JPH0829303B2 - 粒状物色彩選別機 - Google Patents

粒状物色彩選別機

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JPH0829303B2
JPH0829303B2 JP63084866A JP8486688A JPH0829303B2 JP H0829303 B2 JPH0829303 B2 JP H0829303B2 JP 63084866 A JP63084866 A JP 63084866A JP 8486688 A JP8486688 A JP 8486688A JP H0829303 B2 JPH0829303 B2 JP H0829303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は米粒等の穀粒、豆類又はジャガいも等の角
切冷凍野菜といった粒状物中から異物又は不良品を色相
の違いによって選別する粒状物色彩選別機に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の色彩選別機は、例えば特開昭57−2616
6号で見られるように(第13図参照)、長い先細のスラ
イド(原料供給樋)101を多数傾斜して連設するととも
に、スライド101の上部には振動装置に連結したシュー
ト102を、同じく下端部には光電子検出装置103、光源10
4、背景105等からなる光源系の検出手段並びにこの検出
手段と連動する圧縮空気弁106及びノズル107を配設し、
スライド101の樋底を高速で1粒ずつ滑り落ちる粒状物
例えば穀粒(白米粒)中の異色粒子(茶米、乳白粒等)
又は異物(石等)を前記検出手段でキャッチするととも
に、圧縮空気弁106を作動させて当該異色粒子を拒否ホ
ッパー(不良品用)108内に吹き飛ばして除去するもの
であり、検出手段から信号パルスが出ないときは、粒子
は良品として製品管109を通過して機外へ取出される。
ところで、ある穀物、例えば小豆を選別する際、小豆
の色により近い色、すなわち赤色のみを通す単色光フィ
ルターをセンサーに介在させることによって、取り除こ
うとする異色物との差が明瞭になってより高感度で選別
することが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、選別しようとする粒状物の色相のみを通
過する単色光フィルターを用いて選別することにより、
選別精度は向上するが、色相の異なる粒状物を選別しよ
うとするときは、単色光フィルターを交換しなければな
らなかった。すなわち、一般に、この種の色彩選別機
は、一定の能力を得るためセンサーを多数並設するもの
が用いられており、この各センサーに設けたフィルター
を全て交換することは多大の労力を要し、また各センサ
ーに切換用のセンサーを全て付設することはばく大なコ
スト高となるので、通常、1台の色彩選別機においては
1種類の粒状物のみの選別しか行っていない。
この発明はこの点にかんがみ、複数種類の粒状物を選
別することのできる粒状物色彩選別機を提供することを
技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の粒状物色彩選別機
においては、原料搬送手段、照明手段、光学検出手段、
エジェクター手段及びエジェクター作動回路を設けてな
る粒状物色彩選別機であって、バックグランド及び照明
手段にはそれぞれ色相の異なる複数の光源を設け、バッ
クグランドの表面色と照明手段の光源色とを同じ色相に
切換える色相切換手段を設けたものである。
この粒状物色彩選別機にはバックグランドの光量と、
原料粒状物中多数を占める正常粒状物の光量とを、常に
一致させる光量調整手段を設けると効果的である。
上記原料搬送手段としては、粒状物を光学検出手段に
向けて流下させる流下樋としたり、複数のロールによっ
て回転する無端帯とするとよい。
また、上記流下樋は、粒状物を滑流させるべく傾斜し
て設けるもの、あるいは、直立管としてもよい。
上記各光源は色蛍光管となすとともに、色相切換手段
は照明手段及びバックグランドにおける同じ色相の光源
を同時にを点灯させる切換スイッチとなすとよい。
さらに、粒状物の落下する流路を多数設け、これに対
応する受光センサー及びエジェクター装置を並設するこ
ともできる。
〔作 用〕
このように構成された粒状物色彩選別機に、原料粒状
物としての穀粒、豆類又は角切りの野菜等を供給する
と、穀粒粒子等は原料搬送手段によって順次、光学検出
