JPH0829549B2 - シリコンゴム製着用品の製造方法 - Google Patents

シリコンゴム製着用品の製造方法

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JPH0829549B2
JPH0829549B2 JP61202183A JP20218386A JPH0829549B2 JP H0829549 B2 JPH0829549 B2 JP H0829549B2 JP 61202183 A JP61202183 A JP 61202183A JP 20218386 A JP20218386 A JP 20218386A JP H0829549 B2 JPH0829549 B2 JP H0829549B2
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JP
Japan
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silicone rubber
swimming cap
pattern
worn article
manufacturing
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JP61202183A
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JPS6357211A (ja
Inventor
隆雄 堀川
明 垣内
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堀川 次郎
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、模様入りのシリコンゴム製水泳帽に代表さ
れる模様入りのシリコンゴム製着用品を製造する方法に
関するものである。
(従来の技術) シリコンゴムは光沢、柔軟性、耐水性などに優れるた
め様々な用途があるが、水泳帽としても広く利用されて
いる。
この種の水泳帽として従来は無模様のものが殆どであ
ったが、近年のファション化、ユニーク化への水泳帽利
用者のニーズから、模様入水泳帽が注目されてきてい
る。
模様入りのシリコンゴム製水泳帽を製造する方法とし
ては、シリコンゴム製水泳帽を成形した後、その水泳帽
表面に所望の模様を印刷する方法が行われている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上記従来の方法によれば、水泳帽が立体形状
をしているためその曲面状表面へ均一に印刷するのが難
しく、又特殊印刷装置を用いなければならないという問
題点がある。その上模様が印刷された水泳帽は、印刷部
分の光沢、色調と、水泳帽本体の有するシリコンゴム特
有の光沢、色調との間に違和感が生ずる。そして前記印
刷部分は使用を繰り返すと剥離し易く耐久性に問題があ
る。
更に上記従来の方法は水泳帽を成形した後に上記印刷
工程がふえるため、その分コストアップを招くと共に生
産能率が悪くなる。
尚、模様片をシリコンゴム製水泳帽表面に接着剤を用
いて接着する方法が考えられるが、シリコンゴムには接
着剤による接着が困難であるという性質があり、実用に
は供しえない。
上記の模様入りのシリコンゴム製水泳帽の製造方法に
ついての問題点は他のシリコンゴム製着用品においても
同様であり、シリコンゴムの特性を損なわずに耐久性の
ある模様入りのシリコンゴム製着用品を能率的に安価で
得ることのできる製造方法が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため、薄肉の成形シリ
コンゴムシートから抜取って形成された模様片を厚肉の
未加硫シリコンゴムシート上の所定位置に配置し、次い
でこれを成形型内に配し加硫成形することによって前記
模様片が着用品本体の所定表面位置に一体結合されたシ
リコンゴム製着用品を得ることを特徴とする。
(作用) 本発明に用いる模様片を形成する成形シリコンゴムシ
ートと、着用品本体の素材である未加硫シリコンゴムと
は加硫成形時に互いに強固に結合する特性(一般のゴム
ではこのような特性が無い。)があるため、耐久性のす
ぐれた模様入りのシリコンゴム製着用品を製造すること
ができる。
又本発明方法によって得られたシリコンゴム製着用品
は、前記模様片が薄肉の成形シリコンゴムシートから抜
取って形成されたものであるので、印刷された模様とは
異なり、シリコンゴムがもつ美しい光沢、色調を保ち、
着用品本体のシリコンゴムの光沢、色調と調和しつつ所
望の模様を表示することができる。
更に本発明は従来の成形型を用いた無模様のゴム製着
用の製造方法に対して、厚肉の未加硫シリコンゴムシー
ト上の所定位置に模様片を配置する工程を加えるだけで
