JPH08293559A - 半導体メモリ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置およびその製造方法

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JPH08293559A
JPH08293559A JP7122938A JP12293895A JPH08293559A JP H08293559 A JPH08293559 A JP H08293559A JP 7122938 A JP7122938 A JP 7122938A JP 12293895 A JP12293895 A JP 12293895A JP H08293559 A JPH08293559 A JP H08293559A
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film
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耕一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程数を増大させることなく、平坦化絶
縁膜からの水分の影響を効果的に阻止できる半導体メモ
リ装置およびその製造方法を得る。 【構成】 この半導体メモリ装置は、NMOSトランジ
スタ13,14と、第1の平坦化絶縁膜として形成され
たシリコン酸化膜45(SiH4 /BPSGリフロー
膜)と、このシリコン酸化膜45上に形成されたTFT
15と、第2の平坦化絶縁膜として形成されたシリコン
酸化膜57(O3 /TEOS/BPSGリフロー膜)
と、このシリコン酸化膜57上に形成された積層アルミ
ニウム配線17とを備える。シリコン酸化膜45は、水
分含有の少ないBPSGリフロー膜なので、NMOSト
ランジスタ13,14およびTFT15への水分の影響
がない。一方、シリコン酸化膜57は、平坦化特性のよ
いBPSGリフロー膜なので、熱処理後のその平坦性は
極めて良好であり、積層アルミニウム配線17の形成上
好都合である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばSRAM(スタテ
ィック・ランダム・アクセス・メモリ)等の半導体メモ
リ装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ装置に対するより一層の高
集積化の要求から、0.35μm以下のデザイン・ルー
ルが用いられつつある。このような超高集積化された半
導体メモリ装置においては、薄膜トランジスタ(TF
T)のゲートやチャネル層となる多結晶シリコン(ポリ
シリコン)層およびその上の金属配線層をリソグラフィ
技術によって微細なパターンで形成するには、パターン
の高さを揃えて露光時の焦点深度のばらつきを抑え、焦
点を合わせる必要があるため、TFTの形成前の平坦化
工程が必須である。このような平坦化工程には、例え
ば、優れた平坦化特性を示すO3 /TEOS/BPSG
リフロー膜による平坦化CVD技術が用いられようとし
ている。この技術は、TEOS(テトラ・エチル・オル
ソ・シリケート)をオゾン(O3 )ガス雰囲気中で反応
させて、リンやボロン等の不純物を含有する層を形成
後、これを熱処理してリフローにより平坦化膜を形成す
る技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、「信学技法 Tecnical Report of IEICE.R93-26(19
93-10)」に示されたO3 /TEOS/BPSGリフロー
膜による平坦化CVD技術や、回転塗布膜の一種である
SOG(スピン・オン・グラス)膜においては、膜自体
が水分を多く含むため、MOSFETのホットキャリア
劣化が増速する等、デバイスの信頼性や寿命を確保する
上で問題が多い。上記の先行技術文献には、水分を含む
膜の上層にプラズマTEOSを、下層に水分抑制効果の
大きいシリコン酸化膜(ECR−SiO2 膜)を堆積す
ることでホットキャリア耐性を改善できることが開示さ
れているが、いずれの膜も水分の阻止という点では完全
でなく、製品レベルでの信頼性を保証するには不十分と
言わざるを得ない。
【0004】一方、水分を効果的に阻止する膜としては
シリコン窒化膜(Si3 4 )が知られている。しかし
ながら、この膜を用いてMOSFETとTFTの双方に
対する水分の影響を排除しようとすると、工程数が多く
なり、製造方法が極めて煩雑となる。すなわち、図17
に示すように、下から順に、MOSFET101、シリ
コン酸化膜102、シリコン窒化膜(1層目Si3 4
層)103、水分を含んだ平坦化絶縁膜(1層目BPS
G層)104、シリコン窒化膜(2層目Si34 層)
105、TFT106、シリコン窒化膜(3層目Si3
4 層)107、水分を含んだ平坦化絶縁膜(2層目B
PSG層)108、金属配線層109という複雑な構造
となり、多くの製造工程が必要となる。また、この場合
には、MOSFET101およびTFT106と層間絶
縁膜(シリコン酸化膜102,平坦化絶縁膜104,1
08)との間の界面準位を安定化するための水素化処理
(水素アニール)による効果が減少するという問題もあ
る。
【0005】また、シリコン窒化膜(Si3 4 )を、
層間絶縁膜として用いるシリコン酸化膜(SiO2 )と
