JPH08294548A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
糸巻きゴルフボールInfo
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- JPH08294548A JPH08294548A JP7125965A JP12596595A JPH08294548A JP H08294548 A JPH08294548 A JP H08294548A JP 7125965 A JP7125965 A JP 7125965A JP 12596595 A JP12596595 A JP 12596595A JP H08294548 A JPH08294548 A JP H08294548A
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- A63B37/0003—Golf balls
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- A63B37/02—Special cores
- A63B37/08—Liquid cores; Plastic cores
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-
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- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 リキッドセンター、糸ゴム層及びカバーから
なる糸巻きゴルフボールにおいて、(1)センター径D
が26〜32mmで、該センター径Dとセンターバッグ
の厚さAとセンターバッグ硬度Bとが、関係式(A×
B)/D≦4.5の範囲内で、且つ、(2)上記センタ
ーを該センター径の50%となるように変形させた場合
のヒステリシスロスが7%以下であるリキッドセンター
を用いることを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 糸巻きゴルフボールの有する優れた諸特性を
損なうことなく、低スピン化により、飛距離の増大を図
ることができる。
なる糸巻きゴルフボールにおいて、(1)センター径D
が26〜32mmで、該センター径Dとセンターバッグ
の厚さAとセンターバッグ硬度Bとが、関係式(A×
B)/D≦4.5の範囲内で、且つ、(2)上記センタ
ーを該センター径の50%となるように変形させた場合
のヒステリシスロスが7%以下であるリキッドセンター
を用いることを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 糸巻きゴルフボールの有する優れた諸特性を
損なうことなく、低スピン化により、飛距離の増大を図
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に飛距離を向上させ
た糸巻きゴルフボールに関する。
た糸巻きゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
糸巻きゴルフボールは、球状のリキッドセンターに高伸
張の糸ゴムを巻回して該センターの周囲に糸ゴム層を形
成し、この糸ゴム層上にバラタゴムやアイオノマー樹脂
からなるカバーを被覆することにより製造されており、
この場合上記リキッドセンターとしては、ゴム等からな
る中空球状のセンターバッグの中空部に水や比重調節剤
を含む液体を封入したものが使用されている。
糸巻きゴルフボールは、球状のリキッドセンターに高伸
張の糸ゴムを巻回して該センターの周囲に糸ゴム層を形
成し、この糸ゴム層上にバラタゴムやアイオノマー樹脂
からなるカバーを被覆することにより製造されており、
この場合上記リキッドセンターとしては、ゴム等からな
る中空球状のセンターバッグの中空部に水や比重調節剤
を含む液体を封入したものが使用されている。
【0003】ところで、ゴルフボールに要求される機能
には、飛距離の大きさとボールコントロールのし易さと
があるが、糸巻きゴルフボールはツーピースゴルフボー
ルに比べてバックスピン量が大きく、コントロール性に
優れ、打感(フィーリング)が良好である等の優れた諸
特性を有している反面、バックスピンによってボールが
吹き上がるため、飛距離の点でツーピースゴルフボール
に劣るという欠点がある。
には、飛距離の大きさとボールコントロールのし易さと
があるが、糸巻きゴルフボールはツーピースゴルフボー
ルに比べてバックスピン量が大きく、コントロール性に
優れ、打感(フィーリング)が良好である等の優れた諸
特性を有している反面、バックスピンによってボールが
吹き上がるため、飛距離の点でツーピースゴルフボール
に劣るという欠点がある。
【0004】このため、従来より飛距離の大きい糸巻き
ゴルフボールの開発が望まれており、種々の提案がなさ
れている。例えば、リキッドセンターに種々の工夫を加
