JPH08296448A - ウェイストゲート・アクチュエータ - Google Patents

ウェイストゲート・アクチュエータ

Info

Publication number
JPH08296448A
JPH08296448A JP7101844A JP10184495A JPH08296448A JP H08296448 A JPH08296448 A JP H08296448A JP 7101844 A JP7101844 A JP 7101844A JP 10184495 A JP10184495 A JP 10184495A JP H08296448 A JPH08296448 A JP H08296448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
ring
chamber
retainer
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7101844A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Yamamoto
浩樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP7101844A priority Critical patent/JPH08296448A/ja
Publication of JPH08296448A publication Critical patent/JPH08296448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Oリングの捻れや切れをなくす。軸受の生産
性をあげる。 【構成】 軸受12は、15%重量比のグラファイトを
含むポリイミド樹脂で、縦断面L字形の環状に成形した
あと、縦断して2部分12D、12Eに分割し、ロッド
10をはさむように組付ける。Oリング13は軸受12
(12D、12E)の小径外径部12c、12dに嵌合
する。圧縮スプリング8のリテーナ9Aは、止め面9a
を備えていて、Oリング13の抜けを防止する。リテー
ナ9Aは金属板をプレス加工して作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過給機を備えたエンジン
の高回転時に、エンジンの排気ガスの一部をタービン車
室の上流で逃すウェイストゲート弁を作動させるウェイ
ストゲート・アクチュエータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】カップ内に配設されて、該カップの内室
を加圧孔に連なる圧力室と第2室とに仕切り、スプリン
グにより前記圧力室の容積を縮減する方向に弾性付勢さ
れたダイアフラムを有し、該ダイアフラムに固着された
ロッドを前記第2室に開設された軸孔に軸受を介して内
挿され、該ロッドがヨーイングを含む往復動をするアク
チュエータにおいて、前記ロッドが可撓性に富むピアノ
線材にて製せられてなるアクチュエータが実開昭60−
172006号公報で公知である。
【0003】この種のアクチュエータは、ウェイストゲ
ート・アクチュエータとして好んで使用される。図2〜
図4にその代表的な例を示す。1と2はカップ3を構成
するケース、4は圧力孔、5は圧力孔4に連なる圧力
室、6は大気に連通する第2室、7はダイアフラムで、
カップ3の内室を圧力室5と第2室6とに仕切る。
【0004】8は、ダイアフラム7を図示左方に付勢す
る圧縮スプリング、9はスプリング8の右端を支持する
リテーナで、ケース2の右端部底面に配設されている。
10は左端をダイアフラム7に固着したロッド、11は
前記第2室に開設された軸孔、12は軸受(ブッシ
ュ)、13はOリングで軸受12に設けた溝とリテーナ
9の円筒形部分9′の間に嵌装されている。
【0005】軸受12は環状のプラスチック成形品を図
4に示すように二つに縦断したものを用いている。そし
て、この軸受12を製作するには、先ず図5(a)
(b)に示すように、Oリング用の溝を備えていない環
状の部材12Cをプラスチックで成形し、これにOリン
グ用溝を切削加工したあと、図4で矢印Aで示すように
縦割りに切削して12Aと12Bの二つの部分に分けて
いた。
【0006】このように、環状の部材12Cを先ず成形
したあとで、Oリング用溝を切削加工したり、環状部材
12Cを矢印Aで示すように縦割りに切削して二つの部
分12Aと12Bに分割加工していたのは、部品の寸法
精度、特に組立時に軸10と摺動する図4内周部12a
や12bの寸法精度を向上するためであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
Oリング13を軸受12(12A、12B)のOリング
用溝に嵌めるには、Oリング13を二つの部分12Aと
12Bからなる軸受12の最大径を乗り越えてOリング
用溝に嵌合させるように、Oリング13を広げ、かつ軸
受12の軸方向に移動させて行なう必要がある。
【0008】そのため、Oリング13が捻じれた状態で
Oリング用溝に嵌合してしまい、ロッド10の作動が円
滑にならないとか、Oリング用溝のコーナのばりによっ
てOリングが切れるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解消
できるウェイストゲート・アクチュエータを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1のウェイストゲート・アクチュエータは、
カップ(3)内に配設されて該カップ(3)の内室を加
圧孔(4)に連なる圧力室(5)と第2室(6)とに仕
切り、圧縮スプリング(8)により前記圧力室(5)の
客積を縮減する方向に弾性付勢されたダイアフラム
(7)を有し、該ダイアフラム(7)に固着されたロッ