積層させて用いた場合には、シリコン酸化膜とシリコン
窒化膜の屈折率が異なることから、工程中における光学
的膜厚測定が不可能となる。すなわち、例えば、MOS
FET上に形成したO3 /TEOS/BPSGリフロー
膜上にさらにリフロー平坦化膜(BPSG膜)を形成す
る場合には、BPSG/SiO2 構造となって同じSi
2 系の膜同士なので屈折率や反射率が同じであり、全
膜厚の測定が可能である。ところが、MOSFET上に
形成したO3 /TEOS/BPSGリフロー膜上にシリ
コン窒化膜を形成してその上に形成するリフロー平坦化
膜(BPSG膜)からの水分の侵入を防止しようとする
場合には、BPSG/Si3 4 /SiO2 という3層
構造となる。すなわち、SiO2系の膜の間にこれと屈
折率や反射率が異なるSi3 4 膜が挟み込まれること
となるため、上記のような全膜厚の測定が不可能とな
る。この問題を解決するため、Si3 4 膜の単層構造
にする方法も考えられる。しかしながら、この場合に
は、絶縁性や平坦性の確保のためSi3 4 膜の膜厚を
大きくする必要があり、ストレスによって膜にクラック
が生ずるおそれがある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、製造工程数を増大させることなく、
平坦化絶縁膜からの水分の影響を効果的に阻止すること
ができる半導体メモリ装置およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置は、基板上に形成された一対のドライバ用トランジス
タおよび一対のアクセス用トランジスタと、ドライバ用
トランジスタおよびアクセス用トランジスタを覆うよう
に形成された層間絶縁膜であって、モノシラン(SiH
4 )を主成分とするガス雰囲気中で形成された不純物含
有リフロー膜からなる第1の平坦化絶縁膜と、この第1
の平坦化絶縁膜の上に形成された一対の負荷素子と、前
記負荷素子を覆うように形成された層間絶縁膜であっ
て、TEOS(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)
をオゾン(O3 )ガス雰囲気中で反応させて形成された
不純物含有リフロー膜からなる第2の平坦化絶縁膜と、
この第2の平坦化絶縁膜の上に形成された金属配線層と
を備えている。
【0008】これらの要素のうち、第2の平坦化絶縁膜
は、SOG(スピン・オン・グラス)塗布によって形成
されたものでもよく、また、前記負荷素子と前記第2の
平坦化絶縁膜との間に、さらに水分阻止層を形成するよ
うにしてもよい。また、第1の平坦化絶縁膜またはリフ
ロー膜で構成する場合の第2の平坦化絶縁膜は、リンお
よびボロンを不純物として含有するリフロー膜で構成可
能である。
【0009】本発明の半導体メモリ装置の製造方法は、
基板上に一対のドライバ用トランジスタおよび一対のア
クセス用トランジスタを形成する工程と、ドライバ用ト
ランジスタおよびアクセス用トランジスタを覆うよう
に、モノシラン(SiH4 )を主成分とするガス雰囲気
中において、不純物を含有する第1の層間絶縁膜を形成
する工程と、この第1の層間絶縁膜を熱処理してリフロ
ーにより平坦化する工程と、平坦化された第1の層間絶
縁膜の上に一対の負荷素子を形成する工程と、この負荷
素子を覆うように、TEOS(テトラ・エチル・オルソ
・シリケート)をオゾン(O3 )ガス雰囲気中で反応さ
せて、不純物を含有する第2の層間絶縁膜を形成する工
程と、この第2の層間絶縁膜を熱処理してリフローによ
り平坦化する工程と、平坦化された第2の層間絶縁膜の
上に金属配線層を形成する工程とを含んでいる。
【0010】これらの工程のうち、第2の層間絶縁膜の
形成は、SOG(スピン・オン・グラス)塗布によって
行うようにしてもよく、また、前記負荷素子と前記第2
の層間絶縁膜との間に、さらに水分阻止層を形成する工
程を挿入するようにしてもよい。また、第1の層間絶縁
膜またはリフロー膜で構成する場合の第2の層間絶縁膜
は、リンおよびボロンを不純物として含有するリフロー
膜として形成可能である。
【0011】
【作用】本発明の半導体メモリ装置および製造方法で
は、ドライバ用トランジスタおよびアクセス用トランジ
スタを覆う第1の平坦化絶縁膜は、モノシラン(SiH
4)を主成分とするガス雰囲気中で形成された不純物含
有リフロー膜であって、水分含有量が極めて小さいた
め、ドライバ用トランジスタ、アクセス用トランジスタ
および負荷素子に対する水分による悪影響が軽減され
る。その一方、負荷素子を覆う第2の平坦化絶縁膜は、
極めて平坦性のよいO3 /TEOS/BPSGリフロー
膜またはSOG膜で形成されているので、金属配線層形
成上好都合である。
【0012】さらに、負荷素子と前記第2の平坦化絶縁
膜との間に、さらに水分阻止層を形成した場合には、水
分含有量が比較的大きい第2の平坦化絶縁膜から受ける
水分の影響が排除される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。ここでは、半導体メモリ装置として
SRAM装置を例に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係るSRAM装
置の断面構成を表し、図2はこのSRAM装置の回路構
成を表すものである。なお、図2において符合WLはワ
