JPH08293062A - 電子レンジ内蔵の自動販売機 - Google Patents

電子レンジ内蔵の自動販売機

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JPH08293062A
JPH08293062A JP9504995A JP9504995A JPH08293062A JP H08293062 A JPH08293062 A JP H08293062A JP 9504995 A JP9504995 A JP 9504995A JP 9504995 A JP9504995 A JP 9504995A JP H08293062 A JPH08293062 A JP H08293062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
product
vending machine
microwave oven
conveyor belt
Prior art date
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Application number
JP9504995A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanabe
武士 田辺
Yasuhiro Fujii
泰浩 藤井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ベルトのみで商品の加熱室への搬入,搬
出、商品取出口への送出を行うことにより、加熱室内で
のマイクロ波損失を最少に抑え、加熱効率の低下を防止
する。 【構成】 加熱室8の奥部から商品取出口6の上部にか
けて搬送ベルト4を設け、搬送ベルト4の一端(加熱室
奥側端)を自由端として他端をドラム9に固着し、ドラ
ム9を加熱室8と商品取出口6との間に回動自在に設
け、ドラム9を正逆回動させる可逆転式モータを設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室と、該加熱室に
マイクロ波を供給し商品を加熱するマイクロ波加熱手段
と、上記加熱室の開口を上下若しくは前後に移動し開閉
するスライドドアと、該スライドドアを駆動する駆動手
段とから電子レンジを形成し、該電子レンジを販売機本
体に内蔵し、該販売機本体内に設けられた商品ラックか
ら搬出した商品を上記電子レンジの加熱室へ搬入して加
熱した後、該電子レンジから商品を取り出し販売機本体
の商品取出口へ送出する電子レンジ内蔵の自動販売機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍商品等の商品を販売する自動販売機
において、その販売機本体に電子レンジを内蔵し、販売
命令に基づき商品ラックから払い出した商品を電子レン
ジに搬入してマイクロ波により解凍,加熱調理した後、
商品を電子レンジより搬出して商品取出口へ送出するよ
うにした電子レンジ内蔵の自動販売機が特開平6−44
456号公報、特開平7−6262号公報に開示されて
いる。
【0003】このような従来の電子レンジ内蔵の自動販
売機を図4とともに説明する。
【0004】販売機本体21には、箱形の商品(例えば
タコ焼きや焼きそば等)22を収納したしたラック(例
えばスパイラル式商品ラック)23が冷凍庫(図示せ
ず)内に設けられ、該商品ラック23の下部に商品23
を図示しない可逆転式モータ(DCモータ)で駆動され
る水平コンベア24上に落下させる(導く)シュータ2
5が設けられていた。
【0005】上記水平コンベア24は商品23を水平移
動させる水平搬送ベルトを有し、該水平コンベア24は
垂直方向に移動可能に設けられており、この水平コンベ
ア24は垂直方向の上位置で電子レンジ26の加熱室2
7の開口の下端と略同一位置に位置し、この位置で商品
23を該加熱室27への搬入、搬出商品取出口28への
送出を行い、上記の動作時以外は垂直方向の下位置の待
機位置で待機している。
【0006】上記電子レンジ26はその加熱室27の底
部に上記水平コンベア24から搬入される商品23を加
熱室27内へ入れ、加熱調理後の商品23を加熱室27
外へ送り出して上記水平コンベア24に移す図示しない
DCモータで駆動されるコンベア29が設けられ、上記
加熱室27の開口を開閉するスライドドア30が上下に
移動可能に設けられ、該スライドドア30を上下に移動
させる図示しないDCモータで駆動されるプーリ31が
設けられ、上記加熱室27へマイクロ波を供給するマグ
ネトロン32が設けられ、該マグネトロン32からのマ
