JPH0829163A - カメラ撮影測距装置 - Google Patents

カメラ撮影測距装置

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Publication number
JPH0829163A
JPH0829163A JP6167742A JP16774294A JPH0829163A JP H0829163 A JPH0829163 A JP H0829163A JP 6167742 A JP6167742 A JP 6167742A JP 16774294 A JP16774294 A JP 16774294A JP H0829163 A JPH0829163 A JP H0829163A
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JP
Japan
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image
point
pair
distance
camera
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Withdrawn
Application number
JP6167742A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Hashima
正芳 橋間
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0829163A publication Critical patent/JPH0829163A/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カメラ撮影で測距を行なう装置に関し、多く
のカメラを用いることなく直ちに高精度な測距結果を得
ることが可能となる測距装置の提供。 【構成】 複数のカメラ10_1,10_2,10_
3,10_4・・・を配列させる。それらの間隔は順に
拡大させる。手段12は各カメラ10_1,10_2,
10_3,10_4・・・の撮影画像を配列先頭より順
に取り込み、手段14は撮影画像が取り込まれたときに
該撮影画像から像点を求める。手段16は各カメラ10
_1,10_2,10_3,10_4・・・の視点位置
と各撮影画像内で対応した像点との関係が示される対応
点特性に最も近い像点を求められた像点から選択する。
手段18は選択された像点を用いて前記の対応点特性を
補正し、全てのカメラ10_1,10_2,10_3,
10_4・・・について像点が選択されたときに、手段
20は選択された全像点に共通な物点PSへ至る距離を
選択された全像点の位置から算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ撮影を行なって
その画像の処理で距離を計測する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】・ステレオ視方式の従来装置 図34において、Psは物点,OLとORは左カメラと右
カメラの視点(レンズ中心),CLとCRは左右受光面
(CCD)の中心,PLとPRは物点PSに対応した像点
で左カメラと右カメラの受光面上に位置する。
【0003】そして視点OL,ORは原点で、受光面と垂
直な方向をz軸とし、光軸と垂直かつ受光面のX軸,Y
軸と平行な方向を各々x軸,y軸とし、座標系(O−x
yz)と受光座標系(X,Y)の関係は既知とする。
【0004】さらにX軸,Y軸とx軸,y軸は平行で、
z軸は受光面中心CL,CRを通過しており、また、一方
のレンズ系におけるx軸上に他方のレンズ系の原点が存
在している。
【0005】ここで、左右カメラにより物点PSを撮影
し、その撮影で両受光面上に形成された像(像点PL,
PR:視点OL,ORを結ぶ直線と平行な受光面上のエピ
ポーラ線上に存在する)の座標位置を算出し、両像点P
L,PRの座標位置と視点(原点)OL,OR間の距離を用
いて三角測量の原理に従い物点PSまでの距離を算出す
る。
【0006】・移動ステレオ視方式の従来装置 ステレオ視方式の従来装置においては、撮影画像が2枚
となることから、物点PSが同一となる像点(PL,P
R)を正しく特定することが必要となる。ところが多く
の場合、偽の像点が発生して正確な距離を算出すること
が困難となる。
【0007】そこで図35のようにカメラを移動させ、
この移動中に移動路上における短い距離間隔の各位置で
撮影を行なう。隣り合う撮影画像間では像点の位置がほ
とんど変化せず、したがって、物点PSが同一となる像
点(PL,PR)を正しく特定することが可能となる。
【0008】・多数カメラによるステレオ視方式の提案
装置 移動ステレオ視方式の従来装置においては、僅かな距離
間隔をカメラが移動する毎に撮影が行なわれるので、距
離の計測に時間を要する。このため、その移動路上に多
数のカメラを密の距離間隔で設置固定し、各カメラの撮
影を同時に行なう(撮影回数が1回となる)。
【0009】・レンズ焦点方式の従来装置 カメラ撮影を行ない、像点のぼけ量(焦点ずれの量)を
求め、この量から物点へ至る距離を算出する。
【0010】・光投影方式の従来装置 スポット光やスリット光を対象物に照射する。その照射
光は対象物の面全体に亘り走査される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】多数カメラによるステ
レオ視方式とされた提案装置の場合には、多くのカメラ
が必要となることから、装置が高価なものとなり、大型
化し、その重量も増加する。
【0012】またレンズ焦点方式とされた従来装置の場
合においては、物点がカメラから離れるとともにぼけ量
検出の分解能を維持することが困難となり、距離計測の
精度が低下する。
【0013】そして光投影方式とされた従来装置の場合