ードライン、符合BLおよび/BLはそれぞれビットラ
イン、ビットバーライン、符合Vddは電源ラインを示
す。
【0015】このSRAM装置は、メモリセル形成領域
11と図示しない周辺回路部とを含んでいる。メモリセ
ル形成領域11には、アクセス用MOSトランジスタで
あるNMOSトランジスタ13(13′)と、ゲート・
拡散領域自己整合型のドライバ・トランジスタであるN
MOSトランジスタ14(14′)と、負荷トランジス
タとしてのP型のTFT15(15′)とが形成され、
周辺回路部には、電源ライン(Vdd)としての多結晶
シリコン層とP+ 型不純物領域との電源ラインコンタク
トと、P+ 型不純物領域に対するプラグ領域としてのコ
ンタクト電極と、積層アルミニウム配線層が形成されて
いる。これらの各部分はシリコン基体21を基板として
形成されている。
【0016】メモリセル形成領域11のシリコン基体2
1上にはP型ウェル領域23が形成され、このP型ウェ
ル領域23および周辺回路部のシリコン基体21上に
は、部分的に素子分離領域(LOCOS(Local Oxidati
on of Silicon)領域)としてのシリコン酸化膜22が形
成されている。このシリコン酸化膜22によって区画さ
れたメモリセル形成領域11のP型ウェル領域23上に
は、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain) 構造のNM
OSトランジスタ13が形成されている。すなわち、P
型ウェル領域23上に形成されたシリコン酸化膜24
(ゲート絶縁膜)を介してNMOSトランジスタのゲー
ト電極としてのポリサイド層27が形成され、パターニ
ングされたゲート電極に隣接するP型ウェル領域23の
表面近傍には、低濃度の不純物拡散領域であるN- 型不
純物領域29が形成されている。ゲート電極としてのポ
リサイド層27の側面にはシリコン酸化膜側壁35が形
成され、これと自己整合的にP型ウェル領域23表面近
傍に高濃度不純物拡散領域であるN+ 型不純物領域36
が形成されている。
【0017】ポリサイド層27の上部には、層間絶縁膜
としてのシリコン酸化膜38を介してポリサイド層43
が接地(Vss)ラインとして設けられ、さらにこれを覆
ってシリコン酸化膜45(平坦化絶縁膜)が形成されて
いる。このシリコン酸化膜45は、モノシラン(SiH
4 )を主成分とするガス雰囲気中でCVD形成されたリ
フロー膜であり、水分含有率が少ないという特徴を有す
る。そして、このシリコン酸化膜45、シリコン酸化膜
38を貫通してシェアード・コンタクト用開口部46が
形成されている。
【0018】シリコン酸化膜45(平坦化絶縁膜)上に
は、TFT15のゲート電極となる多結晶シリコン層4
7が形成されている。この多結晶シリコン層47はシェ
アード・コンタクト用開口部46まで延びて、NMOS
トランジスタ14のゲート電極としてのポリサイド層2
7およびNMOSトランジスタ13のソース・ドレイン
領域としての拡散領域(N- 型不純物領域29、N+
不純物領域36)に対して同時に接続されている。
【0019】多結晶シリコン層47上には一部に開口部
53を有するシリコン酸化膜52が形成され、さらにそ
の上にはTFT15のチャネル領域、ソース・ドレイン
領域および電源(Vdd)ラインとしての多結晶シリコン
層56が形成され、開口部53において多結晶シリコン
層47と接続している。
【0020】そして、以上の素子構造を覆うようにし
て、層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜57が形成され
ている。このシリコン酸化膜57は、いわゆるTEOS
(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)をオゾン(O
3 )ガス雰囲気中で反応させて形成したBPSG(ボロ
ン・リン・シリケート・ガラス)等のリフロー膜であ
り、比較的水分を多く含むものの、リフロー処理後の平
坦性はよいという特徴を有する。
【0021】シリコン酸化膜57,52,45には、こ
れらを貫通してポリサイド層43に達するコンタクト孔
58が形成され、チタン/チタンナイトライド層61等
とタングステン層62とによって埋められている。そし
て、タングステン層62は、チタン/チタンナイトライ
ド層63、アルミニウム層64およびチタンナイトライ
ド層65からなる所定パターンの第1層目の積層アルミ
ニウム配線17に接続されている。
【0022】このように、このSRAM装置では、第1
の平坦化絶縁膜としてのシリコン酸化膜45は、SiH
4 ガス雰囲気中で形成した水分含有の少ないBPSGリ
フロー膜(以下、SiH4 /BPSGリフロー膜とい
う。)で構成している。このため、NMOSトランジス
タ13,14およびTFT15は、シリコン酸化膜45
からは水分の影響を受けずに済むため、第1および第2
の平坦化絶縁膜の双方をO3 /TEOS/BPSGリフ
ロー膜で構成した場合に比べると、全体として水分の影
響を抑制することができ、ホットキャリア劣化等の問題
が少なくなる。この場合、膜自体の平坦化性能(平坦に
する能力)はよくないが、後述するように、メモリセル
形成領域ではその下地のパターンが密(すなわちシリコ
ン酸化膜22(LOCOS)、第1層目ポリサイド層2
7、第2層目ポリサイド層43の配線間スペースが狭