手段に向けて落下して供給されるのであるが、落下する
穀粒を照らす照明手段としての光源及びバックグランド
の光源を、原料穀物中に混在する不良品を識別しやすい
特定の色相を呈する光源となし、この特定の色相を出す
波長域(第10〜第12図における斜線域)において不良品
との光量差を検出する。そして、ある穀粒の精選を終え
ると、次に、引き続いて別の穀物の精選を行うのである
が、このとき、色相切換手段を作動させ、あらかじめ設
定した特定色相、すなわち、次なる原料穀物中から不良
品を識別しやすい色相を呈する光源を点灯させ、上記同
様に選別を行い、検出された不良品(異色物)は、エジ
ェクター作動回路によって作動するエジェクター手段に
より除去される。
バックグランドの光量調整手段は、マイコン等によ
り、バックグランドの光量を変化させることによって受
光センサーの出力波形の最も小さくなる明るさを選び、
バックグランドの光量と原料穀物中多数を占める正常穀
物の光量とを常に一致させる。
供給ホッパー、それに続く振動フィーダー及び上端を
振動フィーダーに接続した流下樋からなる原料搬送手段
によって搬送される穀物は、粒下樋下端から落下する
際、穀物流下路を挾んで対設した光学検出手段により、
両側面において、バックグランドとの光量の比較が行わ
れるものである。
上記流下樋を傾斜させて設けると、穀粒、特に米麦等
がその長手方向に滑流して搬送される。ほぼ球形の豆類
等を前記傾斜流下樋で搬送すると、跳ねながら転動する
ので、豆類等は直立管によって供給することにより、管
内壁で乱れが規正され、下半部においてはほとんど管内
壁に接触することなく、正確に検出点を通過するよう働
く。
また、野菜の角切り等を供給するには無端帯がよく、
無端帯の搬送終端部から落下する角切り野菜は、その下
方に設けた光学検出手段によって不良品の検出が行われ
る。
各光源は特定の色相を呈する色螢光管が好ましく、さ
らに、照明手段及びバックグランドにおける複数の光源
のうち、切換スイッチの作動により、同じ色相を呈する
光源が同時に点灯するよう働く。
また、多数の穀物流下路をそれぞれ落下する穀物は、
これらの穀物粒下路に各々対応して設けた受光センサー
及びエジェクター装置によって異色粒の検出が行われ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の好適な一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図において、フレーム内の一側上部に原料タ
ンク201を設け、原料タンク201の下端は振動供給樋202
の樋底に臨ませる。振動供給樋202はバイブレーター等
からなる振動発生装置203上に載置される。そして、振
動供給樋202は、傾斜して設けた流下樋204に接続してあ
る。すなわち、横断面をV字型となした流下樋204の上
端は、振動供給樋202の樋端に近接して設けられ、その
下端は一対の光源検出部300の間に臨ませ、さらに、粒
下樋204の下方には、流下樋204の下端から落下する粒状
物である穀物等を受けるべく筒状の受樋401を設ける。
また、流下樋204の下端から受樋401内に落下する穀物流
下路F付近には、穀物落下路Fを落下する穀物中から異
色粒を除去するため、エジェクターバルブ402のノズル
口を配設する。エジェクターバルブ402はエヤー管403を
経て図外のエヤーコンプレッサーに接続してあり、エジ
ェクターバルブ402の下方には不良品排出口404を設け
る。また、エジェクターバルブ402のノズル口の上方に
は穀物流下路F用の開口を有する隔壁404を設ける。さ
らに、上部にはマイコン等を内蔵するコントロールボッ
クス205及びその前面に設けた操作パネル206を設ける。
次に、光源検出部300について、第2図及び第3図を
併せて参照のうえ詳述する。各光学検出部300にはレン
ズ筒301を備えた受光センサー302、この各受光センサー
302と対向するバックグランド303並びに照明手段とし
て、色相を異にする一対の螢光管304及び同305をそれぞ
れ配設する。螢光管304は精白米用であり、螢光管305は
玄米用である。精白米用の螢光管304は第10図の分光エ
ネルギー分布図で示すように青色の光色を出し、玄米用
の蛍光管305は第11図の分光エネルギー分布図で示すよ
うに黄緑色の光色を出すよう、ガラス管内面に塗布する
蛍光体を変えるなどの適宜な処理を施してある。
各受光センサー302にそれぞれ対向すべく、穀物流下
路Fを挾んでバックグランド303が設けられる。バック
