JPH08290526A - アルミニウム−生分解性プラスチック積層体 - Google Patents

アルミニウム−生分解性プラスチック積層体

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JPH08290526A
JPH08290526A JP8058393A JP5839396A JPH08290526A JP H08290526 A JPH08290526 A JP H08290526A JP 8058393 A JP8058393 A JP 8058393A JP 5839396 A JP5839396 A JP 5839396A JP H08290526 A JPH08290526 A JP H08290526A
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JP
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biodegradable plastic
aluminum
acid
aluminum foil
decomposition
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JP8058393A
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English (en)
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Toshio Yamada
俊男 山田
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Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土中に埋設すると容易に分解するアルミニウ
ム−生分解性プラスチック積層体を提供する。 【構成】 このアルミニウム−生分解性プラスチック積
層体は、アルミニウム材と、分解時に酸が発生する生分
解性プラスチックとが積層されてなるものである。アル
ミニウム材としては、アルミニウム箔やアルミニウム蒸
着層等が採用される。生分解性プラスチックは、フィル
ム形態、接着剤形態、インキ形態等が採用される。分解
時に酸が発生する生分解性プラスチックとしては、3−
ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシ吉草酸との共重合体、
脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸との縮合物、乳酸
を重合したポリ乳酸等が採用される。このような生分解
性プラスチックは、分解時に、原料となった脂肪族ジカ
ルボン酸や乳酸等の酸が発生する。この酸によって、ア
ルミニウム材は酸化アルミニウムに変換され、アルミニ
ウム材が分解・消失する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレススルーパックや
包装材等として好適に用いられるアルミニウム−生分解
性プラスチック積層体に関し、特に使用後の廃棄時に土
中に埋設すると、生分解性プラスチックと共にアルミニ
ウム材も分解しやすくなるアルミニウム−生分解性プラ
スチック積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルミニウム箔或いはアルミ
ニウム蒸着フィルム等のアルミニウム材は、プレススル
ーパック,容器本体の蓋,インナーシール材或いは容器
本体素材等の包装材として、広く使用されている。例え
ば、プレススルーパックとしては、錠剤等を個別に収納
するためのポケットを多数具備する合成樹脂シートと、
この合成樹脂シートに積層されポケットの口を密封する
ためのアルミニウム箔とよりなるもの、又はポケットを
多数具備するアルミニウム箔と、このアルミニウム箔に
積層されポケットの口を密封するための合成樹脂製フィ
ルムとよりなるもの等が使用されている。また、容器本
体の蓋やインナーシール材等の包装材としては、アルミ
ニウム箔に合成樹脂製フィルムを、接着剤を使用して或
いは使用せずに貼合したもの、アルミニウム箔に接着剤
を使用して編織物等のシート類を貼合したもの、アルミ
ニウム箔表面に合成樹脂を含有するインキによって印刷
を施したもの、或いは合成樹脂フィルムにアルミニウム
を蒸着したもの等が使用されている。
【0003】このプレススルーパックや包装材は、一般
的に使い捨てのものであり、使用後には廃棄され、焼却
炉で焼却されるか又は土中に埋設されて廃棄されるもの
である。前者の方法による廃棄においては、多量の煙り
やある種のプラスチックでは有毒ガスが発生し、環境衛
生上、好ましくない。一方、後者の方法による廃棄にお
いては、使用されているアルミニウム材も合成樹脂も共
に、分解しにくく、土中にそのままの形態で長期間滞留