い)であって凹凸が少ないため、第1の平坦化絶縁膜形
成後の平坦性も自ずから比較的良好となる。したがっ
て、その後の工程で、露光時の焦点深度のばらつきや焦
点合わせの関係から下地の平坦性を要求するTFT15
等の負荷素子を形成する場合にも問題になることはな
い。なお、周辺回路部においては、メモリセル形成領域
に比べて金属配線層のレイアウトが中心であってパター
ンが比較的疎になっているため、第1の平坦化絶縁膜の
形成後における平坦性はメモリセル形成領域に比べて著
しく劣るものの、この周辺回路部では、第1の平坦化絶
縁膜上に下地の平坦性を要求するTFTや高抵抗素子等
の負荷素子を形成しないので、下地(第1の平坦化絶縁
膜)の平坦性が悪くてもあまり問題とならない。
【0023】一方、第2の平坦化絶縁膜としてのシリコ
ン酸化膜57は、TEOSとO3 ガスとを反応させて形
成した平坦性のよいBPSGリフロー膜(以下、O3
TEOS/BPSGリフロー膜という。)で構成してい
るため、比較的水分を多く含むものの、その平坦性は極
めて良好である。このため、水分のみを考慮して第1お
よび第2の平坦化絶縁膜の双方をSiH4 /BPSGリ
フロー膜で構成した場合に比べると、全体としての平坦
性が良好になる。特に、第1の平坦化絶縁膜の下地のパ
ターンが疎である周辺回路部では、仮に2つの平坦化膜
を共にSiH4/BPSGリフロー膜で構成すると、第
1の平坦化絶縁膜形成後の平坦性の悪さがそのまま第2
の平坦化絶縁膜の表面に現れて平坦性が極めて悪くなる
ため、その後の工程における積層アルミニウム配線17
の形成上問題となる。したがって、第2の平坦化絶縁膜
については、水分の問題よりも平坦性を重視して、O3
/TEOS/BPSGリフロー膜とするのが都合がよ
い。
【0024】なお、本実施例では第2の平坦化絶縁膜と
してO3 /TEOS/BPSGリフロー膜を形成するこ
ととしたが、平坦性がよい膜であればこれに限られるも
のではなく、例えば回転塗布膜の1つであるSOG(ス
ピン・オン・グラス)膜で形成するようにしてもよい。
【0025】次に、以上のような構成のSRAM装置の
製造方法を説明する。
【0026】まず、図3に示すように、N型のシリコン
基体21の表面に膜厚が400nm程度のシリコン酸化
膜22をLOCOS法によって選択的に形成する。これ
により、シリコン酸化膜22が形成された素子分離領域
とシリコン酸化膜22に囲まれた素子活性領域との区画
がなされる。
【0027】次に、図4に示すように、メモリセル形成
領域11シリコン基体21中にボロン(B)を選択的に
イオン注入してP型ウェル領域23を形成した後、ゲー
ト絶縁膜としてのシリコン酸化膜24を素子活性領域の
表面に形成する。そして、CVD(Chemical Vapor Dep
osition)法やスパッタリング法等によって、膜厚が共に
70〜150nm程度である多結晶シリコン層25とタ
ングステンシリコン層26等のシリサイド層とを順次に
堆積させてポリサイド層27を形成し、さらにこのポリ
サイド層27をパターニングしてNMOSトランジスタ
13,14のゲート電極を形成する。図示しない周辺回
路部のポリサイド層27は除去する。そして、メモリセ
ル形成領域11では、ゲート電極と自己整合的にN-
不純物領域29を形成する。すなわち、メモリセル形成
領域11のソース・ドレイン形成領域28以外の部分を
レジスト(図示せず)で覆い、このレジストをマスクに
して砒素(AS )をイオン注入し、低濃度のN- 型不純
物領域29を形成する。同様にして、図示しない周辺回
路部の電源ラインコンタクト部領域には、ボロンをイオ
ン注入して低濃度のP- 型不純物領域を形成する。
【0028】次に、図5に示すように、全面にCVD法
でシリコン酸化膜を堆積させた後、これを異方性エッチ
ングしてゲート電極としてのポリサイド層27の側面に
シリコン酸化膜側壁35を形成し、さらにこのシリコン
酸化膜側壁35と自己整合的に高濃度のN+ 型不純物領
域36を形成する。すなわち、メモリセル形成領域11
のソース・ドレイン形成領域28以外の部分を再びレジ
スト(図示せず)で覆い、このレジストおよびシリコン
酸化膜側壁35をマスクにして高濃度の砒素をイオン注
入し、N+ 型不純物領域36を形成する。こうして、L
DD構造のNMOSトランジスタ13,14が形成され
る。同様にして、図示しない周辺回路部の電源ラインコ
ンタクト領域には、高濃度のボロンをイオン注入してP
+ 型不純物領域を形成する。なお、図中、NMOSトラ
ンジスタ14は、紙面と垂直方向にソース・ドレイン領
域が形成されている。
【0029】次に、図6に示すように、シリコン酸化膜
38等の層間絶縁膜を形成した後、CVD法やスパッタ
リングにより、膜厚が共に30〜100nm程度である
多結晶シリコン層41とタングステンシリコン層42等
のシリサイド層とを順次に堆積させて、ポリサイド層4
3を形成し、さらにこのポリサイド層43をパターニン
グしてメモリセル形成領域11の接地ライン(Vss)
層およびビット線取り出し電極とする。
【0030】次に、図7に示すように、第1の平坦化絶
縁膜としてのシリコン酸化膜45を形成する。具体的に
は、SiH4 ガス雰囲気中でCVDによりBPSG膜を
150〜350nm形成し、これを850〜900°C
の温度でアニールして、リフローにより平坦化させる。
この工程により、水分含有が極めて少なくNMOSトラ
