JPH08296573A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH08296573A JPH08296573A JP10553795A JP10553795A JPH08296573A JP H08296573 A JPH08296573 A JP H08296573A JP 10553795 A JP10553795 A JP 10553795A JP 10553795 A JP10553795 A JP 10553795A JP H08296573 A JPH08296573 A JP H08296573A
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- orbiting
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- control valve
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/24—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
- F04C28/26—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves using bypass channels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
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- Fluid Mechanics (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、固定鏡板の貫通孔に制御弁を設
け、起動時の液圧縮による異常圧力を防止し、第一及び
第二のラップ、旋回スクロール等の破損や異常摩耗を解
消することを目的としている。 【構成】 固定鏡板１ａに貫通孔を設け、その貫通孔内
に形状記憶合金からなる制御弁２２を取り付け、設定温
度以下の時は貫通孔を開け、設定温度以上の時は閉じる
ことにより、起動時の流体ポケット１０内の液冷媒を高
圧室へ吐き出させ、圧力の低減を図ることができる。
け、起動時の液圧縮による異常圧力を防止し、第一及び
第二のラップ、旋回スクロール等の破損や異常摩耗を解
消することを目的としている。 【構成】 固定鏡板１ａに貫通孔を設け、その貫通孔内
に形状記憶合金からなる制御弁２２を取り付け、設定温
度以下の時は貫通孔を開け、設定温度以上の時は閉じる
ことにより、起動時の流体ポケット１０内の液冷媒を高
圧室へ吐き出させ、圧力の低減を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空調用及び冷凍用圧縮
機等に適したスクロール圧縮機に係わり、特に起動時に
過圧縮回避機構に関するものである。
機等に適したスクロール圧縮機に係わり、特に起動時に
過圧縮回避機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にこの種のスクロール圧縮機として
は、特公昭５８−１９８７５号公報に示される自動車空
調用スクロール型圧縮機を例に挙げ、図５ないし図６を
参照してその基本的構成等について説明する。図５は開
放型スクロール圧縮機の本体の構造を示すもので、旋回
鏡板にかかるスラスト力の支え方と自転拘束部品を兼用
とする、いわゆるボール継ぎ手が用いられた例を開示し
ている。エンジンからの駆動力をベルト及び電磁クラッ
チ３５を介して圧縮機本体３０に伝達させる構成は、周
知の事実として簡略化した。
は、特公昭５８−１９８７５号公報に示される自動車空
調用スクロール型圧縮機を例に挙げ、図５ないし図６を
参照してその基本的構成等について説明する。図５は開
放型スクロール圧縮機の本体の構造を示すもので、旋回
鏡板にかかるスラスト力の支え方と自転拘束部品を兼用
とする、いわゆるボール継ぎ手が用いられた例を開示し
ている。エンジンからの駆動力をベルト及び電磁クラッ
チ３５を介して圧縮機本体３０に伝達させる構成は、周
知の事実として簡略化した。
【０００３】圧縮機本体３０を構成する主要部品として
は、まず圧縮機本体３０の外郭を形成する圧縮機ハウジ
ング３はカップ状ケース３１とフロントエンドプレート
