JPH08291073A - 医薬品組成物及びその製造方法 - Google Patents

医薬品組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08291073A
JPH08291073A JP13251995A JP13251995A JPH08291073A JP H08291073 A JPH08291073 A JP H08291073A JP 13251995 A JP13251995 A JP 13251995A JP 13251995 A JP13251995 A JP 13251995A JP H08291073 A JPH08291073 A JP H08291073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
fine powder
solvent
methyl
lactose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13251995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ikegami
一彦 池上
憲保 ▲斎▼藤
Noriyasu Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kissei Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP13251995A priority Critical patent/JPH08291073A/ja
Publication of JPH08291073A publication Critical patent/JPH08291073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医薬品組成物及びその製造方法を提供する。 【構成】 本発明の医薬品組成物は、式 【化1】で表される抗喘息薬として有用であるステロイ
ド誘導体の微粉末と乳糖とを混合することにより製造す
ることができる。この微粉末は、乾式粉砕方法、湿式粉
砕方法、化学的晶析方法および微粉末を懸濁溶媒に懸濁
し凝集溶剤となりうる溶媒を加えて凝集沈澱させること
による化学的凝集方法により製造でき、また乳糖は市販
のインハレーション用乳糖が好ましい。このようにして
得られた医薬品組成物は活性成分の肺胞内への飛散率が
高く、これを用いることにより吸入用粉末製剤を製造す
ることができる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸入用粉末製剤を製造
するのに好適な医薬品組成物とその製造方法に関するも
のである。さらに詳しく述べれば、本発明は抗喘息薬と
して有用である式
【0002】
【化5】
【0003】で表される(+)−9α−クロロ−6α−
フロロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オ
キソ−17α−プロピオニルオキシアンドロスタ−1,
4−ジエン−17β−カルボン酸メチルの吸入用粉末製
剤を製造するのに好適な医薬品組成物とその製造方法に
関するものである。
【0004】
【従来の技術】前記式(I)で表されるステロイド誘導
体は抗炎症作用を有し、抗炎症剤として、殊に皮膚疾患
に好適に使用できることが知られ、製剤としてはクリー
ム、軟膏、ペースト、フォーム、チンキ剤または液剤の
ような局所用の製剤、錠剤、被覆された錠剤、カプセル
のような経口投与用の製剤および座剤のような非経口投
与用の製剤が知られている(日本公開特許公報、昭52
−102264号)。しかしながら、これまでに抗喘息
薬として使用する場合に好適な吸入用粉末製剤は製造さ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】呼吸器疾患例えば喘息
などの治療において吸入用製剤が用いられているが、こ
のような吸入製剤は、活性成分を患部に局所的に投与す
るため、経口投与剤などにおいて、活性成分が全身的な
作用発現を来して不都合な場合などに特に好ましいとさ
れている。前記式(I)で表されるステロイド誘導体に
おいてもこれを抗喘息薬として使用するにあたり、この
ような局所投与用の吸入用製剤の開発が嘱望されてい
た。
【0006】本発明者らは、上記課題を解決すべく、前
記式(I)で表されるステロイド誘導体の吸入用粉末製
剤の検討を行った。吸入用粉末製剤においては、治療効
果を高めるために活性成分を肺胞内までより多く到達さ
せることが必要である。固体の活性成分の場合、活性成
分を微粉末化することにより、肺胞内までの到達率が上
昇し、一般に平均粒子径0.3〜6μmの粒子が好まし
いとされている。そのため、吸入用粉末製剤は通常好ま
しい粒子径の粒子を多く含むように活性成分を微粉末化
したものを用いて製造される。しかしながら、前記式
(I)で表されるステロイド誘導体においては、このよ
うな通常の方法により吸入用粉末製剤を製造しても実用
に供され得る製剤を製造することができなかった。すな
わち、前記式(I)で表されるステロイド誘導体を通常
の方法、例えば結晶を機械的に粉砕する方法(以下、乾
式粉砕方法という)、結晶を貧溶媒に懸濁後機械的に粉
砕する方法(以下、湿式粉砕方法という)、または結晶
を良溶媒に溶解した後、この溶液を攪拌下に貧溶媒中に
加えることにより晶析させる方法(以下、化学的晶析方
法という)等により製造した平均粒子径0.5〜5μm
の微粉末は肺胞内までの到達率が低く、この微粉末のみ
では吸入用粉末製剤として実用に供するには不十分のも
