JPH08204030A - Sram装置およびその製造方法 - Google Patents

Sram装置およびその製造方法

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JPH08204030A
JPH08204030A JP7030197A JP3019795A JPH08204030A JP H08204030 A JPH08204030 A JP H08204030A JP 7030197 A JP7030197 A JP 7030197A JP 3019795 A JP3019795 A JP 3019795A JP H08204030 A JPH08204030 A JP H08204030A
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JP
Japan
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region
insulating film
opening
conductivity type
transistor
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JP7030197A
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English (en)
Inventor
Ikuo Yoshihara
郁夫 吉原
Koichi Nakamura
耕一 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺回路の電源ラインコンタクト部のコンタ
クト抵抗の増大とメモリセル領域のシェアード・コンタ
クト部のコンタクト抵抗の増大とを共に防止する。 【構成】 メモリセル形成領域11の平坦化絶縁膜(シ
リコン酸化膜45)に設けられた開口部46を覆うよう
にして負荷用の薄膜トランジスタ15のゲート電極(多
結晶シリコン層47)を形成して、NMOSトランジス
タ14のゲート電極(ポリサイド層27)とNMOSト
ランジスタ13のソース・ドレイン領域(N- 型不純物
領域29、N+ 型不純物領域36)の双方に対するシェ
アード・コンタクト部を形成する。周辺回路部12の電
源ラインコンタクト19の周囲には平坦化絶縁膜(シリ
コン酸化膜45)からの不純物拡散を防護するシリコン
ナイトライド側壁51−1を形成する。開口部46のシ
ェアード・コンタクト部には絶縁膜側壁は形成されず、
多結晶シリコン層47の上にシリコンナイトライド側壁
51−2が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばSRAM(スタテ
ィック・ランダム・アクセス・メモリ)等のSRAM装
置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、「1994 Symposium on VLSI Tec
hnology Dygest of Tecnical Paperspp99-100」に示さ
れているように、従来のSRAMの多くは、メモリセル
のドライバ・トランジスタのゲート電極および拡散層に
同時にコンタクト部を形成し、TFT(薄膜トランジス
タ)のゲート電極でコンタクトをとるシェアード・コン
タクトを用いている。一方、TFTのゲート電極やチャ
ネル層となるポリシリコン層(多結晶シリコン層)をリ
ソグラフィ技術により微細なパターンで形成するには、
パターンの高さを揃えて焦点深度のばらつきを抑え、焦
点を合わせる必要があるため、TFT形成前の平坦化工
程が必須となっている。しかし、平坦化絶縁膜として最
も広く用いられているBPSG、PSG、AsSG等の
リフロー膜は、N型の不純物を含む材料が多く、SRA
M周辺部におけるP型のポリシリコン層とP型の拡散層
とを接続するための電源ラインコンタクト部において、
N型の不純物がリフロー膜からP型のポリシリコン層に
拡散し、コンタクト抵抗を増大させる原因となってい
る。そこで、電源ラインコンタクト用開口部の内側壁
に、上記したN型不純物の拡散を防止するための絶縁膜
側壁(サイド・ウォール)を形成する方法が考案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、最も微細なデザイン・ルールを用いているメモリセ
ルのシェアード・コンタクトの内側壁にも絶縁膜側壁が
形成されてしまうため、コンタクト面積が減少し、コン
タクト抵抗が増大する。このため、低電圧での動作特性
やデータの保持特性において問題があった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、リフロー膜から周辺回路の電源ライ
ンコンタクト部への不純物拡散を阻止してコンタクト抵
抗の増大を防止できると共に、メモリセル領域のシェア
ード・コンタクト部における抵抗増大をも防止すること
ができるSRAM装置およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のSRAM
装置は、一対の第1導電型のドライバ用MOSトランジ
スタ、一対の第1導電型のアクセス用MOSトランジス
タ、および一対の第2導電型の負荷用薄膜トランジスタ
を含むメモリセル領域と、電源ラインコンタクト領域を
含む周辺回路領域と、これらの各トランジスタおよび電
源ラインコンタクト領域を覆うように形成された平坦化
絶縁膜とを備えたSRAM装置であって、前記メモリセ
ル領域の平坦化絶縁膜に形成されたシェアード・コンタ
クト用開口部と、このシェアード・コンタクト用開口部
を覆って形成され、前記ドライバ用MOSトランジスタ
のゲート電極および前記アクセス用MOSトランジスタ
のソース・ドレイン領域の双方に対して同時に電気的に