３２に分割されていて、カップ状ケース３１の一端開口
３３をフロントエンドプレート３２で閉塞されている。
この圧縮機ハウジング３の内部に、固定鏡板１ａに直立
した渦巻状の第一のラップ１ｂを形成してなる固定スク
ロール１と、旋回鏡板２ａに直立した渦巻状の第二のラ
ップ２ｂを形成し、両ラップ１ｂと２ｂとを互いに内側
にして固定スクロール１と噛み合わせてなる旋回スクロ
ール２と、旋回鏡板２ａとフロントエンドプレート３２
との間に旋回鏡板２ａと平行に配置されたスラスト軸受
け部品と自転拘束部品とを兼ねたリング状の旋回スクロ
ール側レース４１と、旋回スクロール側リング４２と、
リング状のプレート側レース４３と、プレート側リング
４４と、複数のボール素子４６と、旋回スクロール２に
旋回運動を伝達する駆動機構からなっている。固定スク
ロール１は第一のラップ１ｂと反対側の固定鏡板１ａ背
面に備えられた締結脚１ｄと、カップ状ケース３１との
間をボルト１９によって締結されている。固定鏡板１ａ
の外周部分１ｅのシール溝１ｆに挿入されたＯリング１
８がカップ状ケース３１との間に取り付けられ、締結脚
１ｄ側の高圧室１１と第一のラップ１ｂ側の低圧室１２
とに分断されている。旋回鏡板２ａとフロントエンドプ
レート３２との間には、リング状の旋回スクロール側レ
ース４１を被うように旋回鏡板２ａに旋回スクロール側
リング４２が取り付けられ、リング状のプレート側レー
ス４３を被うように、かつ旋回スクロール側リング４２
との間にわずかな隙間ができるようにフロントエンドプ
レート３２にプレート側リング４４が取り付けられてい
る。旋回スクロール側リング４２とプレート側リング４
４はそれぞれ軸方向に同径の複数のポケットを形成する
穴４５が備えられ、その穴４５に複数のボール素子４６
が常時挟持されることにより、自転を拘束しながら固定
スクロール１に対するその旋回運動を許容し、かつ旋回
スクロール２のスラスト軸受け部品としての機能も有し
ている。駆動軸９はフロントエンドプレート３２に圧入
嵌合して取り付けられた主軸受け１５を介して回転可能
に支持されていて、そのフロントエンドプレート３２に
取り付けられた筒状部材３４内に嵌合された軸封装置１
７と副軸受け１６を貫通して圧縮機ハウジング３の外側
へ主軸部分９ａを延出している。この駆動軸９の旋回ス
クロール２側の端部の駆動ピン９ｂは、駆動伝達機構と
しての機能を有する旋回ブッシュ８と連結していて、さ
らに旋回ブッシュ８は、旋回鏡板２ａ背面に旋回機構部
として形成された円筒状のボス部２ｃに設けられた旋回
軸受け７に挿入されている。この構成によって旋回スク
ロール２は固定スクロール１に対して旋回運動させる駆
動機構を備えることができる。カップ状ケース３１の低
圧室１２側には作動流体としての冷媒を吸入する吸入口
１３が設けられ、高圧室１１側には冷媒を吐出する吐出
口１４が備えられている。
は、まず圧縮機本体３０の外郭を形成する圧縮機ハウジ
ング３はカップ状ケース３１とフロントエンドプレート
３２に分割されていて、カップ状ケース３１の一端開口
３３をフロントエンドプレート３２で閉塞されている。
この圧縮機ハウジング３の内部に、固定鏡板１ａに直立
した渦巻状の第一のラップ１ｂを形成してなる固定スク
ロール１と、旋回鏡板２ａに直立した渦巻状の第二のラ
ップ２ｂを形成し、両ラップ１ｂと２ｂとを互いに内側
にして固定スクロール１と噛み合わせてなる旋回スクロ
ール２と、旋回鏡板２ａとフロントエンドプレート３２
との間に旋回鏡板２ａと平行に配置されたスラスト軸受
け部品と自転拘束部品とを兼ねたリング状の旋回スクロ
ール側レース４１と、旋回スクロール側リング４２と、
リング状のプレート側レース４３と、プレート側リング
４４と、複数のボール素子４６と、旋回スクロール２に
旋回運動を伝達する駆動機構からなっている。固定スク
ロール１は第一のラップ１ｂと反対側の固定鏡板１ａ背
面に備えられた締結脚１ｄと、カップ状ケース３１との
間をボルト１９によって締結されている。固定鏡板１ａ
の外周部分１ｅのシール溝１ｆに挿入されたＯリング１
８がカップ状ケース３１との間に取り付けられ、締結脚
１ｄ側の高圧室１１と第一のラップ１ｂ側の低圧室１２
とに分断されている。旋回鏡板２ａとフロントエンドプ
レート３２との間には、リング状の旋回スクロール側レ
ース４１を被うように旋回鏡板２ａに旋回スクロール側