には、スポット光やスリット光が対象物の面全体に亘り
走査されるので、距離の計測に時間を要する。
【0014】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、多くのカメラを用いることなく短
時間内に高精度な測距結果を得ることが可能となる装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】・第1発明/*発明者原稿
における請求項1,2*/ 図1において複数のカメラ10_1,10_2,10_
3,10_4・・・が配列されており、それらの間隔は
配列の順に拡大されている(図4参照)。
【0016】画像入力手段12は各カメラ10_1,1
0_2,10_3,10_4・・・の撮影画像を取り込
み、像点算出手段14は撮影画像が取り込まれたときに
該撮影画像から像点を求める。
【0017】対応点選択手段16は各カメラ10_1,
10_2,10_3,10_4・・・の視点位置(O
1,O2,O3,O4・・・)と各撮影画像内で対応した像
点(P1,P2,P3,P4・・・)との関係が示される対
応点特性に最も近い像点を求められた像点から選択す
る。
【0018】対応点特性補正手段18は選択された像点
を用いて前記の対応点特性を補正し、全てのカメラ10
_1,10_2,10_3,10_4・・・について像
点が選択されたときに、距離算出手段20は選択された
全像点に共通な物点PSへ至る距離を選択された全像点
の位置から算出する。
【0019】・第2発明/*発明者原稿における請求項3
*/ 図6において、カメラ10_1,10_2が隣接して配
列されており、それらのカメラ10_1,10_2から
離れた位置にもカメラ10_3,10_4が隣接して配
列されている。
【0020】画像入力手段22はカメラ10_1,10
_2より撮影画像を取り込み、画像入力手段24はカメ
ラ10_3,10_4より撮影画像を取り込む。像点算
出手段26はカメラ10_1,10_2より取り込まれ
た両撮影画像から像点を求め、像点算出手段28はカメ
ラ10_3,10_4より取り込まれた両撮影画像から
像点を求める。
【0021】対応点選択手段30は像点算出手段26で
求められた像点のうち物点PSが共通な像点を選択し、
対応点選択手段32は像点算出手段28で求められた像
点のうち物点PSが共通な像点を選択する。
【0022】距離算出手段34は対応点選択手段30で
選択された像点に共通な物点PSへ至る距離を算出し、
距離算出手段36は対応点選択手段32で選択された像
点に共通な物点PSへ至る距離を算出する。
【0023】像点対特定手段38は距離算出手段34と
距離算出手段36とで算出された距離が同一な物点PS
を共通とした像点の対を対応点選択手段30と対応点選
択手段32で選択された像点から特定し、距離算出手段
40は像点対特定手段38で特定された像点の対を用い
て物点PSへ至る距離を算出する。
【0024】・第3発明/*発明者原稿における請求項4
及び5:5は4に含まれることから省略した*/ 図8においてカメラ10_1,10_2が隣接して配列
されており、これらのカメラ10_1,10_2から離
れた位置に別のカメラ10_3が配置されている。
【0025】画像入力手段42はカメラ10_1,10
_2より撮影画像を取り込み、像点算出手段46はカメ
ラ10_1,10_2より取り込まれた両撮影画像から
像点を求める。
【0026】対応点選択手段50は像点算出手段46で
求められた像点のうち物点PSが共通な像点を選択す
る。画像入力手段44はカメラ10_3より撮影画像を
取り込み、像点算出手段48はカメラ10_3より取り
込まれた撮影画像から像点を求める。
【0027】像点対特定手段54は対応点選択手段50
で選択された像点と物点(PS)が共通な像点を第2の
像点算出手段48で求められた像点から特定し、距離算
出手段56は対応点選択手段50で選択された像点と像
点対特定手段54で特定された像点とを用いて物点PS
へ至る距離を算出する。
【0028】・第4発明/*発明者原稿における請求項6
*/ 図11のカメラ10_1,10_2はレンズ焦点距離と
レンズ径とレンズから受光面へ至る距離とが既知で、画
像入力手段58_1,58_2は両カメラ10_1,1
0_2より撮影画像を各々取り込む。
【0029】像点算出手段60_1,60_2は両画像
入力手段58_1,58_2で取り込まれた撮影画像か
ら像点を各々求め、ぼけ量算出手段62_1,62_2
は両像点算出手段60_1,60_2で求められた像点
のぼけ量を各々算出する。
【0030】像点対特定手段64は両像点算出手段60
_1,60_2で求められた像点のうち物点PSが共通
な像点の対を両ぼけ量算出手段62_1,62_2で算
出されたぼけ量とカメラ10_1,10_2のレンズ焦
点距離とレンズ径とレンズから受光面へ至る距離とを用
いて特定し、距離算出手段66は像点対特定手段64で
特定された像点の対に共通な物点PSへ至る距離を算出
する。
【0031】・第5発明/*発明者原稿における請求項
7,8及び10*/ 図13のカメラ10はレンズへ至る距離が異なる一対の
受光面を備え、レンズ焦点距離とレンズ径とレンズから
両受光面へ至る距離とが既知とされている。
【0032】画像入力手段68_1,68_2はカメラ
10の両受光面より得られた撮影画像を各々取り込み、
像点算出手段70_1,70_2は両画像入力手段68
_1,68_2で取り込まれた撮影画像から像点を各々
求める。
【0033】ぼけ量算出手段72_1,72_2は両像
点算出手段70_1,70_2で求められた像点のぼけ
量を各々算出し、像点対特定手段74は両像点算出手段
70_1,70_2で求められた像点のうち物点PSが
共通な像点の対を両ぼけ量算出手段72_1,72_2
で算出されたぼけ量とカメラ10のレンズ焦点距離とレ
ンズ径と受光面からレンズへ至る距離とを用いて特定す
る。
【0034】ぼけ量比較手段76は像点対特定手段74
