JPH0829120A - 曲面を有する物体の位置計測方法及び曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装置 - Google Patents
曲面を有する物体の位置計測方法及び曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装置Info
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- JPH0829120A JPH0829120A JP15979794A JP15979794A JPH0829120A JP H0829120 A JPH0829120 A JP H0829120A JP 15979794 A JP15979794 A JP 15979794A JP 15979794 A JP15979794 A JP 15979794A JP H0829120 A JPH0829120 A JP H0829120A
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- curved surface
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- position measuring
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲面を持った物体のエッジを正確に検出して
その位置や姿勢を検出することができる検出方法を提供
すること。 【構成】 曲面を有する物体31を2台のCCDカメラ
26、27により別の位置から撮像する。画像処理装置
30では、それぞれのCCDカメラから得られる画像情
報からそれぞれ水平走査ライン上の輝度変化を表す数値
を抽出する。そして、これらの数値をあらかじめ定めら
れた2次曲線に近似させて、該2次曲線が輝度濃淡レベ
ル0に対応する水平軸と交わった点を前記物体のエッジ
と判定し、それぞれの判定結果をもとに3角測量方法に
て前記物体の位置を検出する。
その位置や姿勢を検出することができる検出方法を提供
すること。 【構成】 曲面を有する物体31を2台のCCDカメラ
26、27により別の位置から撮像する。画像処理装置
30では、それぞれのCCDカメラから得られる画像情
報からそれぞれ水平走査ライン上の輝度変化を表す数値
を抽出する。そして、これらの数値をあらかじめ定めら
れた2次曲線に近似させて、該2次曲線が輝度濃淡レベ
ル0に対応する水平軸と交わった点を前記物体のエッジ
と判定し、それぞれの判定結果をもとに3角測量方法に
て前記物体の位置を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の撮像カメラを用い
て、円柱をはじめとする曲面を持ったマーカー物体の位
置・姿勢を画像処理により高精度に計測するための検出
方法及びこの方法により2つの物体の位置合わせを行う
位置合わせ制御装置に関する。
て、円柱をはじめとする曲面を持ったマーカー物体の位
置・姿勢を画像処理により高精度に計測するための検出
方法及びこの方法により2つの物体の位置合わせを行う
位置合わせ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生産性向上や3K対策といわれるような
職場環境の改善のため、各種のロボットの利用や作業の
自動化が望まれているが、これを実現するには、高精度
な対象物体の位置や姿勢の計測システムが必要である。
このような目的のために従来、複数の撮像カメラ、例え
ばCCDカメラを用いて、対称物の位置を画像処理によ
り検出するシステムが利用されている。
職場環境の改善のため、各種のロボットの利用や作業の
自動化が望まれているが、これを実現するには、高精度
な対象物体の位置や姿勢の計測システムが必要である。
このような目的のために従来、複数の撮像カメラ、例え
ばCCDカメラを用いて、対称物の位置を画像処理によ
り検出するシステムが利用されている。
【0003】従来のCCDカメラを用いた位置計測方法
においては、カメラにより得られた画像内の対象物位置
はそのエッジ位置を検出することにより求める。エッジ
位置を検出する従来方法には、画像信号から輝度に関
する情報を得て、あらかじめ定められたしきい値を基に
エッジ位置を検出する方法と、画像信号から得た輝度
に微分処理を行ってエッジ位置を求める方法とが知られ
ている。
においては、カメラにより得られた画像内の対象物位置
はそのエッジ位置を検出することにより求める。エッジ
位置を検出する従来方法には、画像信号から輝度に関
する情報を得て、あらかじめ定められたしきい値を基に
エッジ位置を検出する方法と、画像信号から得た輝度
に微分処理を行ってエッジ位置を求める方法とが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法では、しきい値によってエッジ位置が変化してし
まう。一方、上記の方法では、エッジの輝度の変化が
小さいとき、エッジが不明確となるという問題があっ
た。
の方法では、しきい値によってエッジ位置が変化してし
まう。一方、上記の方法では、エッジの輝度の変化が
小さいとき、エッジが不明確となるという問題があっ
た。
【0005】したがって、本発明の目的は円柱物体のよ
うな曲面を持ったマーカーのエッジを正確に検出するこ
とができるようにして、その位置、姿勢等を正確に測定
することができるような位置計測方法を提供することに
ある。
うな曲面を持ったマーカーのエッジを正確に検出するこ
とができるようにして、その位置、姿勢等を正確に測定
することができるような位置計測方法を提供することに
ある。
【0006】本発明はまた、上記位置計測方法を利用し
て2つの物体の位置合わせを行うのに適した位置合わせ
制御装置を提供しようとするものである。
て2つの物体の位置合わせを行うのに適した位置合わせ
制御装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、曲面を