リング４２が取り付けられ、リング状のプレート側レー
ス４３を被うように、かつ旋回スクロール側リング４２
との間にわずかな隙間ができるようにフロントエンドプ
レート３２にプレート側リング４４が取り付けられてい
る。旋回スクロール側リング４２とプレート側リング４
４はそれぞれ軸方向に同径の複数のポケットを形成する
穴４５が備えられ、その穴４５に複数のボール素子４６
が常時挟持されることにより、自転を拘束しながら固定
スクロール１に対するその旋回運動を許容し、かつ旋回
スクロール２のスラスト軸受け部品としての機能も有し
ている。駆動軸９はフロントエンドプレート３２に圧入
嵌合して取り付けられた主軸受け１５を介して回転可能
に支持されていて、そのフロントエンドプレート３２に
取り付けられた筒状部材３４内に嵌合された軸封装置１
７と副軸受け１６を貫通して圧縮機ハウジング３の外側
へ主軸部分９ａを延出している。この駆動軸９の旋回ス
クロール２側の端部の駆動ピン９ｂは、駆動伝達機構と
しての機能を有する旋回ブッシュ８と連結していて、さ
らに旋回ブッシュ８は、旋回鏡板２ａ背面に旋回機構部
として形成された円筒状のボス部２ｃに設けられた旋回
軸受け７に挿入されている。この構成によって旋回スク
ロール２は固定スクロール１に対して旋回運動させる駆
動機構を備えることができる。カップ状ケース３１の低
圧室１２側には作動流体としての冷媒を吸入する吸入口
１３が設けられ、高圧室１１側には冷媒を吐出する吐出
口１４が備えられている。
【０００４】さて旋回スクロール２が固定スクロール１
に対して旋回運動を始め、圧縮行程が開始されると冷媒
は吸入口１３より圧縮機ハウジング３内の低圧室１２に
取り込まれる。次に固定鏡板１ａとその渦巻状の第一の
ラップ１ｂそして旋回鏡板２ａとその渦巻状の第二のラ
ップ２ｂで形成される密閉空間の流体ポケット１０に送
り込まれ、両ラップ１ｂ、２ｂの最外周部から中心部に
向かって圧縮される。そして圧縮された冷媒ガスは固定
鏡板１ａの中心部の吐出ガス穴１ｃより高圧室１１に吐
き出され、さらに吐出口１４から外へ送り出される。吐
出ガス穴１ｃの高圧室１１側には、吐出弁２６及び吐出
弁押え金具２７が吐出弁固定ボルト２８によって支持さ
れていて、冷媒の逆流を防止している。
に対して旋回運動を始め、圧縮行程が開始されると冷媒
は吸入口１３より圧縮機ハウジング３内の低圧室１２に
取り込まれる。次に固定鏡板１ａとその渦巻状の第一の
ラップ１ｂそして旋回鏡板２ａとその渦巻状の第二のラ
ップ２ｂで形成される密閉空間の流体ポケット１０に送
り込まれ、両ラップ１ｂ、２ｂの最外周部から中心部に
向かって圧縮される。そして圧縮された冷媒ガスは固定
鏡板１ａの中心部の吐出ガス穴１ｃより高圧室１１に吐
き出され、さらに吐出口１４から外へ送り出される。吐
出ガス穴１ｃの高圧室１１側には、吐出弁２６及び吐出
弁押え金具２７が吐出弁固定ボルト２８によって支持さ
れていて、冷媒の逆流を防止している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記図５ないし図６に
示される従来のスクロール圧縮機においては、旋回スク
ロール旋回運動によって冷媒が固定スクロールと旋回ス
クロールの両ラップ間で閉塞された密閉空間の流体ポケ
ットに送り込まれ、両ラップの最外周部から中心部に向
かって圧縮され、吐出ガス穴から高圧室を通り、吐出口
より外へ吐き出される。この圧縮行程の中で、流体ポケ
ットに取り込まれる冷媒は常に均一のガス状態とは限ら
ない。特に圧縮機本体が冬期の低温状態に曝された場
合、また砂漠における昼夜の寒暖の大きな差が生じる環
境下に曝された場合には、圧縮機本体内のみならず冷凍
機器及び空調装置を構成する冷凍サイクル内の冷媒は低
温領域へ移動するとともに凝結し、液冷媒となる。この
ような状態では、圧縮機本体内に残留している冷媒も多
くの液状態を含んだものであることが多い。また圧縮機
本体が起動すると、吸入口より低圧室に吸入される冷媒
も潤滑油とともにしばしば多くの液状態を吸入する。そ
してそのままの状態で流体ポケットに取り込まれる。こ
のように液冷媒や潤滑油が流体ポケットに取り込まれ、
圧縮作用が始まると、その流体ポケット内の液冷媒は急
速にガス状態に状態変化して容積を大きく膨張しようと
する。この時、液体ポケット内の圧力は著しく上昇す
る。ところで一度流体ポケット内に閉塞された冷媒は、
