部に設けられたタイマ3
0により一定時間間隔に起動されるもの、内部に設けら
れた装置の内部温度を検出する温度制御部19により所
定の温度変化が検出された場合に起動されるもの、のう
ち少なくとも2つの起動手段を有し、そのうちの何れか
の起動手段を選択する手段を具備することを特徴として
いる。
【0016】
【作用】本発明によると、AD変換クロック(ADCL
K)とイメージセンサ駆動クロック(SCLK)の位相
を組み合わせてビデオ信号のサンプリングポイントを自
動的に選択するので、ビデオ信号波形が三角波形であっ
ても、安定したビデオ信号レベルでAD変換ができる。
従って、階調性や濃度などの安定した高品質の画像読み
取りができ、また、製造工程での調整手間が大幅に短縮
できて製造コストを低くできる。さらに、市場において
も簡単な方法でメンテナンスが可能である(第1実施
例)。また、クロック位相の選択時に記憶装置を使用し
ないので低コストにすることができる(第2実施例)。
さらに、毎ページ単位または数ページ単位で、クロック
位相の調整を完全な自動で行うようにすることで、周囲
環境の変化や装置の経時変化に対しても、随時最適なビ
デオ信号レベルでAD変換することが可能であり、より
安定した高品質の画像読み取りが可能である(第3実施
例)。また、タイマや温度変化によって位相の完全自動
調整を起動するようにしたので、製造工程、市場などにお
いても一切の作業をする必要がない(第3実施例)。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例であり、図12に示した従来技
術と同じものには同一の参照符号を付けてある。図1と
図12に示した従来技術との差異は、タイミングジェネ
レータ11がシステムクロックを入力して基本クロック
TBおよび位相のずれた複数のAD変換クロックADC
LK1〜ADCLK4を出力するようにした点、バッフ
ァ回路12にマイナス側のクランプ回路を付加した点、
CPU15、CPUバスに接続されたRAM16、CP
U15でI/Oポート17を介してコントロールされる
位相切替B13および位相切替A14を設けた点、AD
変換器9でAD変換された信号から1ライン中の最大値
を検出して保持するピーク制御部18を設けた点、所定
の読取枚数ごとに位相調整を行わせるために読取ページ
枚数を計数するイメージセンサ駆動制御部31を設けた
点、外部に設けられた表示部33とキー入力部34をシ
ステム部2に接続するためのインタフェース制御部32
を設けた点などである。なお、温度制御部19およびタ
イマ30は、第1実施例では用いず、後述する第3実施
例で起動手段として用いる構成である。
【0018】ここで、AD変換クロック(ADCLK)
は位相切替A14により、システム部の基本周期の1/
2単位での数段の位相シフトが可能である。図2に示し
た例は、システム周波数(システムクロック)=30M
HZ、画素周波数(イメージセンサ駆動クロック;SC
LK)=3.75MHZ、位相シフト量t0=17ns
の場合である。イメージセンサ駆動クロック(SCL
K)は位相切替B13により、位相切替Aの約半周期
(約8.0ns)分の位相シフトが可能である。すなわ
ち、AD変換クロック(ADCLK)とイメージセンサ
駆動クロック(SCLK)の両方の位相シフトを組み合
わせることによって、見かけ上、約8.5ns単位でA
D変換タイミングをシフトすることが可能になり、等価
的にシステムクロック=60MHZで位相シフトしたの
と同じになる。このように、本実施例によると、イメー
ジセンサ駆動クロックSCLKとAD変換クロックAD
CLKの位相の組み合わせることによってシステム周波
数を上げることなく細かい位相シフトを行っており、放
射ノイズ的にも有利になる。
【0019】図3は、位相切替部B13をCR遅延回路
を用いて構成した例を示したものであり、基本クロック
TBと位相切替信号FLBを入力し、位相切替信号FL
Bの1/0によって基本クロックTBをCR遅延回路を
通過させるか否かを制御し、結果的に出力信号SCLK
の位相を切り替えるようにしたものである。また、図4
は、位相切替部A14を論理回路を用いて構成した一例
を示す図である。同図に示すように、位相切替部A14
は、タイミングジェネレータ11からの位相のずれたA
D変換クロックADCLK1〜ADCLK4を入力し、
I/Oポート17からの2種の制御信号FLA1,FL
A2によって切り替えてそのうちの1つを選択するよう
にしたものである。
【0020】図5は、2つの異なる位相のイメージセン
サ駆動クロック(SCLK、SCLK1)に対応して実
線と点線で示した2つのAD変換器アナログ入力信号
A,Bが得られ、それぞれに対して4つの異なる位相の
AD変換クロック(ADCLK1〜ADCLK4)によ