有する物体を2台の撮像手段により別の位置から撮像
し、それぞれの撮像手段から得られる画像情報からそれ
ぞれ水平走査ライン上の輝度変化を表す数値を抽出し、
これらの数値をあらかじめ定められた2次曲線に近似さ
せて、該2次曲線が輝度濃淡レベル0に対応する水平軸
と交わった点を前記物体のエッジと判定し、それぞれの
判定結果をもとに3角測量方法にて前記物体の位置を検
出することを特徴とする曲面を有する物体の位置計測方
法が得られる。
有する物体を2台の撮像手段により別の位置から撮像
し、それぞれの撮像手段から得られる画像情報からそれ
ぞれ水平走査ライン上の輝度変化を表す数値を抽出し、
これらの数値をあらかじめ定められた2次曲線に近似さ
せて、該2次曲線が輝度濃淡レベル0に対応する水平軸
と交わった点を前記物体のエッジと判定し、それぞれの
判定結果をもとに3角測量方法にて前記物体の位置を検
出することを特徴とする曲面を有する物体の位置計測方
法が得られる。
【0008】なお、前記物体は前記2台の各撮像手段と
同じ位置に配置された照明ライトにより照明されること
が望ましい。
同じ位置に配置された照明ライトにより照明されること
が望ましい。
【0009】また、前記水平走査ライン上の輝度変化を
表す数値は、前記物体の上端から下端に至る複数本の水
平走査ラインについて求め、これらに基づいて判定され
た複数個のエッジ点から前記物体の左右エッジ線を求
め、これらの左右エッジ線を基に前記物体の中心線及び
前記物体の上底または下底の中心を画像の基準点として
求められる。
表す数値は、前記物体の上端から下端に至る複数本の水
平走査ラインについて求め、これらに基づいて判定され
た複数個のエッジ点から前記物体の左右エッジ線を求
め、これらの左右エッジ線を基に前記物体の中心線及び
前記物体の上底または下底の中心を画像の基準点として
求められる。
【0010】本発明によればまた、曲面を有する第1、
第2の物体を別の位置からそれぞれ撮像するための2台
の撮像手段と、それぞれの撮像手段から得られる画像情
報を用いてあらかじめ定められた画像処理を行う画像処
理部とを備え、該画像処理部は、前記2台の撮像手段の
うちの一方から得られる画像情報をもとに前記第1、第
2の物体の画像内における位置をそれぞれ計測する第
1、第2の位置計測部と、前記2台の撮像手段のうちの
他方から得られる画像情報をもとに前記第1、第2の物
体の画像内における位置をそれぞれ計測する第3、第4
の位置計測部と、前記第1、第3の位置計測部の計測結
果をもとに前記第1の物体の3次元位置を算出する第1
の位置算出部と、前記第2、第4の位置計測部の計測結
果をもとに前記第2の物体の3次元位置を算出する第2
の位置算出部と、前記第1、第2の位置算出部により算
出された3次元位置にもとづいて前記第1、第2の物体
を位置合わせするために必要な移動量を算出する移動量
算出部とを含むことを特徴とする曲面を有する2つの物
体の位置合わせ制御装置が得られる。
第2の物体を別の位置からそれぞれ撮像するための2台
の撮像手段と、それぞれの撮像手段から得られる画像情
報を用いてあらかじめ定められた画像処理を行う画像処
理部とを備え、該画像処理部は、前記2台の撮像手段の
うちの一方から得られる画像情報をもとに前記第1、第
2の物体の画像内における位置をそれぞれ計測する第
1、第2の位置計測部と、前記2台の撮像手段のうちの
他方から得られる画像情報をもとに前記第1、第2の物
体の画像内における位置をそれぞれ計測する第3、第4
の位置計測部と、前記第1、第3の位置計測部の計測結
果をもとに前記第1の物体の3次元位置を算出する第1
の位置算出部と、前記第2、第4の位置計測部の計測結
果をもとに前記第2の物体の3次元位置を算出する第2
の位置算出部と、前記第1、第2の位置算出部により算
出された3次元位置にもとづいて前記第1、第2の物体
を位置合わせするために必要な移動量を算出する移動量
算出部とを含むことを特徴とする曲面を有する2つの物
体の位置合わせ制御装置が得られる。
【0011】
【実施例】はじめに、本発明の適用分野の一例を図2を
参照して詳細に説明する。図2は本発明を連続鋳造装置
のレードルに装着されるロングノズルの着脱装置に適用
する場合の例を示す概略構成図である。図2において、
11は溶融金属を収容するレードル、12はこのレード
ル11の溶融金属を一旦収容するタンディッシュ、14
はレードル11の底部から突出したパイプ状のレードル
ノズル、15はレードル11の溶融金属をタンデッシ1
2に供給するためのロングノズルである。このロングノ
ズル15にはレードルノズル14を挿入するための挿入
口(図示せず)が形成されている。
参照して詳細に説明する。図2は本発明を連続鋳造装置
のレードルに装着されるロングノズルの着脱装置に適用
する場合の例を示す概略構成図である。図2において、
11は溶融金属を収容するレードル、12はこのレード
ル11の溶融金属を一旦収容するタンディッシュ、14
はレードル11の底部から突出したパイプ状のレードル
ノズル、15はレードル11の溶融金属をタンデッシ1
2に供給するためのロングノズルである。このロングノ
ズル15にはレードルノズル14を挿入するための挿入
口(図示せず)が形成されている。
【0012】21はロングノズル15をレードルノズル
14に着脱するためのマニュピュレータであり、マニュ
ピュレータ本体22、旋回軸23、アーム支持部24、
このアーム支持部24に支持されて水平(矢印B)方向
に伸縮する伸縮アーム25及びこの伸縮アーム25の先
端に設けられ、ロングノズル15を把持するロングノズ
ル把持部26からなっている。
14に着脱するためのマニュピュレータであり、マニュ
ピュレータ本体22、旋回軸23、アーム支持部24、
このアーム支持部24に支持されて水平(矢印B)方向
に伸縮する伸縮アーム25及びこの伸縮アーム25の先
端に設けられ、ロングノズル15を把持するロングノズ
ル把持部26からなっている。
【0013】マニュピュレータ本体22は、図示しない
油圧装置や電動機などによって円筒極座標系において駆
動され、旋回軸23を垂直(矢印A)方向に昇降させる