旋回スクロールの旋回運動が停止しない限り、旋回スク
ロールの旋回運動で生じる遠心力と圧縮冷媒による作用
力等で、流体ポケットの密閉度を高める機能が作用し、
流体ポケットの外へ漏れ出すことができにくくなる。流
体ポケット内の圧力が高ければ高いほどこの傾向は強
い。従って、流体ポケット内で液冷媒の圧縮行程が始ま
ると、第一のラップや第二のラップの強度を保証する設
定圧力をはるかに越えた異常圧力が生じ、第一のラップ
もしくは第二のラップの少なくともいずれかのラップが
破損し、また旋回スクロールの摺動部分等に異常摩耗を
引き起こし、時に破損するという問題が生じた。
示される従来のスクロール圧縮機においては、旋回スク
ロール旋回運動によって冷媒が固定スクロールと旋回ス
クロールの両ラップ間で閉塞された密閉空間の流体ポケ
ットに送り込まれ、両ラップの最外周部から中心部に向
かって圧縮され、吐出ガス穴から高圧室を通り、吐出口
より外へ吐き出される。この圧縮行程の中で、流体ポケ
ットに取り込まれる冷媒は常に均一のガス状態とは限ら
ない。特に圧縮機本体が冬期の低温状態に曝された場
合、また砂漠における昼夜の寒暖の大きな差が生じる環
境下に曝された場合には、圧縮機本体内のみならず冷凍
機器及び空調装置を構成する冷凍サイクル内の冷媒は低
温領域へ移動するとともに凝結し、液冷媒となる。この
ような状態では、圧縮機本体内に残留している冷媒も多
くの液状態を含んだものであることが多い。また圧縮機
本体が起動すると、吸入口より低圧室に吸入される冷媒
も潤滑油とともにしばしば多くの液状態を吸入する。そ
してそのままの状態で流体ポケットに取り込まれる。こ
のように液冷媒や潤滑油が流体ポケットに取り込まれ、
圧縮作用が始まると、その流体ポケット内の液冷媒は急
速にガス状態に状態変化して容積を大きく膨張しようと
する。この時、液体ポケット内の圧力は著しく上昇す
る。ところで一度流体ポケット内に閉塞された冷媒は、
旋回スクロールの旋回運動が停止しない限り、旋回スク
ロールの旋回運動で生じる遠心力と圧縮冷媒による作用
力等で、流体ポケットの密閉度を高める機能が作用し、
流体ポケットの外へ漏れ出すことができにくくなる。流
体ポケット内の圧力が高ければ高いほどこの傾向は強
い。従って、流体ポケット内で液冷媒の圧縮行程が始ま
ると、第一のラップや第二のラップの強度を保証する設
定圧力をはるかに越えた異常圧力が生じ、第一のラップ
もしくは第二のラップの少なくともいずれかのラップが
破損し、また旋回スクロールの摺動部分等に異常摩耗を
引き起こし、時に破損するという問題が生じた。
【０００６】本発明の目的は、図５に示される従来のス
クロール圧縮機における問題点に鑑みてなされたもの
で、固定鏡板に渦巻状の第一のラップ側から固定鏡板背
面側の高圧室へ抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に形状
記憶合金からなる制御弁を備えることにより、流体ポケ
ット内の液冷媒の圧縮等による異常圧力で生じるラップ
及び旋回スクロールの破損や摺動部分の異常摩耗等を引
き起こすという問題を解決したスクロール圧縮機を提供
することにある。
クロール圧縮機における問題点に鑑みてなされたもの
で、固定鏡板に渦巻状の第一のラップ側から固定鏡板背
面側の高圧室へ抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に形状
記憶合金からなる制御弁を備えることにより、流体ポケ
ット内の液冷媒の圧縮等による異常圧力で生じるラップ
及び旋回スクロールの破損や摺動部分の異常摩耗等を引
き起こすという問題を解決したスクロール圧縮機を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によるスクロール圧縮機は、圧縮機ハウジン
グの内部に、固定鏡板及びこの鏡板に直立した渦巻状の
第一のラップを有する固定スクロールと、旋回鏡板及び
この鏡板に直立した渦巻状の第二のラップを有し、前記
両ラップを互いに内側にして前記固定スクロールと噛み
合って配置せられた旋回スクロールと、該旋回スクロー
ルの渦巻状の前記第二のラップと反対側の前記旋回鏡板
背面に形成した旋回機構部と、該旋回スクロールの自転
を拘束して旋回運動のみさせる自転拘束部品と、前記圧
縮機ハウジングに主軸受けを介して回転可能に支持され
