JPH08291255A - オルガノポリシロキサンの水性分散液、その製造方法および繊維材料の仕上げ剤 - Google Patents

オルガノポリシロキサンの水性分散液、その製造方法および繊維材料の仕上げ剤

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JPH08291255A
JPH08291255A JP8097012A JP9701296A JPH08291255A JP H08291255 A JPH08291255 A JP H08291255A JP 8097012 A JP8097012 A JP 8097012A JP 9701296 A JP9701296 A JP 9701296A JP H08291255 A JPH08291255 A JP H08291255A
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aqueous dispersion
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JP8097012A
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Johann Mueller
ミュラー ヨハン
Ian Mackenzie
マッケンジー イアン
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Wacker Chemie AG
Original Assignee
Wacker Chemie AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08J3/02Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
    • C08J3/03Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques in aqueous media
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オルガノポリシロキサンの水性分散液、その
製造方法および繊維材料の仕上げ剤 【解決手段】 原料(A)縮合可能な基を有するオルガ
ノポリシロキサン、(B)縮合触媒、(C)分子量最大
20000のオルガノポリシロキサン樹脂、(D)塩基
性窒素を有する化合物、および(E)分散液固体含有量
が0.01〜30重量%であるポリビニルアルコールを
用いて製造できるオルガノポリシロキサンの水性分散液 【効果】 本オルガノポリシロキサン水性分散液で処理
した繊維材料は、柔らかい手触り、弾性、形状安定性な
どがあり、しわがよらない

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を除去した後に
エラストマーに転換できるオルガノポリシロキサンの水
性分散液、その製造方法および繊維材料の仕上げ剤に関
する。
【0002】環境保護措置により、化学的調合品中の有
機溶剤を避けることがますます強いられている。そのた
めに、水性系がますます使用されるようになっている。
【0003】
【従来の技術】オルガノポリシロキサンの水性分散液そ
れ自体は、さまざまな点で公知である。例えば、米国特
許(US−PS)第4221688号明細書(R.D. John
son, Dow Corning Corporation、発行日1980年9月
9日)中には、ヒドロキシル化ジオルガノポリシロキサ
ン、コロイド状二酸化ケイ素および有機アミンまたは水
酸化ナトリウムをベースにした水性シリコン分散液の製
造が記載されている。
【0004】米国特許(US−PS)第4244849
号明細書(J.C. Saam, Dow CorningCorporation、発行日
1981年1月13日)からは、アルカリ金属ケイ酸塩
をヒドロキシル末端基を有するポリジオルガノシロキサ
ンのアニオンで安定化された水性エマルションに添加す
ることにより得られる水性シリコン分散液が公知となっ
ている。米国特許(US−PS)第4816506号明
細書(N. Gamon, Wacker-Chemie GmbH、発行日1989
年3月28日)ならびに米国特許(US−PS)第50
45231号明細書(R. Braun, Wacker-Chemie GmbH、
発行日1991年9月3日)あるいは相当するドイツ特
許(DE)第3932025A(1991年4月4日公
開)中には、さらに末端単位にヒドロキシル基を有する
ポリジオルガノシロキサンおよび(有機)金属化合物ケ
イ酸塩中にシリコネート(Siliconat)を含有する水性
分散液が記載されている。欧州特許(EP)第3661
33A号中には、有機溶剤を用いない固体オルガノポリ
シロキサンの水性エマルションの製造方法が記載されて
いるが、ここでは、固体シロキサンを液状シロキサン中
に溶かし、この溶液を乳化する。欧州特許(EP)第5
72006号中には、高い固体含有量を有することによ
り、またこの分散液を塗布した織物は、形状安定性、弾
性、しわがよらない仕上げ加工およびガラス繊維の固定
ができない点が本発明による分散液と異なる水性分散液
を記載している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】安定で、透明でかつ長
期間貯蔵しても使用でき、また比較的簡単な方法でかつ
短時間でエラストマーが製造できるオルガノポリシロキ
サンの水性分散液の提供という課題がある。さらに、高
価な方法を使用せずに、改善された性質を有し、手触り
が柔らかい弾性織物、形状が安定している織物、しわに
ならない織物ならびにガラス繊維織物を製造するという
課題がある。この課題は、本発明により解決された。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、原料
(A)縮合可能な基を有するオルガノポリシロキサン、
(B)縮合触媒、(C)分子量最大20000のオルガ
ノポリシロキサン樹脂、(D)塩基性窒素を有する化合
物、および(E)分散液固体含有量が0.01〜30重