で特定された両像点のぼけ量を比較し、距離算出手段7
8はぼけ量の一致を示す比較結果がぼけ量比較手段76
で得られたときに、像点対特定手段74で特定された像
点の対に共通な物点PSへ至る距離を算出する。
【0035】・第6発明/*発明者原稿における請求項9
*/ 図15のカメラ10_1,10_2には、レンズ79に
対し受光素子80の受光面を進退駆動する受光素子駆動
機構81と、その受光素子駆動機構81を与えられた指
示に従って制御する受光位置制御手段82と、が各々設
けられている。
【0036】画像入力手段84_1,84_2は両カメ
ラ10_1,10_2の受光素子で得られた撮影画像を
各々取り込み、像点算出手段86_1,86_2は両両
画像入力手段84_1,84_2に取り込まれた撮影画
像から像点を各々求める、
【0037】ぼけ量算出手段88_1,88_2は両像
点算出手段86_1,86_2で求められた像点のぼけ
量を各々算出し、受光面移動指示手段90は両ぼけ量算
出手段88_1,88_2で算出されたぼけ量のいずれ
かが予め設定されていた微小量を越えているときに、該
ぼけ量を減少させる制御指示を該当したカメラ10_
1,10_2の受光位置制御手段82へ与える。
【0038】距離算出手段92はぼけ量算出手段88_
1,88_2で算出されたぼけ量の双方が予め設定され
ていた微小量へ達していないときに、両像点算出手段8
6_1,86_2で求められた像点に共通な物点PSへ
至る距離を算出する。
【0039】・第7発明/*発明者原稿における請求項1
1*/ 図16において、投光器96は対象物94へ所定のパタ
ーンを投影し、カメラ10_1,10_2は、レンズ焦
点距離とレンズ径とレンズから受光面へ至る距離とが既
知で、前記パターンが投影された対象物94を撮影す
る。
【0040】画像入力手段98_1,98_2は両カメ
ラ10_1,10_2で得られた撮影画像を各々取り込
み、像点算出手段100_1,100_2は両画像入力
手段98_1,98_2で取り込まれた撮影画像から像
点を各々求める。
【0041】ぼけ量算出手段102_1,102_2は
両像点算出手段100_1,100_2で求められた像
点のぼけ量を各々算出し、像点対特定手段104は、両
像点算出手段100_1,100_2で求められた像点
のうち物点PSが共通な像点の対を、両ぼけ量算出手段
102_1,102_2で算出されたぼけ量とカメラ1
0_1,10_2のレンズ焦点距離とレンズ径とレンズ
から受光面へ至る距離とを用いて特定する。
【0042】距離算出手段106は像点対特定手段10
4で特定された像点の対に共通な物点PSへ至る距離を
算出する。
【0043】
【作用】
・第1発明 図2は移動ステレオ視(図35参照)の平面図(エピポ
ーラ線,原点,物点,像点を含む平面図)であり、同図
におけるカメラ原点O1,O2,O3,O4,O5の位置と
受光面上での像点P1,P2,P3,P4,P5との関係は
図3のように直線特性となる。
【0044】このため、例えば図4のように複数のカメ
ラ(10_1,10_2,10_3,10_4,10_
5・・・)をd,2d,4d,8d・・・の間隔で配列
し、それらの台数を削減する。
【0045】そして最初に像点P1を求め、次に像点P2
を求め(カメラ間の距離が短いので、像点P1に最も近
い像点P2を物点PSが共通となる対応点として選択す
る)、この時点で初期の直線特性を定める。
【0046】以後は、直線特性に最も近い像点P3,P
4,P5・・・を対応点としてカメラ配列の順で逐次的に
選択する。また、その対応点P3,P4,P5・・・の選
択毎に直線特性を補正する。したがって、直線特性は徐
々に正確なものに収束する(図5参照)。このため、カ
メラ配列の後尾側となってカメラ間隔が大きくなって
も、対応点選択の処理を誤りなく行なうことが可能とな
る。
【0047】・第2発明 図7において、2台のカメラ(10_1,10_2)を
隣接して配列し、それらから離れた位置にも2台のカメ
ラ(10_3,10_4)を隣接して配列することによ
り、左カメラ(10_1,10_2の対と右カメラ(1
0_3,10_4)の対とについて、物点PSが共通な
像点(対応点)を探索することなく確実に選択できる。
【0048】そこで、左カメラ(10_1,10_2)
の対と右カメラ(10_3,10_4)の対とについて
物点PSへ至る距離を算出し、この距離が同一な物点PS
を共通とした像点対を選択の像点から特定し、同像点対
を用いて物点PSへ至る距離を算出する。
【0049】・第3発明 図9において、隣接して配列された左カメラ対(10_
1,10_2)の側で得られた像点より対応点を選択す
る。
【0050】そして、カメラ対(10_1,10_2)
から離れた位置に配置の別カメラ(10_3)側で得ら
れた像点のうち、物点(PS)が左カメラ対(10_
1,10_2)と同一となるもの(対応点)を選択す
る。
【0051】例えば、物点PSへ至る距離が同一となる
対応点は図10のように直線特性上に存在し(第1発明
の説明参照)、このため、左カメラ対(10_1,10
_2)について選択された対応点を用いて右側のカメラ
(10_3)に関する対応点を選択できる。
【0052】・第4発明 図12において、aはカメラレンズから物点へ至る距
離,bはカメラレンズから物点Psの結像位置へ至る距
離,Lはカメラレンズから受光面の位置へ至る距離(b
<L),Rはカメラレンズの径であり、物点Psの像点
は受光面上でぼけて半径rの円となる。
【0053】このときに、 1/a+1/b=1/f の関係式と b:R=(L−b):r の関係式から a=fRL/{RL−f(r+R)} でカメラレンズから物点Psへ至る距離aをカメラパラ
メータf,R,Lから算出できる。
【0054】そこで、左右に計2台のカメラ10_1,
10_2を図11のように配置してステレオ視を行な
い、両カメラ10_1,10_2の撮影画像から像点を