ってAD変換のタイミングが細かく与えられる様子を示
している。
【0021】次に、第1実施例における制御の一例を図
6のフローチャート(ステップ101〜112)および
図7のフローチャート(ステップ113〜123)に基
づいて詳細に説明する。オペポート(操作卓)から起動
手段(キー入力部34など)で起動をかける。このと
き、暗レベル補正機能はOFFにしておく。また、SC
LK位相とADCLK位相は初期状態(SCLK0,A
DCLK1)にしておく(最も遅いタイミングでAD変
換する状態)。なお、イメージセンサは常に基準板の反
射光を読み取れる状態にあるものとする(ステップ10
1)。次に、光源を点灯して(ステップ102)、基準
板の反射光を読み取り(ステップ103)、AD変換回
路9でAD変換されたデータがディジタル画像処理部1
0に入る。ディジタル画像処理部10においては、1ラ
インの有効読み取り幅をトリミングしてピーク制御部1
8に転送される。
【0022】ピーク制御部18は、1ラインレジスタ1
81,比較レジスタ182,ピーク値レジスタ183か
らなっている。1ライン分の読み取り値は一旦1ライン
レジスタ181に格納される。この1ラインレジスタ1
81の値を、CPU15がピーク値検出用プログラムの
制御により読出し、隣接画素同志で大きい方を比較レジ
スタ182に残す手法で検出する。最終的に1ライン中
の全画素の比較が終われば、ピーク値レジスタ183に
格納する。これらの一連の処理はステップ104に対応
している。これをCPU15で読み取ってRAM16の
所定のアドレスに記憶する(ステップ105)。なお、
RAM16を非揮発性メモリで構成すると装置の主電源
がOFFになっても内部バッテリにより記憶されたデー
タは消失しない。次に、光源をOFFにして(ステップ
106)、上記と同様な手法で暗レベルピーク値を検出
し、検出されたピーク値(ここでは暗出力ピーク値)を
一旦保持レジスタに格納し(ステップ107)、これを
CPU15で読み取ってRAM16の別のアドレスに記
憶する(ステップ108)。
【0023】次に、SCLK位相を後ろに(図2の例で
は約8ns)ずらしてSCLKシフトを生成するために
CRを用いた遅延回路のパスに切り換える。この時AD
CLK位相は切り換えずそのままにしておく(ステップ
109)。以上のように位相をシフトさせたSCLKシ
フトとADCLKと用いて、上述したステップ2〜8と
同じ処理を繰り返して、それぞれの明出力ピーク値と暗
出力ピーク値を検出して、RAM16に記憶する(ステ
ップ110)。次に、ADCLK位相を前に(図2の例
では約17ns)ずらしてADCLKシフト1を生成
し、さらにSCLK位相を元に戻した状態にし(ステッ
プ111)、上記ステップ2〜ステップ8と同じ処理を
繰り返す(ステップ112)。次に、ADCLKの位相
はそのままで、SCLK位相を切り換えて・・・という
ように、ADCLK位相とSCLK位相の組み合わせデ
ータを取得してRAM16に記憶させる(ステップ11
3〜ステップ122)。どれくらいの組み合わせを取る
かは、そのシステムの安定度によって異なる。
【0024】上述した処理によって取得したデータを参
照して適合する組み合わせの位相を選択し、CPU15
でI/Oポート17に設定する(ステップ123)。こ
の場合、位相選択の基準は下記のようにする。 WTL(明ピーク下限)≦WP(明ピーク)≦WTH(明ピーク上限)・・(a) BTL(暗ピーク下限)≦BP(暗ピーク)≦BTH(暗ピーク上限)・・(b) (a)かつ(b)を満足するADCLK位相、SCLK位相
を採用する。但し、該当する組み合わせが複数ある場合
には明ピーク値が最も大きいものを選択する。その理由
は明ピークが大きい方がS/N比としては高いので、よ
り良好な画像が得られるからである。なお、該当するも
のがない場合にはセンサ不良と判断する。
【0025】以上、ステップ101〜ステップ123の
操作は実際の原稿読取時には行わず、製造工程内の検査
時や、出荷時、市場でのイメージセンサ交換時、および
使用環境が出荷時と大きく異なるときなどに行うもので
ある。この一連の機能は、最初の起動時に1回だけ行え
ば後は全て自動で調整されるので、安定した工程管理が
でき、調整の信頼性も高い。ビデオ波形が安定期間のな
い三角波形相当のものでも高品質の画像が得られる。な
お、クロック位相の組み合わせは、上記実施例の通りで
なくてもよく、例えば、ランダムな順序でとっても問題
はない。
【0026】次に、本発明の第2実施例の動作を説明す
る。本発明の第2実施例では、第1実施例のように外部
に設けたRAM16を使用せずに、第1実施例に近い精
度で各クロック位相の選択を可能としたものである。次
に、第2実施例における制御の一例を図8のフローチャ
ートに基づいて詳細に説明する。オペポートから起動手
