JPH08296184A - 連続蒸解カンへのチップのポンプ輸送方法および装置 - Google Patents

連続蒸解カンへのチップのポンプ輸送方法および装置

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JPH08296184A
JPH08296184A JP8094052A JP9405296A JPH08296184A JP H08296184 A JPH08296184 A JP H08296184A JP 8094052 A JP8094052 A JP 8094052A JP 9405296 A JP9405296 A JP 9405296A JP H08296184 A JPH08296184 A JP H08296184A
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters
    • D21C7/06Feeding devices

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スラリーを蒸解カンに供給する際に液容量の変
化の効果を最小限にし、供給装置の液レベルを好ましく
変化させる有利な装置および方法の提供。 【解決手段】蒸解液に伴われた木材チップを、蒸解カン
へ接続された高圧フィーダーへ供給する装置において、
垂直なスチーム処理槽42、この出口に接続された計量
デバイス、これから下方に伸びる垂直なチップシュー
ト、および入口を有するスラリーポンプを備える。スラ
リーポンプは、その出口から、高圧フィーダーの低圧入
り口へスラリーをポンプ輸送する。液容量の変化の影響
を最小限にするために、そして液の容量とチップの容量
とを別個に制御するために、頂部と底部を有し、底部に
は排出口が付いている実質的に垂直の液レベルタンクを
設ける。液レベルタンク排出口は、導管によって直接ス
ラリーポンプ入口と連絡される。装置を大気圧より高い
圧力で運転する場合は、圧力遮断デバイスを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続蒸解カンに関
し、特に木材チップを連続蒸解カンへチップスラリーポ
ンプで輸送する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1994年6月16日出願の米国特許出
願第08/267、171号およびに1994年12月
5日出願の米国特許出願第08/354、005号に
は、細砕セルロースを連続蒸解カンにチップスラリーポ
ンプを用いて供給する新規な方法および装置が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの米国出願明細
書に記載の発明は、従来的供給装置の大きさとコストを
非常に低減させるものである。これらの装置はチップと
液とからなるスラリーを蒸解カンへ効果的に供給するこ
とができるけれども、ポンプに先立つシュートでは、ス
ラリーの液の量の変化に耐えることは出来ない恐れがあ
る。
【0004】前記の米国出願の装置では、チップと液の
スラリーは、計量デバイスから導管、すなわち、シュー
トを通してスラリーポンプへ直接入る。しかし、スラリ
ーの液容量に小さな変化があると、比較的狭いシュート
の液レベルの高さに大きな変化となって現れる恐れがあ
る。シュートの径/幅は、シュート中のスラリー速度を
確実に高くするために狭いことが好ましい。速度が高け
れば、シュート中にチップが浮遊する可能性が最小限に
なり、より均一な供給をポンプに行うことが確実に出来
る。本発明はそのような装置の運転に当たって液容量の
変化の影響を最小限にし、同時に供給装置の液レベルを
好ましく変化させるための有利な装置および方法を提供
するものである。また、本発明は、チップがポンプ輸送
される供給装置中の液容量とチップ容量とを個別的に制
御することを可能とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の態様の一つは、
液に伴われた細砕セルロース繊維材を蒸解カン(連続蒸
解カンが好ましい)に接続された高圧フィーダーへ供給
する装置に関する。本装置は次の構成要素を備える。す
なわち、底部に排出口がある垂直前処理(例えば、スチ
ーム処理)槽;スチーム処理槽の排出口に接続された計
量デバイス;計量デバイスから下方向に延びる一般に垂
直なシュート;液中の細砕セルロース繊維材のスラリー
をポンプ輸送するスラリーポンプであって、入口を有し