接続された前記負荷用薄膜トランジスタのゲート電極
と、前記周辺回路領域における電源ラインコンタクト領
域の周囲に形成され、前記平坦化絶縁膜からの不純物拡
散を防護する絶縁膜側壁とを備えている。
【0006】請求項2記載のSRAM装置は、第1導電
型の半導体基体上に形成された第2導電型の半導体層を
含むメモリセル領域と、前記第1導電型の半導体基体上
に形成された電源ラインコンタクト領域を含む周辺回路
領域とを備えると共に、前記メモリセル領域の第2導電
型半導体層上に形成された一対の第1導電型のドライバ
用MOSトランジスタおよび一対の第1導電型のアクセ
ス用MOSトランジスタ、並びに前記メモリセル領域に
設けられた一対の第2導電型の負荷用薄膜トランジスタ
を備えるSRAM装置であって、前記周辺回路領域にお
ける第1導電型の半導体基体の表面近傍に形成された第
2導電型の不純物拡散層と、前記ドライバ用MOSトラ
ンジスタおよびアクセス用MOSトランジスタ並びに前
記不純物拡散層を覆うように選択的に形成された平坦化
絶縁膜と、前記ドライバ用MOSトランジスタのゲート
電極および前記アクセス用MOSトランジスタのソース
・ドレイン領域の双方に対して同時に電気的に接続させ
るために前記平坦化絶縁膜に選択的に設けられた第1の
開口部と、この第1の開口部を覆うように形成された前
記負荷用薄膜トランジスタのゲート電極と、前記平坦化
絶縁膜の周辺回路部に対応する領域に設けられた第2の
開口部と、この第2の開口部によってその底部に形成さ
れた、前記第2導電型の不純物拡散層に対する電源ライ
ンコンタクト領域と、この電源ラインコンタクト領域が
形成された前記第2の開口部の内側壁に、前記平坦化絶
縁膜からの不純物拡散を防護するために形成された絶縁
膜側壁と、前記メモリセル領域の負荷用薄膜トランジス
タのゲート電極を含む平坦化絶縁膜上に形成された絶縁
膜と、この絶縁膜の前記メモリセル領域における負荷用
薄膜トランジスタのゲート電極に対応する領域に選択的
に形成された第3の開口部と、前記絶縁膜の周辺回路領
域における電源ラインコンタクト領域に対応する領域に
選択的に形成された第4の開口部と、前記第3の開口部
および第4の開口部を覆うように形成され、前記負荷用
薄膜トランジスタのチャネル領域、ソース・ドレイン領
域および電源ラインとなる導電層とを備えている。
【0007】請求項3記載のSRAM装置は、請求項2
記載のSRAM装置において、さらに、前記負荷用薄膜
トランジスタのゲート電極のエッジ部に絶縁膜側壁を設
けたものである。
【0008】請求項4記載のSRAM装置は、請求項1
ないし3のいずれか1に記載のSRAM装置において、
前記平坦化絶縁膜を第1導電型の不純物を含むリフロー
膜で構成したものである。
【0009】請求項5記載のSRAM装置の製造方法
は、一対の第1導電型のドライバ用MOSトランジスタ
と一対の第1導電型のアクセス用MOSトランジスタと
一対の第2導電型の負荷用薄膜トランジスタとを含むメ
モリセル領域と、第1導電型の半導体基体に形成された
第2導電型不純物拡散層と前記負荷用薄膜トランジスタ
の配線層との電源ラインコンタクト領域を含む周辺回路
領域とを備えたSRAM装置の製造方法であって、前記
メモリセル領域の前記半導体基体上に前記ドライバ用M
OSトランジスタとアクセス用MOSトランジスタとを
形成する工程と、前記ドライバ用MOSトランジスタお
よびアクセス用MOSトランジスタ、並びに周辺回路領
域の前記第2導電型不純物拡散層を覆うように平坦化絶
縁膜を形成する工程と、前記平坦化絶縁膜に、前記ドラ
イバ用MOSトランジスタのゲート電極および前記アク
セス用MOSトランジスタのソース・ドレイン領域の双
方に対して同時に電気的に接続させるための第1の開口
部を形成する工程と、前記第1の開口部を覆うように前
記負荷用薄膜トランジスタのゲート電極を選択的に形成
する工程と、前記平坦化絶縁膜の前記周辺回路部に対応
する領域に第2の開口部を形成して前記第2導電型不純
物拡散層に対する電源ラインコンタクト領域を形成する
工程と、前記電源ラインコンタクト領域が形成された前
記第2の開口部の内側壁に、前記平坦化絶縁膜からの不
純物拡散を防護するための絶縁膜側壁を選択的に形成す
る工程と、前記メモリセル領域の負荷用薄膜トランジス
タのゲート電極を含む平坦化膜上に絶縁膜を形成する工
程と、前記絶縁膜のメモリセル領域における負荷用薄膜
トランジスタのゲート電極領域に対応する領域に第3の
開口部、また、前記絶縁膜の周辺回路領域における電源
ラインコンタクト領域に対応する領域に第4の開口部を
それぞれ選択的に形成する工程と、前記第3の開口部お
よび第4の開口部を覆うようにして、前記負荷用薄膜ト
ランジスタのチャネル領域、ソース・ドレイン領域およ
び電源ラインとなる導電層を形成する工程とを含んでい
る。
【0010】請求項6記載のSRAM装置の製造方法
は、請求項5記載のSRAM装置の製造方法において、
前記第1の開口部の形成と、前記第2の開口部の形成と
を同一の工程で行うように構成したものである。
【0011】請求項7記載のSRAM装置の製造方法
は、請求項5記載のSRAM装置の製造方法において、
前記絶縁膜側壁を形成する工程において同時に前記負荷
用薄膜トランジスタのゲート電極のエッジ部にも絶縁膜
側壁を設けるように構成したものである。
【0012】請求項8記載のSRAM装置の製造方法
は、請求項5または6記載のSRAM装置の製造方法に
おいて、前記平坦化絶縁膜を第1導電型の不純物を含む
リフロー膜で構成したものである。
【0013】
【作用】請求項1記載のSRAM装置では、前記負荷用
薄膜トランジスタのゲート電極はシェアード・コンタク
ト用開口部を覆って形成され、このゲート電極がドライ
バ用MOSトランジスタのゲート電極およびアクセス用
MOSトランジスタのソース・ドレイン領域の双方に対