段(キー入力など)で起動をかける。このとき、暗レベ
ル補正機能はOFFにしておく。また、SCLK位相と
ADCLK位相は初期状態(SCLK(=SCLK
0),ADCLK1)にしておく(S/N比をよくする
ために最も遅いタイミングでAD変換する状態に初期設
定)。但し、最も位相が遅い地点のビデオ信号が最大に
なっていると仮定する。なお、イメージセンサは常に基
準板の反射光を読み取れる状態にあるものとする(ステ
ップ201)。
【0027】次に、上述した第1実施例と同様に、光源
を点灯(オン)して(ステップ202)、基準板の反射
光を読み取り、AD変換回路9でAD変換されたデータ
が画像処理部10に入る。画像処理部10においては、
1ラインの有効読み取り幅をトリミングしてピーク制御
部18に転送される。ピーク制御部18では、第1実施
例と同様にして1ライン中の最大値を検出し、検出され
たピーク値(ここでは明出力ピーク値)をピーク値レジ
スタ183に格納し(ステップ203)、上述した(a)
式を満足するか否かを判定する(ステップ204)。満
足しない場合にはまだ判定していないADCLKとSC
LKの位相の他の組み合わせがあるか否かを判定し(ス
テップ205)、あればADCLKとSCLKの位相の
組み合わせを変えて(ステップ206)、ステップ20
2に戻り同様の処理を繰り返して満足するタイミングを
検索する。
【0028】位相の組み合わせの変え方は、例えば、以
下のようにする。ここで、Sはイメージセンサ駆動クロ
ック(SCLK)の位相状態、AはAD変換クロック
(ADCLK)の位相状態を表している。 (S=0,A=1)→(S=1,A=1)→(S=0,
A=2)→(S=1,A=2)→・・・・・・→(S=
0,A=3)→(S=1,A=3)→(S=0,A=
4)→(S=1,A=4)→・・・
【0029】上記ステップ204によって(a)式を満
足する位相が決まったら、次に、第1実施例のステップ
106〜107と同様に、光源をOFFにして、暗レベ
ルピーク値を検出し、検出されたピーク値(ここでは暗
出力ピーク値)を保持レジスタ18に格納し(ステップ
207)、暗出力ピーク値が(b)式を満足するか否か
の判定を行う(ステップ208)。満足した場合、その
位相を採用して位相選択の組み合わせを完了し、得られ
たADCLKとSCLKの位相を固定する(ステップ2
09)。ステップ208の判定の結果、(b)式を満足
しない場合には再びステップ205でまだ判定していな
いADCLKとSCLKの位相の他の組み合わせがある
か否かを判定し、あればADCLKとSCLKの位相の
組み合わせを変えて(ステップ206)、さらに位相を
早めてステップ202に戻り、同様の処理を繰り返す。
このようにして、明ピーク値/暗ピーク値ともに満足す
るクロック位相を見つける(ステップ209)。ステッ
プ205の判定結果、満足する組み合わせの位相がない
場合にはセンサ不良と見なす(ステップ210)。以上
のように、本第2実施例は第1実施例に比較して処理が
やや複雑になるが、第1実施例のようにRAM16がな
くても同様な位相選択が可能である。
【0030】次に、本発明の第3実施例の動作を説明す
る。本発明の第3実施例は、上述した第1実施例および
第2実施例において、ADCLKとSCLKの位相選択
処理を起動する手段を設けたものである。起動手段とし
ては、次のようなものが考えられる。 (イ)キー入力による起動。 これは、本発明による原稿読取時における位相選択のた
めの起動動作をキー入力部34からのキー入力によって
行うものである。
【0031】(ロ)読み取った原稿のページ数による起
動。 これは、予め決められたページ数を読む毎に、本発明の
位相選択を起動するものであり、例えば、図9のフロー
チャートに示すように、予め決められたページ数(nペ
ージ)を指定しておき(ステップ301)、原稿の読取
ページ数を計数し、その計数値が指定しておいたページ
数になったら(ステップ302)、自動的に起動動作を
行い(ステップ303)、上述した第1実施例または第
2実施例で説明した位相選択動作を行った後(ステップ
304)、原稿読取を行う(ステップ305)。
【0032】本実施例において読み取りページ枚数を計
数するためにイメージセンサ駆動制御部31が用いられ
る。具体的動作は次のようにして行われる。まず、オペ
レータがキー入力部34から原稿の大きさを入力する。
CPU15は原稿の大きさがセットされると、イメージ
センサ駆動制御部31にその情報を伝える。また、表示
部33に対して原稿の大きさを表示する。キー入力部3
4を通して開始操作が行われると、イメージセンサ駆動
制御部31の制御に基づいてイメージセンサユニット1
が原稿の読み取りの処理を開始する。一連の読み取り処
理が終了すると、イメージセンサ駆動制御部31は原稿