グランド303は、乳白色といった無彩色の表面を呈した
ガラス板等からなり、このバックグランド303の表面に
光を当てるバックグランド用蛍光管306及び同307が、バ
ックグランド303の近傍に設けられる。このバッククラ
ンド用蛍光管306及び同307は、照明手段とての蛍光管30
4及び同305と同様に、青色及び黄緑色の光色を出す組み
合わせにしてあり、例えば色相切換手段としての「精白
米」用切換ボタン(図示せず)を押すと、青色を呈する
蛍光管304とバックグランド用蛍光管306とが共に点灯
し、次に「玄米」用の切換ボタン(図示せず)に切換え
ると、前記蛍光管304及びバックグランド用蛍光管306が
消灯するとともに、黄緑色を呈する螢光管305及びバッ
クグランド用蛍光管307が共に点灯するように形成され
る。
バックグランド用蛍光管306及び同307にはフード308
を設けてもよい。また、各光学検出部300の相対する面
には透明ガラス板309を張設し、ほこり等がはいり込ま
ないようにするとともに、この透明ガラス板309には清
掃体を往復動させる清除手段(図示せず)を設ける場合
もある。
第4図はエジェクター作動回路の一例である。受光セ
ンサー301出力側は、ヘッドアンプ501及びメインアンプ
502を経て比較器503に接続され、比較器503の出力側
は、単安定マルチ504及びORゲート505を経てバルブゲー
トとしてのトランジスター506に接続されている。
第5図はバックグランド用蛍光管306,307の光量調整
手段の一例を示すブロック図である。所定レベルに増幅
された受光センサー302の受光信号は、増幅回路310によ
って所定レベルに増幅された後、整流回路311及びA/D変
換回路312を介してマイコン回路313に連絡され、マイコ
ン回路313から出力する信号は、ドライブ回路314を介し
てサーボモーター315を駆動し、このサーボモーター315
のシャフトを直結した軸316を回動させることによって
軸316を固着したバックグランド303の傾斜角度を変更さ
せ、バックグランド303がバックグランド用蛍光管306,3
07から受ける光量を変化させるよう形成する。
次に上記実施例における具体的作動について説明す
る。まず、精白米中から茶米、乳白粒といった異色粒子
及び石などの異物を取除く場合について述べる。操作パ
ネル206等に設けた「精白米」用切換ボタンスイツチをO
Nし、図外のバケットエレベーターのシュートパイプか
ら原料タンク201内に精米後の米粒を投入し、振動供給
樋202を駆動すると、米粒はその樋端から流下樋204内に
落下し、順次、流下樋204の樋底を滑流する。
このとき、各光学検出部300内においては、青色の光
色を出す蛍光管304とバックグランド用蛍光管306とが点
灯し、バックグランド303はバックグランド用蛍光管306
によって青色の表面色を呈する。したがって、各バック
グランド303と対向するそれぞれの受光センサー302は、
バックグランド303からの青色の光線を各レンズ筒301を
介して受光する。一方、流下樋204下端から落下する白
色の精白米は、各光源304から出される青色光によって
青色を呈しており、各受光センサー302とこれに対向す
る各バックグランド303とを結ぶ線の交点(図中P参
照)に精白米が落下しても、各受光センサー302への受
光量の変化はほとんどなく、エジェクターバルブ402は
作動せず、当該精白米は受樋401に案内されてスクリュ
ーコンベア等で搬出される。
これに対し、精白米中に混入する茶米等が流下樋204
の下端から落下すると、この茶米は光源304の青色光を
反射することがないので黒ずんで無彩色化し、そのた
め、検出点Pを通過時にバックグランド303からの光量
との差が明瞭となり、受光センサー302への光量が一瞬
減少する。この光量の変化を電気量(電圧)の変化に変
換するとともに、ヘッドアンプ501及びメインアンプ502
によって比較器503が処理しやすい電圧まで増幅される
(増幅された電圧波形は操作パネル206に設けたオシロ
スコープによって観察される)。そして、この増幅され
た電圧信号は比較器503によってあるレベル、つまり敷
居となる電圧値、例えば5Vと比較され、この敷居値より
も突出した波形が現れると、単安定マルチ504が作動し
てワンショット信号となり、このワンショット信号はOR
ゲート505を経てトランジスター506に出力され、エジェ
クターバルブ402を作動させる。エジェクターバルブ402
の作動よってそのノズル口から高圧空気が噴射され、当