高圧フィーダーに接続されているスラリーポンプ;スラ
リーポンプ入口に操作上連結されているシュート;頂部
と底部を有する実質的に垂直の液レベルタンクであっ
て、底部には排出口が付いている液レベルタンク;およ
び液レベルタンク排出口をスラリーポンプ入口と直接連
結する導管である。好ましくは、液レベルタンクはシュ
ートと直接連結され、シュートを介してスチーム処理槽
の計量デバイスと、液レベルタンク底部の排出口を経由
して連結されているのが好ましい。また、液レベルタン
クに所定の液レベルを維持する手段を設けるのも好まし
く、これによって計量デバイスとスチーム処理槽の液レ
ベルも維持される。
【0006】計量デバイスとしては広範囲の種類の構造
のものを用いることができ、例えば、従来的なチップメ
ーター(スターフィーダー構造を有するもの)、浸漬式
チップメーター、スクリュー式計量器などなどがある。
この装置は実質的に大気圧に維持することもできるし、
大気圧より高い圧力の装置とすることもでき、後者の場
合は遮断デバイス(例えば、低圧フィーダー)がスチー
ム処理槽とスラリーポンプとの間に設けられ、スラリー
ポンプを大気圧から遮断し、スラリーポンプを大気圧よ
り高い圧力に維持する。例えば低圧フィーダーをスチー
ム処理槽と計量デバイスとの間に、または他の場所、例
えば計量デバイスと供給シュートとの間、または供給シ
ュートとスラリーポンプ入口との間にさえ設けることが
できる。
【0007】また、本装置は高圧フィーダーと組み合わ
せて提供することも好ましい。高圧フィーダーは、低圧
入口、低圧出口、高圧ポンプに連結された高圧入口、お
よび高圧出口を有する。スラリーポンプは、高圧フィー
ダーの低圧入口に接続され、高圧出口は蒸解カン、例え
ば、連続蒸解カンの頂部に接続される。
【0008】また、本装置は、更に以下の諸機器、すな
わち、インライン液抜き装置、液レベルタンク、少なく
とも部分的には常時開いているバルブ、低圧出口を液抜
き装置へ連結する第一再循環導管、液抜き装置を液レベ
ルタンクへ連結し、液抜き装置から抜かれた液が液レベ
ルタンクへ流れるようにする第二導管、および液抜き装
置を液レベルタンク底部の排出口へ連結する第三再循環
導管を備えることもできる。
【0009】スチーム処理槽としては広範囲の種類の構
造のものを用い得る。しかし、この槽か計量デバイスか
らの出口か供給シュートかはサイドレリーフ付きの先細
出口を一個備えるのが好ましい。これらは、例えば19
94年2月1日出願の米国特許出願第08/189、5
46号および1994年12月30日出願の米国特許出
願第08/366、581号に示される。この開示内容
を本明細書に参考文献として引用するものとする。好ま
しい前処理槽はスチーム処理槽であるが、他の形式の槽
もチップまたは他のセルロース材を蒸解液(例えば、ク
ラフト白液、黒液、緑液、サルファイト液、またはソー
ダ液)で前処理し、またはこれをアントラキノン(また
はその誘導体または相当品)、またはサルファイド強化
添加物(例えば、ポリサルファイドまたはNaSH、ま
たは硫化水素ガス)または単に水で前処理するのに用い
ることができる。
【0010】本発明の別の態様によれば、液(例えば、
白液のような蒸解液)中の細砕セルロース繊維材(例え
ば、木材チップ)のスラリーを蒸解カンへ供給する方法
が提供されるが、これは前処理槽、低圧入口を有する高
圧フィーダー、および入口を有するスラリーポンプを用
いるものである。本方法は、以下の諸工程を包含する。
すなわち、(a)前処理槽で細砕セルロース繊維材を前
処理する工程、(b)前処理槽からの細砕セルロース繊
維材の流れを計量する工程、(c)液中に細砕セルロー
ス繊維材を同伴してスラリーを形成する工程、(d)ス
ラリーをスラリーポンプ入口へ供給する工程、(e)ス
ラリーポンプへ別個の液を流して細砕セルロース繊維材
のポンプへの移送を容易にする工程、(f)スラリーポ
ンプの影響の下にスラリーを高圧フィーダーへの低圧入
口へ輸送する工程、および(g)高圧フィーダーで細砕
セルロース繊維材を蒸解カンへ供給する工程である。好
ましい前処理は、スチーム処理であるが、他の処理・・
前処理槽に関して上に記載のような(例えば、ポリサル
ファイドを使用する)処理・・も予備的なスチーム処理
の代わりに、あるいはそれに加えて行うことも差し支え
ない。
【0011】工程(e)は、スラリーポンプ入口より高
い位置にある、実質的に垂直の液レベルタンクの底部に
開放している底部排出口を直接スラリーポンプ入口に接
続することによって行われるのが好ましい。また更に、