して同時かつ直接に接続している。すなわち、シェアー
ド・コンタクト部では絶縁膜側壁が形成されていないた
め、従来構造に比べてコンタクト面積が大きくなる。
【0014】請求項2記載のSRAM装置または請求項
5記載のSRAM装置の製造方法で製造されたSRAM
装置では、第1の開口部において、ドライバ用MOSト
ランジスタのゲート電極および前記アクセス用MOSト
ランジスタのソース・ドレイン領域の双方と、負荷用薄
膜トランジスタのゲート電極との間は直接接続されてお
り、このコンタクト部には絶縁膜側壁が形成されていな
いため、コンタクト面積が大きくなる。
【0015】請求項3記載のSRAM装置または請求項
6記載のSRAM装置の製造方法で製造されたSRAM
装置では、さらに、負荷用薄膜トランジスタのゲート電
極のエッジ部にも第2の絶縁膜側壁が設けられているた
め、このエッジ部に丸みができ、この上に形成されるゲ
ート絶縁膜がこのエッジ部で薄くなることがない。
【0016】請求項4記載のSRAM装置または請求項
7記載のSRAM装置の製造方法で製造されたSRAM
装置では、平坦化絶縁膜を第1導電型の不純物を含むリ
フロー膜で構成した場合であっても、この不純物の拡散
は絶縁膜側壁によって阻止され、第2導電型の電源ライ
ンコンタクトに対しコンタクト抵抗の増大という悪影響
を与えることがない。
【0017】請求項6記載のSRAM装置の製造方法で
は、前記第1の開口部の形成と、前記第2の開口部の形
成とが同一の工程で行われるため、工程を削減できる。
【0018】請求項7記載のSRAM装置の製造方法で
は、第2の絶縁膜側壁は、第2の開口部の内側壁に形成
される絶縁膜側壁と同時に形成されるため、工程が増え
ることがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係るSRAM装
置の断面構成を表し、図2はこのSRAM装置の回路構
成を表すものである。なお、図2において符合WLはワ
ードライン、符合BLおよび/BLはそれぞれビットラ
イン、ビットバーライン、符合Vddは電源ラインを示
す。
【0021】このSRAM装置は、メモリセル形成領域
11と周辺回路部12とを含んでいる。メモリセル形成
領域11には、アクセス用MOSトランジスタであるN
MOSトランジスタ13(13′)と、ゲート・拡散領
域自己整合型のドライバ・トランジスタであるNMOS
トランジスタ14(14′)と、負荷トランジスタとし
てのP型のTFT15(15′)とが形成され、周辺回
路部12には、電源ライン(Vdd)としての多結晶シ
リコン層56とP+ 型不純物領域37との電源ラインコ
ンタクト19と、P+ 型不純物領域37に対するプラグ
領域としてのコンタクト電極16と、積層アルミニウム
配線層17が形成されている。これらの各部分はシリコ
ン基体21を基板として形成されている。
【0022】メモリセル形成領域11のシリコン基体2
1上にはP型ウェル領域23が形成され、このP型ウェ
ル領域23および周辺回路部12のシリコン基体21上
には、部分的に素子分離領域としてのシリコン酸化膜2
2が形成されている。このシリコン酸化膜22によって
区画されたメモリセル形成領域11のP型ウェル領域2
3上には、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain) 構造
のNMOSトランジスタ13が形成されている。すなわ
ち、P型ウェル領域23上に形成されたシリコン酸化膜
24(ゲート絶縁膜)を介してNMOSトランジスタの
ゲート電極としてのポリサイド層27が形成され、パタ
ーニングされたゲート電極に隣接するP型ウェル領域2
3の表面近傍には、低濃度の不純物拡散領域であるN-
型不純物領域29が形成されている。ゲート電極として
のポリサイド層27の側面にはシリコン酸化膜側壁35
が形成され、これと自己整合的にP型ウェル領域23表
面近傍に高濃度不純物拡散領域であるN+ 型不純物領域
36が形成されている。
【0023】ポリサイド層27の上部には、層間絶縁膜
としてのシリコン酸化膜38を介してポリサイド層43
が接地ラインとして設けられ、さらにこれを覆ってシリ
コン酸化膜45(平坦化絶縁膜)が形成されている。そ
して、このシリコン酸化膜45、シリコン酸化膜38を
貫通してシェアード・コンタクト用開口部46(第1の
開口部)が形成されている。
【0024】シリコン酸化膜45(平坦化絶縁膜)上に
は、TFT15のゲート電極となる多結晶シリコン層4
7が形成されている。この多結晶シリコン層47はシェ
アード・コンタクト用開口部46まで延びて、NMOS
トランジスタのゲート電極としてのポリサイド層27お
よびNMOSトランジスタ13のソース・ドレイン領域
としての拡散領域(N- 型不純物領域29、N+ 型不純
物領域36)に対して同時に接続されている。
【0025】多結晶シリコン層47上には一部に開口部
(第3の開口部)53を有するシリコン酸化膜52が形
成され、さらにその上にはTFT15のチャネル領域、
ソース・ドレイン領域および電源ラインとしての多結晶
シリコン層56が形成され、開口部53において多結晶
シリコン層47と接続している。シェアード・コンタク
ト用開口部46における多結晶シリコン層47上の一部
には、シリコンナイトライド側壁51−2が形成されて
いる。
【0026】そして、以上の素子構造を覆うようにして
層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜57が形成されてい
る。
【0027】一方、周辺回路部12においては、素子分
離領域であるシリコン酸化膜22によって区画されたシ
リコン基体21の表面近傍に、電源ラインコンタクト領
域としてのP+ 型不純物領域37が形成されている。こ
のP+ 型不純物領域37上にはシリコン酸化膜38,4