量%であるポリビニルアルコールを用いて製造できるオ
ルガノポリシロキサンの水性分散液である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用される縮合可能な基
を有するオルガノポリシロキサン(A)は、有利には式 RO−[SiR1 2O]n−R (I) [式中、Rは、同じかまたは異なっていてもよく、水素
原子または炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表
し、R1は、同じかまたは異なっている炭素原子1〜1
8個を有する炭化水素を表し、これはハロゲン原子、ア
ミノ基、エーテル基、エステル基、エポキシ基、メルカ
プト基、シアノ基または(ポリ)グリコール基で置換さ
れていてもよく、その際、後者はオキシエチレンおよび
/またはオキシプロピレン単位から構成されており、n
は、少なくとも30の整数である]のものである。
【0008】炭化水素基R1の例は、アルキル基、例え
ばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピ
ル−、1−n−ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブ
チル−、t−ブチル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチ
ル−、ネオ−ペンチル−、t−ペンチル基;ヘキシル
基、例えばn−ヘキシル基;ヘプチル基、例えばn−ヘ
プチル基;オクチル基、例えばn−オクチル基およびイ
ソ−オクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチ
ル基;ノニル基、例えばn−ノニル基;デシル基、例え
ばn−デシル基;ドデシル基、例えばn−ドデシル基;
オクタデシル基、例えばn−オクタデシル基;アルケニ
ル基、例えばビニル−およびアリル基;シクロアルキル
基、例えばシクロペンチル−、シクロヘキシル−、シク
ロヘプチル基およびメチルシクロヘキシル基;アリール
基、例えばフェニル−、ナフチル−、アントリル−およ
びフェナントリル基;アルキルアリール基、例えばo
−、m−、p−トルイル基、キシリル基およびエチルフ
ェニル基;アラルキル基、例えばベンジル基、α−およ
びβ−フェニルエチル基である。
【0009】置換された炭化水素基R1の例は、ハロゲ
ン化基、例えば3−クロロプロピル基、3,3,3−ト
リフルオロプロピル基、クロロフェニル基、ヘキサフル
オロプロピル基、例えば、1−トリフルオロメチル−
2,2,2−トリフルオロエチル基;2−(ペルフルオ
ロヘキシル)エチル基、1,1,2,2−テトラフルオ
ロエチルオキシプロピル基、1−トリフルオロメチル−
2,2,2−トリフルオロエチルオキシプロピル基、ペ
ルフルオロイソプロピルオキシエチル基、ペルフルオロ
イソプロピルオキシプロピル基;アミノ基により置換さ
れている基、例えばN−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピル基、3−アミノプロピル基および3−(シ
クロヘキシルアミノ)プロピル基;エーテル官能性基、
例えば3−メトキシプロピル基および3−エトキシプロ
ピル基;シアノ官能性基、例えば2−シアノエチル基;
エステル官能性基、例えばメタクリルオキシプロピル
基;エポキシ官能性基、例えばグリシドオキシプロピル
基および硫黄官能性基、例えば3−メルカプトプロピル
基である。
【0010】有利には、基R1として炭素原子1〜10
個を有する炭化水素基であって、その際、殊に有利には
基R1の少なくとも80%、殊には少なくとも90%が
メチル基である。
【0011】有利な基Rは、水素原子および炭素原子1
〜4個を有するアルキル基であり、その際、水素原子、
メチルおよびエチル基が殊に有利である。
【0012】式(I)中の数nの平均値は、式(I)の
オルガノポリシロキサンが、いずれも温度25℃で測定
して、30mPa・sより高い、殊には10000mP
a・sより高い粘度を有するように選択すると有利であ
る。
【0013】式(I)中には記載されていないが、ジオ
ルガノシロキサン単位の10モル%までは、たいていは
いずれにしても避けがたい不純物として存在する他のシ
ロキサン単位、例えば、R1 3SiO1/2−、R1SiO
3/2−およびSiO4/2−単位[式中、R1はこれについ
て前記されたものを表す]により置き換えられていても
よい。
【0014】式(I)によるポリジオルガノシロキサン
は、専門分野では公知の方法、例えば低分子量の環状あ
るいは線型のヒドロキシ−および/またはアルコキシで
末端ブロックされたオルガノポリシロキサンの重合また
は縮合により製造できる。
【0015】これに関しては、例えばW.ノル(Noll)
著"Chemistry and Technology of Silicones" 1968 (Ac
ademic Press Inc.)の218ページ以降を参照のこと。
【0016】本発明により使用される縮合可能な基を有
するオルガノポリシロキサン(A)は、このような縮合
可能な基を有するオルガノポリシロキサンの1種類ある
いは少なくとも2種類の混合であってもよい。
【0017】本発明により使用される縮合触媒(B)
は、有利には(有機)金属化合物、例えば金属Pb、Z
n、Zr、Ti、Sb、Fe、Cd、Sn、Ba、Ca
およびMnのカルボン酸塩、アルコラートおよびハロゲ
ン化物である。殊に有利には、炭素原子1〜18個を有
するカルボン酸の(有機)スズ化合物ならびに(有機)
スズハロゲン化物、殊には有機スズオクタン酸塩、−ナ
フテン酸塩、−ヘキサン酸塩、−ラウリン酸塩、−酢酸
塩、−臭化物および−塩化物である。
【0018】このような(有機)スズ化合物の例は、オ
クタン酸スズ(II)、二ラウリン酸ジブチルスズ、三
酢酸オクチルスズ、二オクタン酸ジオクチルスズ、二酢
酸ジオクチルスズ、二酢酸ジデシルスズ、二酢酸ジブチ
ルスズ、二臭化ジブチルスズ、二ラウリン酸ジオクチル
スズ、酢酸トリオクチルスズである。特に有利には、二
カルボキシル酸ジオルガノスズであり、殊には二ラウリ