するため、地球環境上、好ましくない。
【0004】このようなことから、近年、生分解性プラ
スチックが開発され、各種包装材の素材として使用する
ことが提案されている。即ち、生分解性プラスチックよ
りなる包装材を使用すれば、それを土中に埋設して廃棄
するだけで、短期間に分解するため、地球環境を害する
ことが少なく、好ましいものである。しかしながら、多
くの包装材には、アルミニウム箔等のアルミニウム材が
併用されていることが多く、この場合には、生分解性プ
ラスチックは短期間で分解するが、アルミニウム材は分
解せず、結局、地球環境の保全には役立たない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した欠点を解決することにあり、アルミニウム材を併用
した包装材等であっても、土中に埋設しただけで、その
アルミニウム材も短期間で分解させることにある。即
ち、アルミニウム材と併用されている合成樹脂として、
ある特定の生分解性プラスチックを使用することによっ
て、アルミニウム材も短期間で分解させるようにしたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な技術的
思想は、生分解性プラスチックが分解する際に生じる分
解成分として、アルミニウム材を分解させる成分を使用
したことにある。即ち、分解成分として酸が発生する生
分解性プラスチックを用い、この生分解性プラスチック
と直接接触するようにしてアルミニウム材を使用し、生
分解性プラスチックの分解によって発生する酸によって
アルミニウム材を酸化アルミニウムとし、アルミニウム
材を分解させやすくしたものである。従って、本発明の
基本的構成は、アルミニウム材と、分解時に酸が発生す
る生分解性プラスチックとが積層されてなることを特徴
とするアルミニウム−生分解性プラスチック積層体に関
するものである。
【0007】本発明で使用するアルミニウム材として
は、従来から、包装材等に使用されているアルミニウム
箔であればどのようなものでも使用する。例えば、厚さ
が5〜200μm、好ましくは6〜100μmのアルミ
ニウム箔を使用することができる。また、アルミニウム
箔以外としては、アルミニウム蒸着材等を使用すること
ができる。一方、分解時に酸が発生する生分解性プラス
チックとしては、酸を原料として製造された各種のもの
が使用しうる。例えば、3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒド
ロキシ吉草酸との共重合体(市販品としては、ゼネカ株
式会社製の「バイオポール」)、脂肪族ジオールと脂肪
族カルボン酸とを重縮合して得られる脂肪族ポリエステ
ル(市販品としては、昭和高分子株式会社製の「ビオノ
ーレ」)、乳酸を主体として重合されてなるポリ乳酸系
樹脂(市販品としては、株式会社島津製作所製の「ラク
ティ」や三井東圧化学株式会社製のもの)、乳酸を重合
したポリ乳酸と他の脂肪族ポリエステルとの共重合体
(市販品としては、大日本インキ化学工業株式会社製の
もの)、ポリカプロラクトン(市販品としては、ダイセ
ル化学工業株式会社製の「プラクセル」)等を使用する
ことができる。これらの生分解性プラスチックは、いず
れもカルボン酸やヒドロキシ酸等の酸を原料として重合
して製造されたものであるため、分解時に酸が発生する
のである。なお、上記分解時に酸が発生する生分解性プ
ラスチックに、分解時に酸が発生しない澱粉等の生分解
性プラスチックスを添加混合して使用しても良いこと
は、言うまでもない。
【0008】本発明の具体的態様について説明すれば、
以下の(i)〜(vii)のとおりである。
【0009】(i)アルミニウム箔と、分解時に酸が発
生する生分解性プラスチックフィルムとが積層されてな
るアルミニウム−生分解性プラスチック積層体。
【0010】この具体的態様は、分解時に酸が発生する
生分解性プラスチックフィルムが、アルミニウム箔に直
接積層されてなるものである。使用するアルミニウム箔
は、基本的構成で述べたのと同様のものが使用される。
生分解性プラスチックフィルムとしては、フィルム形成
能を有する、比較的高分子量の生分解性プラスチックが
使用される。例えば、重量平均分子量が10万以上の前
記した脂肪族ポリエステルやポリ乳酸系樹脂が使用され
る。また、生分解性プラスチックフィルムの厚さは、3
〜100μm程度、特に5〜50μm程度が好ましい。
【0011】このようなアルミニウム−生分解性プラス
チック積層体を製造するには、アルミニウム箔の片面
に、生分解性プラスチックを含有する溶液をコーティン
グした後、乾燥して、生分解性プラスチックフィルムを
形成させればよい。生分解性プラスチックを含有する溶
液としては、生分解性プラスチックをクロロホルム等の
溶媒に溶解させたものが、一般的に用いられる。また、
アルミニウム箔の片面に、溶融させた生分解性プラスチ
ックを押し出しラミネートして、生分解性プラスチック
フィルムを積層してもよい。生分解性プラスチックフィ