1枚分の読み取り動作の終了を知らせる割込み信号をC
PU15に発信する。これを受けてCPU15は原稿1
枚分が読み取られたことを検出し、RAM16内に予め
確保された読み取り枚数のカウンタを記憶するエリアに
加算して記憶する。このカウンタ値が一定の枚数に達し
たときに位相調整の処理を起動する。以上読み取り枚数
の計数手段の一例を述べたがこれに限るものではないこ
とはいうまでもない。
【0033】この方法によると、予め決めた毎ページ単
位あるいは数ページ単位でクロック位相選択を行うこと
ができる。ページ単位での調整方法は、まず、光源をつ
けた時に全ての組み合わせの明出力ピーク値をRAM1
6に記憶する。次に、光源をOFFにした時の全ての組
み合わせの暗出力ピーク値をRAM16に記憶する。判
定方法は、第1実施例と同じである。この方法は、1回
の光源ON/OFFで全てのピーク値を取得するので全
体として比較すると第1実施例よりも早くデータが取得
可能である。但し、ピーク値検出のために、最低1ライ
ンの時間は必要になる。また、この方法は完全自動調整
であるので、オペポートからの指示などの操作が不要で
ある利点や、読み取れる度に調整をやり直すので、外部
環境の変化や経時変化にも自動的に対応できる点が優れ
ている。
【0034】(ハ)タイマによる起動。 これは、装置内部にタイマ30を保持し、設定されたタ
イマ値になったら自動的に起動動作を行い、上述した第
1実施例または第2実施例で説明した位相選択動作を行
うようにしたものである。図10にフローチャートを示
す。まず予めタイマ30に位相の自動選択を起動する時
間間隔を設定しておく(ステップ401)。タイマが設
定値になったときタイマ割り込みが発生し(ステップ4
02)、原稿読取中でなかったら(ステップ403;N
O)、自動的に位相選択動作を行った後(ステップ40
4)、原稿読取を開始する(ステップ405)。この方
法によると、システム内のタイマ30によって一定時間
単位(1月、1日、1時間・・・)で調整を行うことが
できる。内部トリガは、CPU15が監視するか、ハー
ド的な割り込みで行える。本方法の利点は、上述したペ
ージ数によるものと同様に、位相選択が完全自動である
ことと、位相調整の機会を多くすることができることで
ある。
【0035】(ニ)温度による起動。 これは、装置の内部に温度を検知する温度検知部を設け
ておき、初期設定温度または前回の処理を行った温度か
ら規定した以上の温度変化が生じた場合に自動的に起動
動作を行い、上述した第1実施例または第2実施例で説
明した位相選択動作を行うようにしたものである。この
方式は、図1に示すようにシステム内にサーミスタなど
の温度を検出する温度制御部19を設けておき、図11
のフローチャートに示すように、温度t1を検出し(ス
テップ501)、この温度t1と初期設定温度(システ
ムイニシャル時のデフォルト値、例えば0℃)または前
回の検出温度t0との差を算出し、その差が規定温度T
(例えば、5℃)未満であれば(ステップ502:YE
S)位相の自動調整を行わず直ちに原稿読取動作を開始
する(ステップ503)。差が規定値以上であれば(ス
テップ502:NO)、第1実施例または第2実施例のよ
うな位相自動選択を行った後(ステップ504)原稿読
取を行う。但し、最初の設定フローチャートは例えば第
1実施例に示した方式で行っておけばよい。このように
することによって、最初の設定は正確に行い、その後は
周囲温度変化に併せて自動的に位相調整をやり直すこと
ができる。温度変化によって、自動的に調整を行うの
で、正確な温度は分からなくてもよいので、安価な方法
で実現できる。
【0036】(ホ)上記各種起動手段を組み合わせたも
の。 これは、上述した各種起動手段、すなわち、外部のキー
入力部34からの指示によって起動する起動手段、内部
に設けられた読取ページ枚数を計数するイメージセンサ
駆動制御部31により所定のページごとに起動する起動
手段、内部に設けられたタイマ30により一定時間間隔
に起動する起動手段、内部に設けられた装置の内部温度
を検出する温度制御部19により所定の温度変化が検出
された場合に起動する起動手段、のうち少なくとも2つ
の起動手段を有し、そのうちの何れかの起動手段を選択
するようにしたものである。例えば、読み取り速度を重
視する場合には上記(イ)のキー入力部による起動手段
を用い、画像品質を重視する場合には上記(ロ)のイメ
ージセンサ駆動制御部31を用いた所定のページごとに
起動する起動手段を用いるようにする。両者の切り換え
は、キー操作でのサービスモードで行うか、切り換え専
用のファンクションキーを備えつけて行えばよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、安価かつ簡易な方法
で、センサユニットの出力レベルの変動や、AD変換の