各々求め、像点のぼけ量を各々算出する。
【0055】そして、求められた像点のうち物点PSが
共通な像点の対を算出されたぼけ量とカメラ10_1,
10_2のレンズ焦点距離fとレンズ径Rとレンズから
受光面へ至る距離Lとにより特定する(カメラレンズか
ら物点Psへ至る距離aが同一となるものを特定す
る)。さらに、特定された像点の対に共通な物点PSへ
至る距離を例えば三角測量の原理で最終的に算出する。
【0056】したがって、カメラレンズから物点Pへ至
る距離aの精度を、その距離aの増大にもかかわらず、
十分なものとすることが可能となる。
【0057】・第5発明 ぼけの原因が物体までの距離によらない場合がある。そ
の場合には焦点距離,レンズの径,絞りなどを変化させ
て撮影を行ない、この間におけるぼけの変化を調べるこ
とにより、物体までの距離によるぼけか否かを判別でき
る。
【0058】この発明では、レンズへ至る距離が異なる
一対の受光面をカメラ10が備えている(例えば図14
のように、ハーフミラーを用いて距離l1,l2が異なる
受光面を用意できる)。また、両受光面から得られた撮
影画像より第4発明と同様にして像点,ぼけ量を求め、
それら像点のうち物点PSが共通な像点の対を特定す
る。
【0059】さらに、特定された両像点のぼけ量を比較
し、ぼけ量の一致を示す比較結果が得られたときに(物
体までの距離によるぼけであることが判明した)、特定
された像点の対(対応点)に共通な物点PSへ至る距離
を算出する。
【0060】なお、この発明においてもステレオ視を行
なうことにより、測距の精度を高めることが可能とな
る。また移動中の物体を撮影した場合には、その物体移
動でぼけが生ずることから、シャッタ速度をぼけ量に応
じて高める制御を行ない、物体移動によるぼけを取り除
くことが好ましい。
【0061】・第6発明 物体の像が結像する位置に受光面が近いほど(すなわ
ち、ピントが合うほど)、測距の精度が向上する。
【0062】そこで、受光素子80の受光面をレンズ7
9に対し進退駆動する受光素子駆動機構81と、その受
光素子駆動機構81を与えられた指示に従って制御する
受光位置制御手段82と、をステレオ視の両カメラ10
_1,10_2に設ける。さらに、これらに関するぼけ
量のいずれかが予め設定されていた微小量を越えている
ときに、該ぼけ量の減少制御を該当したカメラ10_
1,10_2の受光位置制御手段82へ指示する。
【0063】また、ぼけ量の双方が予め設定されていた
微小量へ達していない場合には、ピントが合っているこ
とから、例えば第4発明と同様にして物点PSまでの正
確な距離を算出する。
【0064】・第7発明 物体にスポット光などを照射し、そのパターンのステレ
オ視を行ない、両眼のカメラ10_1,10_2につい
てぼけ量を求め、像点から物点へ至る距離を算出する。
さらに、算出の距離が同一な対応点の像点を選択し、こ
れらの対応点を用いて物点へ至る距離を最終的に求め
る。
【0065】照射光の走査が行なわれないので、測定結
果を直ちに得ることが可能となる。なお、パターン面積
が距離にかかわらず一定となる投影を行ない、その像の
面積に基づいてパターンまでの距離を算出することも、
この発明と同等である。
【0066】
【実施例】
・第1実施例(第1発明が適用された装置) 図17において、5台のカメラ10_1,10_2,1
0_3,10_4,10_5が用意されており、それら
の配置間隔は図4のようにd,2d,4d,8d(d:
わずかな距離)と順に拡大されている。
【0067】これらカメラ10_1,10_2,10_
3,10_4,10_5の画像は画像処理装置170_
1,170_2,170_3,170_4,170_5
に各々入力され、プロセッサ172に与えられる。
【0068】プロセッサ172はメモリ174を用いて
処理を行ない、各カメラ10_1,10_2,10_
3,10_4,10_5の撮影画像を取り込む(ステッ
プ1800,1806,1810)。
【0069】そして、撮影画像を取り込む毎に同撮影画
像から像点を求め(ステップ1802)、配列先頭のカ
メラ10_1を除くカメラ10_2,10_3,10_
4,10_5について像点が求められると、直線状の対
応点特性(図5参照)に最も近い像点をそのときの像点
から選択する(ステップ1804)。
【0070】また、像点の選択毎に対応点特性を補正し
(ステップ1808)、全てのカメラ10_1,10_
2,10_3,10_4,10_5について像点を選択
すると、選択された全像点(対応点)に共通な物点PS
へ至る距離をそれら像点の位置から三角測量の原理で算
出する(ステップ1812)。
【0071】本実施例によれば、多数カメラによるステ
レオ視方式の提案装置で使用されていたカメラの多くを
間引くことが可能となり、したがって、より安価で小型
かつ軽量な装置を実現できる。
【0072】・第2実施例(第2発明が適用された装
置) 図19において、カメラ10_1,10_2,10_
3,10_4の撮影画像は画像処理装置170_1,1
70_2,170_3,170_4に各々取り込まれ、
プロセッサ172へ入力される。
【0073】カメラ10_1,10_2とカメラ10_
3,10_4は各々対とされてステレオ視の両眼を形成
する(図7参照)。
【0074】図19のプロセッサ172は同図のメモリ
174を用いて図21の処理を行ない、カメラ対10_
1及び10_2,カメラ対10_3及び10_4の撮影
画像を順に取り込む(ステップ2100,2102)。
【0075】次いで、カメラ対10_1及び10_2,
カメラ対10_3及び10_4毎にこれらの撮影画像か
ら像点を求め(ステップ2104,2106)、かつ、
対応点を選択する(ステップ2108,2110)。
【0076】さらに、カメラ対10_1及び10_2,
カメラ対10_3及び10_4毎に対応点から物点(P
S)へ至る概略的な距離を算出する(ステップ211
2,2114)。
【0077】そして、カメラ対10_1及び10_2,