のであった。
【0007】このような肺胞内までの到達率が低い微粉
末の場合でも、微粉末の使用量を増加させることによっ
て、有効量を肺胞内まで到達させることができるが、前
記式(I)で表されるステロイド誘導体は微量で強い生
理活性を示す医薬品であり、このような医薬品は安全性
確保のために、投与量をなるべく少なくしなければなら
ない。更に、前記式(I)で表されるステロイド誘導体
のように製造原価の極めて高い医薬品の場合は経済効率
からしても使用量をなるべく少なくした方が好ましい。
従って、本発明の前記式(I)で表されるステロイド誘
導体の吸入用粉末製剤において、活性成分の使用量を増
加させることは好ましくなかった。
【0008】本発明は、活性成分の肺胞内までの到達率
が高く、実用に供され得る前記式(I)で表されるステ
ロイド誘導体の吸入用粉末製剤を製造するのに好適な医
薬品組成物とその製造方法を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記式
(I)で表されるステロイド誘導体の吸入用粉末製剤を
開発すべく鋭意研究を重ねた結果、前記式(I)で表さ
れるステロイド誘導体の微粉末と乳糖とから成る組成物
を製造したところ、驚くべきことに活性成分の微粉末そ
のものに比べ、活性成分が肺胞内までより多く到達する
ことを見い出し本発明を成すに至った。
【0010】すなわち、前記式(I)で表されるステロ
イド誘導体の微粉末と乳糖とから成る組成物は、活性成
分の微粉末そのものに比べ、活性成分の肺胞内までの到
達率が極めて高く、本発明は、この組成物を用いること
により、極めて好適な前記式(I)で表されるステロイ
ド誘導体の吸入用粉末製剤が製造できることを見い出し
たことに基づくものである。
【0011】本発明の医薬品組成物は前記式(I)で表
されるステロイド誘導体の微粉末と乳糖を混合すること
により製造することができる。この場合、使用される乳
糖は医薬品として使用可能なものならばどのような乳糖
でも構わないが、通常インハレーション用乳糖(DMV
ジャパン社、ファーマトース325M等)が使用され
る。また、乳糖の使用量は、前記式(I)で表されるス
テロイド誘導体に対して4倍以上が好ましい。
【0012】本発明の医薬品組成物を用いて吸入用粉末
製剤を製造する場合、本発明の医薬品組成物をそのまま
使用して吸入用粉末製剤としてもよく、必要に応じて、
調剤上許容される医薬品添加物を添加して吸入用粉末製
剤を製造してもよい。
【0013】本発明の医薬品組成物を用いて製造した吸
入用粉末製剤は、例えば、活性成分の肺胞内への到達度
の指標となりうるin vitro試験とされる英国薬
局方記載のツィンインピンジャー装置〔British
pharmacopocia(1993)Appen
dix XVIIC(Apparatus A)〕を用
いた飛散性試験における、活性成分のステージ2への到
達率が、前記式(I)で表されるステロイド誘導体の微
粉末そのものと比べ、約2倍以上に向上する。
【0014】本発明の医薬品組成物の原料となる前記式
(I)で表されるステロイド誘導体の微粉末は、以下の
ようにして製造することができる。
【0015】例えば、前記式(I)で表されるステロイ
ド誘導体の微粉末は、前記式(I)で表されるステロイ
ド誘導体を通常の方法、即ち、前記の乾式粉砕方法、湿
式粉砕方法または化学的晶析方法により容易に製造する
ことができる。
【0016】また、上記通常の方法で製造した微粉末に
更に以下のような処理を加えてもよい。即ち、上記通常
の方法で製造した平均粒子径0.5〜5μmの微粉末を
溶解しにくい溶媒(以下、懸濁溶剤という)に懸濁し、
攪拌下に、この懸濁液に微粉末を凝集、沈澱させ得る溶
媒(以下、凝集溶剤という)を少量ずつ、結晶が凝集沈
澱するまで加え凝集させる方法(以下、化学的凝集方法
という)により凝集結晶(以下、化学的凝集結晶とい
う)を製造し、この化学的凝集結晶を用いてもよい。こ
の化学的凝集結晶は通常の方法で製造した微粉末に比
べ、活性成分の肺胞内までの到達率が高く、吸入用粉末
製剤を製造するのにより好ましい。この化学的凝集方法
において原料となる前記式(I)で表されるステロイド
誘導体の微粉末は、平均粒子径が0.5〜5μmのもの
であれば特に製造方法に限定されることなく如何なる製
造方法による微粉末でもよい。また、凝集溶剤を添加す
る前の微粉末の懸濁液は、あらかじめ前記式(I)で表
されるステロイド誘導体を平均粒子径0.5〜5μmに
粉砕した後、懸濁溶剤に懸濁してもよく、更に、湿式粉
砕方法で得られる前記式(I)で表されるステロイド誘
導体の微粉末の懸濁液または化学的晶析方法で得られる
前記式(I)で表されるステロイド誘導体の晶析懸濁液
をそのまま使用してもかまわない。
【0017】懸濁溶剤として使用される溶媒としては、
医薬品原体の製造において許容される溶媒であり、更に
前記式(I)で表されるステロイド誘導体が溶解しにく
い溶媒であるならば単一溶媒に限らずいかなる溶媒でも
良いが、好ましい溶媒としては水、ヘキサン、アセトン
含有の水、アセトン含有のヘキサンなどをあげることが
できる。
【0018】凝集溶剤として使用される溶媒としては、
医薬品原体の製造において許容される溶媒であり、前記
式(I)で表されるステロイド誘導体の微粉末が懸濁し
ている懸濁溶剤と同一でなく、更に加えることにより前
記式(I)で表されるステロイド誘導体の微粉末が凝集
沈澱する溶媒であるならばいかなる溶媒でもよく、酢酸
メチル、酢酸エチルなどの脂肪族エステル類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,