ン酸ジブチルスズ、二ラウリン酸ジオクチルスズ、二酢
酸ジブチルスズおよび二酢酸ジオクチルスズである。
【0019】本発明により使用される縮合触媒(B)
は、このような縮合触媒の1種類あるいは少なくとも2
種類の混合であってもよい。
【0020】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液の製造のために、縮合触媒(B)は、縮合可能
な基を有するオルガノポリシロキサン(A)100重量
部に対して、有利には0.01〜7重量部、特に有利に
は0.05〜2.0重量部の量を使用する。
【0021】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)は、有利には、一般式
【0022】
【化3】
【0023】[式中、R2は、R1と同じものを表し、か
つ、aは、0.5〜1.95、殊には0.8〜1.8の
平均値を有する数を表す]の単位から成るものである。
【0024】式(II)によって表現されていないが、
オルガノポリシロキサン樹脂はその製造により、Si結
合ヒドロキシル基および/または塩素原子および/また
はアルコキシ基を10重量%まで含むことができる。
【0025】式(II)中の有利な基R2は、メチル
−、エチル−、ビニル−およびフェニル基であり、殊に
はメチル基である。
【0026】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)は、有利には最大10000、特に有
利には最大4000の分子量を有する。
【0027】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)の例は、式[CH3SiO3/2]および
[(CH32SiO]の単位から成るもの(TD樹脂
C)、ならびに式[(CH33SiO1/2]および[S
iO4/2]単位から成るもの(MQ樹脂C)である。
【0028】殊に有利には、本発明により使用されるオ
ルガノポリシロキサン樹脂(C)は、平均分子量250
0〜3500を有する式[CH3SiO3/2
0.6-0.8[(CH32SiO]0.2-0.4ならびに平均分子
量200〜10000を有する式[(CH33SiO
1/20.4-0.6[SiO4/20.4-0.6(MQ樹脂C)、殊
には平均分子量500〜6000を有する式[CH3
iO3/20.6-0.8[(CH32SiO]0.2-0.4であ
る。
【0029】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)は、オルガノポリシロキサン(A)の
重量に対して50重量%までの使用範囲であり、少なく
とも一部、有利には全部がオルガノポリシロキサン
(A)中に可溶性である。
【0030】(TD樹脂C)中の[CH3SiO3/2]単
位の含有量が約40モル%を下回る場合、(TD樹脂
C)は程度に差はあるが無制限にオルガノポリシロキサ
ン(A)中に可溶性である。[CH3SiO3/2]単位の
含有量が増加すると溶解度は低下し、その際、[CH3
SiO3/2]単位の含有量約80モル%の(TD樹脂
C)でも十分な量がオルガノポリシロキサン(A)中に
一般にまだ可溶性である。
【0031】(MQ樹脂C)中の[(CH33SiO
1/2]単位の含有量が約50モル%上回る場合、(MQ
樹脂C)は程度に差はあるが無制限にオルガノポリシロ
キサン(A)中に可溶性である。
【0032】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)は、自体公知の方法、例えば分散液中
の低分子量オルガノポリシロキサン樹脂の縮合により製
造でき、すなわち、低分子量オルガノポリシロキサン樹
脂は、アルコール/水混合物を用いて、水と混合できな
い溶剤中でSiと結合している塩素原子を有する該当す
るシランの溶液の加溶媒分解および縮合により製造でき
る。これに関して、例えばW.ノル(Noll)著"Chemistry
and Technology of Silicones" (Academic Press In
c., Orlando, 1968)の190〜208ページを参照のこ
と。
【0033】本発明により使用されるオルガノポリシロ
キサン樹脂(C)は、このようなオルガノポリシロキサ
ン樹脂の一種類または少なくとも二種類の混合物であっ
てもよい。
【0034】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液の製造のために、オルガノポリシロキサン樹脂
(C)は、縮合可能な基を有するオルガノポリシロキサ
ン(A)100重量部に対して、有利には0.1〜10
0重量部、特に有利には0.5〜35重量部の量を使用
する。
【0035】本発明により使用される塩基性窒素を有す
る化合物(D)は、有利には式 NR3 3 (III) [式中、R3は、同じかまたは異なっていてもよく、水
素原子または炭素原子1〜18個を有する炭化水素基を
表し、これはヒドロキシル基、ハロゲン原子、アミノ
基、エーテル基、エステル基、エポキシ基、メルカプト
基、シアノ基または(ポリ)グリコール基で置換されて
いてもよく、その際、後者はオキシエチレンおよび/ま
たはオキシプロピレン単位から構成されており、ただ
し、式(III)中には多くともR32個が水素原子を
表す]、の化合物、脂肪族環状アミン、例えばピペリジ
ンおよびモルホリン、ならびに、式
【0036】
【化4】
【0037】[式中、R4は、同じかまたは異なってい
てもよく、1価で塩基性窒素を有していない有機基を表
し、R5は、同じかまたは異なっていてもよく、かつ水
素、アルキル基、アルカリ金属カチオン、アンモニウム
−またはホスホニウム基を表し、Yは、同じかまたは異
なっていてもよく、かつ1価で塩基性窒素を有するSi
C−結合基を表し、bは、0、1、2または3、cは、
0、1、2、3または4、かつdは、0、1、2または
3であり、ただし、b、cおよびdの和は4以下であ
り、分子当たりに少なくとも一個の基Yが存在する]の
単位から成る少なくとも1個の塩基性窒素を有する有機
基を有する有機ケイ素化合物、から成るグループから選
択されているものである。
【0038】基R4は、有利には、炭素原子1〜18個