ド(10)を前記第2室(6)に開設された軸孔(1
1)に軸受(12)を介して内挿されたアクチュエータ
において、前記軸受(12)が縦断面L字形のプラスチ
ック成形品で形成されるとともに、この軸受(12)の
外径小径部(12c、12d)にOリング(13)を嵌
合するとともに、該Oリング(13)の軸受からの抜け
止めを果すために、前記スプリング(8)の一端を支承
するリテーナ(9A)に止め面(9a)を設けたことを
特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のウェイ
ストゲート・アクチュエータにおいて、軸受(12)
が、環状の部材として成形されたあと軸線を含む方向に
縦断された二つの部分(12D)(12E)に分割され
てなることを特徴とするものである。
【0012】そして請求項3の発明は、請求項1又は2
記載のウェイストゲート・アクチュエータにおいて、軸
受(12)の材料が重量比でほぼ15%のグラファイト
を含むポリイミド樹脂であることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、Oリング(13)を軸受
(12)に嵌めるのに、軸受(12)の大径部外径を乗
り越えて嵌合させる必要はなく、軸受(12)の小径部
外径(12c、12d)に直接嵌合するだけで良いの
で、た易く嵌合でき、しかもOリング(13)が捻じれ
たまま嵌合される虞れがない。
【0014】また、軸受(12)にOリング用溝を切削
加工する必要がなく、軸受(12)を成形するときにO
リング(13)を嵌合させる小径の外径部(12c、1
2d)が同時に形成されるため、切削によるばりも生じ
ない。
【0015】また、リテーナ(9A)の止め面(9a)
にもばりが発生しない。請求項2の発明では、更に、軸
受12(12D、12E)とロッド(10)とがしっく
りと嵌合する。
【0016】請求項3の発明では、高PV値下(高荷
重、高すべり速度)でも、軸受(12)の耐摩耗性が良
い。
【0017】
【実施例】図1(a)(b)(c)は本発明の実施例
で、ケース1と2でカップ3を構成する。4は圧力孔、
5は圧力孔4に連なる圧力室、6は大気に連通する第2
室、7はダイアフラムで、カップ3の内室を圧力室5と
第2室6とに仕切る。
【0018】8は、ダイアフラム7を図示左方に付勢す
る圧縮スプリング、9Aはスプリング8の右端を支持す
るリテーナで、ケース2の右端部底面に配設されてい
る。10は左端をダイアフラム7に固着したロッドで、
その右端は図示されてないウェイストゲート・バルブに
連動する。
【0019】11は前記第2室に開設された軸孔、12
は軸受で、二つの部分12Dと12Eとで構成されてい
る。この軸受12は重量比15%のグラファイトを含む
ポリイミド樹脂で一体形状の環状に成形されたあと、そ
の軸線を含む面で縦方向に分割され符号12Dと12E
で示す半割りの二部分にされる。
【0020】13はOリングで、ロッド10を囲むよう
にロッドに沿わせて合わせた軸受12の二つの部分の小
径外径部12cと12dに嵌合される。圧縮スプリング
8の右端を支持するリテーナ9Aは金属板をプレス成形
して製作され、Oリング13の外周に接する円筒部分の
他に、Oリング13が軸受12(12D、12E)から
図示左方に抜けないようにロッド10の軸線と直角な止
め面9aを備えている(図1(b))。
【0021】このリテーナ9Aは金属板をプレス成形し
て製作されるため、止め面(9a)や、止め面の近くに
ばりが生じることはなく、Oリング13に傷を付ける虞
れはない。
【0022】
【発明の効果】本発明のウェイストゲート・アクチュエ
ータは上述のように構成されているので、軸受12(1
2D、12E)のOリング(13)を嵌める部分を成形
加工で形成しており切削加工してなく、しかも、Oリン
グと係合するリテーナ(9A)も金属板をプレス加工し
て形成しているため、Oリング(13)を傷付けるばり
が生じないし、Oリング溝を切削する工数が不要となり
生産性が上がる。
【0023】また、組立時にOリング(13)が捻じれ
ることもない。従って、Oリングの切れや、ロッド10
の作動の不円滑を防止できる。また、請求項の2の発明
では、軸受12の二つの部分(12D)、(12E)の
内径(12a)、(12b)が、ロッド(10)にしっ
くりと嵌合する。
【0024】更にまた、請求項3の発明では、軸受(1
2)の耐摩耗性が良く、アクチュエータの信頼性が向上
し、寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例で、その一部を縦断し
た正面図、(b)は同図(a)の軸受の要部拡大断面
図、(c)は軸受の左側面図である。
【図2】従来技術の一部縦断正面図である。
【図3】図2の一部(軸受部分)を拡大した縦断面図で
ある。
【図4】図2の従来技術における軸受の左側面図であ
る。
【図5】図2〜図4の従来技術における軸受の製作段階
を説明する図で(a)は縦断面図、(b)は左側面図で
ある。
【符号の説明】
1、2 ケース 3 カップ 4 圧力孔 5 圧力室 6 第2室 7 ダイアフラム 8 圧縮スプリング 9A リテーナ 9a 止め面 10 ロッド 11 軸孔 12 軸受 12D、12E 軸受を構成する部分 12c、12d 軸受の外径小径部 13 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ内に配設されて該カップの内室を
    加圧孔に連なる圧力室と第2室とに仕切り、圧縮スプリ
    ングにより前記圧力室の容積を縮減する方向に弾性付勢
    されたダイアフラムを有し、該ダイアフラムに固着され
    たロッドを前記第2室に開設された軸孔に軸受を介して