ルムの厚さは、特に何ら制限されるものではないが、一
般的には5〜50μm程度が好ましい。なお、この具体
的態様においては、アルミニウム箔と分解時に酸が発生
する生分解性プラスチックフィルムが直接当接する状態
で積層されていれば足り、アルミニウム箔の他面に更に
生分解性プラスチックスフィルム(この生分解性プラス
チックは、分解時に酸が発生するものであっても或いは
酸が発生しないものであってもよい。)が積層されてい
たり、又は分解時に酸が発生する生分解性プラスチック
フィルムの他面に更に生分解性プラスチックスフィルム
(この生分解性プラスチックは、分解時に酸が発生する
ものであっても或いは酸が発生しないものであってもよ
い。)が積層されていてもよい。なお、本件明細書中に
おいて、分解時に酸が発生する生分解性プラスチックは
「生分解性プラスチック」と表現し、分解時に酸が発生
してもよいし或いは酸が発生しなくてもよい生分解性プ
ラスチックは「生分解性プラスチックス」と表現する。
【0012】(ii)アルミニウム箔と、生分解性プラス
チックスフィルムとが、分解時に酸が発生する生分解性
プラスチックを含有する接着剤によって積層されている
アルミニウム−生分解性プラスチック積層体。
【0013】この具体的態様は、アルミニウム箔と生分
解性プラスチックスフィルムとが、分解時に酸が発生す
る生分解性プラスチックを含有する接着剤によって接着
積層されてなるものである。従って、アルミニウム箔
に、生分解性プラスチックを含有する接着剤が直接当接
している。この具体的態様において、接着剤成分として
使用する生分解性プラスチックとしては、接着能を有す
る、比較的低分子量のものが用いられる。例えば、重量
平均分子量が3〜10万程度のものが用いられる。
【0014】アルミニウム箔と生分解性プラスチックス
フィルムとを、分解時に酸が発生する生分解性プラスチ
ックを含有する接着剤によって接着積層するには、例え
ば以下の方法を採用することができる。即ち、生分解性
プラスチックをクロロホルム等の溶媒に溶解させて接着
剤溶液を調整する。そして、この接着剤溶液を、アルミ
ニウム箔又は生分解性プラスチックスフィルムの片面に
塗布した後、生分解性プラスチックスフィルム又はアル
ミニウム箔を貼合すればよい。また、接着剤溶液を塗布
した後、そのまま乾燥させて生分解性プラスチックフィ
ルムを形成させ、その後、生分解性プラスチックスフィ
ルム又はアルミニウム箔を積層した後、加熱(所望によ
り加圧)して生分解性プラスチックフィルムを溶融又は
軟化させて、貼合してもよい。接着剤層の厚さとして
は、5μm以下程度、好ましくは3μm以下程度が好ま
しい。この具体的態様においては、アルミニウム箔と分
解時に酸が発生する生分解性プラスチックを含有する接
着剤が直接当接していればよく、アルミニウム箔の他面
に生分解性プラスチックスフィルムが更に積層されてい
てもよい。
【0015】(iii)アルミニウム箔と、織物,編物,
不織布及び紙よりなる群から選ばれたシート類とが、分
解時に酸が発生する生分解性プラスチックを含有する接
着剤によって積層されてなるアルミニウム−生分解性プ
ラスチック積層体。
【0016】この具体的態様は、前記した具体的態様
(ii)において、生分解性プラスチックスフィルムに代
えて、織物,編物,不織布及び紙よりなる群から選ばれ
たシート類を用いたものである。これらのシート類とし
ては、従来使用されているものであればどのようなもの
でも使用しうるが、特に、セルロース系繊維やセルロー
ス系パルプを原料とするものを使用するのが好ましい。
セルロース系のものであれば、ポリエステル系やポリオ
レフィン系のものと比較して、土中で分解しやすいから
である。なお、ここで使用する接着剤及び接着剤の塗布
法等については、前記(ii)の場合と同様の物或いは方
法を採用すればよい。
【0017】(iv)アルミニウム箔表面に、分解時に酸
が発生する生分解性プラスチックを含有するインキによ
る印刷が施されてなることを特徴とするアルミニウム−
生分解性プラスチック積層体。
【0018】この具体的態様は、アルミニウム箔表面に
直接、分解時に酸が発生する生分解性プラスチックを含
有するインキによる印刷が施されてなるものである。即
ち、生分解性プラスチック及び顔料・染料等を含有する
インキを使用し、従来公知の方法でアルミニウム箔表面
に直接印刷を施したものである。ここで使用する生分解
性プラスチックとしては、接着剤として使用したのと同
様の生分解性プラスチックを使用することができ、例え
ば重量平均分子量が3〜10万程度のものが使用でき
る。この具体的態様においては、アルミニウム箔表面に
生分解性プラスチックを含有するインキによる印刷面上
に、更に生分解性プラスチックスフィルムをオーバーコ
ートしてもよい。また、アルミニウム箔の他面に生分解
性プラスチックスフィルムを積層してもよい。
【0019】(v)分解時に酸が発生する生分解性プラ
スチックフィルム表面に、アルミニウム蒸着が施されて