を有する炭化水素基であり、その際、メチル−、エチル
−およびプロピル基が特に有利であり、殊にはメチル基
である。
【0039】基R4の例は、炭化水素についてR1に対し
て記載した例である。
【0040】有利には、基R5は、水素原子、メチル
−、エチル基およびアルカリ金属カチオンであり、その
際、水素原子、メチル−、エチル基およびナトリウム−
およびカリウムカチオンが特に有利である。
【0041】基R5の例は、Rに対して記載した炭化水
素基、アルカリ金属、例えばリチウム、ナトリウム、カ
ルシウム、ルビジウムおよびセシウムのカチオン、なら
びに式 +NR6 4 (V) または +PR6 4 (VI) [式中、R6は同じかまたは異なっていてもよく、かつ
炭素原子1〜6個を有する炭化水素基を表す]の基であ
る。
【0042】有利には、基Yは、式 R7 2NR8− (VII) [式中、R7は同じかまたは異なっていてもよく、かつ
水素、アルキル−、シクロアルキル−またはアミノアル
キル基を表し、また、R8は2価炭化水素基を表す]の
ものである。
【0043】アルキル−およびシクロアルキル基R1
例は、アルキル−およびシクロアルキル基R7のすべて
の範囲で該当する。
【0044】式(VII)の基中のいずれの窒素も少な
くとも1個の水素と結合していると有利である。
【0045】有利には基R8は、炭化水素原子1〜10
個、特に有利には炭素原子1〜4個を有する二価炭化水
素基であり、殊にはn−プロピレン基である。
【0046】基R8の例は、メチレン−、エチレン−、
プロピレン−、ブチレン−、シクロヘキシレン−、オク
タデシレン−、フェニレン−およびブテニレン基であ
る。
【0047】基Yの例は、H2N(CH23−、H2
(CH22NH(CH22−、H2N(CH22NH
(CH23−、H2N(CH22−、H3CNH(C
23−、C25NH(CH23−、H3CNH(C
22−、C25NH(CH22−、H2N(CH24
−、H2N(CH25−、H(NHCH2CH23−、C
49NH(CH22NH(CH22−、シクロ−C6
11NH(CH23−、シクロ−C611NH(CH22
−、(CH32N(CH23−、(CH32N(C
22−、(C252N(CH23−および(C
252N(CH22−である。
【0048】有利には、Yは、H2N(CH23−、H2
N(CH22NH(CH23−、H3CNH(CH23
−、C25NH(CH23−およびシクロ−C611
H(CH23−であり、その際、H2N(CH22NH
(CH23−およびシクロ−C611NH(CH23
が特に有利である。
【0049】式(IV)の単位から成る有機ケイ素化合
物はシランであり、その際、bは有利には0、1または
2、特に有利には0または1、cは有利には1または
2、特に有利には1、かつdは1、2または3、殊に有
利には2または3であり、ただし、b、cおよびdの和
は4に等しい。
【0050】本発明による式(IV)のシランの例は、 H2N(CH23−Si(OCH332N(CH23−Si(OC2532N(CH23−Si(OCH32CH32N(CH23−Si(OC252CH32N(CH23−Si(OH)3-x(OM)x2N(CH23−Si(OH)2-y(OM)yCH3 H2N(CH22NH(CH23−Si(OCH332N(CH22NH(CH23−Si(OC2532N(CH22NH(CH23−Si(OCH32
32N(CH22NH(CH23−Si(OC252
32N(CH22NH(CH23−Si(OH)3-x(O
M)x2N(CH22NH(CH23−Si(OH)2-y(O
M)yCH3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OCH33 シクロ−C611NH(CH23−Si(OC253 シクロ−C611NH(CH23−Si(OCH32
3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OC252
3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OH)3-x(O
M)x、および シクロ−C611NH(CH23−Si(OH)2-y(O
M)yCH3であり、その際、 H2N(CH22NH(CH23−Si(OCH332N(CH22NH(CH23−Si(OC2532N(CH22NH(CH23−Si(OCH32
32N(CH22NH(CH23−Si(OC252
32N(CH22NH(CH23−Si(OH)3-x(O
Na)x2N(CH22NH(CH23−Si(OH)2-y(O
Na)yCH3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OCH33 シクロ−C611NH(CH23−Si(OC253 シクロ−C611NH(CH23−Si(OCH32
3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OC252
3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OH)3-x(O
Na)x、および シクロ−C611NH(CH23−Si(OH)2-y(O
Na)yCH3が有利であり、また H2N(CH22NH(CH23−Si(OCH332N(CH22NH(CH23−Si(OCH32
3 シクロ−C611NH(CH23−Si(OCH33シクロ -C611NH(CH23−Si(OCH32CH32N(CH22NH(CH23−Si(OH)3-x(O
Na)xおよび H2N(CH22NH(CH23−Si(OH)2-y(O
Na)yCH3が特に有利であり、その際、xは0、1、
2または3に等しく、yは0、1または2に等しくMは
ナトリウムまたはカリウムのカチオンに等しい。
【0051】式(IV)のシランは、市販の製品であ
り、ケイ素化学の通常の方法により製造できる。これに
関しては、例えば、W.ノル(Noll)著"Chemie und Tech
nologie der Silicone" 1968 (Verlag Chemie)の149
ページ以降を参照のこと。
【0052】式(IV)の単位から成る有機ケイ素化合