5,52が形成されている。そして、これらのシリコン
酸化膜38,45,52を貫通するようにして電源ライ
ンコンタクト用開口部48(第2の開口部)が形成され
ている。シリコン酸化膜52上には、メモリセル形成領
域11において電源ラインとして用いられる多結晶シリ
コン層56が形成され、電源ラインコンタクト用開口部
48の内部にまで延びてP+ 型不純物領域37と直接接
続している。この電源ラインコンタクト用開口部48の
内側壁と多結晶シリコン層56との間には、BPSG
(ボロン・リン・シリケート・ガラス)等のリフロー膜
であるシリコン酸化膜45に含まれるN型不純物のリン
がP型の多結晶シリコン層56に拡散するのを防止する
ためのシリコンナイトライド側壁51−1が形成されて
いる。
【0028】メモリセル形成領域11の多結晶シリコン
層56の上にはシリコン酸化膜57が形成されている。
シリコン酸化膜57,52,45,38には、これらを
貫通してP+ 型不純物領域37に達するコンタクト孔5
8が形成され、チタン/チタンナイトライド層61等と
タングステン層62とによって埋められている。そし
て、タングステン層62は、チタン/チタンナイトライ
ド層63、アルミニウム層64およびチタンナイトライ
ド層65からなる所定パターンの第1層目の積層アルミ
ニウム配線に接続されている。
【0029】本実施例のSRAM装置では、負荷用薄膜
トランジスタ56のゲート電極(多結晶シリコン層4
7)はシェアード・コンタクト用開口部46を覆って形
成され、このゲート電極(多結晶シリコン層47)がド
ライバ用MOSトランジスタ14のゲート電極(ポリサ
イド層27)およびアクセス用MOSトランジスタ13
のソース・ドレイン領域(N- 型不純物領域29、N+
型不純物領域36)の双方に対して同時かつ直接に接続
している。すなわち、シェアード・コンタクト部には絶
縁膜側壁が形成されていないため、コンタクト面積が大
きくなる。
【0030】次に、以上のような構成のSRAM装置の
製造方法を説明する。
【0031】まず、図3に示すように、膜厚が400n
m程度のシリコン酸化膜22をLOCOS(Local Oxida
tion of Silicon)法によってN型のシリコン基体21の
表面に選択的に形成する。これにより、シリコン酸化膜
22が形成された素子分離領域とシリコン酸化膜22に
囲まれた素子活性領域との区画がなされる。
【0032】次に、図4に示すように、メモリセル形成
領域11のシリコン基体21中にボロン(B)を選択的
にイオン注入してP型ウェル領域23を形成した後、ゲ
ート絶縁膜としてのシリコン酸化膜24を素子活性領域
の表面に形成する。そして、CVD(Chemical Vapour
Deposition) 法やスパッタリング法等によって、膜厚が
共に70〜150nm程度である多結晶シリコン層25
とタングステンシリコン層26等のシリサイド層とを順
次に堆積させてポリサイド層27を形成し、さらにこの
ポリサイド層27をパターニングしてNMOSトランジ
スタ13のゲート電極を形成する。周辺回路部12のポ
リサイド層27は除去する。そして、メモリセル形成領
域11では、ゲート電極と自己整合的にN- 型不純物領
域29を形成する。すなわち、メモリセル形成領域11
のソース・ドレイン形成領域28以外の部分をレジスト
(図示せず)で覆い、このレジストをマスクにして砒素
(AS )をイオン注入し、低濃度のN- 型不純物領域2
9を形成する。同様にして、周辺回路部12の電源ライ
ンコンタクト部領域31には、ボロンをイオン注入して
低濃度のP- 型不純物領域32を形成する。
【0033】次に、図5に示すように、全面にCVD法
でシリコン酸化膜を堆積させた後、これを異方性エッチ
ングしてゲート電極としてのポリサイド層27の側面に
シリコン酸化膜側壁35を形成し、さらにこのシリコン
酸化膜側壁35と自己整合的に高濃度のN+ 型不純物領
域36を形成する。すなわち、メモリセル形成領域11
のソース・ドレイン形成領域28以外の部分を再びレジ
スト(図示せず)で覆い、このレジストおよびシリコン
酸化膜側壁35をマスクにして高濃度の砒素をイオン注
入し、N+ 型不純物領域36を形成する。こうして、L
DD構造のNMOSトランジスタ13が形成される。同
様にして、周辺回路部12の電源ラインコンタクト領域
31には、高濃度のボロンをイオン注入してP+ 型不純
物領域37を形成する。
【0034】次に、図6に示すように、シリコン酸化膜
38等の層間絶縁膜を形成した後、CVD法やスパッタ
リングにより、膜厚が共に30〜100nm程度である
多結晶シリコン層41とタングステンシリコン層42等
のシリサイド層とを順次に堆積させて、ポリサイド層4
3を形成し、さらにこのポリサイド層43をパターニン
グしてメモリセル形成領域11の接地ライン(Vss)
層とする。
【0035】次に、図7に示すように、平坦化絶縁膜
(シリコン酸化膜45)としてBPSG(ボロン・リン
・シリケートガラス)等を200〜500nm形成し、
850〜900°Cの温度でアニールして、リフローに
より平坦化させる。
【0036】次に、図8に示すように、メモリセル形成
領域11において、NMOSトランジスタ13のゲート
電極としてのポリサイド層27並びにソース・ドレイン
領域(拡散層)としてのN- 型不純物領域29およびN
+ 型不純物領域36に対して同時にコンタクトをとるた
めのシェアード・コンタクト用開口部46(第1の開口
部)を形成する。そして、図9に示すように、TFTの
ゲート電極となる多結晶シリコン層47を30〜70n
m程度の膜厚で形成し、さらにその全面にN型不純物で
ある砒素をイオン注入したのち、これをパターニングす
る。この時点で、シェアード・コンタクト用開口部46
において、NMOSトランジスタ13のゲート電極とし
てのポリサイド層27とTFTのゲート電極としての多