カメラ対10_3及び10_4毎に算出の距離が同一と
なる対応点を選択し(ステップ2116)、これらの対
応点に共通な物点PSへ至る距離をそれらの位置から三
角測量の原理で算出する(ステップ2118)。
【0078】本実施例によれば、必要とされるカメラが
4台となるので、第1実施例よりさらに安価で小型かつ
軽量な装置を実現できる。しかも、測距の精度を維持で
きる(図7参照)。
【0079】・第3実施例(第3発明が適用された装
置) 図21において、カメラ10_1,10_2,10_3
の撮影画像は画像処理装置170_1,170_2,1
70_3に各々取り込まれる。さらにプロセッサ172
へ入力され、プロセッサ172はメモリ174を用いて
入力画像を処理する。
【0080】カメラ10_1,10_2は対とされてお
り、カメラ10_1,10_2とカメラ10_3でステ
レオ視の両眼を形成する(両眼の間隔は図9のように広
く、カメラ10_1,10_2の間隔は狭く設定されて
いる)。
【0081】プロセッサ172は図22の処理を行な
い、まずカメラ対10_1及び10_2,カメラ10_
3の撮影画像を順に取り込み(ステップ2300,23
02)、それらからカメラ対10_1及び10_2,カ
メラ10_3に関し像点を算出する(ステップ230
4,2306)。
【0082】ここで、狭い画像領域内に像点が多数存在
した場合、誤った像点を対応点として選択する可能性が
生ずる。本実施例では、図23のように撮影画像の読み
込み毎に(ステップ2400)、その高周波成分を除去
する(ステップ2402)。同処理により、像点の数を
減少させて像点密度の増加を抑制し、対応点を誤りなく
選択する。
【0083】なお、撮影画像のぼかし処理を行ない、ぼ
かし処理後の画像を微分処理してエッジを抽出しても、
同様な効果が得られる。
【0084】図22において、プロセッサ172はカメ
ラ対10_1及び10_2について得られた2つの対応
点を用いて前述の直線特性からカメラ10_3につきそ
の像点 から対応点を選択する(ステップ2312)。
【0085】例えば図24において、左側カメラ10_
1,10_2の視点がOLL,OLRのときにそれら左側の
対応点PLL,PLRから直線特性を求め、この直線特性上
において視点がORの像点となる右側の対応点を選択す
る。ちなみにこの図24において、PLL,PLRがCCD
の1画素分ずれてORの探索範囲がPR1からPR2までと
なっても、図24の処理が行なわれて像点が間引かれて
いるので、右側の対応点を正しく選択できる。
【0086】最後に、プロセッサ172は左右の対応点
に共通な物点PSへ至る距離をそれらの位置から三角測
量の原理で算出する(ステップ2314)。
【0087】本実施例によれば、必要とされるカメラを
第2実施例の4台から3台に削減できる。
【0088】・第4実施例(第4発明が適用された装
置) 図25において、カメラ10_1,10_2の撮影画像
は画像処理装置170_1,170_2に各々取り込ま
れ、プロセッサ172へ入力される。
【0089】カメラ10_1,10_2のパラメータ
(前述のf,R,L:図12参照)は既知で、プロセッ
サ172はメモリ174(カメラパラメータを記憶)を
用いて図26の処理を行なう。
【0090】図26において、カメラ10_1,10_
2の撮影画像を順に取り込み(ステップ2700,27
02)、両カメラ10_1,10_2について像点を求
め(ステップ2704,2806)、ぼけ量を算出する
(ステップ2708,2710)。
【0091】そして両カメラ10_1,10_2毎に、
ぼけ量とカメラパラメータから物点(PS)へ至る概略
的な距離を算出し(ステップ2712,2714)、算
出の距離が同一となる左右の対応点を選択し(ステップ
2716)、これらの対応点に共通な物点PSへ至る距
離をそれらの位置から三角測量の原理で算出する(ステ
ップ2718)。
【0092】本実施例によれば、必要とされるカメラが
2台となるので、第1実施例より安価で小型かつ軽量な
装置を実現できる。その上、ステレオ視が行なわれるの
で、レンズ焦点方式の装置であるにもかかわらず、測距
精度を十分に維持できる。
【0093】・第5実施例(第5発明が適用された装
置) 図27のカメラ10_1,10_2は両眼用とされてお
り、レンズへ至る距離が異なる一対の受光面(CCD)
を備えている(図14のように、ハーフミラーを用いて
レンズまでの距離を異ならせている)。
【0094】この図27のカメラ10_1,10_2に
おける両受光面で得られた撮影画像は画像処理装置17
0_1,170_2,170_3,170_4に各々取
り込まれ、プロセッサ172へ入力される。
【0095】カメラ10_1,10_2のパラメータ
(前述のf,R,L:図12参照)は既知で、プロセッ
サ172はメモリ174(カメラパラメータを記憶)を
用いて図28の処理を繰返し行なう。
【0096】最初に、前回の撮影で算出されたカメラぼ
け量を考慮したシャッタ速度を画像処理装置170_
1,170_3経由でカメラ10_1,10_2に設定
し、物体移動を原因とするぼけの成分を取り除くように
する(ステップ2900,2902)。
【0097】次いで、全ての受光面から撮影画像を取り
込み(ステップ2904,2906,2908,291
0)、それらについて像点を求める(ステップ291
2,2914,2916,2918)。
【0098】さらに各受光面についてぼけ量を算出し
(ステップ2920,2922,2924,292
6)、両カメラ10_1,10_2について対応点を選
択し(ステップ2928,2930)、カメラ10_1
の両受光面に関する対応点のぼけ量が同一で、カメラ1
0_2に関してもぼけ量が同一の場合は(ステップ29
32,2934)、ぼけの原因が距離によるものと判断
する。
【0099】その場合は左右両カメラ10_1,10_
2につき、ぼけ量とカメラパラメータを用いて物点(P