え低スピン化を図る試み(例えば、特開昭60−168
471号、同62−181070号、特開平2−255
162号公報等)、リキッドセンターの直径を29.5
〜32mmと大きくし、ディンプル総容積を280〜3
40mm3とする提案(特開平6−304269号公
報)、センターバッグに封入する液体の組成を特定する
試み(特願平6−126923号)等、飛距離を向上さ
せた糸巻きゴルフボールが見られるが、更なる糸巻きゴ
ルフボールの飛距離の増大が望まれている。
ゴルフボールの開発が望まれており、種々の提案がなさ
れている。例えば、リキッドセンターに種々の工夫を加
え低スピン化を図る試み(例えば、特開昭60−168
471号、同62−181070号、特開平2−255
162号公報等)、リキッドセンターの直径を29.5
〜32mmと大きくし、ディンプル総容積を280〜3
40mm3とする提案(特開平6−304269号公
報)、センターバッグに封入する液体の組成を特定する
試み(特願平6−126923号)等、飛距離を向上さ
せた糸巻きゴルフボールが見られるが、更なる糸巻きゴ
ルフボールの飛距離の増大が望まれている。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、糸巻きゴルフボールの有するコントロール性に優
れ、打感(フィーリング)が良好である等の優れた諸特
性を損なうことなく、飛距離を向上させた糸巻きゴルフ
ボールを提供することを目的とする。
で、糸巻きゴルフボールの有するコントロール性に優
れ、打感(フィーリング)が良好である等の優れた諸特
性を損なうことなく、飛距離を向上させた糸巻きゴルフ
ボールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するために、スピン減少による飛距離の向
上を図るため糸巻きゴルフボールのリキッドセンターの
低硬度化やセンター径の大径化及びこれらの関係等につ
いて鋭意検討を重ねた結果、センター径D(mm)、セ
ンターバッグの厚さA(mm)及びセンターバック硬度
B(JIS−A硬度)とが一定の関係、即ちリキッドセ
ンター径Dが26〜32mmで、該センター径Dとセン
ターバッグの厚さAとバッグ硬度Bとが関係式(A×
B)/D≦4.5の関係を有し、且つリキッドセンター
径を該センター径の50%となるように変形させた場合
のヒステリシスロスが7%以下の範囲内となるようにす
ることにより、最適の柔らかさと反発性を有するリキッ
ドセンターを得ることができ、該センターを用いた糸巻
きゴルフボールはコントロールのし易さ等の諸特性を損
なうことなく、打撃時のボールの変形を大きくしてスピ
ンを減少させ、飛距離を増大できるという予想外の優れ
た効果を発揮できることを見い出し、本発明をなすに至
ったものである。
記目的を達成するために、スピン減少による飛距離の向
上を図るため糸巻きゴルフボールのリキッドセンターの
低硬度化やセンター径の大径化及びこれらの関係等につ
いて鋭意検討を重ねた結果、センター径D(mm)、セ
ンターバッグの厚さA(mm)及びセンターバック硬度
B(JIS−A硬度)とが一定の関係、即ちリキッドセ
ンター径Dが26〜32mmで、該センター径Dとセン
ターバッグの厚さAとバッグ硬度Bとが関係式(A×
B)/D≦4.5の関係を有し、且つリキッドセンター
径を該センター径の50%となるように変形させた場合
のヒステリシスロスが7%以下の範囲内となるようにす
ることにより、最適の柔らかさと反発性を有するリキッ
ドセンターを得ることができ、該センターを用いた糸巻
きゴルフボールはコントロールのし易さ等の諸特性を損
なうことなく、打撃時のボールの変形を大きくしてスピ
ンを減少させ、飛距離を増大できるという予想外の優れ
た効果を発揮できることを見い出し、本発明をなすに至
ったものである。
【0007】従って、本発明は、センターバッグ内に液
体を封入してなるリキッドセンター、糸ゴム層及びカバ
ーからなる糸巻きゴルフボールにおいて、リキッドセン
ターとして、(1)リキッドセンター径Dが26〜32
mmで、該センター径Dとセンターバッグの厚さA(m
m)とセンターバッグ硬度B(JIS−A硬度)とが、
関係式(A×B)/D≦4.5の範囲内で、且つ、
(2)上記リキッドセンターを該センター径の50%と
なるように変形させた場合のヒステリシスロスが7%以
下であるリキッドセンターを用いることを特徴とする糸
巻きゴルフボールを提供する。
体を封入してなるリキッドセンター、糸ゴム層及びカバ
ーからなる糸巻きゴルフボールにおいて、リキッドセン
ターとして、(1)リキッドセンター径Dが26〜32
mmで、該センター径Dとセンターバッグの厚さA(m
m)とセンターバッグ硬度B(JIS−A硬度)とが、
関係式(A×B)/D≦4.5の範囲内で、且つ、
(2)上記リキッドセンターを該センター径の50%と
なるように変形させた場合のヒステリシスロスが7%以
下であるリキッドセンターを用いることを特徴とする糸
巻きゴルフボールを提供する。
【0008】以下、本発明につき、更に詳しく説明する
