JPH08297887A - リールブレーキ装置及び記録又は再生装置 - Google Patents

リールブレーキ装置及び記録又は再生装置

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JPH08297887A
JPH08297887A JP7105361A JP10536195A JPH08297887A JP H08297887 A JPH08297887 A JP H08297887A JP 7105361 A JP7105361 A JP 7105361A JP 10536195 A JP10536195 A JP 10536195A JP H08297887 A JPH08297887 A JP H08297887A
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reel
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tape
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brake lever
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JP7105361A
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Junji Kobayashi
淳司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト化が可能な構造で強力なブレーキ力
を得ることができるようにする。 【構成】 リール台8は、リールが載置されるリール載
置部材23とアイドラギア32により回転駆動されるリ
ール台ギア31との間に摩擦部材41が介在され、リー
ル載置部材23の外周に円筒部23cと歯形部23dと
を有する。ブレーキレバー51は、円筒部23cに常時
圧接される腕部51aと歯形部23dに対し係合及び離
脱可能な爪部51bとを有し、リール台8の回転に伴っ
て腕部51aの従動作用により揺動されて、リール台8
がテープ繰出し方向へ回転した際に爪部51bが歯形部
23dに係合される。ブレーキレバー51とは別体のバ
ネ等の部品を廃止できると共に、リール台8の回転に連
動してリール載置部材23を直接固定するので、トルク
リミッタによらない強力なブレーキ力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTR等におけ
るリールブレーキ装置、及びこのリールブレーキ装置を
備えたVTR等の記録又は再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRにおいて、リールが装着さ
れるリール台にブレーキをかけるリールブレーキ装置と
しては、例えば図9に示すように、リール台101の外
周に歯形部101aを設け、ブレーキレバー102をバ
ネ103により回動させ、ブレーキレバー102の爪部
102aをリール台101の歯形部101aに係合させ
ている。そして、ブレーキ解除の際には、解除レバー1
04の移動によりブレーキレバー102をバネ103に
抗して回動させ、爪部102aを歯形部101aから離
脱させている。
【0003】また、例えば図10及び図11に示すよう
に、リール台201をリール載置部材202とリール台
駆動部材203とトルクリミッタ204とによって構成
し、アイドラギア205によりリール台駆動部材203
を回転駆動させ、この回転力をトルクリミッタ204を
介してリール載置部材202に伝達させる構成がある。
この場合のリールブレーキ装置として、リール台駆動部
材203の外周に円筒部203aを設けると共に、円筒
部203aに圧接する圧接部206aとギア部203b
に係合する爪部206bとを有する回動自在のブレーキ
レバー206を設けたものがある。そして、リール台2
01の回転に伴う圧接部206aの従動によりブレーキ
レバー206を回動させ、主にテープ走行時に爪部20
6bがギア部203bに係合可能となり、リール台20
1にバックテンションの弱ブレーキをかけている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来例において、図9の構造では、ブレーキレ
バー102とは別体のバネ103が必要で、部品コスト
及び組立コストが共にアップしてしまう。また、図10
及び図11の構造では、テープ走行時にリール台駆動部
材203のギア部203bとブレーキレバー206の爪
部206bとが係合するため、リール載置部材202に
対してはトルクリミッタ204のトルクしかブレーキ力
にならず、テープ停止時の不測なテープ繰出しを防止す
るブレーキトルクとしては弱いという問題があった。
【0005】そこで本発明は、低コスト化が可能な構造
で強力なブレーキ力を得ることができるリールブレーキ
装置、及びこのリールブレーキ装置を備えた記録又は再