とともに、旋回軸23の回りで旋回(矢印C)できるよ
うに構成されている。26、27はレードルノズル14
とロングノズル15との軸芯ずれを測定するために配置
された2台のCCDカメラである。
油圧装置や電動機などによって円筒極座標系において駆
動され、旋回軸23を垂直(矢印A)方向に昇降させる
とともに、旋回軸23の回りで旋回(矢印C)できるよ
うに構成されている。26、27はレードルノズル14
とロングノズル15との軸芯ずれを測定するために配置
された2台のCCDカメラである。
【0014】図1は本発明による位置合わせ制御装置の
構成を示す概略図である。円柱物体31は位置計測のた
めのマーカーとして用いられ、1つしか図示していない
が、図2のレードルノズル14とロングノズル15のそ
れぞれに固定される。これらのマーカーとしての円柱物
体31の位置を3角測量の原理を利用した画像処理によ
って計測することにより、レードルノズル14とロング
ノズル15との相対位置が計測され、それらの位置合わ
せが自動的に行われる。なお、以下の説明では、便宜
上、1つの円柱物体31の位置測定のみを説明する。
構成を示す概略図である。円柱物体31は位置計測のた
めのマーカーとして用いられ、1つしか図示していない
が、図2のレードルノズル14とロングノズル15のそ
れぞれに固定される。これらのマーカーとしての円柱物
体31の位置を3角測量の原理を利用した画像処理によ
って計測することにより、レードルノズル14とロング
ノズル15との相対位置が計測され、それらの位置合わ
せが自動的に行われる。なお、以下の説明では、便宜
上、1つの円柱物体31の位置測定のみを説明する。
【0015】CCDカメラ26、27にはそれぞれ照明
ライト32、33が隣接配置されている。照明ライト3
2、33はそれぞれ、その光軸がCCDカメラ26、2
7の光軸にできるだけ近くなるように設置する。カメラ
取付位置には照明を取り付ける空間がある場合が多く、
このように設置することでカメラ取付位置以外に照明取
付空間が無い場合にも本発明は有効に適用できる。照明
ライト32、33は単一色で円柱物体31を照明し、C
CDカメラ26、27で同時に撮像する。
ライト32、33が隣接配置されている。照明ライト3
2、33はそれぞれ、その光軸がCCDカメラ26、2
7の光軸にできるだけ近くなるように設置する。カメラ
取付位置には照明を取り付ける空間がある場合が多く、
このように設置することでカメラ取付位置以外に照明取
付空間が無い場合にも本発明は有効に適用できる。照明
ライト32、33は単一色で円柱物体31を照明し、C
CDカメラ26、27で同時に撮像する。
【0016】2台のCCDカメラ26、27により撮像
された画像出力はそれぞれ画像処理装置30のA/Dコ
ンバータ34、35に供給されて画素の輝度、すなわち
濃淡情報を表すディジタル信号に変換され、画像メモリ
36、37に記憶される。画像メモリ36、37に記憶
された画像情報は演算装置38に読み出され、所定の演
算が施される。演算装置38は画像情報から円柱物体3
1の画像を抽出し、円柱物体31の位置・姿勢を計算す
る。ここで、円柱物体31は図3(A)、(B)に示す
ように、円柱の中心軸の方向が画像内で、垂直方向か
ら、この垂直方向に対し斜め方向(±45°程度)まで
の範囲でなければならない。
された画像出力はそれぞれ画像処理装置30のA/Dコ
ンバータ34、35に供給されて画素の輝度、すなわち
濃淡情報を表すディジタル信号に変換され、画像メモリ
36、37に記憶される。画像メモリ36、37に記憶
された画像情報は演算装置38に読み出され、所定の演
算が施される。演算装置38は画像情報から円柱物体3
1の画像を抽出し、円柱物体31の位置・姿勢を計算す
る。ここで、円柱物体31は図3(A)、(B)に示す
ように、円柱の中心軸の方向が画像内で、垂直方向か
ら、この垂直方向に対し斜め方向(±45°程度)まで
の範囲でなければならない。
【0017】円柱物体31の抽出処理は、円柱物体31
と背景とのコントラストが大きいことを利用し、先ず適
当なしきい値を設定して2値化により背景から分離す
る。
と背景とのコントラストが大きいことを利用し、先ず適
当なしきい値を設定して2値化により背景から分離す
る。
【0018】次に、CCDカメラの出力画像内におい
て、水平方向に円柱物体31の輝度を図3(C)に示す
ように、1ラインずつ走査しながら画像メモリ36、3
7から読み出し、円柱物体31のエッジ付近の輝度の変
化をもとに、エッジ位置を求める。
て、水平方向に円柱物体31の輝度を図3(C)に示す
ように、1ラインずつ走査しながら画像メモリ36、3
7から読み出し、円柱物体31のエッジ付近の輝度の変
化をもとに、エッジ位置を求める。
【0019】このエッジ検出方式の原理について、以下
に詳しく説明する。図4はCCDカメラ26に対して照
明ライト32をCCDカメラ26と同じ方向から照明し
た場合を示している。照明は均一な平行光で他に光源は
ないと仮定し、また、円柱面での乱反射光はランベルト
の余弦則に従うと仮定すると、CCDカメラ26に映っ
た円柱物体31の水平方向の輝度は次式で表される放物
線になる。
に詳しく説明する。図4はCCDカメラ26に対して照
明ライト32をCCDカメラ26と同じ方向から照明し
た場合を示している。照明は均一な平行光で他に光源は
ないと仮定し、また、円柱面での乱反射光はランベルト
の余弦則に従うと仮定すると、CCDカメラ26に映っ
た円柱物体31の水平方向の輝度は次式で表される放物
線になる。
【0020】 LR =LO {1−(x/R)2 } (1) ただし、LO は円柱物体31の中心部の輝度、LR はC
CDカメラ26に映った円柱物体31の水平位置xでの
輝度、Rは円柱物体31の半径である。
CDカメラ26に映った円柱物体31の水平位置xでの
輝度、Rは円柱物体31の半径である。
【0021】図5は(1)式で表される輝度LO を、円
柱物体31の中心軸の位置を原点とする水平位置xを横
軸とし、縦軸に輝度を取った座標系により表したグラフ
である。
柱物体31の中心軸の位置を原点とする水平位置xを横