S)までの距離を求め(ステップ3936,393
8)、算出の距離が同一となる左右対応点を像点から選
択し(ステップ2940)、これらの対応点に共通な物
点PSへ至る距離をそれらの位置から三角測量の原理で
算出する(ステップ2942)。
【0100】本実施例によれば、必要とされるカメラが
2台となるので、第1実施例より小型で軽量な装置を実
現できる。また、ステレオ視及びシャッタ速度の制御が
行なわれるので、レンズ焦点方式の装置であるにもかか
わらず、十分な精度の測定結果が得られる。
【0101】・第6実施例(第6発明が適用された装
置) 図29において、カメラ10_1,10_2は両眼用と
されており、各々受光素子(CCD)80_1,80_
2を備えている。
【0102】これらの受光素子80_1,80_2はリ
ニアガイド81_1_1,81_1_2でレンズ79_
1,79_2に対し進退する方向へ各々案内されてお
り、同方向へリニアステージ81_2_1,81_2_
2を介しモータ81_3_1,81_3_2により各々
駆動されている。
【0103】そして、両モータ81_3_1,81_3
_2はモータコントローラ82_1_1,82_1_2
により各々制御されており、両モータコントローラ82
_1_1,82_1_2にはプロセッサ82_2_1,
82_2_2から制御指令が各々与えられている。
【0104】さらに、両プロセッサ82_2_1,82
_2_2へ画像処理装置170_1,170_2を各々
介してプロセッサ172から受光素子移動の制御指示が
与えられており、両プロセッサ82_2_1,82_2
_2においてはプロセッサ172の指示に応じた制御指
令がメモリ82_3_1,82_3_2を各々用いて生
成されている。
【0105】また、両受光素子80_1,80_2で得
られた撮影画像の信号はカメラコントローラ83_1,
83_2へ各々与えられ、該当の画像処理装置170_
1,170_2を介してプロセッサ172に送出され
る。
【0106】このプロセッサ172はメモリ174を用
いて図31の処理を行ない、最初に両カメラ10_1,
10_2のカメラコントローラ83_1,83_2から
撮影画像を取り込む(ステップ3100,3102)。
【0107】そして両カメラ10_1,10_2につい
て像点を求め(ステップ3104,3106)、各像点
のぼけ量を算出し(ステップ3108,3126)、予
め設定されていた微小な量εと比較する(ステップ31
20,3128)。
【0108】像点のぼけ量が設定量ε以上であった場合
(ピントが合っていない場合)には、ぼけ量が減少する
受光素子80_1,80_2の進退移動方向と移動量を
決定し(ステップ3122)、その制御指示を該当のプ
ロセッサ82_2_1,82_2_2へ与える(ステッ
プ3124)。
【0109】制御指示が与えられたプロセッサ82_2
_1,82_2_2は制御指令を生成し、この制御指令
に従いモータコントローラ82_1_1,82_1_2
はモータ81_3_1,81_3_2を制御し、同モー
タ81_3_1,81_3_2はリニアステージ81_
2_1,81_2_2を駆動する。
【0110】その結果、受光素子80_1,80_2は
リニアガイド81_1_1,81_1_2により案内さ
れてレンズ79_1,79_2に対し進退移動し、常に
ピントの合う位置へ制御される。
【0111】この状態でプロセッサ172は両カメラ1
0_1,10_2の各像点について物点(PS)へ至る
距離を算出し(ステップ3130,3132)、対応点
を選択し(ステップ3134)、物点(PS)へ至る距
離を三角測量の原理で最終的に算出する(ステップ31
36)。
【0112】以上のように、カメラ10_1,10_2
の受光素子80_1,80_2はピントの合う結像位置
に制御される。したがって本実施例によれば、高精度な
測距結果を得ることが可能となる。
【0113】・第7実施例(第7発明が適用された装
置) 図31において、プロセッサ172は画像処理装置17
0_1を介して投光器96を制御しており、投光器96
にスポット光を対象物(平板)94へ照射させ、3行3
列にスポットが整列したパターンを投影させる。
【0114】それらのスポットはカメラ10_1,10
_2で撮影され(いずれかのスポット)、両カメラ10
_1,10_2の撮影画像は画像処理装置170_1,
170_2を各々介してプロセッサ172に与えられ
る。
【0115】プロセッサ172ではメモリ174を用い
て図32の処理が行なわれ、この処理においては、最初
に投光器96の制御を行ない、上記のパターンを対象物
94へ投影させる(ステップ3300)。
【0116】次に、両カメラ10_1,10_2の撮影
画像を画像処理装置170_1,170_2から取り込
み(ステップ3302,3304)、両カメラ10_
1,10_2について像点を求める(ステップ330
6,3308)。
【0117】そして両カメラ10_1,10_2につい
て求めた像点のぼけ量を算出していずれかのスポットへ
至る距離を求め(ステップ3310,3312)、この
距離が同一となる対応点を選択し(ステップ331
4)、対象となったいずれかのスポットへ両対応点から
至る距離を求める(ステップ3316)。
【0118】本実施例によれば、撮影したスポットのぼ
け量から対応点が選択されるので、スポット光の走査が
不要となり、その照射が1回のみとなる。したがって、
測距を1回のスポット光照射で直ちに完了することが可
能となる。
【0119】なお、パターンの面積が距離にかかわらず
一定となるように投光を行ない、その面積からパターン
へ至る距離を算出するように装置を構成することも好適
である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
くのカメラを用いることなく直ちに高い精度の測距結果
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の原理説明図である。