生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるリールブレーキ装置は、リールが載置
されるリール載置部材と駆動源からの回転力伝達により
回転駆動されるリール台駆動部材との間にトルクリミッ
タ手段が介在され、前記リール載置部材の外周に摺動部
と被係合部とを有するリール台と、前記リール載置部材
の摺動部に常時圧接される圧接部と、前記リール載置部
材の被係合部に対して係合及び離脱可能な係合部とを有
し、前記リール台の回転に伴って前記圧接部の従動作用
により揺動されて、前記リール台がテープ繰出し方向へ
回転した際に前記係合部が前記リール載置部材の被係合
部に係合されるブレーキレバーと、を具備したことを特
徴とする。
【0007】また、本発明によるリールブレーキ装置
は、リールが載置されるリール載置部材と駆動源からの
回転力伝達により回転駆動されるリール台駆動部材との
間にトルクリミッタ手段が介在され、前記リール台駆動
部材の外周に摺動部を有すると共に前記リール載置部材
の外周に被係合部を有するリール台と、前記リール台駆
動部材の摺動部に常時圧接される圧接部と、前記リール
載置部材の被係合部に対して係合及び離脱可能な係合部
とを有し、前記リール台の回転に伴って前記圧接部の従
動作用により揺動されて、前記リール台がテープ繰出し
方向へ回転した際に前記係合部が前記リール載置部材の
被係合部に係合されるブレーキレバーと、を具備したこ
とを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、前記のリールブレーキ
装置において、少なくともテープ繰出し方向へのテープ
走行時に前記揺動されるブレーキレバーが当接して、前
記ブレーキレバーの係合部と前記リール載置部材の被係
合部との係合を阻止する規制部材を備えたことを特徴と
する。
【0009】なお、前記のリールブレーキ装置におい
て、前記リール載置部材または前記リール台駆動部材の
摺動部が円筒部であり、前記リール載置部材の被係合部
が歯形部であり、前記ブレーキレバーの係合部が爪部で
あってよい。
【0010】また、本発明による記録又は再生装置は、
前記のリールブレーキ装置と、記録又は再生用のヘッド
を有する回転ドラムと、カセットからテープを引き出す
テープローディング手段と、少なくとも前記回転ドラム
が配置された第1のシャーシと、少なくとも前記リール
台及び前記ブレーキレバーが設置されて前記第1のシャ
ーシに対して相対的にスライド自在に構成された第2の
シャーシとを備え、前記カセットを前記第2のシャーシ
のリール台上に装着した後、その第2のシャーシを前記
第1のシャーシに対して相対的に前記回転ドラムの方向
へスライドさせると共に前記テープローディング手段に
より前記カセットの開口部から前記テープを引き出し
て、前記回転ドラムの少なくとも一部を前記カセットの
開口部内へ相対的に挿入させると共に前記テープをドラ
ム周面を含む所定の経路にローディングするように構成
したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明のリールブレー
キ装置においては、ブレーキレバーの圧接部がリール載
置部材またはリール台駆動部材の摺動部に常時圧接さ
れ、リール台の回転に伴ってブレーキレバーが揺動され
て、ブレーキレバーの係合部がリール載置部材の被係合
部に係合される。これにより、ブレーキレバーとは別体
のバネ等の部品を廃止することができると共に、リール
台の回転に連動してリール載置部材が直接固定されるの
で、トルクリミッタによらない強力なブレーキ力を得る
ことができる。
【0012】また、特に、ブレーキレバーの圧接部をリ
ール台駆動部材の摺動部に常時圧接させた場合は、テー
プ巻取時に、リール台駆動部材が回転駆動されて、トル
クリミッタ手段を介してリール載置部材に伝達された巻
取トルクが、ブレーキレバーの圧接部との滑り摩擦で減
少することがないので、巻取トルクを安定させることが
できる。
【0013】さらに、少なくともテープ繰出し方向への
テープ走行時にブレーキレバーの係合部とリール載置部
材の被係合部との係合を阻止する規制部材を備えると、
テープ走行時にリール載置部材が固定されることはな
く、ブレーキ力が確実に解除されるので、テープの安定
した巻取り及び繰出しが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図8を参照し
て説明する。まず、図7及び図8によって本実施例にお
けるVTR全体の概略構成を説明する。
【0015】1は第1のシャーシであるメインシャー
シ、2は第2のシャーシであるスライドシャーシで、ス
ライドシャーシ2はメインシャーシ1上でスライド自在
に構成されている。3はメインシャーシ1上に配置され
た回転ドラムで、記録又は再生用の磁気ヘッドが搭載さ
れている。4はメインシャーシ1上に突出するキャプス
タン、5及び6はテープローディング手段のテープガイ
ド部材、7及び8はスライドシャーシ2上に設置された
一対のリール台である。9はカセットで、磁気テープ1
0を巻回した一対のリール11及び12が収納されてい
る。