軸とし、縦軸に輝度を取った座標系により表したグラフ
である。
【0022】また、図6は照明ライト33によりCCD
カメラ26の光軸に対して直角の方向から照明した場合
を示している。上記と同様に仮定すると、CCDカメラ
26に映った円柱物体31の水平方向の輝度は次式で表
される曲線になる。
カメラ26の光軸に対して直角の方向から照明した場合
を示している。上記と同様に仮定すると、CCDカメラ
26に映った円柱物体31の水平方向の輝度は次式で表
される曲線になる。
【0023】 LR =LO (x/R){1−(x/R)2 }1/2 (2) 図7は(2)式で表される輝度を図5と同様な座標系に
より示すグラフであり、図8は照明ライト32及び33
によりCCDカメラ26の光軸に対して同方行及び直角
の方向から円柱物体31に対し同じ距離と強度で照明し
た場合を示している。上記と同様に仮定すると、CCD
カメラ26に映った円柱物体31の水平方向の輝度LR
は次式で表される曲線になる。
より示すグラフであり、図8は照明ライト32及び33
によりCCDカメラ26の光軸に対して同方行及び直角
の方向から円柱物体31に対し同じ距離と強度で照明し
た場合を示している。上記と同様に仮定すると、CCD
カメラ26に映った円柱物体31の水平方向の輝度LR
は次式で表される曲線になる。
【0024】x<0のとき、 LR =LO {1−(x/R)2 } (3) x≧0のとき、 LR =LO [1−(x/R)2 +(x/R){1−(x/R)2 }1/2 ] (4) 図9は(3)、(4)式で表される輝度を図5と同様な
座標系により示すグラフである。
座標系により示すグラフである。
【0025】上記の(1)〜(4)式は理想的な場合に
ついての輝度を示しているが、実際には照明が平行光
でない、照明がカメラの光軸からずれた位置にある、
円柱物体の回転中心軸がCCDカメラの光軸に対して
直角でない、正規の照明以外に光源がある、CCD
が飽和する等の理由で必ずしも(1)〜(4)式のよう
な曲線にはならない。そこで、本発明では放物線、楕円
等の2次曲線を始めとする、円柱物体31の輝度の変化
に近似した曲線で円柱物体31のエッジを検出する。
ついての輝度を示しているが、実際には照明が平行光
でない、照明がカメラの光軸からずれた位置にある、
円柱物体の回転中心軸がCCDカメラの光軸に対して
直角でない、正規の照明以外に光源がある、CCD
が飽和する等の理由で必ずしも(1)〜(4)式のよう
な曲線にはならない。そこで、本発明では放物線、楕円
等の2次曲線を始めとする、円柱物体31の輝度の変化
に近似した曲線で円柱物体31のエッジを検出する。
【0026】図10のプロット曲線41は、円柱物体3
1を図1のように配置された照明ライト32、33によ
る照明の下に、2台のCCDカメラ26、27により円
柱物体31を撮像した際に、実際に得られる画像のう
ち、任意の水平走査ラインに沿った輝度を表すグラフで
ある。同グラフの横軸は水平走査ラインに沿った水平位
置を示し、縦軸に輝度を表す濃淡レベルを示している。
1を図1のように配置された照明ライト32、33によ
る照明の下に、2台のCCDカメラ26、27により円
柱物体31を撮像した際に、実際に得られる画像のう
ち、任意の水平走査ラインに沿った輝度を表すグラフで
ある。同グラフの横軸は水平走査ラインに沿った水平位
置を示し、縦軸に輝度を表す濃淡レベルを示している。
【0027】ここで、図11に示すように、円柱物体3
1の左側のエッジには適切なプロット点に楕円曲線42
を当てはめ、濃淡レベル0に対応する水平軸と交わった
点をエッジ43とする。他方、右側のエッジはステップ
状44に変化するので従来法により、エッジを求める。
1の左側のエッジには適切なプロット点に楕円曲線42
を当てはめ、濃淡レベル0に対応する水平軸と交わった
点をエッジ43とする。他方、右側のエッジはステップ
状44に変化するので従来法により、エッジを求める。
【0028】このように、図11の円柱物体31の上端
から下端に至る各水平走査ラインA〜Bについて上述の
方法によりエッジを求め、これらを図12に示すように
プロットし、エッジ点列45にエッジ直線46、47を
当てはめる。そして、当てはめた2本のエッジ直線4
6、47を基に円柱物体31の中心線48を求め円柱の
上底または下底の中心49を画像間の基準点として求め
る。
から下端に至る各水平走査ラインA〜Bについて上述の
方法によりエッジを求め、これらを図12に示すように
プロットし、エッジ点列45にエッジ直線46、47を
当てはめる。そして、当てはめた2本のエッジ直線4
6、47を基に円柱物体31の中心線48を求め円柱の
上底または下底の中心49を画像間の基準点として求め
る。
【0029】2台のCCDカメラ32、33について同
様に円柱物体の上底または下底の中心49を求め、各カ
メラ32及びカメラ33の上底または下底の中心から、
3角測量の原理により円柱物体31の3次元位置を求め
ることができる。演算装置38では、以上の画像処理
を、図2に示されたレードルノズル14とロングノズル
15のそれぞれに固定された2つのマーカーに対して行
い、2つのマーカーの間の位置ずれを検出する。そし
て、この位置ずれを0にするようにマニュピュレータ本
体22を制御することにより、レードルノズル14に対
するロングノズル15の位置合わせが行われる。
様に円柱物体の上底または下底の中心49を求め、各カ
メラ32及びカメラ33の上底または下底の中心から、
3角測量の原理により円柱物体31の3次元位置を求め
ることができる。演算装置38では、以上の画像処理
を、図2に示されたレードルノズル14とロングノズル
15のそれぞれに固定された2つのマーカーに対して行
い、2つのマーカーの間の位置ずれを検出する。そし
て、この位置ずれを0にするようにマニュピュレータ本
体22を制御することにより、レードルノズル14に対
するロングノズル15の位置合わせが行われる。
【0030】図13は図1における演算装置38の具体
的な構成を示す。演算装置38は、図1に示された画像
メモリ36からの画像情報を用いて上述した原理により
レードルノズル14に固定されたマーカーの位置を計測