【図2】移動ステレオ視の説明図である。
【図3】移動ステレオ視における対応点特性の説明図で
ある。
【図4】第1発明の作用説明図である。
【図5】第1発明の作用説明図である。
【図6】第2発明の原理説明図である。
【図7】第2発明の作用説明図である。
【図8】第3発明の原理説明図である。
【図9】第3発明の作用説明図である。
【図10】第3発明の作用例説明図である。
【図11】第4発明の原理説明図である。
【図12】第4発明の作用説明図である。
【図13】第5発明の原理説明図である。
【図14】第5発明の作用説明図である。
【図15】第6発明の原理説明図である。
【図16】第7発明の原理説明図である。
【図17】第1実施例の構成説明図である。
【図18】第1実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図19】第2実施例の構成説明図である。
【図20】第2実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図21】第3実施例の構成説明図である。
【図22】第3実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図23】第3実施例における画像入力の処理内容を説
明するフローチャートである。
【図24】第3実施例における右対応点の選択作用説明
図である。
【図25】第4実施例の構成説明図である。
【図26】第4実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図27】第5実施例の構成説明図である。
【図28】第5実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図29】第6実施例の構成説明図である。
【図30】第6実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図31】第7実施例の構成説明図である。
【図32】第7実施例の処理内容を説明するフローチャ
ートである。
【図33】ステレオ視の説明図である。
【図34】移動ステレオ視の説明図である。
【符号の説明】
10_1,10_2,10_3,10_4,10_5
カメラ 79_1,79_2 レンズ 80_1,80_2 受光素子 81_1_1,81_1_2 リニアガイド 81_2_1,81_2_2 リニアステージ 81_3_1,81_3_2 モータ 82_1_1,82_1_2 モータコントローラ 82_2_1,82_2_2 プロセッサ 82_3_1,82_3_2 メモリ 83_1,83_2 カメラコントローラ 94 対象物 96 投光器 170_1,170_2,170_3,170_4,1
70_5 画像処理装置 172 プロセッサ 174 メモリ a 物点までの距離 b 結像位置までの距離 d カメラ配置間隔の単位距離 f レンズの焦点距離 l1,l2,L 受光面までの距離 PS 物点 P 像点 r ぼけ像円の半径 O 視点 R レンズ径

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔が順に拡大されて配列された複数の
    カメラと、 配列先頭より各カメラの撮影画像を取り込む画像入力手
    段と、 撮影画像が取り込まれたときに、該撮影画像から像点を
    求める像点算出手段と、 各カメラの視点位置と各撮影画像内で対応した像点との
    関係が示される対応点特性に最も近い像点を求められた
    像点から選択する対応点選択手段と、 選択された像点を用いて前記の対応点特性を補正する対
    応点特性補正手段と、 全てのカメラについて像点が選択されたときに、選択さ
    れた全像点に共通な物点へ至る距離を選択された全像点
    の位置から算出する距離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  2. 【請求項2】 隣接して配列された第1のカメラ対と、 第1のカメラ対から離れた位置に隣接して配列された第
    2のカメラ対と、 第1のカメラ対より撮影画像を取り込む第1の画像入力
    手段と、 第2のカメラ対より撮影画像を取り込む第2の画像入力
    手段と、 第1のカメラ対より取り込まれた両撮影画像から像点を
    求める第1の像点算出手段と、 第2のカメラ対より取り込まれた両撮影画像から像点を
    求める第2の像点算出手段と、 第1の像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通
    な像点を選択する第1の対応点選択手段と、 第2の像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通
    な像点を選択する第2の対応点選択手段と、 第1の対応点選択手段で選択された像点に共通な物点へ
    至る距離を算出する第1の距離算出手段と、 第2の対応点選択手段で選択された像点に共通な物点へ
    至る距離を算出する第2の距離算出手段と、 第1の距離算出手段と第2の距離算出手段とで算出され
    た距離が同一な物点を共通とした像点の対を第1の対応
    点選択手段と第2の対応点選択手段で選択された像点か
    ら特定する像点対特定手段と、 像点対特定手段で特定された像点の対を用いて物点へ至
    る距離を算出する第3の距離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  3. 【請求項3】 隣接して配列された第1及び第2のカメ
    ラと、 第1及び第2のカメラから離れて配置された第3のカメ
    ラと、 第1及び第2のカメラより撮影画像を取り込む第1の画
    像入力手段と、 第3のカメラより撮影画像を取り込む第2の画像入力手
    段と、 第1及び第2のカメラより取り込まれた両撮影画像から