ンジスタ13,14およびTFT15に水分の影響を与
えないSiH4 /BPSGリフロー膜が形成される。こ
の工程終了段階では、メモリセル形成領域11における
第1の平坦化絶縁膜の表面は、O3 /TEOS/BPS
Gリフロー膜の場合よりは平坦性は劣るが、上述したよ
うにその下地パターンが密であることから、結果として
比較的良好な平坦性を保っている。
【0031】次に、図8に示すように、メモリセル形成
領域11において、NMOSトランジスタ13のゲート
電極としてのポリサイド層27並びにソース・ドレイン
領域(拡散層)としてのN- 型不純物領域29およびN
+ 型不純物領域36に対して同時にコンタクトをとるた
めのシェアード・コンタクト用開口部46を形成する。
そして、図9に示すように、TFTのゲート電極となる
多結晶シリコン層47を30〜70nm程度の膜厚で形
成し、さらにその全面にN型不純物である砒素をイオン
注入したのち、これをパターニングする。この時点で、
シェアード・コンタクト用開口部46において、NMO
Sトランジスタ14のゲート電極としてのポリサイド層
27とTFTのゲート電極としての多結晶シリコン層4
7との電気的接続が完了する。
【0032】次に、図10に示すように、TFT15の
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜52をCVD等によ
り20〜50nm程度の膜厚で全面に形成する。
【0033】次に、図11に示すように、メモリセル形
成領域11に、TFT15のゲート電極(多結晶シリコ
ン層47)とコンタクトをとるための開口部53(第3
の開口部)を形成する。
【0034】次に、図12に示すように、CVD等によ
り、TFT15のチャネル領域およびソース・ドレイン
領域となる多結晶シリコン層56を10〜20nm程度
の膜厚で形成し、これをパターニングした後、TFT1
5のソース・ドレイン領域の多結晶シリコン層56およ
び図示しない周辺回路部の電源ラインコンタクト部の多
結晶シリコン層56にP型不純物であるボロンをイオン
注入し、P型の高濃度不純物領域を形成する。これによ
り、TFT15のチャネル領域および電源(Vdd)ライ
ンの形成が完了する。なお、ゲートに対してドレイン領
域を離間させて形成したオフセット領域を設けると共
に、低濃度のP型領域をドレイン側に形成することによ
り、ドレイン電界を緩和させることができ、オン電流を
低下させずにオフ電流を低減することができる。多結晶
シリコン層56は、メモリセル形成領域11においてT
FT15のゲート電極を構成する多結晶シリコン層47
と接続される。この多結晶シリコン層56は、メモリセ
ル形成領域11において電源ラインとして用いられると
共に、図示しない周辺回路部の電源ラインコンタクト領
域まで引き出され、電源ラインコンタクト用開口部の底
部において、シリコン基体21に形成されたP+ 型不純
物領域に直接接続される。
【0035】次に、図13に示すように、第2の平坦化
絶縁膜としてのシリコン酸化膜57を形成する。具体的
には、TEOSとO3 ガスとを反応させてBPSGリフ
ロー膜を150〜350nm程度形成した後、850〜
900°Cの温度でアニールし、リフローにより平坦化
させる。このようにして形成されたO3 /TEOS/B
PSGリフロー膜は、比較的水分を多く含むものの、そ
の平坦性は極めて良好である。したがって、次の工程に
おける積層アルミニウム配線17の形成を良好に行うこ
とができる。なお、上述したように、O3 /TEOS/
BPSGリフロー膜の代わりに、SOG膜によって第2
の平坦化絶縁膜(シリコン酸化膜57)を形成してもよ
い。また、SOG塗布とエッチバック処理とを組合せて
形成してもよい。
【0036】次に、ビット線取り出し電極としてのポリ
サイド層43とコンタクトをとるためのコンタクト孔5
8を形成する。そして、このコンタクト孔58をバリア
メタル層及び密着層としてのチタン/チタンナイトライ
ド(Ti/TiN)層61等とタングステン層62とか
らなるプラグで埋め込んだ後、バリアメタル層等として
のチタン/チタンナイトライド層63とCuを含有する
アルミニウム層64とを形成し、さらに反射防止層等と
してのチタンナイトライド層65を形成した後、これら
をパターニングして、第1層目の積層アルミニウム配線
17を形成する。こうして、図1に示したSRAM装置
が出来上がる。さらにこの後、図示はしないが、層間絶
縁膜と第2層目の積層アルミニウム配線とを形成し、さ
らにプラズマCVD法によってオーバコート膜としての
シリコンナイトライド(SiN)層を形成することによ
って全製造工程を終了する。
【0037】図14は、第1の平坦化絶縁膜(シリコン
酸化膜45)を形成した後の平坦性について、この平坦
化絶縁膜をO3 /TEOS/BPSGリフロー膜で形成
した場合とSiH4 /BPSGリフロー膜で形成した場
合とで比較したデータを表すものである。なお、ここで
は、第1層目のポリサイド層27と第2層目のポリサイ
ド層43の合計段差を400nmに設定している。
【0038】この図に示すように、O3 /TEOS/B
PSGリフロー膜で形成した場合の最大凹凸は、メモリ
セル形成領域11で0.1μm(100nm)、メモリ
セル形成領域11のエッジ部で0.27μm、周辺回路
部で0.4μm程度となるのに対し、SiH4 /BPS