    内挿されたアクチュエータにおいて、 前記軸受が縦断面L字形のプラスチック成形品で形成さ
    れるとともに、この軸受の外径小径部にOリングを嵌合
    するとともに、該Oリングの軸受からの抜け止めを果す
    ために、前記スプリングの一端を支承するリテーナに止
    め面を設けたことを特徴とするウェイストゲート・アク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 軸受が、環状の部材として成形されたあ
    と軸線を含む方向に縦断された二つの部分に分割されて
    なることを特徴とする請求項1記載のウェイストゲート
    ・アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 軸受の材料が重量比でほぼ15%のグラ
    ファイトを含むポリイミド樹脂であることを特徴とする
    請求項1又は2記載のウェイストゲート・アクチュエー
    タ。
JP7101844A 1995-04-26 1995-04-26 ウェイストゲート・アクチュエータ Pending JPH08296448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7101844A JPH08296448A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ウェイストゲート・アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7101844A JPH08296448A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ウェイストゲート・アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08296448A true JPH08296448A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14311370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7101844A Pending JPH08296448A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ウェイストゲート・アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08296448A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070903A1 (de) * 2001-03-02 2002-09-12 Filterwerk Mann+Hummel Gmbh Unterdruckdose
CN102581599A (zh) * 2012-03-19 2012-07-18 西北工业大学 一种用于轴承铆压的工装
CN107208667A (zh) * 2015-03-31 2017-09-26 株式会社Ihi 隔膜式致动器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070903A1 (de) * 2001-03-02 2002-09-12 Filterwerk Mann+Hummel Gmbh Unterdruckdose
CN102581599A (zh) * 2012-03-19 2012-07-18 西北工业大学 一种用于轴承铆压的工装
CN107208667A (zh) * 2015-03-31 2017-09-26 株式会社Ihi 隔膜式致动器
US10480545B2 (en) 2015-03-31 2019-11-19 Ihi Corporation Diaphragm type actuator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6347444B2 (ja) 電磁弁
JP2003203811A (ja) 液圧式の弁を作動させるための電磁石
CN101896717A (zh) 用于燃料高压泵的燃料计量单元及燃料高压泵
EP1577594A1 (en) Check valve
JP4617260B2 (ja) 流体を制御するための弁
JP2002349481A (ja) ウォーターポンプ
JPH08296448A (ja) ウェイストゲート・アクチュエータ
JP5989563B2 (ja) ラッシュアジャスタ
JPH1046212A (ja) 焼結含油軸受およびその製造方法
JP3415033B2 (ja) 増厚絞り加工用金型及びヨーク製造方法
JP2001271865A (ja) 液体封入式防振装置
JP2005201081A (ja) 燃料噴射弁
US6321710B1 (en) Diffusion joining structure
JPH0191930A (ja) ピストン基材の製造方法
CN219932381U (zh) 一种多孔质节流气浮活塞及气缸
CN113134609B (zh) 一种含油轴承整形模具
JPS6221802Y2 (ja)
CN114260372B (zh) 一种密封盖的成型模具
CN212509207U (zh) 一种降低噪音的薄壁轴承
JP2000134880A (ja) 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法
JP3578297B2 (ja) 内径溝付き軸受の製造方法
CN209212540U (zh) 一种用于sa11v系列柱塞泵的压力切断阀结构
KR101977003B1 (ko) 카트리지 제조장치
CN208268253U (zh) 一种通气式防异响新型护罩
JPH09107665A (ja) モータケーシングの製造方法