実質的に垂直の液レベルタンクに液面を維持し、かつ垂
直の液レベルタンク開放底部排出口とスチーム処理槽と
の間に開放接続部を設け、スチーム槽にも同じ液面が維
持されるようにする工程があるのも好ましい。工程
(c)と工程(d)とは蒸解液にセルロース材を同伴す
るように行われる。
【0012】本発明の更に別の態様によれば、液中の細
砕セルロース繊維材のスラリーを蒸解カンへ供給するス
ラリー供給装置が提供される。この装置は以下の構成要
素を備えるものである。すなわち、実質的に垂直な前処
理槽;細砕セルロース繊維材の流れを計量する手段;液
中に細砕セルロース繊維材を同伴してスラリーを形成す
る手段;入口を有するスラリーポンプ;スラリーをスラ
リーポンプへの入口へ供給する手段;スラリーポンプ入
口へ別個の液を流して細砕セルロース繊維材のポンプへ
の移送を容易にし、液の容量と細砕セルロース繊維材の
容量とを別個に制御することができるようにし、そして
運転に当たって液容量の変化の影響を最小限にする手
段;低圧入口と高圧出口を有する高圧フィーダー;スラ
リーポンプの影響の下にスラリーを高圧フィーダーへの
低圧入口へ輸送する手段;および高圧フィーダーから細
砕セルロース繊維材を蒸解カンへ輸送する手段である。
液の個別的供給を行う手段は、スラリーポンプ入口より
高い位置に開放底部排出口を有し、この排出口がスラリ
ーポンプ入口へ直接接続している、実質的に垂直の液レ
ベルタンクを備えているのが好ましい。また、本発明は
高圧輸送デバイスと蒸解カンとの間で液を熱的に分離す
る手段を備えるのが好ましい。
【0013】本発明の主な目的は、細砕セルロース繊維
材スラリーを有利に蒸解カンへ供給するために液容量の
変化を許容する方法および装置を提供することである。
しかも本明細書に参考文献として引用された米国特許出
願第08/267、171号およびに米国特許出願第0
8/354、005号の構造の他の利点を、地面に設置
した高圧フィーダーを使用することを含めて全て保持す
るものである。本発明のこの目的および他の目的は、本
発明の詳細な説明をよく吟味し、前述の特許請求の範囲
を見れば明快になろう。
【0014】
【発明の実施の形態】さて、添付図面を詳細に説明す
る。図1は本発明の一般的供給装置10の概略を示す。
本装置に備えられるものは、好ましくは実質的に垂直の
前処理(好ましくはスチーム処理)槽11、計量デバイ
ス12、供給シュート13、およびスラリーポンプ14
である。従来技術から本装置10を区別する顕著な特徴
は、液レベルタンクまたは液サージタンク15である。
この液レベルタンク15があると、スラリーポンプ14
へ供給する液の必要な源となり、装置10のプロセス条
件の変化に関わらずポンプ14への吸い込み口または入
口16に液が常時確実に存在することが可能となる。例
えば、計量デバイス12からのチップおよび液の供給が
中断されることがあっても、液レベルタンク15が必要
な液を供給することになるので、ポンプ14の連続かつ
適当な運転が確実に行われるのである。
【0015】更に、液量の変化が液レベルタンクでうま
く処理されるので、供給シュート13で液量変化を対処
する必要がなくなる。シュートの径/幅を狭くしておい
て、十分な高速度を取ることが確実にできる。
【0016】また、液レベルタンク15があると、供給
装置10自体の液レベルの変化も行える。例えば、図1
の液レベルAではスラリーポンプ14への入口16が液
中に没し、液レベルは供給シュート13に存在する。レ
ベルBでは、計量デバイス12、シュート13、および
ポンプ14が没する。計量デバイス12は、液レベルが
このデバイスの一番下または一番上の間にかかっている
時には部分的に浸漬されていることになる。レベルCで
は、計量デバイス12、シュート13、およびスラリー
ポンプ14が全て液に没し、液レベルはスチーム槽11
にも存在する。
【0017】スチーム処理槽11は、従来的なチップビ
ンで差し支えないが、サイドレリーフ付きの先細出口が
一個付いており、機械的な回転または振動排出口がない
ものが好ましい。これについては1994年2月1日出
願の米国特許出願第08/189、546号および19
94年12月30日出願の米国特許出願第08/36
6、581号に開示されている。勿論、槽11がスチー
ム処理槽である時は、以降の処理に先立ってここでチッ
プまたは他のセルロース系細砕材がスチーム処理を受け
る。しかし、他の前処理槽も、これは他の前処理工程を
行うものであるが、スチーム処理槽の代わりに、または
それに追加して設けることができる。例えば、チップを