タイミングのずれがあっても安定したビデオ信号レベル
でのAD変換を行って高品質の画像読み取りを行うこと
が可能な原稿読取装置が得られる。また、記憶装置を不
要とし、より安価にクロック位相の自動調整をする原稿
読取装置が得られる。さらに、クロック位相調整の起動
を自動化し、製造工程、市場対応での調整の必要をなく
して、製造コストダウン、メンテナンス性の向上が達成
できる。また、毎ページ単位または数ページ単位で、ク
ロック位相の調整を行うことによって、周囲環境条件や
経年変化にも対応可能にして、より調整精度を高めて画
質化を達成することができる。さらに、温度変化の情報
を取り込むことによって調整頻度を少なくして実際の読
取速度の低下の影響を少なくすること、読み取り精度を
よくすることができる。また、複数の起動手段を設けて
おき、それを用途に従って選択することみよって用途に
あったクロック位相自動調整を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための構成図であ
る。
【図2】本発明に用いる各クロックを説明するための図
である。
【図3】位相切替部Bの構成例を示す図である。
【図4】位相切替部Aの構成例を示す図である。
【図5】各クロックとAD変換器アナログ入力信号のサ
ンプリングタイミングを説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである(続き)。
【図8】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例(ページによるもの)の動
作を説明するためのフローチャートである(その1)。
【図10】本発明の第3実施例(タイマによるもの)の
動作を説明するためのフローチャートである(その
2)。
【図11】本発明の第3実施例(温度によるもの)の動
作を説明するためのフローチャートである(その3)。
【図12】従来技術を説明するための構成図である。
【図13】従来技術におけるイメージセンサユニットの
詳細ブロック図である。
【図14】従来技術における各クロックとビデオ信号、
バッファからの出力信号の関係を示す図である。
【符号の説明】
1:イメージセンサユニット、2:システム部、3:セ
ンサアレイ、4:アナログスイッチアレイ、5:シフト
レジスタ、6:オフセット・ゲイン調整回路、7:サン
プル・ホールド回路、8,12:バッファ、9:AD変
換器、10:ディジタル画像処理部、11:タイミング
ジェネレータ、13:位相切替部B、14:位相切替部
A、15:CPU(中央処理装置)、16:RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)、17:I/Oポート、18:
ピーク制御部、19:温度制御部、21a,21b:フ
ォトトランジスタ、22a,22b:コンデンサ、23
a,23b:アナログスイッチ、24a,24b:フリ
ップフロップ、30:タイマ、31:イメージセンサ駆
動制御部、32:インタフェース制御部、33:表示
部、34:キー入力部、181:1ラインレジスタ、1
82:比較レジスタ、183:ピーク値レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 101H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積型のラインセンサを用いて画像
    を読み取る原稿読取装置において、 ラインセンサからのビデオ信号をAD変換するAD変換
    手段と、 該AD変換手段で変換された後のディジタル信号におけ
    る1ライン中の最大値(ピーク値)を検出して保持する
    検出保持手段と、 前記AD変換手段に印加する互いに異なる位相を有する
    複数のAD変換クロックを生成するAD変換クロック生
    成手段と、 イメージセンサに印加する互いに異なる位相を有する複
    数のイメージセンサ駆動クロックを生成するイメージセ
    ンサ駆動クロック生成手段と、 前記AD変換クロック生成手段によって生成されるAD
    変換クロックと前記イメージセンサ駆動クロック生成手
    段によって生成されるイメージセンサ駆動クロックとの
    組み合わせに応じた暗出力ピークレベルおよび明出力ピ
    ークレベルを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取
    ったデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶さ
    れた記憶データに基づいてクロック位相を選択する位相
    選択手段とを具備することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 電荷蓄積型のラインセンサを用いて画像
