JPH08291806A - 圧力容器用継手部締結部材 - Google Patents

圧力容器用継手部締結部材

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JPH08291806A
JPH08291806A JP9635995A JP9635995A JPH08291806A JP H08291806 A JPH08291806 A JP H08291806A JP 9635995 A JP9635995 A JP 9635995A JP 9635995 A JP9635995 A JP 9635995A JP H08291806 A JPH08291806 A JP H08291806A
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JP
Japan
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bolt
inlet
cap nut
entrance
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP9635995A
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English (en)
Inventor
Kanji Seya
莞爾 瀬谷
Junichi Yamamuro
純一 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧力容器の継手部を締付けるためのボルトの端
面に超音波センサ等を極めて容易に装着でき、しかもボ
ルトのねじ部を通って内部漏体が漏洩するのを確実に止
めることができる圧力容器用継手部締結部材を提供す
る。 【構成】ボルト3のねじ部にボルト3の端面に近づくた
めの入り口12を有する袋ナット11が組み付けられて
いる。この入り口12の軸方向ほぼ中間にシート部13
が備えられ、そこから出口縁端にかけてねじ部14が形
成されている。袋ナット11のねじ部14には閉止体1
5を有する密閉部材16が組み付けられる。密封部材1
6の閉止体15が袋ナット11のシート部13に強固に
密着し、ボルト3のねじ部から漏洩する流体の流れを止
めることができる。入り口12は超音波センサ等をボル
ト3の端面に装着する場合に密閉部材16を外して開放
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば蒸気タービン
の上半および下半車室の水平継手部を締め付けるために
用いられる圧力容器用継手部締結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンの車室はその中心で2分割
されており、組み立てにおいては上半および下半車室が
水平継手部に挿通されるボルトと、その両端に螺合され
るナットとを用いて双方の車室の水平継手面同士を強固
に密着させ、車室内から外部に漏洩する蒸気を密封する
ようにしている。しかし、密封が不完全であると、たと
えば運転中、継手面に穿ったボルト孔の隙間から蒸気が
漏洩することがある。この漏洩が発生したとき、ボルト
の端部のナットを袋ナットに代える対策が実施される。
【0003】図3(a)(b)に袋ナットを組み付けた
ボルト孔からの蒸気漏洩を止める対策の仕方を示してい
る。上半車室の水平継手部1のボルト孔2にボルト3が
挿入されており、このボルト3に袋ナット4が双方のね
じ部を用いて組み付けられている。袋ナット4の中心に
は貫通孔5が穿たれており、貫通孔5の端部に閉止部材
6が双方のねじ部で組付けられている。この貫通孔5
は、たとえばボルト3の締付けにおいて軸方向の伸びを
計測する際に貫通孔4からセンサを送り込むために使用
される。なお、図中、符号7は座金を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この袋
ナット4による漏洩抑制対策は貫通孔5の口径が小さ
く、ボルト3の軸方向の伸び量を計測する超音波センサ
の装着が実際上不可能である。この超音波センサの装着
が難しい場合、ボルト3の伸び量は、通常、ダイアルゲ
ージを用いてボルト3の変位を計測することになるが、
このダイアルゲージによる伸び量の計測は検査員の技量
差が計測データに現われ、正確な締付け力を与えるうえ
で大きな支障となることがある。また、不慣れな検査員
が正確なデータを得ようとして幾度となく計測すること
で、計測そのものに時間がかかり組立に要する時間が長
引いて工程が遅延する可能性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は圧力容器の継手部
を締付けるためのボルトの端面に超音波センサ等を極め
て容易に装着でき、しかもボルトのねじ部を通って内部
流体が漏洩するのを確実に止めることができる圧力容器
用継手部締結部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は互いに重ねられた圧力容器の2つの継手部を
貫いて挿通され、両端部にそれぞれねじ部を有するボル
トと、このボルトのねじ部に螺合され、ボルトの端面に
近づくための入り口を有する袋ナットと、この袋ナット
の入り口に着脱可能に設けられ、入り口を通って外部に
漏洩する流体を止める閉止体を有する密封部材とを備
え、入り口はボルト直径に見合う大きさの口径を有し、
これにより密封部材を入り口から外したとき、ボルトの
端面のほぼ全域が露出するように構成したことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】圧力容器の流体が継手部を貫く締め付けボルト
の近くを通り、外に漏洩するのを止めるために袋ナット
が使用されるが、このボルトの端面を覆っている袋ナッ
トのために端面に近づくことが容易でない。本発明にお