蒸解液、例えば、クラフト白液、黒液、緑液、沙流ファ
イト液、またはソーダ液で前処理することもできるし、
前処理にアントラキノン(またはその誘導体あるいは相
当品)を単独に(または他の処理薬剤と組み合わせて)
用いることもできる。別法として、あるいは追加的にサ
ルファイド強化添加物、例えば、ポリサルファイド、硫
化水素ナトリウム、または硫化水素ガスを用いて前処理
を行うことも差し支えないし、槽11の前処理が単に熱
水で行われることもある。
【0018】計量デバイス12としては従来的スクリュ
ー式計量フィーダー(図5の19の箇所に見られる)、
NYのグレンフォール(Glens Falls)のカ
ミヤ社(Kamyr,Inc.)販売になるような従来
的チップメーター、または図2〜図4に示される「浸漬
式」チップメーターが挙げられる。浸漬式チップメータ
ーは、液で、全部でないにしても、少なくとも一部は充
満させた状態で運転される点で従来的チップメーターと
は異なる。
【0019】図2〜図4に示されるように浸漬式メータ
ー20は、円筒のハウジング22の中に収められ、可変
速度モーター23で駆動される星形のローター21を備
えて構成することができる。チップと液とは(完全に浸
漬されている場合は)入口24(これは図に示されるよ
うに偏心して位置させ得る)に入り、図示の時計回りに
ローター21の回転ポケットで輸送される。ポケットが
出口25に近い位置にある時、出口25の反対側の入口
26に入るスラリー液がメーター20からのスラリーを
排出する助けをする。チップが入口24の方へ逆流する
のは、ローター21の回転翼ブレード28の先端とフィ
ーダーハウジング22の内径との間のクリアランスを小
さく押さえて緊密にすることによって最小限に押さえら
れる。図3は、メーター20の裏側(図3では7〜9時
位置)でこの狭いクリアランスが「t」であることを示
している。メーター20の右側での回転翼ブレード28
先端とハウジング22との間の開き間隔つまりクリアラ
ンスがあるので、液がチップに対して向流方向に流れ、
液レベルを、所望ならば、槽の上(例えば、スチーム処
理槽11)に維持することが可能となる。
【0020】図1のチップシュート13とスラリーポン
プ14は従来的なものである。ポンプ14は、ニューヨ
ーク州グレンフォールのカミヤ社販売のような従来的高
圧フィーダー(図5の30)へスラリーを加圧、輸送す
る。フィーダー(30)は更にスラリーを加圧して、蒸
解カンの入口へこれを輸送する。蒸解カンは連続式もし
くは回分式の蒸解カンである。図1の液レベルタンク1
5は、円筒形(断面が円)の槽で、排出出口または排出
開口31があって、これがスラリーポンプ14の入口に
直接連結されているものであることが好ましい。
【0021】図1に示される供給装置は、加圧(大気圧
より高い圧力、例えば、2+バール)とすることもで
き、大気圧で運転することもできる。大気圧システム
は、図1では一般に実線で示される。更に加圧システム
では遮断デバイス、例えば、低圧フィーダーがシステム
のどこかに備えられる。例えば、圧力遮断デバイス32
を、前処理槽11と計量デバイス12との間(図1にお
いて点線で示されている)に、または計量デバイス12
と供給シュート13との間に位置させることができる。
【0022】また、適当なときは、供給装置10には、
狭めることが必要な時にはサイドレリーフ付きの先細の
出口を一個付けることができる。例えば、このような出
口は、計量デバイス12へ排出する前処理槽11出口に
位置させることもでき、あるいはこのような出口は、計
量デバイス12の出口または供給シュート13の出口に
位置させることもできる。
【0023】図5は、連続蒸解カン用の例示的供給装置
40の代表的な設置例の概要を、より詳細に示すもので
ある。装入されたチップは、輸送スクリュー41に入
り、加圧または非加圧スチーム処理槽42へ輸送され
る。槽42は円筒形(すなわち、断面が一般に円)の槽
で、43の箇所に概略示されているサイドレリーフ付き
の先細の接続管一個を含む出口を有するものでよい。新
鮮なスチームまたは汚れたスチームは槽42の一箇所ま
たはそれ以上の箇所44へ導入される。この槽42には
従来的な非凝縮性ガスの逃がし弁および真空レリーフ弁
またはベント45を設けることができる。このベント4
5は、1994年10月4日出願の米国特許出願第08
/317、810号に開示されているベントゲートを備
えるのが好ましい。また、この槽42に従来的ガンマ線
照射のレベル検出器46と温度計(図示せず)を設ける
こともでき、これらは槽42のチップレベルを検出する