【0016】上記VTRにおいては、まず、図7に示す
ように、カセット9がスライドシャーシ2上に装着され
て両リール11及び12が両リール台7及び8上に嵌合
された後、そのスライドシャーシ2がメインシャーシ1
に対して相対的に回転ドラム3の方向へスライドされる
と共に、テープガイド部材5及び6によりカセット9の
開口部9aからテープ10が引き出される。そして最終
的に、図8に示すように、回転ドラム3の少なくとも一
部がカセット9の開口部9a内へ相対的に挿入されると
共に、テープ10が回転ドラム3の周面を含む所定の経
路にローディングされる。この状態で、不図示のピンチ
ローラによりテープ10がキャプスタン4に圧着され、
テープ10が走行されて回転ドラム3のヘッドにより所
望の記録又は再生が行われる。
【0017】次に、上記VTRにおけるリールブレーキ
装置について説明する。図1〜図4は第1実施例を示
し、図1はリール台及びブレーキレバーの縦断面図、図
2はそのテープ停止時における平面図、図3はそのテー
プ走行時におけるテープ巻取り状態の平面図、図4はそ
のテープ走行時におけるテープ繰出し状態の平面図であ
る。
【0018】図1及び図2において、2はシャーシ、8
はリール台で、それぞれ前述したVTRにおけるスライ
ドシャーシ2及び巻取側のリール台8に対応している。
21はシャーシ2に植立されたリール台支軸、22はリ
ール台支軸21の外周に回転可能に挿通されたリール台
ベース、23はリール台ベース22の外周上部に圧入さ
れたリール載置部材である。不図示のリール(図7及び
図8のリール12に対応)は、リール載置部材23の上
面23aに当接されると共に爪部23bに係合されて、
リール載置部材23と一体に回転される。そして、リー
ル載置部材23の外周には、摺動部としてリール台支軸
21を中心とする円筒部23cと、被係合部として同じ
くリール台支軸21を中心とする略歯形状の歯形部23
dとが形成されている。
【0019】31はリール台駆動部材であるリール台ギ
アで、リール台べース22の外周下部に回転及び上下摺
動可能に挿通されている。リール台ギア31の外周には
ギア部31aが形成され、モータ等の駆動源からの回転
力を伝達するアイドラギア32がギア部31aに対して
係合及び離脱可能となっている。41はリール台ギア3
1の上面に貼付されたドーナッツ状の摩擦部材(例えば
フェルト等)で、その上面がリール載置部材23の下面
に摺接されている。42はリール台ベース22の下端と
リール台ギア31の下面との間に介在されたバネで、リ
ール台ギア31上の摩擦部材41をリール載置部材23
に圧接している。これらにより、リール載置部材23と
リール台ギア31との間でのトルクリミッタ手段が構成
されている。なお、以上の各部材はユニットとしてリー
ル台8を構成し、このリール台8はリール台支軸21に
回転可能に支持されて止め輪21aにより保持されてい
る。
【0020】次に、51はブレーキレバーで、シャーシ
2に植立された支軸52に挿入されて止め輪52aによ
り保持され、矢印a及びb方向へ回動可能に構成されて
いる。このブレーキレバー51は、圧接部である略円弧
状の腕部51aと、係合部である爪部51bと、被規制
部である突出部51cとを有し、例えばPOM(ポリア
セタール樹脂)やPA(ポリアミド樹脂)等の弾性を有
する合成樹脂材料によって一体に成形されている。そし
て、ブレーキレバー51の腕部51aは材料の弾性によ
りリール載置部材23の円筒部23cに常時圧接され、
爪部51bはリール載置部材23の歯形部23dに係合
可能である。また、ブレーキレバー51は爪部51bの
近傍位置において、シャーシ2に植立されたストッパ5
3に当接可能である。
【0021】61は不図示のモード切換機構によりシャ
ーシ2上を図2の左右(矢印c及びd)方向へ移動可能
なモードレバーで、テープ停止時に図2の位置、テープ
走行時に図3及び図4の位置にある。このモードレバー
61は規制部材を構成しており、モードレバー61の先
端61aにブレーキレバー51の突出部51cが当接可
能である。なお、リール台8に装着されたリールに巻回
されているテープ(図7及び図8のテープ10に対応)
は、リール台8が図2の矢印e方向へ回転された時に繰
出され、矢印f方向へ回転された時に巻取られるものと
する。
【0022】上記構成において、テープ停止時には、図
2に示すように、モードレバー61が矢印c方向へ移動
された位置にある。この時、リールからテープが繰り出
されようとすると、リール台8は矢印e方向へ少量回動
される。すると、リール載置部材23の円筒部23cに
圧接したブレーキレバー51の腕部51aに回動力が伝
達され、ブレーキレバー51は矢印a方向へ回動され
る。モードレバー61は矢印c方向へ移動されていてブ
レーキレバー51の回動を規制しないので、ブレーキレ
バー51の爪部51bがリール載置部材23の歯形部2
3dの歯底に当接係合され、リール載置部材23は固定
される。従って、テープがそれ以上リールから繰り出さ
れることはない。
【0023】即ち、リール載置部材23の回動力がブレ