駆動軸と、該駆動軸からの駆動力を前記旋回機構部に伝
達する駆動伝達部品とを備え、前記旋回スクロールの旋
回運動によって前記両ラップ間で閉塞された流体ポケッ
トを形成しつつ前記両ラップの外周から中心に向かって
圧縮作用を行うスクロール圧縮機において、前記固定鏡
板に前記固定スクロールの前記渦巻状の第一のラップ側
から前記固定鏡板背面側の高圧室へ抜ける貫通孔を設
け、前記貫通孔に形状記憶合金からなる制御弁を備えた
ことを特徴とし、さらに前記形状記憶合金からなる前記
制御弁は温度感応タイプで、設定温度以上になると前記
貫通孔を閉じ、前記設定温度以下になると開くことを特
徴とするものである。また前記形状記憶合金は、ＴｉＮ
ｉ合金もしくはＣｕ−Ｚｎ−Ａｌ合金等のＣｕ系合金か
ら形成されたことを特徴とするものである。
め、本発明によるスクロール圧縮機は、圧縮機ハウジン
グの内部に、固定鏡板及びこの鏡板に直立した渦巻状の
第一のラップを有する固定スクロールと、旋回鏡板及び
この鏡板に直立した渦巻状の第二のラップを有し、前記
両ラップを互いに内側にして前記固定スクロールと噛み
合って配置せられた旋回スクロールと、該旋回スクロー
ルの渦巻状の前記第二のラップと反対側の前記旋回鏡板
背面に形成した旋回機構部と、該旋回スクロールの自転
を拘束して旋回運動のみさせる自転拘束部品と、前記圧
縮機ハウジングに主軸受けを介して回転可能に支持され
駆動軸と、該駆動軸からの駆動力を前記旋回機構部に伝
達する駆動伝達部品とを備え、前記旋回スクロールの旋
回運動によって前記両ラップ間で閉塞された流体ポケッ
トを形成しつつ前記両ラップの外周から中心に向かって
圧縮作用を行うスクロール圧縮機において、前記固定鏡
板に前記固定スクロールの前記渦巻状の第一のラップ側
から前記固定鏡板背面側の高圧室へ抜ける貫通孔を設
け、前記貫通孔に形状記憶合金からなる制御弁を備えた
ことを特徴とし、さらに前記形状記憶合金からなる前記
制御弁は温度感応タイプで、設定温度以上になると前記
貫通孔を閉じ、前記設定温度以下になると開くことを特
徴とするものである。また前記形状記憶合金は、ＴｉＮ
ｉ合金もしくはＣｕ−Ｚｎ−Ａｌ合金等のＣｕ系合金か
ら形成されたことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】本発明においては、上記に示した構成を採用す
ることにより、圧縮機本体の起動時等、流体ポケット内
の液冷媒の圧縮で生じる異常圧力の冷媒を高圧室に放出
し、流体ポケット内の圧力を下げることができ、ラップ
及び旋回スクロールの破損や異常摩耗等を引き起こすと
いう問題は解消される。
ることにより、圧縮機本体の起動時等、流体ポケット内
の液冷媒の圧縮で生じる異常圧力の冷媒を高圧室に放出
し、流体ポケット内の圧力を下げることができ、ラップ
及び旋回スクロールの破損や異常摩耗等を引き起こすと
いう問題は解消される。
【０００９】
【実施例】以下、図１ないし図４を参照して本発明の一
実施例につき詳細に説明する。
実施例につき詳細に説明する。
【００１０】本発明のスクロール圧縮機の基幹構造は図
５の従来のスクロール圧縮機と同じである。即ち圧縮機
ハウジング３の内部に、固定鏡板１ａと固定鏡板１ａに
直立した渦巻状の第一のラップ１ｂを有する固定スクロ
ール１と、旋回鏡板２ａと旋回鏡板２ａに直立した渦巻
状の第二のラップ２ｂを有し、両ラップ１ｂ、２ｂを互
いに内側にして固定スクロール１と噛み合って配置せら
れた旋回スクロール２と、旋回機構部として旋回スクロ
ール２の渦巻状の第二のラップ２ｂと反対側の旋回鏡板
１ａの背面に形成した円筒状のボス部２ｃに設けられた
旋回軸受け７と、自転拘束部品としてのリング状の旋回
スクロール側レース４１と旋回スクロール側リング４２
とリング状のプレート側レース４３とプレート側リング
４４と複数のボール素子４６とを備えている。圧縮機ハ
ウジング３に主軸受け１５を介して回転可能に支持され
た駆動軸９と、この駆動軸９の旋回スクロール２側の端
部の駆動ピン９ｂは駆動伝達機構としての機能を有する
旋回ブッシュ８と連結していて、さらに旋回ブッシュ８
は旋回鏡板２ａ背面の円筒状のボス部２ｃに設けられた
旋回軸受け７に挿入されている。この構成によって旋回
スクロール２は固定スクロール１に対して旋回運動させ
る駆動機構を備えることができる。
５の従来のスクロール圧縮機と同じである。即ち圧縮機