のに使われる。
【0024】図示のように、このスチーム処理槽42に
は液レベルを立てることもでき、これは従来的クローズ
ドループのレベル制御装置によって制御される。液面を
制御するため、槽42からのチップの排出を助けるた
め、槽42のいろいろな箇所(例えば、47)に液を添
加することができる。
【0025】図5のスチーム処理槽42の排出は、従来
的計量タイプのスクリュー19へ連なる。スクリュー1
9は可変速度モーターで駆動され、その速度は、運転員
が制御するか、もしくはスチーム処理槽42またはチッ
プシュート50のチップレベルを維持するようにクロー
ズドループで制御する。必要に応じてスクリューハウジ
ング19のいろいろな箇所にスチームまたは液を添加し
て差し支えない。
【0026】スクリュー19の後は、チップシュート5
0へ連なる。シュート50にはバルブ51を備えさせる
ことができ、これはチップの流れを制御するのに使用す
ることができるが、液の流れは通すようにできている。
バルブの要素としては孔開きの制限板や単純な平板が使
用可能である。シュート50の後は、スチームポンプ5
3の入口52へ連なる。
【0027】また、液レベルタンク54が図5に示され
る。上に論議したように、タンク54はスラリーポンプ
53の入口52に対する、いつでも供給可能な液貯めの
役目を果たす。この液は、シュート50からポンプ53
の入口52までチップを輸送する助けを行うものであ
る。タンク54の液は、計量デバイス19またはスチー
ム処理槽42中の液と直接連結されているので、液レベ
ルタンク54の液レベルによって供給装置40中の液レ
ベルが調節される。また、タンク54にベント54‘を
設けてもよく、これは後で槽42へ結ばれる。
【0028】ポンプ53は、液(好ましくは白液のよう
な蒸解液)中の細砕セルロース繊維材のスラリーを、導
管57または類似の輸送手段を通して、高圧フィーダー
30の低圧入口56へ排出する。また、高圧フィーダー
30には低圧出口58が設けられ、これには再循環ライ
ン59が接続され、高圧入口60が高圧ポンプ61に接
続され、そして高圧出口62が導管63へ接続され、ス
ラリーが連続蒸解カンの頂部などへ輸送される。戻り液
は、従来のように導管64を流れて高圧(頂部循環)ポ
ンプ61へ戻る。
【0029】再循環ライン59は、従来的インライン液
抜き装置65へ連結され、液は、ここから従来的液レベ
ルタンク66へ流れ、タンク66から補給ポンプ67に
よってライン64へ、あるいはそれが必要な他の箇所へ
供給することができる。液抜き装置65を通過する液
(すなわち、液レベルタンク66へ分離されなかった
液)は、導管68を経由して、液レベルタンク54の下
部に開いている排出口69へ直接的に送られる。開口6
9は、導管69‘によってポンプ52入口に直接連結さ
れている。バルブ70を導管68に設けることができる
が、バルブ70は完全閉止にならない形式のものである
必要がある。完全閉止になると、望ましくない、あるい
は不安全な状態になるからである。図5に概略的に示さ
れているように、液レベルタンク54の下部に開いてい
る排出口69は、ポンプ53の入口52より少し上方に
位置させることが好ましい。
【0030】フィーダー30から供給装置40へ戻った
液の温度を制御するためには、図5の71の箇所に示さ
れているように、冷たい水をライン59へ添加すること
ができるし、あるいはライン59中の液を従来的な液冷
却器へ通すこともできる。温度は十分に下げて、高温の
液の急速蒸発が高圧フィーダー30で起こらないように
する。
【0031】チップ供給装置は、高圧フィーダー30を
含めて、蒸解カンや浸透槽からの熱を遮断することが必
要なこともある。これは概略的に図5に示されている
が、これは、高圧フィーダー30またはスラリーポンプ
での急速蒸発または「ハンマリング」をも防止する。こ
の温度遮断の一般概念については米国特許第5、41
3、677号に記載されている。
【0032】例えば、図5に示されているように、高圧
フィーダー30から来るライン63中の液は、従来的倒
立ヘッド分離器74へ供給される。ライン75、76お
よびポンプ77を含む循環ループも設けられている。ラ
イン75、76を含む循環ループ中の液は低温、例え
ば、約200〜2500Fであるので高圧フィーダー3
0などでの急速蒸発は起こらない。ライン71の冷たい
水の流れは、用いても用いなくとも差し支えない。
【0033】倒立ヘッド分離器74の上半分に接続され
ているのは、別の循環ループである。倒立ヘッド分離器
には、多孔板円筒スクリーン78、スクリュー79とス