いては袋ナットにボルト直径に見合う大きさの口径を有
する入り口を形成する。この入り口には圧力容器の流体
を閉じ込めるために密封部材が着脱可能に設ける。この
密封部材は袋ナットに組み付けた状態で圧力容器の流体
が外部に漏洩するのを止めるように閉止体を形成する。
望ましくは入り口にシート部を形成し、閉止体をシート
部に強固に密着させる。このように構成することで内部
から外に漏洩する流体を止めることができる。
【0008】一方また、ボルトの端面に超音波センサ等
の装着が求められるときは密封部材を袋ナットから外
し、入り口を開放状態におく。入り口の口径はボルト直
径に見合う十分な大きさに形成されてており、超音波セ
ンサ等を入り口を通してボルトの端面に置き、最も望ま
しい位置に固定することが可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。図1(a)において、符号11はボルト3のねじ
部に組み付けた袋ナットを示している。この袋ナット1
1はボルト3の端面に近づくための入り口12を有す
る。この入り口12の口径はボルト3の直径に見合う大
きさを保っている。また、入り口12の軸方向ほぼ中間
には環状のシート部13が備えられ、そこから出口縁端
にかけてねじ部14が形成されている。さらに、袋ナッ
ト11のねじ部14に閉止体15を有する密閉部材16
が組み付けられている。密封部材16の閉止体15は袋
ナット11のシート部13に強固に密着しており、ボル
ト3のねじ部から漏洩する流体の流れを止めることがで
きる。また、図1(b)に示すように、密封部材16に
は緩み止めワイヤ17が施される。
【0010】上記構成からなる締付部材においては、た
とえば蒸気タービンの運転中、ボルト孔2から蒸気が漏
洩し、袋ナット11のねじ部を伝わり、外部に流出しよ
うとするとき、シート部13に強固に密着している閉止
体15で蒸気が完全に止まり、外部へは流出しない。す
なわち、車室内の蒸気圧力よりも閉止体15で高い面圧
を保って締め付けられた密封部材16によりいかなると
きも外部へ流体が漏洩するのをくい止めることができ
る。
【0011】一方、車室組立時のボルト3の伸び量を計
測するためにボルトの端面に超音波センサの装着が必要
となる。図2にこの様子を示している。ボルト3に袋ナ
ット11を組み付けた後、袋ナット11の入り口12を
通して超音波センサ21を温度センサ22とを挿入し、
ボルト3の端面に取り付ける。これらの超音波センサ2
1および温度センサ22はそれぞれ信号ケーブル23、
24によって伸び計測装置25と接続されている。伸び
量計測中、超音波センサ21からボルト3の反対側の端
面に向けて入射波aを送り、その反射波bを超音波セン
サ21で受けて伸び計測装置25に信号を送る。超音波
による計測は入射波aを送った後、反射波bが戻る時間
の長短から、ボルト3の伸び量を知ることができる。な
お、温度センサ22は伸び量の補正のための補正信号を
伸び計測装置25に入力するために用いる。
【0012】各ボルト3の伸び量に応じて袋ナット11
を増締めし、適正な締付け力を得る。計測に用いた超音
波センサ21および温度センサ22をボルト3から外
し、上記した密封部材16を袋ナット11に組み付けて
閉止体15で密封を果たす。
【0013】このように本実施例においてはボルト3の
直径に見合う口径の入り口12から超音波センサ21お
よび温度センサ22と極めて容易にボルト3の端面に装
着することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は袋ナットに
ボルトの端面に近づくための口径の大きい入り口を形成
したので、超音波センサおよび温度センサを入り口を通
して極めて容易にボルトの端面に装着することができ
る。また、圧力容器使用時には入り口を閉止する密封部
材により外部に漏洩する流体を確実に止めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による圧力容器用継手部締結部
材の一実施例を示す断面図。(b)は(a)に示される
締結部材の平面図。
【図2】図1に示される継手部締結部材に超音波センサ
を装着した状態を示す断面図。
【図3】(a)は従来の締結部材の一例を示す断面図。
(b)は(a)に示される締結部材の平面図。
【符号の説明】
1 水平継手部 3 ボルト 11 袋ナット 12 入り口 13 シート部 15 閉止体 16 密封部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ねられた圧力容器の2つの継手
    部を貫いて挿通され、両端部にそれぞれねじ部を有する
    ボルトと、このボルトのねじ部に螺合され、前記ボルト
    の端面に近づくための入り口を有する袋ナットと、この
    袋ナットの該入り口に着脱可能に設けられ、前記入り口
    を通って外部に漏洩する流体を止める閉止体を有する密
    封部材とを備え、前記入り口は該ボルト直径に見合う大
    きさの口径を有し、これにより前記密封部材を前記入り
    口から外したとき、該ボルトの端面のほぼ全域が露出す
    るように構成したことを特徴とする圧力容器用継手部締
    結部材。
  2. 【請求項2】 前記袋ナットの該入り口が環状のシート
    部を備え、前記密封部材の該閉止体を前記入り口に装着
    するとき、前記シート部に前記閉止体を密着させて漏洩
    する流体を止めるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の圧力容器用継手部締結部材。
JP9635995A 1995-04-21 1995-04-21 圧力容器用継手部締結部材 Pending JPH08291806A (ja)

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