と、本発明の糸巻きゴルフボール1は、図1に示すよう
に、センターバッグ2に液体3を封入したリキッドセン
ター4と、糸巻き層5と、カバー6とからなるものであ
る。
と、本発明の糸巻きゴルフボール1は、図1に示すよう
に、センターバッグ2に液体3を封入したリキッドセン
ター4と、糸巻き層5と、カバー6とからなるものであ
る。
【0009】上記リキッドセンター4はセンターバッグ
2と封入液体3とからなるが、本発明においては飛距離
の向上を図るため、センターバッグの配合組成等を変え
ることによりセンターバッグの硬度、厚さ、やわらか
さ、及びその反発性等を最適に調整するものである。即
ち、リキッドセンター径Dが26〜32mmで、該セン
ター径Dとセンターバッグの厚さA(mm)とバッグ硬
度B(JIS−A硬度)とが、関係式(A×B)/D≦
4.5の範囲であり、且つリキッドセンター径を該セン
ター径の50%となるように変形させた場合のヒステリ
シスロスが7%以下の範囲内であるように構成する。
2と封入液体3とからなるが、本発明においては飛距離
の向上を図るため、センターバッグの配合組成等を変え
ることによりセンターバッグの硬度、厚さ、やわらか
さ、及びその反発性等を最適に調整するものである。即
ち、リキッドセンター径Dが26〜32mmで、該セン
ター径Dとセンターバッグの厚さA(mm)とバッグ硬
度B(JIS−A硬度)とが、関係式(A×B)/D≦
4.5の範囲であり、且つリキッドセンター径を該セン
ター径の50%となるように変形させた場合のヒステリ
シスロスが7%以下の範囲内であるように構成する。
【0010】従って、本発明の糸巻きゴルフボールのセ
ンター径は26〜32mm、特に28〜31mmであ
り、センター径が26mmより小さいとスピンを減少さ
せる効果がなく、一方32mmより大きいと適正なボー
ル硬度を得られない。また、センター径Dとセンターバ
ッグの厚さAとバッグ硬度Bとは関係式(A×B)/D
の値が4.5以下、特に2.0〜4.0を満足するよう
に形成する。この値が4.5より大きいと本発明の効果
を十分に発揮できない。この関係式からセンターバッグ
の厚さAとバッグ硬度Bとが小さく、センター径Dが大
きいほど好適なリキッドセンターとなり、該センターを
用いた糸巻きゴルフボールは、打撃時のボールの変形を
大きくすることができ、スピンを減少させることができ
る。この場合、センターバッグの厚さは1.5〜3.0
mm、特に1.8〜2.5mmであることが好ましく、
またバッグ硬度はJIS−Aで40〜60、より好まし
くは45〜55である。
ンター径は26〜32mm、特に28〜31mmであ
り、センター径が26mmより小さいとスピンを減少さ
せる効果がなく、一方32mmより大きいと適正なボー
ル硬度を得られない。また、センター径Dとセンターバ
ッグの厚さAとバッグ硬度Bとは関係式(A×B)/D
の値が4.5以下、特に2.0〜4.0を満足するよう
に形成する。この値が4.5より大きいと本発明の効果
を十分に発揮できない。この関係式からセンターバッグ
の厚さAとバッグ硬度Bとが小さく、センター径Dが大
きいほど好適なリキッドセンターとなり、該センターを
用いた糸巻きゴルフボールは、打撃時のボールの変形を
大きくすることができ、スピンを減少させることができ
る。この場合、センターバッグの厚さは1.5〜3.0
mm、特に1.8〜2.5mmであることが好ましく、
またバッグ硬度はJIS−Aで40〜60、より好まし
くは45〜55である。
【0011】なお、センターバッグの配合組成として
は、公知の成分を使用することができ、例えば、天然ゴ
ム、ブタジエンゴム、イソプレンゴムなどやこれらの混
合物からなるゴム成分、比重調整のための亜鉛華などの
無機充填剤、硫黄などの加硫剤、加硫促進剤、プロセス
オイル、架橋剤、ステアリン酸等を適宜配合することが
でき、センターバッグの製造方法は公知の方法に従って
行うことができる。
は、公知の成分を使用することができ、例えば、天然ゴ
ム、ブタジエンゴム、イソプレンゴムなどやこれらの混
合物からなるゴム成分、比重調整のための亜鉛華などの
無機充填剤、硫黄などの加硫剤、加硫促進剤、プロセス
オイル、架橋剤、ステアリン酸等を適宜配合することが
でき、センターバッグの製造方法は公知の方法に従って
行うことができる。
【0012】本発明においては、センターバッグに液体
を封入し、リキッドセンターを形成するが、この場合の
封入液体には、通常糸巻きゴルフボールのリキッドセン
ターに用いられる公知の液体を使用することができ、特
に水が好適である。また、封入液体の比重は1.0〜
2.0、特に1.1〜1.6の範囲が好ましく、上記比
重を達成するため、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム等を
配合でき、また適宜グリセリン、エチレングリコール等
を加えることができる。
を封入し、リキッドセンターを形成するが、この場合の
封入液体には、通常糸巻きゴルフボールのリキッドセン
ターに用いられる公知の液体を使用することができ、特