1,2−トリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、炭酸プロピレンなどの炭酸エステル類、及び水をあ
げることができるが、懸濁溶剤との組み合わせによって
適宜選択決定される。
【0019】懸濁溶剤と凝集溶剤との好ましい組み合わ
せとして、懸濁溶剤が水またはアセトン含有の水の場合
で、凝集溶剤が酢酸エチルのような脂肪族エステル類あ
るいはジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロ
ロエタン、1,1,2−トリクロロエタンのようなハロ
ゲン化炭化水素類、又は炭酸プロピレンなどの炭酸エス
テル類の組み合わせ、更に懸濁溶剤がヘキサンまたはア
セトン含有のヘキサンの場合で凝集溶剤が水の組み合わ
せ等をあげることができる。
【0020】懸濁溶剤と凝集溶剤との最も好ましい組み
合わせとしては、懸濁溶剤が水で凝集溶剤が酢酸エチ
ル、懸濁溶剤がアセトン含有の水で凝集溶剤が酢酸エチ
ル、懸濁溶剤がアセトン含有のヘキサンで凝集溶剤が水
の組み合わせをあげることができる。
【0021】
【発明の作用効果】本発明の医薬品組成物は、活性成分
の肺胞内までの到達率が高く、これを用いることによ
り、活性成分の使用効率が高く、極めて好適な吸入用粉
末製剤を製造することができる。本発明の医薬品組成物
の活性成分の肺胞内までの到達率を、例えば、ツィンイ
ンピンジャー装置を用いた飛散性試験における活性成分
のステージ2への到達率で試験した場合、湿式粉砕方法
で得られた微粉末と乳糖から成る組成物においては、湿
式粉砕方法で得られた微粉末単独の場合に比べ到達率が
約5倍も向上する。また、化学的凝集結晶と乳糖から成
る組成物においては、化学的凝集結晶単独の場合に比べ
到達率が約2倍以上に向上し、更に、湿式粉砕方法で得
られた微粉末単独の場合に比べると、到達率は約6倍以
上に向上する。本発明の医薬品組成物を使用することに
より、活性成分の肺胞内までの到達率が高く、活性成分
の利用効率が高く、更に活性成分の投与量を低減した吸
入用粉末製剤が製造でき、安全性確保の面および経済効
率の面において極めて好適な前記式(I)で表されるス
テロイド誘導体の吸入用粉末製剤を製造することができ
る。
【0022】
【実施例】本発明を、以下に示す参考例、実施例及び評
価例によって、さらに詳細に説明する。
【0023】参考例 1 湿式粉砕微粉末 (+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11β−ヒドロ
キシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオ
ニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カ
ルボン酸メチル30gを水300mlに懸濁後、機械的
攪拌力による粉砕機を用いて30分間物理的に粉砕して
微粉末の懸濁液を得、吸引ろ過後乾燥し、大きな塊を乳
鉢で粉砕して、コールターカウンター法による測定にお
いて平均粒子径が1.6μmである微粉末を得た。
【0024】参考例 2 化学的凝集結晶 (+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11β−ヒドロ
キシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオ
ニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カ
ルボン酸メチル30gを水300mlに懸濁後、機械的
攪拌力による粉砕機を用いて30分間物理的に粉砕して
微粉末の懸濁液を得た。この懸濁液30gをビーカーに
とり水170mlを加え攪拌しながら分散させ、約5℃
を保ちつつ、攪拌下これに凝集溶剤の酢酸エチル26m
lを徐々に滴下した。滴下後、約20分間攪拌を続け、
凝集沈澱した結晶をろ取乾燥し、塊を乳鉢で粉砕して、
コールターカウンター法による測定において平均粒子径
が2.5μmである微粉末2.6gを得た。
【0025】参考例 3 化学的凝集結晶 水200mlを容器にとり、約5℃に保ちつつ、600
(回転/分)の攪拌下に、これに(+)−9α−クロロ
−6α−フロロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル
−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシアンドロス
タ−1,4−ジエン−17β−カルボン酸メチル1.6
gをアセトン40mlに溶かした液を加え晶析させる。
得られた晶析微粉末の懸濁液を約5℃を保ちつつ、60
0(回転/分)の攪拌下にこれに凝集溶剤の酢酸エチル
28mlを徐々に滴下する。滴下後、約20分間攪拌を
続け、凝集沈澱した結晶をろ取乾燥し、塊を乳鉢で粉砕
して、コールターカウンター法による測定において平均
粒子径が2.8μmである微粉末1.4gを得た。
【0026】参考例 4 化学的凝集結晶 ヘキサン200mlを容器にとり、600(回転/分)
の攪拌下に、これに(+)−9α−クロロ−6α−フロ
ロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ
−17α−プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−
ジエン−17β−カルボン酸メチル0.8gをアセトン
10mlに溶かした液を加え晶析させる。得られた晶析
微粉末の懸濁液を約20℃を保ちつつ、600(回転/