イクロ波を撹拌する回転アンテナ33が設けられてい
た。
【0007】上記構成の電子レンジ内蔵の自動販売機
は、販売命令に基づき商品ラック23から商品22をシ
ュータ25を介して水平コンベア24(上位置)上へ落
下させ、スライドドア30をプーリ31により上へ移動
させて加熱室27の開口を開成した後コンベア24で水
平(加熱室27側、図示右側)へ移動させてコンベア2
9へ移し、該コンベア29は商品22が加熱室27の中
央に位置するように移動させ、上記スライドドア30を
下へ移動させて上記加熱室27の開口を閉成し、マグネ
トロン32からマイクロ波を上記加熱室27へ供給して
上記商品22の加熱調理を行う。
【0008】そして、加熱調理終了後、上記コンベア2
9で上記商品22を上記加熱室27から搬出して上記水
平コンベア24へ移し、該水平コンベア24が上記商品
22を水平(図示左側)へ移動させ商品取出口28へ送
出し、送出終了後、上記水平コンベア24が下位置(待
機位置)へ移動して販売待機状態へ戻り、一連の商品販
売動作を終了していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電子レンジ
内蔵の自動販売機は、水平コンベアとコンベアとが別個
に構成されているため、構造及び制御が複雑になる。ま
た、コンベアが搬送ベルトやローラ等多数の誘電体部品
で構成されているため、マイクロ波が商品だけでなくコ
ンベアにも吸収され、商品へ照射されるマイクロ波の量
が少なくなり、加熱効率が悪くなっていた。
【0010】上記コンベアが商品の搬入,搬出を行うた
めに回動するため、コンベアと加熱室の側壁との間に隙
間を設ける必要があり、商品から零れた商品汁や水蒸気
がこの隙間から加熱室の底に侵入して加熱室の底が汚れ
ると、コンベアが邪魔になり加熱室の底を清掃すること
ができず、しかも、コンベアのベルトの汚れた部分が加
熱室の底に対向する位置に位置している場合に容易に清
掃することができず、加熱室内の清掃性が非常に悪いと
いう問題があった。
【0011】また、水平コンベアからコンベアへ、コン
ベアから水平コンベアへの商品を移すときに、水平コン
ベアとコンベアとの間に隙間があるため、商品の移動を
スムーズに行うための部品を追加して設ける必要があっ
た。
【0012】本発明の電子レンジ内蔵の自動販売機は上
記の問題に鑑みなされたものであり、電子レンジ加熱室
の奥部から商品取出口の上部にかけて搬送ベルトを設
け、該搬送ベルトで商品の加熱室への搬入,加熱室から
の搬出,商品取出口への送出を行うことにより、商品以
外でのマイクロ波の吸収を最小限に抑え、加熱効率の低
下を防止することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の電子レンジ内蔵の自動販売機は、加
熱室と、該加熱室にマイクロ波を供給し商品を加熱する
マイクロ波加熱手段と、上記加熱室の開口を上下若しく
は前後に移動して開閉するスライドドアと、該スライド
ドアを駆動するドア駆動手段とから電子レンジを形成
し、該電子レンジを販売機本体に内蔵し、該販売機本体
内に設けられた商品ラックから搬出した商品を上記電子
レンジの加熱室へ搬入して加熱した後、該電子レンジか
ら商品を取り出し販売機本体の商品取出口へ送出する電
子レンジ内蔵の自動販売機において、上記販売機本体に
上記加熱室の奥部から上記商品取出口の上部にかけて搬
送ベルトを設け、該搬送ベルトの上記加熱室の奥側の端
部を自由端とし、他端を上記加熱室と上記商品取出口と
の間に回動自在に設けたドラムに固着し、該ドラムを正
逆回動させて上記搬送ベルトを移動させ、商品の上記加
熱室への搬入および上記商品取出口への送出を行うドラ
ム駆動手段を設けている。
【0014】請求項2記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、上記スライドドアの下面に対峙させて電波漏洩を
防止する金属製電波漏洩防止板を設け、上記スライドド
アの下辺部を上記金属製電波漏洩防止板の対向する面に
沿ってL字型に形成している。
【0015】請求項3記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、上記搬送ベルトの両側部に規則的にガイド孔を設
け、上記ドラムに該ガイド孔と嵌合する突起を設けてい
る。請求項4記載の電子レンジ内蔵の自動販売機は、上
記搬送ベルトの上記加熱室の奥側の端部を当該搬送ベル
トの移動方向に対し略垂直で上方へ曲げて屈曲部を形成
している。
【0016】
【作用】請求項1記載の電子レンジ内蔵の自動販売機