ーキレバー51に直接伝達され、そのブレーキレバー5
1によりリール載置部材23が直接固定されるので、従
来のようにリール載置部材のブレーキ力をトルクリミッ
タに依存することなく、強力なブレーキ力を発揮させる
ことができる。
【0024】次に、テープ走行時には、図3及び図4に
示すように、モードレバー61が矢印d方向へ移動され
た位置にある。図3においてテープ巻取時、アイドラギ
ア32によりリール台ギア31及び摩擦部材41を介し
てリール載置部材23が矢印f方向へ回転されると、リ
ール載置部材23の円筒部23cに圧接したブレーキレ
バー51の腕部51aに回転力が伝達され、ブレーキレ
バー51は矢印b方向へ回動される。これにより、ブレ
ーキレバー51は、その爪部51bがリール載置部材2
3の歯形部23dから離間されると共に、爪部51bの
近傍位置においてストッパ53に当接して停止される。
従って、以後は円筒部23cと腕部51aとが滑ってリ
ール台8が回転駆動され、テープ巻取りを行う。
【0025】また、テープ走行方向が上述とは逆で、テ
ープ繰出しによりリール台8が図4の矢印e方向へ回転
される時は、リール載置部材23の円筒部23cに圧接
したブレーキレバー51の腕部51aに回転力が伝達さ
れ、ブレーキレバー51は矢印a方向へ回動される。こ
の時、モードレバー61が矢印d方向へ移動されている
ので、ブレーキレバー51の突出部51cがモードレバ
ー61の先端61aに当接して停止され、ブレーキレバ
ー51の爪部51bはリール載置部材23の歯形部23
dに係合されない。従って、以後は円筒部23cと腕部
51aとが滑ってリール台8は回転され、テープの繰出
しが可能となる。
【0026】次に、図5及び図6は第2実施例を示すも
のである。図1〜図4の第1実施例においては、ブレー
キレバー51の腕部51aが圧接される円筒部23cを
リール載置部材23の外周に設けたのに対し、第2実施
例においては、リール台ギア33の外周にギア部33a
と共に壁状の円筒部33bが設けられている。また、第
1実施例においては、ブレーキレバー51の爪部51b
が係合される歯形部23dをリール載置部材23の外周
に設けたのに対し、第2実施例においては、リール載置
部材23に圧入されて一体となったリール台ベース24
の下端が外方へ拡大され、その外周に歯形部24aが設
けられている。
【0027】この第2実施例の場合は、前記第1実施例
の作用効果に加え、特に、ブレーキレバー51の腕部5
1aがリール載置部材23ではなくリール台ギア33に
圧接されているので、テープ巻取時に、アイドラギア3
2によりリール台ギア33が回転駆動されて、摩擦部材
41を介してリール載置部材23に伝達された巻取トル
クが、ブレーキレバー51の腕部51aとの滑り摩擦で
減少することがないので、巻取トルクを安定させること
ができる。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が
可能である。例えば、規制部材(モードレバー)による
ブレーキレバーの係合阻止は、本実施例で説明したテー
プ走行時のみでなく、テープローディング時にも行うよ
うに構成することが可能である。また、本実施例のVT
Rにおいては、リール台及びブレーキレバーが設置され
たスライドシャーシをメインシャーシに対してスライド
させる構成を示したが、これらリール台及びブレーキレ
バーを回転ドラム等と共に固定シャーシ上に設ける一般
的な記録又は再生装置であってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブレーキレバーの圧接部をリール載置部材またはリール
台駆動部材の摺動部に常時圧接させると共に、ブレーキ
レバーの係合部をリール載置部材の被係合部に係合及び
離脱可能とすることによって、ブレーキレバーとは別体
のバネ等の部品を廃止し、部品コスト及び組立コストの
削減を図ることができると共に、リール載置部材が直接
固定されるので、トルクリミッタに依存しない強力なブ
レーキ力が得られ、例えばテープ停止時の不測なテープ
繰出しを確実に防止することができる。
【0030】また、少なくともテープ繰出し方向へのテ
ープ走行時にブレーキレバーの係合部とリール載置部材
の被係合部との係合を阻止する規制部材を備えることに
よって、テープ走行時にブレーキ力が確実に解除される
ので、テープの安定した巻取り及び繰出しを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるリールブレーキ装
置の縦断面図である。
【図2】上記リールブレーキ装置のテープ停止時の平面
図である。
【図3】上記リールブレーキ装置のテープ走行時におけ
るテープ巻取り状態の平面図である。
【図4】上記リールブレーキ装置のテープ走行時におけ
るテープ繰出し状態の平面図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるリールブレーキ装
置の縦断面図である。
【図6】上記リールブレーキ装置のテープ停止時の平面
図である。
【図7】本発明の実施例におけるVTRのアンローディ