なることを特徴とするアルミニウム−生分解性プラスチ
ック積層体。
【0020】この具体的態様は、生分解性プラスチック
フィルム表面に、アルミニウムを蒸着させたものであ
る。アルミニウム蒸着は、従来公知の方法で行うことが
でき、例えば真空蒸着法によって蒸着することができ
る。蒸着されたアルミニウム層の厚さは、0.01〜
0.2μm以下程度が一般的であり、好ましくは0.0
3〜0.1μm以下程度であるのが好ましい。また、生
分解性プラスチックフィルムは、生分解性プラスチック
を溶融・押出して作成すればよく、更に「ビオノー
レ」,「バイオポール」等の商標で市販されているもの
を用いてもよい。この具体的態様において、アルミニウ
ム蒸着面に、更に生分解性プラスチックスフィルムを積
層してもよい。
【0021】(vi)錠剤等を個別に収納するためのポケ
ットを多数具備するシート状のアルミニウム箔二枚が、
該ポケット同士を対向するようにして、生分解性プラス
チックを含有する熱封緘性接着剤によって貼合されてい
ることを特徴とする包装容器。
【0022】この具体的態様は、本発明に係るアルミニ
ウム−生分解性プラスチック積層体を錠剤等の包装容器
として応用したものである。即ち、アルミニウム箔の片
面に、分解時に酸が発生する生分解性プラスチックを含
有する熱封緘性接着剤を設けたものである。シート状の
アルミニウム箔には、錠剤等を個別に収納するための多
数のポケットが設けられている。このようなシート状ア
ルミニウム箔を作成するには、平板状のアルミニウム箔
を金型を用いて成形すればよい。このシート状のアルミ
ニウム箔を二枚準備し、一枚のシート状アルミニウム箔
のポケットに錠剤等を収納し、更に他の一枚のシート状
アルミニウム箔を、ポケット同士が対向するように積層
する。この積層の際、シート状アルミニウム箔の片面
(シート状アルミニウム箔同士が当接する面)に設けら
れた熱封緘性接着剤の粘着力(加熱することで粘着力が
発現する)によって、アルミニウム箔同士が貼合される
のである。ポケット部には錠剤等が存在しているため、
ポケットが形成されていない面で貼合されるのである。
生分解性プラスチックを含有する熱封緘性接着剤は、一
枚のシート状アルミニウム箔の片面に設けられていても
よいし、二枚のシート状アルミニウム箔の各片面に設け
られていてもよい。
【0023】使用するアルミニウム箔の厚さは、10〜
40μmであるのが好ましく、特に15〜25μmであ
るのがより好ましい。アルミニウム箔の厚さが40μm
を超えると、包装容器して使用するには過剰品質とな
る。また、アルミニウム箔の厚さが10μm未満である
と、防湿性が低下し、収納されている錠剤等が劣化する
恐れがある。
【0024】熱封緘性接着剤として使用される生分解性
プラスチックは、一般的には、前記具体的態様(ii)で
接着剤として使用した生分解性プラスチックを用いれば
よい。即ち、重量平均分子量が3〜10万程度の生分解
性プラスチックを用いればよい。また、熱封緘性接着剤
層の厚さは、5μm以下程度、好ましくは3μm以下程
度がよい。このような包装容器は、貼合されているシー
ト状アルミニウム箔を剥離して、錠剤等を取り出すもの
である。従って、この包装容器が廃棄される際には、一
枚づつのシート状アルミニウム箔となっている。このシ
ート状アルミニウム箔の片面に、生分解性プラスチック
を含有する熱封緘性接着剤が直接当接しているため、土
中に埋設した際、生分解性プラスチックが土中にバクテ
リアによって分解する共に酸が発生し、これによってシ
ート状アルミニウム箔の分解も促進するのである。
【0025】(vii)錠剤等を個別に収納するためのポ
ケットを多数具備するシート状の生分解性プラスチック
ス製容器本体と、該容器本体に積層された該ポケットの
口を密封するためのアルミニウム箔製蓋体とよりなり、
該蓋体には、生分解性プラスチックを含有する熱封緘性
接着剤層が設けられており、該熱封緘性接着剤によって
該蓋体と該容器本体とが貼合されているプレススルーパ
ック。
【0026】この具体的態様も、本発明に係るアルミニ
ウム−生分解性プラスチック積層体をプレススルーパッ
クとして応用したものであり、前記した具体的態様(i
i)の応用例である。シート状の生分解性プラスチック
ス容器本体には、錠剤等を個別に収納するための多数の
ポケットが設けられている。このような容器本体を作成
するには、平板状の生分解性プラスチックスフィルム
を、所定の温度で予熱して軟化させた後、金型を用いて
真空成形等の手段で成形すればよい。一方、容器本体の
ポケットの口を密封するためのアルミニウム箔製蓋体に
は、生分解性プラスチックを含有する熱封緘性接着剤層
が設けられたものが使用される。具体的には、アルミニ
ウム箔の片面に熱封緘性接着剤層が設けられたものが用
いられる。
【0027】蓋体を構成するアルミニウム箔としては、
前記具体的態様(vi)で使用したアルミニウム箔と同様
の厚さのものを使用することができる。また、蓋体の熱