するレードルノズルマーカー位置計測部38−1a及び
画像メモリ36からの画像情報を用いて上述した原理に
よりロングノズル15に固定されたマーカーの位置を計
測するロングノズルマーカー位置計測部38−2aと、
画像メモリ37からの画像情報を用いて上述した原理に
よりレードルノズル14に固定されたマーカーの位置を
計測するレードルノズルマーカー位置計測部38−1b
及び画像メモリ37からの画像情報を用いて上述した原
理によりロングノズル15に固定されたマーカーの位置
を計測するロングノズルマーカー位置計測部38−2b
とを有している。
的な構成を示す。演算装置38は、図1に示された画像
メモリ36からの画像情報を用いて上述した原理により
レードルノズル14に固定されたマーカーの位置を計測
するレードルノズルマーカー位置計測部38−1a及び
画像メモリ36からの画像情報を用いて上述した原理に
よりロングノズル15に固定されたマーカーの位置を計
測するロングノズルマーカー位置計測部38−2aと、
画像メモリ37からの画像情報を用いて上述した原理に
よりレードルノズル14に固定されたマーカーの位置を
計測するレードルノズルマーカー位置計測部38−1b
及び画像メモリ37からの画像情報を用いて上述した原
理によりロングノズル15に固定されたマーカーの位置
を計測するロングノズルマーカー位置計測部38−2b
とを有している。
【0031】演算装置38は更に、レードルノズルマー
カー位置計測部38−1a、38−1bの計測結果に基
づいてレードルノズルマーカーの3次元位置、すなわち
レードルノズルの3次元位置を算出するレードル3次元
位置算出部38−3と、ロングノズルマーカー位置計測
部38−2a、38−2bの計測結果に基づいてロング
ノズルマーカーの3次元位置、すなわちロングノズルの
3次元位置を算出するロングノズル3次元位置算出部3
8−4と、これらレードル3次元位置算出部38−3と
ロングノズル3次元位置算出部38−4の算出結果を用
いて伸縮アーム25の移動量、すなわち伸縮アーム回転
角度と伸縮アーム伸縮距離とを算出する伸縮アーム移動
量算出部38−5とを有している。
カー位置計測部38−1a、38−1bの計測結果に基
づいてレードルノズルマーカーの3次元位置、すなわち
レードルノズルの3次元位置を算出するレードル3次元
位置算出部38−3と、ロングノズルマーカー位置計測
部38−2a、38−2bの計測結果に基づいてロング
ノズルマーカーの3次元位置、すなわちロングノズルの
3次元位置を算出するロングノズル3次元位置算出部3
8−4と、これらレードル3次元位置算出部38−3と
ロングノズル3次元位置算出部38−4の算出結果を用
いて伸縮アーム25の移動量、すなわち伸縮アーム回転
角度と伸縮アーム伸縮距離とを算出する伸縮アーム移動
量算出部38−5とを有している。
【0032】以下に、レードル3次元位置算出部38−
3とロングノズル3次元位置算出部38−4における3
次元位置算出原理について説明する。ここでは、2眼視
ステレオ法により、レードルノズルとロングノズルの3
次元位置を算出し、これらの差からレードルノズルとロ
ングノズル間の芯ずれ量を計測する。
3とロングノズル3次元位置算出部38−4における3
次元位置算出原理について説明する。ここでは、2眼視
ステレオ法により、レードルノズルとロングノズルの3
次元位置を算出し、これらの差からレードルノズルとロ
ングノズル間の芯ずれ量を計測する。
【0033】まず、2台のCCDカメラ26,27を設
置し、カメラ位置、光軸の方向(カメラの姿勢)、およ
び焦点距離を調整し固定する。
置し、カメラ位置、光軸の方向(カメラの姿勢)、およ
び焦点距離を調整し固定する。
【0034】図14、図15のように、CCDカメラ2
6,27の設置面を基準に座標系O−X,O−Y,O−
Zを設定する。この座標をワールド座標と呼ぶことにす
る。CCDカメラ26の中心線とXY平面のなす角をξ
1 、CCDカメラ26の中心線のXY平面斜影直線とY
軸とのなす角をζ1 とおく。同様に、CCDカメラ27
の中心線とXY平面のなす角をξ2 、CCDカメラ27
の中心線の平面への斜影直線とY軸とのなす角をζ2 と
おく。
6,27の設置面を基準に座標系O−X,O−Y,O−
Zを設定する。この座標をワールド座標と呼ぶことにす
る。CCDカメラ26の中心線とXY平面のなす角をξ
1 、CCDカメラ26の中心線のXY平面斜影直線とY
軸とのなす角をζ1 とおく。同様に、CCDカメラ27
の中心線とXY平面のなす角をξ2 、CCDカメラ27
の中心線の平面への斜影直線とY軸とのなす角をζ2 と
おく。
【0035】また、図16に示すように、CCDカメラ
26(CCDカメラ27)を基準にした座標o−x1,
o−y1,o−z1(o−x2,o−y2,o−z2)
をカメラ26座標(カメラ27座標)と呼ぶことにす
る。
26(CCDカメラ27)を基準にした座標o−x1,
o−y1,o−z1(o−x2,o−y2,o−z2)
をカメラ26座標(カメラ27座標)と呼ぶことにす
る。
【0036】今、ワールド座標内のある点Tを撮影した
場合を考える。図17に示すように、CCDカメラ26
上の画像内の位置を(p1 ,q1 )[画素]、図示しな
いがCCDカメラ27上の画像内の位置を(p2 ,
q2 )[画素]とする。
場合を考える。図17に示すように、CCDカメラ26
上の画像内の位置を(p1 ,q1 )[画素]、図示しな
いがCCDカメラ27上の画像内の位置を(p2 ,
q2 )[画素]とする。
【0037】CCDの画素数とサイズとの関係は、H
[mm]をCCDの水平方向の長さ、V[mm]をCC
Dの垂直方向の長さ、PをCCDの水平方向の画素数、
QをCCDの垂直方向の画素数とすると、 ηx =H/P [mm/画素] ηy =V/Q [mm/画素] という換算比で表せる。この換算比を用いてCCDカメ
ラ26のCCD上の画素単位の座標(p1 ,q1 )をC
CD上の実際の位置(α1 ,β1 )[mm]で表すと、 α1 =ηx ・p1 β1 =ηy ・q1 となり、カメラ26座標系におけるTの方向ベクトル