に水が好適である。また、封入液体の比重は1.0〜
2.0、特に1.1〜1.6の範囲が好ましく、上記比
重を達成するため、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム等を
配合でき、また適宜グリセリン、エチレングリコール等
を加えることができる。
【0013】本発明においては、このようにセンターバ
ッグ内に液体を封入したリキッドセンターの径を該セン
ター径の50%となるように変形させた場合のヒステリ
シスロスが7%以下、より好ましくは3〜5%となるよ
うに形成する。ヒステリシスロスが7%より大きいと、
得られるセンターリキッドが低反発性となり、本発明の
効果が十分に発揮できない場合がある。ここで、ヒステ
リシスロスとは、センターバッグに荷重をかけ該バック
を変形後復帰時の損失率であり、リキッドセンターの反
発性の目安となるものである。
ッグ内に液体を封入したリキッドセンターの径を該セン
ター径の50%となるように変形させた場合のヒステリ
シスロスが7%以下、より好ましくは3〜5%となるよ
うに形成する。ヒステリシスロスが7%より大きいと、
得られるセンターリキッドが低反発性となり、本発明の
効果が十分に発揮できない場合がある。ここで、ヒステ
リシスロスとは、センターバッグに荷重をかけ該バック
を変形後復帰時の損失率であり、リキッドセンターの反
発性の目安となるものである。
【0014】従って、上記条件を満たす本発明の糸巻き
ゴルフボールのセンターバッグは十分なやわらかさと反
発力を有するものである。
ゴルフボールのセンターバッグは十分なやわらかさと反
発力を有するものである。
【0015】次に、糸ゴム層2は、上記センターの外周
に糸ゴムを高伸張状態で巻回することにより形成された
もので、この場合、糸ゴム層を形成する糸ゴムはゴルフ
ボール用の糸ゴムとして公知のものを使用することがで
きる。なお、このように糸ゴムを巻回してなる糸巻きコ
アの外径は38〜41mm、特に39〜40.5mmと
することが好ましい。
に糸ゴムを高伸張状態で巻回することにより形成された
もので、この場合、糸ゴム層を形成する糸ゴムはゴルフ
ボール用の糸ゴムとして公知のものを使用することがで
きる。なお、このように糸ゴムを巻回してなる糸巻きコ
アの外径は38〜41mm、特に39〜40.5mmと
することが好ましい。
【0016】本発明の糸巻きゴルフボールは、上記のよ
うにして得られた糸巻きコアにカバー6を被覆する。こ
の場合、カバー材料としては、公知の成分を使用するこ
とができ、例えば、バラタゴムやアイオノマー樹脂を主
成分として用いることができる。また、カバーの厚さは
1.0〜2.5mm、特に1.2〜2.0mmが好まし
く、また、硬度はJIS−Cで70〜93であることが
好ましい。
うにして得られた糸巻きコアにカバー6を被覆する。こ
の場合、カバー材料としては、公知の成分を使用するこ
とができ、例えば、バラタゴムやアイオノマー樹脂を主
成分として用いることができる。また、カバーの厚さは
1.0〜2.5mm、特に1.2〜2.0mmが好まし
く、また、硬度はJIS−Cで70〜93であることが
好ましい。
【0017】なお、上記カバー層は単層又は多層に構成
することができ、その層の厚さは層の構成条件によって
異なり、適宜選択することができる。また、カバーを形
成する方法としては、公知の方法を採用することがで
き、例えば、成形金型に糸巻きコアを配備し、カバー材
料を直接射出成形することによってカバー形成を行う方
法を好適に採用することができ、また、ハーフシェルを
用いた圧縮成形法によってもよい。
することができ、その層の厚さは層の構成条件によって
異なり、適宜選択することができる。また、カバーを形
成する方法としては、公知の方法を採用することがで
き、例えば、成形金型に糸巻きコアを配備し、カバー材
料を直接射出成形することによってカバー形成を行う方
法を好適に採用することができ、また、ハーフシェルを
用いた圧縮成形法によってもよい。
【0018】このようにして得られる糸巻きゴルフボー
ルは、上記カバー6にディンプルを形成するが、その幾
何学的配列としては、8面体、20面体などで、ディン
プルの模様としては、スクウェアー型、ヘキサゴン型、
ペンタゴン型、トライアングル型などのいかなるものを
使用しても差し支えない。
ルは、上記カバー6にディンプルを形成するが、その幾
何学的配列としては、8面体、20面体などで、ディン
プルの模様としては、スクウェアー型、ヘキサゴン型、
ペンタゴン型、トライアングル型などのいかなるものを
使用しても差し支えない。
【0019】本発明の糸巻きゴルフボールの大きさ、重
量はゴルフ規則に従うものであり、直径42.67mm
以上、重さ45.92g以下に形成することができる。
また、ボール硬度は100kg荷重時のたわみ量が2.
6〜3.6mmであることが打感、反発性、耐久性等の
点から好ましい。
量はゴルフ規則に従うものであり、直径42.67mm
以上、重さ45.92g以下に形成することができる。