は、商品ラックから搬送ベルトに商品が搬送されるとド
ラム駆動手段でドラムを回動させ、加熱室内へ商品を移
動させてスライドドアを下方へ移動させ、加熱室の開口
を閉成して商品をマイクロ波加熱手段からのマイクロ波
で加熱調理する。この加熱調理時は加熱室内には商品の
他に搬送ベルトが存在するだけとなり、マイクロ波が有
効に商品に照射され効率良く商品が加熱調理される。そ
して、加熱調理後、上記スライドドアを上方へ移動させ
上記加熱室の開口を開成し、上記ドラム駆動手段でドラ
ムを回動させて上記搬送ベルトを該ドラムに巻きつける
ことにより、上記商品を上記加熱室から搬出し、上記ド
ラム駆動手段での動作を継続させて上記商品を商品取出
口へ送出する。
【0017】請求項2記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、商品のマイクロ波による加熱調理時にスライドド
アと加熱室の開口下端面との間からのマイクロ波の漏洩
を金属製電波漏洩防止板と上記スライドドアの下辺部の
L字型部分とで防止している。
【0018】請求項3記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、ドラムが回動して搬送ベルトを移動させるとき
に、ガイド孔と突起との嵌合により、搬送ベルトが滑る
ことなく確実に移動する。
【0019】請求項4記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、搬送ベルトに商品ラックから商品が搬出され加熱
室へ搬入したときに、商品が加熱室の奥壁に接触するの
を搬送ベルトの屈曲部が防ぎ、加熱調理後の商品が加熱
室の奥壁に密着して商品が搬出されなくなるのを防止す
る。
【0020】
【実施例】本発明の電子レンジ内蔵の自動販売機の第1
実施例を図1及び図2とともに説明する。
【0021】本発明の電子レンジ内蔵の自動販売機は、
販売機本体1の冷凍庫(図示せず)内に箱形の商品(例
えばタコ焼きや焼きそば等)2を収納した商品ラック
(例えばスパイラル式商品ラック)3を設け、該商品ラ
ック3の下部に当該商品ラック3から払い出された(搬
出された)上記商品2を搬送ベルト4上に落下させる
(導く)シュータ5を設け、上記商品ラック3の下方へ
商品取出口6を設けている。
【0022】上記搬送ベルト4はポリプロピレン,シリ
コン,ポリエステル,テフロン等の樹脂やフィルム等の
柔軟性,耐摩耗性とマイクロ波損失の少ない誘電体を材
料として厚さ1mm以下に形成され、上記販売機本体1
に内蔵された電子レンジ7の加熱室8の奥部から上記商
品取出口6の上部にかけて上記販売機本体1の前後方向
(図1においては左右方向)に摺動自在に配設されてお
り、その一端(上記加熱室8の奥側の端部)は摺動方向
に対し略垂直に上方へ曲げて屈曲部4aを形成し、その
他端を上記電子レンジ7と上記商品取出口6との間に回
動自在に設けられたドラム9に固着されている。上記屈
曲部4aを搬送ベルト4と一体に形成せずに別部品によ
り形成してもよい。
【0023】上記ドラム9の両側近傍に上記搬送ベルト
4の両側近傍に規則的一定間隔に設けられたガイド孔4
bに嵌合する突起9aを設けており、該ドラム9は図示
しないドラム駆動手段である可逆転式モータ(DCモー
タ等)により駆動される。
【0024】上記電子レンジ7は上記加熱室8へマイク
ロ波を供給するマイクロ波加熱手段であるマグネトロン
10と、該マグネトロン10からのマイクロ波を撹拌す
る回転アンテナ11と、上記加熱室8の開口を上下に移
動して開閉するスライドドア12と、該スライドドア1
2を上下に移動させるプーリ13とを備えている。
【0025】そして、上記電子レンジ7の加熱室8の開
口の下端部外側に上記スライドドア12の下端面に対峙
させて上記加熱室8からマイクロ波が漏洩するのを防止
するために上記加熱室8の開口面より1/4λ(約3c
m)の長さで上記加熱室8の幅より大きい幅の金属製電
波漏洩防止板14を設け、該金属製電波漏洩防止板14
に電波漏洩防止用チョーク15を設けている。上記スラ
イドドア12の下辺部を上記金属製電波漏洩防止板14
の対向する面に沿って上記電子レンジ7(加熱室8)の
外側に向けてL字型に折り曲げて1/4λ(約3cm)
の長さの電波漏洩防止部12aを形成している。
【0026】上記加熱室8の底部にセラミックやガラス
等の材料としたトレイ16を上記加熱室8の開口の下端
と同一面となるように配設され、該トレイ16の外周を
シリコン等の接着剤で上記加熱室8の内壁と接着させ、
当該加熱室8との間に隙間が生じないようにしている。
上記販売機本体1に上記可逆転式モータ,プーリ13,