    を読み取る原稿読取装置において、 ラインセンサからのビデオ信号をAD変換するAD変換
    手段と、 該AD変換手段で変換された後のディジタル信号におけ
    る1ライン中の最大値(ピーク値)を検出して保持する
    検出保持手段と、 前記AD変換手段に印加するAD変換クロックを生成す
    るAD変換クロック生成手段と、該AD変換クロック生
    成手段で生成されたAD変換クロックの位相をシフトさ
    せるAD変換クロック位相シフト手段と、 イメージセンサに印加するイメージセンサ駆動クロック
    を生成するイメージセンサ駆動クロック生成手段と、該
    イメージセンサ駆動クロック生成手段で生成されたイメ
    ージセンサ駆動クロックの位相をシフトさせるイメージ
    センサ駆動クロック位相シフト手段と、 前記AD変換クロック生成手段およびAD変換クロック
    位相シフト手段によって得られるAD変換クロックと前
    記イメージセンサ駆動クロック生成手段およびイメージ
    センサ駆動クロック生成手段によって得られるイメージ
    センサ駆動クロックとの組み合わせに応じた暗出力ピー
    クレベルおよび明出力ピークレベルを読み取る読取手段
    と、該読取手段で読み取った暗出力ピークレベルおよび
    明出力ピークレベルが所定の範囲内になるAD変換クロ
    ックおよびイメージセンサ駆動クロックの組み合わせを
    選択する選択手段とを具備することを特徴とする原稿読
    取装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の原稿読取装置にお
    いて、前記各手段を動作させて原稿の読み取りを起動す
    る起動手段をさらに具備することを特徴とする原稿読取
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の原稿読取装置において、前
    記起動手段は外部のキー入力装置からの指示によって起
    動するものであることを特徴とする原稿読取装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の原稿読取装置において、前
    記起動手段は内部に設けられた読取ページ枚数を計数す
    る手段により所定のページごとに起動するものであるこ
    とを特徴とする原稿読取装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の原稿読取装置において、前
    記起動手段は内部に設けられたタイマにより一定時間間
    隔に起動するものであることを特徴とする原稿読取装
    置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の原稿読取装置において、前
    記起動手段は内部に設けられた装置の内部温度検出手段
    により所定の温度変化が検出された場合に起動されるも
    のであることを特徴とする原稿読取装置。
  8. 【請求項8】請求項3記載の原稿読取装置において、前
    記起動手段は、外部のキー入力装置からの指示によって
    起動されるもの、内部に設けられた読取ページ枚数を計
    数する手段により所定のページごとに起動されるもの、
    内部に設けられたタイマにより一定時間間隔に起動され
    るもの、内部に設けられた装置の内部温度検出手段によ
    り所定の温度変化が検出された場合に起動されるもの、
    のうち少なくとも2つの起動手段を有し、そのうちの何
    れかの起動手段を選択する手段を具備することを特徴と
    する原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007119483A1 (ja) * 2006-03-23 2007-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 自動位相調整装置
JP2008054281A (ja) * 2006-07-26 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像回路の自動調整装置

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WO2007119483A1 (ja) * 2006-03-23 2007-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 自動位相調整装置
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