分)の攪拌下にこれに凝集溶剤の水15mlを加える。
添加後、約20分間攪拌を続け、凝集沈澱した結晶をろ
取乾燥し、塊を乳鉢で粉砕して、コールターカウンター
法による測定において平均粒子径が2.3μmである微
粉末0.7gを得た。
【0027】実施例 1 参考例1により得られた湿式粉砕微粉末0.01gにD
MVジャパン社製ファーマトース325M(平均粒子径
60μmのインハレーション用乳糖)0.99gを加
え、よく混和し組成物1gを得た。
【0028】実施例 2 参考例2で得られた化学的凝集結晶0.01gにDM
Vジャパン社製ファーマトース325M(平均粒子径6
0μmのインハレーション用乳糖)0.99gを加え、
よく混和し組成物1gを得た。
【0029】実施例 3 参考例3で得られた化学的凝集結晶0.01gにDM
Vジャパン製ファーマトス325M(平均粒子径60μ
mのインハレーション用乳糖)0.99gを加え、よく
混和し組成物1gを得た。
【0030】実施例 4 参考例3で得られた化学的凝集結晶0.1gにDMV
ジャパン製ファーマトス325M(平均粒子径60μm
のインハレーション用乳糖)0.9gを加え、よく混和
し組成物1gを得た。
【0031】実施例 5 参考例4で得られた化学的凝集結晶0.01gにDM
Vジャパン製ファーマトス325M(平均粒子径60μ
mのインハレーション用乳糖)0.99gを加え、よく
混和し組成物1gを得た。
【0032】評価例 ツィンインピンジャー装置による評価 参考例で得られた微粉末及び本発明の組成物を、フロー
メーター用スロートアダプター(A)、スロート
(B)、ネック(C)、上部衝突チャンバー(D)、カ
ップリング管(E)、ネジ山付サイドアームアダプター
(F)、下部ジェットアッセンブリー(G)、下部衝突
チャンバー(H)および真空ポンプ用アダプター(I)
よりなるツィンインピンジャー装置〔British
pharmacopocia(1993)Append
ix XVIIC(ApparatusA)〕を用い評
価した結果を以下に示す。活性成分の到達率の測定は、
本装置の上部衝突チャンバー(D)、下部衝突チャンバ
ー(H)にそれぞれメタノールを7ml及び30ml入
れ、本装置を組み立てた後、参考例1〜4で得られた微
粉末5mgまたは実施例1〜5で得られた医薬品組成物
20mg〔試料(J)〕を本装置の付属品であるフロー
メーター用スロートアダプター(A)中に薄く広げ、こ
れをスロート部に装着し、真空ポンプ用アダプター
(I)に真空ポンプを接続後、流量60±5(リットル
/分)の条件で5秒間吸引しステージ2〔カップリング
管(E)、下部ジェットアッセンブリー(G)および下
部衝突チャンバー(H)〕への活性成分の到達率を求め
た。尚、活性成分の到達率は、本装置のステージ2のメ
タノール溶液(下部衝突チャンバー中のメタノール溶液
とステージ2の各部分のメタノール洗液を合わせた溶
液)中に存在する活性成分を高速液体クロマトグラフィ
ーにより定量した後、この活性成分の定量値をフローメ
ーター用スロートアダプターに添加した活性成分総量で
除した百分率で表した。
【0033】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1〜4で得られた微粉末及び実施例1〜
5で得られた医薬品組成物の飛散性試験に用いたツィン
インピンジャー装置の説明図である。ステージ2とはカ
ップリング管(E)、下部ジェットアッセンブリー
(G)および下部衝突チャンバー(H)の各部を指す。
【符合の説明】
A:フローメーター用スロートアダプター B:スロート C:ネック D:上部衝突チャンバー E:カップリング管 F:ネジ山付サイドアームアダプター G:下部ジェットアッセンブリー H:下部衝突チャンバー I:真空ポンプ用アダプター J:試料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で表される(+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11
    β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α
    −プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−
    17β−カルボン酸メチルと乳糖から成る組成物。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 で表される(+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11
    β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α
    −プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−
    17β−カルボン酸メチルの微粉末の懸濁液に、凝集溶
    剤を加えて凝集沈澱させて得られる結晶と乳糖から成る
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 で表される(+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11
    β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α
    −プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−
    17β−カルボン酸メチルと乳糖とを混合することを特