a′= T(a1 ′,a2 ′,a3 ′)は、次の数式1と
なり、方向ベクトルの成分はCCDカメラ26の焦点距
離f1 を用いて、以下の数式2、数式3、数式4で表わ
される。
[mm]をCCDの水平方向の長さ、V[mm]をCC
Dの垂直方向の長さ、PをCCDの水平方向の画素数、
QをCCDの垂直方向の画素数とすると、 ηx =H/P [mm/画素] ηy =V/Q [mm/画素] という換算比で表せる。この換算比を用いてCCDカメ
ラ26のCCD上の画素単位の座標(p1 ,q1 )をC
CD上の実際の位置(α1 ,β1 )[mm]で表すと、 α1 =ηx ・p1 β1 =ηy ・q1 となり、カメラ26座標系におけるTの方向ベクトル
a′= T(a1 ′,a2 ′,a3 ′)は、次の数式1と
なり、方向ベクトルの成分はCCDカメラ26の焦点距
離f1 を用いて、以下の数式2、数式3、数式4で表わ
される。
【0038】
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【0039】次に、以下の方法でカメラ26座標をワー
ルド座標へ変換する。カメラ26座標O−x1 ,O−y
1 ,O−z1 をx1 軸回りにξ1 回転した座標O−
x1 ′,O−y1 ′,O−z1 ′に移る行列をB1xと
し、次にz′軸回りにζ1 回転したワールド座標O−
X,Y,Zに移る行列をB1zとする。(ただし、ζ1 ,
ξ1 は右ネジの方向を正にとっている。)この変換は、
以下の数式5、数式6、数式7、数式8で表わされる。
ルド座標へ変換する。カメラ26座標O−x1 ,O−y
1 ,O−z1 をx1 軸回りにξ1 回転した座標O−
x1 ′,O−y1 ′,O−z1 ′に移る行列をB1xと
し、次にz′軸回りにζ1 回転したワールド座標O−
X,Y,Zに移る行列をB1zとする。(ただし、ζ1 ,
ξ1 は右ネジの方向を正にとっている。)この変換は、
以下の数式5、数式6、数式7、数式8で表わされる。
【0040】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【0041】従って、ワールド座標上のCCDカメラ2
6から円柱物体への方向ベクトルa= T(a1 ,a2 ,
a3 )は、a=B1 a′となり、CCDカメラ27も同
様に、ワールド座標上のCCDカメラ27から円柱物体
27への方向ベクトルb= T(b1 ,b2 ,b3 )は、
a=B2 b′となる。ここで、B2 は次の数式9で表わ
される。
6から円柱物体への方向ベクトルa= T(a1 ,a2 ,
a3 )は、a=B1 a′となり、CCDカメラ27も同
様に、ワールド座標上のCCDカメラ27から円柱物体
27への方向ベクトルb= T(b1 ,b2 ,b3 )は、
a=B2 b′となる。ここで、B2 は次の数式9で表わ
される。
【0042】
【数9】
【0043】このようにしてa,bが得られる。
【0044】CCDカメラ26と円柱物体を結ぶ直線
(これを直線1とおく)と、CCDカメラ27と円柱物
体を結ぶ直線(これを直線2とおく)の交点を求めるこ
とにより、円柱物体の位置を計算する。
(これを直線1とおく)と、CCDカメラ27と円柱物
体を結ぶ直線(これを直線2とおく)の交点を求めるこ
とにより、円柱物体の位置を計算する。
【0045】CCDカメラ26の位置(0,0,0)、
CCDカメラ27の位置(x2 ,y2 ,z2 )が既知な
ので、直線1の方程式は、任意の実数をsとすると、方
向ベクトルaを用いて、次の数式10で表わされ、
CCDカメラ27の位置(x2 ,y2 ,z2 )が既知な
ので、直線1の方程式は、任意の実数をsとすると、方
向ベクトルaを用いて、次の数式10で表わされ、
【数10】 また、直線2の方程式は、任意の実数tと、方向ベクト
ルbを用いて、次の数式11で表わされ、
ルbを用いて、次の数式11で表わされ、
【数11】 数式10,11から次の数式12、数式13、数式14
が導かれる。
が導かれる。
【0046】
【数12】
【数13】
【数14】
【0047】そして、数式12、数式13、数式14か
ら次の数式15が得られ、
ら次の数式15が得られ、
【数15】 数式14を数式10へ代入することにより、次の数式1
6にもとづいて円柱物体に位置(X,Y,Z)が得られ
る。
6にもとづいて円柱物体に位置(X,Y,Z)が得られ
る。
【0048】
【数16】
【0049】ただし、s* は数式15で計算されたsで
ある。
ある。
【0050】なお、直線1と直線2は画像処理の誤差、
CCDの量子化誤差、カメラパラメータの誤差などのた
めに交わらないことがある。このような場合でも、本処
理では2直線をXY平面へ斜影し、斜影面上での交点を
もとめている。
CCDの量子化誤差、カメラパラメータの誤差などのた
めに交わらないことがある。このような場合でも、本処
理では2直線をXY平面へ斜影し、斜影面上での交点を
もとめている。
【0051】以上の原理を利用して、レードル3次元位
置算出部38−3、ロングノズル3次元位置算出部38
−4は、マーカー、すなわちレードルノズル14、ロン
グノズル15の3次元位置を計測する。伸縮アーム移動
量算出部38−5は、レードル3次元位置算出部38−
3、ロングノズル3次元位置算出部38−4からの3次
元位置情報にもとづいてレードルノズル14とロングノ
ズル15間の芯ずれ量を算出し、伸縮アーム25の回転
角度及び伸縮距離を決定してマニュピュレータ本体22
を駆動する。
置算出部38−3、ロングノズル3次元位置算出部38
−4は、マーカー、すなわちレードルノズル14、ロン
グノズル15の3次元位置を計測する。伸縮アーム移動
量算出部38−5は、レードル3次元位置算出部38−
3、ロングノズル3次元位置算出部38−4からの3次
元位置情報にもとづいてレードルノズル14とロングノ
ズル15間の芯ずれ量を算出し、伸縮アーム25の回転
角度及び伸縮距離を決定してマニュピュレータ本体22
を駆動する。
【0052】なお、1つの物体の3次元位置を算出する
装置として用いる場合には、例えば図13におけるロン