物がオルガノポリシロキサンである場合には、bの平均
値は、有利には0.5〜2.5、特に有利には1.4〜
2.0、cの平均値は、有利には0.01〜1.0、特
に有利には0.01〜0.6、かつdの平均値は、有利
には0〜2.0、特に有利には0〜0.2であり、ただ
し、b、cおよびdの和は3以下である。
【0053】本発明により使用する式(IV)の単位か
ら成るオルガノポリシロキサンは、25℃における粘度
が有利には5〜105mPa・s、特に有利には10〜
104mPa・sを有する。
【0054】本発明による使用する式(IV)の単位か
ら成るオルガノポリシロキサンの例は、
【0055】
【化5】
【0056】および
【0057】
【化6】
【0058】であり、その際、kとmの比は、2:3〜
9:1の間であり、kとmの和は、10〜1000の間
にあり、ならびに
【0059】
【化7】
【0060】および
【0061】
【化8】
【0062】であり、その際、o+p+rの和は10〜
1000、o:(o+p+r)の比は0〜0.9、殊に
は0.2〜0.7であり、p:(o+p+r)の比は
0.05〜0.6、殊には0.1〜0.5であり、また
r:(o+p+r)の比は0.05〜0.75、殊には
0.2〜0.6である。
【0063】有利には、本発明による使用する式(I
V)の単位から成るオルガノポリシロキサンは、粘度2
0〜100000mPa・sおよびアミン価0.01〜
4.5を有する式(IVa)、(IVb)、(IVc)
および(IVd)のオルガノポリシロキサンであり、そ
の際、粘度100〜10000mPa・sおよびアミン
価0.1〜1.5を有するこのようなオルガノポリシロ
キサンが特に有利である。
【0064】アミン価は、アミノシロキサン1gを中和
する場合の1−nHClの使用量、ml数の数値で表
す。
【0065】式(IV)の単位から成るオルガノポリシ
ロキサンは、市販の製品であり、ケイ素化学の通常の方
法により製造できる。これに関しては、例えば、W.ノ
ル(Noll)著"Chemie und Technologie der Silicone" 19
68 (Verlag Chemie)の194ページ以降を参照のこと。
【0066】式(III)のアミンの例は、シクロヘキ
シルアミン、トリエチルアミン、ドデシルアミン、ジエ
チル−n−プロピルアミン、シクロヘキシルメチルアミ
ン、2−アミノエタノール、2−アミノ−n−プロパノ
ール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2
−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、
N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジメチル
エタノールアミンおよびアニリンであり、その際、ドデ
シルアミン、2−アミノエタノールおよび2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノールが有利であり、2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールが特に有利である。
【0067】成分(D)としては、式(IV)の単位か
ら成る少なくとも1個の塩基性窒素を有する有機基を有
する有機ケイ素化合物が有利であり、殊にはカリウム−
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
シラノラート、ナトリウム−N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルメチルシラノラート、ならびに式
(IVa)および(IVc)の化合物が使用される。
【0068】本発明により使用される塩基性窒素を有す
る化合物(D)としては、このような化合物の一種類ま
たは少なくとも2種類であってもよい。
【0069】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液製造のために、縮合可能な基を有するオルガノ
ポリシロキサン(A)100重量部に対して、塩基性窒
素を有する化合物(D)は、有利には0.1〜5.0重
量部、特に有利には0.5〜2.0重量部の量を使用す
る。
【0070】成分(E)としては、分子量20000〜
100000およびけん化価100以上を有するポリビ
ニルアルコールを用いると有利である。
【0071】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液製造のために、縮合可能な基を有するオルガノ
ポリシロキサン(A)100重量部に対して、成分
(E)は、有利には0.5〜10重量部、特に有利には
1〜5重量部の量で使用される。
【0072】さらに、本発明によるオルガノポリシロキ
サンの水性分散液は、有利には、軟化剤、発泡防止剤、
顔料、可溶性色素、殺真菌剤、香料、ならびに分散液に
対して不活性の有機溶剤のグループから選択される他の
成分を含むことができる。
【0073】軟化剤の例は、室温で液状であり、トリメ
チルシロキシ基により末端をブロックされた粘度少なく
とも10mPa・sを有するジメチルポリシロキサンで
ある。
【0074】分散液に対して不活性の有機溶剤の例は、
炭化水素、例えば種々の沸点範囲の石油エーテル、n−
ペンタン、n−ヘキサン、ヘキサン異性体混合物、トル
エンおよびキシレンである。
【0075】上記に本発明による水性分散液に対して他
の成分として挙げられた物質のグループに関して、これ
らのグループの物質をそれぞれ単独の成分としてあるい
は少なくとも2種の異なるこれらの物質の混合物を用い
ることができる。
【0076】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液の場合に、30重量%までの固体含有量に達す
る。固体含有量として、ここでは水および使用した場合
には有機溶剤以外のすべての分散液成分の全重量に対す
る重量割合とする。有利には、本発明によるオルガノポ
リシロキサンの水性分散液は、0.01〜30重量%、
特に有利には0.1〜20重量%、殊に有利には0.5