    徴とする請求項1記載の組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 式 【化4】 で表される(+)−9α−クロロ−6α−フロロ−11
    β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α
    −プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−
    17β−カルボン酸メチルの微粉末の懸濁液に、凝集溶
    剤を加えて凝集沈澱させて得られる結晶と乳糖とを混合
    することを特徴とする請求項2記載の組成物の製造方
    法。
JP13251995A 1995-04-22 1995-04-22 医薬品組成物及びその製造方法 Pending JPH08291073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13251995A JPH08291073A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 医薬品組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13251995A JPH08291073A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 医薬品組成物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08291073A true JPH08291073A (ja) 1996-11-05

Family

ID=15083223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13251995A Pending JPH08291073A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 医薬品組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08291073A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027911A1 (fr) * 1997-12-03 1999-06-10 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Medicament en pastilles souples et procede de fabrication
WO2002000679A3 (en) * 2000-06-28 2002-03-28 Novartis Ag 9.alpha.-chloro-6.alpha.-fluoro-17.alpha.-hydroxy-16-methyl-17-beta-methoxycarbonyl-androst-1,4-dienes esterified in position 17.alpha. by a cyclic acyl group
US7101866B2 (en) 2000-08-05 2006-09-05 Glaxo Group Limited Anti-inflammatory androstane derivative
US7125985B2 (en) 2000-08-05 2006-10-24 Glaxo Group Limited Compounds useful in the manufacture of an anti-inflammatory androstane derivative
CN1305892C (zh) * 2002-07-29 2007-03-21 诺瓦提斯公司 已知的噻吩甲酸十二氢环戊二烯并(a)菲基酯的多晶型
US7541350B2 (en) 2000-08-05 2009-06-02 Glaxo Group Limited Formulation containing anti-inflammatory androstane derivative
US7592329B2 (en) 2002-02-04 2009-09-22 Glaxo Group Limited Crystalline complexes of fluticasone-2-furoate
US9901585B2 (en) 2002-06-14 2018-02-27 Cipla Limited Combination of azelastine and fluticasone for nasal administration

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027911A1 (fr) * 1997-12-03 1999-06-10 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Medicament en pastilles souples et procede de fabrication
WO2002000679A3 (en) * 2000-06-28 2002-03-28 Novartis Ag 9.alpha.-chloro-6.alpha.-fluoro-17.alpha.-hydroxy-16-methyl-17-beta-methoxycarbonyl-androst-1,4-dienes esterified in position 17.alpha. by a cyclic acyl group