グノズルマーカー位置計測部38−2a、38−2b,
ロングノズル3次元位置算出部38−4を除いた構成に
て実現される。また、各画像の円柱物体31の中心線4
8の傾きから、CCDカメラ32及び33について、そ
れぞれカメラレンズ中心点と円柱物体31の中心線48
を含む面の方程式が得られ、2つの面の交線の方程式か
ら円柱物体31の3次元姿勢を求めることができる。あ
るいは、円柱物体31の上底中心点と下底中心点から、
2点を通る直線の式が得られ、この直線の式から円柱物
体の3次元姿勢を求めることができる。
装置として用いる場合には、例えば図13におけるロン
グノズルマーカー位置計測部38−2a、38−2b,
ロングノズル3次元位置算出部38−4を除いた構成に
て実現される。また、各画像の円柱物体31の中心線4
8の傾きから、CCDカメラ32及び33について、そ
れぞれカメラレンズ中心点と円柱物体31の中心線48
を含む面の方程式が得られ、2つの面の交線の方程式か
ら円柱物体31の3次元姿勢を求めることができる。あ
るいは、円柱物体31の上底中心点と下底中心点から、
2点を通る直線の式が得られ、この直線の式から円柱物
体の3次元姿勢を求めることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した本発明の画像処理による計
測方法によれば、しきい値に左右されることなく、また
照明ライトの個数や位置の制限がある場合でも、曲面を
持ったマーカーのエッジを正確に検出することができ
る。また、この計測方法を利用した位置合わせ制御装置
によれば、2つの物体の位置合わせ制御を自動かつ正確
に行うことができる。
測方法によれば、しきい値に左右されることなく、また
照明ライトの個数や位置の制限がある場合でも、曲面を
持ったマーカーのエッジを正確に検出することができ
る。また、この計測方法を利用した位置合わせ制御装置
によれば、2つの物体の位置合わせ制御を自動かつ正確
に行うことができる。
【図1】本発明に用いる画像処理部の構成を示す概略図
である。
である。
【図2】本発明を連続鋳造装置のレードルに装着される
ロングノズルの着脱装置に適用した例を示す概略構成図
である。
ロングノズルの着脱装置に適用した例を示す概略構成図
である。
【図3】本発明に用いられる円柱物体の斜視図で、図
(A)、(B)はそれらの配置状態を示す図で、図
(C)はCCDカメラの水平走査線との関係を示す図で
ある。
(A)、(B)はそれらの配置状態を示す図で、図
(C)はCCDカメラの水平走査線との関係を示す図で
ある。
【図4】本発明の方法が適用される、円柱物体、照明ラ
イト及びCCDカメラの配置関係を示す図である。
イト及びCCDカメラの配置関係を示す図である。
【図5】図4に示す配置関係により得られる円柱物体の
輝度曲線を示すグラフである。
輝度曲線を示すグラフである。
【図6】本発明の方法が適用される、円柱物体、照明ラ
イト及びCCDカメラの他の配置関係を示す図である。
イト及びCCDカメラの他の配置関係を示す図である。
【図7】図6に示す配置関係により得られる円柱物体の
輝度曲線を示すグラフである。
輝度曲線を示すグラフである。
【図8】本発明の方法が適用される、円柱物体、照明ラ
イト及びCCDカメラの更に他の配置関係を示す図であ
る。
イト及びCCDカメラの更に他の配置関係を示す図であ
る。
【図9】図8に示す配置関係により得られる円柱物体の
輝度曲線を示すグラフである。
輝度曲線を示すグラフである。
【図10】本発明の画像処理によるエッジの検出方法を
説明するための、任意の水平走査ラインに沿った輝度を
表すグラフである。
説明するための、任意の水平走査ラインに沿った輝度を
表すグラフである。
【図11】本発明の画像処理によるエッジの検出方法を
説明するための、任意の水平走査ラインに沿った輝度を
表すグラフに楕円曲線を当てはめた図である。
説明するための、任意の水平走査ラインに沿った輝度を
表すグラフに楕円曲線を当てはめた図である。
【図12】本発明の画像処理によるエッジの検出方法を
説明するための、エッジ直線を説明するための図であ
る。
説明するための、エッジ直線を説明するための図であ
る。
【図13】図1に示された演算装置の具体的な構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図14】図13に示されたレードル3次元位置算出部
及びロングノズル3次元位置算出部の動作原理を説明す
るための図である。
及びロングノズル3次元位置算出部の動作原理を説明す
るための図である。
【図15】図14に示されたCCDカメラと円柱物体と
の相対位置関係を説明するための図である。
の相対位置関係を説明するための図である。
【図16】図15に示されたCCDカメラの座標系を説
明するための図である。
明するための図である。
【図17】CCDカメラによる画像内の円柱物体の位置
を計測する原理を説明するための図である。
を計測する原理を説明するための図である。
26、27 CCDカメラ 30 画像処理装置 32、33 照明ライト 34、35 A/Dコンバータ
Claims (4)
- 【請求項1】 曲面を有する物体を2台の撮像手段によ
り別の位置から撮像し、それぞれの撮像手段から得られ
る画像情報からそれぞれ水平走査ライン上の輝度変化を
表す数値を抽出し、これらの数値をあらかじめ定められ
た2次曲線に近似させて、該2次曲線が輝度濃淡レベル
0に対応する水平軸と交わった点を前記物体のエッジと
判定し、それぞれの判定結果をもとに3角測量方法にて
前記物体の位置を検出することを特徴とする曲面を有す
る物体の位置計測方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の位置計測方法において、
前記物体は前記2台の各撮像手段と同じ位置に配置され
た照明ライトにより照明されることを特徴とする曲面を
有する物体の位置計測方法。 - 【請求項3】 請求項1あるいは2記載の位置計測方法
において、前記水平走査ライン上の輝度変化を表す数値
は、前記物体の上端から下端に至る複数本の水平走査ラ
インについて求め、これらに基づいて判定された複数個