ハウジング３の内部に、固定鏡板１ａと固定鏡板１ａに
直立した渦巻状の第一のラップ１ｂを有する固定スクロ
ール１と、旋回鏡板２ａと旋回鏡板２ａに直立した渦巻
状の第二のラップ２ｂを有し、両ラップ１ｂ、２ｂを互
いに内側にして固定スクロール１と噛み合って配置せら
れた旋回スクロール２と、旋回機構部として旋回スクロ
ール２の渦巻状の第二のラップ２ｂと反対側の旋回鏡板
１ａの背面に形成した円筒状のボス部２ｃに設けられた
旋回軸受け７と、自転拘束部品としてのリング状の旋回
スクロール側レース４１と旋回スクロール側リング４２
とリング状のプレート側レース４３とプレート側リング
４４と複数のボール素子４６とを備えている。圧縮機ハ
ウジング３に主軸受け１５を介して回転可能に支持され
た駆動軸９と、この駆動軸９の旋回スクロール２側の端
部の駆動ピン９ｂは駆動伝達機構としての機能を有する
旋回ブッシュ８と連結していて、さらに旋回ブッシュ８
は旋回鏡板２ａ背面の円筒状のボス部２ｃに設けられた
旋回軸受け７に挿入されている。この構成によって旋回
スクロール２は固定スクロール１に対して旋回運動させ
る駆動機構を備えることができる。
【００１１】さて、旋回スクロール２の旋回運動によっ
て両ラップ１ｂ、２ｂの間で閉塞された流体ポケット１
０は両ラップ１ｂ、２ｂの外周から中心に向かって容積
を縮小させながら圧縮作用を行う。この流体ポケット１
０を形成する固定スクロール１の固定鏡板１ａに、渦巻
状の第一のラップ１ｂ側から固定鏡板１ａの背面側の高
圧室１１へ、複数個の貫通孔２１（図２及び図３では２
個の貫通孔）が設けられている。その貫通孔２１に制御
弁２２が備えられている。制御弁２２は貫通孔２１を開
閉するボール形状をしたボール弁２３と形状記憶合金か
らなるバネ体２４とそのバネ体２４を支持する制御弁支
持ボルト２５からなっている。そしてこの形状記憶合金
からなるバネ体２４は、一般にニチノールと呼ばれてい
るＴｉＮｉ合金もしくはベータロイと呼ばれているＣｕ
−Ｚｎ−Ａｌ合金等のＣｕ系合金から形成されていて、
設定温度以上になると貫通孔２１を閉じる方向に作用
し、設定温度以下になると開く方向に働く温度感応タイ
プである。従って制御弁２２が、設定温度以上になると
貫通孔２１は閉じ、冷媒を通さなくなり、設定温度以下
になると貫通孔２１は開き、冷媒を通過させることが可
能となる。図４では冷媒の流れを矢印で示している。
て両ラップ１ｂ、２ｂの間で閉塞された流体ポケット１
０は両ラップ１ｂ、２ｂの外周から中心に向かって容積
を縮小させながら圧縮作用を行う。この流体ポケット１
０を形成する固定スクロール１の固定鏡板１ａに、渦巻
状の第一のラップ１ｂ側から固定鏡板１ａの背面側の高
圧室１１へ、複数個の貫通孔２１（図２及び図３では２
個の貫通孔）が設けられている。その貫通孔２１に制御
弁２２が備えられている。制御弁２２は貫通孔２１を開
閉するボール形状をしたボール弁２３と形状記憶合金か
らなるバネ体２４とそのバネ体２４を支持する制御弁支
持ボルト２５からなっている。そしてこの形状記憶合金
からなるバネ体２４は、一般にニチノールと呼ばれてい
るＴｉＮｉ合金もしくはベータロイと呼ばれているＣｕ
−Ｚｎ−Ａｌ合金等のＣｕ系合金から形成されていて、
設定温度以上になると貫通孔２１を閉じる方向に作用
し、設定温度以下になると開く方向に働く温度感応タイ
プである。従って制御弁２２が、設定温度以上になると
貫通孔２１は閉じ、冷媒を通さなくなり、設定温度以下
になると貫通孔２１は開き、冷媒を通過させることが可
能となる。図４では冷媒の流れを矢印で示している。
【００１２】従って、冬期などの外気温が低い時、昼夜
の寒暖の差が激しい地域での冷えた朝方で、圧縮機本体
３０が比較的液圧縮を生じやすい起動時において、まず
制御弁２２は設定温度以下の状態となっているから貫通
孔２１は開いていて、両ラップ１ｂ、２ｂで閉塞された
流体ポケット１０内で液圧縮が生じても冷媒は中心部の
吐出ガス穴１ｃと圧縮行程半ばの貫通孔２１を通過して
高圧室１１へ押し出されるので、流体ポケット１０の液
冷媒の急激な膨張による異常圧力の上昇は防止すること
が可能となる。このような液圧縮は起動時のほんの短い
間の現象であり、高圧室１１の温度が上昇し、形状記憶
合金によるバネ体２４の作用で貫通孔２１が閉じるまで
時間的に十分余裕を取ることが可能であるから、その間