クリュー79の回転用のモーター80、および頂部81
が備えられる。高温の液(例えば、約300〜3250
F)は導管82を経由して頂部81へ供給され、チップ
スラリー・・この中では冷たい液は今や熱い液で置換さ
れ終わっている・・はライン83を経由して蒸解カンま
たは浸透槽(IV )へ流れる。ライン82を蒸解カン
や浸透槽から戻る液は、加熱器85で加熱(例えば、約
300〜3250F)され、次いで倒立ヘッド分離器7
4の上部81へポンプ86でポンプ移送される。
【0034】図6は頂部分離器が取り得る別法の構成を
示す。図6の構造は非従来的である。図6では図5のも
のに相当する構造は、同じ参照数字で、ただ頭に「1」
を付けて示される。
【0035】外部設置の頂部分離器174は、入口ライ
ン175、高圧フィーダーへの出口ライン176、蒸解
カン頂部循環からの入口ライン182、および蒸解カン
または浸透槽への出口183を備える。デバイス174
の底部は多孔板の円筒スクリーン178およびモーター
180駆動のスクリュー179を備える。しかし、チッ
プスラリーが分離器の頂部の側面から出てくる(図5の
分離器74に対して示されているように)代わりに、チ
ップスラリーは頂部から真っ直ぐ出てくる。この頂部に
はサイドレリーフ付きの先細構造89が一個付いておる
が、この構造89自体は一般に米国特許第4、958、
741号に示されている(この開示内容を本明細書に参
考文献として引用するものとする)し、カリフォルニア
州サンルイスオビスポ(San Luis Obisp
o)のJ.R.ヨハンソン社(J.R.Johanso
n、Inc.)およびニューヨーク州グレンフォールの
アールストロームカミヤー社(Ahlstrom Ka
myr,Inc.)の商標「ダイアモンドバックホッパ
ー(Diamond Back Hopper)」およ
び「ダイアモンドバック(Diamondback)」
のもとに市販されているようなものである。分離器17
4からの排出を容易にするために希釈液入口90を設け
るのも差し支えなく、パルプスラリーは最終的には外部
設置型分離器174の頂部の出口91から出てくる。9
2の寸法を変えることによって滞留時間を変えることが
できる。
【0036】供給装置40に用いられる液は、従来的な
クラフト白液、またはサルファイト液またはソーダ液で
差し支えない。これらの液は、硫化度が様々のものでよ
いけれども、硫化物イオン含有量が高いものが好まし
い。この液は槽11または他の箇所に添加された添加
物、例えば、アントラキノン、またはその相当品または
誘導体、またはサルファイド強化添加物、例えば、ポリ
サルファイドを含んでいても差し支えない。
【0037】
【発明の効果】本発明によって、液に伴われた細砕セル
ロース繊維材を、蒸解カンに連結されている高圧フィー
ダーへ供給する有利な装置および方法が提供される。本
発明によって、チップが輸送される供給装置において液
の量とチップの量とを個別に制御することが可能とな
り、装置の運転に際して液量の変化の影響を最小限にす
ることができる。本発明については、最も実際的でかつ
好ましい態様であると現在考えられたものを本明細書に
示し、かつ説明したものであるので、多くの部分的改変
点が本発明の範囲内で当業者には明らかになろう。従っ
て、本発明の特許請求の範囲については、すべての等価
の装置および方法を含むように最も広く解釈すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的装置の概略図である。
【図2】 図1の装置の計量デバイスとしt使用可能な
浸漬式チップメーターの側面図であり、一部は断面、一
部は立面図を示すものである。
【図3】 図2の浸漬式チップメーターの端面概略図で
ある。
【図4】 図2の浸漬式チップメーターの上面概略図で
ある。
【図5】 側面の概略図であるが、図1のものより詳細
に描いてあり、本発明の例示的装置とそれへの多岐にわ
たる配管を示す。
【図6】 図5の装置の熱遮断デバイスの別法的構造で
ある。
【符号の説明】
10 供給装置、11 前処理槽、12 計量デバイ
ス、13 供給シュート、14 チップポンプ、15
液レベルタンク、16 ポンプ吸い込み口、20チップ
メーター、21 ローター、22 ハウジング、23
モーター、24メーター入口、25 チップ/液スラリ
ー出口、26 個別制御液入口、30高圧フィーダー、
31 液レベルタンク排出口、32 圧力遮断デバイ
ス、41 輸送スクリュー、42 スチーム処理槽、4
3 先細の出口、45 ベント、46 レベル検出器、