US6921757B2 (en) 2000-06-28 2005-07-26 Novartis Ag Organic compounds
US7101866B2 (en) 2000-08-05 2006-09-05 Glaxo Group Limited Anti-inflammatory androstane derivative
US7125985B2 (en) 2000-08-05 2006-10-24 Glaxo Group Limited Compounds useful in the manufacture of an anti-inflammatory androstane derivative
US7144845B2 (en) 2000-08-05 2006-12-05 Glaxo Group Limited Compounds useful in the manufacture of an anti-inflammatory androstane derivative
US7531528B2 (en) 2000-08-05 2009-05-12 Glaxo Group Limited Formulation containing anti-inflammatory androstane derivatives
US7541350B2 (en) 2000-08-05 2009-06-02 Glaxo Group Limited Formulation containing anti-inflammatory androstane derivative
US7629335B2 (en) 2000-08-05 2009-12-08 Glaxo Group Limited Anti-inflammatory androstane derivative
US7592329B2 (en) 2002-02-04 2009-09-22 Glaxo Group Limited Crystalline complexes of fluticasone-2-furoate
US9901585B2 (en) 2002-06-14 2018-02-27 Cipla Limited Combination of azelastine and fluticasone for nasal administration
CN1305892C (zh) * 2002-07-29 2007-03-21 诺瓦提斯公司 已知的噻吩甲酸十二氢环戊二烯并(a)菲基酯的多晶型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3100626B2 (ja) エアロゾルキャリヤー
AU2001259007B2 (en) Novel composition
US6199607B1 (en) Formulation for inhalation
US8455002B2 (en) Stable corticosteroid nanoparticulate formulations and methods for the making and use thereof
JP3450356B2 (ja) 酢酸メゲストロールを含む処方
JP2004510805A (ja) チオトロピウムを含む新規吸入性粉剤
WO1999027911A1 (fr) Medicament en pastilles souples et procede de fabrication
WO1994008709A1 (en) Production method for fine granulate
RU2535017C2 (ru) Композитный порошок из органического вещества для применения в медицине, способ его получения и его суспензия
JP2002531487A (ja) 粉末の改良
JP2010059180A (ja) フォルモテロールを含む0.28から0.38g/mlのかさ密度を有する吸入用新規製剤
JP2003534272A (ja) 新規方法
MXPA02010218A (es) Formulaciones farmaceuticas inhaladores de polvo seco en forma de aglomerados duros.
WO2001026630A1 (fr) Preparations pour inhalation en poudre et leur procede de production
JPH08291073A (ja) 医薬品組成物及びその製造方法
WO2022151994A1 (zh) 一种氨氯地平干混悬剂及其制备方法
CN108771761A (zh) 一种糖皮质激素与β2受体激动剂的复方干粉吸入剂的制备工艺
JPH0717866A (ja) 医薬組成物
WO2010052896A1 (ja) プロピオン酸フルチカゾンを含む局所投与剤
JPH08291072A (ja) 吸入用粉末製剤用結晶とその製造方法
JP2001509812A (ja) 硫酸テルブタリンを含む0.28から0.38g/mlの流動かさ密度を有する吸入用新規製剤、その製剤を調製する方法およびその使用
JP3372242B2 (ja) 徐放性微粒子製剤及びその製造方法
JP3494321B2 (ja) テオフィリン徐放性マイクロカプセルのドライシロップ剤およびその製造法
JPH10218763A (ja) 経肺吸入用製剤およびその製造方法
JPH04288013A (ja) 懸濁シロップ剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02