に流体ポケット１０内の液冷媒は貫通孔２１からほとん
ど高圧室１１に吐き出されてしまっている。そして流体
ポケット１０内で液圧縮がなくなりやがて高圧室１１の
温度も設定温度以上に達すると、制御弁２２が作動して
貫通孔２１が閉じられ、冷媒は吐出ガス穴１ｃからのみ
高圧室１１へ吐き出され、通常の圧縮行程に入ることが
可能となる。
の寒暖の差が激しい地域での冷えた朝方で、圧縮機本体
３０が比較的液圧縮を生じやすい起動時において、まず
制御弁２２は設定温度以下の状態となっているから貫通
孔２１は開いていて、両ラップ１ｂ、２ｂで閉塞された
流体ポケット１０内で液圧縮が生じても冷媒は中心部の
吐出ガス穴１ｃと圧縮行程半ばの貫通孔２１を通過して
高圧室１１へ押し出されるので、流体ポケット１０の液
冷媒の急激な膨張による異常圧力の上昇は防止すること
が可能となる。このような液圧縮は起動時のほんの短い
間の現象であり、高圧室１１の温度が上昇し、形状記憶
合金によるバネ体２４の作用で貫通孔２１が閉じるまで
時間的に十分余裕を取ることが可能であるから、その間
に流体ポケット１０内の液冷媒は貫通孔２１からほとん
ど高圧室１１に吐き出されてしまっている。そして流体
ポケット１０内で液圧縮がなくなりやがて高圧室１１の
温度も設定温度以上に達すると、制御弁２２が作動して
貫通孔２１が閉じられ、冷媒は吐出ガス穴１ｃからのみ
高圧室１１へ吐き出され、通常の圧縮行程に入ることが
可能となる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上記に示すような構成にしたの
で、液圧縮が生じるような圧縮機本体の起動時、制御弁
は設定温度以下であるから、貫通孔は開いており、流体
ポケット内の液冷媒はこの貫通孔より高圧室へ吐き出さ
れるので、流体ポケット内の圧力は異常な圧力に達する
ことができず、両ラップ及び旋回スクロールの破損や摺
動部分の異常摩耗等を防止することができる。そして液
冷媒が流体ポケットからなくなり、やがて高圧室の温度
が上昇して制御弁の設定温度を越えると、制御弁が作動
して貫通孔を閉じ、通常の圧縮行程に入ることができ
る。この制御弁はさほどコストを掛けずに構成すること
ができ、液圧縮が起こるような季節にも安定して圧縮機
を運転することが可能となる。
で、液圧縮が生じるような圧縮機本体の起動時、制御弁
は設定温度以下であるから、貫通孔は開いており、流体
ポケット内の液冷媒はこの貫通孔より高圧室へ吐き出さ
れるので、流体ポケット内の圧力は異常な圧力に達する
ことができず、両ラップ及び旋回スクロールの破損や摺
動部分の異常摩耗等を防止することができる。そして液
冷媒が流体ポケットからなくなり、やがて高圧室の温度
が上昇して制御弁の設定温度を越えると、制御弁が作動
して貫通孔を閉じ、通常の圧縮行程に入ることができ
る。この制御弁はさほどコストを掛けずに構成すること
ができ、液圧縮が起こるような季節にも安定して圧縮機
を運転することが可能となる。
【図１】本発明の一実施例としてのスクロール圧縮機の
断面図
断面図
【図２】本発明の制御弁の組立構成を示す分解斜視図
【図３】（ａ）は本発明の固定鏡板に設けた貫通孔を示
す固定スクロールの平面図 （ｂ）はその固定スクロールの断面図
す固定スクロールの平面図 （ｂ）はその固定スクロールの断面図
【図４】（ａ）は本発明の開いた状態を示す制御弁の断
面図 （ｂ）はその閉じた状態を示す断面図
面図 （ｂ）はその閉じた状態を示す断面図
【図５】従来例としてのボール継ぎ手を有するスクロー
ル圧縮機の断面図
ル圧縮機の断面図
【図６】同従来例の主要部品の分解斜視図
１ 固定スクロール １ｂ ラップ ２ 旋回スクロール ２ｂ ラップ ３ 圧縮機ハウジング ７ 旋回軸受け ８ 旋回ブッシュ ９ 駆動軸 ９ａ 主軸部分 ９ｂ 駆動ピン １０ 流体ポケット １１ 高圧室 １２ 低圧室 １３ 吸入口 １４ 吐出口 １５ 主軸受け １６ 副軸受け １７ 軸封装置 １８ Ｏリング １９ ボルト ２１ 貫通孔 ２２ 制御弁 ２３ ボール弁 ２４ バネ体 ２５ 制御弁支持ボルト ２６ 吐出弁 ２７ 吐出弁押え金具 ２８ 吐出弁固定ボルト ３０ 圧縮機本体 ３１ カップ状ケース ３２ フロントエンドプレート ３３ 一端開口 ３４ 筒状部材 ３５ 電磁クラッチ ４１ 旋回スクロール側レース ４２ 旋回スクロール側リング ４３ プレート側レース ４４ プレート側リング ４５ 穴 ４６ 複数のボール素子