結晶シリコン層47との電気的接続が完了する。
【0037】次に、図10に示すように、周辺回路部1
2の電源ラインコンタクト領域31の一部に、レジスト
(図示せず)をマスクとしたエッチングにより、電源
(Vdd)ラインコンタクト用開口部48(第2の開口
部)を形成する。
【0038】次に、図11に示すように、全面にシリコ
ンナイトライド(Si3 4 )層を5〜20nm程度の
膜厚で形成し、これを全面RIE(Reactive Ion Etchin
g ;反応性イオンエッチング)によりエッチングするこ
とにより、電源ラインコンタクト用開口部48の内側壁
にシリコンナイトライド側壁51−1を形成する。この
シリコンナイトライド側壁51−1の存在により、リフ
ロー膜としてのシリコン酸化膜45に含まれるN型のリ
ンが後述するP型の多結晶シリコン層56に拡散する現
象を防止することができる。また、このRIE工程にお
いては、メモリセル形成領域11のシェアード・コンタ
クト用開口部46の内側壁にもシリコンナイトライド側
壁51−2が形成されるが、NMOSトランジスタ13
のゲート電極としてのポリサイド層27とTFTのゲー
ト電極としての多結晶シリコン層47との接続は既に完
了しているため、従来のようにコンタクト面積の減少に
伴う接触抵抗の増大という問題は生じない。また、この
RIE工程においては、TFTのゲート電極としての多
結晶シリコン層47のエッジ部側壁にもシリコンナイト
ライド側壁51−3,51−4が形成される。
【0039】次に、図12に示すように、TFT15の
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜52をCVD等によ
り20〜50nm程度の膜厚で全面に形成する。このと
き、上記のように多結晶シリコン層47のエッジ部側壁
にもシリコンナイトライド側壁51−3,51−4が形
成され、エッジ部が丸みを帯びているため、このエッジ
部におけるゲート絶縁膜(シリコン酸化膜52)の膜厚
が薄くなるという不具合がなく、TFT15のゲート耐
圧が向上する。
【0040】次に、図13に示すように、メモリセル形
成領域11に、TFT15のゲート電極(多結晶シリコ
ン層47)とコンタクトをとるための開口部53(第3
の開口部)を形成する。これと同時に、周辺回路部12
の電源ラインコンタクト用開口部48を含む領域にシリ
コン基体21とコンタクトをとるための開口部54(第
4の開口部)を形成する。これにより、電源ラインコン
タクト用開口部48の底部のシリコン酸化膜52が除去
される。
【0041】次に、図14に示すように、CVD等によ
り、TFT15のチャネル領域およびソース・ドレイン
領域となる多結晶シリコン層56を10〜20nm程度
の膜厚で形成し、これをパターニングした後、TFT1
5のソース・ドレイン領域の多結晶シリコン層56およ
び周辺回路部12の電源ラインコンタクト部の多結晶シ
リコン層56にP型不純物であるボロンをイオン注入
し、P型の高濃度不純物領域を形成する。これにより、
TFT15のチャネル領域および電源ラインの形成が完
了する。なお、ゲートに対してドレイン領域を離間させ
て形成したオフセット領域を設けると共に、低濃度のP
型領域をドレイン側に形成することにより、ドレイン電
界を緩和させることができ、オン電流を低下させずにオ
フ電流を低減することができる。多結晶シリコン層56
は、メモリセル形成領域11においてTFT15のゲー
ト電極を構成する多結晶シリコン層47と接続される。
この多結晶シリコン層56は、メモリセル形成領域11
において電源ラインとして用いられると共に、周辺回路
部12の電源ラインコンタクト領域31まで引き出さ
れ、電源ラインコンタクト用開口部48の底部におい
て、シリコン基体21に形成されたP+ 型不純物領域3
7に直接接続される。
【0042】次に、層間絶縁膜としてBPSG等のリフ
ロー膜57を形成し、これを平坦化した後、周辺回路部
12に選択的にコンタクト孔58を形成する。そして、
このコンタクト孔58をバリアメタル層及び密着層とし
てのチタン/チタンナイトライド(Ti/TiN)層6
1等とタングステン層62とからなるプラグで埋め込ん
だ後、バリアメタル層等としてのチタン/チタンナイト
ライド層63とCuを含有するアルミニウム層64とを
形成し、さらに反射防止層等としてのチタンナイトライ
ド層65を形成した後、これらをパターニングして、第
1層目の積層アルミニウム配線を形成する。こうして、
図1に示したSRAM装置が出来上がる。さらにこの
後、図示はしないが、層間絶縁膜と第2層目の積層アル
ミニウム配線とを形成し、さらにプラズマCVD法によ
ってオーバコート膜としてのシリコンナイトライド(S
iN)層を形成することによって全製造工程を終了す
る。
【0043】なお、本実施例では、従来の工程に比べて
マスクを1枚削減することができる。その理由を以下に
説明する。
【0044】従来は、TFTのゲート電極となる多結晶
シリコン層47に対して2枚のマスクを用いてイオン注
入により2種類(P型/N型)の不純物を注入し、2種
類の多結晶シリコン層を作り分けていた。具体的には、
メモリセル形成領域11では多結晶シリコン層47をN
型にしてTFTのゲートを形成し、これをポリサイド層
27およびN型の拡散層(N+ 型不純物領域36)に接
続させていた。これは、多結晶シリコン層47をP型に
するとPN接合が逆方向になり、コンタクト抵抗が増大
するからである。一方、周辺回路部12の電源ラインコ
ンタクト領域では多結晶シリコン層47をP型にし、こ
れを介してP型拡散層(P+ 型不純物領域37)と電源
ラインとしての多結晶シリコン層56とを接続してい
た。
【0045】これに対し本実施例では、電源ラインとし
ての多結晶シリコン層56からP型拡散層(P+ 型不純
物領域37)に対するコンタクトを形成するのにマスク