また、ボール硬度は100kg荷重時のたわみ量が2.
6〜3.6mmであることが打感、反発性、耐久性等の
点から好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、糸巻きゴルフボールの有する
優れた諸特性を損なうことなく、低スピン化により飛距
離の増大を図ることができるものである。
優れた諸特性を損なうことなく、低スピン化により飛距
離の増大を図ることができるものである。
【0021】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【0022】[実施例1〜7、比較例1〜3]まず、下
記に示す配合の硫酸バリウムペーストを調製し、表1に
示す量のペーストをセンターバッグに入れ、残部を水と
してリキッドセンターを調製した。なお、実施例5、6
では硫酸バリウムペーストではなく、硫酸ナトリウムを
用いた。また、比較例1、2は水のみである。ペースト配合 硫酸バリウム 100重量部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 6 〃 ドデシルベンゼンスルホン酸 4 〃 水 30 〃
記に示す配合の硫酸バリウムペーストを調製し、表1に
示す量のペーストをセンターバッグに入れ、残部を水と
してリキッドセンターを調製した。なお、実施例5、6
では硫酸バリウムペーストではなく、硫酸ナトリウムを
用いた。また、比較例1、2は水のみである。ペースト配合 硫酸バリウム 100重量部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 6 〃 ドデシルベンゼンスルホン酸 4 〃 水 30 〃
【0023】一方、表1、2に示す配合割合のセンター
バッグを作製し、上記リキッドを表1、2に示す量封入
し、リキッドセンターを製造した。更に、下記に示す配
合組成の糸ゴム、カバーから実施例1〜7、比較例1〜
3の糸巻きゴルフボールを製造した。糸ゴム配合 ポリイソプレンゴム 70 重量部 天然ゴム 30 〃 亜鉛華 1.5 〃 ステアリン酸 1.0 〃 加硫促進剤+イオウ 2.6 〃バラタカバー配合 合成トランスポリ イソプレンゴム 80 重量部 ハイスチレンレジン 10 〃 天然ゴム 10 〃 亜鉛華 10 〃 酸化チタン 10 〃 ステアリン酸 1.0 〃 加硫促進剤+イオウ 1.5 〃
バッグを作製し、上記リキッドを表1、2に示す量封入
し、リキッドセンターを製造した。更に、下記に示す配
合組成の糸ゴム、カバーから実施例1〜7、比較例1〜
3の糸巻きゴルフボールを製造した。糸ゴム配合 ポリイソプレンゴム 70 重量部 天然ゴム 30 〃 亜鉛華 1.5 〃 ステアリン酸 1.0 〃 加硫促進剤+イオウ 2.6 〃バラタカバー配合 合成トランスポリ イソプレンゴム 80 重量部 ハイスチレンレジン 10 〃 天然ゴム 10 〃 亜鉛華 10 〃 酸化チタン 10 〃 ステアリン酸 1.0 〃 加硫促進剤+イオウ 1.5 〃
【0024】得られた糸巻きゴルフボールについて、
(センターバッグ厚さ×バッグ硬度)/センターバッグ
径、50%変形時ヒステリシスロス、ボール硬度、飛び
特性について評価した。結果を表1、2に示す。なお、
50%変形時ヒステリシスロス、ボール硬度、飛び特性
は以下の方法により測定又は評価した。50%変形時ヒステリシスロス インストロン社製圧縮試験機を用い、速度50mm/分
でセンター径の50%までセンターを圧縮し、もとの位
置までもどす。圧縮する場合の荷重−変位の面積(A)
ともとの位置までもどす場合の荷重−変位の面積(B)
より算出する。
(センターバッグ厚さ×バッグ硬度)/センターバッグ
径、50%変形時ヒステリシスロス、ボール硬度、飛び
特性について評価した。結果を表1、2に示す。なお、
50%変形時ヒステリシスロス、ボール硬度、飛び特性
は以下の方法により測定又は評価した。50%変形時ヒステリシスロス インストロン社製圧縮試験機を用い、速度50mm/分
でセンター径の50%までセンターを圧縮し、もとの位
置までもどす。圧縮する場合の荷重−変位の面積(A)
ともとの位置までもどす場合の荷重−変位の面積(B)
より算出する。
【0025】
【数1】
【0026】ボール硬度 100kg荷重時のボール変形量(mm)飛び特性試験 スイングロボットにより、ドライバー(W#1)を使用
して、ヘッドスピード45m/秒の条件で打撃したとき
のキャリー、トータルの飛距離を測定した。また、この
打ち出し条件での初速度、スピン、仰角を測定した。
して、ヘッドスピード45m/秒の条件で打撃したとき
のキャリー、トータルの飛距離を測定した。また、この
打ち出し条件での初速度、スピン、仰角を測定した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1、2の結果より、本発明の糸巻きゴル
フボール(実施例1〜7)は、スピンが低く抑えられ、
飛距離が向上していることが確認できた。
フボール(実施例1〜7)は、スピンが低く抑えられ、