ング状態を示す概略平面図である。
【図8】上記VTRのローディング完了状態を示す概略
平面図である。
【図9】従来のリールブレーキ装置の平面図である。
【図10】従来の別のリールブレーキ装置の縦断面図で
ある。
【図11】上記リールブレーキ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 メインシャーシ(第1のシャーシ) 2 スライドシャーシ(第2のシャーシ) 3 回転ドラム 5、6 テープガイド部材 7、8 リール台 9 カセット 9a 開口部 10 磁気テープ 11、12 リール 22、24 リール台ベース 23 リール載置部材 23c、33b 円筒部(摺動部) 23d、24a 歯形部(被係合部) 31、33 リール台ギア(リール台駆動部材) 31a、33a ギア部 32 アイドラギア 41 摩擦部材 42 バネ 51 ブレーキレバー 51a 腕部(圧接部) 51b 爪部(係合部) 51c 突出部 53 ストッパ 61 モードレバー(規制部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールが載置されるリール載置部材と駆
    動源からの回転力伝達により回転駆動されるリール台駆
    動部材との間にトルクリミッタ手段が介在され、前記リ
    ール載置部材の外周に摺動部と被係合部とを有するリー
    ル台と、 前記リール載置部材の摺動部に常時圧接される圧接部
    と、前記リール載置部材の被係合部に対して係合及び離
    脱可能な係合部とを有し、前記リール台の回転に伴って
    前記圧接部の従動作用により揺動されて、前記リール台
    がテープ繰出し方向へ回転した際に前記係合部が前記リ
    ール載置部材の被係合部に係合されるブレーキレバー
    と、 を具備したことを特徴とするリールブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 リールが載置されるリール載置部材と駆
    動源からの回転力伝達により回転駆動されるリール台駆
    動部材との間にトルクリミッタ手段が介在され、前記リ
    ール台駆動部材の外周に摺動部を有すると共に前記リー
    ル載置部材の外周に被係合部を有するリール台と、 前記リール台駆動部材の摺動部に常時圧接される圧接部
    と、前記リール載置部材の被係合部に対して係合及び離
    脱可能な係合部とを有し、前記リール台の回転に伴って
    前記圧接部の従動作用により揺動されて、前記リール台
    がテープ繰出し方向へ回転した際に前記係合部が前記リ
    ール載置部材の被係合部に係合されるブレーキレバー
    と、を具備したことを特徴とするリールブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 少なくともテープ繰出し方向へのテープ
    走行時に前記揺動されるブレーキレバーが当接して、前
    記ブレーキレバーの係合部と前記リール載置部材の被係
    合部との係合を阻止する規制部材を備えたことを特徴と
    する請求項1または2記載のリールブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記リール載置部材または前記リール台
    駆動部材の摺動部が円筒部であり、前記リール載置部材
    の被係合部が歯形部であり、前記ブレーキレバーの係合
    部が爪部であることを特徴とする請求項1または2記載
    のリールブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のリールブレーキ
    装置と、記録又は再生用のヘッドを有する回転ドラム
    と、カセットからテープを引き出すテープローディング
    手段と、少なくとも前記回転ドラムが配置された第1の
    シャーシと、少なくとも前記リール台及び前記ブレーキ
    レバーが設置されて前記第1のシャーシに対して相対的
    にスライド自在に構成された第2のシャーシとを備え、 前記カセットを前記第2のシャーシのリール台上に装着
    した後、その第2のシャーシを前記第1のシャーシに対
    して相対的に前記回転ドラムの方向へスライドさせると
    共に前記テープローディング手段により前記カセットの
    開口部から前記テープを引き出して、前記回転ドラムの
    少なくとも一部を前記カセットの開口部内へ相対的に挿
    入させると共に前記テープをドラム周面を含む所定の経
    路にローディングするように構成したことを特徴とする
    記録又は再生装置。
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JP2008016129A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Teac Corp ディスク装置

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