を1枚用いるものの、多結晶シリコン層47をP/N2
種類の導電型に作り分けるという方法をとらず、多結晶
シリコン層56とP型拡散層(P+ 型不純物領域37)
とを直接接続する方法をとるようにしている。このた
め、2種類の導電型への作り分けに必要な2枚のマスク
を削減することができ、結局マスクを1枚削減すること
ができる。
【0046】次に本発明の他の実施例に係るSRAM装
置の製造方法を説明する。本製造方法の前半部分(図3
〜図7)は上記の製造方法と同様であるので、その説明
は省略する。
【0047】本実施例の製造方法では、図7に示したよ
うに、シリコン酸化膜45を形成してリフローにより平
坦化させた後、図15に示すように、レジスト(図示せ
ず)をマスクとした選択的エッチングにより、メモリセ
ル形成領域11にシェアード・コンタクト用開口部46
を形成すると同時に、周辺回路部12の電源ラインコン
タクト領域31上の一部に電源ラインコンタクト用開口
部48を形成する。
【0048】そして、図16に示すように、TFTのゲ
ート電極となる多結晶シリコン層47を30〜70nm
程度の膜厚で形成し、さらにその全面にN型不純物であ
る砒素をイオン注入したのち、これをパターニングす
る。このとき、周辺回路部12の多結晶シリコン層47
はエッチングによって除去する。この際、図示のよう
に、電源ラインコンタクト用開口部48の底部のP+
不純物領域37も削られるため、この削られる量が大き
い場合には、後の工程で形成される多結晶シリコン層5
6との間で電源ラインコンタクトがとれなくなるおそれ
がある。この問題は、後述するように、後の工程で形成
される多結晶シリコン層56からのP型不純物(ボロ
ン)の拡散によって新たなコンタクト領域を形成するこ
とにより解消される。
【0049】以下の工程は上記の実施例の場合(図11
〜図14)と同様である。すなわち、図11に示すよう
に、電源ラインコンタクト用開口部48の内側壁にシリ
コンナイトライド側壁51−1を形成し、リフロー膜と
してのシリコン酸化膜45に含まれるN型不純物のリン
のP型の多結晶シリコン層56への拡散を防止すると共
に、図12に示すように、TFT15のゲート絶縁膜と
なるシリコン酸化膜52を全面に形成し、さらに図13
に示すように、メモリセル形成領域11に開口部53を
形成すると同時に、周辺回路部12に開口部54を形成
して電源ラインコンタクト用開口部48の底部のシリコ
ン酸化膜52を除去する。そして、図14に示すよう
に、多結晶シリコン層56を形成し、これをパターニン
グした後、TFT15のソース・ドレイン領域の多結晶
シリコン層56および周辺回路部12の電源ラインコン
タクト部の多結晶シリコン層56にボロンをイオン注入
し、P型の高濃度不純物領域を形成することによって、
TFT15のチャネル領域および電源ラインの形成を完
了する。このとき、上記のように、多結晶シリコン層5
6にイオン注入したP型不純物としてのボロンがシリコ
ン基体21に拡散し、電源ラインコンタクト用開口部4
8の底部の削られた部分に新たなP+ 型不純物領域37
が形成されるため、ここに電源ラインコンタクトが良好
に形成される。そして、この後、リフロー膜57を形成
して平坦化した後、周辺回路部12にコンタクト孔58
を形成してタングステン層62等のプラグで埋め、各層
の積層アルミニウム配線を形成する工程等も上記実施例
と同様である。
【0050】本実施例では、図15に示したように、メ
モリセル形成領域11におけるシェアード・コンタクト
用開口部46の形成と同時に周辺回路部12における電
源ラインコンタクト用開口部48を形成するようにした
ので、上記実施例の場合に比べてマスクをさらに1枚削
減することができ、結局従来に比べて2枚のマスクを削
減することができることになる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のSRAM
装置およびその製造方法によれば、負荷用薄膜トランジ
スタのゲート電極をシェアード・コンタクト用開口部を
覆うように形成して、このゲート電極がドライバ用MO
Sトランジスタのゲート電極およびアクセス用MOSト
ランジスタのソース・ドレイン領域の双方に対して同時
かつ直接に接続するようにしたので、このシェアード・
コンタクト部には絶縁膜側壁が形成されず、コンタクト
面積が小さくなることがない。このため、コンタクト抵
抗の増大を防止することができ、低電圧ドレイン特性や
データ保持特性を向上させることができるという効果が
ある。
【0052】特に、請求項3記載のSRAM装置または
請求項6記載のSRAM装置の製造方法では、さらに、
負荷用薄膜トランジスタのゲート電極のエッジ部にも第
2の絶縁膜側壁を設けるようにしたので、このエッジ部
におけるゲート絶縁膜の膜厚が薄くなることが防止され
る。したがって、負荷用薄膜トランジスタのゲート耐圧
を向上させることができるという効果がある。
【0053】また、請求項4記載のSRAM装置または
請求項7記載のSRAM装置の製造方法では、平坦化絶
縁膜を第1導電型の不純物を含むリフロー膜で構成した
場合であっても、この不純物の拡散は絶縁膜側壁によっ
て阻止されるため、第2導電型の電源ラインコンタクト
に対しコンタクト抵抗の増大という悪影響を与えること
がなく、高信頼性のSRAM装置を得ることができる。
【0054】また、請求項7記載のSRAM装置の製造
方法では、ドライバ用MOSトランジスタのゲート電極
およびアクセス用MOSトランジスタのソース・ドレイ
ン領域の双方に対して同時にコンタクトをとるための第
1の開口部の形成と同時に、周辺回路部における電源ラ
インコンタクト領域を形成するための第2の開口部を形
成することとしたので、工程を削減でき、製造コストを
低減することができる。
【0055】また、請求項7記載のSRAM装置の製造