51 バルブ、52 ポンプ吸い込み口、53 チップ
ポンプ、54 液レベルタンク、54‘ 接続導管、5
6 低圧入口、57 導管、58 低圧出口、59 再
循環ライン、60 高圧入口、61 高圧ポンプ、62
高圧出口、63 導管、64 導管、75、76 ラ
イン、77 ポンプ、78 多孔板円筒スクリーン、7
9 スクリュー、80 モーター、81分離器頂部、8
2 ライン、83 蒸解カンまたは浸透槽への出口、8
5 加熱器、86 ポンプ、89 サイドレリーフ付き
の先細構造、90 希釈液入口、91 頂部の出口、9
2 先細出口の長さ、174 外部設置の頂部分離器、
175 入口ライン、176 高圧フィーダーへの出口
ライン、178 多孔板の円筒スクリーン、179 ス
クリュー、180 モーター、182 蒸解カン頂部循
環からの入口ライン、183 蒸解カンへの出口

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液に伴われた細砕セルロース繊維材を、
    蒸解カンに接続された高圧フィーダーへ供給する装置に
    おいて、以下の諸機器、すなわち、 底部に排出口がある垂直前処理槽、 前記前処理槽の排出口に接続された計量デバイス、 前記計量デバイスから下方向に延びる一般に垂直なシュ
    ート、 液中の細砕セルロース繊維材のスラリーをポンプ輸送す
    るスラリーポンプであって、入口を有し高圧フィーダー
    に接続されているスラリーポンプ、 前記スラリーポンプ入口に操作上連結されているシュー
    ト、 頂部と底部を有する実質的に垂直の液レベルタンクであ
    って、底部には排出口が付いている液レベルタンク、お
    よび前記液レベルタンク排出口を前記スラリーポンプ入
    口と直接連結する導管、を備えた装置。
  2. 【請求項2】 前記排出口が前記ポンプ入口の上にあ
    り、前記液レベルタンクが、シュートと直接連結され、
    前記シュートを介して前記計量デバイスと処理槽とに、
    前記液レベルタンク底部の前記出口を経由して連結され
    ていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記液レベルタンクに所定の液レベルを
    維持し、これによって前記計量デバイスとスチーム処理
    槽の液レベルも維持される手段を更に備えることを特徴
    とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記液計量デバイスが浸漬式チップメー
    ターであることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記液計量デバイスが計量スクリューで
    あることを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記装置が実質的に大気圧であることを
    特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記処理槽がスチーム処理槽であり、前
    記スチーム処理槽と前記スラリーポンプとの間に設けら
    れ、前記スラリーポンプを大気圧から遮断し、前記スラ
    リーポンプを大気圧より高い圧力に維持するための遮断
    デバイスを更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記遮断デバイスが低圧フィーダーであ
    ることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記低圧フィーダーが前記スチーム処理
    槽と前記計量デバイスとの間にあることを特徴とする請
    求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 低圧入口、低圧出口、高圧ポンプへ接
    続された高圧入口、および高圧出口を有する高圧フィー
    ダーを組み合わせ、かつ前記スラリーポンプが前記高圧
    フィーダーの前記低圧入口へ連結されていることを特徴
    とする請求項2記載の装置。
  11. 【請求項11】 インライン液抜き装置、液レベルタン
    ク、少なくとも部分的には常時開いているバルブ、前記
    低圧出口を前記液抜き装置へ連結する第一再循環導管、
    前記液抜き装置を前記液レベルタンクへ連結し、前記液
    抜き装置から抜かれた液が前記液レベルタンクへ流れる
    ようにする第二導管、および前記液抜き装置を前記液レ