マグネトロン10等を制御する制御部17を設けてい
る。
【0027】上記構成の電子レンジ内蔵の自動販売機の
動作を説明すると、商品の販売命令に基づいて可逆転式
モータが動作して図1に示す矢印A方向へドラム9を回
転(左回転)させると、該ドラム9に固着されている搬
送ベルト4が上記ドラム9に巻き取られ図1の左側へ摺
動する。このとき、当該搬送ベルト4のガイド孔4bと
上記ドラム9の突起9aと嵌合しながら上記ドラム9に
上記搬送ベルト4が巻き取られる。
【0028】そして、商品ラック3から商品2がシュー
タ5を介して上記搬送ベルト4上へ落下され、上記可逆
転式モータが図1に示す矢印B方向へ回転ドラム9を回
転(右回転)させる。すると、上記ドラム9に巻き取ら
れていた上記搬送ベルト4が送り出され、図1の右側へ
上記搬送ベルト4が摺動され、該搬送ベルト4上の商品
2を上記加熱室8の中央へ移動させる。上記搬送ベルト
4が上記ドラム9に送り出されるとき、上記ドラム9の
突起9aと上記搬送ベルト4のガイド孔4bとが嵌合し
ているため、該突起9aが上記搬送ベルト4を押し出す
ように働き、該搬送ベルト4が滑ることなく確実に摺動
する。そして、上記搬送ベルト4の屈曲部4aが上記加
熱室8の奥壁と上記商品2との間に位置し、該商品2が
上記加熱室8の奥壁に当接し密着するのを防止してい
る。
【0029】上記商品2が上記加熱室8へ搬入されると
プーリ13が動作してスライドドア12を下方へ移動さ
せて上記加熱室8の開口を閉成し、マグネトロン10と
回転アンテナ11を動作させて上記加熱室8へマイクロ
波を供給し上記商品2の加熱調理を行う。この加熱調理
時に上記加熱室8に供給されたマイクロ波は上記搬送ベ
ルト4にも吸収されるが、当該搬送ベルト4は1mm以
下の厚さに形成されているので、吸収するマイクロ波の
量はごく少量で該搬送ベルト4でのマイクロ波損失は殆
どなく効率よく上記商品2を加熱調理することができ
る。また、上記スライドドア12と上記加熱室8の開口
の下端面との間に上記搬送ベルト4が挟まれた状態とな
り、両者の間に隙間が生じるがこの隙間は上記搬送ベル
ト4の厚さ分となるので隙間から漏洩するマイクロ波の
量は少なく、このマイクロ波は上記金属製電波漏洩防止
板14と上記スライドドア12の電波漏洩防止部12a
との隙間のの容量性(c成分)のバイパス効果によって
漏洩電波を減少させ、更に、上記金属製電波漏洩防止板
14の電波漏洩防止用チョーク15で減少させ、マイク
ロ波の漏洩を防止している。
【0030】上記加熱調理が終了すると、上記プーリ1
3が動作して上記スライドドア12を上方へ移動させて
上記加熱室8の開口を開成し、上記可逆転式モータが動
作して上記ドラム9を矢印A方向へ回転させ、上記搬送
ベルト4を巻き取り当該搬送ベルト4を左側へ摺動さ
せ、上記商品2を上記加熱室8から搬出し、上記ドラム
9の回転を継続させると上記搬送ベルト4上の上記商品
2が上記ドラム9の左端まで移動し、該ドラム9の左端
までくると上記商品2が上記搬送ベルト4から滑り落ち
て商品取出口6へ当該商品2が送出される。
【0031】この商品2の送出後、上記可逆転式モータ
を動作(逆転)させて上記ドラム9を矢印B方向へ回転
させ、上記搬送ベルト4を送り出して上記加熱室8内へ
位置させ、販売待機状態に待機させて販売動作を終了す
る。
【0032】尚、上記スライドドア12の電波漏洩防止
部12aに電波漏洩防止用チョーク18を設け、マイク
ロ波の漏洩防止をより確実なものにすることができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の電子レンジ内蔵の自動販
売機は、商品の加熱室への搬入,搬出及び商品取出口へ
の送出を搬送ベルトのみで行っているので、商品の搬
入,搬出及び商品取出口への送出のための構造を簡単な
構成とすることができ、その制御も容易に行う事ができ
る。また、上記加熱室内へ加熱時に位置するのが搬送ベ
ルトのみとなるので、マイクロ波損失を非常に小さく抑
えることができ、効率よく商品を加熱することができ
る。しかも、商品から食品汁や水蒸気が上記搬送ベルト
上へ零れても、該搬送ベルトは常に表側に位置している
ので、清掃性を向上させることができ衛生的である。
【0034】請求項2記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、スライドドアにより加熱室の開口したときに、該
スライドドアと加熱室の開口の下端面との間に搬送ベル
トが挟まれた状態となり、両者の間に隙間が生じるが、
この隙間からマイクロ波が漏洩するのを金属製電波漏洩