    像点を求める第1の像点算出手段と、 第3のカメラより取り込まれた撮影画像から像点を求め
    る第2の像点算出手段と、 第1の像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通
    な像点を選択する対応点選択手段と、 第1の対応点選択手段で選択された像点と物点が共通な
    像点を第2の像点算出手段で求められた像点から特定す
    る像点対特定手段と、 対応点選択手段で選択された像点と像点対特定手段で特
    定された像点とを用いて物点へ至る距離を算出する距離
    算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  4. 【請求項4】 レンズ焦点距離とレンズ径とレンズから
    受光面へ至る距離とが既知な一対のカメラと、 両カメラより撮影画像を各々取り込む一対の画像入力手
    段と、 両画像入力手段で取り込まれた撮影画像から像点を各々
    求める一対の像点算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のぼけ量を各々算出す
    る一対のぼけ量算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通な像
    点の対を両ぼけ量算出手段で算出されたぼけ量とカメラ
    のレンズ焦点距離とレンズ径とレンズから受光面へ至る
    距離とを用いて特定する像点対特定手段と、 像点対特定手段で特定された像点の対に共通な物点へ至
    る距離を算出する距離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  5. 【請求項5】 レンズへ至る距離が異なる一対の受光面
    を備えレンズ焦点距離とレンズ径とレンズから両受光面
    へ至る距離とが既知なカメラと、 カメラの両受光面より得られた撮影画像を各々取り込む
    一対の画像入力手段と、 両画像入力手段で取り込まれた撮影画像から像点を各々
    求める一対の像点算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のぼけ量を各々算出す
    る一対のぼけ量算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通な像
    点の対を両ぼけ量算出手段で算出されたぼけ量とカメラ
    のレンズ焦点距離とレンズ径と受光面からレンズへ至る
    距離とを用いて特定する像点対特定手段と、 像点対特定手段で特定された両像点のぼけ量を比較する
    ぼけ量比較手段と、 ぼけ量の一致を示す比較結果がぼけ量比較手段で得られ
    たときに、像点対特定手段で特定された像点の対に共通
    な物点へ至る距離を算出する距離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  6. 【請求項6】 レンズに対し受光素子の受光面を進退駆
    動する受光素子駆動機構と受光素子駆動機構を与えられ
    た指示に従って制御する受光位置制御手段とが各々設け
    られた一対のカメラと、 両カメラの受光素子で得られた撮影画像を各々取り込む
    一対の画像入力手段と、 両画像入力手段に取り込まれた撮影画像から像点を各々
    求める一対の像点算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のぼけ量を各々算出す
    る一対のぼけ量算出手段と、 両ぼけ量算出手段で算出されたぼけ量のいずれかが予め
    設定されていた微小量を越えているときに、該ぼけ量を
    減少させる制御指示を該当したカメラの受光位置制御手
    段へ与える受光面移動指示手段と、 ぼけ量算出手段で算出されたぼけ量の双方が予め設定さ
    れていた微小量へ達していないときに、両像点算出手段
    で求められた像点に共通な物点へ至る距離を算出する距
    離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
  7. 【請求項7】 対象物へ所定のパターンを投影する投光
    器と、 レンズ焦点距離とレンズ径とレンズから受光面へ至る距
    離とが既知で前記パターンが投影された対象物を撮影す
    る一対のカメラと、 両カメラで得られた撮影画像を各々取り込む一対の画像
    入力手段と、 両画像入力手段で取り込まれた撮影画像から像点を各々
    求める一対の像点算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のぼけ量を各々算出す
    る一対のぼけ量算出手段と、 両像点算出手段で求められた像点のうち物点が共通な像
    点の対を両ぼけ量算出手段で算出されたぼけ量とカメラ
    のレンズ焦点距離とレンズ径とレンズから受光面へ至る
    距離とを用いて特定する像点対特定手段と、 像点対特定手段で特定された像点の対に共通な物点へ至
    る距離を算出する距離算出手段と、 を有する、 ことを特徴としたカメラ撮影測距装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005324300A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 J-Net:Kk 極細工作具の測定装置、及びその測定装置を用いた基準位置設定装置及び傾き測定装置
JP2013061317A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Hyundai Motor Co Ltd 車両周辺情報提供システム及びその方法
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