Gリフロー膜で形成した場合の最大凹凸は、メモリセル
形成領域11で0.2μm(100nm)、メモリセル
形成領域11のエッジ部で0.34μm、周辺回路部で
0.45μm程度と、全領域で大きくなる。しかし、メ
モリセル形成領域11では、下地パターンが密であるこ
とから、0.2μm程度の平坦性が確保されており、そ
の後の工程でTFT15等の負荷素子を形成する際に問
題になる値ではない。一方、周辺回路部では、第1層目
のポリサイド層27と第2層目のポリサイド層43とか
らなる積層配線パターンの配線間スペースは3μm程度
と大きいため、平坦性も悪くなるが、これは第2の平坦
化絶縁膜(シリコン酸化膜57)を、平坦化性能に優れ
たO3 /TEOS/BPSGリフロー膜で形成すること
により解決される。
【0039】次に本発明の他の実施例に係るSRAM装
置について説明する。
【0040】このSRAM装置は、図15に示すよう
に、第2の平坦化絶縁膜の下側に水分ストッパ層として
のシリコン窒化膜(Si3 4 )68を形成ものであ
る。すなわち、多結晶シリコン層56上に層間絶縁膜と
してのシリコン酸化膜(SiO2)67を形成すると共
に、このシリコン酸化膜67とO3 /TEOS/BPS
Gリフロー膜としてのシリコン酸化膜57との間に、水
分移動を阻止するシリコン窒化膜68を挟み込んだもの
である。このような構造とすることにより、水分を多く
含むO3 /TEOS/BPSGリフロー膜(シリコン酸
化膜57)からTFT15への水分の影響をも除去する
ことができる。
【0041】次に、このSRAM装置の製造方法を説明
する。なお、本製造方法のうち後半工程以外は図3〜図
12に示した製造工程と同様であるので、その説明は省
略する。
【0042】このSRAM装置は、図12に示したよう
に、多結晶シリコン層56によってTFT15のチャネ
ル領域、ドレイン領域および電源(Vdd)ラインの形成
を完了したのち、図16に示すように、シリコン酸化膜
67を100nm程度形成する。次に、減圧CVDによ
り、水分ストッパとしてのシリコン窒化膜68を10n
m程度形成する。そして、その上に第2の平坦化絶縁膜
としてのシリコン酸化膜57を150〜400nm程度
形成し、850〜900°Cの温度でアニールしてリフ
ローにより平坦化させることで、O3 /TEOS/BP
SGリフロー膜を形成する。なお、このシリコン酸化膜
57としては、上記実施例の場合と同様に、SOG膜、
またはSOG塗布とエッチバックとの組合せで形成して
もよい。これ以降の工程は上記の実施例の場合と同様で
ある。こうして、図15に示したようなSRAM装置が
出来上がる。
【0043】このように、本実施例では、水分を効果的
に阻止する膜として知られているシリコン窒化膜68
を、水分含有量の多い第2の平坦化絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜57(O3 /TEOS/BPSGリフロー膜ま
たはSOG膜)の直下のみに形成するようにしたので、
TFT15や高抵抗素子からなる負荷素子の形成時にお
ける膜厚測定が可能になると共に、工程数の増大を最小
限に抑えつつMOSFET(NMOSトランジスタ1
3,14)やTFT15を水分から防ぐことができる。
一方、MOSFETとTFT15のSiチャネル層とシ
リコン酸化膜67との間の界面準位を安定化するための
水素化処理(水素アニール)もシリコン窒化膜68だけ
でよいので、金属配線を形成する前のコンタクト・ホー
ルを介して十分に水素化を行うことができ、負荷素子や
MOSFETの特性を安定にすることができる。
【0044】なお、以上の各実施例ではSRAM装置を
対象として説明したが、これに限るものではなく、基板
上に形成されたMOSトランジスタと、その上方に形成
される負荷素子と、さらにその上方に形成される金属配
線層とを要素として含むメモリ素子であれば、本実施例
の構成を適用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体メ
モリ装置およびその製造方法によれば、ドライバ用トラ
ンジスタおよびアクセス用トランジスタを覆う第1の平
坦化絶縁膜は、モノシラン(SiH4 )を主成分とする
ガス雰囲気中で形成された不純物含有リフロー膜として
形成するようにしたので、水分含有量が極めて小さく、
ドライバ用トランジスタ、アクセス用トランジスタおよ
び負荷素子に対する水分による悪影響が軽減される。こ
れにより、これらのトランジスタのホットキャリア劣化
等を防止することができ、デバイスの信頼性向上が可能
となる。一方、負荷素子を覆う第2の平坦化絶縁膜は極
めて平坦性のよいO3 /TEOS/BPSGリフロー膜
またはSOG膜で形成するようにしたので、金属配線層
形成に好都合である。また、従来のように水分阻止層を
多用することがないので、製造工程を増大させることも
ない。したがって、構造を単純化して工程数の増大を抑
えかつ製造を容易にしつつ、O3 /TEOS/BPSG
リフロー膜またはSOG膜による水分の影響を最小限に
抑えることができるという効果がある。
【0046】特に、請求項2,3,7,8のいずれか1
に記載の半導体メモリ装置、または請求項14もしくは
15に記載の半導体メモリ装置の製造方法によれば、負
荷素子と前記第2の平坦化絶縁膜との間に、さらに水分
阻止層を形成するようにしたので、水分含有量が比較的