該茶米は隔壁405に沿って不良品排出口404から排出し、
スクリューコンベア等で搬出される。
このようにして精白米の精選を終えると、引き続い
て、玄米中の異物、すなわち、玄米と色相を異にする異
色粒及び異物の選別を行う場合について説明する。操作
パネル206の「玄米」用切換ボタンスイッチをONする
と、光源306が消灯して黄緑色の光色を出す光源307が点
灯するととに、バックグランド用光源306が消灯して黄
緑色の光色を出すバックグランド用光源307が点灯す
る。これにより、正常な玄米は、光源305からの黄緑色
の光色によってほぼバックグランド303の黄緑色と同じ
色相を呈するが、玄米以外の茶米、石等は黄緑色の光色
によって黒ずんだり、非常に明るくなったりし、正常粒
との差がいっそう鮮明になる。
ところで、1つの穀物流下樋Fにおける流量を一定
(例えば100kg/H・ch)にした場合のバックグランド303
の光量自動調整であるが、任意の初期設定用穀物流下路
F(あるチャンネル)の振動供給樋202のみを作動させ
て米粒等を流下樋204に滑流させると、マイコン回路313
からの信号により、サーボモーター315を駆動してバッ
クグランド303を回動させ、バックグランド303が比較的
明るい角度、例えば6Vの角度位置とする。この光量であ
ると、大半の米粒が暗く見えるので受光センサー302か
らの正側の信号が連続的に出され、エジェクターバルブ
402も連続して作動する。そこで、次に、強制的にバッ
クグランド303の角度を5.5Vの位置に回動し、やや暗く
する。こうして0.5Vずつ順次暗くし、各位置での信号の
出力をマイコン回路313に記憶して比較する。そして、
バックグランドが4.5Vの光量のときに負側の信号が出た
とすると、逆に0.5V分明るくし、この角度位置(明る
さ)をもって現時点における正常穀物に最も近い明るさ
と判断して初期設定を終える。初期設定を終えると、全
ての振動供給樋202を作動して定常運転状態に移行す
る。
こうした、バックグランド303の光量の自動調整はそ
の後も行われ、同じ精白米であっても濃淡の違い等によ
り選別精度が変わり、正常粒子を異色粒子として除去し
たりすることがなく、常に、バックグランド303の光量
は正常粒子の光量と等しくなる。
上記実施例は、原料搬送手段の1つとして、穀物を光
学検出部300側へ滑流させるための流下樋204を用いた
が、豆類等のように球形のものは転動して跳ねるので好
ましくない。そこで、球形の原料の場合は、第6図に示
すように直立管207となし、直立管207と振動供給樋202
とは緩衝パイプ208で接続し、直立管207には原料の滞留
を除去するための振動発生装置209を付設する。この場
合、大豆等の豆類は、振動供給樋202から緩衝パイプ208
を経て直立管207内を落下し、直立管207内壁面によって
乱れを規正され、その下半部においてはほとんど管内壁
に接触することなく加速されながら光学検出部300内に
達する。
次に、この実施例における光学検出部300について説
明する。各直立管207の下端の下方には透明防塵筒317が
それぞれ設けられ、この透明防塵筒317…を挾んでバッ
クグランドケース318と受光センサーケース319とが対設
される。バックグランドケース319の上部は二方に分岐
して二股(また)状となし、分岐部の一方には青色の光
色を出すバックグランド用蛍光管306を、他方には黄緑
色の光色を出すバックグランド用蛍光管307をそれぞれ
配設し、該バックグランドケース318内底部はバックグ
ランド303を傾斜して貼着するとともに、バックグラン
ド303の光の出口となる開口320を設ける。受光センサー
ケース319には前記開口320と対向する位置に、バックグ
ランド303からの光の入口となる開口321を設け、該ケー
ス319の上端には受光センサー302を設けるとともに底部
には開口321からはいる光を受光センサー302に向けて屈
折させるミラー322をほぼ45゜傾斜させて貼着する。
この実施例において乳白色の大豆と緑色のグリーンピ
ースを連続して選別する場合は、先の実施例と同様に、
照明手段としての光源とバックグランド用の光源とが同
時に青色又は黄緑色となるよう切換ボタンが設けられ
る。そして、大豆の選別においては、蛍光管304及びバ
ックグランド用蛍光管306が点灯し、バックグランド303
の光量は、透明防塵筒317及び開口321を経てミラー322
に至り、ミラー322によって屈折して受光センサー302に
到達する。なお、バックグランド303の光量調整手段と