    ベルタンク底部の前記排出口へ連結する第三再循環導管
    を備えることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記液レベルタンクに所定の液レベル
    を維持し、これによって前記計量デバイスとスチーム処
    理槽の液レベルも維持する手段を更に備えることを特徴
    とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記液計量デバイスが浸漬式チップメ
    ーターであることを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記処理槽が、サイドレリーフ付きの
    先細出口を一個備えるスチーム処理槽であることを特徴
    とする請求項2記載の装置。
  15. 【請求項15】 液中の細砕セルロース繊維材のスラリ
    ーを、前処理槽、低圧入口を有する高圧フィーダー、お
    よび入口を有するスラリーポンプを使用する蒸解カンへ
    供給する方法において、次の諸工程、すなわち、(a)
    前処理槽で細砕セルロース繊維材を前処理する工程、
    (b)前処理槽からの細砕セルロース繊維材の流れを計
    量する工程、(c)液中に細砕セルロース繊維材を同伴
    してスラリーを形成する工程、(d)スラリーをスラリ
    ーポンプ入口へ供給する工程、(e)スラリーポンプへ
    別個の液を流して細砕セルロース繊維材のポンプへの輸
    送を容易にする工程、(f)スラリーポンプの影響のも
    とにスラリーを高圧フィーダーへの低圧入口へ輸送する
    工程、および(g)高圧フィーダーで細砕セルロース繊
    維材を蒸解カンへ供給する工程、を包含する細砕セルロ
    ース繊維材スラリーを蒸解カンへ供給する方法。
  16. 【請求項16】 工程(e)が、スラリーポンプ入口よ
    り高い位置にある実質的に垂直の液レベルタンクの底部
    に開放している底部排出口を直接スラリーポンプ入口に
    接続することによって行われることを特徴とする請求項
    15記載の方法。
  17. 【請求項17】 実質的に垂直の液レベルタンクに液面
    を維持し、かつ垂直液レベルタンク開放底部排出口とス
    チーム処理槽との間に開放接続部を設け、スチーム槽に
    も同じ液面が維持されるようにする工程を更に包含する
    ことを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 工程(c)と工程(d)とが、蒸解液
    にセルロース材を同伴するように行われることを特徴と
    する請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程(a)が、少なくとも部分的には
    スチーム処理によって行われることを特徴とする請求項
    15記載の方法。
  20. 【請求項20】 液中の細砕セルロース繊維材スラリー
    を蒸解カンへ供給するスラリー供給装置において、以下
    の諸手段、すなわち、 実質的に垂直な前処理槽、 前処理槽からの細砕セルロース繊維材の流れを計量する
    手段、 液中に細砕セルロース繊維材を同伴してスラリーを形成
    する手段、 入口を有するスラリーポンプ、 スラリーをスラリーポンプ入口へ供給する手段、 スラリーポンプ入口へ別個の液を流して細砕セルロース
    繊維材のポンプへの移送を容易にし、液の容量と細砕セ
    ルロース繊維材の容量とを別個に制御することができる
    ようにし、そして運転に当たって液容量の変化の影響を
    最小限にする手段、 低圧入口と高圧出口を有する高圧フィーダー、 スラリーポンプの影響のもとにスラリーを高圧フィーダ
    ーへの低圧入口へ輸送する手段、および高圧フィーダー
    から細砕セルロース繊維材を蒸解カンへ輸送する手段、
    を備えたことを特徴とする、細砕セルロース繊維材スラ
    リーを蒸解カンへ供給するためのスラリー供給装置。
  21. 【請求項21】 別個の液を供給する前記手段が、スラ
    リーポンプ入口より高い位置にあり、直接スラリーポン
    プ入口に接続されている、開放している底部排出口を有
    する実質的に垂直の液レベルタンクであることを特徴と
    する請求項20記載の装置。
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