〜15重量%の範囲の固体含有量を有する。水は、有利
には30〜99.99重量%、特に有利には80〜9
9.90重量%、殊には85〜99.50重量%の量で
使用される。通常、完全脱塩水または蒸留水を用いる。
妨害する不純物、塩類または化学物質が含まれていなけ
れば、水道水も使用できる。
【0077】水性色素分散液は、0.01〜3重量%の
量の範囲で使用できる。
【0078】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液は、従来オルガノポリシロキサンの水性分散液
が製造されていたと同じ方法で製造できる。
【0079】本発明による水性分散液の製造のための有
利な操作方法は、オルガノポリシロキサン樹脂(C)を
縮合可能な基を有するオルガノポリシロキサン(A)中
に溶かし、ポリビニルアルコール(E)および水ならび
に場合によればその他の成分と一緒に乳化することから
成る。
【0080】その他の成分は、これらが水溶性の場合に
は、乳化に用いる水中に直接溶かすか、または水性分散
液中に加える。非水溶性成分は、分散液として加える
か、または成分(C)および成分(A)の溶液と一緒に
乳化する。
【0081】乳化ならびに分散は、通常で、乳化液なら
びに分散液の製造に好適な混合装置、例えば、登録商標
「ウルトラ−タラックス(Ultra-Turrax)」として知られ
ているP.ビレムズ(Wilems)博士による急速回転ステー
ター−ローター式撹拌装置を用いて行う。これに関して
は、Ullmanns Encyklopaedie der Technischen Chemie,
Urban & Schwarzenberg, Muenchen, Berlinの第3版、
第1巻、720ページ以降も参照のこと。
【0082】本発明による水性分散液は、粘度が有利に
は1.5〜15000mPa・s、特に有利には1.5
〜5000、殊には1.5〜1000mPa・sであ
る。
【0083】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液は、従来のオルガノポリシロキサンの水性分散
液も使用されているすべての分野に使用できる。例え
ば、これらはシール材料、色素、塗料系として、および
電気絶縁ならびに伝導性、疎水性、接着物質反発コーテ
ィングシステムとして、またはこれらの系への基剤また
は添加剤として使用できる。有利には、本発明による分
散液は、繊維工業で通例の装置を用いて、織物、編物、
編組、束(Gelege)または不織布の含浸のために使用でき
る。
【0084】本発明によるオルガノポリシロキサンの水
性分散液は、室温、短時間で溶剤、水および場合によれ
ば有機溶剤を蒸発させると、エラストマーに硬化する。
【0085】本発明による水性分散液、殊にはポリビニ
ルアルコールを用いて製造したものは、薄い層で透明な
エラストマーに硬化するという長所を有する。
【0086】本発明による水性分散液は、繊維材料、例
えば織物、編物、編組、束または不織布上にパジング、
または浸漬法において塗布でき、また場合によればフー
ラード(Foulard) により圧着できるという長所を有す
る。
【0087】さらに、多くの種類の基材、例えば紙、繊
維製品、無機建材、プラスチック、木材および多数のそ
の他の基材が本発明による分散液により処理できる。そ
の際、処理は例えば浸漬または含浸により行うことがで
きる。
【0088】本発明による水性分散液は、先ず上記のよ
うに先ず有利には固体含有量30〜90重量%、特に有
利には40〜85重量%を有する分散液を製造すること
により製造する。この分散液を撹拌−または混合装置、
例えばZ型混練機、溶解機または撹拌機中に装入する。
激しく混合して、目的とする水量を、最初は少量で、次
いで粘度が低くなると大量に加え、少量の部分と残った
大量の部分との比は、1:2〜1:20、有利には1:
2〜1:10、特に有利には1:2〜1:5とする。少
量の部分の数は2〜20、有利には2〜10、特に有利
には2〜5である。大量の部分の数は、2〜20、有利
には2〜10、特に有利には2〜5である。それぞれ水
を加えた後に、均一な材料が得られるまで撹拌、混合ま
た混練する。混合工程全体に必要な時間は、使用した混
合装置に関係し、有利には1〜60分の間で変動する。
混合工程は、有利には室温、常圧で行う。温度5℃〜6
0℃の範囲内で混合工程を行うこともできる。減圧また
は加圧は、原理的に可能である。
【0089】このようにして製造された本発明による分
散液の繊維材料上への塗布は、繊維加工工業に通常の方
法、例えばパジング、引き続きフーラードを用いるか用
いないかの浸漬、ドクターブレードまたはロール塗り、
スクリーン印刷またはスクリーンロールまたは噴射によ
り塗布する。
【0090】乾燥および加硫は、熱風または赤外線加熱
またはその他のエネルギー源により温度調節が可能な通
常の加熱路内で行う。有利な温度範囲は、50〜200
℃である。一部の繊維製品は十分な耐熱性ではないの
で、温度の上限は多くの場合繊維製品の耐熱性により定
まる。乾燥炉内の保持時間は、加熱路内の温度に関係
し、有利には0.5〜30分間である。
【0091】本発明により処理された繊維製品、織物、
編物、編組、束または不織布は、下記の長所を有する:
弾性繊維製品は、通常、木綿および合成繊維、例えばナ
イロン、ポリエステル、ポリウレタン等との混紡糸を用
いて得られる。多くの場合、これらの混紡糸を織り合わ
せるかまたは編む。これらの種類の繊維製品は、加工が
困難であり、従って比較的高価である。
【0092】編むかまたは織ってある純粋の木綿材料を
本発明による分散液により仕上げ加工(Ausruestung)
すると、織物材料の仕上げ加工の後に弾性が得られる。
その上、快適な柔らかい手触りが得られる。このような
織物は、スポーツ用衣料に好適である。しかしこのよう
な繊維製品の応用分野はほとんど際限ない。
【0093】羊毛およびアクリル繊維および/または木
綿から成る下着および衣料の袖カフスおよび形状リブ(S
trukturrippe) は、形状の安定性が良くない。本発明に
よる分散液を用いて加工すると、良好な形状安定性が得
られる(形状回復効果)。使用量に応じて、高または低