しては、バックグランド用蛍光管306,307を直接調光す
る。その余の構成については先の実施例と同様であるの
で説明を割愛する。
次に、原料搬送手段のさらに別の実施例を第9図に基
づいて説明する。この実施例は主として冷凍した角切り
野菜を選別するものであり、複数のロール210によって
回転可能に設けられたゴム等からなる無端帯211は、図
外のモーターによって図中矢印方向へ一定速度で回転す
るよう形成される。無端帯211の表面には等間隔に溝212
を設け、無端帯211の搬送終端部の下方には前記溝212の
間隔と同間隔に受光センサー302が連設される。そし
て、この受光センサー302…に対峙して、かつ穀物流下
路Fを挾んでバックグランド303が透明壁323を介して設
けられる。このバックグランド303は第1の実施例同
様、軸316によって回動可能に横架され、軸316は図外の
サーボモーターに直結される。また、各受光センサー30
2とバックグランド303とを結ぶ線と各穀物落下路Fとの
交わる検出点(P…)の下方にはエジェクター402を連
設する。なお、本実施例においてはジャガいもとにんじ
んをそれぞれ精選するものとし、ジャガいも用の光源と
して、青色の光色を出す(第10図参照)蛍光管304及び
バックグランド用蛍光管306を設け、にんじん用の光源
として赤色系の光色を出す(第12図参照)蛍光管324及
びバックグランド用蛍光管325を設けるとともに色相切
換手段としての切換スイッチを設ける。
この実施例においては、図外の原料タンクから振動供
給樋等によって無端帯211上に供給される角切りのジャ
ガいも又はにんじんは、溝212内に嵌入して整列し、順
次、搬送終端部から穀物落下流路F上を落下する間に
(P点において)異色物を検出して除去し、前記切換ス
イッチによって光源を切換えてジャガいもとにんじんの
選別を連続的に行うものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されているので、次のとお
りの効果を奏する。
イ)色相切換手段により、照明手段としての光源及びバ
ックグランドの光源のうち、あらかじめ原料粒状物に適
した色相が設定された光源が共に点灯し、これにより、
受光センサーにある波長域のみを通すフィルターを介し
たときと同様に、最も光量差として現れやすい波長域に
おいて異色粒を検出でき、選別精度が向上する。また、
前記フィルターを受光センサーに設けるとともに、それ
を原料が変わるためびに変換することは非常に煩しく、
特に受光センサーは、通常多数連設するので、交換に用
す手間あるいは切換手段を設けることのコスト高は、照
明手段及びバックグランドの光源を単に1個から複数個
にすることの安価及び容易さに比ぶべくも無い。
ロ)バックグランドの光量調整装置を設けることによ
り、バックグランドの光量を正常粒状物の光量に常に、
一致させるので、原料粒状物の濃淡変化があっても、正
常粒状粒を除去したりすることがなく、選別精度が常に
良好に保たれる。
ハ)供給ホッパー、振動フィーダーに続く流下樋を設け
るとともに、流下樋の下端から落下する粒状物の流下路
を挾んで光学検出手段を対設し、粒状物の一方側面だけ
でなく他方側面の光量もチェックするので選別精度が向
上する。
ニ)上記流下樋を傾斜させて設けることにより、米麦等
の粒状物が長手方向に滑流し、正確に検出点に到達す
る。
ホ)また、上記流下樋を直立管となすことにより、豆類
等の球形をした原料に適し、管内壁によって乱れを規正
されながら、下半部においては垂直な流下となり、正確
に検出部に到達する。
ヘ)さらに、水分を多量に含む野菜の角切り等は、回転
する無端ベルトによって搬送され、その搬送終端部から
正確に検出点を落下させる。
ト)光源を色蛍光管となすことにより、容易に所定の色
相の光色を出すことができる。
チ)また、色相切換手段として、照明手段及びバックグ
ランドにおける同じ色相の光源を同時に点灯させる切換
スイッチを設けたので、容易に光源の色相を変更でき
る。
リ)受光センサーを多数並設し、受光センサーとバック
グランドとを結ぶ線と、粒状物流下路との交点、すなわ
ち検出点を多数設けることにより、同時に多量の選別を
行うことができ、実用上適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の粒状物色彩選別機の側断面図、
第2図及び第3図は光学検出部の動作を現す概略説明
図、第4図はエジェクターの作動回路図、第5図はバッ
クグランドの光量調整手段のブロック図、第6図は粒状