封緘性接着剤層として使用される生分解性プラスチック
は、前記具体的態様(ii)で接着剤として使用した生分
解性プラスチックを用いればよい。容器本体を構成する
生分解性プラスチックスフィルムとしては、その厚さが
200〜700μm程度であるのが好ましい。フィルム
の厚さが200μm未満になると、容器本体の剛性が低
下し、僅かな外圧によってポケットが押し潰される恐れ
がある。また、フィルムの厚さが700μmを超えるも
のとするのは、不経済である。
【0028】本発明に係るアルミニウム−生分解性プラ
スチック積層体としては、上記した具体的態様(i)〜
(vii)に係るものが代表的であるが、その他の態様で
あっても、アルミニウム材に直接、分解時に酸が発生す
る生分解性プラスチックが当接されている態様のもので
あれば、どのような態様であっても差し支えない。ま
た、アルミニウム材に直接当接される生分解性プラスチ
ックは、分解時に酸を発生するもの100重量%を用い
てもよいし、分解時に酸を発生するものと分解時に酸を
発生しない生分解性プラスチックス(例えば澱粉系等)
とを所定の割合で混合したものであってもよい。本発明
に係るアルミニウム−生分解性プラスチック積層体は、
主として包装材として使用されるが、その他装飾材や台
所用品としても使用される。包装材としては、たばこ包
装材、チョコレート,チューインガム,キャラメル,よ
うかん等の菓子包装材、バターやチーズ等の包装材、レ
トルト食品,冷凍食品,紅茶,日本茶,コーヒー等の包
装材(インナーシール材を含む)、錠剤等を包装するプ
レススルーパック、石鹸,シャンプー,化粧品等の包装
材、液体飲料用容器の蓋材等として使用される包装材、
複写機用トナーカートリッジや写真用ロールフィルム等
の包装材、ベアリングや工具等の包装材として用いられ
る。装飾材としては、造花用素材,壁紙,ポスター素材
等として用いられる。台所用品としては、使い捨ての弁
当箱,使い捨てのコップ,使い捨ての皿等として用いら
れる。
【0029】
【実施例】
実施例1 厚さ7μmのアルミニウム箔(JIS H 4160に
規定された「A1N30H−O」に係るアルミニウム
箔。以下、アルミニウム箔の記号は同規格に規定された
ものである。)を準備した。一方、株式会社島津製作所
製の商品名「ラクティ」をクロロホルムに溶解させて、
濃度12.5重量%の溶液を準備した。この溶液を、ア
ルミニウム箔の片面にバーコーターで塗布した後、15
0℃で20秒間乾燥し、厚さ5μmの生分解性プラスチ
ックフィルムを形成した。以上のようにして、アルミニ
ウム箔の片面に生分解性プラスチックフィルムが積層さ
れたアルミニウム−生分解性プラスチック積層体を得
た。
【0030】実施例2 厚さ15μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)を
準備した。一方、重量平均分子量約5万のポリ乳酸系樹
脂をクロロホルムに溶解させて、濃度30重量%の接着
剤溶液を準備した。そして、アルミニウム箔の片面に、
この接着剤溶液をバーターコーで塗布し、180℃で2
0秒間乾燥し、厚さ2μmの接着剤層を形成した。その
後、株式会社島津製作所製の商品名「ラクティ」を溶融
させ200℃でフィルム状に押し出して、エクストルー
ジョンラミネート法で、接着剤層上に厚さ30μmの生
分解性プラスチックフィルムを積層した。以上のように
して、生分解性プラスチックよりなる接着剤層を介し
て、アルミニウム箔と生分解性プラスチックフィルムと
を貼合したアルミニウム−生分解性プラスチック積層体
を得た。
【0031】実施例3 厚さ15μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)の
片面に、株式会社島津製作所製の商品名「ラクティ」を
溶融させ200℃でフィルム状に押し出して、エクスト
ルージョンラミネート法で、厚さ15μmの生分解性プ
ラスチックフィルムを積層した。一方、重量平均分子量
約5万のポリ乳酸系樹脂をクロロホルムに溶解させた濃
度30重量%の溶液に、カーボンブラック3PHRを3
本ロールを用いて分散させて印刷インキを作成した。こ
の印刷インキを使用して、シルク印刷法で2mm巾の印
刷部が10mm間隔で配置されてなるゴバン目を、アル
ミニウム箔の他面に印刷した。この印刷部は1μmの厚
さを持つものであった。その印刷面上に、実施例1で使
用した溶液を用いて、実施例1と同様の方法で厚さ2μ
mの生分解性プラスチックフィルムを形成させた。以上
のようにして、厚さ15μmの生分解性プラスチックフ
ィルム,厚さ15μmのアルミニウム箔,厚さ1μmの
印刷物を持つ印刷層,厚さ2μmの生分解性プラスチッ
クフィルムの順で積層されたアルミニウム−生分解性プ
ラスチック積層体を得た。
【0032】実施例4 厚さ15μmのアルミニウム箔(A8079H−O)の
片面に、実施例2で使用した接着剤溶液を用い、実施例
2と同一の方法で塗布し、厚さ2μmの接着剤層を形成