Claims (3)
- 【請求項１】圧縮機ハウジングの内部に、固定鏡板及び
この鏡板に直立した渦巻状の第一のラップを有する固定
スクロールと、旋回鏡板及びこの鏡板に直立した渦巻状
の第二のラップを有し、前記両ラップを互いに内側にし
て前記固定スクロールと噛み合って配置せられた旋回ス
クロールと、該旋回スクロールの渦巻状の前記第二のラ
ップと反対側の前記旋回鏡板背面に形成した旋回機構部
と、該旋回スクロールの自転を拘束して旋回運動のみさ
せる自転拘束部品と、前記圧縮機ハウジングに主軸受け
を介して回転可能に支持された駆動軸と、その駆動軸か
らの駆動力を前記旋回機構部に伝達する駆動伝達部品と
を備え、前記旋回スクロールの旋回運動によって前記両
ラップ間で閉塞された流体ポケットを形成しつつ前記両
ラップの外周から中心に向かって圧縮作用を行うスクロ
ール圧縮機において、前記固定鏡板に前記固定スクロー
ルの前記渦巻状の第一のラップ側から前記固定鏡板背面
側の高圧室へ抜ける貫通孔を設け、前記貫通孔に形状記
憶合金からなる制御弁を備えたことを特徴とするスクロ
ール圧縮機。 - 【請求項２】形状記憶合金からなる制御弁は温度感応タ
イプで、設定温度以上になると貫通孔を閉じ、設定温度
以下になると開くことを特徴とする請求項１記載のスク
ロール圧縮機。 - 【請求項３】形状記憶合金は、ＴｉＮｉ合金もしくはＣ
ｕ−Ｚｎ−Ａｌ合金等のＣｕ系合金から形成された請求
項１記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10553795A JPH08296573A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10553795A JPH08296573A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08296573A true JPH08296573A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14410342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10553795A Pending JPH08296573A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08296573A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0863313A1 (en) * | 1997-03-04 | 1998-09-09 | Anest Iwata Corporation | Two stage scroll compressor |
| JP2000108649A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロールコンプレッサ |
| JP2012225314A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール圧縮機 |
| WO2015097844A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10553795A patent/JPH08296573A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0863313A1 (en) * | 1997-03-04 | 1998-09-09 | Anest Iwata Corporation | Two stage scroll compressor |
| JP2000108649A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロールコンプレッサ |
| JP2012225314A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール圧縮機 |
| WO2015097844A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機 |
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