物色彩選別機の別の実施例を示す側断面図、第7図及び
第8図は第6図の一部拡大断面図、第9図はさらに別の
実施例を示す一部拡大斜視図、第10図乃至第12図は照明
手段及びバックグランドに用いる光源の分光エネルギー
分布図、第13図は従来例の側面図である。 201……原料タンク、202……振動供給樋、203……振動
発生装置、204……流下樋、205……コントロールボック
ス、206……操作パネル、207……直立管、208……緩衝
パイプ、209……振動発生装置、210……ロール、211…
…無端帯、212……溝、300……光学検出部、301……レ
ンズ筒、302……受光センサー、303……バックグラン
ド、304,305……蛍光管、306,307……バックグランド用
蛍光管、308……フード、309……透明ガラス板、310…
…増幅回路、311……整流回路、312……A/D変換回路、3
13……マイコン回路、314……ドライブ回路、315……サ
ーボモーター、316……軸、317……透明防塵筒、318…
…バックグランドケース、319……受光センサーケー
ス、320,321……開口、322……ミラー、323……透明
壁、324……螢光管、325……バックグランド用蛍光管、
401……受樋、402……エジェクターバルブ、403……エ
ヤー管、404……不良品排出口、405……隔壁、501……
ヘッドアンプ、502……メインアンプ、503……比較器、
504……単安定マルチ、505……ORゲート、506……トラ
ンジスター。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料粒状物を順次供給する原料搬送手段並
    びに原料搬送手段の下方にあって、原料搬送手段の端部
    から落下する粒状物を照明する照明手段及び粒状物の流
    下路を挾んで設けた受光センサーとバックグランドとか
    らなる光学検出手段並びに受光検出手段の下方にあっ
    て、バックグランドの色相と異なる粒状物を流下路から
    除去するエジェクター手段並びにエジェクター手段と受
    光センサーとを連絡するため、増幅器及び比較器等を備
    えたエジェクター作動回路を設けてなる粒状物色彩選別
    機において、前記バックグランドにはバックグランドの
    基準色の色相を被選別物に応じて変換させるため、色相
    の異なる複数の光源を設けるとともに、この複数の光源
    と同じ色相を呈する複数の光源を前記照明手段となし、
    バックグランドの表面色と照明手段の光源色とを同じ色
    相に切換える色相切換手段を設けたことを特徴とする粒
    状物色彩選別機。
  2. 【請求項2】バックグランドは、原料粒状物中多数を占
    める正常粒状物の明度に適合させるべく光量調整手段を
    備えてなる請求項(1)記載の粒状物色彩選別機。
  3. 【請求項3】原料搬送手段は、供給ホッパー下端部に設
    けた振動フィーダー及び上端を振動フィーダーに接続し
    た流下樋となし、流下樋の下端部には流状物流下路を挾
    んで光学検出手段を対設してなる請求項(1)又は
    (2)記載の粒状物色彩選別機。
  4. 【請求項4】流下樋は、粒状物を滑流させるべく傾斜さ
    せて設けてなる請求項(3)記載の穀物色彩選別機。
  5. 【請求項5】流下樋は、落下する粒状物の乱れを規正す
    べく直立管となした請求項(3)記載の粒状物色彩選別
    機。
  6. 【請求項6】原料搬送手段は、複数のロールによって回
    転する無端帯の搬送始端側に供給ホッパーを設けるとと
    もに、搬送終端部の下方に光学検出手段を設けてなる請
    求項(3)記載の粒状物色彩選別機。
  7. 【請求項7】照明手段及びバックグランドの各光源は、
    色螢光管からなる光源である請求項(1)乃至(6)い
    ずれかに記載の粒状物色彩選別機。
  8. 【請求項8】色相切換手段は、照明手段及びバックグラ
    ンドにおける同じ色相の光源を同時に点灯させる切換ス
    イッチを設けてなる請求項(1)乃至(7)いずれかに
    記載の粒状物色彩選別機。
  9. 【請求項9】粒状物の流下路を多数設けるとともに、こ
    れらに対応する受光センサー及びエジェクター装置を並
    設してなる請求項(1)乃至(8)いずれかに記載の穀
    物色彩選別機。
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