方法では、第2の絶縁膜側壁は、第2の開口部の内側壁
に形成される絶縁膜側壁と同時に形成されるため、工程
が増えることがない。したがって、製造コストを増大さ
せることなく、高信頼性の負荷用薄膜トランジスタを製
造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るSRAM装置を表す側
断面図である。
【図2】このSRAM装置の回路構成を表す回路図であ
る。
【図3】図1のSRAM装置の製造方法の最初の工程を
説明するための側断面図である。
【図4】図3に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図7】図6に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図8】図7に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図9】図8に続く工程を説明するための側断面図であ
る。
【図10】図9に続く工程を説明するための側断面図で
ある。
【図11】図10に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図12】図11に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図13】図12に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図14】図13に続く工程を説明するための側断面図
である。
【図15】本発明の他の実施例に係るSRAM装置の製
造方法の一部の工程を説明するための側断面図である。
【図16】図15に続く工程を説明するための側断面図
である。
【符号の説明】
11 メモリセル形成領域 12 周辺回路部 13 NMOSトランジスタ(アクセス用MOSトラン
ジスタ) 14 NMOSトランジスタ(ドライバ用MOSトラン
ジスタ) 15 TFT(負荷用薄膜トランジスタ) 16 コンタクト電極 17 積層アルミニウム配線層 21 シリコン基体 22 シリコン酸化膜(素子分離膜) 23 P型ウェル領域 24 シリコン酸化膜(ゲート絶縁膜) 27 ポリサイド層 29 N- 型不純物領域 31 電源ラインコンタクト領域 32 P- 型不純物領域 35 シリコン酸化膜側壁 36 N+ 型不純物領域(ソース・ドレイン領域) 37 P+ 型不純物領域 38 シリコン酸化膜 43 ポリサイド層 45 シリコン酸化膜 46 シェアード・コンタクト用開口部(第1の開口
部) 47 多結晶シリコン層 48 電源ラインコンタクト用開口部(第2の開口部) 51−1〜51−4 シリコンナイトライド側壁(絶縁
膜側壁) 52 シリコン酸化膜(絶縁膜) 53 開口部(第3の開口部) 54 開口部(第4の開口部) 56 多結晶シリコン層(導電層) 57 シリコン酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 H01L 29/78 613 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の第1導電型のドライバ用MOSト
    ランジスタ、一対の第1導電型のアクセス用MOSトラ
    ンジスタ、および一対の第2導電型の負荷用薄膜トラン
    ジスタを含むメモリセル領域と、電源ラインコンタクト
    領域を含む周辺回路領域と、これらの各トランジスタお
    よび電源ラインコンタクト領域を覆うように形成された
    平坦化絶縁膜とを備えたSRAM装置であって、 前記メモリセル領域の平坦化絶縁膜に形成されたシェア
    ード・コンタクト用開口部と、 このシェアード・コンタクト用開口部を覆って形成さ
    れ、前記ドライバ用MOSトランジスタのゲート電極お
    よび前記アクセス用MOSトランジスタのソース・ドレ
    イン領域の双方に対して同時に電気的に接続された前記
    負荷用薄膜トランジスタのゲート電極と、 前記周辺回路領域における電源ラインコンタクト領域の
    周囲に形成され、前記平坦化絶縁膜からの不純物拡散を
    防護する絶縁膜側壁とを備えたことを特徴とするSRA
    M装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基体上に形成された
    第2導電型の半導体層を含むメモリセル領域と、前記第
    1導電型の半導体基体上に形成された電源ラインコンタ
    クト領域を含む周辺回路領域とを備えると共に、前記メ
    モリセル領域の第2導電型半導体層上に形成された一対
    の第1導電型のドライバ用MOSトランジスタおよび一
    対の第1導電型のアクセス用MOSトランジスタ、並び
    に前記メモリセル領域に設けられた一対の第2導電型の
    負荷用薄膜トランジスタを備えるSRAM装置であっ
    て、 前記周辺回路領域における第1導電型の半導体基体の表
    面近傍に形成された第2導電型の不純物拡散層と、 前記ドライバ用MOSトランジスタおよびアクセス用M
    OSトランジスタ並びに前記不純物拡散層を覆うように
    形成された平坦化絶縁膜と、 前記ドライバ用MOSトランジスタのゲート電極および
    前記アクセス用MOSトランジスタのソース・ドレイン
    領域の双方に対して同時に電気的に接続させるために前
    記平坦化絶縁膜に選択的に設けられた第1の開口部と、 この第1の開口部を覆うように形成された前記負荷用薄
    膜トランジスタのゲート電極と、 前記平坦化絶縁膜の周辺回路部に対応する領域に選択的
    に設けられた第2の開口部と、 この第2の開口部によってその底部に形成された、前記
    第2導電型の不純物拡散層に対する電源ラインコンタク