い弾性が得られる。
【0094】高級衣料の分野においては、しわのよらな
い繊維製品が消費者から希望されている。しかし、これ
はほとんど全面的に合成繊維の糸の利用可能性を妨害し
ている。しかし、羊毛、木綿の織物またはこれらの混合
または羊毛、木綿と合成繊維の混織製品を本発明による
分散液で加工すると、ほとんどしわがよらない繊維製品
となる。
【0095】ガラス繊維束から成る織物は、裁断箇所で
容易にほぐれ、切断端のほぐれは、処理により防がれ
る。微小なガラス繊維の束から発生するガラスダスト
は、本発明による分散液の加工により固定される。さら
に、このように加工されたガラス織物は、弾性を示す。
【0096】
【実施例】以下の実施例では、特に断らない限り、すべ
ての部およびパーセントの記載は重量基準である。さら
に、すべての粘度の記載は25℃におけるものである。
特に断らない限り、以下の実施例は周囲大気の圧力、す
なわち約1000hPa、および室温、すなわち約22
℃ならびに室温における反応原料を一緒に集めた場合
に、特に加熱または冷却しないで得られる温度で行っ
た。
【0097】例1 I)縮合触媒(B)の水性分散液の製造 二ラウリン酸ジブチルスズ125gをトリブチルフェノ
ールポリグリコールエーテル[ヘキスト社(Hoechst AG)
から「サゴペナト(Sagopenat) T130」の商品名で市
販]10gおよび水365gと一緒に乳化する。
【0098】例2 粘度80000mPa・sを有するα、ω−ジヒドロキ
シポリジメチルシロキサン200gおよび平均分子量3
000を有する[CH3SiO3/20.8[(CH32
iO]0.25.00gとを混合させる。引き続き、水2
5.0gと分子量36000およびけん化価20のポリ
ビニルアルコール10%溶液[ワッカー−ヘミー社(Wac
ker-Chemie GmbH)から「ポリビオール(Polybiol)G10
/20」の商品名で市販]50gとの混合物を水中でウ
ルトラ−タラックス混合機を用いてエマルションとす
る。粘度1000mPa・sおよびアミノ価0.3の3
−(2−アミノエチルアミノ)プロピル官能性ポリジメ
チルシロキサン[ワッカーヘミー社、ミュンヘンから、
「フィニシュ(Finish)WR1300」の商品名で市販]
2.8gおよび実施例1のI項に記載の縮合触媒(B)
水性分散液1.4gとを加えると、白色で安定した水性
分散液が得られ、これは少なくとも6カ月は貯蔵でき
る。
【0099】例3 例2で得られた製品100gをZ型混練機中に装入し、
混練を続けながら水100gを最初は5g宛5回、その
後10g宛5回、最後に25gを加える。それぞれの次
の水添加は、均一な混合に達した後に行う。
【0100】固体含有率43重量%を有し、粘度460
0mPa・sを有するオルガノポリシロキサンの水性分
散液が得られる。
【0101】このようにして得られた分散液150gを
軽く撹拌しながら、水3l中に注ぐ。固体含有率2重量
%の均質な水性分散液が得られる。
【0102】重量90g/m2の木綿編物をこのように
して得られた分散液に浸漬し、フーラード中で圧力3k
p/cm2で圧着する。熱風炉内で3分間150℃で乾
燥させる。
【0103】織物の面重量は94g/m2となる。
【0104】この木綿編物は、弾性を示す。20x20
cmの未処理織物を引張力5kpで延伸すると、2分の
静置の後に16x25cmとなる。
【0105】処理した織物片は延伸および静置工程の後
に、再び20x20cmに戻る。
【0106】例4 例2で得られた製品100gをディスク溶解機(Dissolv
erscheibe)を用いて撹拌し、撹拌を続けながら水100
gを最初は5g宛5回、その後10g宛5回、最後に2
5gを加える。それぞれの次の水添加は、均一な混合に
達した後に行う。
【0107】ここで水10lを撹拌しながら手早く加え
る。固体含有率0.8重量%の均質な分散液が得られ
る。
【0108】羊毛−アクリル繊維混紡糸から成る編物袖
カフスをこのようにして得られた分散液に浸漬し、軽く
水を切った後に熱風炉内で100℃、10分間乾燥させ
る。このように加工した袖カフスは、非加工品と比較し
て著しく改善された寸法安定性を有する。空気中で3日
間保管した後に、この効果はさらに強化される。
【0109】例5 例2で得られた製品100gを高速かい型撹拌機を用い
て撹拌し、撹拌を続けながら水100gを最初は5g宛
5回、その後10g宛5回、最後に25gを加える。そ
れぞれの次の水添加は、均一な混合に達した後に行う。
【0110】ここで水16lを撹拌しながら手早く加え
る。固体含有率0.5重量%の均質な分散液が得られ
る。
【0111】パッディングロールを用いてこの分散液を
木綿−ポリエステル80/20混紡織物上に塗布し、熱
風炉内で120℃、5分間乾燥させる。
【0112】このように加工した織物はを空気中で3日
間保管する。強く折ってもしわや折り目は認められな
い。
【0113】未処理織物は同じように折ると著しいしわ
や折れ目を示す。
【0114】例6 例2で得られた製品100gをZ型混練機中に装入し、
混練を続けながら水100gを最初は5g宛5回、その
後10g宛5回、最後に25gを加える。それぞれの次
の水添加は、均一な混合に達した後に行う。
【0115】固体含有率43重量%を有し、粘度460
0mPa・sを有するオルガノポリシロキサンの水性分
散液が得られる。
【0116】このようにして得られた分散液150gを
軽く撹拌しながら、水1l中に注入する。固体含有率
5.5重量%の均質な水性分散液が得られる。
【0117】ドクターブレードを用いて重量120g/
2のガラス織物上にこの分散液を塗布する。熱風炉内
で2分間、180℃で乾燥させた後に、織物の重量は1
36g/m2となる。
【0118】このように塗布したガラス織物は切断端で
ほぐれず、弾性を示す。激しく動かしてもガラスダスト
は発生しない。
【0119】例7 例2で得られた製品をへらを用いて織物重量240g/
cm2のガラス織物に塗布する。熱風炉内で3分間、1
50℃で乾燥させる。多数の泡を有するコーティングが
得られる。コーティング重量は220g/cm2とな
る。薄いコーティングは得られない。浸漬または噴射の