防止板と上記スライドドアのL字型部分との間の容量性
分で防止することができる。
【0035】請求項3記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、搬送ベルトをドラムの回動により移動させるとき
に、搬送ベルトのガイド孔とドラムの突起との嵌合によ
り搬送ベルトの滑りを防止することができ、確実に搬送
ベルトを移動させることができる。
【0036】請求項4記載の電子レンジ内蔵の自動販売
機は、商品を加熱室内へ搬入したときに、該商品と加熱
室の奥壁との間に搬送ベルトの屈曲部が位置することに
より、商品が加熱室の奥壁に当接するのを防ぎ商品が加
熱室の奥壁に密着するのを防止することができ、商品を
確実に商品取出口へ送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ内蔵の自動販売機の第1実
施例を示す概略構成断面図である。
【図2】図1の搬送ベルトの要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の電子レンジ内蔵の自動販売機の他の実
施例のスライドドアの下端部と金属製電波漏洩防止板の
周辺部分を示す拡大断面図である。
【図4】従来の電子レンジ内蔵の自動販売機の一例を示
す概略構成断面図である。
【符号の説明】
1 販売機本体 2 商品 3 商品ラック 4 搬送ベルト 4a 屈曲部 4b ガイド孔 6 シュータ 7 電子レンジ 8 加熱室 9 ドラム 9a 突起 12 スライドドア 12a 電波漏洩防止部 13 プーリ 14 金属製電波漏洩防止板 15 電波漏洩防止用チョーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、該加熱室にマイクロ波を供給
    し、商品を加熱するマイクロ波加熱手段と、上記加熱室
    の開口を上下若しくは前後に移動して開閉するスライド
    ドアと、該スライドドアを駆動するドア駆動手段とから
    電子レンジを形成し、 該電子レンジを販売機本体に内蔵し、該販売機本体内に
    設けられた商品ラックから搬出した商品を上記電子レン
    ジの加熱室へ搬入して加熱した後、該電子レンジから商
    品を取り出し販売機本体の商品取出口へ送出する電子レ
    ンジ内蔵の自動販売機において、 上記販売機本体に上記加熱室の奥部から上記商品取出口
    の上部にかけて搬送ベルトを設け、 該搬送ベルトの上記加熱室の奥側を自由端とし、他端を
    上記加熱室と上記商品取出口との間に回動自在に設けた
    ドラムに固着し、 該ドラムを正逆回動させて上記搬送ベルトを移動させ、
    商品の上記加熱室への搬入および上記商品取出口への送
    出を行うドラム駆動手段を設けたことを特徴とする電子
    レンジ内蔵の自動販売機。
  2. 【請求項2】 上記スライドドアの下面に対峙させて電
    波漏洩を防止する金属製電波漏洩防止板を設け、 上記スライドドアの下辺部を上記金属製電波漏洩防止板
    の対向する面に沿ってL字型に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電子レンジ内蔵の自動販売機。
  3. 【請求項3】 上記搬送ベルトの両側部に規則的にガイ
    ド孔を設け、 上記ドラムに該ガイド孔と嵌合する突起を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の電子レンジ内蔵の自動販売
    機。
  4. 【請求項4】 上記搬送ベルトの上記加熱室の奥側の端
    部を当該搬送ベルトの移動方向に対し略垂直で上方へ曲
    げて屈曲部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    電子レンジ内蔵の自動販売機。
JP9504995A 1995-04-20 1995-04-20 電子レンジ内蔵の自動販売機 Pending JPH08293062A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6808083B2 (en) 2002-05-31 2004-10-26 The Coca-Cola Company Hot and cold vending apparatus
CN110107929A (zh) * 2019-04-15 2019-08-09 青岛笈美创意科技有限公司 用于盒饭自动售卖机的微波加热系统

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