    ト領域と、 この電源ラインコンタクト領域が形成された前記第2の
    開口部の内側壁に、前記平坦化絶縁膜からの不純物拡散
    を防護するために形成された絶縁膜側壁と、 前記メモリセル領域の負荷用薄膜トランジスタのゲート
    電極を含む平坦化絶縁膜上に形成された絶縁膜と、 この絶縁膜の前記メモリセル領域における負荷用薄膜ト
    ランジスタのゲート電極に対応する領域に選択的に形成
    された第3の開口部と、 前記絶縁膜の周辺回路領域における電源ラインコンタク
    ト領域に対応する領域に選択的に形成された第4の開口
    部と、 前記第3の開口部および第4の開口部を覆うように形成
    され、前記負荷用薄膜トランジスタのチャネル領域、ソ
    ース・ドレイン領域および電源ラインとなる導電層とを
    備えたことを特徴とするSRAM装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記負荷用薄膜トランジスタの
    ゲート電極のエッジ部にも絶縁膜側壁が設けられたこと
    を特徴とする請求項2記載のSRAM装置。
  4. 【請求項4】 前記平坦化絶縁膜は第1導電型の不純物
    を含むリフロー膜であることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1に記載のSRAM装置。
  5. 【請求項5】 一対の第1導電型のドライバ用MOSト
    ランジスタと一対の第1導電型のアクセス用MOSトラ
    ンジスタと一対の第2導電型の負荷用薄膜トランジスタ
    とを含むメモリセル領域と、第1導電型の半導体基体に
    形成された第2導電型不純物拡散層と前記負荷用薄膜ト
    ランジスタの配線層との電源ラインコンタクト領域を含
    む周辺回路領域とを備えたSRAM装置の製造方法であ
    って、 前記メモリセル領域の前記半導体基体上に前記ドライバ
    用MOSトランジスタとアクセス用MOSトランジスタ
    とを形成する工程と、 前記ドライバ用MOSトランジスタおよびアクセス用M
    OSトランジスタ、並びに周辺回路領域の前記第2導電
    型不純物拡散層を覆うように平坦化絶縁膜を形成する工
    程と、 前記平坦化絶縁膜に、前記ドライバ用MOSトランジス
    タのゲート電極および前記アクセス用MOSトランジス
    タのソース・ドレイン領域の双方に対して同時に電気的
    に接続させるための第1の開口部を形成する工程と、 前記第1の開口部を覆うように前記負荷用薄膜トランジ
    スタのゲート電極を選択的に形成する工程と、 前記平坦化絶縁膜の前記周辺回路部に対応する領域に第
    2の開口部を形成して前記第2導電型不純物拡散層に対
    する電源ラインコンタクト領域を形成する工程と、 前記電源ラインコンタクト領域が形成された前記第2の
    開口部の内側壁に、前記平坦化絶縁膜からの不純物拡散
    を防護するための絶縁膜側壁を選択的に形成する工程
    と、 前記メモリセル領域の負荷用薄膜トランジスタのゲート
    電極を含む平坦化絶縁膜上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜のメモリセル領域における負荷用薄膜トラン
    ジスタのゲート電極領域に対応する領域に第3の開口
    部、また、前記絶縁膜の周辺回路領域における電源ライ
    ンコンタクト領域に対応する領域に第4の開口部をそれ
    ぞれ選択的に形成する工程と、 前記第3の開口部および第4の開口部を覆うようにし
    て、前記負荷用薄膜トランジスタのチャネル領域、ソー
    ス・ドレイン領域および電源ラインとなる配線層を形成
    する工程とを含むことを特徴とするSRAM装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の開口部の形成と、前記第2の
    開口部の形成とを同一の工程で行うことを特徴とする請
    求項5記載のSRAM装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜側壁を形成する工程におい
    て、同時に、前記負荷用薄膜トランジスタのゲート電極
    のエッジ部にも絶縁膜側壁を設けることを特徴とする請
    求項5記載のSRAM装置。
  8. 【請求項8】 前記平坦化絶縁膜は第1導電型の不純物
    を含むリフロー膜であることを特徴とする請求項5また
    は6記載のSRAM装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6169313B1 (en) 1998-12-21 2001-01-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Static semiconductor memory device
KR100299805B1 (ko) * 1997-09-18 2001-09-06 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 반도체기억장치및그제조방법
US6812493B2 (en) 2000-04-04 2004-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thin-film semiconductor element and method of producing same
KR100450653B1 (ko) * 1997-05-20 2005-02-28 삼성전자주식회사 복수의도전층을이용한반도체장치의부하저항소자

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