大きい第2の平坦化絶縁膜から受ける水分の影響をも排
除することができ、素子の寿命と信頼性をより一層高め
ることができるという効果がある。また、第2の平坦化
絶縁膜の下層にのみ水分阻止層を形成したので、TFT
や高抵抗素子等の負荷素子を形成する際の負荷素子の形
成時における膜厚測定も可能となる。さらに、ドライバ
用およびアクセス用トランジスタおよび負荷素子とシリ
コン酸化膜との間の界面準位を安定化するための水素化
処理(水素アニール)も水分阻止膜(シリコン窒化膜)
だけでよいので、金属配線層を形成する前のコンタクト
・ホールを介して十分に水素化を行うことができ、負荷
素子やMOSFETの特性を安定にすることができると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るSRAM装置を表す側
断面図である。
【図2】このSRAM装置の回路構成を表す回路図であ
る。
【図3】図1のSRAM装置の製造方法の最初の工程を
説明するための側断面図である。
【図4】図3に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図7】図6に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図8】図7に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図9】図8に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図10】図9に続く工程を説明するための側断面図で
ある。
【図11】図10に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図12】図11に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図13】図12に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図14】第1の平坦化絶縁膜形成後の平坦性につい
て、その平坦化絶縁膜の形成方法による比較データを表
す説明図である。
【図15】本発明の他の実施例に係るSRAM装置を表
す側断面図である。
【図16】図15に示したSRAM装置の製造工程の一
部を説明するための側断面図である。
【図17】従来の半導体メモリ装置の概略構造の一例を
表す図である。
【符号の説明】
11 メモリセル形成領域 13 NMOSトランジスタ(アクセス用MOSトラン
ジスタ) 14 NMOSトランジスタ(ドライバ用MOSトラン
ジスタ) 15 TFT(負荷用薄膜トランジスタ) 17 積層アルミニウム配線層 21 シリコン基体 22 シリコン酸化膜(素子分離膜) 23 P型ウェル領域 24 シリコン酸化膜(ゲート絶縁膜) 27 ポリサイド層(NMOSトランジスタ13,14
のゲート電極層) 29 N- 型不純物領域 36 N+ 型不純物領域(ソース・ドレイン領域) 38 シリコン酸化膜 43 ポリサイド層(ビット線,Vssライン) 45 シリコン酸化膜(第1の平坦化絶縁膜:SiH4
/BPSGリフロー膜) 46 シェアード・コンタクト用開口部 47 多結晶シリコン層(TFT15のゲート電極層) 52 シリコン酸化膜(TFT15のゲート絶縁膜) 56 多結晶シリコン層(TFT15のチャネル,ドレ
イン,Vddライン) 57 シリコン酸化膜(第2の平坦化絶縁膜:O3 /T
EOS/BPSGリフロー膜またはSOG膜) 67 シリコン酸化膜(SiO2 膜) 68 シリコン窒化膜(水分阻止層:Si3 4 膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 敦雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 ラファエル・ライネス 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された一対のドライバ用ト
    ランジスタおよび一対のアクセス用トランジスタと、 ドライバ用トランジスタおよびアクセス用トランジスタ
    を覆うように形成された層間絶縁膜であって、モノシラ
    ン(SiH4 )を主成分とするガス雰囲気中で形成され
    た不純物含有リフロー膜からなる第1の平坦化絶縁膜
    と、 この第1の平坦化絶縁膜の上に形成された一対の負荷素
    子と、 前記負荷素子を覆うように形成された層間絶縁膜であっ
    て、TEOS(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)
    をオゾン(O3 )ガス雰囲気中で反応させて形成された
    不純物含有リフロー膜からなる第2の平坦化絶縁膜と、 この第2の平坦化絶縁膜の上に形成された金属配線層と
    を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記負荷素子と前記第2の平坦
    化絶縁膜との間に形成された水分阻止層を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記水分阻止層はシリコン窒化膜(Si
    3 4 )であることを特徴とする請求項2記載の半導体
    メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の平坦化絶縁膜はリンおよびボ
    ロンを不純物として含有するリフロー膜であることを特
    徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の平坦化絶縁膜はリンおよびボ
    ロンを不純物として含有するリフロー膜であることを特
    徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 基板上に形成された一対のドライバ用ト
    ランジスタおよび一対のアクセス用トランジスタと、 ドライバ用トランジスタおよびアクセス用トランジスタ
    を覆うように形成された層間絶縁膜であって、モノシラ
    ン(SiH4 )を主成分とするガス雰囲気中で形成され
    た不純物含有リフロー膜からなる第1の平坦化絶縁膜
    と、 この第1の平坦化絶縁膜の上に形成された一対の負荷素
    子と、 前記負荷素子を覆うように形成された層間絶縁膜であっ
    て、SOG(スピン・オン・グラス)塗布により形成さ
    れた第2の平坦化絶縁膜と、 この第2の平坦化絶縁膜の上に形成された金属配線層と
    を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記負荷素子と前記第2の平坦
    化絶縁膜との間に形成された水分阻止層を備えたことを
    特徴とする請求項6記載の半導体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記水分阻止層はシリコン窒化膜(Si
    3 4 )であることを特徴とする請求項7記載の半導体
    メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の平坦化絶縁膜はリンおよびボ
    ロンを不純物として含有するリフロー膜であることを特
    徴とする請求項6記載の半導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 基板上に一対のドライバ用トランジス
    タおよび一対のアクセス用トランジスタを形成する工程
    と、 ドライバ用トランジスタおよびアクセス用トランジスタ
    を覆うように、モノシラン(SiH4 )を主成分とする
    ガス雰囲気中において、不純物を含有する第1の層間絶
    縁膜を形成する工程と、 この第1の層間絶縁膜を熱処理してリフローにより平坦
    化する工程と、 平坦化された第1の層間絶縁膜の上に一対の負荷素子を
    形成する工程と、 この負荷素子を覆うように、TEOS(テトラ・エチル
    ・オルソ・シリケート)をオゾン(O3 )ガス雰囲気中
    で反応させて、不純物を含有する第2の層間絶縁膜を形
    成する工程と、 この第2の層間絶縁膜を熱処理してリフローにより平坦
    化する工程と、 平坦化された第2の層間絶縁膜の上に金属配線層を形成
    する工程とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記負荷素子を形成する工程と前記第
    2の平坦化絶縁膜を形成する工程との間に、さらに、水
    分阻止層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項
    10記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記水分阻止層としてシリコン窒化膜
    (Si3 4 )を形成することを特徴とする請求項11
    記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 基板上に一対のドライバ用トランジス
    タおよび一対のアクセス用トランジスタを形成する工程
    と、 ドライバ用トランジスタおよびアクセス用トランジスタ
    を覆うように、モノシラン(SiH4 )を主成分とする
    ガス雰囲気中において、不純物を含有する第1の層間絶
    縁膜を形成する工程と、 この第1の層間絶縁膜を熱処理してリフローにより平坦
    化する工程と、 平坦化された第1の層間絶縁膜の上に一対の負荷素子を
    形成する工程と、 この負荷素子を覆うように、SOG(スピン・オン・グ
    ラス)塗布により第2の平坦化絶縁膜を形成する工程
    と、 平坦化された第2の層間絶縁膜の上に金属配線層を形成
    する工程とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記負荷素子を形成する工程と前記第
    2の平坦化絶縁膜を形成する工程との間に、さらに、水
    分阻止層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項
    13記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記水分阻止層としてシリコン窒化膜
    (Si3 4 )を形成することを特徴とする請求項14
    記載の半導体メモリ装置の製造方法。
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