飛距離が向上していることが確認できた。
【図1】本発明の糸巻きゴルフボールの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
1 糸巻きゴルフボール 2 センターバッグ 3 液体 4 リキッドセンター 5 糸ゴム層 6 カバー a リキッドセンターの径 b センターバッグの厚さ
Claims (1)
- 【請求項1】 センターバッグ内に液体を封入してなる
リキッドセンター、糸ゴム層及びカバーからなる糸巻き
ゴルフボールにおいて、リキッドセンターとして、
(1)リキッドセンター径Dが26〜32mmで、該セ
ンター径Dとセンターバッグの厚さA(mm)とセンタ
ーバッグ硬度B(JIS−A硬度)とが、関係式(A×
B)/D≦4.5の範囲内で、且つ、(2)上記リキッ
ドセンターを該センター径の50%となるように変形さ
せた場合のヒステリシスロスが7%以下であるリキッド
センターを用いることを特徴とする糸巻きゴルフボー
ル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7125965A JPH08294548A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 糸巻きゴルフボール |
GB9608414A GB2300125B (en) | 1995-04-26 | 1996-04-24 | Wound golf balls |
US08/808,435 US5816938A (en) | 1995-04-26 | 1997-02-28 | Golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7125965A JPH08294548A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 糸巻きゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294548A true JPH08294548A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14923365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7125965A Pending JPH08294548A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 糸巻きゴルフボール |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08294548A (ja) |
GB (1) | GB2300125B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9724568B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-08-08 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6354965B1 (en) | 2000-02-02 | 2002-03-12 | Acushnet Company | Golf balls including low water activity fluid and methods for making same |
US6514157B2 (en) | 2001-03-29 | 2003-02-04 | Acushnet Company | Golf ball with non-aqueous liquid center |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP7125965A patent/JPH08294548A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-24 GB GB9608414A patent/GB2300125B/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9724568B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-08-08 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
US10369419B2 (en) | 2013-09-03 | 2019-08-06 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2300125B (en) | 1999-03-03 |
GB9608414D0 (en) | 1996-06-26 |
GB2300125A (en) | 1996-10-30 |
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