ようなコーティング方法は不可能である。
【0120】例8 例2で得られた製品100gおよび水100g(一回
に)をブレード型撹拌機中で1時間撹拌する。均質な分
散液は得られない。著しく高い粘度を有する多数の粒子
が得られる。実施例4と同様に、さらに水10lを用い
て希釈すると、乳状で不均一な液が得られる。浸漬、フ
ーラード加工および100℃で10分間乾燥した織物に
変化または影響は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イアン マッケンジー イギリス国 チェシャー セイル キルヴ ァート ドライヴ 4

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料(A)縮合可能な基を有するオルガ
    ノポリシロキサン、(B)縮合触媒、(C)分子量最大
    20000のオルガノポリシロキサン樹脂、(D)塩基
    性窒素を有する化合物、および(E)分散液固体含有量
    が0.01〜30重量%であるポリビニルアルコールを
    用いて製造できるオルガノポリシロキサンの水性分散
    液。
  2. 【請求項2】 縮合可能な基を有するオルガノポリシロ
    キサン(A)100重量部に対して、ポリビニルアルコ
    ール(E)0.5〜10重量部の量を用いる、請求項1
    記載の水性分散液。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコール(E)として、分
    子量20000〜100000であり、かつ100より
    大きいけん化価を有するものを用いる、請求項1または
    2に記載の水性分散液。
  4. 【請求項4】 縮合可能な基を有するオルガノポリシロ
    キサン(A)として、式 RO−[SiR1 2O]n−R (I) [式中、Rは、同じかまたは異なっていてもよく、水素
    原子または炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表
    し、R1は、同じかまたは異なっている炭素原子1〜1
    8個を有する炭化水素基を表し、これはハロゲン原子、
    アミノ基、エーテル基、エステル基、エポキシ基、メル
    カプト基、シアノ基または(ポリ)グリコール基で置換
    されていてもよく、その際、後者はオキシエチレン−お
    よび/またはオキシプロピレン単位から構成されてお
    り、nは、少なくとも30の整数である]で示されるよ
    うなものを用いる、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の水性分散液。
  5. 【請求項5】 オルガノポリシロキサン樹脂(C)とし
    て一般式 【化1】 [式中、R2は、同じかまたは異なっている炭素原子1
    〜18個を有する炭化水素を表し、これはハロゲン原
    子、アミノ基、エーテル基、エステル基、エポキシ基、
    メルカプト基、シアノ基または(ポリ)グリコール基で
    置換されていてもよく、その際、後者はオキシエチレン
    および/またはオキシプロピレン単位から構成されてお
    り、nは、0.5〜1.95の平均値を有する数を表
    す]の単位から成るものを用いる、請求項1から4まで
    のいずれか1項記載の水性分散液。
  6. 【請求項6】 オルガノポリシロキサン樹脂(C)が、
    最大でも10000の分子量を有する、請求項1から5
    までのいずれか1項記載の水性分散液。
  7. 【請求項7】 オルガノポリシロキサン樹脂(C)とし
    て、平均分子量500〜6000を有する式[CH3
    iO3/20.6-0.8[(CH32SiO]0.2-0.4で示さ
    れるものを用いる、請求項1から6までのいずれか1項
    記載の水性分散液。
  8. 【請求項8】 縮合可能な基を有するオルガノポリシロ
    キサン(A)100重量部に対して、オルガノポリシロ
    キサン樹脂(C)0.1〜100重量部の量を用いる、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の水性分散液。
  9. 【請求項9】 成分(D)が、式 【化2】 [式中、R4は、同じかまたは異なっていてもよく、1
    価で塩基性窒素を有していない有機基を表し、R5は、
    同じかまたは異なっていてもよく、水素原子、アルキル
    基、アルカリ金属カチオン、アンモニウム−またはホス
    ホニウム基を表し、Yは、同じかまたは異なっていても
    よく、1価で塩基性窒素を有するSiC−結合基を表
    し、bは、0、1、2または3、cは、0、1、2、3
    または4、かつdは、0、1、2または3であり、ただ
    し、b、cおよびdの和は4以下であり、かつ分子当た
    りに少なくとも一個の基Yが存在する]の単位から成る
    少なくとも1個の塩基性窒素を有する有機基を有する有
    機ケイ素化合物である、請求項1から8までのいずれか
    1項記載の水性分散液。
  10. 【請求項10】 縮合可能な基を有するオルガノポリシ
    ロキサン(A)中にオルガノポリシロキサン樹脂(C)
    を溶かし、かつポリビニルアルコール(E)および水な
    らびに場合によればその他の成分と一緒に乳化させるこ
    とを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記
    載の水性分散液の製造方法。
  11. 【請求項11】 水を最初は少量で、後に大量に加え、
    均一に混合させることを特徴とする、請求項1から10
    までのいずれか1項記載の水性分散液の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の方法によ
    り製造された請求項1から9までのいずれか1項記載の
    水性分散液を含有する繊維材料の仕上げ剤。
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