した。その後も、実施例2と同様の方法で、接着剤層上
に厚さ50μmの生分解性プラスチックフィルムを積層
した。次いで、アルミニウム箔の他面に、実施例1で使
用した溶液を用いて、実施例1と同様の方法で厚さ2μ
mの生分解性プラスチックフィルムを形成させた。以上
のようにして、厚さ50μmの生分解性プラスチックフ
ィルム,厚さ2μmの生分解性プラスチックよりなる接
着剤層,厚さ15μmのアルミニウム箔,厚さ2μmの
生分解性プラスチックフィルムの順で積層されたアルミ
ニウム−生分解性プラスチック積層体を得た。
【0033】実施例5 厚さ15μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)を
準備した。一方、昭和高分子株式会社製の商品名「ビオ
ノーレ1020」をクロロホルムに溶解させて、濃度1
0重量%の溶液を準備した。この溶液を、アルミニウム
箔の片面にバーコーターで塗布した後、180℃で20
秒間乾燥し、厚さ7μmの生分解性プラスチックフィル
ムを形成した。以上のようにして、アルミニウム箔の片
面に生分解性プラスチックフィルムが積層されたアルミ
ニウム−生分解性プラスチック積層体を得た。
【0034】実施例6 厚さ15μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)を
準備した。一方、重量平均分子量約5万の脂肪族ポリエ
ステルをクロロホルムに溶解させて、濃度30重量%の
接着剤溶液を準備した。なお、ここで使用した脂肪族ポ
リエステルは、コハク酸と1,4−ブタンジオールとエ
チレングリコールとの三成分を共縮重合して得られたも
のである。そして、アルミニウム箔の片面に、この接着
剤溶液をバーターコーで塗布し、150℃で20秒間乾
燥し、厚さ2μmの接着剤層を形成した。その後、昭和
高分子株式会社製の商品名「ビオノーレ3020」なる
生分解性プラスチックフィルム(厚さ30μm)を、接
着剤層上に200℃で圧着積層した。以上のようにし
て、生分解性プラスチックよりなる接着剤層を介して、
アルミニウム箔と生分解性プラスチックフィルムとを貼
合したアルミニウム−生分解性プラスチック積層体を得
た。
【0035】実施例7 昭和高分子株式会社製の商品名「ビオノーレ3020」
なる生分解性プラスチックフィルム(厚さ30μm)を
使用するのに代えて、ゼネカ株式会社製の「バイオポー
ル」なる生分解性プラスチックフィルム(厚さ50μ
m)を使用する他は、実施例6と同一の方法で、生分解
性プラスチックよりなる接着剤層を介して、アルミニウ
ム箔と生分解性プラスチックフィルムとを貼合したアル
ミニウム−生分解性プラスチック積層体を得た。
【0036】実施例8 厚さ15μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)を
準備した。一方、重量平均分子量約5万のポリ乳酸系樹
脂をクロロホルムに溶解させて、濃度30重量%の接着
剤溶液を準備した。そして、アルミニウム箔の片面に、
この接着剤溶液をバーターコーで塗布し、180℃で2
0秒間乾燥し、厚さ2μmの接着剤層を形成した。その
後、ノバモント社製の「マタービーAT05H」なる生
分解性プラスチックスフィルム(厚さ50μm)を、接
着剤層上に200℃で圧着積層した。なお、ここで使用
した「マタービーAT05H」は、澱粉−ポリビニルア
ルコール系の生分解性プラスチックスであり、分解して
酸を発生しないものである。以上のようにして、生分解
性プラスチックよりなる接着剤層を介して、アルミニウ
ム箔と生分解性プラスチックスフィルムとを貼合したア
ルミニウム−生分解性プラスチック積層体を得た。
【0037】実施例9 株式会社島津製作所製の商品名「ラクティ」を溶融させ
200℃でフィルム状に押し出して、厚さ30μmの生
分解性プラスチックフィルムを作成した。この生分解性
プラスチックフィルムの片面に、蒸着層の厚さが0.0
7μmとなるように、真空蒸着法でアルミニウムを蒸着
した。以上のようにして、厚さ0.07μmのアルミニ
ウム蒸着層と生分解性プラスチックフィルムとよりなる
アルミニウム−生分解性プラスチック積層体を得た。
【0038】実施例10 厚さ6μmのアルミニウム箔(A1N30H−O)を準
備した。一方、重量平均分子量約5万のポリ乳酸系樹脂
をクロロホルムに溶解させて、濃度30重量%の接着剤
溶液を準備した。そして、アルミニウム箔の片面に、こ
の接着剤溶液をバーターコーで塗布し、180℃で20
秒間乾燥し、厚さ2μmの接着剤層を形成した。その
後、接着剤層上に純白ロール紙(坪量40g/m2)を
積層し、温度200℃で圧着した。以上のようにして、
生分解性プラスチックよりなる接着剤層を介して、アル
ミニウム箔と紙とを貼合したアルミニウム−生分解性プ
ラスチック積層体を得た。
【0039】実施例11 厚さ20μmのアルミニウム箔(A1N30H−H)の
片面に、株式会社島津製作所製の商品名「ラクティ」を