よく、前記従来の成形型を用いた製造方法と略同様に低
コストで能率良くシリコンゴム製着用品を製造すること
ができる。
(実施例) 図面に示す本発明の実施例は、丸形のシリコンゴム製
水泳帽の製造方法に本発明を適用したものである。
先ず第3図に示すように、薄肉(肉厚0.1mm〜0.4mm)
の成形シリコンゴムシート1から小円形状の模様片2を
多数抜取り、その模様片2を第4図に示すように円形で
厚肉(肉厚4mm〜5mm)の未加硫シリコンゴムシート3上
の所定位置すなわち水泳帽成形後に水泳帽本体7の表面
に水玉の模様8が表示される位置に配置し、仮接着す
る。そして前記未加硫シリコンゴムシート3を、第1図
に示すように模様片2を仮接着した面を下にして下成形
型4内の水泳帽成形用凹部4aに配する。
次に上成形型5を上方から降下させ、下成形型4と組
合せる。そして組合せた状態で両成形型4、5に熱を加
え(160℃〜200℃)加圧すると、第2図に示すように未
加硫シリコンゴムシート3は溶融状態となって、前記水
泳帽成形用凹部4aと上成形型5との間に形成されるキャ
プ状成形空間6内にしだいに拡がって行く。それに伴
い、未加硫シリコンゴムシート3上にやや密に配置され
ていた模様片2は、夫々の間隔が拡がっていき溶融状態
の未加硫シリコンゴムシート3に一体に結合していく。
かくして加硫の後冷却し、両成形型4、5を取外すと
第5図のような水泳帽表面に均一に水玉の模様8が形成
されたシリコンゴム製水泳帽Aを得ることができる。模
様片2は成形型内においてキャップ状に成形された水泳
帽本体7の所定表面位置に一定間隔を置いて一体に結合
されており、その各表面は本体7の表面と略同一面に成
形されている。水泳帽Aは均一に0.4mm〜0.6mm位の厚み
に成形されている。
本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成する
ことができる。例えば模様片2の形状は任意に選択で
き、第6図に示すような別形状の模様片9を用いてもよ
い。又本発明は平形の水泳帽や水泳帽以外のシリコンゴ
ム製着用品を製造する方法にも適用できる。
(発明の効果) 本発明方法によれば、従来のシリコンゴム製着用品の
もつ美しい光沢、外観、耐久性を損なうことなく、ファ
ッション性、ユニーク性に富んだ模様入りのシリコンゴ
ム製水泳帽を、従来の成形型を用いた製造方法と同様
に、能率的に安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図及び第2図は本発
明の製造方法を示す断面図、第3図は模様片を抜取った
成形シリコンゴムシートを示す平面図、第4図はその模
様片を未加硫シリコンゴムシート上に配置した斜視図、
第5図は本発明方法で製造された模様入りのシリコンゴ
ム製水泳帽を示す斜視図、第6図は本発明の他の実施例
の模様片を未加硫シリコンゴムシート上に配置した斜視
図である。 1……成形シリコンゴムシート 2、9……模様片 3……未加硫シリコンゴムシート 4……下成形型 5……上成形型 7……水泳帽本体 A……シリコンゴム製水泳帽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉の成形シリコンゴムシートから抜取っ
    て形成された模様片を厚肉の未加硫シリコンゴムシート
    上の所定位置に配置し、次いでこれを成形型内に配し加
    硫成形することによって前記模様片が着用品本体の所定
    表面位置に一体結合されたシリコンゴム製着用品を得る
    ことを特徴とするシリコンゴム製着用品の製造方法。
JP61202183A 1986-08-28 1986-08-28 シリコンゴム製着用品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0829549B2 (ja)

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JPS6357211A JPS6357211A (ja) 1988-03-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101302745B1 (ko) * 2012-02-17 2013-08-30 (주)위코홀딩스 보강재가 삽입된 실리콘패드와 실리콘용기의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101302745B1 (ko) * 2012-02-17 2013-08-30 (주)위코홀딩스 보강재가 삽입된 실리콘패드와 실리콘용기의 제조방법

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