のエッジ点から前記物体の左右エッジ線を求め、これら
の左右エッジ線を基に前記物体の中心線及び前記物体の
上底または下底の中心を画像の基準点として求めること
を特徴とする曲面を有する物体の位置計測方法。 - 【請求項4】 曲面を有する第1、第2の物体を別の位
置からそれぞれ撮像するための2台の撮像手段と、それ
ぞれの撮像手段から得られる画像情報を用いてあらかじ
め定められた画像処理を行う画像処理部とを備え、該画
像処理部は、前記2台の撮像手段のうちの一方から得ら
れる画像情報をもとに前記第1、第2の物体の画像内に
おける位置をそれぞれ計測する第1、第2の位置計測部
と、前記2台の撮像手段のうちの他方から得られる画像
情報をもとに前記第1、第2の物体の画像内における位
置をそれぞれ計測する第3、第4の位置計測部と、前記
第1、第3の位置計測部の計測結果をもとに前記第1の
物体の3次元位置を算出する第1の位置算出部と、前記
第2、第4の位置計測部の計測結果をもとに前記第2の
物体の3次元位置を算出する第2の位置算出部と、前記
第1、第2の位置算出部により算出された3次元位置に
もとづいて前記第1、第2の物体を位置合わせするため
に必要な移動量を算出する移動量算出部とを含むことを
特徴とする曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15979794A JPH0829120A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 曲面を有する物体の位置計測方法及び曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15979794A JPH0829120A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 曲面を有する物体の位置計測方法及び曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829120A true JPH0829120A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15701477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15979794A Pending JPH0829120A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 曲面を有する物体の位置計測方法及び曲面を有する2つの物体の位置合わせ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829120A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102042807A (zh) * | 2010-10-29 | 2011-05-04 | 中国科学技术大学 | 一种目标空间坐标的柔性立体视觉测量装置 |
US20120236141A1 (en) * | 2009-10-02 | 2012-09-20 | Daifuku Co., Ltd. | Automatic Conveying Equipment For Roll Body |
CN103797328A (zh) * | 2011-08-12 | 2014-05-14 | 莱卡地球系统公开股份有限公司 | 用于确定辅助测量仪器的空间位置的测量装置 |
CN110976839A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 中冶南方工程技术有限公司 | 连铸机上部结构及长水口自动装卸方法 |
CN112620623A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-04-09 | 湖南镭目科技有限公司 | 钢包长水口的拆装设备及其拆装装置、拆装系统和拆装方法 |
-
1994
- 1994-07-12 JP JP15979794A patent/JPH0829120A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120236141A1 (en) * | 2009-10-02 | 2012-09-20 | Daifuku Co., Ltd. | Automatic Conveying Equipment For Roll Body |
TWI507342B (zh) * | 2009-10-02 | 2015-11-11 | Daifuku Kk | 滾子體用自動搬運設備 |
US9682842B2 (en) | 2009-10-02 | 2017-06-20 | Daifuku Co., Ltd. | Automated roll transport facility |
CN102042807A (zh) * | 2010-10-29 | 2011-05-04 | 中国科学技术大学 | 一种目标空间坐标的柔性立体视觉测量装置 |
CN103797328A (zh) * | 2011-08-12 | 2014-05-14 | 莱卡地球系统公开股份有限公司 | 用于确定辅助测量仪器的空间位置的测量装置 |
CN107084663A (zh) * | 2011-08-12 | 2017-08-22 | 莱卡地球系统公开股份有限公司 | 位置确定方法、测量装置及测量系统 |
CN110976839A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 中冶南方工程技术有限公司 | 连铸机上部结构及长水口自动装卸方法 |
CN112620623A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-04-09 | 湖南镭目科技有限公司 | 钢包长水口的拆装设备及其拆装装置、拆装系统和拆装方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011212 |