溶融させ200℃でフィルム状に押し出して、エクスト
ルージョンラミネート法で、厚さ15μmの生分解性プ
ラスチックフィルムを積層した。このようにして、アル
ミニウム箔の片面に生分解性プラスチックフィルムが積
層されたアルミニウム−生分解性プラスチック積層体を
得た。
【0040】実施例12 厚さ20μmのアルミニウム箔(A1N30H−H)の
片面に、ダイセル化学工業株式会社製の商品名「プラク
セル」(ポリカプロラクトン系生分解性プラスチック)
を溶融させ200℃でフィルム状に押し出して、エクス
トルージョンラミネート法で、厚さ15μmの生分解性
プラスチックフィルムを積層した。このようにして、ア
ルミニウム箔の片面に生分解性プラスチックフィルムが
積層されたアルミニウム−生分解性プラスチック積層体
を得た。
【0041】実施例13 ダイセル化学工業株式会社製の商品名「プラクセル」5
0重量%と、ノバモント社製の「マタービーAT05
H」50重量%とを混合してなる生分解性プラスチック
を準備した。この生分解性プラスチックを溶融させ20
0℃でフィルム状に押し出して、厚さ20μmのアルミ
ニウム箔(A1N30H−H)の片面に、エクストルー
ジョンラミネート法で、厚さ20μmの生分解性プラス
チックフィルムを積層した。このようにして、アルミニ
ウム箔の片面に生分解性プラスチックフィルムが積層さ
れたアルミニウム−生分解性プラスチック積層体を得
た。
【0042】比較例1 実施例1で使用したアルミニウム箔単体よりなるものを
準備した。
【0043】比較例2 実施例2で使用したアルミニウム箔単体よりなるものを
準備した。
【0044】比較例3 実施例4で使用したアルミニウム箔単体よりなるものを
準備した。
【0045】比較例4 たばこ包装用として使用されているアルミニウム紙を準
備した。このアルミニウム紙は、厚さ6μmのアルミニ
ウム箔(A1N30H−O)の片面に、純白ロール紙
(坪量40g/m2)を、厚さ1μmの酢酸ビニル系接
着剤で貼合したものである。
【0046】比較例5 プレススルーパックの蓋材として使用されているアルミ
ニウム箔材を準備した。このアルミニウム箔材は、厚さ
20μmのアルミニウム箔(A1N30H−H)の片面
に印刷が施され、この印刷面上に塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系熱封緘性接着剤層(厚さ4μm)が設けられ、更に
アルミニウム箔の他面にも印刷が施され、この印刷面上
に厚さ1.5μmのニトロセルロース系樹脂がコーティ
ングによって設けられているものである。
【0047】比較例6 包装容器の蓋材として使用されているアルミニウム箔材
を準備した。このアルミニウム箔材は、厚さ20μmの
アルミニウム箔(A1N30H−O)の片面に、厚さ3
0μmのポリエチレンフィルムが直接貼合され、更にこ
のポリエチレンフィルム上にエチレン−酢酸ビニル系熱
封緘性接着剤層(厚さ20μm)が設けられ、アルミニ
ウム箔の他面には、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤
層を介して、印刷された厚さ12μmのポリエステルフ
ィルムが、印刷面がポリウレタン系接着剤層に当接する
ようにして接着積層されたものである。
【0048】以上の実施例1〜13及び比較例1〜6で
得られたアルミニウム−生分解性プラスチック積層体等
から、60mm×60mmの大きさの試料を採取し、こ
の試料を、真ん中に直径50mmの穴をあけた大きさ6
5mm×65mm、厚さ0.2mmの2枚のポリプロピ
レン製フィルムの枠に挟み、滋賀県草津市の出願人工場
敷地内の花壇中に埋設した。花壇は、深さ300mmま
で耕し、馬糞,鶏糞,油粕,腐葉土等の有機肥料を適当
量(試料を埋設した隣に四季折々の花を植え、正常に開
花・保持することをもって適当量とした。)混合した。
埋設方法は、深さ100mmの穴を掘り、試料が地面に
対して垂直になるように埋設した。埋設試験中、常に花
が生育している状態を保持し、花の植え変え時には花壇
を耕すとともに有機肥料を追加した。また、散水は花の
生育に十分なだけ行い、除草は雑草が30mmの丈にな
らないうちに行った。試料埋設箇所も同様に行った。そ
して、埋設後6ケ月,12ケ月及び24ケ月経過後に、
埋設した試料を取り出して、その状態を目視によって観
察した。その結果を表1に示した。なお、試料を埋設し
た土壌のPHは6.2であった。また、土壌のPHの測
定方法は、書籍「土壌肥料学実験ノート」(青峰ら著、
養賢堂発行)の第15頁に記載の方法に基づいて行っ
た。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】表1〜表5の実施例1〜13及び比較例1
〜6の結果を参照すれば明らかな通り、実施例1〜13
に係るアルミニウム−生分解性プラスチック積層体は、
時間の経過とともに短期間で、アルミニウム材の部分も
分解して消失してゆくことが分かる。これに対して、比
較例1〜6に係るアルミニウム箔やアルミニウム箔積層
体については、実施例のような短期間でアルミニウム箔
は分解消失しないことが分かる。
【0055】
【作用】本発明に係るアルミニウム−生分解性プラスチ
ック積層体は、アルミニウム材と分解時に酸が発生する
生分解性プラスチックとが接合又は接着して積層された
ものである。このような積層体を土中に埋設すると、ま
ず生分解性プラスチックが分解する。この分解時には、
生分解性プラスチックから酸が発生する。そして、この
酸がアルミニウムに作用して、アルミニウムが酸化アル
ミニウムに変換され、アルミニウム材は徐々に消失して
ゆくのである。
【0056】
【発明の効果】従って、本発明に係るアルミニウム−生
分解性プラスチック積層体を包装材等として使用すれ
ば、その包装材は土中に埋設して廃棄すれば、短期間で
消失してしまい、土中にその積層体が当初の状態のまま
長期間存在することがなく、土壌を汚す恐れが少なく、
地球環境の保全に寄与するものである。依って、本発明
に係るアルミニウム−生分解性プラスチック積層体を使
用すれば、土中埋設による廃棄が可能な包装材等の各種
製品を提供することができるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 65/46 B65D 65/46 83/04 ZAB 83/04 ZABD C08L 67/04 LNZ C08L 67/04 LNZ C09J 167/04 JFT C09J 167/04 JFT

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム材と、分解時に酸が発生す
    る生分解性プラスチックとが積層されてなることを特徴
    とするアルミニウム−生分解性プラスチック積層体。
  2. 【請求項2】 アルミニウム箔と、分解時に酸が発生す
    る生分解性プラスチックフィルムとが積層されてなるこ
    とを特徴とするアルミニウム−生分解性プラスチック積
    層体。
  3. 【請求項3】 アルミニウム箔と、生分解性プラスチッ
    クスフィルムとが、分解時に酸が発生する生分解性プラ
    スチックを含有する接着剤によって積層されていること
    を特徴とするアルミニウム−生分解性プラスチック積層
    体。
  4. 【請求項4】 アルミニウム箔と、織物,編物,不織布
    及び紙よりなる群から選ばれたシート類とが、分解時に
    酸が発生する生分解性プラスチックを含有する接着剤に
    よって積層されてなることを特徴とするアルミニウム−
    生分解性プラスチック積層体。
  5. 【請求項5】 アルミニウム箔表面に、分解時に酸が発
    生する生分解性プラスチックを含有するインキによる印
    刷が施されてなることを特徴とするアルミニウム−生分
    解性プラスチック積層体。
  6. 【請求項6】 分解時に酸が発生する生分解性プラスチ
    ックフィルム表面に、アルミニウム蒸着が施されてなる
    ことを特徴とするアルミニウム−生分解性プラスチック
    積層体。
  7. 【請求項7】 錠剤等を個別に収納するためのポケット
    を多数具備するシート状のアルミニウム箔二枚が、該ポ
    ケット同士を対向するようにして、生分解性プラスチッ
    クを含有する熱封緘性接着剤によって貼合されているこ
    とを特徴とする包装容器として使用されるアルミニウム
    −生分解性プラスチック積層体。
  8. 【請求項8】 錠剤等を個別に収納するためのポケット
    を多数具備するシート状の生分解性プラスチックス製容
    器本体と、該容器本体に積層された該ポケットの口を密
    封するためのアルミニウム箔製蓋体とよりなり、該蓋体
    には、生分解性プラスチックを含有する熱封緘性接着剤
    層が設けられており、該熱封緘性接着剤によって該蓋体
    と該容器本体とが貼合されていることを特徴とするプレ
    ススルーパックとして使用されるアルミニウム−生分解
    性プラスチック積層体。
  9. 【請求項9】 分解時に酸が発生する生分解性プラスチ
    ックとして、脂肪族ポリエステルを用いる請求項1及至
    8のいずれか一項に記載のアルミニウム−生分解性プラ
    スチック積層体。
  10. 【請求項10】 分解時に酸が発生する生分解性プラスチ
    ックとして、乳酸を主原料とするポリ乳酸系樹脂を用い
    る請求項1及至8のいずれか一項に記載のアルミニウム
    −生分解性プラスチック積層体。
  11. 【請求項11】 分解時に酸が発生する生分解性プラスチ
    ックに、分解時に酸が発生しない生分解性プラスチック
    スが添加混合されてなる請求項1乃至10のいずれか一項
    に記載のアルミニウム−生分解性プラスチック積層体。
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